JPH01126357A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH01126357A
JPH01126357A JP28463887A JP28463887A JPH01126357A JP H01126357 A JPH01126357 A JP H01126357A JP 28463887 A JP28463887 A JP 28463887A JP 28463887 A JP28463887 A JP 28463887A JP H01126357 A JPH01126357 A JP H01126357A
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JP
Japan
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monomer
weight
graft
thermoplastic resin
parts
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JP28463887A
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Kazuhito Wada
一仁 和田
Takao Shibata
高男 柴田
Shigemi Matsumoto
繁美 松本
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • G03F7/7045Hybrid exposures, i.e. multiple exposures of the same area using different types of exposure apparatus, e.g. combining projection, proximity, direct write, interferometric, UV, x-ray or particle beam

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、すぐれた帯電防止性を有する熱可塑性樹脂組
成物に関するものである。
[従来の技術および発明が解決しようとする問題点] 熱可塑性樹脂は、そのすぐれた特性によって広汎な分野
に使用されているが、一般に電気抵抗が大きく、摩擦ま
たは接触により容易に帯電し、ゴミやほこりを吸引して
外観を損ねるなど、成形体、シート、フィルムおよび繊
維の分野で様々なトラブルの原因になっている。このよ
うな欠点を改良するために従来いろいろな方法が提案さ
れている。たとえば帯電防止剤を練り込んだり、成形品
表面に塗布する方法などがある。
しかしながら、帯電防止剤を成形品表面に塗布する方法
は簡単ではあるが、表面に存在する帯電防止剤を水洗、
摩擦などの手段で除去すると帯電防止性が失われるとい
う問題がある。また、帯電防止剤を練り込む方法では、
成形体内部に含まれている帯電防止剤が一部表面にブリ
ードして帯電防止性を補っているが、とくにポリスチレ
ンやABS樹脂では帯電防止剤が内部から表面にブリー
ドしがたいなどの問題がある。さらに熱可塑性樹脂を化
学的に改質する方法、たとえば帯電防止能のある単量体
を共重合させる方法があるが、一般に帯電防止性が不充
分であって成形性がいちじるしく低下するという問題が
ある。また、ポリアルキレンオキサイド基を含む単量体
を共重合させる方法(特開昭58−98317号公報参
照)があるが、低湿度状態では帯電防止性がえがたいと
いう問題がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、洗浄などにより帯電防止効果が低下しな
い永久帯電防止性を有する熱可塑性樹脂をつるために鋭
意検討した結果、特定の粒子径、ゲル含有率を有するジ
エン系重合体に特定の成分をグラフトしたグラフト共重
合体と該グラフト共重合体に対して相溶性を有する熱可
塑性樹脂とを配合してえた組成物がすぐれた永久帯電防
止性を有することを見出し、本発明を完成するに至った
。すなわち本発明は、共役ジエン系単量体を少なくとも
50ffi量%含む単量体を重合させてなり、23℃の
トルエン中に40時間浸漬して測定したゲル含有率(%
)を横軸Xとし、数平均粒子径(入)を縦軸yとしてゲ
ル含有率と数平均粒子径との関係(x 、 y)をグラ
フ上に表わ゛したとき、点(0,1000)と(60,
3000)、(80,3000)と(100,1000
0) 、(100,10000)と(100,200)
 、(100,200)と(0,200)および(0,
