JPH01141155A - 車両のトラクション制御方法 - Google Patents

車両のトラクション制御方法

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JPH01141155A
JPH01141155A JP29772287A JP29772287A JPH01141155A JP H01141155 A JPH01141155 A JP H01141155A JP 29772287 A JP29772287 A JP 29772287A JP 29772287 A JP29772287 A JP 29772287A JP H01141155 A JPH01141155 A JP H01141155A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両のトラクション制御方法に関し、車両発進
時または加速時に生じる駆動輪の空転を検出し、この検
出にもとづいて駆動輪の制動制御を行ない、駆動輪の空
転を抑制するようにした車両用トラフシラン制御方法に
関する。
(従来技術) 従来より、特に車両が凍結路、雪道あるいは泥滓路のよ
うな摩擦係数の低い路面上を走行する場合、車両発進時
または加速時に生じる駆動輪の空転を防止して車両の走
行安定性および加速性を向上させるようにしたトラクシ
ョン制御装置が知られている。このようなトラクション
制御装置では、例えば特開昭61−85248号公報に
開示されているように、左右の駆動輪のそれぞれ空転状
態を検出し、その空転の程度が所定値以上の場合に、そ
の駆動輪のブレーキ装置に対するブレーキ液圧を加圧し
て制動制御を行なうと同時に、エンジン出力の制御を行
なうのが普通である。
ところで、駆動輪に対するブレーキ液圧の制御に関して
みれば、一般に車体速度に関連した複数のしきい値の設
定によって、駆動輪の車輪速度を複数の速度域に区分し
、駆動輪の車輪速度が現在どの速度域に属するかの検出
、およびこの車輪速度が加速状態にあるか減速状態にあ
るかの検出にもとづいて、その駆動輪に対するブレーキ
液圧の制御を行なうのが普通である。
しかしながら、トラクション制御では、ブレーキ液圧の
制御と並行してエンジン出力の制御も行なわれるから、
単に駆動輪の車輪速度と上記速度域との比較にもとづい
てブレーキ液圧を制御する場合・、ブレーキ液圧が過加
圧状態および過減圧状態になり勝ちであり、これにより
ハンチング現象が発生して車体に大きな振動が起り、乗
員に不快感を与える問題があった。
(発明の目的) そこで本発明は、トラフシラン制御時においてブレーキ
液圧の過加圧および過減圧が生じないようにブレーキ液
圧を制御して、車体振動の発生を防止した車両用トラク
ション制御方法を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明では、車体速度よりも高速の複数のしきい値を設
定し、上記駆動輪の加速時または減速時における車輪速
度と上記複数のしきい値との比較によって上記ブレーキ
液圧の加圧開始時点または減圧開始時点を設定して上記
ブレーキ液圧の制御を行なうとともに、上記駆動輪の車
輪速度が上記複数のしきい値のうちの特定のしきい値を
所定時間内に2度に亘って超えた場合には、上記加圧開
始時点および上記減圧開始時点を遅らせるように上記ブ
レーキ液圧を制御することを特徴とする。
(発明の効果) 本発明においては、トラフシラン制御時に駆動輪の車輪
速度が複数のしきい値のうちの特定のしきい値(例えば
最高速のしきい値)を所定時間内に2度に亘って超えた
場合に、加圧開始時点および減圧開始時点を遅らすよう
にブレーキ液圧を制御しているので、ブレーキ液圧の変
化が滑らかになり、ハンチング現象の発生を抑圧するこ
とができる。
(実 施 例) 以下、本発明の一実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は本発明の実施に適用されるトラクション制御装
置の系統図を示す。図において、符号10はブレーキ操
作部材としてのブレーキペダルを示し、このブレーキペ
ダル10により、2つの加圧室(図示は省略)を有する
マスクシリンダ11を動作させるようになっている。マ
