JPH01136824A - 4輪駆動車の駆動力伝達装置 - Google Patents

4輪駆動車の駆動力伝達装置

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JPH01136824A
JPH01136824A JP29248987A JP29248987A JPH01136824A JP H01136824 A JPH01136824 A JP H01136824A JP 29248987 A JP29248987 A JP 29248987A JP 29248987 A JP29248987 A JP 29248987A JP H01136824 A JPH01136824 A JP H01136824A
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JP
Japan
Prior art keywords
wheel drive
throttle
differential
transmission device
drive shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP29248987A
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English (en)
Inventor
Toshibumi Sakai
俊文 酒井
Hiroshi Takuno
博 宅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、2つの駆動軸の一方の回転動力を、油圧クラ
ッチを介して他方の駆動軸に伝達するようにした4輪駆
動車の駆動力伝達装置に関するものである。
〈従来の技術〉 前輪側駆動軸と後輪側駆動軸との間に、トルク伝達用の
油圧クラッチと、両脇動軸の差動回転に応じた油を吐出
する差動ポンプを設けた4輪駆動車の駆動力伝達装置は
、例えば特開昭60−252026号公報に記載されて
ぼるように公知である。
かかる駆動力伝達装置においては、差動ポンプの吐出圧
を差動回転に応じた圧力に制御するために、差動ポンプ
より吐出された圧油を固定オリフィスを介してタンク側
に開放させるようにしている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところでこの種の駆動力伝達装置においては、車の旋回
時における内輪差による差動回転を吸収するために、す
なわちタイトコーナブレーキング現象を回避するために
、固定オリフィスの絞り開度をあまり小さくできない技
術的制約があり、このために特に高速走行時においてタ
イヤスリップ等が発生しても、高感度に4輪駆動に制御
できない問題がある。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、上述した従来の問題点を解決するためになさ
れたもので、前輪側駆動軸と後輪側駆動軸の一方に回転
ハウジングを結合し、他方にこの回転ハウジングに回転
可能に軸承された回転軸を結合し、前記回転ハウジング
内に、回転ハウジングと回転軸との間でトルクを伝達す
る油圧クラッチと、この油圧クラッチに前記回転ハウジ
ングと回転軸との差動回転数に応じた油圧を導入する差
動ポンプを設けた4輪駆動車の駆動力伝達装置において
、前記差動ポンプの吐出通路とタンク側とを連通ずる通
路中に配置され遠心力によって絞り開度を縮小する可変
絞りを備えたものである。
〈作用〉 車速が低い状態においては、可変絞りが受ける遠心力の
影響が小さいため、可変絞りの絞り開度は大きく、従っ
て差動回転に対する油圧ポンプの吐出圧の変化が小さく
なって伝達トルク上昇の感度が小さ(なり、旋回時にお
けるタイトコーナブレーキング現象を回避する。
車速が高くなると、可変絞りが受ける遠心力の影響が大
きくなって可変絞りの絞り開度が縮小されるため、差動
回転に対する油圧ポンプの吐出圧の変化が大きくなって
伝達トルク上昇の感度が高められ、高速走行時における
タイヤスリップ等に対する応答性が向上し、操安性が向
上される。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図において、10はエンジン、11はトランスミッ
ション、13は前輪側差動装置、14は後輪側差動装置
、15は前輪側駆動軸、16は後輪側駆動軸、17は前
輪、18は後輪、20は前輪側駆動軸15と後輪側駆動
軸16間に設けられた駆動力伝達装置を示す。エンジン
10の出力はトランスミッション11を介して前輪側差
動装置13に伝えられ、前輪17を駆動するとともに、
前輪側駆動軸15に伝えられ、その回転は駆動力伝達装
置20を介して後輪側駆動軸16に伝達され、後輪18
を駆動する。
前記駆動力伝達装置20は、第1図に示すように、回転
ハウジング21と、この回転ハウジング21内を縦貫し
て回転可能に軸承された回転軸22と、これら回転ハウ
ジング21と回転軸22との差動回転に応じて作動され
る差動ポンプ23と、この差動ポンプ23より吐出され
た圧油によって作動される油圧クラッチ24とによって
主に構成されている。
前記回転ハウジング21の一端には前記前輪側駆動軸1
5の軸端に形成されたフランジ部15aが一体的に結合
