JPH01139132A - 分散剤によってコーティングされた固体および該固体が分散された液体系 - Google Patents

分散剤によってコーティングされた固体および該固体が分散された液体系

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JPH01139132A
JPH01139132A JP63225530A JP22553088A JPH01139132A JP H01139132 A JPH01139132 A JP H01139132A JP 63225530 A JP63225530 A JP 63225530A JP 22553088 A JP22553088 A JP 22553088A JP H01139132 A JPH01139132 A JP H01139132A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリイソシアネート、水酸基を有する化合物お
よびツエレビチノフの活性水素原子と少なくとも1個の
窒素原子含有塩基性基を有する化合物を、溶媒の存在下
または不存在下で触媒の存在下または不存在下にて反応
させることによりえられる、分散剤として好適な付加化
合物またはその塩を含有する粉状または繊維状の固体が
取り込まれた液体系用分散剤でコーティングされ、液体
系に分散させられた粉状または繊維状の固体に関する。
本発明はさらに、粉状または繊維状の固体が分散された
液体系であって、該粉状または繊維状の固体が前記固体
であることを特徴とする液体系に関する。
〔従来の技術〕
固体を液体媒質中に取りこむには強力な機械的力が必要
である。このことは大部分、固体のそれを取り巻いてい
る媒質への濡れやすさや固体の媒質への親和性によって
いる。分散のために必要なこれらの力を減するために、
分散剤を用いて分散を容易にすることが通常行なわれて
いる。これらは大抵、表面活性物質であり、界面活性剤
としても知られ陰イオン活性、陽イオン活性または非イ
オン活性な構造を有する。これらの物質は、比較的少量
を直接固体かあるいは分散媒質中に加える。分散に必要
な力はこれらの界面活性剤によって実質的に減じられる
〔発明が解決しようとしている問題点〕分散過程の後、
これらの固体は塊になりやすく、そのため分散させるた
めの努力が無駄になり深刻な問題になることも知られて
いる。この現象は、固体同士がたがいに引き合うロンド
ン/ファンデルワールス力によって説明される。
この吸引力にうち勝つために、固体表面に吸着層を付加
することが必要となる。このことは叙上のような界面活
性剤を用いることによって達成される。
しかしながら分散中または分散後において、  ・固体
粒子と周囲媒質との間で相互作用がおこり、より高濃度
で存在している周囲媒質によって界面活性剤が置きかえ
られて界面活性剤の管脱がおこる。しかし、この周囲物
質は大抵の場合、安定な吸着層を形成することができな
いので層全体が破壊される。このことは、液体系におけ
る粘度の増大、ラッカーや塗料における光沢の消失と色
調の変化、顔料で着色されたプラスチックにおけるカラ
ーパワー<colour powθ「)の不充分なディ
ベロップメント(development)および補強
プラスチックにおける機械的強度の減少にあられれる。
〔問題点を解決するための手段〕
この問題を解決するために、たとえば米国特許第403
2098号明細書、英国特許公開第1393401号お
よび同第1393402号の明細書に記載されているよ
うに、分散剤が提案されている。
しかしながら、これらの分散剤はとりわけ有機あるいは
無機の異なった顔料が綿状の固まりになることなしに混
合できる能力に関して部分的な解決しかもたらしていな
い。その」;これらの明細書に記載された方法でつくら
れた顔料ペーストは、たとえばラッカーに用いられたば
あいに周囲媒質と相互作用をおこしやすい。このことか
ら、生成された吸着層が脱着に対して充分な安定性を備
えていないということが考えられる。それゆえ本発明の
目的は、叙上の不都合を何しないかまたは実質的に最小
限におさえることによって、分散過程後の固体が塊にな
らないかまたは塊になる度合が最小の分散剤を提供する
ことにある。
驚くべきことに今や、この問題がつぎに述べる付加化合
物によって解決することがわかった。
〔作用および実施例〕
本発明は、ポリイソシアネート、水酸基を有する化合物
およびツエレビチノフの活性水素原子と少なくとも1個
の窒素原子含有塩基性基ををする化合物を、溶媒の存在
下または不存在下で触媒の存在下または不存在下にて行
なうことによってえられる、分散剤に好適な付加化合物
またはその塩を含有する粉状または繊維状の固体が取り
込まれた液体系周分散剤でコーティングされ、液体系に
分散させられた粉状または繊維状の固体および粉状また
は繊維状の固体が分散された液体系であって、該粉状ま
たは繊維状の固体が前記固体であることを特徴とする液
体系に関する。すなわち、平均2.5〜Gの官能性をを
するポリイソシアネートを (a)該ポリイソシアネートのNCO基の15〜50%
、好ましくは20〜40%、最も好ましくは20〜35
%と反応する量の一般式(I): y −OH(1) (式中Yは (1)部分的に水素原子がハロゲン原子および/または
アリール基で置換されていてもよい炭素数8〜30個の
脂肪族および/または脂環式炭化水素であるか、 (II)部分的に水素原子がハロゲン原子で置換されて
いでもよい分子量350〜8000で少なくとも1個の
一〇−基および/または−CO〇−基を有する脂肪族、
脂環式および/または芳香族炭化水素である)で示され
る水酸基を1個有する化合物と反応させる工程、 山)工程〈ωの反応生成物を、当初に供したポリイソシ
アネ−1・のNCO基のさらに15〜4596、好まし
くは20〜40%、最も好ましくは20〜35%と反応
し、かつ工程(a)と工程山)とで反応するNCO基の
合計が少なくとも40%でかつ多くとも75%、好まし
くは45〜65%、最も好ましくは45〜55%となる
瓜の一般式(■): G−(E)  。         (…)(式中、E
は一011基、−N)12基および/または−Nll?
