JPH01134364A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH01134364A
JPH01134364A JP29383387A JP29383387A JPH01134364A JP H01134364 A JPH01134364 A JP H01134364A JP 29383387 A JP29383387 A JP 29383387A JP 29383387 A JP29383387 A JP 29383387A JP H01134364 A JPH01134364 A JP H01134364A
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JP
Japan
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layer
photosensitive layer
charge
plasticizer
resin
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JP29383387A
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English (en)
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Keizo Kimoto
恵三 木元
Masafumi Tanaka
雅史 田中
Koji Nishikawa
西川 浩次
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
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    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
    • G03G5/0528Macromolecular bonding materials
    • G03G5/0592Macromolecular compounds characterised by their structure or by their chemical properties, e.g. block polymers, reticulated polymers, molecular weight, acidity
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は複写機などの画像形成装置に好適に使用される
電子写真用感光体に関する。
〈従来の技術と発明が解決しようとする問題点〉近年、
カールソンプロセスを利用した複写機などの画像形成装
置を用いて複写画像を形成することが広く行なわれてい
る。上記カールソンプロセスは、コロナ放電により感光
体を均一に帯電させる帯電工程と、帯電した感光体に原
稿像を露光し、原稿像に対応した静電潜像を形成する露
光工程と、静電潜像をトナーを含有する現像剤で現像し
、トナー像を形成する現像工程と、トナー像を紙などの
基材に転写す名転写工程と、基材に転写されたトナー像
を定着させる定着工程と、転写工程の後、感光体上に残
留するトナーを除去するクリーニング工程とを基本工程
として含んでおり、上記カールソンプロセスにおいては
、感光体に、電気的、光学的、機械的負荷が繰返し作用
するので、高品質の画像を継続的に形成するには、感光
体の感光層が、上記作用により劣化せず、耐久性を有す
ることが必要とされる。
一方、上記画像形成装置にお5ける感光体として、材料
の選択幅が広く、生産性に優れ、機能設計の自由度が大
きい有機感光体が広く採用されている。
より詳細には、導電性基材上に、前記露光工程での露光
により電荷を発生させる電荷発生物質と、発生した電荷
を輸送する電荷輸送物質と、結着樹脂とを含有する単層
型感光層や、電荷発生機能と電荷輸送機能とを分離し、
より一層感度を高めるため、電荷発生物質を含有する電
荷発生層と、電荷輸送物質と結着樹脂などを含有する電
荷輸送層とが積層された積層型感光層が形成された電子
写真用感光体が提案されている。また、上記結着樹脂と
しては、感光体の製造作業性などの点から、通常、ポリ
カーボネート、ポリエステル、アクリル樹脂などの熱可
塑性樹脂が使用されている。
しかしながら、上記熱可塑性樹脂を積層型感光層に適用
すると、均質な感光層を形成することが困難である。よ
り詳細には、導電性基材上に電荷輸送層と電荷発生層と
が順次形成された積層型感光層を例にとって説明すると
、導電性基材上に電荷輸送層用塗布液を塗布し、電荷輸
送層を形成した後、この電荷輸送層上に電荷発生層用塗
布液を塗布すると、電荷輸送物質が上記塗布液中の溶剤
に対して溶解性がよく、しかも電荷輸送層が薄膜である
ため、電荷発生層用塗布液中の有機溶媒により電荷輸送
層中の電荷輸送物質が溶出し、溶出した電荷輸送物質が
