JPH01127589A - 人荷用エレベータ等の荷物積卸装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、入荷用エレベータ等によって荷物を昇降させ
る生きの荷物の取扱装置に係り、詳しくは、精込み階と
荷卸し階における荷物のＭ卸し操作を行う装置を搭載し
た入荷用エレベータ等に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、建造物を構築するときには、所定の場所に建設
用揚重機を設置し、施工が進行中の場所に所要の資材、
機材を供給する。建設用揚重機として代表者的なものに
は、クレーンと、荷台を有する入荷用エレベータや建設
用リフトがある。入荷用エレベータ等では、入荷用エレ
ベータの荷台への荷物の積卸し作業は、随時の作業位置
において、主として人力によって行っており、積込みと
荷卸しにそれぞれの階で作業員を配置する必要がある。

また、機械を使用するときには、別途にフォークリフト
などの配備を必要とし、ことに上階にあっては随時に利
用することは困難である。

入荷用エレベータ等の設置場所では、荷台の上面を作業
面に合わせる必要があり、第１２図の（ａ）図、（ｂ）
図に示すように、最下部に、荷台１の高さｈの昇り桟橋
Ｓを設けるか、その分の深さのピットＰを設ける必要が
あり、供給先の受取場所にも、同様の昇り桟橋Ｓを設け
るか、ベランダ、腰壁Ｗ等の工事を後の施工に残すなど
の措置が必要であった。

〔発明が解決しようとする問題点コ 従来の入荷用エレベータ等では、荷物の積卸しに際して
、作業員を配置するのに、上記のような労務上の問題や
法規上の制約があり１機械化によって改善するにも、そ
の配備や、現場における上下方向の移動に困難を伴い、
他の施設によって上下移動できても、横移動の確保は必
ずしも保証されなかった。ことに１人力作業によるとき
には、揚重作業のサイクルの中で、多くの時間を占める
ことになり、他種の作業との交錯が避けられず、工程に
支障を生ずることが多かった。さらに、前記したような
昇り桟橋やピットを必要とするため、仮設工事に費用が
かかる点も無視できない欠点になっていた。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上記のような問題点に対処し、欠点を一掃し
て、建設現場における入荷用エレベータ等の運転に伴う
労務事情にも適合し、荷物の取扱を改善することを目的
として開発されたものであす、とくに、入荷用エレベー
タ等の荷台の上面に荷物の積卸装置を装備し、荷物の積
込みと荷卸しの作業を機械化したことを要旨としている
。そして、積卸装置は、荷台の上面の両端部に門型の支
持脚を立設し、この支持脚の梁材をランウェイに構成し
て移動自在のガーダを架けわたし、二のガーダから懸架
装置を垂設して、その下端に設けたフォーク部材等の把
持部材を使用して荷物の積卸しの作業を行うことを特徴
としている。この構成によって、入荷用エレベータ等の
荷台への荷物の積卸しが、昇降路のいずれの位置でも機
械操作のみによって達成され、労務上、工程上ならびに
法規上の前記諸問題を解決することに成功したものであ
る。

［実施例］ 本発明の荷物の積卸装置を、好適な実施例を示す図面に
基づいて詳細に説明する。第１図は構鍋物の外面に沿っ
て設置された、荷台ｌを有する入荷用エレベータＬの正
面図（ａ）と平面図（ｂ）であり、第２図は第１図のＡ
−Ａ線に沿う断面図である。入荷用エレベータＬは、通
常の組立足場に沿って立てられた１対のマスト２のガイ
ドレール３に係着されて、荷台１を形成する荷台フレー
ム４を駆動袋！５によって昇降自在に装備゛している。

本発明では、荷台１の上面に積卸袋Ｗ１１０を装着しで
ある。積卸装置１０は、荷台１の両端部に立設した１対
の門型の支持脚１１と、両支持脚１１の上部水平梁１２
間に架けわたされた支持ガーダ１３と、この支持ガーダ
１３に取付けた２台の懸架装置１４とからなっている。

これらの各構成部分を順に説明すると、支持脚１１は、
想定される荷物に従って高さが定められ、水平梁１２の
長さは入荷用エレベータＬの荷台１の幅に等しくしであ
る。水平梁１２には中空材を使用し、その中に等長の補
助梁１５が組み込んであり、水平梁１２に摺動して、そ
の両端の開口から出没自在である。

水平梁１２と補助梁１５の上面は、支持ガーダ１３の両
端下面に装着したサドル１６のためのランウェイを構成
しである。

次に、支持ガーダ１３にはＴ形鋼を使用し、その下方の
フランジには２台のトロリー１゛７を走行自在に装備し
である。各トロリー１７の下方には操作装置１４が固着
してあり、この軸部１８を伸縮自在に構成すると共に、
その下端には、フォーク１９を有する把持部材２０を装
備しである。なお、図中の６．７は荷積み、荷卸しの床
面を示し。