200)と(0,1000)とをそれぞれ結ぶ直線によ
って囲まれた範囲内に存在する座標に対応するゲル含有
率と数平均粒子径を有するジエン系重合体を含むジエン
系重合体ラテックス5〜゛80重量部(固形分換算)の
存在下に一般式(1)=(式中、R1、R2およびR3
は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基、nは3〜
50の整数を表わす)で示される単量体5〜99重量%
とビニル芳香族化合物、メタクリル酸エステル、アクリ
ル酸エステルおよびビニルシアン化合物からなる群より
選ばれた少なくとも1種の単量体95〜1重量%とから
なるグラフト鎖単量体組成物95〜20重量部をグラフ
ト共重合させるにあたり、一般弐(1)で示される単量
体以外の単量体の使用量の少なくとも80重量%からな
るグラフト鎖単量体をグラフト共重合させたのち、一般
式(1)で示される単量体を含有する残りのグラフト鎖
単量体をさらにグラフト共重合させてえられたグラフト
共重合体10〜100重量部と該グラフト共重合体と相
溶性のある熱可塑性樹脂90〜゛0重量部とからなり、
ジエン系重合体の割合が5〜30重量%であることを特
徴とする熱可塑性樹脂組成物に関する。
[実施例] 以下に詳しく本発明を説明する。
本発明において、グラフト共重合体(以下、グラフト共
重合体(A)という)を製造する際に用いるジエン系重
合体ラテックスがとくに重要であり、以下に示す条件を
満たすジエン系重合体とグラフト鎖を構成する特定の単
量体との組合せによってすぐれた帯電防止性を有する熱
可塑性樹脂組成物をうろことができる。ジエン系重合体
ラテックスは、ブタジェン、イソプレンなどの共役ジエ
ン系単量体(以下、単量体(al)という)の少なくと
も50重量%を含む単量体を重合させてなるジエン系重
合体(以下、ジエン系重合体(a)という)のラテック
スである。
単量体(at)には、特性向上のために適宜該単量体(
al)と共重合しうるスチレン、アクリロニトリル、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステルなどのビニル
系単量体(以下、単量体(R2)という)50〜0重量
%を組み合わせて用いてもよい。
単量体(al)の含有量が50重量%未満のばあい、抗
張力、耐衝撃性が低下するので好ましくない。
本発明に用いるジエン系重合体ラテックスは、23℃の
トルエン中に40時間浸漬して測定したゲル含有率(%
)を横軸Xとし、数平均粒子径(入)を縦軸yとして、
ゲル含有率と数平均粒子径との関係(x、y)をグラフ
上に表わしたとき、第1図に示すグラフ上の点(0,1
000)と(80,3000)、(80,3000)と
(100,10000) 、(100,10000)と
(100,200) 、(100,200)と(0,2
00)および(0,200)と(0,1000)とをそ
れぞれ結ぶ直線によって囲まれた範囲内(斜線部分)に
存在する座標に対応するゲル含有率と数平均粒子径を有
するジエン系重合体(a)を含んでなる。
本発明においてゲル含有率(%)とは、ジエン系重合体
を23℃でトルエン中に40時間浸漬したのち100 
meshのハリスでふるい、メツシュオンした(ふるい
落ちなかった)未溶解残渣の百分率であり、また、数平
均粒子径(入)とは、電子顕微鏡での観察測定からえら
れた値である。
上記範囲内において数平均粒子径400〜2000人、
ゲル含有率50%以上または数平均粒子径400〜50
00人、ゲル含有率80%以上のジエン系重合体(a)
がより好ましい。前記ジエン系重合体(a)において数
平均粒子径が200人未満ではえられた熱可塑性樹脂組
成物の耐衝撃性が低下し、200Å以上でも第1図に示
す斜線部分の範囲外では熱可塑性樹脂組成物の帯電防止
効果が低下するので好ましくない。またゲル含有率につ
いては第1図に示す各ゲル含有率に対応する斜線部分の
範囲外の数平均粒子径を有するものでは帯電防止効果が
低下するので好ましくない。
本発明で用いるジエン系重合体(a)としては、2種以
上の異なる数平均粒子径およびゲル含有率を有するジエ
ン系重合体(a)の混合物であっても、第1図に示す斜
線部分の範囲内の数平均粒子径およびゲル含有率を有す
る混合物であればよい。
ジエン系重合体(a)としては、通常の乳化重合によっ
てえられたものがラテックス状であるため、そののちこ
のラテックス状のジエン系重合体を用いてそのまま乳化
グラフト共重合を行なうことができるので便利である。
本発明においてグラフト共重合体(A)の製造に用いら
れるグラフト鎖単量体組成物(以下、単量体(b)とい
