JPH01124265A - 浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH01124265A
JPH01124265A JP62282792A JP28279287A JPH01124265A JP H01124265 A JPH01124265 A JP H01124265A JP 62282792 A JP62282792 A JP 62282792A JP 28279287 A JP28279287 A JP 28279287A JP H01124265 A JPH01124265 A JP H01124265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor memory
select transistor
gate electrode
electrode
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62282792A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Hasunuma
蓮沼 晋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP62282792A priority Critical patent/JPH01124265A/ja
Publication of JPH01124265A publication Critical patent/JPH01124265A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Landscapes

  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は浮遊ゲート電極を有し電気的に書込み及び消去
が可能の浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置に関する
[従来の技術] 従来、この種の浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置に
ついては各種の構造が提案され、実用化されている。最
近では電気的に書込み及び消去が可能の不揮発性メモリ
(以下、EEPROMという)の開発が進められて実用
化されている。このEEPROMとしては種々の構造が
考えられているが、−ffi的であって信頼性が高いも
のとして、薄い絶縁膜中のファウラーノルドハイム(F
oulerNordheim )型トンネル電流を利用
して浮遊ゲート電極中に電荷を蓄積するタイプのメモリ
トランジスタがある(例えば、USP 420315g
 ’) 。
このタイプのメモリトランジスタにおいては、浮遊ゲー
ト電極に電子を注入し、又は浮遊ゲート電極から電子を
注出することにより、その閾値電圧を変化させ、これに
より情報を記憶させるのが一般的である。このため、こ
のようなメモリトランジスタは見かけ上エンハンスメン
ト型にもデプレション型にもなり得る。
第8図は、このような−モリトランジスタにより構成さ
れるメモリセルマトリクスを示す回路図である。セレク
トトランジスタQsxとメモリトランジスタQ21とが
直列に接続されてメモリセルが構成され、同様にしてセ
レクトトランジスタQB21Qss、Qs4とメモリト
ランジスタQ221 Q231Q24とが夫々直列に接
続されている。各セレクトトランジスタとメモリトラン
ジスタとにより1個のメモリセルが構成されている。セ
レクトトランジスタQsl乃至QS4により選択的なプ
ログラミングが可能となり、また、このセレクトトラン
ジスタQsr乃至Qs4は選択していないメモリトラン
ジスタがデプレション型になった場合に発生するデジッ
トラインY、、Y2の寄生電流を防止する。
このように、このタイプのメモリトランジスタにより実
際のメモリセルマトリクスを構成する場合には、セレク
トトランジスタとメモリトランジスタとを対にしてマト
リクスの配列単位を構成することが必要である。
第9図はこのようなメモリセルの構造を示す模式図であ
る。半導体基板21の表面近傍の適宜領域にはメモリセ
ルのソース拡散層22、メモリセルのドレイン拡散層2
3及びトンネル絶縁膜25領域下のトンネル電極用の拡
散層24が形成されている。基板21上には、トンネル
絶縁膜25及びゲート絶縁膜26を介して浮遊ゲート環
8i27が形成されており、この浮遊ゲート電極27上
にはゲート絶縁膜28を介して制御ゲート電極29が形
成されている。また、基板21上にはゲート絶縁膜34
を介してセレクトトランジスタのゲート電極30も形成
されている。
データの書込み又は消去は浮遊ゲート電極27へ電子を
注入するか又は浮遊ゲート電極27から電子を放出する
ことにより行う、データの読出しは制御ゲート電極29
及びセレクトトランジスタのゲート電極30に所定の電
圧を印加して、ドレイン拡散層23とソース拡散層22
