JPH01132830A - 複合繊維およびその製造方法 - Google Patents

複合繊維およびその製造方法

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JPH01132830A
JPH01132830A JP28793387A JP28793387A JPH01132830A JP H01132830 A JPH01132830 A JP H01132830A JP 28793387 A JP28793387 A JP 28793387A JP 28793387 A JP28793387 A JP 28793387A JP H01132830 A JPH01132830 A JP H01132830A
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JP
Japan
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mfr
temperature
evoh
melt flow
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JP28793387A
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English (en)
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Hideo Nakajima
秀雄 中島
Yosuke Takai
庸輔 高井
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Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は紡糸性の良いエチレンビニルアルコール共重合
体(以下!!VOHと略記する)とポリブチレンテレフ
タレート(以下PBTと略記する)との複合繊維及びそ
の製造方法に関する。
EVOHは吸水性に富み耐薬品性、生体適合性が良好で
あるためその繊維は医療用、衛生用をはじめ利用分野は
広く温熱接着繊維として有用である。
(従来の技術) 1iVOHは溶融紡糸ができ、これまでにもいくっがの
紡糸技術が知られている (特開昭48−80820.
特開昭50−35428.特開昭56−5847)、さ
らにEVOHノ溶融紡糸安定性を補うため他の熱可塑性
樹脂と複合紡糸する例もある (特開昭56−2600
8) 。
しかしこれらの従来技術はEVOHの溶融温度における
ゲル化について注意されていないため、紡糸時の糸切れ
、紡糸孔におけるメヤニの発生等が起こりやすかったの
である。特に複合紡糸の相手にポリエチレンテレフタレ
ートを選ぶときはポリプロピレンよりかなり融点が高く
、紡糸温度を高くしなければならないので紡糸安定性が
悪かった。
(発明が解決すべき問題点) 従って従来技術による方法で[1VOHを1成分となし
、複合紡糸することはごく小規模に実験室で製造する場
合に限られていたのである。紡糸時の口金内には溶融樹
脂の一部が流れに乗らず滞留することはしばしば起こり
うろことだが、大量に製造する場合は数日間連続して紡
糸することもまれではなく、このような場合は樹脂は熱
のため分解したり、熱架橋してゲル化を起こすことにな
り、糸切れやメヤニが発生するからであった。
従来技術ではEVO)Iの分解温度を260℃としてい
るにもかかわらず、他の繊維例えばポリエチレンテレフ
タレートと複合紡糸する場合メルトフローレートを高く
するため260℃以上の温度で紡糸しなければならず(
特開昭56−26008 >紡糸安定性が悪かったので
ある。
本発明者等はl!VOHとPIITとを複合紡糸するに
あたり、長時間(数日間)連続して紡糸を行っても糸切
れや、メヤニの発生がない複合糸及びその製造方法を得
ることを目的に努力した結果本発明に到達したのである
(問題点を解決する手段) 本発明者等はpvo雄分解、熱架橋の始まる温度はエチ
レンの含有量(Eモル%)に密接な関係があることがら
Eと溶融温度、ゲル化開始温度の関係につき研究した結
果溶融温度(’r+’c)は20≦E<55の範囲にお
いて、 T 1=−1,8E+235の関係があること
を、また5分以上経過するとゲル化を始める温度(T 
2℃)は同じ<2θ≦E<55の範囲でT 2=1.0
6E+219により求められることを知り本発明をする
ことができたのである。
従来の技術によるとEVOHが紡糸時に受ける温度はほ
とんどが上記(1,06E+219) ℃以上であり、
溶融した[1VOHの流路にデッドスペースが生じて滞
留したり、流れの遅い部分が生じるとその部分はゲル化
を始め、糸切れが発生していたのである。
1!VOHのエチレン含有量(Eモル%)を20〜55
モル%に限定した理由は、第1図のグラフに示すように
EVOHの溶融温度及びゲル化開始温度は2o≦E<5
5の範囲でEとほぼ比例関係にありEが少ないほど、す
なわちビニールアルコールの含有量が増えるほど溶融温
度が高くなり、ゲル化温度は逆に下がってきて、E<2