基(Rは炭素数1〜4個のアルキル基)、nは2または
3、Gは少なくとも2個の炭素原子を存する多くとも3
000の分子量の脂肪族、脂環式および/または芳香族
炭化水素をあられし、−〇−基、−COO−基、−CO
NII−基、−8−基および/または−802−基をを
していてもよい)で示される化合物と反応させる工程、
および (C)えられた反応生成物を、前記工程(a)および山
)で反応せずに残った各インシアネート基に対して少な
くとも1個の分子が利用できる量の一般式(Il[) 
z −Q           (110(式中、Qは
一011基、−NH2基、−N II R基(Rは炭素
数1〜4個のアルキル基)または−8H基、2は少なく
とも1個の第3級アミノ基を有する炭素数2〜IO個の
脂肪族炭化水素または水素原子と結合していない塩基性
環式窒素原子を少なくとも1個有する複素環式炭化水素
であり、該複索環式炭化水素は10個までの炭素原子を
有するアルキレン基を介してQ基に結合していてもよい
)で示されるツエレビチノフの活性水素原子と少なくと
も1個の窒素原子含有塩基性基を有する化合物と反応さ
せる工程からなり、これらの反応工程を溶媒の存在下ま
たは不存在下で触媒の存在下または不存在下にて行なう
ことによりえられる付加化合物またはその塩を含有する
粉状またはm錐状の固体が取り込まれた液体系相分散剤
でコーティングされ、液体素に分散させられた粉状また
は繊維状の固体ならびに粉状または繊([〔状の固体が
分散された液体系であって、該粉状または繊維状の固体
が、平均2.5〜6の官能性を宵するポリイソシアネー
トを(a)該ポリイソシアネートのNCO基の15〜5
096、好ましくは20〜40%、最も好ましくは20
〜3596と反応する量の一般式(I): Y −OH(1) (式中Yは (i)部分的に水素原子がハロゲン原子および/または
アリール基で置換されていてもよい炭素数8〜30個の
脂肪族および/または脂環式炭化水素であるか、 (ii)部分的に水素原子がハロゲン原子で置換されて
いでもよい分子量350〜8000で少なくとも1個の
一〇−基および/または−COO−基を有する脂肪族、
脂環式および/または芳香族炭化水素である)で示され
る水酸基を1個有する化合物と反応させる工程、 市工程(田の反応生成物を、当初に供したポリイソシア
ネートのNCO基のさらに15〜45%、好ましくは2
0〜40%、最も好ましくは20〜35%と反応し、か
つ工程(a)と工程出)とで反応するNCO基の合計が
少なくとも40%でかつ多くとも7596、好ましくは
45〜65%、最も好ましくは45〜55%となる量の
一般式(■): G−(E)。        (It)(式中、Eは一
〇H基、−N82基および/または−NHR基(Rは炭
素数1〜4個のアルキル基)、nは2または3、Gは少
なくとも2個の炭素原子を何する多くとも3000の分
子量の脂肪族、脂環式および/または芳香族炭化水素を
あられし、−〇−1人、−Coo−基、−CONII−
Jに、−8−基および/または−SO□−基を有してい
てもよい)で示される化合物と反応させる工程、および (C)えられた反応生成物を、前記工程(a)および山
)で反応せずに残った各イソシアネート基に対して少な
くとも1個の分子が利用できる量の一般式(III): Z −Q           (Iff)(式中、Q
は一011基、−N82基、−NIIR基(Rは炭素数
1〜4個のアルキル基)または−811基、2は少なく
とも1個の第3級アミノ基を有する炭素数2〜lO個の
脂肪族炭化水素または水素原子と結合していない塩基性
環式窒素原子を少なくとも1個有する複素環式炭化水素
であり、該複索環式炭化水素は10個までの炭素原子を
有するアルキレン基を介、してQ基に結合していてもよ
い)で示されるツエレビチノフの活性水素原子と少なく
とも1個の窒素原子含有塩基性基を有する化合物と反応
させる工程からなり、これらの反応工程を溶媒の存在下
または不存在下で触媒の存在下または不存在下にて行な
うことによりえられる付加化合物またはその塩を含有す
る分散剤でコーティングされ、液体系に分散させられた
ものであることを特徴とする液体系に関する。
叙上の付加化合物を主要成分とする分散剤によってコー
ティングされて液体系に分散させられた粉状または繊維
状の固体は、技術の実情に応じて分散剤でコーティング
された種類のものであり、特に塗料、塗装用化合物(c
oatingcoIIlpound)、塑造用化合物(
aouldlng compound)または他の合成
樹脂に用いられる有機または無機顔料や、塗料、塗装用
化合物、塑造用化合物または他の合成樹脂の充填あるい
は強化に用いられる無機または有機充填剤などである。
それらの充填剤のいくつかは、それ自体充填または補強
剤として用いられる無機および/または有機性の繊維に
より生成される。それらの本発明による分散剤でコーテ
ィングされた粉状または繊維状の固体は、当技術分野で
知られている分散剤のかわりに本発明による分散剤を用
いて既知の方法によりえら扛る。繊維状物質のばあいに
は、これらの分散剤はしばしばサイズとして言及される
。このばあい、固体はたとえば流動層において本発明に
よる付加化合物の溶液または乳濁液でコーティングされ
る。溶媒または乳化剤はひきつづき除去されるかまたは
そのまま残されてペーストをえる。また、たとえばコー
ティングされる固体を液体媒質中に分散させてスラリー
を生成し、このスラリーの中に本発明による付加化合物
を加えることもできる。このスラリーの生成は、ペース
トかえられ、スラリー生成に用いられる液体媒質がひき
つづいて、たとえば顔料ペーストであるこのペーストに
用いられるようなやり方で行なうこともできる。
本発明の付加化合物は、従来の分散剤が技術の状態に応
じて用いられるのと同じ方法、すなわち顔料、充填剤ま
たは繊維のような分散させられる固体がすでに分散した
形で含まれているたとえばラッカーや合成樹脂混合物な
どのような系に分散剤を加える方法で用いることもでき
る。
本発明による付加化合物の生成に用いられるポリイソシ
アネートは、当該技術分野ですでに用いられているもの
でよいが、平均2.5〜6の官能性でなければならない
。そのようなポリイソシアネートの例として、ポリオー
ル(polyol)にジイソシアネートを加えてえられ
る式N:で示されるデスモジュール(DesIIlod
ur)L  (登録商標)、ジイソシアネートからビウ
レット反応によってえられる式M: で示されるデスモジュールN1ジイソシアネートの環形
成によって生成されイソシアヌル酸塩構造を有する式+
VD: で示されるデスモジュールI比、式(vID:で示され
るデスモジュールIL、式−二〔以下余白〕 で示されるボルレン(polurcnc)KC,式■:
」 ″ も 田 で示されるポルシン11R1式(Xl。
で示されるトリレンジイソシアネート−イソホロン ジ
イソシアネート(Tolylen。
dttsocyanato−tsophoronc d
llsocyanate−1socyanuratc)
式(XI) :で示されるトリメツク イソホロンジイ
ソシアネート(Trl+acric 1sopboro
nedilsocyanatc)(インシアヌレート(
isocyanurate)T 1890)などがあげ
られる。
上述したこれらの化合物は商品であり、しばしば」二記
の化学式で示される化合物の純粋な形ではなく、ある種
の似た構造を存する化合物の混合物である。「平均官能
性」は、イソシアネ−1・基に関して商品が2.5〜6
の一定の官能性、好ましくは3〜6の官能性を有するこ
とを意味する。たとえば「3官能性」は、1分子が統計
的に平均して3つのフリーなイソシアネート基を有する
ことを意味する。平均官能性は、平均分子mMnを求め
ることによって実験的に決定することができる。まずイ
ソシアネート基の数を決定し、この数から1イソシアネ
ート基あたりの分子量を計算する。平均官能性は、平均
分子量を1イソシアネート基あたりの分子量で割った商
である。
一般式(1)で示される水酸基を1個有する化合物は、
炭素数8〜30の脂肪族、脂環式および/または非脂肪
族炭化水素であり、これらの混合物を用いてもよい。
直鎖状または分岐鎖状の脂肪族または非脂肪族炭化水素
を用いることができる。これらは飽和であっても不飽和
であってもよいが、飽和化合物の方がより好ましい。水
素原子は部分的にハロゲン原子、好ましくはフッ素原子
および/または塩素原子で置換されていてもよい。これ
らの置換された化合物を用いるばあいは、−価脂肪族ア
ルコールであることが望ましい。これらの化合物は商業
的に入手でき、当業者にはよく知られているように、一
般に水酸基に隣接している炭素原子にはハロゲン原子を
有していない。特別にフッ素化されたアルコールの例と
しては、ヘプタデカフルオロデカノール (heptadecaf’ 1uorodecanol
)、C6PI3 CH2ClI20Hがある。商業的に
入手できるこの化合物はしばしば均質でなく、技術的合
成によってえられるように別種のフッ素化物の混合物で
ある。
一般式(1)で示される水酸基を1個有する化合物は、
少なくとも1個の一〇−基および/または−COO−基
をqしていてもよく、すなわちそれらはポリエーテル、
ポリエステルまたはポリエーテルとポリエステルの混合
物であってもよい。
ポリエステルの例としては、水酸基を1個有する化合物
を出発の構成成分として用い、ラクトンを重合させてえ
られるプロピオラクトン、バレロラクトン、カプロラク
トンまたはそれらの置換誘導体があげられる。出発の構
成成分としては、n−ブタノール;プロパルギルアルコ
ール、オレインアルコール、リネロイル(11nelo
yl)アルコール、オキソアルコール、シクロヘキサノ
ール、フェニルエタノールまたはネオペンチルアルコー
ルなどの比較的長鎖の飽和および不飽和アル、コール;
またはそれ以上のアルコールのフッ素化されたもののよ
うな炭素数4〜30個、好ましくは4〜14個の一価ア
ルコールが用いら・れる。斜上のアルコール、置換され
たフェノールおよび置換されていないフェノールは、工
°チレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドで
アルコキシ化する既知の方法によって、ポリオキシアル
キレンエーテル、モノアルキルエーテル、アリールエー
テル、アルアルキルエーテルまたはシクロアルキルエー
テルにかえてもよく、これらのモノヒドロキシポリエー
テルはラクトン重合の出発構成成分として、斜上の方法
で用いることができる。斜上の化合物の混合物はいずれ
のばあいにも用いることができる。
このラクトン重合は既知の方法によって、温度的100
〜180℃で、たとえばp−4−ルエンスルホン酸また
はジブチルスズジラウレート(dlbutyl tin
 dllaurato)をイニシエーターとして、つぎ
のような構成で進行する。
これらのポリエステルは分子量が約350〜8000で
あるのが適切であり、500〜5000であるのが好ま
しく、上式のラクトン■合でえられた化合物がより好ま
しい。出発構成成分として用いるアルコールは炭素数4
〜18個の飽和−価アルコールが好ましい。
ポリエステルの他の例として、水酸基を1個を有する化
合物の存在下でグリコールと二塩基酸の縮合によりえら
れるものがあげられる。ジヒドロキシポリエステルの生
成は、斜上の水酸、基を1個を存する化合物を適切な化
学量論量を用いることによって抑制することができる。
反応はさらに、っぎの例で示されたような機構によって
進行する。
C!H3−(OH2)□5−OH+5 HO−(OH2
)4−OH+ 5 H00G!−(Off2)4−00
0Hこれらのポリエステルは、平均分子量が400〜2
50oであるのが適切で、800−1500であるのが
好ましい。
ポリエステルの例としてさらに、分子量を調節するため
斜上の水酸基を1個有する化合物の存在下で、オキシカ
ルボン酸を縮合してえられるものがあげられる。反応は
たとえばっぎの式で示されたような機構によって進行す
る。
+58.a。
このばあい、ポリエステルの平均分子量は600〜30
00が適切で、800〜1500が好ましい。
一般式(1)で示される化合物はまた、アルカノール(
alkanol) 、シクロアルカノール(cyclo
alkanol)およびフェノールのアルコキシ化によ
ってえられるモノヒドロキシポリエーテルであってもよ
い。これらのポリエーテルは分子量が約350〜150
0であるのが適切である。
ポリイソシアネートと一般式(I)で示される化合物と
の反応は、反応にあずかる遊離のイソシアネート基と一
般式(1)で示される化合物の水酸基との比になる。平
均して一般式(I)で示される化合物の少なくとも0.
