JP2007140056A - 自照型表示装置及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDを光源として用いつつも、薄くしながらも、LEDの照射角、照射範囲の狭さを克服可能とした自照型表示装置及び照明装置を提供する。
【解決手段】光源としての半導体発光素子と、透明な材料で構成され、前記半導体発光素子を収納する、光拡散体と、を備え、前記光拡散体は、その裏面に、半導体発光素子を収納する縦断面がほぼ楔形の光源収納部が凹成され、この光源収納部における前記縦断面での前記楔形の一辺の角度を、適当なものに設定することにより、表示層を効率よく照射した表示装置としてあるいは光を外部に効率よく射出させて照明装置として機能するものを構成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、自照型表示装置及び照明装置に関する。
照明手段として各種のものが照明対象物に応じて用いられている。これらの照明手段の中には現時点での基準でいわゆる小型、軽量、省電力を図ろうとしたものもある。しかしながら、そのような照明手段であっても、ある特定の照明対象物の照明手段としては適当でないことも少なくない。つまり、ある特定の照明対象物の照明手段としては適当な照明手段がない場合も少なくない。
また、照明手段においては例えば電球、蛍光灯等やLEDが光源として用いられている。電球、蛍光灯等は十分な明るさを確保できるものの、消費電力が大きく、これに着目し、逆に小型の小消費電力のものとすれば所要の明るさを確保するのが難しい。また、LEDには省電力、応答性が良い、携帯性に優れる等の各種の利点があるものの、照射角度が小さいためある特定の照明対象物に対する照明手段としては適さないことも少なくない。
さらに、上記のような状況において、キャラクター商品、ポスター、看板、公告板等の各種の表示を効率よく照明した状態とするものは実際上得られていなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、LEDの利点に着目して、LEDを照明装置の光源として用いつつも、薄くしながらも、LEDの照射角、照射範囲の狭さを克服可能とした自照型表示装置及び照明装置を提供することにある。
本発明は、光源としての半導体発光素子と、
透明な材料で構成され、前記半導体発光素子を収納する、光拡散体と、
を備えた自照型表示装置であって、
前記光拡散体は、その裏面に、前記半導体発光素子から入射する光によって、前記光拡散体の内部側から照射される表示層を備えると共に、前記裏面に前記半導体発光素子を収納する縦断面がほぼ楔形の光源収納部が凹成され、
この光源収納部における前記縦断面での前記楔形の一辺の角度を、前記半導体発光素子から前記光拡散体に入射した光が前記光拡散体の表面の内側で反射して前記光拡散体の裏面の内側に当接し、前記表示層を内側から照射する、角度に設定したことを特徴とするものとして構成される。
本発明は、さらに、光源としての半導体発光素子と、
透明な材料で構成され、前記半導体発光素子を収納する、光拡散体と、
を備えた照明装置であって、
前記光拡散体は、その裏面に、前記半導体発光素子を収納する縦断面がほぼ楔形の光源収納部が凹成され、
この光源収納部における前記縦断面での前記楔形の各辺の角度を、前記半導体発光素子から前記各辺を通って前記光拡散体に入射する光のうち、前記各辺において所定の角度よりも入射角の小さい光は前記光源収納部の表面から射出し、前記所定の角度よりも入射角の大きい光は前記裏面に向けて反射し、その裏面の内側でさらに反射して前記光拡散体の側面から射出する、角度に設定したことを特徴とするものとして構成される。
さらに、本発明は、光源としての半導体発光素子と、
透明な材料で構成され、前記半導体発光素子を収納する、光拡散体と、
を備えた照明装置であって、
前記光拡散体は、表面側に裏面から表面方向に突出する突部を有し、この突部の裏面に、前記半導体発光素子を収納する縦断面がほぼ楔形の光源収納部が凹成され、
この光源収納部における前記縦断面での前記楔形の各辺の角度を、前記半導体発光素子から前記各辺を通って前記光拡散体に入射する光は前記突部から前記光拡散体の外部に射出する、角度に設定したことを特徴とするものとして構成されている。
以下に、本発明の実施形態を大きく2つのタイプに分け、それぞれの実施形態を説明する。第1のタイプはキャラクター製品等に応用して好適な実施形態としての自照型表示装置であり、第2のタイプは個人家屋等の階段の足元の照明等に用いて好適な実施形態としての照明装置である。
第1タイプの実施形態
