JPH01123901A - ボイラ装置 - Google Patents

ボイラ装置

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JPH01123901A
JPH01123901A JP28106387A JP28106387A JPH01123901A JP H01123901 A JPH01123901 A JP H01123901A JP 28106387 A JP28106387 A JP 28106387A JP 28106387 A JP28106387 A JP 28106387A JP H01123901 A JPH01123901 A JP H01123901A
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boiler
pin
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supporting steel
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Shunetsu Miura
三浦 俊悦
Sadao Uchiyama
内山 貞雄
Tatsuichi Kusube
辰一 楠部
Masakatsu Imamura
今村 正勝
Tsuneo Watabe
恒夫 渡部
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Mitsubishi Power Ltd
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Electric Power Development Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば発電所用ボ゛イラなどのボイラ装置に
係り、特にボイラ本体を鉄骨構造体で吊り下げて支持し
、そのボイラ本体と鉄骨構造体との間に掛は渡される振
れ止め構造体に関するものである。 〔従来の技術〕 第59図ならびに第60図は、発電所用ボイラの支持構
造を説明するための概略構成図である。 ′同図に示すように、節炭器、蒸発器ならびに過熱器な
ど所定の熱交換器(いずれも図示せず)を内部に設置し
たボイラ本体8は、支持鉄骨6の頂部より多数の吊りボ
ルト9で吊り下げられている。 このような吊り下げ構造において、地震や強風などの水
平方向の外力がボイラ本体8や支持鉄骨6に作用すると
、支持鉄骨6は地中へ埋設された部分を基点として水平
方向に撓もうとし、その支持鉄骨6の頂部の撓み量に応
じてボイラ本体側水平方向に平行移動しようとする。こ
のような支持鉄骨6とボイラ本体8との間の相対的な変
位を防止するため、支持鉄骨6とボイラ本体8との間に
振れ止め構造体10が設けられている。 この振れ止め構造体10は第59図に示すように垂直方
向に多数段に設けられているとともに、第60図に示す
ように水平方向においても複数個設置さ九ている。すな
わぢ第60図は第59図のF−F線上の断面概略構成図
で、前記振れ止め構造体10は同図に示すように前後、
左右の2方向の水平力が吸収できるように取イ・1けら
れている。 なおこの図において11は、ボイラ本体8に取付けられ
たバックステーCある。 第61図は、従来の振才し止め構造体の側面図である。 同図に示すように、支持鉄骨6がらハックステーll側
に向けてブラケット15が突設されている。バックステ
ー11にはピン12aが、またブラケット15にはピン
12bかそれそ、Iし貫通しており、このピンl 2 
a、t2bの」一部どっしならびに下部どうしは、連結
ピン1:3を介して2本のリンク14.14によってそ
れぞれ連結さ、れている。 従ってボ゛−(う本体8の水平力はバックステー11、
ピン12a、連結ピンi 3、リンク14、連結ピン1
3、ピン12b、ならびにノラケッ1〜15を経て支持
鉄骨にに伝達さJしるようになっている。 前記リンクI4.14かボイラ本体8の熱膨張による伸
びを拘束しないように振り止め構造10は、2本のリン
ク14と2本のピン12a、12bとによってリンク機