8分子、好ましくは1分子がポリイソシナネートの各分
子と反応し、その結果一般式(1)で示される化合物の
約1分子がポリイソシアネートの各分子に付加する。官
能性が平均3以上のポリイソシアネートを用いたばあい
には、より多量の一般式[I)で示される化合物を用い
てよい。重要なことは、ポリイソシアネートの各分子に
おいて少なくとも2個のイソシアネート基、平均官能性
が4より小さいポリイソシアネートのばあいには約2個
のイソシアネート基が未反応のまま残り、これらの未反
応のイソシアネート基において、最も単純なケースでは
約1個のイソシアネート基が一般式(II)で示される
化合物との架橋に用いられ、残りの約1個のイソシアネ
ート基が一般式(5)で示される化合物との反応に用い
られることである。この原理を適切に応用すれば、ポリ
イソシアネートおよび一般式(■で示される化合物の官
能性によって個々のは比を選択することができる。
えられた反応生成物は、つぎに一般式[11)で示され
る化合物と反応させられる。この反応は、一般式(1)
で示される化合物との反応と同じ容器で行なってよい。
ばあいによってはポリイソシアネートを、一般式(1)
で示される化合物と一般式(I[)で示される化合物と
の混合物と反応させることもできる。一般式(I)で示
される化合物との反応(a)において、当初に反応に供
されたポリイソシアネートのNCO基の15〜50%が
反応にあずかる。下限は20%が好ましい。上限は40
%が好ましく、35%が最も好ましいが、ばあいによっ
ては30%が好ましい。
一般式(1[)で示される化合物との反応中)において
は、最初に反応に倶されたポリイソシアネートのNCO
基のさらに15〜45%が反応にあずかる。
下限は20%が好ましい。上限は40%が適切であり、
35%が最も好ましいが、ばあいによっては30%が好
ましい。
反応(■および市を合わせると、最初に反応に供された
ポリイソシアネートのNCO基の少なくとも40%、7
5%以下が反応にあずかり、下限は4596が好ましい
。上限は65%が適切であり、55%が好ましいが、ば
あいによっては50%が好ましい。たとえば工程(a)
において、最初に反応に供されたポリイソシアネートを
一般式mで示される化合物と反応にあずかるNCO基が
15%であるように反応させると、一般式(II)で示
される化合物は最初に反応に供されたポリイソシアネー
トのNCO基の少なくとも25%と反応して、工程(a
)と工程中)において反応にあずかるNCO基の合計が
40%になるようにしなければならない。
一般式!II)で示される化合物は、イソシアネート基
との反応にあずかる2〜3個の官能基を存するという点
で一般式(1)で示される化合物と本質的に異なってい
る。これらの官能基としては水酸基が、商業的に手に入
りやすくその反応生成物が本発明による分散剤にひきつ
づき使用できる溶媒にすぐ溶けるので好ましいといえる
一般式(II)で示される化合物の例としては、炭素数
2〜12個のジオール、トリオール、ジアミン、ジアル
カノールアミンおよびモノアルカノールアミン;ジヒド
ロキシジアルキルスルフィドおよびジヒドロキシスルホ
ンであり、たとえばブタンジオール、ヘキサンジオール
、シクロヘキサンジメタツール、ネオペンチルグリコー
ル、エチレングリコール、アルキル基で置換されたジア
ルカノールアミン、グリセロール、トリメチロールプロ
パン、脂肪酸のジアルカノールアミド、チオジグリコー
ルおよびジー(4−ヒドロキシフェニル)−スルホンな
どがある。一般式(II)で示されるより好ましい化合
物は、炭素数2〜4個、好ましくは2個のアルキレン基
を有し、好ましくは分子量400〜2000、さらに好
ましくは600〜1500のポリオキシアルキレングリ
コールである。出発構成成分として三価アルコールを用
い、重合によって水酸基を3個有するエトキシレート(
cthoxylate)かえられる。ポリエチレングリ
コールが好ましいポリオキシアルキレングリコールであ
る。
一般式[11)で示される化合物は、すでに述べたよう
に水酸基を2個または3個有する化合物を出発構成成分
として用いたラクトンの重合によってえられる化合物で
もよい。これらのポリエステルポリオールは、平均分子
量が800〜2000であり適している。ブタンジオー
ルまたはエチレングリコールが出発構成成分として好ま
しいが、斜上のジオールまたはトリオールを用いてもよ
い。
一般式(II)で示される化合物は、一般式(T)で示
される化合物とポリイソシアネートとの反応・生成物に
架橋をほどこす。最も単純なケースでは、出発の反応生
成物は、一般弐(II)で示される化合物が分子の中心
を構成し、ポリイソシアネートが一般式帽)で示される
化合物とE基(Eは前記と同じ)の部分で結合し、残り
のイソシアネート基が一般式(1)で示される化合物お
よび一般式(III)で示される化合物とそれぞれ反応
するような量で用いられる。もちろん、架橋が多1、少
過剰であったり、当量以下であることもある。この理由
から一般式(I[)で示される化合物1分子に対して反
応するポリイソシアネート分子の数は0.8〜1.1と
なる。
過剰な架橋は、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミドまたはN−メチルピロリドンのような強極性中性
溶媒の希薄溶液中で反応を行なうことによりある程度防
ぐことができる。
えられた反応生成物は、一般式(110で示される化合
物の少なくとも1分子が工程(a)および工程中)にお
いて未反応の各イソシアネート基と対応するような量で
、一般式(III)で示される化合物と反応させられる
。一般式(I[)で示される化合物がイソシアネート基
と反応できる基を1個だけ有するばあいには過剰量は必
要なく、実際、一般式(11I′)で示される化合物の
約1分子が各未反応イソシアネート基に用いられる。一
般式圓で示される化合物がインシアネート基と反応でき
る基を2個以上有するばあいには、望ましくない架橋が
生じるので当量以下で用いるべきでないが、各未反応イ
ソシアネート基に対して一般式圓で示される化合物1分
子用いれば充分である。わずかな過剰量で望ましくない
架橋を防ぐことができる。一般に約10モル%、好まし
くは5モル%の過剰量で充分である。一般式(lI)に
おいて、Qは−N+12が好ましい。さらに、一般式(
I[DにおいてZは、Q基に好ましくは炭素数2〜5個
のアルキレン基を介して結合した環式窒素原子をqする
単環または二環の複素環基が好ましい。
好ましい複索環基としては、トリアゾール基、ピリミジ
ン基、イミダゾール基、ピリジン基、モルホリン基、ピ
ロリジン基、ピペラジン基、ベンゾイミダゾール基、ベ
ンゾチアゾール基および/またはトリアジン基があげら
れる。これらは、炭素数1〜6個、好ましくは1〜4個
のアルキル基および/またはアルコキシ基(メトキシ基
が好ましい)またはアミノ基(これによって化合物はイ
ソシアネート基との反応において多官能性になる)の置
換基を3個まで、好ましくは1個有していてもよい。
叙トの複索環基は直接Q基に結合していてもよいし、炭
素数2〜8個、好ましくは2〜4個のアルキレン基また
