JP2007205124A - 発光ブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】小さな発光体を使用するもブロックの表面全面がほぼ均等に光る発光ブロックを安価に提供する。
【解決手段】中空状で且つ周壁部に凹部が形成された透光性のブロック本体と、前記周壁部に形成した貫通孔に組み付けられる発光器とが備えられ、貫通孔に組みつけられた発光器はブロック本体の内部空間内で発光し、発光器の電線は、凹部内に配線され、周壁部の表面には、発光器から発する光をブロック本体の内部空間で反射させるための光反射塗料が塗布され、またブロック本体の側壁面には、光を乱反射させるための複数の凸部が突設されている。
【選択図】図5
【解決手段】中空状で且つ周壁部に凹部が形成された透光性のブロック本体と、前記周壁部に形成した貫通孔に組み付けられる発光器とが備えられ、貫通孔に組みつけられた発光器はブロック本体の内部空間内で発光し、発光器の電線は、凹部内に配線され、周壁部の表面には、発光器から発する光をブロック本体の内部空間で反射させるための光反射塗料が塗布され、またブロック本体の側壁面には、光を乱反射させるための複数の凸部が突設されている。
【選択図】図5
Description
本発明は、発光体を備えた発光ブロックに関する。
一般に、ガラスブロックは、正面が正方形である直方体に形成された中空状のブロック本体から構成されており、このガラスブロックは、例えば建屋の壁材や床材として使用されるものである。
一方、特に夜間などは建屋周りが暗くなることから、建屋の外部などに照明を設ける必要がある。
そこで本願発明者は、建屋の壁材などして用いられるガラスブロックが透明であることに着目して、このガラスブロックを照明器具として利用できるように 光らせることを考えたのである。
そして、ガラスブロックを光らせる方法としては、ブロックの背面にランプなどの照明器具を配置する方法やブロックの内部にランプを組み込む方法も考えられるが、前者のものでは、ランプの設置スペースを別途確保する必要があり、後者のものでは、ブロックの内部空間に単にランプを組み込むだけでは、ブロックの表面を均等に光らせることが困難である。
特開2000−290945号
本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、小さな発光体を使用するもブロックの表面全面がほぼ均等に光る発光ブロックを提供することにある。
前記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、中空状で且つ周壁部に凹部が形成された透光性のブロック本体と、前記周壁部に形成した貫通孔に組み付けられる発光器とが備えられ、貫通孔に組みつけられた発光器はブロック本体の内部空間内で発光し、発光器の電線は、凹部内に配線され、周壁部の表面には、発光器から発する光をブロック本体の内部空間で反射させるための光反射塗料が塗布されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発光ブロックにおいて、ブロック本体の側壁面には、光を乱反射させるための複数の凸部が突設されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、発光器から発する光の一部がブロック本体の側壁部を直接通過すると共に、光の一部は、ブロック本体の内部空間内において光反射塗料が塗布されている周壁部で反射した後、ブロック本体の側壁部を通過して、ブロック本体外に抜け出る結果、ブロック本体の側壁部全体から光が漏れ出すこととなって、ブロック本体の側壁部全体がほぼ均等に光り、眩しすぎたり目障りになったりするようなこともないのである。
しかも請求項1に記載の発明によれば、既存のブロック本体の側壁部に貫通孔を開けて、この貫通孔に発光器を嵌め込むだけでよいので、製造コストを安価とすることが出来るし、またブロック本体における周壁部の凹部内に発光器の電線などを配設することが出来るので、別途配線のためのスペースを確保する必要がない。
請求項2に記載の発明によれば、ブロック本体の側壁面に設けた複数の凸部の作用により、請求項1に記載の発明の効果に加え、発光器から発する光の拡散をより一層確実良く行なって、ブロックの側壁面全面を効率よく均等に光らせることが出来る。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は実施形態の発光ブロック1を斜め上方から見た状態を示す斜視図、図2は、実施形態の発光ブロック1の正面図。図3は実施形態の発光ブロック1の平面図、図4は同要部の拡大断面図である。
図に示す発光ブロック1は、基本的には、図1にも示すように、正面が正方形である直方体に形成された中空状のブロック本体2と、このブロック本体2に組み付けられる発光装置3とから構成される。
ブロック本体2は、箱型に形成された一対のブロック分割体2a・2bを一体に組み合わせて構成されている。
ブロック分割体2a・2bはソーダ石灰ガラスからほぼ透明に形成されたものであって、各ブロック分割体2a・2bは、正面視正方形の側壁部21a・21bと、この側壁部21a・21bの四方周縁部を囲む4つの周壁部22a・22bとから箱型に形成されており、周壁部22a・22bは、図4にも示すように、側壁部21a・21bの四方周縁に対して若干内方に位置している。
また側壁部21a・21bの内面には、複数の突部23a・23bが突設され、側壁部21a・21bの外方からは、前述の複数の突部23a・23bが略花火模様となって見えるようにしている。
図に示す突部23a・23bの高さは約3mmであって、この突部23a・23bは、突部23a・23bに対する光の入射により、光線を乱反射させる機能を備えている。
そして以上のブロック分割体2aにおける周壁部22aの遊端縁とブロック分割体2bにおける周壁部・22bの遊端縁とを接着材により固着して、密閉された内部空間Sが備えられたブロック本体2を形成すると共に、このブロック本体2の四方外周縁には、周壁部周壁部22a・22bと側壁部21a・21bとで画成された浅い凹部Tが設けられている。
また、凹部Tの内底面及び内側面には、光反射塗料が塗布されて、後記する発光器31の光が内部空間S内で反射するようにしている。