８はリフトＬの乗務員の搭乗部である。

さらに、第３図、第４図によって積卸装置１０の詳細を
説明する。第３図は水平梁１２と補助梁１５の関係を概
念図で示し、（ａ）、（ｂ）、（ｃ）図は補助梁１５の
右方突出、中間位置、左方突出の状態を順に示している
。２１は補助梁１５の駆動装置として取付けた小型のウ
ィンチであり１作動ワイヤ２２を数回巻き付けてその両
端部をそれぞれ補助梁１５の端部に固定しである。第４
図は懸架装置１４の把持部材２０の詳細を示し、各フォ
ーク１９は、スクリュー機構２３を介して、荷物の幅に
対応して間隔を調整可能に構成されている。

次に、入荷用エレベータの他の実施例について説明する
。第５図は「入荷用エレベータ」として知られる形式の
エレベータの一種である。この人荷用エレベータでは、
巻揚装置５が地上に設置された巻揚げウィンチであり、
上方に蓮台９を有して、１対のガイドレール３を垂直に
支持している。

荷台１は、ケージ型に構成した荷台フレーム４の下部部
分にあたり、巻揚装置ｉ１５とカウンタウェイト３０と
の間に昇降用ワイヤ３１を巻回して昇降されるものであ
り、カウンタウェイト３０は、昇降ワイヤ３２の平行部
分を利用するワイヤガイド方式によると共に、ワイヤガ
バナ方式によって、落下防止装置を構成した形式のもの
である。この人荷用エレベータの昇降用ワイヤ３１の配
線系を第６図と第７図によって説明する。まず、第６図
によって上記ワイヤガイド方式を説明すると、荷台１の
一端部には、ロードセルを介して昇降ワイヤ３２の一端
が固定されており、蓮台９上のシーブ９１を経て、巻揚
装５！５に巻取られ、再び蓮台９を経て荷台１の他方の
端部に固定されている。

この昇降ワイヤ３２は垂直の平行部分で、カウンタウェ
イト３ｏに係着してガイド機能を果たしており、別に、
カウンタウェイト３０の上部には。

カウンタウェイトワイヤ３３の一端が固定され、その他
端は、荷台１の上部に設けた金券ウィンチ３４に巻取ら
れている。

次に、第７図によってワイヤガバナ方式における落下防
止装置のワイヤの巻回糸を説明すると。

地上のガバナワイヤ全巻ウィンチ３５に一端を固定した
ガバナワイヤ３６は、荷台１の下面の両端に設けたシー
ブ３７．３７を経て、地上のシーブ３８に巻回され、つ
いで上部のガバナ内蔵シーブ３９から荷台１の上面に折
り返され、荷台１の両端のシーブ４０．４０を経て終端
を蓮台９に固定しである。

このように構成した入荷用エレベータは、一般の建設用
リフトと同様に、荷台ｌの形状寸法、積載荷重容量、昇
降速度を有しながら、多数の作業員の搭乗が可能である
ばかりでなく、全体の組立、盛替作業が容易であると共
に、落下防止装置によって安全性にも優れている。しか
も、高層建築物の建設に当って、マストやガイドレール
の大型化を避けることができる長所を有している。さら
に、荷台フレーム４の構造は、本発明の積卸装置ｉ！１
０の装備に際して、支持脚１１の構成に適している。

〔作　用］ 本発明の作用を、第８図に示す荷物の積卸しの作業工程
に基づいて説明する。第８図（ａ）には荷台１と荷物Ｂ
との関係を平面図で示し、（ｂ）図には断面図で示して
、（１）〜（６）の順序で実施する。

（１）図は荷積みの階６における最初の状態であって、
荷物Ｂは荷台１の側方の床面に置かれている。（２）図
では支持脚１１の補助梁１５を荷物Ｂ側に伸ばし、その
ランウェイ上で、支持ガーダ１３を荷物Ｂ上方に持ち出
す、（３）図では、懸架装置１１１４を荷物Ｂに近づけ
、その軸部１８を床面６まで伸ばして荷物Ｂを把持する
過程を、通常の床面と、腰壁Ｗのあるときの荷台１の停
止位置で示している。（４）図では、Ｓ架装置１４で把
持し、荷物Ｂを吊り上げたのち、補助梁１５を（１）図
のように中央に収縮させると共に、懸架装置１４を荷台
１の面まで縮める。ここで懸架装置１４を荷物Ｂから解
放し、（５）図では１次の荷物Ｂ１の取扱に移り、（６
）図は（２）図に対応している。

