JPH01141833A - カルコゲナイドガラスの製造方法 - Google Patents

カルコゲナイドガラスの製造方法

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Publication number
JPH01141833A
JPH01141833A JP29776187A JP29776187A JPH01141833A JP H01141833 A JPH01141833 A JP H01141833A JP 29776187 A JP29776187 A JP 29776187A JP 29776187 A JP29776187 A JP 29776187A JP H01141833 A JPH01141833 A JP H01141833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chalcogenide glass
glass
ampoule
oxygen
getter agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP29776187A
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English (en)
Inventor
Junji Nishii
準治 西井
Ryuji Iizuka
飯塚 竜二
Takashi Yamagishi
山岸 隆司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HISANKABUTSU GLASS KENKYU KAIHATSU KK
Original Assignee
HISANKABUTSU GLASS KENKYU KAIHATSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は波長1〜16μ卯の赤外線を透過するカル1ゲ
ナイドガラスの製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、波長1〜16μmの赤外線を透過するカルコゲナ
イドガラスを製造するに際しては、ガラス原料に酸化物
になりすい金属(例えばAj2SZr、M9など)を1
100pp以下混合し、清浄な石英ガラス製のアンプル
内にこれを充填して真空封入した後、加熱溶融する方法
が採用されていた。
この方法は原料中の酸素不純物を前記した金属によって
除去せんとするものであるが、この方法では酸素と反応
した金属(例えば、△Il?03、MQO,Zr0zな
ど)または未反応金属単体が、カルコゲナイドガラス中
に残るために結晶化を沼き易く、ガラスを紡糸する際に
失透の原因となる。
また、これらの金属を添加して作ったカルコゲナイドガ
ラスを蒸留精製することにより、金属酸化物を取り除く
方法も知られているが、この方法は手間がかかって製品
がコスト高になるばかりでなく、金属の種類によっては
充分除去できなかったり、ガラス組成を変動させてしま
うという問題点があった。
し発明が解決しようとする問題点] すなわち、従来の製法では 1、ガラス中に不純物が残りやすい、 2、蒸留で不純物を取り除くこのち不可能ではないが、
蒸留は製品のコスト高を招くうえ、蒸留ではすべての不
純物を除去でさず、またガラス組成を変動させることも
ある、 等の問題があった。
従って、本発明の目的は酸素ゲッター剤として使用され
る金属の酸化物が、カルコゲナイドガラス中に残留しな
いようにしたカルコゲナイドガラスの製造法を提供する
ことにある。
[間′角点を解決するための手段] 上記に述べた問題点は、只空又は不活性ガス雰囲気に保
たれたアンプルないしは容器中でカルコゲナイドガラス
を製造するに当り、酸素ゲッター剤をカルコゲナイドガ
ラスに接触しないようにアンプル又は容器内に併存させ
ることによって、解決することができる。
この酸素ゲッター剤はカルコゲナイドガラスを構成する
各元素よりも酸化物になりやすい物質であることは勿論
必要であるが、ざらに然気圧がガラス構成元素より低い
ことが望ましい。蒸気圧が高いと、加熱時に蒸発してカ
ルコゲナイドガラス中に混入する可能性があるからであ
る。
本発明の酸素ゲッター剤としては、例えばAJ2、Zr
、Mgなどがある。これらのゲッター剤はそれぞれ単独
で使用してもよく、また混合して使用しても差支えない
。そして、アンプル又は容器内に収容する酸素ゲッター
剤の洛は、アンプル又は容器内で加熱溶融しようとする
カルコゲナイドガラスの重1の0.00001wtX以
上であることが皐ましい。この恒以下になると、カルコ
ゲナイドガラス中の酸素を充分に除去することができな
い。
酸素ゲッター剤をカルコ1ゲナイドガラスを接触しない
ようにアンプル又は容器中に併存さぽる場合、セラミッ
クルツボ、例えばグラッシーカーボン製のルツボ中に収
納させることは、石英ガラス製のアンプル又は容器を、
酸素ゲッター剤による侵蝕から防止できる点で好ましい
[作  用] 例えば、Ge−Te−AS−8e系のカルコゲナイドガ
ラス融液中には、下記のような酸素不純物間の平衡が存
在し、SeO2、AS203は蒸気圧が高いので、融液
から飛び出して気化する。
気化したSeO2、Δ5203は高温にさらされている
ゲッター剤と反応して、Se、ASに還元される。
Ge0z :Te02ThAS203 ’!See?熱
的安定性       )蒸気圧 この反応の結果、カルコゲナイドガラス中のGe0zの
′a度は徐々に低下して純度の高いカルコゲナイドガラ
スを得ることができる。