構を構成している。 次にこのことについて第62図ならびに第63図を用い
て説明する。第62図はボイラ冷缶時の状態を説明する
ための図、第63図はボイラ運転時の状態を説明するた
めの図である。第62図に示すように冷缶時は、リンク
14.14は若干傾斜した状態にある。モしてボイラの
運転を開始してボ、rう本体8が熱膨張することにより
、支持鉄骨6に対してボイラ本体8が相対的に移動し、
それによって第63図に示すようにリンク14がほぼ水
平になるように設置されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 近年、構造物の地震に対する安全性の要求と、電子計算
機の急速な発達に伴ない、構造物の耐震設計は従来実施
してきた静的耐震設計法に加えて、構造物の振動特性を
考慮した動的1i=I震設計法か実施されている。なお
、静的耐震設計法とは、構造物の振動特性に無関係に加
速度を設定し、その加速度に構造物の質量を乗じて設計
地震力を求め、構造物の各部材を3り計する方法である
。従って発電所用ボイラにおいても、第〔54図に示す
ように支持鉄骨6、振れ止め構造体10ならびにボイラ
本体8を連設した計算モテルで、水平方向の外力による
動的解析を行い、その解析結果を用いて支持鉄骨6のサ
イズなどを決める設計法が実施されている。 振れ止め構造体は、例えば中小地震に対しては塑性変形
しないよう弾性設計する一方、極めてま、れにしか発生
しない大地震などでは塑性変形を許容できるよう設計さ
れている。 ボイラ本体8は例えば幅が:30 m 、奥行が35m
の長さを有し、内部に前述したような種々の熱交換器が
設けられていることから、剛性が非常に大きく、一つの
剛体としてとらえることができる。 従って水平方向の外力による動的解析を行い、第65図
に示す如(ボイラ本体8と支持鉄骨6どの間に相対変位
Δを生じると、振れ止め構造体10のバネ剛性をKとす
ると、振九止め構造体1oにはフックの法則に従い、(
1)式に示す作用力Fが生じる。 F = K・Δ    ・・・・・・(1)この式から
明らかなように、作用力Fは振れ止め構造体10のハネ
剛性Kに比例して大きくなる。 振れ止め構造体10に発生した作用力Fは反力として支
持鉄骨6に伝達、吸収される。 従来の振れ止め構造体10では、リンク14のハ、7.
剛性K Lはピン12のバネ剛性K pの約1/3〜1
15であるから、振れ止め構造体10のバネ剛性はこの
リンクエ4のバネ剛性に大きく左右される。 第66図ないし第68図は従来のリンクを示す図で、第
66図はリンク14の側面図、第67図は第66図のH
−H線上から視た一部平面図、第68図は第66図のI
−1線上の拡大断面図である。こ才tらの図に示すよう
にリンク14は2枚のU型鋼17を合せ(第68図参照
)、途中の隙間の所々に挟み板16を配置してリンク1
4の強度=12− を晶めている。このリンク】4のハイ、剛性1.< 1
は、次の(2)式で表わすことかできる。 L(r = A−E / L L・・・・・(2)ここ
でLL:リンク14の長さ A:リンク14の断面積 E:リンク14の縦弾性係数 例えばリンク14の長さL Lを4000 +n+n、
リンク14の断面積Aを5000mm’、 リンク14
の縦弾性係数を21000 kg/mn’とし、支持鉄
骨6とボイラ本体8どの間で相対変位Δか100m生じ
た場合、リンク14に252 [i t o nかf1
ミ用することになり、このft用力Fを支持鉄骨6で吸
収しなければならない。 このようにリンク14のハネ剛性が大きいと、そのバネ
剛性に比例した相対変位Δによる荷車か支持鉄骨6に伝
達される。従って支持鉄骨6は、振れ止め構造体10よ
り伝達される荷重に対して十分に耐え得る強度を有する
必要がある。つまり振れ止め構造体10のハネ剛性か大
であれは、それに応じて支持鉄骨6も大きくしなければ
ならない。 地震時に支持鉄骨6の負担するせん断力は、ボイラ本体
・支持鉄骨の連成系の動特性及び作用する地震波の特性
に依存する。しかし、概略的には、以上述へたように振
れ止め装置の剛性が大である程、支持鉄骨の負担するせ
ん断力は増加する傾向どなる。 次に耐震性能上大きな、汀味を持つ変形性能について述
べる。第71図は第66図ないし第68図に示す従来の