電荷輸送層と電荷発生層との界面に析出したりして、均
質な感光層を形成することが困難であり、各機能を分離
した意義がなくなる。また、上記とは逆に、導電性基材
上に電荷発生層と電荷輸送層とが順次積層された構造の
積層型感光層にあっても、通常、電荷発生層の膜厚が電
荷輸送層よりも小さいため、電荷発生層中の熱可塑性樹
脂が溶出し、均質な電荷発生層および電荷輸送層を形成
することが困難である。
上記の点に鑑み、積層型感光層を有する感光体において
、導電性基材と接する下層の結着樹脂として熱硬化性樹
脂を使用することが提案されている。
上記の感光層によれば、導電性基材と接する下層中の熱
硬化性樹脂を硬化させ、上層用塗布液中の有機溶媒に対
する溶解性を小さくすることができるので、上層用塗布
液を塗布した際、電荷輸送物質や結着樹脂の溶出を抑制
でき、均質な感光層を有する電子写真用感光体が得られ
るという利点がある。
しかしながら、感光層のうち下層の結着樹脂が熱硬化性
・樹脂であり、架橋しているため、下層が硬質となり、
導電性基材との密着性、可撓性に欠け、クラックが生じ
たり、感光層が導電性基材から剥離したりする。従って
、上記熱硬化性樹脂を使用した電子写真用感光体を繰返
し使用すると基材との密着性の低下に伴い感光特性およ
び電気的特性が低下し、長期に亘り高品質の画像を形成
することが困難であるという問題がある。
〈発明の目的〉 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、導電
性基材との密着性、可撓性および均質性に優れるととも
に、長期に亘り高品質の画像を形成することができる電
子写真用感光体を提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段および作用〉上記目的を
達成するため、本発明の電子写真用感光体は、導電性基
材上に感光層が形成された感光体であって、上記感光層
が、熱硬化性樹脂および/または光硬化性樹脂と可塑剤
とを含有することを特徴とする。
上記構成の電子真用感光体によれば、感光層が、熱およ
び/または光硬化性樹脂を含有しているため、架橋構造
を有し、機械的強度に優れているとともに、可塑剤を含
有しているため、可撓性、導電性基材との密着性に優れ
ている。また、積層型感光層のうち導電性基材と接する
下層が上記熱硬化性樹脂および/または光硬化性樹脂を
含有する感光層にあっては、導電性基材と接する下層が
架橋構造を有しており、上層用塗布液を塗布しても、塗
布液中の溶剤による下層中の電荷輸送物質や結着樹脂な
どの溶出が抑制されるので、感光層が均質である。
以下に、本発明の詳細な説明する。
本発明の電子写真用感光体は、導電性基材と、この導電
性基材に形成された感光層とを有しており、上記感光層
は、熱硬化性樹脂および/または光硬化性樹脂と、可塑
剤とを含有している。
上記導電性基材としては、導電性を有するシート状やド
ラム状のいずれであってもよく、導電性を有する種々の
材料、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、
錫、白金、金、銀、バナジウム、モリブデン、クロム、
カドミウム、チタン、ニッケル、パラジウム、インジウ
ム、ステンレス鋼、真鍮などの金属単体や、蒸着等の手
段により上記金属、酸化インジウム、酸化錫等の導電層
が形成されたプラスチック材料およびガラス等が例示さ
れる。上記導電性基材のうち、感光層との密着性を高め
るため、酸化物表面を有するもの、特に、アルマイト処
理されたアルミニウム、中でもアルマイト処理層の膜厚
が5〜12μlであり、表面粗さが1.5S以下のアル
マイト処理されたアルミニウムが好ましい。
また、導電性基材上には感光層が形成されており、該感
光層は、電荷発生物質と、電荷輸送物質と、熱硬化性樹
脂および/または光硬化性樹脂と、可塑剤とを含有して
いる。
前記感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質とを含有す
る単層型感光層や、電荷発生物質を含有゛する電荷発生
層と、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とが積層され
た積層型感光層のいずれであってもよい。また、上記積
層型感光層は、電荷発生層上に電荷輸送層が形成されて
いたり、これとは逆に電荷輸送層上に電荷発生層が形成
されていてもよい。なお、積層型感光層にあっては、少
なくとも前記導電性基材と接する層が、前記熱硬化性樹
脂および/または光硬化性樹脂と、可塑剤とを含有して
いればよい。
上記電荷発生物質としては、例えば、セレン、セレン−
テルル、アモルファスシリコン、ビリリウム塩、アゾ系
化合物、ジスアゾ系化合物、フタロシアニン系化合物、
アンサンスロン系化合物、ペリレン系化合物、インジゴ
系化合物、トリフェニルメタン系化合物、スレン系化合
物、トルイジン系化合物、ピラゾリン系化合物、ペリレ
ン系化合物、キナクリドン系化合物、ピロロピロール系
