JPH01133650A - 金属薄帯連続鋳造機用のバリ取り装置 - Google Patents
金属薄帯連続鋳造機用のバリ取り装置Info
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- JPH01133650A JPH01133650A JP29446587A JP29446587A JPH01133650A JP H01133650 A JPH01133650 A JP H01133650A JP 29446587 A JP29446587 A JP 29446587A JP 29446587 A JP29446587 A JP 29446587A JP H01133650 A JPH01133650 A JP H01133650A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/12—Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ツインドラム方式の連続鋳造機によって鋳造
された金属薄帯を、耳割れや表面疵等の欠陥の発生な(
圧延や巻き取りを可能にする金属薄帯連続鋳造機用のバ
リ取り装置に関する。
された金属薄帯を、耳割れや表面疵等の欠陥の発生な(
圧延や巻き取りを可能にする金属薄帯連続鋳造機用のバ
リ取り装置に関する。
最近、溶鋼等の溶融金属から最終形状に近い数mm程度
の厚みをもつ金、嘱薄帯を直接的に製造する方法が注目
されている。この連続鋳造方法によるとき、従来のよう
な大きな加工率の熱延工程を必要とすることなく、また
最終形状にする圧延も軽度なもので済むため、工程及び
設備の簡略化が図られる。
の厚みをもつ金、嘱薄帯を直接的に製造する方法が注目
されている。この連続鋳造方法によるとき、従来のよう
な大きな加工率の熱延工程を必要とすることなく、また
最終形状にする圧延も軽度なもので済むため、工程及び
設備の簡略化が図られる。
このような連続鋳造方法の一つとして、ツインドラム方
式がある(特開昭60−137562号公報参照)。
式がある(特開昭60−137562号公報参照)。
この方式においては、第4図に示すように、互いに逆方
向に回転する一対の冷却ドラムla、 lbを水平に配
置し、そめ一対の冷却ドラムla、 lb及びサイド堰
2a、 2bにより区画された凹部に湯溜り部3を形成
する。この湯溜り部3に供給された溶融金属は、それぞ
れの冷却ドラムla、 lbと接触する部分が冷却・凝
固して凝固シェルとなる。
向に回転する一対の冷却ドラムla、 lbを水平に配
置し、そめ一対の冷却ドラムla、 lb及びサイド堰
2a、 2bにより区画された凹部に湯溜り部3を形成
する。この湯溜り部3に供給された溶融金属は、それぞ
れの冷却ドラムla、 lbと接触する部分が冷却・凝
固して凝固シェルとなる。
この凝固シェルは、冷却ドラムla、 lbの回転に伴
って、冷却ドラムla、 lbが互いに最も接近した位
置で向かい合う、いわゆるドラムギャップ部に移動する
。このドラムギャップ部に移動する過程で、それぞれの
冷却ドラムla、 lb周面に形成された凝固シェルは
、互いに圧接・一体化されて、目的とする金属薄帯4と
なる。
って、冷却ドラムla、 lbが互いに最も接近した位
置で向かい合う、いわゆるドラムギャップ部に移動する
。このドラムギャップ部に移動する過程で、それぞれの
冷却ドラムla、 lb周面に形成された凝固シェルは
、互いに圧接・一体化されて、目的とする金属薄帯4と
なる。
湯溜り部3において、溶融金属の凝固は、冷却ドラムl
a、 lbの周面に限らず、サイドlll2a、 2b
の内壁面においても生じる。この部分で生じた凝固/エ
ルも、冷却ドラムla、 lbの回転に伴ってドラムギ
ャップ部方向に移動する。しかし、この凝固シェルは冷
却ドラムla、 lbの軸に対して直角方向に延びてお
り、しかも冷却ドラムla、 lbの相互間隙はドラム
ギャップ部に向かって小さくなっている。そのため、ド
ラムギャップ部への移動の過程で、この凝固シェルは、
冷却ドラムla、 lbの側面とサイド堰2a、 2b
の内面との間に進入する。その結果、第5図に示すよう