尚、光反射塗料は、拡散反射性を向上させるために、ガラスビーズが混入されたものを用いてもよい。
更に以上のごとく組み立てられたブロック本体2における四方周壁部22a・22b中の一側壁には、3つの貫通孔24が所定間隔あけて形成され、これら貫通孔24にはそれぞれ発光装置3を構成するLEDから成る発光器31が嵌め込まれて、発光器31のレンズ部分31aがブロック本体2の内部空間S内に突出している。
そして、これら発光器31を直列に接続する電線32が凹部Tの内底面に沿って配設された上で、シリコーン系シーリング材からなる軟質の封止材4が凹部Tの内底面に厚肉に塗布されて、この封止材4により発光器31が嵌められている貫通孔24の隙間が封止されると共に、電線32が封止材4内に埋設されている。
そして封止材4の表面には、プラスチック材から形成した短冊状の保護プレート40が貼り付けられており、この保護プレート40は凹部T内に収まっている。
尚、図に示す実施形態のブロック本体2は、側壁部21a・21bの一辺が190mmの正方形に形成され、正面側の側壁部21aと背面側の側壁部との間の外法が80mmに形成されている。
以上の構成から成る発光ブロック1は、例えば建屋の壁材、床材、屋根材、或いは階段の構成部材として使用されるものであり、例えば、複数の発光ブロック1を図6に示すように積み重ねて、壁材として利用する場合には、一対の側壁部21a・21bのそれぞれの外表面が屋内と屋外に露出することとなる。
そして例えば建物の壁の一部に組み込まれた発光ブロック1は、電線32を適宜電源に接続するのであって、これにより、例えば夜間などにおいて、電線32を介して発光器31に通電することで、発光器31がブロック本体2の内部空間Sで点灯するのである。
これに伴い、発光器31から発する光の一部がブロック本体2の側壁部21a・21bを直接通過すると共に、光の一部は、ブロック本体2の内部空間S内において光反射塗料が塗布されている四方周壁部22a・22bで反射し、また側壁部に設けた突部23a・23bに対する光の入射によっても、光が内部空間S内において乱反射した後、ブロック本体2の側壁部21a・21bを通過して、ブロック本体2外に抜け出るのである。
その結果、ブロック本体2の側壁部21a・21b全体から光が漏れ出すこととなって、ブロック本体2の全体がほぼ均等に光り、眩しすぎたり目障りになったりするようなこともないのである。
以上の実施形態では、平面視正方形としたブロック本体2を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば直角二等辺三角形としたブロック本体2にも応用できる。
また発光器3としては、LED以外に面状発光体を用いたものでもよい。
また周壁部22a・22bの内面は、光が乱反射可能な粗面としてもよい。
1 発光ブロック
2 ブロック本体
21a・21b 側壁部
22a・22b 周壁部
23a・23b 突部
3 発光装置
31 発光器
32 電線
4 封止材
40 保護プレート
S 内部空間
T 凹部
2 ブロック本体
21a・21b 側壁部
22a・22b 周壁部
23a・23b 突部
3 発光装置
31 発光器
32 電線
4 封止材
40 保護プレート
S 内部空間
T 凹部
Claims (2)
- 中空状で且つ周壁部に凹部が形成された透光性のブロック本体と、前記周壁部に形成した貫通孔に組み付けられる発光器とが備えられ、貫通孔に組みつけられた発光器はブロック本体の内部空間内で発光し、発光器の電線は、凹部内に配線され、周壁部の表面には、発光器から発する光をブロック本体の内部空間で反射させるための光反射塗料が塗布されていることを特徴とする発光ブロック。
- ブロック本体の側壁面には、光を乱反射させるための複数の凸部が突設されていることを特徴とする請求項1に記載の発光ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006028113A JP2007205124A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 発光ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006028113A JP2007205124A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 発光ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007205124A true JP2007205124A (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=38484818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006028113A Pending JP2007205124A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 発光ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007205124A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011149168A1 (ko) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | 인영피오에프스톤(유) | 광섬유가 설치된 장식용 블록 |
-
2006
- 2006-02-06 JP JP2006028113A patent/JP2007205124A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011149168A1 (ko) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | 인영피오에프스톤(유) | 광섬유가 설치된 장식용 블록 |
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