リンクに、その弾性限界を超えるような地震力が繰り返
して作用した場合の、地震力と変形の関係を実験にて求
めたものであり、復元力特性図と呼ばれるものである。 同図に示すように、変形特性はロー→中→O→■→O→
■→O・・・・・・という曲線を描く。 これで明らかなように圧縮荷重により座屈現象が生じた
後は、顕著な耐力低下があり、変形性能は極めて乏しい
。−射的に、このような繰り返し荷重が交互に作用する
場合、履歴曲線に囲まれた面積に相当するエネルギは部
材が塑性変形することにより消費さ九る。つまり、降伏
後に耐力低ドが生じないで、安定して変形が進んでゆく
。変形性能の優Jcた振九1Lめ装置であれは、大地震
時、ボイラ本体・支持鉄骨連成系の応答せん断力を低減
させる履歴減衰と呼ばれる減衰効果を生しることとなる
。 さらに、第71図に示した履歴線図より、引張。 圧縮の包絡線図として変形特性を表したものが第611
図の曲縁イである。この特性曲線イからも明らかなよう
に、座屈開始点dを越えると、リンク14の耐力が極端
に低下し、以降の変形性能“が極めて乏しくなっている
のが分かる。 このように座屈後の耐力が著しく低下することは、振れ
止め構造体10としての機能が発揮できなくなるという
ことであり、そうなると他の振、tt止め構造体10に
荷車が伝達してしまう。このような現象が生しないよう
にするためには、振オtJl:め構造体10を機械的強
度の点で十分に余裕を持ったサイズにしなければならな
い。しかし、振れ止め構造体IOの各部のサイズを大き
くするとハネ剛性がさらに大となり、その結果支持鉄骨
6のコストアップを招来する。 次に、従来のボイラ装置における水平方向の外力による
動的解析の面における問題点について説明する。振九止
め構造体10の変形特性は、リンク14の剛性KLとピ
ン12の剛性Kpどを合成することによって得ら汎る。 従来の振れ止め構造体10における変形特性を第70図
に模式的に示す。リンク14の剛性KLがピン12の剛
性t<pに比べて小さいため、リンク14の変形特性が
振れ止め構造体10の変形特性を支配している。第70
図に示す特性を有する振れ止め構造体10に、圧縮力(
十P)と引張力(−P)が作用した場合では変形特性が
異なり非対称となるため、動解析における振れ止め構造
体10の計算モデル化が極めて困難である。従って動解
析の計算モデル化作成においても、従来の振れ止め構造
体10は好ましくない。 以上述べたように従来のボイラ装置では、動解析に基づ
くボイラ本体8と支持鉄骨6との間の相対変位Δについ
ての配慮がされておらす、静的荷重のみを考慮した弾性
設計により各部材の設計が行なわれていた。そのため振
れ止め構造体lOのバネ剛性が大きく、ボイラ本体8と
支持鉄骨6との間に相対変位Δが生じた場合、支持鉄骨
6に大きな反力が生じるから、支持鉄骨6のサイズが必
然的に大きくなるという欠点がある。 さらに、従来の振れ止め構造体10の復元力特性は弾性
限以上の圧縮力が作用した場合、リンク14が座屈して
履歴曲線に囲まれる面積も小さい。 つまり、履歴減衰と呼ばれる減衰効果が乏しいという欠
点がある。 また、リンク14が座屈すると、1力が著しく低下し、
そのため振れ止め構造体10が支持力を失うことになり
機能を果さなくなるという問題がある。 本発明の目的は、このような従来技術の問題点を解消し
、大地震時ボイラ本体と支持鉄骨との間に大きな相対変
位を生じても、振れ止め構造体の変形性能を改善し、履
歴減衰効果を太きくし、ボイラ本体の水平力を低減して
、支持鉄骨に伝達できるボイラ装置を提供するにある。 〔問題点を解決するための手段」 前述の目的を達成するため、本発明は、振れ止め構造体
を主に例えばピンなどからなる第1部材と5例えばリン
クなどからなる第2部材とで構成し、その第2部材の弾
性限界強度が前記第1部材の最大曲げ強度よりも大きく
なるように設計し、例えば大地震などによってボイラ本
体と支持鉄骨との間に生じる相対変位量が大きくなると
、主どして前記第1部材の曲げ変形によって前記相対変
位が吸収さ、tするように構成されていることを特徴と
するものである。 〔実施例〕 次に本発明の各実施例を図面とともに説明する。 第1図ないし第14図は本発明の第1実施例を説明する