に、金属薄帯4の両側部に直立した耳5となって、ドラ
ムギャップ部から送り出される。
a、 lbの周面に限らず、サイドlll2a、 2b
の内壁面においても生じる。この部分で生じた凝固/エ
ルも、冷却ドラムla、 lbの回転に伴ってドラムギ
ャップ部方向に移動する。しかし、この凝固シェルは冷
却ドラムla、 lbの軸に対して直角方向に延びてお
り、しかも冷却ドラムla、 lbの相互間隙はドラム
ギャップ部に向かって小さくなっている。そのため、ド
ラムギャップ部への移動の過程で、この凝固シェルは、
冷却ドラムla、 lbの側面とサイド堰2a、 2b
の内面との間に進入する。その結果、第5図に示すよう
に、金属薄帯4の両側部に直立した耳5となって、ドラ
ムギャップ部から送り出される。
この耳5をもつ金属薄帯4をそのままで巻き取ったり圧
延するとき、耳5を押し潰した上で、金属薄帯4に対し
所定の加工又は処理が施される。
延するとき、耳5を押し潰した上で、金属薄帯4に対し
所定の加工又は処理が施される。
たとえば、金属薄帯4をそのまま巻き取る場合、金属薄
帯4の中央側に耳5が曲がることがあり、両側部近傍に
押し疵やヘゲ状の欠陥が発生する。
帯4の中央側に耳5が曲がることがあり、両側部近傍に
押し疵やヘゲ状の欠陥が発生する。
また、金属薄帯4を圧延する場合には、耳5及びその近
傍での加工率が大きく、耳割れ等の欠陥が発生し易い。
傍での加工率が大きく、耳割れ等の欠陥が発生し易い。
そこで、特開昭61−214908号公報に示されてい
るように、耳5及びその近傍を切り落とした後で金属薄
帯4の両側部を整えて圧延工程に搬送することが、従来
から行われている。しかし、第5図に示したような耳5
の付いている金属薄帯4の両側部をを切り落とすとき、
トリマー等の前に配置されているピンチロールによって
耳5が金属薄帯4の中央側に折り曲げられて欠陥となる
ことがある。また、中間段階で耳5及びその近傍を切り
落とすことは、材料の歩留りを必要以上に低下させるも
のである。
るように、耳5及びその近傍を切り落とした後で金属薄
帯4の両側部を整えて圧延工程に搬送することが、従来
から行われている。しかし、第5図に示したような耳5
の付いている金属薄帯4の両側部をを切り落とすとき、
トリマー等の前に配置されているピンチロールによって
耳5が金属薄帯4の中央側に折り曲げられて欠陥となる
ことがある。また、中間段階で耳5及びその近傍を切り
落とすことは、材料の歩留りを必要以上に低下させるも
のである。
そこで、本発明は、冷却ドラムから搬出された金属薄帯
の両側部を切り落とすことなく、圧延や巻き取りを可能
な状態にすることによって、歩留り良く金属薄帯を製造
することを目的とする。
の両側部を切り落とすことなく、圧延や巻き取りを可能
な状態にすることによって、歩留り良く金属薄帯を製造
することを目的とする。
本発明のバリ取り装置は、その目的を達成するために、
回転する一対の冷却ドラムの局面及びサイド堰で区画さ
れた湯溜り部に供給された溶融金属から鋳造された金属
薄帯を次工程に搬送する途中で、前記金属薄帯の搬送方
向に斜行し、且つ前記金属薄帯の平面に対して傾斜した
軸をもつ回転バリ取り具を前記金属薄帯の両側部に設け
たことを特徴とする。
回転する一対の冷却ドラムの局面及びサイド堰で区画さ
れた湯溜り部に供給された溶融金属から鋳造された金属
薄帯を次工程に搬送する途中で、前記金属薄帯の搬送方
向に斜行し、且つ前記金属薄帯の平面に対して傾斜した
軸をもつ回転バリ取り具を前記金属薄帯の両側部に設け
たことを特徴とする。
ここで、回転バリ取り具としては、金属薄帯の両側部に
生成した耳部を切り取る回転刃物、或いはその耳部を平
坦に押圧するロール等が使用される。
生成した耳部を切り取る回転刃物、或いはその耳部を平
坦に押圧するロール等が使用される。
そして、鋳造された金属薄帯を次工程の圧延機で圧延す
る場合は、回転バリ取り具として回転刃物を用い、耳部
を切り取った後圧延するのが好ましい。
る場合は、回転バリ取り具として回転刃物を用い、耳部
を切り取った後圧延するのが好ましい。
一方、鋳造された金属薄帯をそのまま巻き取る場合は、
回転バリ取り具として回転刃物を用いてもよいが、刃物
