JPH01128302A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はルーバを設けた照明器具において、天井面を明
るくして陰気さを感じさせないようにした照明器具に関
する。

（従来の技術） オフィスの天井面に埋込まれて用いられる照明器具は、
照明器具からの出射光がＯＡ機器（オフィスオートメー
ション機器）の受像管などに映り込まないようにするた
めに、ランプの遮光角を略３０°に構成したものが開発
され、実用に供されている。

上述のように構成される照明器具はランプを器具本体の
奥方に配設しなり、ルーバを用いてランプの遮光角を略
３０°にしている。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、ランプを器具本体内の奥方に配設したり、ルー
バによってランプの遮光角を略３０°としているので、
器具周辺の天井面が暗く、陰気さを感じさせるなどの不
都合がある。

そこで、たとえば特開昭６２−９０８０３号公報に示さ
れるように、本体の下面にランプ光の一部を側方に反射
する反射部材を設けた照明器具が提案されている。

しかしながら、特開昭６２−９０８０３号公報に示され
る照明器具は反射部材を本体の下面を閉そくする透光部
材に設けたり、本体下面の周辺に設けているもので、透
光部材に反射部材を設けるものでは、ランプのダレアカ
ットが充分できないうえ、照度が低下し、かつ透光部材
による光損失が大きく効率が低下する不都合があり、ま
た、本体下面の周辺に反射部材を設けるものでは、本体
下面周辺において不所望にじゃ光され、光損失が増大し
たり光むらが生じるなどの不都合がある。

上発明は上述の事情を考慮してなされたもので、ランプ
の遮光角を略３０°にしたものにおいて、鉛直面照度を
低下させることなく照明器具周辺の天井面を明るくして
陰気さを感じさせないようにした照明器具を提供するこ
とを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明の照明器具は下面に開口を有して天井面に埋設さ
れる器具本体内に２本の直管形ランプを並設し、器具本
体の開口縁からランプ管径の下部に接する直線と器具本
体の開口面とのなす角度を略３０°とし、かつ、垂直片
部、この垂直片部内上部から上方に向って拡開する一対
の傾斜面部を含んで断面Ｙ字状をなす第１のルーバ片お
よびこの第１のルーバ片に交叉して互いに離間して設け
られた複数個の第２のルーバ片を含んで形成し、上記第
１のルーバ片を上記２本のランプ間にその長手方向に沿
って位置させるとともに上記垂直片部および第２ルーバ
片の少なくとも一部を器具本体の開口面から下方に突出
させたルーバを設けたことを特徴とする。

本発明の照明器具において、器具本体の開口縁からラン
プの管径の下部に接する直線と器具本体の開口面とのな
す角度を略３０°としてランプの長手方向と交叉する方
向の遮光角を略３０°とし、要すれば隣接する第２のル
ーバ片の一方の上端と他方の下端とを結ぶ直線と下端間
の直線とのなす角を略３０８としてランプの長手方向の
遮光角を略３０°としている。

また、第１のルーバ片は一対の傾斜面部で器具本体に設
けた安定器などの所要部品を覆うカバーを兼ねさせるも
のであってもよい、さらに、第２ルーバ片は器具本体の
開口から突出する部分の両側をテーパカットして形成し
てもよく、直角に形成してもよい、さらに、第１のルー
バ片の垂直片部の長手方向端部はテーバカットして形成
してもよく、直角に形成してもよい。

（作　用） 本発明の照明器具は、ランプの点灯で、ランプから放射
された光は直接あるいは器具本体および第１のルーバ片
の傾斜面部で反射されて器具本体の開口から放射され、
被照射面を照射する。

そして、ランプからの光は器具本体の開口面から突出し
ている第１のルーバ片の垂直片部およびランプの管端部
における第２のルーバ片で反射される。このとき、第１
のルーバ片の垂直片部に入射した光は表面で拡散される
。この拡散光のうち水平より上方に放射される光が天井
面を明るくし、下方に出射される光が鉛直面照度を高め
る。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図〜第４図を参照して説明する
。１は器具本体で、この器具本体１は下面に開口２を有
した細長箱状に形成され、開口村に外側に折曲した折曲
縁３を設けて天井面４に埋設されている。５．５は２本
の直管形ランプで、この直管形ランプ５．５はたとえば
直管形けい光ランプで上記器具本体１内に並設されてい
る。

６はルーバで、このルーバ６は垂直片部７．この垂直片
部７の上部から上方に向って拡開した一対に傾斜面部８
．８を含み断面Ｙ字状に形成され上記ランプ５の長手方
向に沿う第１のルーバ片９と、この第１のルーバ片９に
交叉して互いに離間して設けられた複数個の第２のルー
バ片１０を含んで形成されている。そして、このルーバ
６は第１のル−バ片９を上記２本のランプ５．５間にそ
の長手方向に沿って位置させるとともに上記垂直片部７
および第２のルーバ片１０の少なくとも一部を器具本体
１の開口２面から下方に突出させて設けている。