は炭素数2〜8個、好ましくは2〜4個のポリエーテル
のような一般にこの目的のために用いられる基の1個を
介して結合していてもよい。同じことは第37ミノ基に
もあてはまる。一般式圓で示される化合物として、たと
えば米国特許第4032898号明細書に記載されてい
るように、原則として他の分散剤の製造のために当該技
術分野ですでに用いられているいかなる化合物を用いて
もよい。一般式(8)で示される化合物としてたとえば
、N、N−ジエチル−1,4−ブタンジアミン、1−(
2−アミノエチル)−ピペラジン、2−(1−ピロリジ
ル)−エチルアミン、4−アミノ −2−メトキシ −
ピリミジン、2−ジメチルアミノエタノール、1−(2
−ヒドロキシエチル)−ピペラジン、4−(2−ヒドロ
キシエチル)−モルホリン、2−メルカプトピリミジン
および2−メルカプトベンゾイーミダゾールがあげられ
る。
N、N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン、4−(
2−アミノエチル) −ピリジン、2−アミノ −6−
メトキシベンゾチアゾール、4−(アミノメチル)−ピ
リジン、N、N−ジアリル−メラミン、3−アミノ −
1.2.4−)リアゾール、■−(3−アミノプロピル
)−イミダゾール、4−(2−ヒドロキシエチル)−ピ
リジン、1−(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾール
および3−メルカプト−1,2,4−トリアゾールは特
に好ましい。これらの化合物は、イソシアネート基と好
んで反応する少なくとも1個のツエレビチノフの活性水
素原子と、イソシアネート基と反応して尿素を形成する
ことのできない窒素原子含有塩基性基とを有することで
特徴づけられる。これらの塩基性基はまた、技術の実状
にしたがって、そのPKa値で特徴づけられる(米国特
許第3817944号明細書、同第4032698号明
細書および同第40703H号明細書参照)。化合物の
塩基性基のPKa値が2〜14であるのが好ましく、特
に5〜14は好ましく、5〜12が最も好ましい。PK
a値はテーブルからえられる。斜上の限界値は、25℃
での0.O1モル濃度の水溶液中でPKa値を測定した
結果による。これらの塩基性基はまた、当該技術分野で
公知のように(前記米国特許明細書参照)、本発明によ
る付加化合物に塩基性を付与することにあずかっている
。またこれらの塩基性基のおかげで、本発明による付加
化合物は塩を形成することができる。本発明による付加
化合物は分散剤としてそのような塩の形で用いることも
できる。
これらの塩は、反応生成物を有機または無機の酸で中性
化するか四級化(quarternlsatlon)す
ることによってえられる。有機モノカルボン酸との塩は
より好ましい。
すべての反応は技術の状態に従って、たとえばキシレン
、ジオキサンを含むエーテルおよびジメチルホルムアミ
ドなどの炭化水素のような、反応を妨害しない適当な溶
媒の存在下で行なうこともできる。反応はまた、ジブチ
ルスズジラウレート、鉄アセチルアセトネートまたはト
リエチレンジアミンのような通常用いられる触媒の存在
下で行なうこともできる(これらに関しては斜上の特1
午明細書を参照)。
一般式(1)および(I[)で示される化合物の置換基
および/または化合物の量比を変化させることによって
、本発明による付加化合物の相溶性は、塗料および塑造
用に用いられるポリマー化合物の広汎な種類に応じて調
節しうる。たとえばラッカー中のバインダー(bind
er)がポリエステルのばあい、本発明による付加化合
物もまた一般式(1)および+If)で示される化合物
の有する基にもとづいて、分子中にポリエステル基ある
いは当業者によってポリエステルと相溶性であると知ら
れている類似の基を有していなければならない。ラッカ
ー中のバインダーがポリエチレンあるいはポリアミドの
ばあいも同様である。極性をわずかだけ有する基を含ん
だ本発明による付加化合物は、特に相溶性が大きい。同
様のことが、本発明による付加化合物の分散させられる
顔料に対する親和性に特に大きな影響をもつ一般式(I
II)で示される化合物の置換基についてもいえる。
一般式(I)で示される化合物の製造は、後述する製造
例A−Gに示した。
分子が均一でないポリマーのような化合物においては、
分子量は数平均分子m(Mn)で示した。
分子量または数平均分子量(Mn)は、たとえば011
基の数、アミノ基の数の測定または氷点測定のような通
常の方法により決定した。
用いられたポリイソシアネート中のNCO基含全含量び
付加反応の順序はポール パタイ(Paul Pata
l)の“ザ ケミストリー オブ シアネーツ アンド
 ゼア チオデリバティブズ(The  Chemis
try  or Cyanates  and  th
eirThiodarlvativcs) ’ (Pa
rt l s Cbaptcr 5.1977)に記載
されているような方法で決定した。
一般式(III)で示される化合物の2部分にあたる1
12素環基は、すでに述べたようにQ基に直接結合して
いてもよいし、またアルキレン基を介して結合していて
もよい。これらの複索環基は、環式窒素原子または炭素
数2〜5個のアルキレン基を介してQ基に結合している
のが好ましい。
複素環基はもちろん、環内の窒素原子のほかに他の異種
原子を含んでいてもよい。さらに環式窒素原子を含んで
いてもよい。これらの追加した環式窒素原子は、たとえ
ばN−アルキルピペラジンのばあいのように水素原子を
有していてもよい。複索環基はベンゾイミダゾールのば
あいにおけるように、環式窒素原子を介してQ基に結合
していてもよいし、任意にアルキレン基を介して結合し
ていてもよい。結合の性質は大部分、複索環基の個々の
構造と個々の原子の反応性によって決まり、これは有機
化学者のよく知るところである。
つぎに本発明を実施例にもとづいて説明するが、本発明
はかかる実施例にかぎられるものではない。
製造例A−Gでは化合物(1)の、製造例1〜■では化
合物(I[)の製法を示した。
製造例A 平均分子量445である市販のへブタデカフルオロデカ
ノール2.1重量部を、60℃、保護雰囲気下で2−エ
チルヘキサノール5,9重量部およびバレロラクトン9
2重量部と均質化した。ジブチルスズジラウレート 0
.004m fit部を反応混合物に加え、1時間で1
80℃に加熱した。反応混合物を固体含有が98%にな
るまで攪拌した。
室温において無色かられずかに黄色味をおびた固体の生
成物かえられ、融点は60〜70℃であった。
製造例B フェニルエチルアルコール11.1重量部とカプロラク
トン88.9重量部を室温で均質化し、窒素雰囲気下で
触媒としてジブチルスズジラウレート0.002重量部
を加えた。反応混合物を1時間以内に160℃に加熱し
、この温度で攪拌した。
9996の固体含量かえられるとただちに反応を終えた
ポリエステルは融点50〜60℃の100%生成物とし
て扱うこともできるし、たとえばキシレンとの50%混
合物として扱うこともできる。後者は室温において固体
であり融点40〜50℃であった。
製造例C n−オクタツール7.2重量部、カプロラクトン92.