を付設していないロールのごとき回転体を用い、この回
転体を耳部に押圧し、直立した耳を倒して両端部を平坦
にした後に巻き取るようにしてもよい。
回転バリ取り具として回転刃物を用いてもよいが、刃物
を付設していないロールのごとき回転体を用い、この回
転体を耳部に押圧し、直立した耳を倒して両端部を平坦
にした後に巻き取るようにしてもよい。
以下、図面を参照しながら、実施例により本発明の特徴
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
第1図は、本実施例のバリ取り装置を組み込んだ連続鋳
造機から圧延機を経て巻取り機までの金属薄帯の順送経
路を示す。
造機から圧延機を経て巻取り機までの金属薄帯の順送経
路を示す。
冷却ドラムla、 lbから送り出された金属薄帯4は
、ピンチロール5a、 5bに誘導されて、圧延機7に
送り込まれる。圧延機7で所定の肉厚に圧延された金属
4帯4は、ピンチロール6cに誘導さレテ巻取り機8で
コイル状に巻き取られる。この搬送経路の途中、すなわ
ち第1図の例ではピンチロール6a、 6bの間にバリ
取り装置9を配置し、第5図に示した耳5を圧延に悪影
響を及ぼさない状態に加工している。
、ピンチロール5a、 5bに誘導されて、圧延機7に
送り込まれる。圧延機7で所定の肉厚に圧延された金属
4帯4は、ピンチロール6cに誘導さレテ巻取り機8で
コイル状に巻き取られる。この搬送経路の途中、すなわ
ち第1図の例ではピンチロール6a、 6bの間にバリ
取り装置9を配置し、第5図に示した耳5を圧延に悪影
響を及ぼさない状態に加工している。
本例においては、バリ取り装置9の上流側に、ピンチロ
ール6aを配置している。このピンチロール6aは、耳
部をもった金属薄帯4の両側部に接触しないように、金
属薄帯40幅よりも狭いものとすることが好ましい。或
いは、金属薄帯4の幅に応じて、ピンチロール6aの幅
を調整可能にすることもできる。
ール6aを配置している。このピンチロール6aは、耳
部をもった金属薄帯4の両側部に接触しないように、金
属薄帯40幅よりも狭いものとすることが好ましい。或
いは、金属薄帯4の幅に応じて、ピンチロール6aの幅
を調整可能にすることもできる。
また、第1図にあっては、バリ取り装置9が一つだけ示
されているが、これは図面を簡略化するためである。実
際の設計としては、金属薄帯4の土面縁部及び下面縁部
に対向して、それぞれ複数個のバリ取り装置9が設けら
れている。なお、金属薄帯4は、圧延機7の前又は後に
配置した適宜の冷却手段(図示せず)によって冷却され
た後、巻取り機8に巻き取られる。
されているが、これは図面を簡略化するためである。実
際の設計としては、金属薄帯4の土面縁部及び下面縁部
に対向して、それぞれ複数個のバリ取り装置9が設けら
れている。なお、金属薄帯4は、圧延機7の前又は後に
配置した適宜の冷却手段(図示せず)によって冷却され
た後、巻取り機8に巻き取られる。
第2図(a)及びら)はそれぞれ、バリ取り装置9を示
した側面図及び平面図である。
した側面図及び平面図である。
バリ取り装置9は、シャフト10に耐熱合金等の刃物1
1を回転可能に取り付けている。このバリ取り装置9は
、金属薄帯4の両側部に生じた耳5を研削する作用をも
つが、耳5の研削を完全に行うことまでは要求されない
。すなわち、後述するように、一部研削された後に残る
耳5を金属薄帯4の主面と平行になるように、耳5を圧
下する作用を奏するものである。
1を回転可能に取り付けている。このバリ取り装置9は
、金属薄帯4の両側部に生じた耳5を研削する作用をも
つが、耳5の研削を完全に行うことまでは要求されない
。すなわち、後述するように、一部研削された後に残る
耳5を金属薄帯4の主面と平行になるように、耳5を圧
下する作用を奏するものである。
シャフト10の軸心は、第2図(a)に示すように金属
薄帯4の主面に対して、所定の角度θtで傾斜している
。この垂直方向の傾斜角度θ1は、効率良く耳5を切削
するために15〜60度の・範囲に維持することが好ま
しい。また、耳5を切削せずに金属薄帯4をコイル状に
巻き取っても品質上から支障のない形状を確保すれば良
い場合には、傾斜角度θlを0〜15度の範囲に維持す