化合物等が例示される。上記電荷発生物質は、−種また
は二種以上使用される。なお、上記電荷発生物質は、適
宜選択することができるが、分光感度を高めるため、フ
タロシアニン系化合物、例えば、α型、β型、γ型など
、種々の結晶型を有するアルミニウムフタロシアニン、
銅フタロシアニン、中でもメタルフリーフタロシアニン
および/またはチタニルフタロシアニンを含有するもの
が好ましい。
また、電荷輸送物質としては、例えば、テトラシアノエ
チレン、2,4.7−)ジニトロ−9−フルオレノン等
のフルオレノン系化合物、2,4゜8−トリニドロチオ
キサントン、ジニトロアントラセン等のニトロ化化合物
、無水コ11り酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレ
イン酸、2.5−ジ(4−ジメチルアミノフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール系
化合物、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アントラ
セン等のスチリル系化合物、ポリビニルカルバゾール等
のカルバゾール系化合物、1−フェニル−3−(p−ジ
メチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピラゾリン系化
合物、4.4’ 、4’−トリス(N、N−ジフェニル
アミノ)トリフェニルアミン、4.4′ −ビス[N−
フェニル−N−(3−メチルフェニル)アミノコシフェ
ニルなどのアミン誘導体、1,1−ビス(゛4−ジエチ
ルアミノフェニル) −4,4−ジフェニル−1,3〜
ブタジエンなどの共役不飽和化合物、インドール系化合
物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合物
、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、イミ
ダゾール系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾール
系化合物等の含窒素環式化合物、縮合多環族化合物等が
例示される。なお、上記電荷輸送物質は一種または二種
以上使用される。また、前記電荷輸送物質としての光導
電性ポリマー、例えば、ポリ−N−ビニルカルバゾール
等は後述する結着樹脂として使用してもよい。
また、上記熱硬化性樹脂としては、種々のもの、例えば
、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエステル
、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂などが例示される。上
記熱硬化性樹脂は一種または二種以上混合して使用され
る。
また、光硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂と、アクリ
ル酸などのエポキシ基との反応性基および不飽和結合基
2とを有する化合物との付加反応により得られるエポキ
シアクリレート、トリレンジイソシアネートなどのポリ
イソシアネート化合物と、2−ヒドロキシエチルアクリ
レートなどのイソシアネート基との反応性基および不飽
和結合基とを有する化合物と、必要に応じてポリオール
成分との反応により得られるウレタンアクリレート、多
価カルボン酸と多価アルコールと前記アクリル酸または
2−ヒドロキシエチルアクリレートとの反応により得ら
れるポリエステルアクリレートおよびこれらに対応する
メタクリレートなどが例示される。上記光硬化性樹脂は
一種または二種以上混合して使用できる。
なお、上記熱硬化性樹脂と光硬化性樹脂とを併用しても
よい。
また、上記熱硬化性樹脂は、樹脂の種類に応じて従来慣
用の硬化剤を用いて硬化させることができる。また、光
硬化性樹脂は、従来慣用の光重合開始剤を用いて硬化さ
せることができ、重合膜の特性を調整するため、エチレ
ングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジ
アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート
、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラアクリレートやこれらに対応するメ
タクリレートなどの光重合性モノマーを併用してもよい
また、上記熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂は、膜の特性を
損わない範囲で、熱可塑性樹脂、例えば、スチレン系重
合体、アクリル系重合体、スチレン−アクリル系共重合
体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩
素化ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー等の