上記第１のルーバ片９の垂直片部７はランプ５の管端部
側に位置する両端部をテーバカットして形成されている
。また、上記第２のルーバ片１０は少なくとも器具本体
１の開口２面から突出る部分はテーパカットして形成さ
れている。

上記ルーバ６は第１および第２ルーバ片９．１０ともた
とえば鉄板で形成され、白色塗装を施して上方光束を得
る反射面を形成している。

また、器具本体１もたとえば鉄板で形成され、内外面に
白色塗装を施している。

そうして、器具本体１の開口２縁からランプ５の管径の
下部に接する直線と器具本体１の開口２面とのなす角度
αを略３０°、隣接する第２のルーバ片１０の一方の上
端と他方の下端とのなす直線と下端間の直線となす角度
βを略３０°としてランプの遮光角を構成している。

１１、１１は器具本体１内に設けたソゲット、１２は器
具本体１の頂部中央部に設けた安定器である。

そして、上記第１のルーバ片９の一対の傾斜面部８．８
は上記安定器１２を覆うカバーを兼ねている。

つぎに、本実施例の作用を説明する。ランプ５．５の点
灯で、このランプ５から放射された光は直接あるいは器
具本体１および第１のルーバ片９の傾斜面部８．８で反
射されて器具本体１の開口２から放射される。そうして
、ランプの遮光角を略３０”としているので、鉛直角路
６０’以上に照射される直射光がカットされ、グレアが
低減されるとともに受像管への映り込みも防止できる。

そうして、ランプ５からの光は器具本体１の開口２面か
ら突出された第１のルーバ片９の垂直片部７およびラン
プ５の管端部側の第２のルーバ片１０で反射される。こ
のとき、第４図に示すように、第１のルーバ片９の垂直
片部７に入射した光は表面が白色塗装面で形成されてい
るので拡散反射される。この拡散光のうち水平より上方
に放射される光Ａが天井面４を明るくし、下方へ出射さ
れる光Ｂが鉛直面照度を高める。

したがって、ランプの遮光角を略３０’にするなめラン
プ５を器具本体の奥方に配置しても天井面４が明るくな
り陰気さが緩和される。さらに、鉛直面照度も高くなり
、その結果部屋全体の明るさ感が増し、視環境が向上す
る。

〔発明の効果〕 本発明は垂直片部と一対の傾斜面部とで断面Ｙ字状に形
成された第１のルーバ片およびこの第１ルーバ片に交叉
する複数個の第２のルーバ片で形成されたルーバを、第
１のルーバ片を２本の直管形ランプ間にその長手方向に
沿って位置させるとともに垂直片部および第２のルーバ
片の少なくとも一部を器具本体の開口面から下方に突出
させたので、ランプの遮光角を略３０°にしたものにお
いて、天井面を明るく照明でき、陰気さを感じさせるの
を良めるに防止することができる。

−また、鉛直面照度も同時に高くなり、その結果部屋全
体の明るさ感が増し、視環境が向上する。

さらに、ルーバは垂直片部を設け、この垂直片部および
これに交叉するルーバ片を器具本体の開口面から突出さ
せるように形成すればよいので、構造が簡単で、視環境
の向上を容易に図かることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は横断面図、第
２図は縦断面図、第３図はルーバの斜視図、第４図は作
用説明図である。 １・・・器具本体　　　　　２・・・開口５．５・・・
直管形ランプ　　　６・・・ルーバ９・・・第１のルー
バ片　　１０・・・第２のルーバ片７・・・垂直片部　
　　　８．８・・・傾斜面部特許出願人　　　　　　　
株式会社　大林組同　　　　　　　　　東芝電材株式会
社代　理　人　　弁理士　　小野１）芳弘第１図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）下面に開口を有し天井面に埋設される器具本体と
   、 この器具本体内に並設された２本の直管形ランプと、 を備えて上記器具本体の開口縁からランプ管径の下部に
   接する直線と器具本体の開口面とのなす角度を略３０゜
   とし、かつ、垂直片部、その垂直片部の上部から上方に
   向って拡開した一対の傾斜面部を含み断面Ｙ字状に形成
   され上記ランプの長手方向に沿う第１のルーバ片および
   この第１のルーバ片に交叉して互いに離間して設けられ
   た複数個の第２のルーバ片を含んで形成され上記第１の
   ルーバ片を上記２本のランプ間にその長手方向に沿って
   位置させるとともに上記垂直片部および第２のルーバ片
   の少なくとも一部を上記器具本体の開口面から下方に突
   出させたルーバを設けたことを特徴とした照明器具。