8重量部およびジブチルスズジラウレート0.003重
量部を保護雰囲気下で均質化し、1時間以内で160℃
に加熱した。99%の固体含量かえられるとただちに付
加反応を終えた。この温度においてこの固体含量は10
〜12時間で達成された。室温において無色の固体であ
る生成物かえられ、融点は50〜Bθ℃であった。
製造例D イソノナノール2.9EIfffi部、カプロラクトン
97.1重量部およびジブチルスズジラウレート0.0
02重量部を保護雰囲気下で均質化し、1時間以内に1
70℃に加熱した。99.5%の固体含量が8〜10時
間後にえられるとただちに反応を終えた。室温において
無色の固体である生成物かえられ、融点は60〜70℃
であった。
製造例E n−オクタツールl095重量部、12−オキシステア
リン酸89.5重量部およびテトラブチルチタネート0
.04重量部をキシレン100重量部と無酸素下で均質
化した(12−オキシステアリン酸:OHナンバー16
01g KOJI/g 、アシッドナンバー182mg
 KOI/g)。反応混合物を常圧で加熱し、゛生成し
た水を7〜IO時間以内で共沸留去した。えられた生成
物をそのままつぎの反応に用いてもよいが、100%の
生成物をうるために溶媒を真空下で注意深く蒸留した。
製造例F アジピン酸38重量部、ドデカンジオール52.7重量
部、オクタツール9.3重量部、p−トルエンスルホン
酸0.01重量部およびトルエン30重量部を均質化し
、加熱した。生成した水を5〜6時間以内で共沸留去し
、温度は140〜150℃に達した。つぎに溶媒を真空
下で注意深く蒸留した。生成したポリエステルは室温に
おいて固体であり、融点は70〜80℃であった。
製造例G 平均分子量が445のアルカリフリーで脱水したノニル
フェノール エトキシレー) 23.4重量部を、カプ
ロラクトン78.6重量部およびジブチルスズジラウレ
ート0.004重量部と保護雰囲気下で均質化した。反
応混合物を150℃に加熱し、この温度で20時間攪拌
した。固体含量98%の無色でワックス状の生成物をえ
た。
一般式(1)で示される化合物の製法をつぎの製造例1
および■で述べる。
製造例I トリメチロールプロパン9.8重量部およびカプロラク
トン90.4重量部を、触媒としてジブチルスズジラウ
レート0.003重量部を加えてから6〜8時間、17
0℃で平均分子量が1400のポリエステルかえられる
まで反応させた。
製造例■ 1.4−ブタンジオール9重量部、カプロラクトン91
重量部およびジブチルスズジラウレート0.002重量
部を保護雰囲気下で均質化し、1時間以内で160℃に
加熱した。固体含量が99%以上になるとただちに付加
反応を終えた。生成したポリエステルジオールは平均分
子量が1000であった。
実施例1 デスモジュールN(酢酸エチルセロソルブとキシレンの
1対1混合溶媒中に75%)7.2重量部を、キシレン
20重量部に溶かした平均分子量1800のカプロラク
トンポリエステル(製造例Cでえられたもの) 1[i
、9重量部および酢酸エチルセロツル110重量部と保
護雰囲気下で均質化し、ジブチルスズジラウレート 0
.004重量部を加えて反応混合物をOH基が完全に反
応するまで60℃で攪拌した。
架橋反応のために、反応混合物をキシレン10重量部で
希釈し、N−メチル−ピロリドン10重量部に溶かした
1、12−ジアミノドデカン0.8ff1m部をすみや
かに加えた。
当初に反応に供したNCO基の6B%が反応したとき、
反応混合物をキシレン13.2重量部で希釈し、N−メ
チルピロリド210重量部に溶かしたN、N−ジアリル
メラミン 1.9重量部を加えた。反応混合物を70℃
に加熱し、この温度で1時間攪拌した。
最終生成物は中程度の粘性を有し、無色で透明ないしわ
ずかに濁った物質であった。
実施例2 保護雰囲気下でデスモジュールN(酢酸エチルセロソル
ブとキシレンの1対1混合溶媒中に7596)10゜4
重量部を酢酸エチルセロツル110重量部で希釈し、キ
シレン20重量部に溶かした平均分子m1100のカプ
ロラクトンポリエステル(製造例Bでえられたもの)を
加えた。ジブチルスズジラウレート 0.004重量部
を加えてか・ら、反応混合物を60℃に加熱した。
当初に反応に供したNCO基の33%が反応したとき、
キシレン30重量部に溶かしたトリメチロールプロパン
066重量部を加えた。
NCO基の66%が反応し終るとただちに、酢酸エチル
セロソルブ12.4Tf1部に溶かした4−(2−ヒド
ロキシエチル)−ピリジン1.6重量部を加え、反応混
合物を70℃に加熱してこの温度で1時間攪拌した。最
終生成物は無色で中程度の粘性を有していた。
実施例3 保護雰囲気下でデスモジュールN(酢酸エチルセロソル
ブとキシレンの1対1混合溶媒中に75%) 10.3
重量部を酢酸エチルセロソルブ20重量部、およびキシ
レン15重量部に溶かした平均分子量が750の市販メ
トキシポリエチレングリコールと均質化し、ジブチルス
ズジラウレート0.004重量部を加えて反応混合物を
50℃に加熱した。
NCO基の1/3が反応したのち、キシレン15重量部
に溶かした平均分子fit 800のポリエチレングリ
コール5.4重量部を加えた。
NCO基の66%が反応し終ったとき、反応混合物をキ
シレン12.4重量部で希釈し、酢酸エチルセロツル1
10重量部に溶かした1−(2−アミノエチル)−ピペ
ラジン 1.7重量部を加えた。反応混合物を70℃で
2時間攪拌し、黄色でやや粘性の生成物をえた。
実施例4 デスモジュールN(酢酸エチルセロソルブとキシレンの
1対1混合溶媒中に75%>  9.1fflt部、酢
酸エチルセロソルブ17.7重量部、ジブチルスズジラ
ウレート0.003重量部、およびキシレン10重量部
に溶かした平均分子m 1100のカプロラクトンポリ
エステル(製造例Bでえられたもの) 13重量部を保
護雰囲気下で均質化し、50℃に加熱した。ポリエステ
ルの化学的付加ののち、キシレン30重量部に溶かした
平均分子量630のエトキシ化されたオレイルアミン 
3,7重塁部を加えた。
NCO基の66%が反応し終るとただちに、N−メチル
ピロリドン15重量部に溶かした4−(2−アミノエチ
ル)−ピリジン1.5重量部を加え、反応混合物を1時
間攪拌して反応を完結させた。生成物の溶液は中程度の
粘性を有し、やや濁って茶色を呈していた。
実施例5 デスモジュールN(酢酸エチルセロソルブとキシレンの
1対1混合溶媒中に75%)7.6重量部、キシレン1
8.1重量部、およびキシレン10重量部に溶かしたア
ジピン酸とドデカンジオールとオクタツールとの平均分
子量1400のポリエステル(製造例Fでえられたもの
) 13.8重量部を保護雰囲気下で均質化し、ジブチ
ルスズジラウレートo、ooa重量部を加えて反応混合
物を40℃に加熱した。NCO基の6B%が反応し終っ
たとき、キシレン30重量部に溶かしたトリメチロール
プロパン−カプロラクトンポリエステル(製造例1でえ
られたもの)4.5重量部を加えた。
水酸基の付加ののち、N−メチルピロリドン15重量部
に溶かしたN、N−ジメチル−■、3−プロパンジアミ
ン1重量部を加え、反応混合物を60℃に加熱して1時
間攪拌した。生成物は高粘性で無色であった。
実施例6 デスモジュールL(酢酸エチルセロソルブとキシレンの
1対1混合溶媒中に67%) 12.9ffiffi部
を保護雰囲気下で酢酸エチルセロソルブとキシレンの1
対1混合液20重量部で希釈した。キシレン10重量部
に溶かした平均分子Q 750の市販メトキシポリエチ
レングリコール9 mff1aBおよびジブチルスズジ
ラウレート0.003ffifiMを加えた。50℃で
NCO基の33%が反応し終ったとき、製造例■でえら
れキシレン20重量部に溶かした平均分子m 1000
のカプロラクトンポリエステル6重量部を加えた。NC