スクシリンダ11の上部にはりザーバ12が取付けられ
、このリザーバ、12からポンプ13がブレーキ液を汲
み上げて、アキエムレータ14に高圧で貯えるように構
成されている。
マスクシリンダ11の一方の加圧室は、ゲートバルブG
Vを備えた液通路15によって、駆動輪である右前輪2
0Rを制動するブレーキのホイールシリンダ21に接続
されており、また、液通路15は、従動輪である左後輪
22Lを制動するブレーキのホイールシリンダ21にカ
ットバルブCvを介して接続されている。マスクシリン
ダ11の他方の加圧室は、ゲートバルブGVを備えた液
通路16によって、駆動輪である左前輪20Lを制動す
るブレーキのホイールシリンダ21に接続されており、
また液通路16は、従動輪である右後輸22Rを制動す
るブレーキのホイールシリンダ21にカットバルブCv
を介して接続されている。
液通路15とアキュムレータ14との間、および液通路
16とアキュムレータ14との間には、それぞれビルド
バルブBVが接続され、また、液通路15とリザーバ1
2との間、および液通路16とりザーバ12との間には
それぞれデイケイバルブDVが接続されている。各ビル
ドバルブBVは、その開動作または閉動作によって、ア
キュムレータ14に蓄積された高圧のブレーキ液をホイ
ールシリンダ21に供給し、または供給遮断を行なう機
能を有し、デイケイバルブDVは、その開動作または閉
動作によって、ホイールシリンダ21内のブレーキ液を
リザーバ12に排出し、または排出遮断を行なう機能を
存する。
これらゲートバルブGV、カントバルブCv、ビルドバ
ルブBVおよびデイケイバルブDVはソレノイドバルブ
よりなり、車両の制動時のアンチロック制御にも共用さ
れるものであり、マイクロコンピュータを主体とする制
御装置23からの指令によって開閉制御される。そして
左右の駆動輪20L、20Rに対するトラクション制御
が開始されると、ゲートバルブGVおよびカットバルブ
C■が閉じられて、駆動輪20L、20Rのホイールシ
リンダ21はマスクシリンダ11から切離され、また従
動輪22L、22Rのホイールシリンダ、21は液通路
I5.16から切離される。このゲートバルブGVおよ
びカントバルブC■が閉じられることにより、従動輪2
2L、22Rのブレーキのホイールシリンダ21のブレ
ーキ液圧は無圧状態に保持され、また駆動輪20L、2
0Rのブレーキのホイールシリンダ21のブレーキ液圧
は、ビルドバルブBVの開状態とデイケイバルブDVの
閉状態とにおいて加圧され、ビルドバルブBVおよびデ
イケイバルブDVの双方の閉taにおいて保持され、か
つ、ビルドバルブBVの閉状態とデイケイバルブDVの
開状態とにおいて減圧される。
一方、制御装置23には、各車輪20L、20R122
L、22Rの回転速度をそれぞれ検出するための回転速
度センサ24L、24R125L125R1ブレーキペ
ダル10が踏込まれたことを検出するプレーキスインチ
26、アクセルペダル27の踏込み量を検出するアクセ
ルペダル踏込み量センサ28が接続されている。制御装
置23はこれらセンサから供給される情報に基いて、エ
ンジンのスロットル制御機構29を駆動してエンジン出
力を制御するとともに、ゲートバルブGV、カフトバル
ブCv1ビルドパルプBVおよびデイケイバルブDVを
開閉して駆動輪20L、20Rのホイールシリンダ21
のブレーキ液圧を制御している。また、ブレーキスイッ
チ26が作動されると、トラクション制御は直ちに終了
するようになっている。
第2図は制御装置23の機構を示し、第3図、第4図は
制御装置23が実行するトラクション制御のタイミング
チャートを示す。駆動輪20L、20Rの回転速度は、
回転速度センサ24L、24Rでそれぞれ検出され、演
算回路31.32により駆動輪の車輪速度V o L、
VDRがそれぞれ算出される。車輪速度VoL、VoR
は制御ロジック回路30に入力される。さらに、左右の
従動輪22L、22Rの回転速度が回転速度センサ25
L125Rでそれぞれ検出され、演算回路33.34に
より左右従動輪の車輪速度VNL、VNRがそれぞれ算
出される。
また、左右の駆動輪の車輪速度V、L、V D Rは加
速度・減速度演算回路35.36にそれぞれ与えられて
、車輪速度voL、vDRの加速度・減速度VDL、v