ることもできる。しかし、この傾斜角度θtが60度を
越えると、刃物11が耳5の一部に接触し、耳5全体に
対して加工を施すことが困難になる。
薄帯4の主面に対して、所定の角度θtで傾斜している
。この垂直方向の傾斜角度θ1は、効率良く耳5を切削
するために15〜60度の・範囲に維持することが好ま
しい。また、耳5を切削せずに金属薄帯4をコイル状に
巻き取っても品質上から支障のない形状を確保すれば良
い場合には、傾斜角度θlを0〜15度の範囲に維持す
ることもできる。しかし、この傾斜角度θtが60度を
越えると、刃物11が耳5の一部に接触し、耳5全体に
対して加工を施すことが困難になる。
バリ取り装置9は、第2図(b)に示すように、金属薄
帯4の搬送方向りに対しても斜行している。
帯4の搬送方向りに対しても斜行している。
この金属薄帯4の搬送方向りに対するシャフトlOの傾
斜角度θ2は、金属薄帯4の主面から直立している耳5
を横方向に変形させる上から、45〜60度の範囲に維
持することが好ましい。この傾斜角度θ2が45度より
小さいときには、耳5の加工に有効に利用される刃物1
1周面の軸方向長さが短くなるため、軸方向に長い刃物
11を使用することが必要とされる。他方、傾斜角度^
が60度を越えるときには、圧下された耳5を金属薄帯
4の幅方向に押し出す力が小さくなる。
斜角度θ2は、金属薄帯4の主面から直立している耳5
を横方向に変形させる上から、45〜60度の範囲に維
持することが好ましい。この傾斜角度θ2が45度より
小さいときには、耳5の加工に有効に利用される刃物1
1周面の軸方向長さが短くなるため、軸方向に長い刃物
11を使用することが必要とされる。他方、傾斜角度^
が60度を越えるときには、圧下された耳5を金属薄帯
4の幅方向に押し出す力が小さくなる。
また、バリ取り装置9は、シャフト10の軸方向dに沿
ってシフトさせることができる。このシフトにより、刃
物11の周面全体が耳5の研削及び圧下に働くため、バ
リ取り装置9を長時間にわたって使用することが可能と
なる。また、このシフトは、刃物11の局部的な摩耗を
防ぐため、バリ取り装置9の可動中に行ってもよい。バ
リ取り装置9を金属薄帯4両側の縁部に押し付ける力、
及び刃物11の回転速度は、金属薄帯4の両端部に発生
した耳の大きさを考慮して、制御することが好ましい。
ってシフトさせることができる。このシフトにより、刃
物11の周面全体が耳5の研削及び圧下に働くため、バ
リ取り装置9を長時間にわたって使用することが可能と
なる。また、このシフトは、刃物11の局部的な摩耗を
防ぐため、バリ取り装置9の可動中に行ってもよい。バ
リ取り装置9を金属薄帯4両側の縁部に押し付ける力、
及び刃物11の回転速度は、金属薄帯4の両端部に発生
した耳の大きさを考慮して、制御することが好ましい。
前述したような所定の傾斜角度θ1及びθ2をもって配
置したバリ取り装置9により、金属薄帯4の両側部にあ
る耳5を加工するとき、耳5の一部は研削されて金属薄
帯4から除去される。第3図(a)は耳部を完全に切り
取った後に残る完全切削耳部5aを示し、同図(b)は
耳部を一部切り取った後に残る平坦耳部5bを示す。い
ずれの場合にあっても、研削後に残る金属薄帯4の両側
部は、金属薄帯4の主面と平行な方向に延びるものとな
る。
置したバリ取り装置9により、金属薄帯4の両側部にあ
る耳5を加工するとき、耳5の一部は研削されて金属薄
帯4から除去される。第3図(a)は耳部を完全に切り
取った後に残る完全切削耳部5aを示し、同図(b)は
耳部を一部切り取った後に残る平坦耳部5bを示す。い
ずれの場合にあっても、研削後に残る金属薄帯4の両側
部は、金属薄帯4の主面と平行な方向に延びるものとな
る。
これを第5図に示した鋳造状態の金属薄帯4と比較する
と、金属薄帯4の両端部に直立した耳5は、金属薄帯4
の主面と平行な耳部5a、 5bとなっている。そのた
め、耳部5a、 5bは、圧延機7の圧延ロールに咬み
込まれたときに、大きな圧下を受けることがなくなる。
と、金属薄帯4の両端部に直立した耳5は、金属薄帯4
の主面と平行な耳部5a、 5bとなっている。そのた
め、耳部5a、 5bは、圧延機7の圧延ロールに咬み
込まれたときに、大きな圧下を受けることがなくなる。