され、また回転軸22内には前記後輪側駆動軸16がス
プライン係合されている。
回転ハウジング21内には回転軸22と同心的に中空室
25が形成され、この中空室25の一端はエンドカバー
26にて閉塞されている。中空室25内にはサイドプレ
ート27が嵌装され、このサイドプレート27と中空室
側壁との間にカムリング28が嵌装されている。これら
カムリング28およびサイドプレート27は回路の位置
決めビンにより回転ハウジング21に対し回り止めされ
ている。カムリング28内にはベーン29aを保持した
ロータ29が収納され、このロータ29は前記回転軸2
2に一体的に係合されている。一方、サイドプレート2
7に形成されたシリンダ室にはピストン30が摺動のみ
可能に嵌装され、このピストン30と前記エンドカバー
26との間に油圧クラッチ24を構成する複数のセパレ
ートプレ−ト33・とフリクションプレート34が交互
に配置されている。しかしてセパレートプレート33は
回転ハウジング21の内周に、フリクションプレート3
4は回転軸22上に取付けられたハブ22aの外周にそ
れぞれスプライン係合され、両者の摩擦係合により回転
トルクを伝達するようになっている。ピストン30とサ
イドプレート27との間には圧力室35が形成され、こ
の圧力室35には後述するように前記差動ポンプ23の
吐出油が導入され、ピストン30を押圧するようになっ
ている。
前記エンドカバー26およびサイドプレート27で区画
された中空室25内の空間部は、回転ハウジング21と
回転軸22との間でオイルシール38等により液密的に
シールされた油タンク37として構成され、この油タン
ク37に作動油が貯溜されている。
前記サイドプレート27の端壁には、一対の吸入吐出ボ
ー1−41.41が形成され、これら吸入吐出ボー)4
1.41は逆止弁42を介して吐出通路43に連通され
ている。また吸入吐出ポート41.41は逆止弁44を
介して前記油タンク37に連通されている。これにより
ロータ29がカムリング28に対して正転あるいは逆転
されると、油タンク37より作動油が逆止弁44を介し
て一方の吸入吐出ポート41に吸入され、他方の吸入吐
出ポート41より逆止弁42を介して吐出通路43に作
動油が吐出される。吐出通路43は前記ピストン30に
形成された可変絞り45を介して前記油タンク37に連
通されている。
かかる可変絞り45は第2図に詳細図示するように、前
記ピストン30に半径方向に形成された半径方向孔46
内に嵌着された絞り孔47aをもつ絞りリング47と、
その半径方向孔46内に絞りリング47の内方位置にお
いて摺動可能に嵌装されたスプール48と、このスプー
ル4日と絞りリング47との間に介挿されたスプリング
49とによって構成されている。スプール48の外方端
には前記絞りリング47の絞り孔47aに突入可能な制
御軸部48aが形成されている。また半径方向孔46に
は絞りリング47を挟んで両側に2つの連通路51.5
2が開口され、一方の連通路51は前記圧力室35に連
通され、他方の連通路52は前記油タンク37に連通さ
れている。しかしてスプール4日は、回転ハウジング2
1と一体回転されるピストン30の回転速度が小さい間
は遠心力の影響が小さいため、スプリング49のバイア
スによって内方端に保持され、絞り孔47aを全開して
いるが、ピストン30の回転速度の上昇に伴う遠心力の
影響が太き(なると、スプリング49に抗して半径方向
外方に摺動され、絞り孔47aの絞り開度をその摺動量
、すなわち回転速度に応じて縮小し、圧−力室35から
の吐出油の排出抵抗を高めるようになっている。
次に上記した構成における動作について説明する。
エンジン10の回転動力はトランスミッション11を介
して前輪側差動装置13に伝えられて前輪17を駆動す
るとともに、前輪側駆動軸15に伝えられる。前輪側駆
動軸15に伝えられた回転は、回転ハウジング21に伝
達されるが、回転ハウジング21の回転速度が低い状態
においては、可変絞り45のスプール48に作用する遠
心力が小さく、絞り孔47aは全開されている。
その状態で車が旋回されると、内輪差により前輪側駆動
軸15と後輪側駆動軸16とが相対回転する。かかる相
対回転により差動ポンプ23が作動され、油タンク37
より作動油が吸入されるとともに、吐出通路43より前
輪側駆動軸15と後輪側駆動軸16との差動回転に応じ
た流量の油が吐出されるが、この油は上記した絞り開度
の大きな絞り孔47aを介して油タンク37に排出され
るため、圧力室35に発生する圧力は低く、これにより
セパレートプレート33とフリクションプレート34は
容易に相対回転でき、車の旋回時におけるタイトコーナ
ーブレーキング現象を防止できるようになる。
しかるに車速の上昇につれて前輪側駆動軸15および回
転ハウジング21の回転速度が高(なると、それに比例
して可変絞り45のスプール48に作用する遠心力が大
きくなり、スプール48がスプリング49に抗して半径
方向外方に摺動される。これによりスプール48の制御
軸部48aにより絞り孔47aの絞り開度が縮小される
従って高速走行時においては、車輪のスリップ等によっ
て前輪側駆動軸15と後輪側駆動軸16との差動回転が
生ずると、差動ポンプ23から吐出される油の排出が制