との間に電流が流れるか否かにより行われる。
第10図は従来の他のタイプのメモリトランジスタの構
造を示す断面図である(特開昭57−147282 )
 、第10図に示すメモリトランジスタにおいては、第
9図に示すメモリトランジスタと異なり、半導体基板2
1上に薄いトンネル絶縁膜25が形成されていない、第
10図に示すように、半導体基板21の表面のプログラ
ム領域40には、バイアス電極31が形成されており、
このバイアス電極31と浮遊ゲート電極27との間には
、ポリシリコン酸化膜33内に埋込まれたプログラム(
ポリシリコン)電極32が設けられている。また、浮遊
ゲート電極27上には絶縁膜を介して制御ゲート電極2
9が形成されている。
一方、浮遊ゲート電極27及び制御ゲート電極29は読
出領域41まで延出しており、この読出領域において紙
面に直交する方向に離隔するソース及びドレイン領域(
図示せず)が基板21の表面に形成されている。このソ
ース及びトレイン領域及び浮遊ゲート電極27によりM
OS感知トランジスタが構成されている。この感知トラ
ンジスタにおいては、浮遊ゲート電極27の両側にて、
制御ゲート電極29が前記ソース及びドレイン領域の近
傍まで延出されており、浮遊ゲート電極27の電子が放
出されてデプレション型となりチャネルが形成される検
知領域と、制御ゲート電極29に電圧を印加することに
よってチャネルが形成される選択領域とが直列に形成さ
れている。このため、制御ゲート電極29に電圧を印加
することにより、読み出すべきメモリトランジスタが選
択される。
プログラム電極32と浮遊ゲート電極27との間の容量
は、浮遊ゲート電極27と制御ゲート電極29との間の
容量に比して十分小さい。従って、プログラム電極32
と制御ゲート電極29との間に高電圧を印加すると、プ
ログラム電極32と浮遊ゲート電極27との間の電界強
度が十分大きくなり、プログラム電極32がらのトンネ
ル注入が発生し、ポリシリコン酸化膜33をトンネル電
流が流れ、浮遊ゲート電極27に電子が注入される。
一方、選択的な読出しは、この制御ゲート電極2つに選
択的に電圧を印加して感知トランジスタの選択領域にチ
ャネルを形成し、そのソース及びドレイン領域間に流れ
る電流の有無を検知することにより行う。このように、
このメモリトランジスタにおいても、制御ゲート電極2
9に電圧を印加することによってチャネルが形成きれる
選択領域を必要とし、各メモリセル毎にセレクトトラン
ジスタに相当するものが設けられている。
なお、この第10図に示すメモリトランジスタにおいて
は、トンネル電流は比較的厚いポリシリコン酸化膜33
中を流れる。従って、第9図に示す従来例のように、膜
厚と電気的特性とを正確に制御した極めて薄いトンネル
絶縁M25を形成する必要がないので、大規模生産にお
いても信頼性の高い製品を製造することができるという
利点がある。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の不揮発性半導体記憶装置において
は、いずれもメモリトランジスタ及びセレクトトランジ
スタという2つのトランジスタにより1つのメモリセル
を構成する必要があるので、必然的にセル面積が大きく
なり、小型化及び大容量化が困難であるという問題点が
ある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
セレクトトランジスタ、デジット線用電極孔及びソース
拡散層の数を減少させることができ、これによりメモリ
セルの実質的な面積を縮小することができて装置全体を
小型化することができる浮遊ゲート型不揮発性半導体記
憶装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置は、
複数のデジットラインのいずれか1つに接続されたセレ
クトトランジスタと、このセレクトトランジスタとソー
スラインとの間に直列接続された複数個の不揮発性半導
体記憶素子と、を有する半導体記憶素子群を複数群備え
、各半導体記憶素子は、第1導電型の半導体基板に形成
された第2導電型のソース及びドレイン領域と、前記半
導体基板に形成されたフィールド絶縁膜上に形成された
プログラム電極と、このプログラム電極の上方に第1の
ゲート絶縁膜を介して形成された部分と前記ソース及び
ドレイン領域が形成された半導体基板上に第2のゲート
絶縁膜を介して形成された部分とを有する浮遊ゲート電
極と、この浮遊ゲート電極の上方に第3のゲート絶縁膜
を介して形成された制御ゲート電極と、を有し、前記セ
レクトトランジスタはソース及びドレイン領域とゲート
電極とを有し、各半導体記憶素子群に属する半導体記憶
素子はそのプログラム電極を共通とするプログラムライ
ンに接続されており、前記直列接続された半導体記憶素
子の一側に配設された半導体記憶素子のドレイン領域は
前記セレクトトランジスタのソース領域に接続され、そ
の他側に配設された半導体記憶素子のソース領域は前記