オレフィン系重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、飽和ポリエステル、ポリアミド、ポ
リウレタン、ポリカーボネート、ボリアリレート、ポリ
スルホン、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポ
リエーテル樹脂などを一種または二種以上含有していて
もよい。
なお、上記熱可塑性樹脂は、積層型感光層における層の
うち導電性基材と直接接しない層の結着樹脂として使用
してもよい。
熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂とともに含有される可
塑剤としては、従来慣用の可塑剤、例えば、フタル酸ジ
メチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジ−n−ブチル、
フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジヘブチル、フタル酸
ジ−n−オクチル、フタル酸ジイソオクチル、フタル酸
ジー2−二チルヘキシル、フタル酸ジノニル、フタル酸
ジ−n−デシル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジ−
n−ドデシル、フタル酸ジイソトリデシル、フタル酸ジ
シクロヘキシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ブ
チルラウリル、イソフタル酸ジ−2−エチルヘキシル、
フタル酸ジフェニル、フタル酸ジベンジルなどのフタル
酸エステル系可塑剤;コハク酸ジイソデシル、アジピン
酸ジー2−エチルヘキシル、アジピン酸ジオクチル、ア
ジピン酸ジ−n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、ア
ゼライン酸ジー2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチ
ル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジー2−エチル
ヘキシルなどの脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤;エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ペン
タエリスリトール等、多価アルコールのアルキルエステ
ル;リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル、リン酸ト
リー2−エチルヘキシル、リン酸オクチルジフエニル、
リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジルなどのリン酸
エステル系可塑剤;エポキシ化大豆浦、エポキシ化アマ
ニ油、エポキシ化トール油脂肪酸−2−エチルヘキシル
などのエポキシ系可塑剤;ステアリン酸ブチル、オレイ
ン酸ブチル、アセチル化リシノール酸メチルなどの脂肪
酸エステル;低分子ポリエステルなどが例示される。上
記可塑剤は一種または二種以上混合して用いられる。
上記可塑剤は、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂の種類など
に応じて適宜選択することができるが、多量に含有して
いても感光体の感度特性、電気的特性を低下させること
のない芳香族系可塑剤、特にフタル酸ジフェニルが好ま
しい。
また、感光層は、ターフェニル、ハロナフトキノン類、
アセナフチレン等、従来公知の増感剤、9− (N、N
−ジフェニルヒドラジノ)フルオレン、9−カルバゾリ
ルイミノフルオレンなどのフルオレン系化合物、酸化防
止剤、紫外線吸収剤などの劣化防止剤等、種々の添加剤
を含有していてもよい。
前記熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂は、感光層が単層
型感光層である場合、単層型感光層の結着樹脂として使
用され、積層型感光層である場合、少なくとも導電性基
材と接する下層の結着樹脂として使用される。後者の場
合、少なくとも導電性基材と接する下層が熱硬化性樹脂
または光硬化性樹脂を含有し、架橋しているため、上層
用塗布液を下層に塗布しても、下層中の材料が上記塗布
液中の溶剤により溶出することがなく、積層型感光層の
前記電荷発生層および電荷輸送層を均質に形成すること
ができる。
前記単層型感光層における電荷発生物質と電荷輸送物質
と結着樹脂との使用割合は、特に限定されず、所望する
電子写真用感光体の特性等に応じて適宜選択することが
できるが、結着樹脂100重量部に対して電荷発生物質
2〜20重量部、特に3〜15重量部、電荷輸送物質4
0〜200重量部、特に50〜100重量部からなるも
のが好ましい。電荷発生物質および電荷輸送物質が上記
量よりも少ないと、感光体の感度が十分でないばかりか