図1及び図2は、第1実施形態を示し、それぞれ平面図及びそのA−A線に沿った縦断説明図である。
この第1実施形態の装置は、前面側(表面側)の透明な光拡散体2の裏面(内側面)に形成、描画したキャラクター等の表示層6を、裏面側に設けた光源としての半導体発光素子、例えばLED1、からの光を可及的に逃すことなく効率よく用いて、表示層6のキャラクター等を可及的に明るく照らして、その表示層6のキャラクター等を前面側から明確に観察可能に構成したものである。
より詳しくは、図1及び図2からわかるように、この第1実施形態の装置においては、光源としてのLED1を光拡散体2の裏側に固定状態に取り付けている。すなわち、この装置は、LED1とほぼ円盤状の光拡散体2とを備える。LED1からの光Lを、光拡散体2における円錐溝状の光源収納部3からこの透明な光拡散体2の内部に入射させ、内部で反射(理想的には全反射)させ、内側から表示層6に照射してこれを明るくする。つまり、前記光拡散体2の裏側(内側)に予め描いた表示層(キャラクター等)6がLED1からの光Lで照らされて、前面側(光拡散体2側)から光った状態で認識できるようにしたものである。
この光拡散体2は、アクリル等の透明材料でほぼ円盤状に構成されたものである。この光拡散体2は、後述のように周辺が薄くなるように、図2に示すように、裏面をほぼ円錐状に傾斜させると共に、裏面に円錐溝状の光源収納部3を形成している。この光源収納部3内にLED1を収納状態に固定している。この光源収納部3の大きさ及び円錐状の表面(斜面)3aの開き角度αは、後で詳しく説明するが、LED1からの光Lを効率よく透明な光拡散体2の内部に導き、内部で反射(理想的には全反射)させて、最終的に内側から前記表示層6に当たってそれを照明するような大きさ及び角度に設定されている。
光拡散体2において、この光源収納部3と厚さ方向に向かい合う表面2aの中央部分には、緩い傾斜の円錐状の窪部4を形成している。これにより、同じく図2からわかるように、この窪部4の大きさとその表面4aが水平面となす角度βとは、前記光源収納部3の大きさ及び円錐状の表面3aの角度αとの関係及びその他の諸元との関係で、上記したような表示層6の照明が確実になされるように設定している。
さらに、先に簡単に述べたように、この光拡散体2は、図2からわかるように、その裏側部分が削られて、外周部分に行くに従って厚さが薄くなるような形状としている。つまり、光拡散体2の裏面5は、図2において、水平面から持ち上がった円錐面となっており、裏面5が水平面とある所定の角度γをなすようにしている。この角度γは、上記諸元の1つであり、この面でLED1からの光Lを効率よく受けて、後述の表示層6をより明るくすることができる角度に設定している。
即ち、この光拡散体2の裏面5には白色の塗料等で形成した薄膜状の表示層6を設けている。この表示層6は、前述のように、LED1から光拡散体2の内部に入射してきた光を効率よく受けるものであり、そこに描かれた各種のキャラクター等は光で明るくされる。つまり、前記LED1からの光Lが光拡散体2に入射し、内部で反射して、最終的に前記キャラクター等を内側から照らし、そのキャラクター等が光拡散体2の外部の前面側から光った状態で認識されるようにする。このキャラクター等は、認識させるべき絵や模様等を塗料等の塗装や印刷等の任意の手段で形成可能である。なお、表示層6を、光拡散体2自体をエッチングしたもの、あるいは、光拡散体2自体に一体的に形成されたものであってもよく、これによってもキャラクター等は形成可能である。
このように構成した図1、図2の装置においては、LED1からの光Lは光源収納部3の表面3aから光拡散体2内に屈折しながら入射し、その内部において、窪部4の表面4aと光拡散体2表面で全反射又はそれに近い反射をし、広がりつつ表示層6を均一に照射する。これにより、表示層6つまりキャラクター等が前記光で効率よく照明されて、前面側から透明な光拡散体2を通して明るく確実に認識される。
本発明者は、この実施形態の装置を製造してその効果を確認済みである。このことは、以下に述べる他の実施形態の装置についても同様である。ちなみに、図2において各寸法は以下の通りとした。即ち、直径D=80mm、厚さT=10mm、角度α=45°、β=16°、γ=15°とした。これらの数値は本実施形態にかかる装置の実施にあたり絶対的なものではなく、これに近い数値であればよいのは当然である。このことは以下に述べる実施形態の装置の場合にあっても同様である。
