JPH01126475A - 磁性流体シール - Google Patents

磁性流体シール

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Publication number
JPH01126475A
JPH01126475A JP62282021A JP28202187A JPH01126475A JP H01126475 A JPH01126475 A JP H01126475A JP 62282021 A JP62282021 A JP 62282021A JP 28202187 A JP28202187 A JP 28202187A JP H01126475 A JPH01126475 A JP H01126475A
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JP
Japan
Prior art keywords
annular
magnetic
permanent magnet
magnetic fluid
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP62282021A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Otani
大谷 幸司
Shigemitsu Oguchi
小口 重光
Kunio Hoshitani
星谷 邦夫
Toshitake Sato
勇武 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH01126475A publication Critical patent/JPH01126475A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも一方が高速回転される輛およびそ
の挿通側部材間に介在して設けられその軸支部分でのシ
ール等を行なうために用いて好適な磁性流体シールの改
良に関する。
〔賃来の技術〕
この種の磁性流体シールは、たとえば磁気ディスク装置
などにおいて、軸(シャフト)の問囲で高速回転される
軸挿通側部材としての回転体の軸支部分等に用いられ、
その支持用ベアリングからのグリース漏れ等を防いだり
するうえで効果的なもので、従来から概略第4図に示す
ような構成によるものが一般によく知られている。これ
を筒中に説明すると、図中符号1は図示しない軸挿通側
部材に設けられ軸2の周囲に遊嵌状態で対設される環状
(この例では円筒状)を呈する永久磁石で、この永久磁
石1は軸線方向において異なる磁極をもつように着磁し
て形成されている。また、この永久磁石1の両端側には
、そのヨークとなる一対の環状磁性板3.4が一体的に
設けられ、かつこれら各環状磁性体3.4の内周縁3a
、4a部分が、永久磁石1内周部よりも軸2偏に張出し
て形成されることで、断面が内向きコ字状を呈する環状
の磁気回路構成体5が構成されている。
一方、前記軸2側で環状磁性体3.4に対応する部分に
は環状溝6.7がそれぞれ形成され、かつこれら環状溝
6,7間に形成される環状突部8が、前記永久磁石1の
内周部に所定間隔をおいて対向するように構成されてい
る。そして、これら永久磁石l、一対の環状磁性板3.
4および軸2側の環状突部8によって囲まれた部分に、
図示しない磁性流体の封入空間9が形成され、組立状態
において磁性流体が封入されるようになっている。なお
、上述した軸2上でその少なkとも環状突部8部分は、
前記永久磁石1から環状磁性板3.4を経て磁気回路を
構成するように磁性体で形成されている。
このような構成による磁性流体シールは、永久磁石1お
よび軸2側の環状突部8の軸線方向中央を通り軸線に直
交する中心線P(実際には平面である)に対し略々対称
な構造で形成され、かつ磁気回路は永久磁石l、一方の
環状磁性板3、軸2側の環状突部8、他方の環状磁性板
4を経て永久磁石lに戻る閉路として構成されている。
そして、このような磁気回路において、軸2側の環状突
部8における環状溝6,7側の端縁部分6a。
7aと環状磁性板2,3の内周縁3a、4a部分との間
に高磁界が発生しており、これら高磁界部分に磁性流体
によるシール部が形成される。この場合、これら環状磁
性板3,4間の間隔と軸2側の環状突部8の軸線方向の
幅とを略々同一に設定することで、磁性流体を比較的飛
散しにくい状態で保持し得る構成としている。これは、
たとえば永久磁石1および環状磁性板3.4からなる磁
気回路構成体5が、図示しない軸挿通側部材と共に高速
で回転された場合において、前記磁性流体シール部に遠
心力が加わったとしても磁性流体が封入空間9側に移動
し易く、外部に飛散しにくくなることから、容易に理解
されよう。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来構造において、磁性流体封
入空間9への磁性流体の封入量が増大すると、この封入
空間9内で磁界に拘束されない流動的な磁性流体量が増
加し、これが回転に伴なって流動して磁性流体シール部
に圧力を加え、シール部を破壊して外部への飛散を招い
てしまい、その周辺部分での汚染を避けられない等とい
った問題があった。
また、上述した従来構造では、たとえ外部に飛散しなく
ても高速回転に伴なう遠心力でシールが破壊され、磁性
流体が封入空間9から飛散してしまうといった可能性も
あり、シール性能の低下や磁性流体シール部周辺部分で
の汚染等といった問題と共に、シール寿命が低下すると
いった問題もあり、このような点を考慮し、上述した従
来の磁気回路構成で生じる問題点を一掃し得る何らかの
対策を講じることが望まれている。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために、本発明に係る磁性流体
シールは、軸線方向に着磁されている環状の永久磁石を
軸外周部に配設するとともに、この永久磁石の両端側に