う)としては、前記一般式(■):(式中、R’ s 
 R2およびR3は水素原子または炭素数1〜4のアル
キル基、nは3〜50の整数を表わす)で示される単量
体(以下、単量体(bBという)を含むグラフト鎖単量
体組成物である。
単量体(bl)にはビニル芳香族化合物、メタクリル酸
エステル、アクリル酸エステルおよびビニルシアン化合
物からなる群より選ばれた1種以上の単量体(以下、単
量体(b2)という)が組み合わされて用いられる。
単量体(bl)としてはポリエチレングリコールモノメ
タクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、メ
トキシポリエチレングリコールモノメタクリレートなど
があげられる。
ポリアルキレンオキサイド基の繰り返し数nは3〜50
であり、とくに5〜30であるのが好ましい。nが2以
下では充分な帯電防止効果かえられず、51以上では重
合性がわるくなるので好ましくない。
単量体(b2)としては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、【−ブチルスチレン、クロロスチ
レン、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルなどがあげられる。
単量体(b)における単量体(bl)の使用量は、5〜
99重量%、好ましくは10〜99重量%である。
単量体(bl)の使用量が5重量%未満では帯電防止効
果が発現されにくい。また、単量体(b)における単量
体(b2)の使用量は95〜1重量%である。単量体(
b2)の使用量が1重量%未満ではえられる成形体の衝
撃強度がおとる。
ラテックス中の固形分であるジエン系重合体(a)とグ
ラフト共重合に用いる単量体(b)との割合は重量比で
5=95〜80:20、好ましくは1o:90〜70:
30である。ジエン系重合体(a)がジエン系重合体(
a)と単量体(b)の合計使用量の5重量%未満では帯
電防止性かえられず、ジエン系重合体が80重量%をこ
えると成形加工性、剛性、耐熱変形性が低下する。
ジエン系重合体(a)と単量体(b)からなるグラフト
共重合体(A)の製造は、好ましくは乳化重合によって
行なわれるが必ずしも乳化重合に限定されない。乳化重
合としては通常の方法が適用可能である。たとえば、水
などの水性媒体でのジエン系重合体(a)のラテックス
の存在下に単量体(b)を、クメンヒドロペルオキシド
などのラジカル重合開始剤を添加して40〜80℃で2
〜7時間反応させればよい。その際まず一般式(1)で
示される単量体(bl)以外の単量体使用量の少なくと
も80重量%を含む単量体(b)をグラフト共重合させ
たのち、単量体(bl)を含んだ残りの単量体(b)を
さらにグラフト共重合させることが必要である。先にグ
ラフト共重合させる単量体(b)中の単量体くbl)の
使用量が80重量%未満のばあい帯電防止効果かえられ
ない。また、単量体(b)を分けずにグラフト共重合さ
せたばあい、帯電防止効果かえられない。ただし、えら
れるグラフト鎖は、その組成に規則性があってもなくて
もよい。
グラフト共重合体(A)と相溶性のある熱可塑性樹脂(
以下、熱可塑性樹脂(B)という)は、所望の特性にえ
られる樹脂組成物を改質するために適宜選択して用いら
れる。グラフト共重合体(A)と相溶性のある熱可塑性
樹脂(B)としてはAS樹脂、ABS樹脂、AAS樹脂
、SAN樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−マレイミド共重合体、ポリカーボネート、ポリ
アミド樹脂、PVC(ポリ塩化ビニル)樹脂、PvC樹
脂とABS(As)樹脂とのブレンド体などがあげられ
る。
グラフト共重合体(A)と熱可塑性樹脂(B)との混合
割合は重量比で10:90〜100:0であり、好まし
くは30ニア0〜too:0である。熱可塑性樹脂(B
)がグラフト共重合体(A)と熱可塑性樹脂(B)との
合計使用量の90重量%をこえると帯電防止性が損なわ
れる。えられた熱可塑性樹脂組成物中のジエン系重合体
の割合は5〜30重量%である。5〜30重量%の範囲
を外れるばあい、機械的性質および流動性がわるくなる
グラフト共重合体(A)と熱可塑性樹脂(B)との混合
は公知の方法を採用しうる。たとえばラテックス状態で
の混合、粉末あるいはベレットをロール、押出機などで
混練する方法がある。
また、本発明の組成物にPvCをブレンドするばあい、
フェノール系抗酸化剤などの酸化防止剤、ジブチルスズ
マレエート、ジブチルスズメルカプトなどの安定剤、ト
リグリセライド、エチレンビスステアリルアシッドなど
