JPH01130322A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH01130322A
JPH01130322A JP28791687A JP28791687A JPH01130322A JP H01130322 A JPH01130322 A JP H01130322A JP 28791687 A JP28791687 A JP 28791687A JP 28791687 A JP28791687 A JP 28791687A JP H01130322 A JPH01130322 A JP H01130322A
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JP
Japan
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radiation
coated film
magnetic
magnetic coated
static electricity
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Pending
Application number
JP28791687A
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English (en)
Inventor
Kimihiko Konno
公彦 金野
Atsuhiko Suda
敦彦 須田
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は放射線硬化型樹脂を結合剤成分として用いる
磁気記録媒体の製造方法に関し、さらに詳しくは磁性塗
膜の表面電気抵抗を充分に低減させた前記の磁気記録媒
体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、磁気記録媒体の高性能化を図るため放射線硬化型
樹脂を結合剤成分として用いることが行われており、こ
の放射線硬化型樹脂を磁性粉末、有機溶剤およびその他
の必要成分とともに混合分散して磁性塗料を調製し、こ
の磁性塗料を基体主に塗布、乾燥した後、磁性塗膜に放
射線を照射し、放射線硬化型樹脂を硬化させて磁気記録
媒体をつくることが試みられている。(特開昭59−1
86121号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、放射線硬化型樹脂を含む磁性塗膜に放射線、
特に電子線を照射して硬化させると、耐久性が充分に改
善され高性能化された磁気記録媒体が得られる反面、−
電子線の照射によって磁性塗膜内に電子がトラップされ
、電荷の移動が制限されて磁性塗膜の表面電気抵抗が高
くなるという難点が゛あり、磁性塗膜表面に塵埃が吸着
しやすくなって、ドロップアウトが増加する。    
〔問題点を解決す颯ための手段〕
この発明は、かかる現状に鑑み種々検針を行った結果な
されたもので、結合剤成分として放射線硬化型樹脂を含
む磁性塗料を基体上に塗布し、乾燥した後、この磁性塗
膜に放射線を照射して、放射線硬化型樹脂を硬化させる
と同時かもしくは硬化後、静電気除去処理を行うことに
よって、硬化された磁性塗膜内にイオンを浸透させ、放
射線照射の際磁性塗膜内にトラップされた電子を中和し
て、電気抵抗を充分に低減させたものである。
以下、図面を参照しながらこの発明について説明する。
第1図は、放射線照射処理装置あ概略を示したものであ
り、1はチャンバーで、シールド2上に配設されている
。3は表面に放射線硬化型樹脂を含む磁性塗膜が形成さ
れた基体であり、シールド2内下方にチャンバー1と対
抗して配設されたビームトラップ4の上方を、シールド
2内に配設したガイドローラ5および6に沿って走行し
、走行中チャンバー1により電子線7が照射されて、基
体3上の磁性塗膜が硬化される。
8は磁性塗膜の硬化処理時に不活性ガス9を給気する給
気管で、給気口10および11をシールド2内を走行す
る基体3の前後端部に配設している。12はトランス1
3を接続して給気管8に連結された□静電気除去処理で
あり、給気管8に送気される不活性ガス9はこの静電気
除去装置12でイオン化されて、給気口10および11
からイオン化ガス14として基体3が走行するシールド
2内に供給される。
しかして、第2図に示すように、シールド2内を走行す
る基体3に電子線7が照射されると、基体3上の磁性塗
膜31が硬化されると同時に、磁性塗膜31内に電子が
トラップされる。ところが、このとき同時に給気管8の
給気口11からイオン化ガス14が給気され、イオン化
ガス14中の+イオンによって磁性塗膜31内にトラッ
プされた電子が中和されて、静電気除去処理が行われる
7 。従って、放射線の照射によって硬化された磁性塗
膜31は表面の電気抵抗が充分に低減され、塵埃等の付
着も抑制されて、ドロップアウトも低減される。
第3図は、静電気除去処理を磁性塗膜の硬化処理後に行
う場合を示したもので、トランス15を接続した静電気
除去装置16を、放射線照射によって磁性塗膜31が硬
化された後、シールド2から導出されて、ガイドロール
17に案内走行される基体3上に配設し、また給気管8
からイオン化されていない不活性ガス9が供給されるよ
うにした以外は、第1図に示す放射線処理装置と同様に
構成されている。
しかして、この第3図に示す放射線照射処理装置を使用
すると、第4図に示すように、放射線照射が行われて磁
性塗膜31が硬化された後、磁性塗膜31にトラップさ
れた電子が、静電気除去装置16から供給されるイオン
中の+イオンによって中和され、静電気除去装置16に
よる静電気除去処理が行われる。従って、この場合も放
射線の照射によって硬化された磁性塗膜31は充分に電
気抵抗が低減される。
このような放射線照射処理によって硬化される磁性塗膜
を形成するのに使用される放射線硬化型樹脂は、放射線
重合性の二重結合を有する放射線硬化型樹脂で、分子量
が100000未満で官−基数1〜20のものが好適な
ものとして使用される。具体例としては、たとえば、メ
タクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸、メタクリル酸等のアクリル系モノマー
あるいはこれらの混合物、スチレンと酢酸ビニルとアク
リロニトリルとの混合物、2−ヒドロキシエチルメタク
リレートとジメチルアミノエチルメタクリレートとグリ
シジルメタクリレートとの混合物、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、ジペンタエリスリトールへキ
サアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリ
レート、ウレタンアクリルオリゴマー、エポキシアクリ
ルオリゴマー、ポリエステルアクリルオリゴマー、ポリ
ブタジェンアクリルオリゴマー、ポリアミドアクリルオ
リゴマー、ポリエーテルアクリルオリゴマー、オリゴエ
ステルアクリルオリゴマー、スピロアセクールアクリル
オリゴマーなどが挙げられ、市販品の具体例としては、
たとえば、新中村化学工業社製TMPT、日本化薬社製
DPCA−60、、DPHA、DPPA、東亜合成社製
M−6250、M−7100、M−8130、M−11
00、M−1200、チオコール社製U−782、U−
783、U−788JU−893、昭和高分子社製5P
4010、U−3000、E−40001セラニ一ズ社
製3200.3500.3600.3700、三洋化成
社製UVU−512等が挙げられる。
このような放射線硬化型樹脂は単独であるいは二種以上
混合したものを結合剤樹脂として使用し、放射線の照射
によって硬化させてもよいが、−般に結合剤樹脂として
使用される熱可塑性樹脂等と併用してもよく、併用され
る熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系共
重合体、ポリビニルブチラール樹脂、繊維素系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、イソシアネート化合物等の従来一般
に使用されるものがいずれも好適なものとして併用され
る。このように熱可塑性樹脂等と併用する場合の配合割
合は重量比(放射線硬化型樹脂対熱可塑性樹脂)で2対
8〜8対2の範囲内となるようにするのが好ましい。
放射線硬化型樹脂を重合硬化させるに際して使用される
放射線は、電子線などのβ線、および紫外線、X線など
のT線などがいずれも好適に使用され、紫外線を使用す
るときは照射による効果をより効率的にするため、増感
剤が同時に使用される。このような放射線の照射は加速
電圧150゛〜750KVの放射線を用い、吸収線量が
3〜15Mradとなるように照射するのが好ましく、
吸収線量が少なすぎると放射線硬化型樹脂の架橋結合が
不充分となって良好な磁気記録媒体が1#6れない。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例I Co含含有−Fe203粉末   80重量部VAGH
(米国U、C,C,社製、塩  10〃化ビニル−酢酸
ビニル−ビニ ルアルコール共重合体) DPCA−60(日本化薬社製)10〃アルミナ   
          8 〃カーボンブラック    
    8 〃ミリスチン酸           1
 〃ステアリン酸−n−ブチル    l 〃シクロヘ
キサノン        110〃トルエン     
      110〃この組成物をボールミルで72時
間混合分散して磁性塗料を調製し、この磁性塗料をフィ
ルターに通した後、厚さ14μmのポリエステルフィル
ム上に、乾燥厚が4.0μmとなるように塗布、乾燥し
、表面平滑化処理を施して磁性塗膜を形成した。
次いで、第1図に示す放射線照射処理装置を使用し、酸
素濃度500ppm以下、加速電圧165KV、全照射
線量6Mradで電子線を照射すると同時に静電気除去
装置12(斎藤工機社製5B310−23型)で静電気
除去処理を行った。しかる後、所定の巾に裁断して磁気
テープをつくった。
実施例2 実施例1における放射線照射処理において、第1図に示
す放射線照射処理装置に代えて第3図に示す放射線照射
処理装置を使用した以外は実1JPf!例1と同様にし
て放射線照射処理を行いミこの放射線照射り理後、静電
気除去装置15(f藤工機社製LBK型)も静電気除去
処理を行った。・しかる後、所定の巾に裁断して磁気テ
ープをつくった。
比較例 実施例1において、静電気除去処理を省いた以外は、実
施例1と同様にして磁気テープをつくった。
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
磁性塗膜の表面電気抵抗を測定した。
下記第1表はその結果である。
第1表 〔発明の効果〕 上記第1表から明らかなように、この発明の製造方法で
得られた磁気テープ(実施例1および2)は、従来の製
造方法で得られた磁気テープ(比較例1)に比し、いず
れも電気抵抗が小さく、この′ことからこの発明の製造
方法によれば磁性塗膜の表面電算抵抗が充分に低減され
た磁気記録媒体が得られるのがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の磁気テープを製造するのに使用する
放射線照射処理装置の1例を示す概略断面図、第2図は
同要部拡大断面原理説明図、第3図は放射線照射処理装
置の他の例を示す概略断面図、第4図は開催の例の要部
拡大断面原理説明図である。 l・・・チャンバー、2・・・シールド、3・・・基体
、4・・・ビームトラップ、7・・・電子線(放射線)
、9・・・不活性ガス、12.16・・・静電気除去装
置、14・・・イオン化ガス 特許出願人  日立マクセル株式会社 第2図 3基体 第4図 5基不

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、結合剤成分として放射線硬化型樹脂を含む磁性塗料
    を基体上に塗布し、乾燥した後、この磁性塗膜に放射線
    を照射して、放射線硬化型樹脂を硬化させるとともに静
    電気除去処理を行うことを特徴とする磁気記録媒体の製
    造方法 2、静電気除去処理を放射線硬化型樹脂を硬化させると
    同時に行う特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体の
    製造方法 3、静電気除去処理を放射線硬化型樹脂を硬化させた後
    行う特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体の製造方
    法 4、静電気除去処理をイオン雰囲気に放射線硬化型樹脂
    を含む磁性塗膜を通して行う特許請求の範囲第1項ない
    し第3項記載の磁気記録媒体の製造方法
JP28791687A 1987-11-13 1987-11-13 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPH01130322A (ja)

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