ソースラインに接続されていることを特徴とする。
[作用] 本発明においては、所定の不揮発性半導体記憶素子にデ
ータを与える場合には、プログラム電極及び制御ゲート
電極に所定のレベルの電圧を印加する。プログラム電極
と浮遊ゲート電極との間の容量及び浮遊ゲート電極と制
御ゲート電極との間の容量の組合せ並びにプログラム電
極及び制御ゲート電極に印加する電圧の組合せによって
プログラム電極と浮遊ゲート電極との間の電界強度は決
定される。この電界強度が十分大きくなるような組合せ
を設定し、その極性を変化させることによって電子を浮
遊ゲート電極に蓄積するか、又は、電子を浮遊ゲート電
極から放出することができる。
従って、各不揮発性半導体記憶素子のプログラム電極及
び制御ゲート電極に選択的に所定の電圧を印加すること
により、不揮発性半導体記憶素子に対して選択的にデー
タを与えることができる。
不揮発性半導体記憶素子から選択的にデータを読出す場
合には、選択する素子が属する不揮発性半導体記憶素子
群に接続されるデジットライン及びセレクトトランジス
タのゲート電極にハイレベルを印加し、ソースラインを
ローレベルにする。
そして、その素子群における選択しない不揮発性半導体
記憶素子の各制御ゲート電極には、その浮遊ゲート電極
に電子が注入されたときの閾値電圧よりも高い電圧を印
加する。これにより、選択しない不揮発性半導体記憶素
子は必ずオン状態となる。
選択する不揮発性半導体記憶素子の制御ゲート電極には
1.その浮遊ゲート電極に電子が注入されている場合の
閾値電圧と電子が注入されていない場合の閾値電圧との
間の中間の電圧を印加する。
これにより、選択する不揮発性半導体記憶素子は浮遊ゲ
ート電極に電子が注入されている場合にはオフ状態を継
続し、電子が注入されていない場合にはオンとなる。こ
のため、この素子はその与えられたデータに基きオン又
はオフ状態となる。このようにして、セレクトトランジ
スタがオンとなって選択されたデジットラインに接続さ
れた不揮発性半導体記憶素子のうち、全ての選択しない
不揮発性半導体記憶素子はオンとなっているので、デジ
ットラインに流れる電流を検知することにより選択する
不揮発性半導体記憶素子のオン又はオフを読み出すこと
ができ、この素子に与えられたデータを判断することが
できる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本発明の実施例について説
明する。第1図は本発明の第1の実施例に係る浮遊ゲー
ト型不揮発性半導体記憶装置のメモリセルマトリクスを
示す回路図である。読出し用デジットラインY1とソー
スラインV5との間にセレクトトランジスタQs1及び
メモリトランジスタQ1.Q3 、Q5 、Q7が直列
に接続されており、また、セレクトトランジスタQss
及びメモリトランジスタQ1う、 Q131 Qtt+
 Q9もデジット、ラインY1とソースラインVsとの
間に直列に接続されている。読出し用デジットラ・イン
Y2とソースラインVsとの間には、同様に、セレクト
トランジスタQS2及びメモリトランジスタQ21Q4
 、Q6.Qaが直列に接続されており、また、セレク
トトランジスタQ$4及びメモリトランジスタQ 16
1 Q 14+ Q 121 Q toも直列に接続さ
れている。
セレクトトランジスタQS11Q$2のゲート電極はア
ドレスラインZlに接続されており、セレクトトランジ
スタQ531 QS4のゲート電極はアドレスラインZ
2に接続されている。アドレスラインXttにはメモリ
トランジスタQl、Q2の制御ゲート電極が接続され、
アドレスラインX12にはメモリトランジスタQ3.Q
4の制御ゲート電極が接続されている。同様に、アドレ
スラインx0.。
X□4. x28. x2.、 X26. x2.には
夫々メモリトランジスタQ5 、Q6、メモリトランジ
スタQ71Q8、メモリトランジスタQ9 + Qto
、メモリトランジスタQ目IQ12、メモリトランジス
タQ1.。
Q14、及びメモリトランジスタQ 151 Q 16
の制御ゲート電極が接続されている。
プログラムラインP1にはメモリトランジスタQl ・
 Q3 ・ Q5 ・ Qフ ・ Q9 ・ Q11J
Q131Q!5のプログラム電極が接続されており、プ
ログラムラインP2にはメモリトランジスタQ2゜Q4
・ Q6・ Q8・ Q10・Q12・ Q14・ Q
16のプログラム電極が接続されている。
第2図は第1図に示すメモリセルマトリクスを構成する
半導体装置の各素子のパターンを示す平面図である。第
3図(a)、(b)、(c)は、夫々、第2図のA−A
’線、B−B’線及びC−C′線による断面図である。
電極孔Y1□Y1bはデジットラインYlとセレクトト
ランジスタQs1゜Qa9のドレイン電極とを夫々接続
するための電極孔であり、電極孔Y 21L+ Y 2
bはデジットラインY2とセレクトトランジスタQS2
1 QS4のドレイン電極とを夫々接続するための電極
孔である。
アドレスラインZl  (セレクトトランジスタのゲー