の滑剤、顔料、帯電防止剤などを所望に応じ添加して用
いてもよい。
以下に、実施例および比較例にもとづいて本発明をさら
に具体的かつ詳細に説明するが本発明はかかる実施例の
みに限定されるものではない。
実施例1〜8および比較例1〜8 (1)グラフト共重合体(A):A−1−A−8の製造
攪拌機つき反応器に以下に示す物質をそれぞれ以下に示
す配合量となるように仕込んだ。
水               250重量部ナトリ
ウムホルムアルデヒド スルホキシレート       0.3重量部硫酸第一
鉄          0.0025重量部エチレンジ
アミン四酢酸 二ナトリウム         0.01重量部ドデシ
ルベンゼンスルホン酸 ナトリウム          1.0重量部脱酸素後
、窒素気流中、60℃で加熱攪拌後第1表に示すジエン
系重合体ラテックス(固形分含有率二30〜50重二%
)を同表に示す量仕・込み、’It 量体と重合開始剤
の混合物(イ)の同表に示す量を連続的に2時間かけて
滴下添加したのち、さらに単量体と重合開始剤の混合物
(0)の同表に示す量を連続的に2時間かけて滴下添加
した。添加終了後さらに60℃で1時間攪拌を続は重合
を終了し、グラフト共重合体A−1−A−8をえた。
(2熱可塑性樹脂(B):B−1の製造攪拌機つき反応
器に以下に示す物質をそれぞれ以下に示す配合量となる
ように仕込んだ。
水                        
 250重量部ナトリウムホルムアルデヒド スルホキシレート       0.4重量部硫酸第一
鉄         0.0025重量部エチレンジア
ミン四酢酸 二ナトリウム         0.01重量部ドデシ
ルベンゼンスルホン酸 ナトリウム          2.0重量部脱酸素後
、窒素気流中、60℃で加熱攪拌後第2表に示す重合開
始剤としてクメンヒドロペルオキシド、連鎖移動剤とし
てターシャリ−ドデシルメルカプタンを含む単量体混合
物へを連続的に6時間かけて滴下添加したのち1時間、
60℃で攪拌を続けて重合を終了し、熱可塑性樹脂B−
1をえた。
(3)熱可塑性樹脂組成物の製造(I)前記(1)およ
び(′2Jで製造したグラフト共重合体A−1〜A−8
と熱可塑性樹脂B−1をそれぞれラテックスの状態で第
3表に示す組成となるように混合し、この混合ラテック
スに酸化防止剤としてフェノール系抗酸化剤を1重量部
添加混合し、塩化カルシウム3重量部を添加混合し、凝
固させ熱可塑性樹脂組成物をえた。
さらにこれを水洗、濾過、乾燥してペレット化し、射出
成形機にて平成テストピースを成形して、下記に示す方
法にしたがって物理的性質の測定に供した。これらの結
果を特性値として第3表に併記した。
(帯電防止性) 0表面固有抵抗の測定 えられた組成物の平板を23℃、50%相対湿度の雰囲
気下で、48時間放置したのち、超絶縁抵抗計(タケダ
理研■製)を用いて測定を行なった。えられた表面固有
抵抗は低いほど帯電防止性にすぐれている。
■飽和帯電圧の測定 えられた組成物の平板を23℃、50%相対湿度の雰囲
気下で、48時間放置したのち、スタチックオネストメ
ーター(大月商会製)を用いて、100Vの印加電圧で
測定した。えられた飽和帯電圧が低いほど帯電防止性に
すぐれている。
■帯電圧半減期の測定 えられた組成物の平板を用いて飽和帯電圧の測定と同じ
条件で、スタチックオネストメーターを用いて測定した
。えられた帯電圧半減期が短いほど帯電防止性にすぐれ
ている。
(耐衝撃性:アイゾツト衝撃値の測定)えられた組成物
のテストピースを用いてASTMD−256に規定され
た方法にしたがって、ノツチ付、23℃の条件で測定し
た。えられたアイゾツト衝撃値が高いほど耐衝撃性にす
ぐれている。
(抗張力のfllll定) えられた組成物のテストピースを用いてASTMD−6
36に規定された方法にしたがって測定した。
抗張力の測定値が大きいほど引張強さにすぐれている。
(耐熱変形性:熱変形温度の測定) えられた組成物のテストピースを用いてASTMD−8
48に規定された方法にしたがって18.8kg/cI
I12荷重の条件で測定した。えられた熱変形温度が高
いほど耐熱変形性にすぐれている。
第3表の結果から明らかなように実施例1〜5でえられ
た本発明の熱可塑性樹脂の組成物C−1〜C−5は、す
ぐれた帯電防止性を有する熱可塑性樹脂組成物であるこ
とがわかる。
(4)熱可塑性樹脂組成物の製造(I[)前記(1)お
よび(2で製造したグラフト共重合体A−1、^−6も
しくは^−8または該グラフト共重合体と熱可塑性樹脂
B−1をそれぞれラテックス状態で第4表に示す組成に
なるように混合した混合ラテックスに酸化防止剤として