、Rが算出されて制御ロジック回路に入力される。
一方、左右の従動輪22L、22Rの車輪速度V、L、
VNRはハイセレクト回路37に与えられて、これら車
輪速度VNL、VNRのうちの高速側の車輪速度が選択
されて実車体速度に近似した速度をあられすUrQl車
体速度Vvとして算出され、この速度Vvが加算回路よ
りなるしきい値設定回路38に与えられる。このしきい
値設定回路38では、擬偵車体達度Vvに一定の値Vk
を加算して、第3図に示すような第1しきい値Vtl(
=Vv+Vk)を作成し、またこの第1しきい値Vtl
に一定の値Vk’を加算して第2しきい値Vt2 (=
Vv+Vk+Vk’)を作成し、この第2しきい値Vt
2に一定の値Vk〜を加えて第3しきい値V t 3(
−Vv+Vk+Vk ’ 十Vk〃)を作成する。さら
に、制御終了用しきい値として、擬似車体速度Vvと第
1しきい値Vtlとの間のしきい値VtO(VtO−V
v+Vk )を作成する。これらしきい値VtO,Vt
 L Vt2、Vt3はそれぞれ制御ロジック回路30
に入力される。また、制御ロジック回路30には、ブレ
ーキスイッチ26からの出力が入力される。制御装置2
3は、上述した各信号に基いて、スロットル制御機構2
9を駆動して、車両発進時および加速時のアクセル開度
を制御するとともに、ビルドバルブBV、デイケイバル
ブDVおよびその他のバルブを開閉制御して、第3図お
よび第4図に示す−ように、人騒動輸2OLおよび右駆
動輸20Rのホイールシリンダ21のブレーキ液圧をそ
れぞれ制御してトラクション制御を実行する。
次に本発明によるトラクション制御の一例を、各ステー
タスにおける制御のタイミングチャートを示す第3図と
、制御のフローチャートを示す第5図とを参照して説明
する。なお、本発明におけるブレーキ液圧の制御は、左
右の駆動輪に対して個別に行なわれるものであるが、こ
こでは、左右の駆動輪の車輪速度V、L、V o Rを
一括してVwであられすことにする。
〔ステータス0〕 トラクション制御が行なわれていないときのステータス
であり、制御開始前では車輪速度Vwが第1しきい値V
tlを下まわっており(Vw<Vt1)、制御中ではV
wがしきい値VLOを下まわってから(Vw<Vt0)
所定時間り経過後の状態である。ビルドバルブBVは閉
、デイケイバルブDVは開、ゲートバルブGVおよび力
、トバルブC■はともに開状態にあり、ブレーキ液圧p
wは最大減圧状態にある。
〔ステータス1:予備加圧〕 車輪速度Vwの加速時においてこの車輪速度Vwが第1
しきい値vtlに達した時点Aから第5図のステップS
1の判定がYESになり、ステップS2へ進んで制御を
開始する。この時点AでゲートバルブGV、力7トバル
ブCvおよびデイケイバルブDVが閉じられ、ビルドバ
ルブBVは設定時間ΔTだけ開かれてブレーキ液圧の予
備加圧を行なう。
次のステップS3では車輪速度Vwが加速状態にあるか
否かを判定し、次のステップS4ではステータスが変っ
たか否かを判定する。車輪速度Vwが第2しきい値vt
2に達するまではステータスが変らないから、処理はス
テップS5へ進み、ステータス1の状態を持続し、ステ
ップS6へ移る。
このステップS4からS5を経てS6へ移る処理は以降
の各ステータスにおいても常に反復される。
ステップS6は制御終了条件の1つであり、この場合は
Vw<V t Oではないから、再びステップS3へ戻
り、次のステップS4へ進む。
〔ステータス2:加圧〕 加速中の車輪速度VWが時点Bで第2しきい値vt2に
達すると、ステップS4の判定がrYEsJとなり、次
のステップS7の判定(Vw≧vt2?)も当然rYE
SJであるから、ステップS8へ進む。このステップS
8では、車輪速度Vwが所定時間T秒以内に第3しきい
値Vt3を2回超えたか否かを判定しており、この場合
・の判定結果は勿論「NO」であるから次のステップS
9へ進み、ブレーキ液圧の加圧を開始する。そしてVw
=V t 2になったときの加速度Vwに対応するあら
かじめ設定された0N−OFF時間でビルドバルブBV
を開閉することにより、ブレーキ液圧は階段的に上昇す
る。なお、ステップS8における判定結果がrYEsJ
のときの制御については後述する。
〔ステータス3:加圧〕 車輪速度Vwはさらに上昇して時点Cで第3しきい値V