、残留電位が大きくなる。また上記範囲を越えると感光
体の耐摩耗性等が十分でなくなる。
単層型感光層は、適宜の厚みを有していてもよいが、1
0〜50μm1特に15〜25μlの厚みを有するもの
が好ましい。
また、積層型感光層における電荷発生層は、電荷輸送層
上に形成される場合、前記電荷発生物質からなる蒸着膜
、スパッタリング膜などで形成されていてもよい。また
、電荷発生層が導電性基材上または電荷輸送層上に結着
樹脂とともに形成される場合、電荷発生層における電荷
発生物質と結着樹脂との割合は適宜設定することができ
るが、結着樹脂100重量部に対して電荷発生物質5〜
5000重量部、特に10〜2500重量部からなるも
のが好ましい。電荷発生物質が5重量部未満であると電
荷発生能が小さく、5000重量部を越えると密着性が
低下する等の問題がある。上記電荷発生層は、適宜の厚
みを有していてもよいが、0.01〜30μ11特に0
.1〜20μ−程度の厚みを有するものが好ましい。
また、電荷輸送層における電荷輸送物質と結着樹脂との
割合は適宜設定することができるが、結着樹脂100重
量部に対して、電荷輸送物質10〜500重量部、特に
25〜200重量部からなるものが好ましい。電荷輸送
物質が、10重量部未満であると電荷輸送能が十分でな
く、500重量部を越えると電荷輸送層の機械的強度等
が低下する。上記電荷輸送層は、適宜の厚みを有してい
てもよいが、2〜100μm1特に5〜30μ蟲程度の
厚みを有するものが好ましい。
さらには、積層型感光層における電荷発生層は、前記電
荷輸送物質を含有していてもよい。電荷発生層が電荷輸
送物質を含有する場合、電荷発生物質と電荷輸送物質と
結着樹脂との割合は、前記単層型感光層と同様な範囲内
で適宜選択される。なお、上記電荷輸送物質を含有する
電荷発生層は、電荷輸送物質を含有しているため、前記
電荷発生物質だけを含有する電荷発生層と異なり、膜厚
を大きくすることができ、感光体の表層に形成すると、
表面保護層を必要としないという利点がある。
上記電荷輸送物質を含有する電荷発生層は、適宜の厚み
に形成することができるが、通常、0. 1〜50卯程
度に形成される。
また、前記可塑剤は、熱可塑性樹脂や光硬化性樹脂およ
び可塑剤の種類などに応じて、電子写真用感光体の感光
特性、電気的特性を損わない範囲で適宜量使用されるが
、結着樹脂100重量部に対して1〜50重量部、好ま
しくは10〜30重量部含有される。可塑剤の含有量が
1重量部未満であると、感光層の可撓性および導電性基
材との密着性が十分でなく、50重量部を越えると、通
常、感度が低下する。
上記単層型感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質と結
着樹脂と可塑剤などを含有する感光層用塗布液を調製し
、該塗布液を前記導電性基材に塗布し、加熱または光照
射して硬化させることにより形成することができる。ま
た、積層型感光層は、少なくとも導電性基材と接する層
め結着樹脂として前記熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂およ
び可塑剤を使用し、電荷発生物質と結着樹脂などを含有
する電荷発生層用塗布液と、前記電荷輸送物質と結着樹
脂などを含有する電荷輸送層用塗布液をそれぞれ調製し
、導電性基材に前記熱硬化性樹脂などと可塑剤とを含有
する塗布液を塗布し、加熱または光照射して硬化させた
後、他方の塗布液を塗布し、加熱または光照射による硬
化させることにより形成することができる。なお、積層
型感光層のうち上層を前記熱可塑性樹脂を含有する塗布
液で形成する場合、溶剤を除去し乾燥させればよい。
また、上記塗布液の調製に際しては、使用される結着樹
脂等の種類に応じて種々の有機溶剤を使用することがで
きる。上記溶剤としては、n−へキサン、オクタン、シ
クロヘキサン等の脂肪族系炭化水素、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳谷族炭化水素、ジクロロメタン、ジ
クロロエタン、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエー
テル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル等のニーチル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド等、種々の溶剤が
例示され、−種または二種以上混合して用いられる。な
お、光硬化性樹脂を用いる場合、上記溶剤は必ずしも必
要ではない。また、上記塗布液などを調製する際、分散
性、塗工性等をよくするため、界面活性剤、レベリング
剤等を併用してもよい。
また、上記塗布液は、従来慣用の方法、例えば、ミキサ
、ボールミル、ペイントシェーカー、サンドミル、アト
ライター、超音波分散器等を用いて調製することができ
、得られた塗布液を前記のようにして導電性基材に塗布