第９図は、本発明の積卸袋［１０の使用状態を上下の階
の間で説明する図である０便宜上、下方の階を荷積みの
階６として、上階７に移送するものとする。荷物Ｂは荷
積み階６で第８図の（２）図と同様の状態から荷台１に
積み込まれ、上方の階では、床面７に荷卸しするときに
は、荷台１の上面を床面７に揃え、補助梁１５を受取側
に伸ばせばよく、または上階に腰壁Ｗがあるときには、
荷台１の上面を腰壁Ｗの高さに揃うまで揚げ、補助梁１
５を伸ばしたのち懸架袋［１４の軸部１８を伸ばして床
面７に降ろす。上記の過程における懸架装置１４と荷物
Ｂとの係着は、第１Ｏ図に示すように、２台の懸架装置
！１４を両側から荷物已に近づけ、それぞれの把持部材
２ｏを対向させ、通常、パレット２４を使用するときに
は、フォーク１９の間隔を適応させ、荷物Ｂを下方から
抱持するようにする。第１１図は把持部材２０の他の実
施例を示し、その−例の（ａ）図ではパレット２４を使
用せず、荷物Ｂ２が、ダンボール箱であるような場合に
適応するために、フォーク１９の角度を変化させるよう
に、作動シリンダ２５を備えている。他の例の（ｂ）図
では、管材等の荷物Ｂ３では、係着バンド２６を使用し
た把持部材２゜を備えるようにする。

・　［発明の効果］ 本発明の入荷用エレベータ等の荷物積卸装置は、入荷用
エレベータ等において、荷台上に、門型の支持脚と、そ
の水平梁上にサドルを介して架けわたした支持ガーダと
、この支持ガーダにトロリーを介して垂設した移動自在
の懸架装置と、その下端に設けた対向する把持部材、と
からなる積卸装置を設けたものであるから、簡易な構成
によって各種の入荷用エレベータ等に装備して、荷物の
積卸しを機械化することができる。従って、積卸し場所
に配置する作業員を減少させる労務上の改善をもた゛ら
し１人力作業による積卸し時間を短縮して工程上の効率
を向上させるばかりでなく１作業員は法規上の制約を受
けずに同乗することができる。また、積卸し場所におけ
る積卸し用の仮設設備を必要としないことは、仮設工事
費の削減に大きく貢献するから、誠に優れた発明である
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の入荷用エレベータ等の荷物積卸装置を実
施例に基づいて説明するものであり、第１図は入荷用エ
レベータの全体を示す正面図（ａ）と平面図（ｂ）、第
２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う積卸装置の断面図、第３
図はランウェイを構成する水平梁と補助梁の伸縮を説明
する概念図、第４図は把持部材の詳細図、第５図は入荷
用エレベータの他の実施例の全体正面図、第６図はカウ
ンタウェイトのワイヤガイド方式の説−［、第７図はワ
イヤガバナ方式の落下防止装置の説明図、第８図は揚重
作業の工程図、第９図は主下階の関係で示す説明図、第
１０図は懸架装置の係着を説明する正面図、第１１図は
フォーク部材の他の実施例の説明図□、第１２図は従来
“の技術の説明図である。 １・・・荷台、２・・・マ゛スト、３・・・ガイドレー
ル、４・・・荷台フレーム、５・・・駆動装置１巻揚装
置、６・・・荷積み階、７・・・荷卸し階、１０・・・
積卸装置、１１・・・支持脚、１２・・・水平梁、１３
・・・支持ガーダ、■形鋼、１４・・・懸架装置、１５
・・・補助梁、１６・・・サドル、１７・・・トロリー
、１８・・・軸部、１９・・・フォーク、２０・・・把
持部材、２１・・・駆動装置、２２・・・操作ワイヤ、
３０・・・カウンタウェイト、３１・・・昇降用ワイヤ
、３２・・・昇降ワイヤ、３３・・・カウンタウェイト
ワイヤ、Ｂ・・・荷物、Ｌ・・・入荷用エレベータ、Ｗ
・・・腰壁。 第３図 第４図 第９図 第１０因 （０）　　　　　　　　　　　　　　　（ｂ）第１２図 口＝二二二二二二二

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）昇降路の両端に垂直に設置されたマストに支持さ
   れるガイドレールと、このガイドレールに沿って昇降自
   在の荷台フレームとからなる入荷用エレベータ等におい
   て、荷台フレームには、荷台の上面の両端部に立設した
   門型の支持脚と、その水平梁上にサドルを介して架けわ
   たした支持ガーダと、この支持ガーダにトロリーを介し
   て垂設し支持ガーダに沿って移動自在の懸架装置と、懸
   架装置の下端に対向して設けた把持部材とからなる積卸
   装置を装備したことを特徴とする入荷用エレベータ等の
   荷物積卸装置。
2. （２）支持脚の水平梁は、中空に形成すると共に、その
   内部に補助梁を伸縮自在に構成して、その上面をランウ
   ェイに構成してあることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の入荷用エレベータ等の荷物積卸装置。
3. （３）懸架装置は、その軸部を伸縮自在に構成されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項
   記載の入荷用エレベータ等の荷物積卸装置。
4. （４）入荷用エレベータ等は、その巻揚装置とカウンタ
   ウェイトを有し、昇降用のワイヤを巻回して操作される
   ものであり、カウンタウェイトは、昇降用ワイヤの平行
   部を利用するワイヤガイド方式によると共に、ワイヤガ
   バナ方式によって、落下防止装置を構成してあることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項または第３項
   記載の入荷用エレベータ等の荷物積卸装置。