限され、油圧クラッチ24の圧力室35の圧力が高くな
り、しかもこの圧力は差動ポンプ23の吐出量、すなわ
ち前輪側駆動軸15と後輪側駆動軸16との差動回転に
応じて上昇し、セパレートプレート33とフリクション
プレート34とをリジットに摩擦係合させ、直結4輪駆
動に制御する。従って低μ路を比較的高速で走行する場
合においても安定した走行が行えるようになり、操安性
が高められる。第4図に車速をパラメータとしだ差動回
転に対する伝達トルクの特性を示す。
〈発明の効果〉 以上述べたように本発明によれば、差動ポンプの吐出通
路を遠心力によって絞り開度が縮小する可変絞りを介し
てタンクに連通し、車速感応形の駆動力伝達装置とした
ので、低速では差動回転に対する伝達トルク上昇の感度
を小さ(してコーナリング時のブレーキングを回避する
ことができ、また高速になるにつれて差動回転に対する
伝達トルク上昇の感度が高められるので、操安性を向上
することができ、しかもこれがセンサおよびコントロー
ラ等を用いず安価に実施できる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は4輪駆動
車の駆動力伝達装置の断面図、第2図は第1図の要部拡
大断面図、第3図は4輪駆動車の概略図、第4図は差動
回転に対する伝達トルク特性を示す線図である。 15・・・前輪側駆動軸、16・・・後輪側駆動軸、2
1・・・回転ハウジング、22・・・回転軸、23・・
・差動ポンプ、24・・・油圧クラッチ、37・・・油
タンク、43・・・吐出通路、45・・・可変絞り、4
6・・・半径方向孔、48・・・スプール、49・・・
スプリング。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前輪側駆動軸と後輪側駆動軸の一方に回転ハウジ
    ングを結合し、他方にこの回転ハウジングに回転可能に
    軸承された回転軸を結合し、前記回転ハウジング内に、
    回転ハウジングと回転軸との間でトルクを伝達する油圧
    クラッチと、この油圧クラッチに前記回転ハウジングと
    回転軸との差動回転数に応じた油圧を導入する差動ポン
    プを設けた4輪駆動車の駆動力伝達装置において、前記
    差動ポンプの吐出通路とタンク側とを連通する通路中に
    配置され遠心力によって絞り開度を縮小する可変絞りを
    備えてなる4輪駆動車の駆動力伝達装置。
  2. (2)前記可変絞りは、前記差動ポンプの吐出通路とタ
    ンク側とを連通する通路と連通するように前記回転ハウ
    ジングと一体的に回転する部材に形成された半径方向孔
    に収納されてなる特許請求の範囲第1項に記載の4輪駆
    動車の駆動力伝達装置。
  3. (3)前記可変絞りは、前記半径方向孔に設けられた絞
    り孔と、前記半径方向孔に摺動可能に収納され半径方向
    外方への摺動変位によって前記絞り孔の絞り開度を制限
    するスプールと、このスプールを半径方向内方に付勢す
    るスプリングとによって構成してなる特許請求の範囲第
    2項に記載の4輪駆動車の駆動力伝達装置。
JP29248987A 1987-11-19 1987-11-19 4輪駆動車の駆動力伝達装置 Pending JPH01136824A (ja)

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JP29248987A JPH01136824A (ja) 1987-11-19 1987-11-19 4輪駆動車の駆動力伝達装置

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JP29248987A JPH01136824A (ja) 1987-11-19 1987-11-19 4輪駆動車の駆動力伝達装置

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JPH01136824A true JPH01136824A (ja) 1989-05-30

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JP29248987A Pending JPH01136824A (ja) 1987-11-19 1987-11-19 4輪駆動車の駆動力伝達装置

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JP (1) JPH01136824A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0452932U (ja) * 1990-09-12 1992-05-06
JP2011530452A (ja) * 2008-08-14 2011-12-22 ボルグワーナー トルクトランスファー システムズ エービー 油圧アクチュエータ

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JPH0452932U (ja) * 1990-09-12 1992-05-06
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