[実施例] 実施例 1 第1図は実施例1で使用したアンプルの断面図である。
Ge2oAS3oSe3oTe2oからなる組成の6N
以上のものを原料単体2とし、これの30gをグラッシ
ーカーボンルツボ3に入れ、又その、ヒ部にグラッシー
カーボン製ルツボ3′を設け、この中にアルミニウム金
属ショット41gを入れて石英ガラス製のアンプル1内
に5 X 10’Torrで真空封入した。
この石英ガラス製アンプル1を450℃で3時間、60
0℃で3時間、750℃で40時間、450℃で1時間
加熱し、その後炉外に取り出し空冷した。こうして得ら
れたカルコゲナイドガラスを直径400μmφ、長さ3
TrLのファイバーに紡糸して透過損失を測定した。そ
の結果を第5図に示す。図からもわかるようにGe−0
の吸収である8μm帯の吸収は極めて少ない。
実施例2 第2図に示すような断面を有する石英ガうス製アンプル
を使用して本発明を実施した。
実施例1と同じ組成の原料生体2であるカルコゲナイド
ガラス30gを石英ガラス製アンプル1の中に入れ、こ
のアンプル1と連通している石英ガラス製アンプル1′
にグラッシーカーボン製のルツボ3°を設け、この中に
ジルコニウム金属粉末4を1gを入れて5 X 1O−
7Torrで真空封入した。
石英ガラス製アンプル1を実施例1と全く同じ条件で加
熱してカルコゲナイドガラスを得た。カルコゲナイドガ
ラスを溶融している間、ジルコニウム金属粉末を収納し
た石英ガラス製アンプル1′は常時1000℃に保持さ
れた。こうして得られたカルコゲナイドガラスを直径4
00μmφ、長さ3mのファイバーに紡糸して透過損失
を測定したところ、実施例1と全く同様な結果を得た。
比較例1 第3図に示すような断面を有する石英ガラス製アンプル
1に、直接カルコゲナイドガラス2を真空封入する従来
の方法に従い、実施例1と同一組成の原料を同一の加熱
条件で溶融することによりカルコゲナイドガラスを得た
。これを直径400μm1長さ3mのファイバーに紡糸
し、透過損失を測定した結果を第6図に示す。この図か
ら従来の方法で製造すると、Ge−0の吸収である8μ
m帯吸収が大きく出ていることがわかる。
比較例2 本例では第4図に示すようような断面を有する石英ガラ
ス製アンプル1にグラッシーカーボン製のルツボ3を設
置し、その中にカルコゲナイドガラス2を入れて真空封
入し、溶融する従来の方法を採用した。
実施例1と同一組成の原料を同一・の加熱条件で溶融す
ることにによりカルコゲナイドガラスを得て、これを直
径400μm1長さ3mのファイバーに紡糸し、透過損
失を測定したところ、比較例1と全く同様な結果を得た
[発明の効果] 本発明ではカルコゲナイドガラス中の酸素を吸収除去す
るゲッター剤を、カルコゲイトガラスと接触しないよう
にアンプル内に併存せしめているため、ゲッター剤の酸
化物がカルコゲナイドガラス中に残ることがなく、それ
故蒸留の必要もないので、組成にズレが生ずることもな
い。従って、本発明の方法によれば、低コストで透過率
損失の少ないカルコゲナイドガラスを得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1で使用したアンプルの断面図
、第2図は本発明の実施例2z″使用したアンプルの断
面図、第3図は比較例1で使用したアンプルの断面図、
第4図は比較例2で使用したアンプルの断面図、第5図
は実施例1で得られたカルコゲナイドガラスファイバー
の波長と透過損失の関係を示すグラフ、第6図は比較例
1ieられたカルコゲナイドガラスファイバーの波長と
透過損失の関係を示すグラフである。 1.1°・・・石英ガラス製アンプル、2・・・カルコ
ゲナイドガラス、3.3′・・・グラフシーカーボン製
ルツボ、4・・・ゲッター剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 真空又は不活性ガス雰囲気に保たれたアンプル中で
    カルコゲナイドガラスを製造する方法において、カルコ
    ゲナイドガラス中の酸素を吸収除去するゲッター剤を、
    カルコゲナイドガラスと接触しないように前記のアンプ
    ル内に併存させたことを特徴とするカルコゲナイドガラ
    スの製造方法。 2 酸素ゲッター剤がカルコゲナイドガラスを構成する
    各元素よりも酸化物になりやすく、かつ蒸気圧の低い元
    素であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    カルコゲナイドガラスの製造方法。 3 酸素ゲッター剤がAl、Zr、Mgの少なくとも一
    種であるこを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のカ
    ルコゲナイドガラスの製造方法。 4 アンプル内に収められる酸素ゲッター剤の重量がカ
    ルコゲナイドガラスの重量の0.00001wt%以上
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカ
    ルコゲナイドガラスの製造方法。 5 該酸素ゲッター剤をセラミックルツボに収めてアン
    プル内に収納することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のカルコゲナイドガラスの製造方法。 6 セラミックルツボがグラッシーカーボン製であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項記載のカルコゲナ
    イドガラスの製造方法。
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