フェノール系抗酸化剤1重量部を添加混合し塩化カルシ
ウム3重量部を添加混合して凝固させたのち、水洗、濾
過、乾燥してパウダーとした。このパウダーと熱可塑性
樹脂(B)である第4表に示すPVC(ポリ塩化ビニル
)とを同表に示す組成になるように配合し、さらに安定
剤および滑剤としてジブチルスズマレエート2重量部、
ジブチルスズメルカプト1重量部、トリグリセライド1
重量部、エチレンビスステアリルアシッド1重量部を配
合しスーパーミキサーにてブレンドし、公知の方法によ
り平板テストピースを成形して前述の(3)熱可塑性樹
脂組成物の製造f1)と同じ方法にしたがって物理的性
質の測定に洪した。
これらの結果を第4表に併記した。
第4表の結果から明らかなように実施例6〜8でえられ
た本発明の熱可塑性樹脂の組成物D−1−D−3は、す
ぐれた帯電防止性を有する熱可塑性樹脂組成物であるこ
とがわかる。
[発明の効果コ 本発明の熱可塑性樹脂組成物は帯電防止性にすぐれた効
果を奏する。
また本発明の帯電防止性熱可塑性樹脂組成物は、射出成
形法、押出成形法、圧縮成形法、真空成形法などの通常
の加工方法を適用しうる。
具体的には、たとえばカセットテープレコーダーケース
、計器類カバーなどの電気機器部品、包装用品、照明器
具、建材などに用いることができ、その他帯電防止性を
必要とする用途に広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いるジエン系
重合体(a)が有するゲル含有率(%)および数平均粒
子径(入)の範囲を示すグラフである。 第1 図 ゲル含有率 (%)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 共役ジエン系単量体を少なくとも50重量%含む単
    量体を重合させてなり、23℃のトルエン中に40時間
    浸漬して測定したゲル含有率(%)を横軸xとし、数平
    均粒子径(Å)を縦軸yとしてゲル含有率と数平均粒子
    径との関係(x、y)をグラフ上に表わしたとき、点(
    0,1000)と(60,3000)、(60,300
    0)と(100,10000)、(100,10000
    )と(100,200)、(100,200)と(0,
    200)および(0,200)と(0,1000)とを
    それぞれ結ぶ直線によって囲まれた範囲内に存在する座
    標に対応するゲル含有率と数平均粒子径を有するジエン
    系重合体を含むジエン系重合体ラテックス5〜80重量
    部(固形分換算)の存在下に一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2およびR^3は水素原子または
    炭素数1〜4のアルキル基、nは3〜50の整数を表わ
    す)で示される単量体5〜99重量%とビニル芳香族化
    合物、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステルおよ
    びビニルシアン化合物からなる群より選ばれた少なくと
    も1種の単量体95〜1重量%とからなるグラフト鎖単
    量体組成物95〜20重量部をグラフト共重合させるに
    あたり、一般式( I )で示される単量体以外の単量体
    の使用量の少なくとも80重量%からなるグラフト鎖単
    量体をグラフト共重合させたのち、一般式( I )で示
    される単量体を含有する残りのグラフト鎖単量体をさら
    にグラフト共重合させてえられたグラフト共重合体10
    〜100重量部と該グラフト共重合体と相溶性のある熱
    可塑性樹脂90〜0重量部とからなり、ジエン系重合体
    の割合が5〜30重量%であることを特徴とする熱可塑
    性樹脂組成物。
JP28463887A 1987-11-11 1987-11-11 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPH01126357A (ja)

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JP28463887A Pending JPH01126357A (ja) 1987-11-11 1987-11-11 熱可塑性樹脂組成物

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JP (1) JPH01126357A (ja)

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