O基の66%が反応し終るとただちに反応を停止した。
キシレン20.7重口部に溶かしたト(2−ヒドロキシ
エチル)−イミダゾール1.4重量部を残りのNCO基
の付加のために加え、反応混合物を70’Cで2時間攪
拌した。
無色透明でやや粘性の生成物かえられた。
実施例7 アジピン酸とド・デカンジオールとオクタツールとの平
均分子ffi 1400のポリエステル(製造例Fでえ
られたもの’) 14.3重量部を、50’Cで酢酸エ
チルセロソルブ15重量部とキシレン10重量部の混合
物に保護雰囲気下で溶かした。反応混合物を20℃に冷
却し、デスモジュールL(酢酸エチルセロソルブとキシ
レンの1対1混合溶媒中に67%) 11.1ffi量
部およびジブチルスズジラウレート 0.003ffi
ffi部を攪拌しながら加えた。反応混合物を50℃に
ゆつくりと加熱し、NCO基の定量により反応の進行を
追跡した。NCO基の1/3が反応し終ったあと、キシ
レン20ffif1部に溶かした平均分子ffi 40
0のポリエチレングリコール2.1重量部を加え、NC
O基の残り1/3がっぎの反応に残された。反応混合物
をつぎにキシレン11.4重量部で希釈し、N−メチル
ピロリドン15 m Q部に溶かしたN、N−ジメチル
−1,3−ジアミノプロパン1.1ffi量部を加えた
う反応混合物を50℃で1時間攪拌した。生成物として
やや粘性で黄色の溶液かえられた。
実施例8 酢酸エチルセロソルブ15重量部中のデスモジュールL
(酢酸エチルセロソルブとキシレンの1対1混合溶媒中
に67%)8.8重量部を保護雰囲気下で均質化し、ノ
ニルフェノールエチルオキシレート(oxylate)
から出発し、てえられキシレン12゜2重量部に溶かし
たカプロラクトンポリエステル(製造例Gでえられたも
の) 15.5重量部をジブチルスズジラウレー)  
0.002重量部とともに加えた。反応混合物を50℃
に加熱し、NCO基の30%が反応し終るまで攪拌した
。つぎに反応液をキシレン20重量部で希釈し、キシレ
ン10重量部に溶かした平均分子量650の市販ポリテ
トラヒドロフランジオールを加えた。
NCO基の6θ%が反応し終るとただちに、キシレン1
5重量部に溶かした4−(アミノメチル)−ピリジン0
.9重量部を加え、反応混合物を70℃に加熱してこの
温度で1時間攪拌した。無色で非常に低粘性の生成物か
えられた。
実施例9 酢酸エチルセロソルブ12,4重量部、デスモジュール
しく酢酸エチルセロソルブとキシレンの1対1混合溶媒
中に67%)11重量部およびキシレン20重量部に溶
かしたアジピン酸とドデカンジオールとオクタツールと
の平均分子Q1400のポリエステル(製造例Fでえら
れたもの) 14.2重量部を保護雰囲気下で均質化し
、ジブチルスズジラウレート 0.003重量部を加え
た。反応混合物を50℃に加熱しデスモジュールしにポ
リエステルが化学的に付加した。
この反応工程のあと、酢酸エチルセロソルブとキシレン
の1対1混合物30重量部に溶かした市販のヤシ油酸の
ジェタノールアミド((Hoconutacld dl
ethanolamlde)  2.2重量部を加えた
ヤシ油酸のジェタノールアミドの平均分子量は440で
あった。NCO基の273が反応し終るとただちに、N
MP 10重工部に溶かした1−(3−アミノプロピル
)−イミダゾール1.3ffiW・部をすみやかに加え
、反応混合物を70℃に加熱してこの温度で1時間攪拌
した。中程度の粘性を有し透明ないしわずかに濁った生
成物かえられた。
実施例IO 酢酸エチルセロソルブ10重量部に溶かしたポリイソホ
ロンジイソシアネート(酢酸エチルセロソルブとキシレ
ンの1対1混合溶媒中に70%)7.9重量部、および
キシレン2Offi m部に溶かした平均分子m 20
00のバレロラクトンポリエステル(製造例Aでえられ
たもの) 15重量部を湿気を除いた保護雰囲気下で均
質化した。ジブチルスズジラウレー)  0.003重
量部を加え、反応混合物を50℃に加熱した。OH基が
完全に反応し終ったとき、キシレン20重量部に溶かし
た平均分子Ea IQQOのポリプロピレングリコール
3.7重量部を加えた。
NCO基の68%が反応し終ったとき、キシレン7.6
重量部、およびN−メチルピロリドン15重量部に溶か
した3−メルカプト1.2.4−)リアゾール0.8重
量部を加え、反応混合物を60℃で1時間攪拌した。
生成物の溶液は低粘性でやや茶色を呈していた。
実施例11 デスモジュール11L(酢酸ブチル中に80%)14.
1重量部を湿気を除いた酢酸エチルセロソルブ20重量
部に溶かし、キシレン20ffi ffi部に溶かした
平均分子QI100のカプロラクトンポリエステル(製
造例Bでえられたもの) 11.6重量部およびジブチ
ルスズジラウレート 0.003重量部を加え、反応混
合物を60℃にゆるやかに加熱した。
NCO基の30%が反応し終るとただちに第1工程は完
了した。
カップリング反応のためにキシレン14.4重量部に溶
かした平均分子m 650の市販ポリテトラヒドロフラ
ンジオール3.4重量部を加えた。
NCO基のBO%反応終了につづく最後の工程として、
N−メチルピロリドン15重量部に溶かした3−メルカ
プト −1,2,4−トリアゾール 1.5重量部を加
え、反応混合物を70℃に加熱してこの温度で1時間攪
拌した。生成物の溶液は粘性で、やや黄色を呈しほとん
ど透明であった。
実施例12 反応は50℃、保護雰囲気下で行なった。デスモジュー
ルIIL(酢酸ブチル中に80%) 14.4重量部を
酢酸エチルセロソルブ15重量部に溶かし、フェニルエ
チルアルコールから出発してえられ平均分子量が110
0のカプロラクトンポリエステル(製造例Bでえられた
もの)9.9重量部を加えた。ポリエステルはキシレン
13重量部に部分的に溶解した。
NCO基を定Ωしてポリエステルの付加反応が完了した
とき、平均分子量が1000のポリエチレングリコール
4.5fflQ部を加えた。残りのNCO基を反応させ
てしまうために、1−(2−アミノエチル)−ピペラジ
ン2.3重量部を加え、反応混合物をキシレンで固形成
分含量が30%になるまで希釈した。生成物としてわず
かに濁った粘性溶液をえた。
実施例13   ・ デスモジュールIIL(酢酸ブチル中に60%)10.
1重量部を保護ガス下、キシレンと酢酸エチルセロソル
ブの1対1混合液30重量部で希釈し、平均分子ffl
 2000のポリエステル(製造例Aでえられたもの)
12.7重量部を加えた。ジブチルスズジラウレート 
0.003ffl量部を加えたのち、付加反応を室温で
行なった。
NCO基の25%が反応し終ったとき、第2工程として
平均分子Q 1500のポリエチレングリコール4.7
重量部を加えた。
NCO基の50%が反応し終ったとき、反応混合物をキ
シレンで最終固体生成物の含量が25%になるまで希釈
し、4−(2−アミノエチル)−ピリジン 1.5重量
部を加えた。反応混合物を60℃に加熱し、この温度で
1時間攪拌した。やや黄色で粘性の生成物をえた。
実施例14 反応は50℃、保護ガス下で行なった。デスモジュール
11L(酢酸ブチル中に60%)6.3重量部を酢酸エ
チルセロソルブ15重量部とキシレン36重量部の混合
液で希釈し、平均分子fu 400のポリエチレングリ
コール0.7重量部および平均分子flu 5000の
カプロラクトンポリエステル(製造例りでえられたもの
> 19.8ff1部を加えた。反応を加速するためジ
ブチルスズジラウレート0.002重量部を加えた。
すべてのOH基が反応し終ったとき、4−(2−ヒドロ
キシエチル)−ピリジン0.9重量部を加え、キシレン
で反応混合物の固体含量を25%に調節した。反応が完
了するまで反応混合物を60℃で1時間攪拌した。無色
で低粘性の生成物かえられた。
実施例15 デスモジュール11L(酢酸ブチル中に60%)10.