ト電極配線)とデジットラインYlとの重畳部分の基板
主表面がセレクトトランジスタQs1のチャネルである
。同様に、セレクトトランジスタQS2のチャネルはア
ドレスラインZ1とデジットラインY2に接続される基
板主表面との重畳部分に形成され、セレクトトランジス
タQS31 Q34のチャネルは夫々アドレスラインZ
2とデジットラインY1 、Y2との重畳部分の基板主
表面に形成される。第2図のプログラム電極9a、9b
は第1図のプログラムラインPI、P2と対応する。
メモリトランジスタQ!構成領域には浮遊ゲート電極2
aが形成されており、この浮遊ゲート電極2aとプログ
ラム電極9aとの間にトンネル絶縁膜4aが形成されて
いる。同様に、浮遊ゲート電極2b乃至2d及び21乃
至21とプログラム電極9aとの間には、夫々トンネル
絶縁膜4b乃至4d及び41乃至41が形成されている
。また、浮遊ゲート電極2e乃至2h及び2m乃至2p
とプログラム電極9bとの間には夫々トンネル絶縁膜4
e乃至4h及び4m乃至4pが形成されている。
第3図(a)、(b)、(c)に示すように、デジット
ラインYl(第3図(C)には図示省略)形成領域に読
出領域19が形成され、半導体基板1に形成されたフィ
ールド絶縁膜13の配役領域にプログラム領域18が形
成されている。読出領域19における半導体基板1の表
面の適宜領域には拡散層10、ソース拡散層11及びド
レイン拡散層12が形成されており、拡散層10はメモ
リトランジスタQr 、Q3 、Q5 、Qフ相互間及
びメモリトランジスタQiとセレクトトランジスタQs
1との間を接続する。ソース拡散層11はソースライン
Vsに接続され、トレイン拡散層12はデジットライン
Y1に接続されている。読出領域19の半導体基板1上
にはメモリトランジスタの第2のゲート絶縁膜7及びセ
レクトトランジスタのゲート絶縁膜15が形成されてい
る。
フィールド絶縁膜13上の一部領域にはデジットライン
Y1と平行にプログラム電極9aが形成されており、こ
のプログラム電極9a上には第1のゲート絶縁膜5が形
成されている。この第1のゲート絶縁膜5の一部領域は
厚さが約100人と極めて薄いトンネル絶縁膜4a乃至
4dとなっている。このトンネル絶縁膜4a乃至4dを
含む第1のゲート絶縁M5、第2のゲート絶縁膜7及び
フィールド絶縁膜13上の適宜領域には、プログラム領
域18から読出領域19まで延出する浮遊ゲート電極2
a乃至2dが形成されている。
浮遊ゲート電極2a乃至2d上には第3のゲート絶縁膜
6が形成され、更に、第3のゲート絶縁膜6上には制御
ゲート電極3が形成されている。
また、セレクトトランジスタのゲート絶縁膜15上には
セレクトトランジスタのゲート電極8が形成されている
。 制御ゲート電極3及びゲート電極8上並びに各メモ
リトランジスタ相互間には眉間絶縁膜14が形成されて
いる。また、トレイン拡散層12上の眉間絶縁膜14に
はデジットライン電極孔Y1.が開孔されており、これ
によりデジットラインY1と拡散層12とが接続されて
いる。
なお、第3図(aン、(b)、(C)はセレクトトラン
ジスタQs1及びメモリトランジスタQt+Q3 、Q
5 、Q7について示しであるが、他のトランジスタも
同様の構成になっている。
次に、このように構成された不揮発性半導体記憶装置の
動作について第4図(a>、(b)。
(c)の配線図を参照して説明する。第4図(a)、(
b)、(c)においては、説明を簡単にするために、セ
レクトトランジスタに直列接続されるメモリトランジス
タの数を2個にして図示しである。なお、便宜上、浮遊
ゲート電極に電子を蓄積することを消去、浮遊ゲート電
極から電子を放出させることを書込みとして説明する。
また、H”はハイレベルの電圧、“L I+はローレベ
ルの電圧、“M 11はハイレベルとローレベルの中間
の電圧である。
第4図(a)はメモリトランジスタQlの1ビツトを選
択して書込む場合を示す。プログラムラインPlには所
定の高電圧の“H”を印加し、アドレスラインXllに
は、低電圧の“L″ (例えば、接地電位)を印加し、
アドレスラインX1□には“H”と“L”との間の所定
の中間電位“M”を印加する。そして、プログラムライ
ンP2には“M”又は“L”を印加する。下記第1表の
書込時欄はプログラムラインP2が“L”の場合のメモ
リトランジスタQt 、Q2 、Q3 、Q4の各トン
ネル絶縁膜に印加される電位差(プログラム電極と浮遊
ゲート電極との間の電位差)を示す。
第1表 第5図はこの電位差を求めるための模式図であり、プロ
グラム電極9、浮遊ゲート電極2及び制御ゲート電極3
相互間に存在する容量を示している。第1表はこの第5
図に示すように、各電極間に存在する各種の容量のうち
、プログラム電極9−浮遊ゲート電極2間の容量を01
、浮遊ゲート電極2−制御ゲート電極3間の容量を02
、その他の容量と容量C,,C2とを合、わせな全容量
をCTとして求めたものである。なお、第5図において