その結果、特に耳5の根本一部に生じていた耳割れ等の
圧延欠陥の発生が抑制される。
圧延欠陥の発生が抑制される。
また、耳5の近傍を切り落とすことなく、金属薄帯4を
圧延することができるため、歩留り良く所定の形状をも
った製品が得られる。たとえば、従来のトリミングして
から金属薄帯4を圧延する方法では、トリミング時に金
属薄帯40幅方向両端部を3%の割合で除去していたも
のが、そのままで圧延工程に回されるので、圧延前の工
程でこの分だけ材料の節約が図られる。更に、圧延前に
耳5及びその近傍を除去しないで圧延する従来方法にお
いては、耳割れを防止しながら圧下することから、1バ
ス当たり数%程度の圧下が限度であったのに対して、本
発明では、通常の圧延と大差のない10〜30%程度ま
でに圧下率を向上させることが可能となった。そのため
、ツインドラム方式の連続鋳造装置と圧延機とを結びつ
け、金属薄帯4を所定の肉厚に圧延することができた。
圧延することができるため、歩留り良く所定の形状をも
った製品が得られる。たとえば、従来のトリミングして
から金属薄帯4を圧延する方法では、トリミング時に金
属薄帯40幅方向両端部を3%の割合で除去していたも
のが、そのままで圧延工程に回されるので、圧延前の工
程でこの分だけ材料の節約が図られる。更に、圧延前に
耳5及びその近傍を除去しないで圧延する従来方法にお
いては、耳割れを防止しながら圧下することから、1バ
ス当たり数%程度の圧下が限度であったのに対して、本
発明では、通常の圧延と大差のない10〜30%程度ま
でに圧下率を向上させることが可能となった。そのため
、ツインドラム方式の連続鋳造装置と圧延機とを結びつ
け、金属薄帯4を所定の肉厚に圧延することができた。
なお、第1図の例では、ツインドラム方式の連続鋳造装
置と圧延機とを結びつけた場合を説明している。しかし
、本発明は、これに拘束されるものではなく、たとえば
金属薄帯4を圧延しないままで巻き取る場合にも適用で
きる。この場合、コイル状に巻き取った金属薄帯4を冷
却した後、次工程で金属薄帯4のトリミング、欠陥部の
除去。
置と圧延機とを結びつけた場合を説明している。しかし
、本発明は、これに拘束されるものではなく、たとえば
金属薄帯4を圧延しないままで巻き取る場合にも適用で
きる。この場合、コイル状に巻き取った金属薄帯4を冷
却した後、次工程で金属薄帯4のトリミング、欠陥部の
除去。
巻き取った金属薄帯4相互の継ぎ合わせ等の処理が行わ
れる。このとき、バリ取り装置9における刃物11に代
え、金属薄帯4の両側部に生成している耳部を押圧する
ロールを用いることができる。
れる。このとき、バリ取り装置9における刃物11に代
え、金属薄帯4の両側部に生成している耳部を押圧する
ロールを用いることができる。
第3図(C)は、このロールによって金属薄帯4の両側
部に直立した耳部を平坦耳部5cとしたときの金属薄帯
4の断面形状を示す。このように、耳部を平坦にするこ
とによって、鋳造から巻取り及び次工程における処理1
作業を支障なく行うことができた。
部に直立した耳部を平坦耳部5cとしたときの金属薄帯
4の断面形状を示す。このように、耳部を平坦にするこ
とによって、鋳造から巻取り及び次工程における処理1
作業を支障なく行うことができた。
以上に説明したように、本発明においては、ツインドラ
ム方式の連続鋳造によって金属薄帯の両端部に生じる直
立状の耳を切削又は平坦化することにより、その耳が圧
延や巻き取りに悪影響を与えることを防止している。そ
のため、耳及びその近傍を切り落とす必要なく金属薄帯
を圧延し、又は巻き取ることができるため、材料の歩留
り良く所定のサイズをもった製品が得られる。このよう
に、本発明は、ツインドラム方式を実用的なものとする
上で、多大な効果を発揮するものである。
ム方式の連続鋳造によって金属薄帯の両端部に生じる直
立状の耳を切削又は平坦化することにより、その耳が圧
延や巻き取りに悪影響を与えることを防止している。そ
のため、耳及びその近傍を切り落とす必要なく金属薄帯
を圧延し、又は巻き取ることができるため、材料の歩留
り良く所定のサイズをもった製品が得られる。このよう
に、本発明は、ツインドラム方式を実用的なものとする