図3及び図4は、第2実施形態を示し、それぞれ平面図及びそのB−B線に沿った縦断説明図である。この第2実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、光拡散体2Aの形状を、平面的に矩形とすると共に、これの裏側に形成する光源収納部3Aを、図3において上下方向に走る長尺状のものとし、さらに図3からわかるように、LED1を複数(ここでは3つ)設けて輝度を改善したところにある。また、当然、光拡散体2Aの裏側に形成した表示層6Aも、平面的には矩形状のものとして構成されている。これらのことから、図4は図2と同一形状のものとして表される。図3、図4において、図1、図2と同等の要素には同一の符号を付してくわしい説明は省略する。
この第2実施形態における各LED1,1,1からの光Lの平面的な光路は図3に明記したとおりである。これらの光Lによって表示層6Aはその全体がまんべんなく照明され、その内側に形成された表示層6Aのキャラクター等が光Lに効率よく照らされることになる。
本発明者が製造したこの実施形態の装置において各寸法は以下の通りとした。即ち、図4において、幅W=80mm、厚さT=10mm、角度α=45°、β=16°、γ=15°とした。
図5は第3実施形態を示す。この第3実施形態は、第1実施形態、第2実施形態における光拡散体2、2Aを変形例である。第3の実施形態の第1、第2実施形態と異なるところは、先ず光拡散体2Bの形状にある。光拡散体2Bの断面形状を、単純な矩形とし、厚さを均一とし、さらに、図中両側の側面9、9には、光Lの反射のための白色等の反射層10,10を形成している。この光拡散体2Bの平面形状は、図1のように、あるいは、図3のように、構成される。このような光拡散体2Bに対して、表示層6Bは、光拡散体2Bの裏面5の全体に連続した1枚の層として形成するのではなく、例えば、白色材料の塗装や印刷等によって不連続(有り無し)の模様等として形成される。なお、表示層6Bは、上記のような白色等の塗料を施すのではなく、光拡散体2Bにエッチング等によって、傷をつけたり溝を掘ったりしたものとして構成することもできる。
この第3実施形態におけるLED1からの光Lの光拡散体2B中における光路は図5に示したとおりである。光Lは光拡散体2B中でこのような光路を通ることから、光拡散体2Bが円形であっても矩形であっても、その裏面における表示層6Bが明るく照射され、前面側から表示層6Bによるキャラクター等を認識できるようになる。
本発明者が製造したこの実施形態の装置において各寸法は以下の通りとした。即ち、図5において、直径D(幅W)=80mm、厚さT=5mm、角度α=45°、β=16°とした。
以上に説明した各実施形態において、光拡散体の前面(表面)に各種構成の光拡散層(板)を設け、LED1には放熱板を取り付けることができるのは当然である。これは、以下に説明する第2タイプの実施形態においても同様である。このような光拡散層(板)としては、例えば、乳白色の半透明な板、フレネルレンズのような平面レンズ、やや薄型の通常レンズ、あるいは、細い線状の山と谷を繰り返して光を散乱させる散乱板等の各種のものを用いることができる。
第2タイプの実施形態
このタイプの実施形態は、光源としてのLEDからの光を、光拡散体で広がりをもたせて射出されるようにして、装置を小型の照明器具として使用可能とした例を示す。具体的には、LEDからの光が、光拡散体へ入射し、反射することなく射出する光と、光拡散体へ入射した後に内部で1回あるいは複数回反射した後に射出する光とを協同させることにより、装置全体(特に光拡散体)を薄いものとしつつも、広い範囲を照射可能に構成したものである。あるいは、光拡散体の幾何学形状の各種の諸元を適当なものとすることにより、LEDからの光を光拡散体内に入射させ、反射させることなく射出して、その射出の角度を照射範囲が広くなるようにしたものである。
図6A,Bは、本発明の実施形態の装置を実際に作って、個人住宅における階段を照射する実験を行った結果の説明図である。この図6A,Bは、説明図であるので、これらの図においては、階段や本実施形態の装置の大きさ等の寸法関係を必ずしも正確に表現してはいない。図6Aからわかるように、この実施形態の装置Dは、各ステップの裏側に下向きに取り付けられる。つまり、この図6A,Bにおいて、あるステップS1の足元を照らすに当たり、その1段上のステップS2の裏側に本実施形態の装置Dを下向きに取り付けて光L1.L2が下向きに照射されるようにした。この図6A,Bにおいて、階段として、ステップS1,S2同士の高さH=20−25cm程度、奥行De=20−25cm程度、各ステップS1,S2の横幅は90cm程度の階段を対象とした。この図6A,Bからわかるように、装置Dからの光が十分に横方向に広がって、1つ下のステップS1を十分な幅で照射した。このことから、本実施形態の装置Dは階段の照明器具としての要求を満たしているのがわかった。また、光量も、光源としてのLEDからの光を、屈折と全反射等を用いて、可及的に逃すことなく有効に照明用の光として使用するようにしているので、十分なものとして得られた。