ための図で、第1図は振れ止め構造体の取付は状態を示
す一部斜視図、第2図ならびに第3図は振れ止め構造体
の平面図ならびに側面図、第4図はリンクの斜視図であ
る。 ますこれらの図を用いて、a1汎止め構造体の構成につ
いて詳細に説明する。第1図に示すように、ボイラ本体
の外壁となるメンブレンパネル21の外側には、バック
ステー22かそれぞ4を固着されている。ボイラ本体の
外周には支持鉄骨23か立設されており、この支持鉄骨
23から前記バックステー22側に向けて突設されたブ
ラケット24と、バックステー22の端部付近にはそれ
f jtピン25a、25bがそれぞれ貫通している。 このピン25aと25bの]二端部どうしならびに下端
部どうしを、連結ピン26を介してリンク27.27で
連結し、ピン25 a、25b、連結ピン26ならびに
リンク27によってリンク機構を構成している。 第2図ならびに第3図は振れ止め構造体の詳細図で、バ
ックステー22のピン25aが貫通する部分の上下面に
は補強リング28か固着さjtている。冷缶時には第2
図に示すように平面から視ても、また第3図に示すよう
に側面から視ても、ボイラ本体側のピン25 aと支持
鉄骨側のピン25bとは水平方向にも、また垂直方向に
も若干すれており、その結果リンク27.27が若干傾
斜した状態にある。図示していないが、ボイラの運転時
にはボイラ本体の熱膨張により゛、ピン25 aがピン
25bに対して相対的に移動して、リンク27の傾斜が
ほぼなくなるように設計されている。 第4図は、前記リンク27の斜視図である。同図に示す
ようにリンク27は、背中合せになった2本のU型鋼2
9と、それらの両端部にそれぞれ挟まれた連結板30と
、これら連結板30の間にあって前記U型鋼29によっ
て挟まれた挟み板31とから構成され、U型鋼29と連
結板30との間、ならびにU型鋼29と挟み板31との
間は、それぞれ溶接によって一体化されている。 第5図は、振れ止め構造体のモデル図で、同図に示すよ
うにピン25aの直径をD、ピン25 aの有効長をL
としている。このピン25aの変形特性を把握するため
、第6図、第7図ならびに第8図に示すようにピン25
 aをモデル化し、実寸の載荷実験を行い、その結果を
第9図に示した。 なお、第7図の直線口は、ピン25 aの軸心を通る中
立軸である。 ピン25 aの表面a、bが降伏するときの荷車をPy
、中央部の曲げモーメントをMy 、中央部の変形量を
δyとすると、■〕y、My、δyは次式で表わされる
。 My =σy・Z          ・・・・・ (
S3)Py=4・My/L         ・・・・
・・(4)δV =(PY  −L” )/ (48E
I)・・・・・・(5)式中のσy :ピン25 aの
降伏応力Z:ピン25aの断面係数で、 =(π/32)・D3 L:ピン25 aの有効長 E:ピン25 aの縦弾性係数 ■:ピン25 aの断面二次モーメン ト 第9図に示すように荷重Pが増加すると、ピン25 a
中央部の変形量δも直線的に増加し、Pyを超えて荷重
が増加すると、ピン25 aの曲げに対する中立軸(第
7図直線口)が降伏応力に達する。この時の荷重、曲げ
モーメントならびに変形量をそれぞi′LPp 、 M
p 、δpとすれば、これらは次式で表わされる。 Mρ=σy”zp          ・・・・・・(
6)Pρ=4・MP/L         ・・・・・
・(7)δp =(Pp−Lj)/ (48EI)  
・・・・・・(8)式中のzp:塑性断面係数で、 =
D’ /にのようにピン25aの曲げに対する降伏応力
に達する(第9図0点→A点→B点)までは、荷重Pと
変形量δはほぼ直線的に変化する。第9図のB点を超え
て荷重Pを増加させていくど、荷重Pが微少でも増加す
ると変形量δは大きく増加し、0点に至ってピン25a
はついに破断する。この破断するときの荷重ならびに曲
げモーメントをPUならびにMuとすると、これらは次
式で表わされる。 Mu =σu  −Zp          ……(9
)Pu = 4 ・Mu / L        ・−
・・(10)式中のσU :ピン25aの引張強さ 載荷実験によって得られた変形特性、つまり荷重Pと変