7重量部を保護雰囲気下で、キシレン15.7重量部と
へブタデ力フルオロデカノ〜ル/2−エチルヘキサノー
ルから出発してえられ平均分子量2000のバレロラク
トンポリエステル(製造例Aでえられたもの> lB、
2重量部との溶液と均質化した。ジブチルスズジラウレ
ート o、oot重量部を加え、ポリエステルの付加反
応を50”Cで行なった。
この反応の終づたのち、反応混合物を酢酸エチルセロソ
ルブ20重量部で希釈し、キシレン20重量部に溶かし
た1、4−ブタンジアミン0.3重量部を加えた。
NCO基の55%が反応し終るとただちに、NMP15
重量部に溶かした2−アミノ −6−メドキシベンゾチ
アゾール2.1ffi量部を加えてやや発熱性の反応を
停止させた。反応混合物を70’Cに加熱し、1時間攪
拌した。
生成物としてやや粘性で黄色、透明な溶液かえられた。
実施例1B デスモジュールIL(酢酸ブチル中に51%)te、を
重量部およびキシレン20重量部に溶かした平均分子3
11800のカプロラクトンポリエステル(製造例Cで
えられたもの) 11重量部を酢酸エチルセロソルブ/
キシレン(1:1)20 mu部に保護雰囲気下で加え
、触媒としてジブチルスズジラウレート 0.002重
量部を加えたのち室温で付加反応を行なった。
NCO基の20%が反応し終ったとき、キシレン17.
1fflJ2部に溶かしたポリカプロラクトンポリエス
テル(製造例■でえられたもの)3.8重量部を加えた
NCO基の55%が反応し終ったのち、キシレン10重
量部、およびジイソブチルケト210重量部に溶かした
4−(2−アミノエチル)−ピリジン2.0重量部を加
えた。反応混合物を50℃に加熱し、1時間攪拌した。
無色、やや黄色で低粘性の生成物かえられた。
実施例17 デスモジュールIL(酢酸ブチル中に51%)9重区部
を平均分子m 5000のポリエステル(製造例りでえ
られたもの) 17重量部とキシレン25重量部との混
合溶液と湿気を除いた保護雰囲気下で均質化し、ジブチ
ルスズジラウレート 0.003重量部を加えた。反応
は60℃で行なった。ポリエステル付加反応ののち、キ
シレン30重量部に溶かした平均分子ffi 1000
のポリプロピレングリコール2.5重量部を加えた。反
応を加速するためジブチルスズジラウレート 0.00
2重量部を加えた。水酸基が反応し終ったとき、反応混
合物をキシレン5.6重量部で希釈し、残るNCO基に
N−メチルピロリドン1offf量部に溶かした3−メ
ルカプト−1,2,4−)リアゾール0.9重量部を加
えた。中程度の粘性で黄色の生成物かえられた。
実施例I8 デスモジュールIL(酢酸ブチル中に51%)15.5
重量部を保護雰囲気下で、キシレン15重量部に溶かし
た平均分子ffi 1800のポリエステル(製造例C
でえられたもの> ta、a重量部と均質化し、ジブチ
ルスズジラウレート o、ooa重量部を加えて反応混
合物を50℃に加熱した。ポリエステルの付加反応のの
ち(これはNCO基の25%定量でわかる)、反応混合
物をキシレン20重量部で希釈し、1,12−ジアミノ
ドデカン0.7重量部を加えた。
発熱反応ののちキシレン14ff1m、部とN−メチル
ピロリドン20重量部に溶かしたN、N−ジメチル−1
,3−プロパンジアミン 1.5重量部を加えた。70
℃で1時間攪拌し、中程度の粘性でわずかに濁った生成
物かえられた。
実施例19 デスモジュールIL(酢酸ブチル中に51%)15.5
重量部を保護雰囲気下で、キシレン/酢酸ブチル(4:
1)30 重量部および平均分子量1800のポリエス
テル(製造例Cでえられたもの)と均質化した。ジブチ
ルスズジラウレート o、ooa重量部を加え反応混合
物を50℃に加熱したとき、NCO基の50%が反応し
た。
キシレン30重量部に溶かした1、4−ブタンジオール
0.3重量部を加えた。NCO基の75%が反応し終っ
たときN−メチルピロリドン10重量部に溶かした3−
アミノ −1,2.4−トリアゾール0.6重量部を加
え、キシレンで固体含量を30%に調節した。中程度の
粘性で黄色の生成物を60℃で1時間攪拌した。
次に本発明による化合物の実際的な応用例について述べ
る。
粉状物質(M目led aater+at)5096ヒ
ドロキシ一アクリレート樹脂25重量部をキシレン3重
量部および酢酸ブチル1重量部と、50℃で焼き戻され
た精練鋼攪拌器中で混合した。つぎに本発明による付加
化合物または比較例の化合物(米国特許第403289
8号明細書中の実施例8)XTlt部を加え、混合物を
均質化して顔料Yffif1部を加えた(第1表参照)
。本発明による付加化合物および比較例の化合物の重量
部は100%の固体として算出した。
混合物を均質化し、粉砕混合物に対して200重量%の
スチールビーズ(steel  beads)を加え、
攪拌器の大きさに合わせて取り付けられたポリプロピレ
ンディスクを用い粉状物質を約12m/sの攪拌速度で
50℃において40分間分散させた。
ストックラッカー(Stock 1acquer)50
%ヒドロキシ−アクリレート樹脂52重量部、キシレン
6i11fm部、酢酸ブチル2重量部およびレベリング
川添加剤(levelling additive)0
.1重量部より生成されるラッカー媒質を粉状物質に加
えた。均質化するために、混合物を2分間、約2IIl
lsの攪拌速度で攪拌した。スチールビーズを濾過し、
残ったストックラッカーをつづく処理の前に12〜15
時間そのまま放置した。つぎに斜上のストックラッカー
の一部をつぎに述べるように処理加工し、残るストック
ラッカーを同じ処理方法で14日後50℃で処理した。
ただちに処理したラッカーよりえられた結果は第2表に
、140後に処理したラッカーよりえられた結果は第3
表にそれぞれ示した。
【処理方法〕
架橋をほどこすためにトリイソシアネート(デスモジュ
ールN)75%を含有する架橋剤30重量部をストック
ラッカー100ffi ffi部に加え攪拌した。つぎ
に最終ラッカーの粘性をキシレン/アルキルベンゼン(
炭素数9以上)/酢酸ブチル(2:l:l)の混合液で
16’ DIN 4/23に調整した。1時間後、この
ラッカーを80℃の角度に傾けた清浄なガラス板の上に
注いだ。
架橋が完了したのち、ラッカーフィルム(彩色ラッカー
)の光沢および透明度を評価し、光学顕微鏡で粒子の大
きさおよび綿状の固まりの有無を調べた。
評価は1〜10の段階によった。0は綿状の固まりが皆
無で高度の光沢および充分な透明度を有することを表わ
し、!0は完全な綿状の固まりで光沢および透明度が皆
無であることを表わす。
えられた結果は、第2表および第3表の“彩色ラッカー
”の欄に示した。
ラッカー中における顔料の粒子の多きさの分布および安
定性を決定する他の方法は、ラッカーをホワイトラッカ
ーと混合してラップアウトテスト(rub−out t
est  (whlte liXlng) )を行なう
ことである。このテストのために、表面に注いだラッカ
ーを空気にさらしく約10分間)、つぎにこれを色が一
定になるまで指でこする。
このテストのために、第1表中のI −Vで示された彩
色顔料のストックラッカーを第1表中の■で示されたホ
ワイトラッカーと1対4の比で混合し、均質化して粘性
を16’ DIN 4/23に調整した。生成物を80
”の角度に傾けたガラス板の上に注ぎ、空気に約10分
間さらしたのちラップアウトテストを行なった。
フィルムの架橋が完了したのち、指でこすった試料およ
び指でこすらなかった試料の両方の色の強度を決定した
。この目的に使われた 1〜10までのスケールはつぎ
のとおりである。
O:同じ色の強度、同じ色合いで色分かれ(rIood
 ing)およびうき(rloat i ng)が見ら
れない、いいかえれば指でこすった試料および指でこす
らなかった試料のあいだに違いが検出できないことを表
わし、 lO:完全に色の強度が変化し、顔料の色分かれおよび
うきが見られることを表わす。
えられた結果を第2表および第3表の“ホワイトラッカ
ー混合”の欄に示した。
第2表および第3表かられかるように本発°明による付