所定間隙をおいて対向するように一対の環状磁性板を配
設し、かつこれら環状磁性体間を前記永久磁石の外周側
に近接した位置で対向するように配設した磁性体あるい
は一部が非磁性体とされている環状連結体で一体に連結
するようにしたものである。
〔作用〕
本発明によれば、軸側の永久磁石両端面と一対の環状磁
性板の内周縁内側面との間で軸線方向に高磁界を発生さ
せて磁性流体を保持することが可能で、たとえ高速回転
等で磁性流体に遠心力が加わったとしても、81性流体
が磁気回路内に力を受けて磁性流体封入空間側に移動す
るだけであり、磁気回路外への飛散を防止し得る磁気回
路構成を実現でき、また磁性流体封入空間を小さくして
いるため、従来構造のような飛散の原因であった磁界内
での非拘束な磁性流体の流動性によって生じるシールに
加わる圧力を軽減し、シール部の破壊による磁性流体の
飛散等を防止してその周辺部分での汚染等といった問題
を防ぎ、シール部の長寿命化を図れるものである。
〔実施例〕
以下1本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
第1図は本発明に係る磁性流体シールの一実施例を示す
ものであり、同図において前述した第4図と同一または
相当する部分には同一番号を付してその詳細な説明は省
略する。
さて、本発明によれば、軸線方向に着磁されている環状
の永久磁石lOを軸2外周部に配設するとともに、この
永久磁石lOの両端側に所定間隙をおいて対向するよう
に一対の環状磁性板3.4を配設し、かつこれら環状磁
性体3.4間を前記永久磁石10の外周側に近接した位
置で対向するように配設した磁性体等による環状連結体
11で一体的に連結するようにしたところに特徴を有し
ている。
これを詳述すると、本実施例では、図示しない軸挿通側
部材に設けられる磁気回路構成体5としての環状磁性板
3.4を、永久磁石10の軸線方向での幅寸法よりも若
干大きく形成し、これら環状磁性板3.4間に軸2偏に
設けた永久磁石lOを臨ませるようにしており、これに
よりこの永久磁石lO両端面と前記環状磁性板3.4の
内周面’3b、4bとが軸線方向において対面し、その
間に高磁界の磁性流体封入空間13.13が形成されて
いる。また、前記永久磁石10の外周部に近接した位t
で前記環状磁性板3.4を磁性体製の環状体11で連結
することにより、その間に形成される磁性流体の封入空
間9を、従来に比べて小さくするようにしている。なお
、図中12は永久磁石lOを、軸2外周部に嵌合させて
固定するために用いた非磁性体製(磁性体製であっても
よい)のスリーブであるが、これは必ずしも必要とされ
るものではなく、永久磁石10を軸2外周部上に直接嵌
合させて固定してもよいことは勿論である。
そして、このような構成によれば、軸2例の永久磁石1
0両端面と一対の環状磁性板3.4の内周縁内側面3b
、4bとの間で軸線方向に高磁界を発生させて磁性流体
を強力に保持することができる。したがって、上述した
環状磁性板3.4等による磁質回路構成体5が軸挿通側
部材(図示せず)と共に、たとえ高速で回転され、その
封入空間13内に保持されている磁性流体に遠心力が加
わったとしても、この遠心力により前記封入空間9側へ
の力を受けて移動するだけであり、従来のように磁性流
体シールが破壊さ゛れたり、磁気回路外部に飛散したり
するといった問題を一掃できるものである。ここで、こ
の実施例においては、永久磁石10、一方の環状磁性板
4、環状連結体11、他方の環状磁性体3を経て永久磁
石10に戻る閉路で磁気回路が構成されている。
また、本発明によれば、磁性流体封入空間9等を可能な
限り小さく形成しているため、従来構造のように飛散の
原因であった磁界内での非拘束な磁性流体の流動性によ
って生じるシール部に加わる圧力を軽減し、シール部の
破壊による磁性流体の飛散等を防止し得るもので、その
結果としてこのシール周辺部分での汚染等といった問題
を防ぎ、シールの長寿命化を図れる等といった利点もあ
る。
ここで、上述したような磁気回路構成において、軸2偶
の永久磁石lO外周部と磁性体による環状連結体11内
周部とに、図中10a、llaで示すような環状溝を選
択的に設けるようにすると、この磁性流体によるシール
部を、前記中心線Pの両側の二個所に確実に形成でき、
その耐圧を高めることが可能となるものである。
さらに、上述した構成による磁性流体シール構造におい
て、磁性体による環状連結体11側で前記軸2偶の永久
磁石10と対向する内周部(あるいはこの永久磁石10
の外周部)に、非磁性体からなる環状部材(図示せず)
を選択的に設置するようにし、磁気回路を適切に形成で
きるようにしたり、永久磁石10への磁性流体の必要以
上の吸着を防止するようにしてもよい、また、この場合
の非磁性体製環状部材の磁性流体封入空間9と接する面
上に溝等を適宜形成すると、磁性流体の挙動をより適正
化するうえで効果を発揮し得るものである。
さらに、このような磁性流体シールは、軸2外周部に対
しスリーブ12および永久磁石10を嵌装して設け、そ
の永久磁石10表面等に磁性流体を吸着させて保持させ
るとともに、磁気回路構成体5を構成する一方の環状磁
性板(たとえば3)と磁性体による環状連結体14とを
組立てし、これを前記永久磁石10の外周側に嵌装した
後、他方の環状磁性板4を組付は固定して全体を一体化
することで、簡単かつ適切に組立てられる。
なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、各部
の形状、構造等を、適宜変形、変更することは自由であ
る。たとえば軸2外周部に永久磁石lOを配設するため
に用いられるスリーブ12を、第2図に示すように、幅
狭な首部として形成し、かつその首部に対応して環状磁
性板3,4の内周縁部分から軸線方向に延設した延設部
3c。
4Cを設けることにより、磁性流体の飛散をより−S防
上し得るようにしてもよい。
また、上述した実施例では、永久磁石10に対向し一対