L3に達するが、次のステップSIOでは車輪速度Vw
がハイビークに達したか否かを判定しており、この場合
のステップSIOの判定は「NO」であるから、処理は
ステップS5、S6を経てステップS3に戻り、再びス
テップS4、S7、S8を経てステップS9に至り、加
圧を継続する。そしてVw=V t 3になったときの
加速度Vwに対応して設定されたON・OFF時間でビ
ルドバルブBVを開閉することにより、ブレーキ液圧は
階段的にさらに上昇する。
〔ステータス4:保持〕 車輪速度’l/wが時点りでハイビークに達すると、ス
テップSIOの判定がrYESJとなり、ステップSl
lへ進む。ここでビルドバルブBVを閉じ時点りにおけ
るブレーキ液圧を保持し、ステップS6を経てステップ
S3に戻る。時点り以降は車輪速度VWは減速に転じる
からステップS3の判定は「NO」となり、第5図のフ
ローは右側のステップS12へ移る。ステップ512で
は、ステップS4と同様に、ステータスが変ったか否か
を判定し、ステータスが変らない間はステップ55−3
6−53を通る経路を反復する。
〔ステータス5:減圧〕 減速中の車輪速度が時点Eで第3しきい値vt3を下ま
わるとステップ312の判定がrYEsjとなり、ステ
ップ313へ進む。このステップS13でも、前述した
ステップS8と同様に、車輪速度Vwが所定時間T秒以
内に第3しきい値Vi3を2回超えたか否かを判定して
おり、この場合の判定結果もrNOJであるから次のス
テップ5.14へ進み、ブレーキ液圧の減圧を開始する
そして■w=Vt3になったときの減速度Vwに応した
あらかじめ設定された0N−OFF時間でデイケイバル
ブDVを開閉することにより、ブレーキ液圧は階段的に
減少する。次のステップs15では車輪速度Vwがロー
ビークに達したが否がを判定しており、この場合の判定
はrNOJであるから、ステップS5へ進みブレーキ液
圧の減圧はm続される。
〔ステータス6:減圧〕 車輪速度Vwはさらに減速して時点Fで第2しきい値V
t2に達するから、ステップSL2の判定が再びrYE
SJとなり、ステップS13を経てステップ314へ進
み、Vw=Vt2になったときの減速度Vwに応じたあ
らかじめ設定されたON・OFF時間でデイケイバルブ
DVを開閉することにより、ブレーキ液圧はさらに減圧
される。
〔ステータス7:減圧〕 車輪速度Vwはさらに減速して時点Gで第1しきい値V
tlに達するから、ステップS12の判定が再びrYE
sJとなり、ステップ513を経てステップS14へ進
み、Vw=Vtlになったときの減速度Vwに応じたあ
らかじめ設定されたON・OFF時間でデイケイバルブ
DVを開閉することにより、ブレーキ液圧はさらに減圧
される。
ここで時点14で車輪速度Vwがロービークに達するか
ら、ステップ315の判定がrYEsJとなり、ステッ
プS16へ進む。このステップ316は、車輪速度Vw
が第1しきい値vtlと第3しきい値Vt3との間の速
度域にあるか否かを判定しており、この場合Vw<Vt
LであるからステップS ]、 6の判定はrNOJと
なる。したがってブレーキ液圧の減圧はさらに持続され
、車輪速度は減速から加速に転じるから、制御フローは
ステップS4側へ移る。
〔ステータス(1):保持〕 車輪速度Vwが時点Iで第1しきい値Vtlまで回復す
ると、ステップS4の判定がrYEsJとなり、ステッ
プS7へ進むが、この場合vw<Vt2であるから、ス
テップS7の判定はrNOjとな・す、直接ステップS
llへ進んで、時点rにおけるブレーキ液圧を保持する
。このブレーキ液圧の保持状態はステータスが変らない
間持続され、車輪速度Vwが第2しきい値vt2に達す
れば加圧が開始され、第1しきい値Vtlを下まわれば
減圧が開始される。
〔ステータス(0):減圧〕 上述と同様にして、車輪速度Vwが第2しきい値vt2
に達した時点Jで加圧開始、ハイビーク時点にで保持、
第2しきい値Vt2まで減速した時点りから減圧を開始
して車輪速度Vwが第1しきい値vttまで減速した時
点Mから再びステータス7になるが、車輪速度Vwは時
点Nで制御終了用しきい値VtOに達する。ここではじ
めてステフブS6の判定がYESとなるので次のステッ
プ317へ進み、車輪速度VwがvtOを下まわってか