図7は、図6A,Bで用いた装置の一例を示す本発明の第4実施形態を示す。
この実施形態における光拡散体2Cは、例えば、図1、図2の第1実施形態と同様に、全体としての平面形状が、つまり、光拡散体2Cの平面形状が円形のものとして構成されている。あるいは、図3、図4の第3実施形態と同様に、光拡散体2Cの平面形状が矩形に形成され、1つあるいは複数のLED1が用いられる。
この第4実施形態が、第1あるいは第2実施形態と異なる点は、光拡散体2Cの縦断面形状にある。即ち、図7からわかるように、光拡散体2Cは、縦断面がほぼ逆台形となっている。図7における光拡散体2Cの厚Tさ、下面2C1の直径D1(幅W1)、上面2C2の直径D2(幅W2)、側面2C3と水平面との角度Δ、光源収納部3(3A)の大きさ及び角度α等の各諸元は、LED1からの光L1、L2が図7に示すごとく走るように設定されている。即ち、LED1からの光L1、L2が光源収納部3(3A)の表面3aから光拡散体2Cに入射する。入射した光のうち、下面2C1における、2つの点(臨界点)p1,p1間の幅W3内に当たる光L1は下面2C1より射出し、直径D3(幅W3)より外側に当たる光L2は下面2C1で理想的に全反射した後上面2C2で再び理想的に全反射し、側面2C3から射出する。つまり、点p1,p1は全反射の臨界点である。つまり、これらの点p1,p1に入射した光は光L1(C)となって屈折、射出するか、その点p1で反射して上面2C2に向かい、そこで反射して再び下面2C1側に向かい、下面2C1の端の点p2にちょうど向かう。光拡散体2Cは、上述のように、LED1からの光が上述のごとく走るように諸元が決められている。
このようにして、階段の下のステップS1は、2種類の光L1、L2によって、十分な幅をもって照明されることになる。つまり、図7からわかるように、下のステップS1は、内部で反射することなく射出する光L1と、内部で反射した後に射出する光L2とで、照明されることとなる。LED1からの光は、光L1、L2のうちのいずれかとなるが、その臨界光線は、上述のように、光L1(C)として図7に示している。
なお、この実施形態において、LED1からの光の一部を下面2C1、上面2C2において全反射させているが、必ずしも全反射でなくてもかまわない。これは、他の各実施形態においても同様である。
本発明者が製造したこの実施形態の装置において各寸法は以下の通りとした。即ち、図7において、直径D2(幅W2)=40mm、厚さT=5mm、角度α=45°、Δ=45°とした。
図8は第5実施形態を示す。この第5実施形態は、図7の第4実施形態の変形例である。この図8からわかるように、側面2C31を平面ではなく、湾曲面としている。これにより、光拡散体2Cの側面2C31から射出する光をより均一で滑らかな配光とすることができる。さらに、光源収納部31(3A1)の先端Tを丸みの帯びたものとしている。これにより、この先端T部分から射出して下面2C1に向かった光L1のこの下面2C1の内側での反射を抑えて、より明るく照明可能とできる。
本発明者が製造したこの実施形態の装置において各寸法は以下の通りとした。即ち、図8において、直径D2(幅W2)=40mm、厚さT=5mm、角度α=45°、Δ=45°とした。
図9は第6実施形態を示す。この実施形態は装置全体の小型化を可能としつつも、上記の各実施形態と同様に照明を行うことができるようにしたものである。この小型化を達成するため、この実施形態6では、LED1からの光が光拡散体2Dに入射し、反射することなく射出するように、形状とそれらの各諸元を決めている。この光拡散体2Dの平面形状も、例えば図1のように円形に、あるいは、図3のような矩形にすることもできる。
より詳しくは、基板S上のLED1を、光拡散体2Dの光源収納部3Bに収納している。この光拡散体2Dにおいて、光源収納部3Bと対向する前面側に、突部21を形成している。この突部21に前記光源収納部3Bが形成されている。この光源収納部3における表面3aから突部21に入射したLED1からの光は、図示のごとくに突部21の側面21aと端面21bから屈折した光L1となって射出する。
この第6実施形態の装置は、例えば透光性の板にキャラクター等の表示を形成しておき、その板をこの第6実施形態の装置で後ろから照明して、このキャラクター等を明るくする等の使い方も可能である。