0では溶融温度とゲル化温度の差が30℃より小さくな
り、紡糸時の温度は溶融温度より約20℃は高くする必
要があるので場合によってはゲル化温度を超えてしまう
こともあるからであ゛る。またEが55より大きくなる
と繊維の親水性が低くなり、所望の性能が得られなくな
るからである。
溶融樹脂のメルトフローレートは溶融温度により変化す
る。
第2.3及び4図のグラフに示すようにメルトフローレ
ートの対数をとると溶融温度との関係はほぼ直線で表す
ことができる0例えば第2図はPaTとE・29のEV
OHのメルトフローレートを表している。
EVOIIとPBTの紡糸温度におけるメルトフローレ
ートはなるべく近い値で、その値がEVOHが25以上
、好ましくは40以上であるようにポリマーを選ぶと複
合繊維の紡糸性は良好になる。
紡糸温度におけるIIVOHのメルトフローレートが2
5より小さく PBTのメルトフローレートが10より
小さいと溶融樹脂の流動性が不良となり、得られる複合
繊維の二つの成分の複合比が所望のものとは部分的に異
ってくるので好ましくない、またメルトフローレートの
上限は1,000であっても紡糸は可能であるが、ポリ
マーのペレット化や押出機投入の容易性及び得られる繊
維の性能がらIIVOHは550以下、 PPは200
以下とした。
さらに、 IIVOHとFITとのメルトフローレート
(各tz MFR(1!VOH)、MFR(PBT)と
する)の関係において、 MFR(IiVOH) ≧2
5. MFR(PBT)>IOt’、 VFR(PBT
);!MFR(EVOH)−(MFR(RVOH)) 
0.955を満足すルコとが必要である。
MFR(FIT)< MFR(IIVOH)−MFR(
RVOH)) 095”ノ場合は目的の複合比と大きく
異なる複合糸が少なくとも部分的に発生するので好まし
くない。
1iVOHの鹸化度を98%以上とした理由は一般に車
中で入手しうるIIVOHはこの範囲のものであるから
だが、鹸化度98%未満であったり、水分率が0.1%
以上のときは溶融樹脂が発泡したり、ゲル化を起こすの
で紡糸性が損なわれるという理由もある。
EVOHと複合紡糸する第2成分にPIITを選択した
理由は、一般にポリエステルがIIVOHと相溶性がよ
く、複合紡糸した場合成分の密着性がよいためである。
しかしポリエステルを通常繊維に使用されるポリエチレ
ンテレフタレート(PET)を使用すると、 PETは
融点が260℃を超えるためl1vooの好ましく紡糸
できる範囲は48≦Eに限定されてしまう。そこでポリ
エステルのうちPBTを使用すると、 PBTの融点は
220〜224℃であルカらgvooハzチレン含有率
20≦Eく55の範囲のものを選べることになる。
次に本発明の複合繊維を製造する方法として第2の発明
について説明する0本発明の第2の発明は、第1の発明
の複合繊維と同一のEvonを第1成分、 PBTを第
2成分とし第1成分と第2成分の複合比を70:30〜
30:70として、第1成分がうける温度を(1,06
1!+219) ℃以下で、225℃以上に保って、第
1成分が繊維表面の少なくとも一部を形成するように溶
融紡糸した後2倍以上に延伸し。
Byonの融点−15)℃以下の温度で熱風乾燥する複
合繊維の製造方法である。
第1図のグラフに示すように、第1成分であるavon
のエチレン含有量の範囲内(20〜55モル%)1’ 
l!V011ノ安定溶融温度は(1,061++219
) ℃以下、溶融温度は(−1,08!÷235)℃以
上であるが、溶融温度が220〜224℃であ! PI
Tは紡糸温度を200℃以上にしないとメルトフローレ
ートが低く紡糸しにくいため紡糸温度の下限はFITの
溶融点より少なくとも数℃高い225℃以上を紡糸温度
とする、複合繊維の断面形状は並列型、鞘芯型のいずれ
も円形、異形断面にしうるが、第1成分が少なくとも繊
維表面の一部を形成していることが必要である。
好ましくは全表面積の36%以上を第1成分が占めるの
がよい、複合繊維の親水性、温熱接着性を充分に発揮さ
せるためである。
(発明の作用及び効果) 本発明による声合繊維は紡糸にあたって糸切れやメヤニ
の発生がなく、長時間の連続運転による製造が可能であ
る。得られた複合繊維は吸水性に富み温熱接着が可能で
あって、単独もしくは他の繊維と混合し不織布を作るの
に適している。湿熱接着ができる他の繊維はナイロン、
ポリエステル等の合成繊維、綿、羊毛、麻等の天然繊維
、レーヨン、アセテートのほかアスベストやロックウー
ル等の鉱物質繊維そして木材破砕物たとえば木質繊維も
可能である。
さらにこれらで構成された不織布は紙、布はもちろん金
属へも温熱接着出来る。
親水性は二つの成分比が同じならばEVOHのEが少な
いほど大きい、すなわち繊維中のポリビニルアルコール
が大量になるに従い親水性が増加する、また水温が高い
程親水性が高い。
(実施例1〜7及び比較例1.2) E = 29.38.47ノIIVOHとFBTとを各
々1:1の割合で鞘芯型複合繊維に紡糸した。各々の紡
糸温度、紡糸温度4: オit 6 MFR(IIVO
H)、MFR(PBT)、紡糸状態、延伸条件、延伸糸
のデニール、強伸度及び親水性を表−1に示す、紡糸状