上で、多大な効果を発揮するものである。
第1図は本発明のバリ取り装置をピンチロールの間に組
み込んだ連続鋳造機から巻取り機までの金属薄帯搬送経
路を示し、第2図はそのバリ取り装置を示す側面図及び
平面図であり、第3図はバリ取り装置によって加工され
た後の金属薄帯の断面形状を示す。他方、第4図はツイ
ンドラム方式の連続鋳造機の要部を示し、第5図はその
連続鋳造機によって製造された金属薄帯を示す。 特許出願人 新日本製鐵 株式會社(ほか1名) 代 理 人 小 堀 益 (ほか2名
)第4図 第5図
み込んだ連続鋳造機から巻取り機までの金属薄帯搬送経
路を示し、第2図はそのバリ取り装置を示す側面図及び
平面図であり、第3図はバリ取り装置によって加工され
た後の金属薄帯の断面形状を示す。他方、第4図はツイ
ンドラム方式の連続鋳造機の要部を示し、第5図はその
連続鋳造機によって製造された金属薄帯を示す。 特許出願人 新日本製鐵 株式會社(ほか1名) 代 理 人 小 堀 益 (ほか2名
)第4図 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、回転する一対の冷却ドラムの周面及びサイド堰で区
画された湯溜り部に供給された溶融金属から鋳造された
金属薄帯を次工程に搬送する途中で、前記金属薄帯の搬
送方向に斜行し、且つ前記金属薄帯の平面に対して傾斜
した軸をもつ回転バリ取り具を前記金属薄帯の両側部に
設けたことを特徴とする金属薄帯連続鋳造機用のバリ取
り装置。 2、前記次工程が圧延工程であり、圧延機の前に前記回
転バリ取り具を設けた特許請求の範囲第1項記載の金属
薄帯連続鋳造機用のバリ取り装置。 3、前記次工程が巻き取り工程であり、巻き取り機の前
に前記回転バリ取り具を設けた特許請の範囲第1項記載
の金属薄帯連続鋳造機用のバリ取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29446587A JPH01133650A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 金属薄帯連続鋳造機用のバリ取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29446587A JPH01133650A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 金属薄帯連続鋳造機用のバリ取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01133650A true JPH01133650A (ja) | 1989-05-25 |
Family
ID=17808128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29446587A Pending JPH01133650A (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | 金属薄帯連続鋳造機用のバリ取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01133650A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61241009A (ja) * | 1985-04-16 | 1986-10-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストリツプエツジ切削装置 |
-
1987
- 1987-11-20 JP JP29446587A patent/JPH01133650A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61241009A (ja) * | 1985-04-16 | 1986-10-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストリツプエツジ切削装置 |
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