本発明者が製造したこの実施形態の装置において各寸法は以下の通りとした。即ち、図9において、直径D1(幅W2)=27mm、D2(幅W2)=10mm、厚さT1=8mm、T2=5mm、角度α=45°とした。
本発明の第1実施形態の平面図。 その縦断面図。 本発明の第2実施形態の平面図。 その縦断面図。 本発明の第3実施形態の縦断面図。 本発明の第4実施形態の使用状態を示す側面図、縦断面図。 本発明の第4実施形態の縦断面図。 本発明の第5実施形態の縦断面図。 本発明の第6実施形態の縦断面図。

Claims (12)

  1. 光源としての半導体発光素子と、
    透明な材料で構成され、前記半導体発光素子を収納する、光拡散体と、
    を備えた自照型表示装置であって、
    前記光拡散体は、その裏面に、前記半導体発光素子から入射する光によって、前記光拡散体の内部側から照射される表示層を備えると共に、前記裏面に前記半導体発光素子を収納する縦断面がほぼ楔形の光源収納部が凹成され、
    この光源収納部における前記縦断面での前記楔形の一辺の角度を、前記半導体発光素子から前記光拡散体に入射した光が前記光拡散体の表面の内側で反射して前記光拡散体の裏面の内側に当接し、前記表示層を内側から照射する、角度に設定したことを特徴とする自照型表示装置。
  2. 前記光拡散体はほぼ円盤状のものとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自照型表示装置。
  3. 前記光源収納部は、円錐状の溝として構成され、前記斜面はこの円錐状の溝によって構成されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の自照型表示装置。
  4. 前記光拡散体はほぼ矩形盤状のものとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自照型表示装置。
  5. 前記光源収納部は、ほぼV字状の溝として構成され、このV字状の溝をなす面によって前記斜面が構成されていることを特徴とする請求項1又は4に記載の自照型表示装置。
  6. 光源としての半導体発光素子と、
    透明な材料で構成され、前記半導体発光素子を収納する、光拡散体と、
    を備えた照明装置であって、
    前記光拡散体は、その裏面に、前記半導体発光素子を収納する縦断面がほぼ楔形の光源収納部が凹成され、
    この光源収納部における前記縦断面での前記楔形の各辺の角度を、前記半導体発光素子から前記各辺を通って前記光拡散体に入射する光のうち、前記各辺において所定の角度よりも入射角の小さい光は前記光源収納部の表面から射出し、前記所定の角度よりも入射角の大きい光は前記裏面に向けて反射し、その裏面の内側でさらに反射して前記光拡散体の側面から射出する、角度に設定したことを特徴とする照明装置。
  7. 前記光拡散体はほぼ円盤状のものとして構成されていることを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記光源収納部は、円錐状の溝として構成され、前記斜面はこの円錐状の溝によって構成されたものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の照明装置。
  9. 前記光拡散体はほぼ矩形盤状のものとして構成されていることを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  10. 前記光源収納部は、ほぼV字状の溝として構成され、このV字状の溝をなす面によって前記斜面が構成されていることを特徴とする請求項6又は9に記載の照明装置。
  11. 前記側面は、縦断面において、裏面側よりも表面側が狭くなるように傾斜したものとして構成されていることを特徴とする請求項6ないし10のいずれかに記載の照明装置。
  12. 光源としての半導体発光素子と、
    透明な材料で構成され、前記半導体発光素子を収納する、光拡散体と、
    を備えた照明装置であって、
    前記光拡散体は、表面側に裏面から表面方向に突出する突部を有し、この突部の裏面に、前記半導体発光素子を収納する縦断面がほぼ楔形の光源収納部が凹成され、
    この光源収納部における前記縦断面での前記楔形の各辺の角度を、前記半導体発光素子から前記各辺を通って前記光拡散体に入射する光は前記突部から前記光拡散体の外部に射出する、角度に設定したことを特徴とする照明装置。
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