し、加熱硬化させることにより、本発明の電子写真用感
光体を得ることができる。
なお、前記導電性基材と感光層との密着性を高めるため
、導電性基材と感光層との間に下引き層を形成してもよ
い。該下引き層は、天然または合成高分子を含有する溶
液を塗布し、乾燥後の膜厚が0.01〜1//l程度に
なるように形成される。
また、導電性基材と感光層との密着性を高めるため、導
電性基材は、シランカップリング剤、チタンカップリン
グ剤などの表面処理材で処理されていてもよい。さらに
は、前記感光層を保護するため、感光層上に表面保護層
を形成してもよい。前記表面保護層は、前記種々の結着
樹脂や、該結着樹脂と劣化防止剤等の添加剤との混合液
を通常、乾燥後の膜厚0.1〜10μ層、好ましくは0
. 2〜5−程度に塗布することにより形成される。
本発明の電子写真用感光体は、感光層が、前記熱硬化性
樹脂または光硬化性樹脂を含有しているため、架橋構造
を有し、機械的強度に優れているとともに、可塑剤を含
有しているため、可撓性、導電性基材との密着性に優れ
ている。また、積層型感光層における各層が均質である
。従って、長期に亘り繰返し使用しても導電性基材がら
感光体が剥離したり、感光層にクラックが生じることが
なく、高品質の画像を形成することができるので、本発
明の電子写真用感光体は、複写機、レーザビ−ムプリン
ターなどで使用される感光体として有用である。
〈実施例〉 以下に、実施例に基づき、この発明をより詳細に説明す
る。
比較例1 1.1−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−4,4
−ジフェニル−1,3−ブタジェン1゜ffi量部、−
液硬化型アクリル樹脂(三菱レーヨン社製、商品名ダイ
ヤナール5E−5377)10重量部および所定量のテ
トラヒドロフランを撹拌混合して、電荷輸送層用塗布液
を調製した。
ジブロモアンサンスロン1重量部、1,1−ビス(4−
ジエチルアミノフェニル)−4,4−ジフェニル−1,
3−ブタジェン10重量部、ポリカーボネート(三菱瓦
斯化学社製、商品名PCZ)10重量部および所定量の
テトラヒドロフランをボールミルに仕込み、24時間混
合分散することにより、電荷輸送物質を含有する電荷発
生層用塗布液を調製した。
そして、アルマイト処理されたアルミニウム基材に、前
記電荷輸送層用塗布液を塗布し、110℃の温度で30
分間加熱硬化させ、膜厚約30μlの電荷輸送層を形成
した。次いで、上記電荷輸送層に前記電荷発生層用塗布
液を塗布し乾燥させることにより膜厚約15μmの電荷
発生層を形成し、積層型感光層を有する電子写真用感光
体を作製した。
実施例1 上記比較例1の電荷輸送層用塗布液の調製に際して、比
較例1で使用した1、1−ビス(4−ジエチルアミノフ
ェニル)−4,4−ジフェニル−1,3−ブタジェン1
0重量部、−液硬化型アクリル樹脂10重量部およびフ
タル酸ジフェニル1重量部用い、上記比較例1と同様に
して電荷輸送層用塗布液を調製するとともに、得られた
電荷輸送層用塗布液および比較例1の電荷発生層用塗布
液を用い、上記比較例1と同様にして積層型感光層を有
する電子写真用感光体を作製した。
実施例2 実施例1の一液硬化型アクリル樹脂10重量部およびフ
タル酸ジフェニル1重量部に代えて、−液硬化型アクリ
ル樹脂10重量部およびフタル酸ジフェニル3重量部用
い、上記比較例1と同様にして電荷輸送層用塗布液を調
製するとともに、得られた電荷輸送層用塗布液および比
較例1の電荷発生層用塗布液を用い、上記比較例1と同
様にして電子写真用感光体を作製した。
実施例3 実施例1のフタル酸ジフェニルに代えて、フタル酸ジブ
チルを用い、上記比較例1と同様にして電荷輸送層用塗
布液を調製するとともに、得られた電荷輸送層用塗布液
および比較例1の電荷発生層用塗布液を用い、上記比較
例1と同様にして電子写真用感光体を作製した。
実施例4 実施例2のフタル酸ジフェニルに代えて、実施例3のフ
タル酸ジブチルを用い、上記比較例1と同様にして電荷
輸送層用塗布液を調製するとともに、得られた電荷輸送
層用塗布液および比較例1の電荷発生層用塗布液を用い
、上記比較例1と同様にして電子写真用感光体を作製し
た。
実施例5 実施例1のフタル酸ジフェニルに代えて、リン酸トリク
レジル(鹿島工業社製)を用い、上記比較例1と同様に
して電荷輸送層用塗布液を調製するとともに、得られた
電荷輸送層用塗布液および比較例1の電荷発生層用塗布
液を用い、上記比較例1と同様にして電子写真用感光体
を作製した。
実施例6 実施例2のフタル酸ジフェニルに代えて、実施例5のリ
ン酸トリクレジルを用い、上記比較例1と同様にして電
荷輸送層用塗布液を調製するとともに、得られた電荷輸
送層用塗布液および比較例1の電荷発生層用塗布液を用
い、上記比較例1と同様にして電子写真用感光体を作製
した。
比較例2 比較例1の一液硬化型アクリル樹脂に代えて、電荷発生
層用塗布液のポリカーボネートを用い、上記比較例1と
同様にして電荷輸送層用塗布液を調製するとともに、得