、プログラム電極9と浮遊ゲート電極2相互間の間隔は
d、である。
第6図は横軸にプログラム電極9と浮遊ゲート電極2と
の間の電界強度Eをとり、縦軸に閾値電圧Vtをとって
、電界強度による閾値電圧の変化を示したものである。
電界強度がBからAに変化すると、閾値電圧が低下し、
電界強度がAのときに、その閾値電圧は書込み状態のV
WTとなる。そして、電界強度がDの場合には、その閾
値電圧は消去状態のVETである。
一方、電界強度がBとCとの間にある場合には、その閾
値電圧はVB7又はVWTの状態のまま変化しない。
いま、第1表における“H”、“M”の電圧値を適宜選
定して、メモリトランジスタQlのプログラム電極9と
浮遊ゲート電極2との間の電界強度−C2H/CTdo
をAの値に、メモリトランジスタQ3における電界強度
c2 (M−H)/CTao及びメモリトランジスタQ
4における電界強度C2M/CtdoをBとCとの間の
値にする。そうすると、選択されたメモリトランジスタ
Q1における電界強度は大きく、その浮遊ゲート電極か
ら電子が放出されて閾値電圧がV1y7となり、書込み
が行われる。一方、非選択メモリトランジスタロ2乃至
Q4の電界強度はBとCとの間にあるので、その浮遊ゲ
ート電極に対する電子の移動は起こらず、閾値電圧が変
化しないので、書込みはなされない。このように、選択
メモリトランジスタQ1のみの書込みが可能である。
第4図(b)はメモリトランジスタQ1の1ビツトのみ
を選択して消去する場合を示す。第4図(b)に示すよ
うに、アドレスラインX1、にII HII、プログラ
ムラインP1.P2には夫々“L″。
“M 11を印加する。そうすると、各メモリトランジ
スタQ1乃至Q4には、第1表の消去時欄に示す電位差
が与えられ、メモリトランジスタQlの浮遊ゲート電極
2とプログラム電極9との間の電界強度が最強となり、
この浮遊ゲート電極2に電子が蓄積(消去状態)される
、そして、他のメモリトランジスタQ2乃至Q4の電界
強度はBとCとの間にあるので、夫々の浮遊ゲート電極
は電子が蓄積されない、なお、アドレスラインX!2は
“M”又は“L 11であればよいが、ここでは、“L
”として説明している。また、複数のビット(例えば、
メモリトランジスタQ!、Q2 )を消去する場合は、
第4図(b)におけるプログラムラインP、、P2の双
方を“L”にすれば、同時に消去することができる。
第4図(c)は読出し時の駆動方法を示す。メモリトラ
ンジスタQ1を選択して読出す場合には、アドレスライ
ンX11に読出し用低電圧vLを、他のメモリトランジ
スタのアドレスラインに読出し用高電圧V、を印加する
。このVS2は消去状態のメモリトランジスタの閾値電
圧VA?よりも高い値に設定され、またVLは消去状態
の閾値電圧VETと書込み状態の閾値電圧Vw↑との差
を判別することができる値(閾値電圧VETと閾値電圧
Vw↑との中間のレベル)に設定される。
この結果、メモリトランジスタQ3.Q4は消去状態で
あっても書込み状態であってもオン状態となる。一方、
メモリトランジスタQlの閾値電圧がVLよりも低けれ
ば(つまり、書込み状態であれば)、メモリトランジス
タQlはオン状態となり、セレクトトランジスタQsl
はオンであるので、読出し用デジットラインY1からメ
モリトランジスタQl、Q3を介してソースラインVs
に電流が流れる。逆に、メモリトランジスタQ1の閾値
電圧がVLよりも高ければ(つまり、消去状態であれば
)、メモリトランジスタQ1はオフ状態であり、読出し
用デジットラインY1には電流が流れない。
このようにして、デジットラインY里の電流の有無を検
知することにより、情報の“1”  II Q IIを
判定することができる。他のメモリトランジスタを読出
す場合にも、同様にすればよい。このように、本実施例
においては、不揮発性、半導体記憶素子群に1つのセレ
クトトランジスタが接続されていれば、選択的なプログ
ラミング及び読出しができ、また、寄生電流を防止する
こともできる。
従って、セレクトトランジスタ1つに複数個のメモリト
ランジスタを接続することができ、セレクトトランジス
タ、デジットライン用電極孔及び拡散層の数が従来の不
揮発性半導体記憶装置に比して低減される。
第7図(a)、(b)は本発明の第2の実施例に係る不
揮発性半導体記憶装置の構造を示す断面図である。本実
施例においても、そのパターン平面図は第2図と同様で
あり、第7図(a)、’(b)は夫々第2図のB−B’
線及びc−c’線による断面図である。第7図(a)、
(b)において第3図(b)、(c)と同一物には同一
符号を付して説明を省略する。
第3図(b)、(C)に示す実施例においては、プログ
ラム電極9a上にトンネル電流を流すための極めて薄い
トンネル絶縁膜4a乃至4dが形成されているが、この
第7図(a)、(b)に示す第2の実施例においては、
このトンネル絶縁膜4a乃至4dを形成せず、プログラ
ム電極9aの表面全体にアスペリティ16を形成しであ
る。このアスペリティ16はプログラム電極9aの表面