ら設定時間を秒経過したか否かを判定する。
この場合、車輪速度Vwは時点Nから設定時間を秒経過
するまではステップS17の判定はrNOJであり、制
御はステップS3へ戻る。なお、このステータス(0)
での減圧は、デイケイバルブDVを開状態に保ったまま
で行なっている。
車輪速度Vwが時点Qで第1しきい値vttを超えると
、再びステータス(1)となり、ブレーキ液圧は保持さ
れるが、このステータス(1)ではステップS7の判定
が「NO」になることにより、ステップSllへ進んで
ブレーキ液圧は保持され、車輪速度Vwが第1しきい値
Vtlを下まわる時点Rからステータス7となり、ブレ
ーキ液圧は減圧される。さらに車輪速度Vwが制御終了
用しきい値■tOを下まわる時点Sから再びステータス
(0)となるから、ステップS6の判定がrYEsJと
なり、ステップS17へ進んで経過時間を判定する。そ
して時点Sから設定時間を秒経過後の時点Tでステップ
S17の判定がrYEsJとなることにより、制御を終
了し、ステータスOに戻ってゲートバルブGVおよびカ
ットバルブCvを開く。
次に第4図は、ブレーキ液圧の減圧状態において減速中
の車輪速度Vwが第1しきい値Vtlと第3.シきい値
Vt3との間の速度域でローピークに達した場合を示す
、この場合は第5図のステップ316の判定がrYEs
Jとなり、ステップ818へ進み、ローピーク時点Xお
よびYでブレーキ液圧は保持される。このブレーキ液圧
の保持状態はステータスが変らない間持続されて過加圧
および過減圧が生じないようにしており、車輪速度Vw
が加速中に第2しきい値vt2または第3しきい値VL
3のいずれかを最初に上まわった時点からブレーキ液圧
の加圧が開始され、また、減速中に第2しきい値Vt2
または第1しきい値Vtlのいずれかを最初に下まわっ
た時点から減圧が開始されるようにブレーキ液圧が制御
される。
次に第5図のステップS8および313における判定結
果がrYESJとなったときのブレーキ液圧のvwtm
について第6図を参照して説明する。
第6図においては左右の駆動輪の車輪速度を個別に示し
てあり、またブレーキ液圧の加圧および減圧状態は第3
図のように階段状で表わすのを省略して、直線で表わし
である。いま右駆動輸の車輪速度VゎRに着目すると、
時点aで第3しきい値Vt3を超えてステータス3に移
り、その後ハイピーク点を経て減速するが、時点すで再
びステータス3になったとする。そして時点aから時点
すまでの時間を計測し、この時間が所定時間T秒以内で
あったときには、エンジンの駆動力が片方の駆動輪に流
出した(ハンチング現象発生)と判断し、その後第3し
きい値Vt3を下まわってステータス4からステータス
5に移っても、ステータス5では減圧せずにブレーキ液
圧を保持し、次のステータス6に至ってはじめてブレー
キ液圧の減圧を開始するようにしている。すなわち、第
6図において車輪速度VゆRが第3しきい値Vt3まで
減少した時点Cから始まる第5ステータスではブレーキ
液圧を減圧せず、第2しきい値Vt2まで減少した時点
dから始まる第6ステータスでブレーキ液圧を減圧する
のである。さらに車輪速度V o Rが再び上昇して第
2しきい値Vt2に達した時点eから始まる第2ステー
タスでは加圧せず、車輪速度V、Rが第3しきい値vt
3に達しない・限りブレーキ液圧の保持を持続するので
ある。
左駆動輪の車輪速度V o Lについても同様であり、
時点a′と時点b′とにおいて2回に亘り第3しきい(
iVt3を上まわって第3ステータスに移行しているが
、時点a′から時点b′までの時間を計測し、この時間
が所定時間T秒以内であったときには、ハンチングが発
生していると判断して第3しきい値vt3まで減少した
時点C′から始まる第5ステータスでは減圧せずにブレ
ーキ液圧を保持し、第2しきい値Vt2まで減少した時
点d′から減圧を開始している。
このように車輪速度Vwが所定時間T秒以内に2回に亘
って第3しきい値Vt3を超えて第3ステータスに移行
したことが判定された後のプレー主液圧の制御について
は、第5図にステップ313および519(減速時)と
、ステップs8およびS20 (加速時)とで表わされ
ており、減速時においてステップSL3の判定がrYE