られた電荷輸送層用塗布液および比較例1の電荷発生層
用塗布液を用い、上記比較例1と同様にして電子写真用
感光体を作製した。
そして、上記実施例および比較例で得られた積層型感光
層を有する電子写真用感光体の帯電特性、感光特性を調
べるため、静電複写紙試験装置(川口電機社製、5P−
428型)を用いて+6.OKVの条件でコロナ放電を
行なうことにより、前記各実施例および比較例の電子写
真用感光体を正に帯電させた。また、各感光体の表面電
位v s、p。
(■)を測定すると共に、照度10ルツクスのタングス
テンランプを用いて、感光体表面を露光し、上記表面電
位v s、p、が1/2となるまでの時間を求め、半減
露光量E 1/2(Lux、 ・see、)を算出した
また、露光後、0.15秒経過後の表面電位を残留電位
V r、p、 (V)とした。
また、各実施例および比較例で得られた感光体を折曲げ
ることにより感光層の可撓性を調べ、可撓性がなくアル
ミニウム基材から感光層が剥離したものを×1わずかに
クラックが生じたものをΔ、可撓性に優れ、何ら外観変
化のないものをOとして評価した。
さらには、上記アルマイト処理されたアルミニウム基材
と感光層との密着性を調べるため、前記各実施例および
比較例の感光体の感光層をクロスカットして16個の基
盤目を形成し、粘着テープを密着させた後、粘着テープ
を一端より瞬間的に引き離し、剥離しない基盤目の数を
計数し、密着性を評価した。
上記実施例および比較例で得られた各電子写真用感光体
の帯電特性、感光特性などの結果を表に示す。
(以下、余白) 表より明らかなように、可塑剤を含有せず、熱硬化性樹
脂を含有する比較例1の感光層は、可撓性が十分でなく
、基材との密着性に欠けることが判明した。なお、比較
例1の感光体の感光層は、クロスカット時に感光層の膜
割れが生じた。また、比較例2の感光体は、感光体作製
時に電荷輸送層中の電荷輸送物質が溶出して結晶化し、
感光層に膨れが生じ不均質であることが判明した。
これに対して、実施例の感光体は、導電性基材と接する
下層が熱硬化性樹脂と可塑剤とを含有しているため、可
撓性および基材との密着性に優れている。また、感光性
を示さない可塑剤を含有しているにも拘らず、感度およ
び残留電位が大きく変化しないことが判明した。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明の電子写真用感光体によれば、感
光層が熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂と可塑剤とを含
有しているため、可撓性を有するとともに、導電性基材
との密着性および感光層の均質性に優れ、長期に亘り高
品質の画像を形成することかできるという特有の効果を
奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性基材上に感光層が形成された感 光体であって、上記感光層が、熱硬化性 樹脂または光硬化性樹脂と可塑剤とを含 有することを特徴とする電子写真用感光 体。 2、感光層が、電荷発生層および電荷輸送 層のうちいずれか一方が下層として形成 された積層型感光層であり、少なくとも 導電性基材と接する下層が、熱硬化性樹 脂または光硬化性樹脂と可塑剤とを含有 する上記特許請求の範囲第1項記載の電 子写真用感光体。 3、可塑剤がフタル酸ジフェニルである上 記特許請求の範囲第1項または第2項記 載の電子写真用感光体。 4、感光層が、可塑剤を10〜30重量% 含有する上記特許請求の範囲第1項ない し第3項のいずれかに記載の電子写真用 感光体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5374494A (en) * 1991-03-13 1994-12-20 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, electrophotographic apparatus, device unit, and facsimile machine employing the same
US8059990B2 (en) 2006-05-12 2011-11-15 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

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US5374494A (en) * 1991-03-13 1994-12-20 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, electrophotographic apparatus, device unit, and facsimile machine employing the same
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