の環状磁性体3.4を連結するための部材として磁性体
による環状連結体11を用いた場合を説明したが、第3
図に示すように、このような環状連結体11として、そ
の途中に非磁性体製の環状部材20を介在させてなる構
成のものを用いるようにしてもよいことは勿論である。
このようにすると、磁気回路を、永久磁石10からの磁
束を軸2偏に導くこと(永久磁石10、一方の環状磁性
板4.軸2および他方の環状磁性板3からなる)が可能
で、この軸2と前記環状磁性板3゜4の内周縁3a、4
aとの間にも高磁界によるシール部を形成でき、その結
果として磁性流体の飛散をさらに低減することが可能と
なる。ここで、この実施例において第3図にjよ第1図
の変形例として例示したが、第2図の構成においても同
様の構成を採用することは自由である。
さらに、丘述した実施例では、永久磁石lOや環状連結
体11等を円筒状に形成した場合を示したが、本発明は
これに限定されず、単純な環状体であってもよく、種々
の変形例が考えられる。
また、上述した実施例では、@2偏に対して磁気回路構
成体5を、軸挿通側部材と共に高速回転させる場合を説
明したが、軸2側が回転される場合にも適用できること
は勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る磁性流体シールによ
れば、軸線方向に着磁されている環状の永久磁石を軸外
周部に配設するとともに、この永久磁石の両端側に所定
間隙をおいて対向するように一対の環状磁性板を配設し
、かつこれら環状磁性体間を前記永久磁石の外周側に近
接した位置で対向するように配設した磁性体等からなる
環状連結体で一体的に連結するようにしたので、簡単な
構成にもかかわらず、軸側の永久磁石両端面と環状磁性
板内周縁内側面との間に軸線方向で高磁界を発生させて
磁性流体を強力に保持し、この磁性流体の外部への飛散
を防止することが可能となり、これによりシール性能を
高め、周辺部分での汚染等を防止し得るとともに、長寿
命な磁性流体シール構造を構成することができる等の種
々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る磁性流体シールの一実施例を示す
要部断面図、第2図および第3図は本発明の別の実施例
をそれぞれ示す要部断面図、第4図は従来例を示す断面
図である。 2・・・・軸(シャフト)、3.4・・・・一対の環状
磁性板、3b、4b・・・・内周縁内側面、5・・・・
磁気回路構成体、9・・・・磁性流体封入空間、1o・
・・・環状永久磁石、11・・・・磁性体等による環状
連結体、12・・・・スリーブ、13・・・・高磁界磁
性流体封入空間、20・・・・非磁性体製の環状部材。 特許出願人 日本電信電話株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸線方向に着磁されている環状の永久磁石を軸外
    周部に配設するとともに、この永久磁石の両端側に所定
    間隙をおいて対向するように一対の環状磁性板を配設し
    、かつこれら環状磁性体間を前記永久磁石の外周側に近
    接した位置で対向するように配設した環状連結体で一体
    的に連結したことを特徴とする磁性流体シール。
  2. (2)一対の環状磁性体を永久磁石外周側で連結する環
    状連結体を、磁性体として構成したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の磁性流体シール。
  3. (3)一対の環状磁性体を永久磁石外周側で連結する環
    状連結体の少なくとも一部を、非磁性体で形成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁性流体シー
    ル。
JP62282021A 1987-11-10 1987-11-10 磁性流体シール Pending JPH01126475A (ja)

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JP62282021A JPH01126475A (ja) 1987-11-10 1987-11-10 磁性流体シール

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JP62282021A JPH01126475A (ja) 1987-11-10 1987-11-10 磁性流体シール

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JPH01126475A true JPH01126475A (ja) 1989-05-18

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ID=17647132

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JP62282021A Pending JPH01126475A (ja) 1987-11-10 1987-11-10 磁性流体シール

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JP (1) JPH01126475A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100455256B1 (ko) * 1995-11-17 2005-05-11 도레이 가부시끼가이샤 다방향밸브및그것을사용한정수기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100455256B1 (ko) * 1995-11-17 2005-05-11 도레이 가부시끼가이샤 다방향밸브및그것을사용한정수기

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