加化合物で処理されたラッカーは、かなり顔料の安定性
がすぐれていた。
特許出願人 ブエクーヘミー・ゲゼールシャフト・ミツ
ト・ベシュレンクテ ル・ハフツンク

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平均 2.5〜6の官能性を有するポリイソシアネ
    ートを (a)該ポリイソシアネートのNCO基の15〜50%
    と反応する量の一般式( I ): Y−OH( I ) (式中Yは (i)部分的に水素原子がハロゲン原子および/または
    アリール基で置換されていてもよい炭素数8〜30個の
    脂肪族および/または脂環式炭化水素であるか、 (ii)部分的に水素原子がハロゲン原子で置換されて
    いてもよい分子量350〜8000で少なくとも1個の
    −O−基および/または−COO−基を有する脂肪族、
    脂環式および/または芳香族炭化水素である)で示され
    る水酸基を1個有する化合物と反応させる工程、 (b)工程(a)の反応生成物を、当初に供したポリイ
    ソシアネートのNCO基のさらに15〜45%と反応し
    、かつ工程(a)と工程(b)とで反応するNCO基の
    合計が少なくとも40%でかつ多くとも75%となる量
    の一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Eは−OH基、−NH_2基および/または−
    NHR基(Rは炭素数1〜4個のアルキル基)、nは2
    または3、Gは少なくとも2個の炭素原子を有する多く
    とも3000の分子量の脂肪族、脂環式および/または
    芳香族炭化水素をあらわし、−O−基、−COO−基、
    −CONH−基、−S−基および/または−SO_2−
    基を有していてもよい)で示される化合物と反応させる
    工程、および(c)えられた反応生成物を、前記工程(
    a)および(b)で反応せずに残った各イソシアネート
    基に対して少なくとも1個の分子が利用できる量の一般
    式(III): Z−Q(III) (式中、Qは−OH基、−NH_2基、−NHR基(R
    は炭素数1〜4個のアルキル基)または−SH基、Zは
    少なくとも1個の第3級アミノ基を有する炭素数2〜1
    0個の脂肪族炭化水素または水素原子と結合していない
    塩基性環式窒素原子を少なくとも1個有する複素環式炭
    化水素であり、該複素環式炭化水素は10個までの炭素
    原子を有するアルキレン基を介してQ基に結合していて
    もよい)で示されるツェレビチノフの活性水素原子と少
    なくとも1個の窒素原子含有塩基性基を有する化合物と
    反応させる工程からなり、これらの反応工程を溶媒の存
    在下または不存在下で触媒の存在下または不存在下にて
    行なうことによりえられる付加化合物またはその塩を含
    有する粉状または繊維状の固体が取り込まれた液体系用
    分散剤でコーティングされ、液体系に分散させられた粉
    状または繊維状の固体。 2 一般式( I )で示される化合物がポリイソシアネ
    ートのNCO基の20〜40%と反応する特許請求の範
    囲第1項記載の固体。 3 一般式( I )で示される化合物がポリイソシアネ
    ートのNCO基の20〜35%と反応する特許請求の範
    囲第1項記載の固体。 4 一般式(II)で示される化合物がポリイソシアネー
    トのNCO基の20〜40%と反応する特許請求の範囲
    第1項記載の固体。 5 一般式(II)で示される化合物がポリイソシアネー
    トのNCO基の20〜35%と反応する特許請求の範囲
    第1項記載の固体。 6 工程(a)と工程(b)とで反応するNCO基の合
    計が45〜65%である特許請求の範囲第1項記載の固
    体。 7 工程(a)と工程(b)とで反応するNCO基の合
    計が45〜55%である特許請求の範囲第1項記載の固
    体。 8 粉状または繊維状の固体が分散された液体系であっ
    て、該粉状または繊維状の固体が、平均2.5〜6の官
    能性を有するポリイソシアネートを (a)該ポリイソシアネートのNCO基の15〜50%
    、と反応する量の一般式( I ): Y−OH( I ) (式中Yは (i)部分的に水素原子がハロゲン原子および/または
    アリール基で置換されていてもよい炭素数8〜30個の
    脂肪族および/または脂環式炭化水素であるか、 (ii)部分的に水素原子がハロゲン原子で置換されて
    いてもよい分子量350〜8000で少なくとも1個の
    −O−基および/または−COO−基を有する脂肪族、
    脂環式および/または芳香族炭化水素である)で示され
    る水酸基を1個有する化合物と反応させる工程、 (b)工程(a)の反応生成物を、当初に供したポリイ
    ソシアネートのNCO基のさらに15〜45%と反応し
    、かつ工程(a)と工程(b)とで反応するNCO基の
    合計が少なくとも40%でかつ多くとも75%となる量
    の一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Eは−OH基、−NH_2基および/または−
    NHR基(Rは炭素数1〜4個のアルキル基)、nは2
    または3、Gは少なくとも2個の炭素原子を有する多く
    とも3000の分子量の脂肪族、脂環式および/または
    芳香族炭化水素をあらわし、−O−基、−COO−基、
    −CONH−基、−S−基および/または−SO_2−
    基を有していてもよい)で示される化合物と反応させる
    工程、および(c)えられた反応生成物を、前記工程(
    a)および(b)で反応せずに残った各イソシアネート
    基に対して少なくとも1個の分子が利用できる量の一般
    式(III): Z−Q(III) (式中、Qは−OH基、−NH_2基、−NHR基(R
    は炭素数1〜4個のアルキル基)または−SH基、Zは
    少なくとも1個の第3級アミノ基を有する炭素数2〜1
    0個の脂肪族炭化水素または水素原子と結合していない
    塩基性環式窒素原子を少なくとも1個有する複素環式炭
    化水素であり、該複素環式炭化水素は10個までの炭素
    原子を有するアルキレン基を介してQ基に結合していて
    もよい)で示されるツェレビチノフの活性水素原子と少
    なくとも1個の窒素原子含有塩基性基を有する化合物と
    反応させる工程からなり、これらの反応工程を溶媒の存
    在下または不存在下で触媒の存在下または不存在下にて
    行なうことによりえられる付加化合物またはその塩を含
    有する分散剤でコーティングされ、液体系に分散させら
    れたものであることを特徴とする液体系。 9 一般式( I )で示される化合物がポリイソシアネ
    ートのNCO基の20〜40%と反応する特許請求の範
    囲第8項記載の液体系。 10 一般式( I )で示される化合物がポリイソシア
    ネートのNCO基の20〜35%と反応する特許請求の
    範囲第8項記載の液体系。 11 一般式(II)で示される化合物がポリイソシアネ
    ートのNCO基の20〜40%と反応する特許請求の範
    囲第8項記載の液体系。 12 一般式(II)で示される化合物がポリイソシアネ
    ートのNCO基の20〜35%と反応する特許請求の範
    囲第8項記載の液体系。 13 工程(a)と工程(b)とで反応するNCO基の
    合計が45〜65%である特許請求の範囲第8項記載の
    液体系。 14 工程(a)と工程(b)とで反応するNCO基の
    合計が45〜55%である特許請求の範囲第8項記載の
    液体系。
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