sJであれば、ステップ319へ進み、ここで車輪速度
Vwが第2しきい値Vt2と第3しきい値Vt3との間
にあるか否か、すなわちステータス5であるが否かを判
定し、この判定がrYESJであれば、ステップ514
(J圧)へは進まずにステップS5に進み、ブレーキ液
圧を保持する。そしてステップS19の判定がrNOJ
になったとき、すなわちステータス6になったときには
じめてブレーキ液圧を減圧するのである。一方、加速時
においてステップS8の判定がrYEsJであれば、ス
テ・7ブS20へ進み、ここで車輪速度Vwが第2しき
い値vt2と第3しきい値との間にあるか否か、すなわ
ちステータス2であるが否かを判定し、この判定が「・
YESJであればステップs9(加圧)へは進まずにス
テップS5に進み、ブレーキ液圧を保持する。そしてス
テップS20の判定がrNOJになったとき、すなわち
ステータス3になったときに始めてブレーキ液圧を加圧
するのである。
以上が本発明による車両のトラクション制御方法の実施
例であるが、本実施例によれば、車輪速度Vwが所定時
間T秒以内に2度に亘って第3しきい値を超えた場合、
ハンチング現象発生と判断して加圧または減圧開始時期
を遅らせており、これによってブレーキ液圧の変化をな
めらかにしてハンチング現象を収束させているので、ト
ラフシラン制御に伴う車体振動の発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に適用されるトラクション制御装
置の系統図、第2図はその制御装置の構成を示すブロッ
ク図、第3図および第4図は本発明におけるブレーキ液
圧制御のタイミングチャート、第5図は本発明における
ブレーキ液圧制御ルーチンのフローチャート、第6図は
ハンチング現象が発生した場合のブレーキ液圧制御のタ
イミングチャートをそれぞれ示す。 10−ブレーキペダル 11−マスクシリンダ 12−リザーバ      13−ポンプ14−アキュ
ムレータ 20L、20R−駆動輪 21−ホイールシリンダ 22L、22R−従動輪  23−・−制御装置24L
、24R,25L、25R− 一一一−−−−車輪回転速度センサ 26−ブレーキスイッチ 27−アクセルペダル 28−アクセルペダル踏込み量センサ 29・・−スロットル制御機構 3〇−制御ロシック回路 31〜34−車輪速度演算回路 35.36−加速度・減速度演算回路 37−ハイセレクト回路 38−4.きい値設定回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、車両の発進時または加速時に発生する駆動輪の空転
    を検出し、この検出にもとづいて上記駆動輪に対するブ
    レーキ液圧を加圧、減圧または保持のいずれかの状態に
    制御して、上記駆動輪の空転を抑制するようにした車両
    用トラクション制御方法において、 車体速度よりも高速の複数のしきい値を上記車体速度に
    もとづいてそれぞれ設定し、 上記駆動輪の加速時または減速時における車輪速度と上
    記複数のしきい値との比較によって上記ブレーキ液圧の
    加圧開始時点または減圧開始時点を設定して上記ブレー
    キ液圧の制御を行なうとともに、 上記駆動輪の車輪速度が上記複数のしきい値のうちの特
    定のしきい値を所定時間内に2度に亘って超えた場合に
    は、上記加圧開始時点および上記減圧開始時点を遅らせ
    るように上記ブレーキ液圧を制御することを特徴とする
    車両のトラクション制御方法。 2、左右の従動輪の車輪速度のうちの高速側の車輪速度
    を擬似車体速度として選択し、この擬似車体速度にもと
    づいて上記複数のしきい値を設定することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、上記駆動輪の車輪速度が上記複数のしきい値のうち
    の最高速のしきい値を所定時間内に2度に亘って超えた
    場合に、上記加圧開始時点および上記減圧開始時点を遅
    らせるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の方法。
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