を900℃以下の温度で加熱して酸化させることにより
形成される。このような低温酸化により、プログラム電
極9aの表面には厚さが数人から数十人のアスペリティ
16が形成され、トンネル電流が流れやすくなる。
このように、第2の実施例においては、プログラム電極
9a上に極めて薄いトンネル絶縁膜4a乃至4dを形成
する必要はなく、プログラム電極9aと浮遊ゲート電極
2a乃至2dとのオーバーラツプ部分全体にてトンネル
電流が流れる。従って、膜厚の厳密な制御を要する極め
て薄いトンネル絶縁膜4a乃至4dを形成する必要がな
いので、大規模生産においても信頼性の高い製品を製造
することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、1個のセレクト
トランジスタに複数個の不揮発性半導体記憶素子が接続
されているから、セレクトトランジスタと不揮発性半導
体記憶素子とが一対となってメモリトランジスタが構成
される従来の不揮発性半導体記憶装置に比して、そのセ
ル面積を実効的に低減することができる。しかも、この
セル面積の低減は、各素子自体の縮小化は不要であるの
で、製造上の困難性はなく、容易に実現することができ
る。なお、1個のセレクトトランジスタに接続される不
揮発性半導体記憶素子の数を多くする程、この縮小効果
が大きくなることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る浮遊ゲート型不揮
発性半導体記憶装置のメモリセルマトリクスを示す回路
図、第2図は同じくその浮遊ゲート型不揮発性半導体記
憶装置の各素子のパターンを示す平面図、第3図(a)
、(b)及び(C)は夫々第2図のA−A’線、B−B
’線及びC−C′線による断面図、第4図(a)、(b
)、(C)は同じくその動作を説明するための回路図、
第5図は電界強度を説明するための模式図、第6図は閾
値電圧と電界強度との関係を示すグラフ図、第7図(a
)、(b)は本発明の第2の実施例に係る浮遊ゲート型
不揮発性半導体記憶装置の構造を示す断面図であり、夫
々第2図のB−B’線及びc−c’線による断面図、第
8図は従来の浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置のメ
モリセルマトリクスを示す回路図、第9図は同じくその
構造を示す断面図、第10図は従来の他の浮遊ゲート型
不揮発性半導体記憶装置の構造を示す断面図である。 1.21;半導体基板、2,2a〜2P、27;浮遊ゲ
ート電極、3.29.制御ゲート電極、4a〜4p、2
5;)ンネル絶縁膜、5;第1のゲート絶縁膜、6;第
3のゲート絶縁膜、7:第2のゲート絶縁膜、8.30
;セレクトトランジスタのゲート電極、10,24;拡
散層、11゜22;ソース拡散層、12.23;ドレイ
ン拡散層、13;フィールド絶縁膜、14;層間絶縁膜
、15;ゲート絶縁膜、16;アスペリティ、31;バ
イアス電極、9.9a、9b、32ニブログラム電極、
18,40;プログラム領域、1つ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  複数のデジットラインのいずれか1つに接続されたセ
    レクトトランジスタと、このセレクトトランジスタとソ
    ースラインとの間に直列接続された複数個の不揮発性半
    導体記憶素子と、を有する半導体記憶素子群を複数群備
    え、各半導体記憶素子は、第1導電型の半導体基板に形
    成された第2導電型のソース及びドレイン領域と、前記
    半導体基板に形成されたフィールド絶縁膜上に形成され
    たプログラム電極と、このプログラム電極の上方に第1
    のゲート絶縁膜を介して形成された部分と前記ソース及
    びドレイン領域が形成された半導体基板上に第2のゲー
    ト絶縁膜を介して形成された部分とを有する浮遊ゲート
    電極と、この浮遊ゲート電極の上方に第3のゲート絶縁
    膜を介して形成された制御ゲート電極と、を有し、前記
    セレクトトランジスタはソース及びドレイン領域とゲー
    ト電極とを有し、各半導体記憶素子群に属する半導体記
    憶素子はそのプログラム電極を共通とするプログラムラ
    インに接続されており、前記直列接続された半導体記憶
    素子の一側に配設された半導体記憶素子のドレイン領域
    は前記セレクトトランジスタのソース領域に接続され、
    その他側に配設された半導体記憶素子のソース領域は前
    記ソースラインに接続されていることを特徴とする浮遊
    ゲート型不揮発性半導体記憶装置。