態は48時間連続紡糸したときの1錘あたり(500ホ
ール)あたりの糸切れ数で表す、糸切れはほとんどが2
4時間経過後に発生していた。吐出量は280g/分・
錘、48時間でsookgである。
親木性はカード綿0,1gを直径的2011IImの綿
玉にし、25℃、1%、501の食塩水に水面上40m
■から落下させ1着水から完全に水没するまでの時間(
を秒)をはかる、さらに水没後の綿玉を脱水し50℃の
熱風で1時間乾燥後、同様の親水性テストを繰り返し3
回目のtで表わす。tが小さいほど親水性が大きい。
次に溶剤を使って繊維を洗い1表面に付いているカード
油剤を完全に除き、同様の親水性テストを3回繰り返し
第3回目のtで表す。油剤除去後の親木性は一層向上し
ている。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるEVOIIのエチレン含有JiE
(モル%)とEVOHの融点及び5分以上滞溜するとゲ
ル化を開始する温度との関係を示すグラフである。斜線
の部分が本発明の複合繊維の紡糸可能な温度範囲である
。 第2.3及び4図は1本発明によるEVOHとPITの
メルトフローレートと溶融温度との関係の一例を示すグ
ラフである。 EVOHのEは第2図が29゜第3図が
38及び第4図が47である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記(イ)〜(ホ)の条件を満足する2成分から
    なり、2成分の複合比が70:30〜30:70であり
    第1成分が繊維表面の少なくとも一部を形成してなるこ
    とを特徴とする複合繊維。 第1成分エチレンビニルアルコール共重合体(イ)エチ
    レン含有量(Eモル%) 20≦E<55 (ロ)メルトフローレート(MFR(EVOH)測定法
    は温度以外はJISK7210による) 25≦MFR(EVOH)<550 但し測定温度(T℃)の範囲は2θ≦E<55のとき2
    25≦T<1.06E+219 (ハ)鹸化度 98モル%以上 第2成分ポリブチレンテレフタレート (ニ)メルトフローレート(MFR(PBT)測定法は
    (U)に同じ) 10<MFR(PBT)≦200 (ホ)第1成分と第2成分のメルトフローレートの関係 MFR(PBT)≧MFR(EVOH)−(MFR(E
    VOH))^0^.^9^5^5(2)第1成分を鞘成
    分とし、第2成分を芯成分とする鞘芯型であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の複合繊維。 (3)第1成分と第2成分とが並列型に接合しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の複合繊維。 (4)下記(イ)〜(ホ)の条件を満足する二つの成分
    を、第1成分と第2成分の複合比を70:30〜30:
    70とし、第1成分がうける温度を(1.06E+21
    9)℃以下225℃以上に保って第1成分が繊維表面の
    少なくとも一部を形成するように溶融紡糸し、2倍以上
    に延伸したのちエチレンビニルアルコール共重合体の融
    点より15℃低い温度以下の温度で熱風乾燥する複合繊
    維の製造方法 の製造方法。 第1成分 エチレンビニルアルコール共重合体(イ)エ
    チレン含有量(Eモル%) 20≦E<55 (ロ)メルトフローレート(MFR(EVOH)測定法
    は温度以外はJISK7210による) 25≦MFR(EVOH)<550 但し測定温度(T℃)の範囲は20≦E<55のとき2
    25≦T<1.06E+219 (ハ)鹸化度 98モル%以上 第2成分ポリブチレンテレフタレート (ニ)メルトフローレート(MFR(PBT)測定法は
    (ロ)に同じ) 10<MFR(PBT)≦200 (ホ)第1成分と第2成分のメルトフローレートの関係
    、MFR(EVOH)−(MFR(EVOH))^0^
    ・^9^5^5≦MFR(PBT)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02169721A (ja) * 1988-09-13 1990-06-29 Kuraray Co Ltd 不均一混合された複合繊維及びその製造方法
JPH05279997A (ja) * 1992-03-30 1993-10-26 Inogami Kk 複合紙及びその製造方法

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JPS5444773A (en) * 1977-09-16 1979-04-09 Nippon Cetu Kk Method of mounting electronic parts to printed board
JPS5626008A (en) * 1979-08-08 1981-03-13 Kuraray Co Ltd Conjugate fiber

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