JP62282792A 1987-11-09 1987-11-09 浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置 Pending JPH01124265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62282792A JPH01124265A (ja) 1987-11-09 1987-11-09 浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62282792A JPH01124265A (ja) 1987-11-09 1987-11-09 浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01124265A true JPH01124265A (ja) 1989-05-17

Family

ID=17657149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62282792A Pending JPH01124265A (ja) 1987-11-09 1987-11-09 浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01124265A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101902859A (zh) * 2009-11-21 2010-12-01 英飞特电子(杭州)有限公司 多路恒流驱动电路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101902859A (zh) * 2009-11-21 2010-12-01 英飞特电子(杭州)有限公司 多路恒流驱动电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0388200A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JP3884397B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH06275800A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH03295097A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR20090027244A (ko) 비휘발성 반도체메모리 및 그의 구동방법
JP2009267185A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3594001B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR19980087105A (ko) 불휘발성 반도체 메모리
US5815441A (en) Non-volatile semiconductor memory device
JPH0836890A (ja) 半導体不揮発性記憶装置
JP4223859B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH027295A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JPH0264995A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JP2002359304A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH01130570A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
US6697281B2 (en) Byte-selectable EEPROM array utilizing single split-gate transistor for non-volatile storage cell
JPS63226966A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPS62154786A (ja) 不揮発性半導体メモリ
JPH04278297A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH01124265A (ja) 浮遊ゲート型不揮発性半導体記憶装置
JPH0373497A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JPH10125812A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3228996B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2635630B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
KR100332000B1 (ko) 불휘발성 반도체기억장치