形量δとの関係特性をピン中央部の曲げモーメントMと
端部の変形角θの関係に換算し、これら曲げモーメント
Mならびに変形角0をピン中央部の上下面a、 b (
第7図参照)が降伏するときの曲げモーメントMY 、
変形角Oyで除して、M、0を無次元化し、M / M
 yと0/θyの関係についてまとめたものを第1O図
の曲線ハで示す。 なお、M、0は次式の関係式により換算したものである
。 M= (P −L) /4         ・・・・
・・(11)θ=δ/ (L/2)         
 ・・・・・・(12)ピン25aの長さを第10図の
曲線ハのものよりも1.5倍長くしたピンを用いて同様
の実験、検討を行い、M/My、  θ/Byについて
まとめたものを第1O図の曲線二で示す。 第1O図に示す如く曲線ハと曲線二がほぼ一致すること
から、ピンの長さしならびに直径りが変化してもM/M
y、θ/θyの関係は不変であることが分かった。従っ
て第1O図の曲線ハ、二を用いることにより、任意のピ
ンの長さし、ピンの直径りに対する変形特性を得ること
ができる。この変形特性が得られれば、最大荷重Pu−
破断時の変形量δUならびに変形角Ouが算出できる。 10図の曲線ハ(曲線二)を用いて任意のピン長さしと
ピン径りに対する破断時の変形角Ouを算出し、ピン長
さしとピン径りの比L/Dと変形角θUをプロットする
と第11図に示すような傾きをもった直線となる。これ
により破断時の変形角θUは、次式によって算出される
。なお、式中のmはピンの材質によって決まる係数であ
る。 θu =m−L/D          −”・(13
)この式(13)に前記式(12)のOu=δ/(L/
2)を代入すると、式(13)は次のようになる。 δu= (m/2)  ・ (L” /D)   −(
14)従ってこの式(14)によりピン長さLとピン径
りが決まると、破断時の変形量δUが算出される。 ボイラ本体と支持鉄骨の相対変位量をΔとすると、相対
変位量Δ〈破断時の変形量δUの関係を満足するように
2本のピン25 a、25bの長さし、直径りを決定す
れば、ピン25a、25bは破断することなく、相対変
位量Δを吸収し、振れ止め構造体としての機能を果すこ
とになる。ここで、相対変位量Δ〈破断時の変形量δU
としたのは、Δ≧δUだとピン25a、25 bが破断
するから、それを避けるため相対変位量Δ〈破断時の変
形量δUとしなければならない。 第12図はL’ /Dと破断時の変形量δUとの関係を
示す特性図で、図中の領域ホは従来の振れ止め構造体に
用いられていたピンの領域、領域へは本発明の実施例に
係る振れ止め構造体に用いるピンの領域である。この図
から明らかなように従来のものはL” /Dの値が高e
1300程度であり、そのときのピンが最大荷重Puに
達する時のδUは高々40mn程度で、従来はハツチン
グAの範囲内でピンが使用さJtていた。 例えばある種の事業用発電所のボイラ装置では支持鉄骨
の高さは約35mであり、ボイラ本体と支持鉄骨との間
に生じる相対変位量Δは、最下段で約60mnである。 この相対変位量Δは、支持鉄骨が高くなればなるほど必
然的に大となる。従つて従来のピンでは相対変位量Δが
δUを上回るため、ピンが破断してしまい、振れ止め構
造体としての機能が喪失してしまう。 そこで第12図より、δu360nwnとおくとピン条
件のL”/Dの値は2200となる。従ってピンのL2
/Dの値が2200以上になるように(同図においてハ
ツチングBで示す領域)、ピンの長さしと直径りを選択
することにより、ピンが破断することなく、確実に相対
変位量Δを吸収してボイラ本体の水平力を支持鉄骨に伝
達することができる。 次に捩れ止め構造体におけるピン25とリンク27との
強度関係について説明する。 振れ止め構造体に圧縮力が作用して、リンク27が座屈
してしまうと著しく耐力が低下し、履歴減衰効果が乏し
くなる。従ってリンク27は、ピン25が破断する前に
リンク27が座屈したのでは振れ止め構造体としては望
ましくない。そこでリンク27の座屈耐力(弾性限界強
度)が、ピン25の最大曲げ強度(第9図の最大荷1P
u)■−ノυノ\Vy ’小り小ノvy 、  ワノソ
IIUノ郡仏、災だならびに断面積などを決定する必要
がある。なオン、周知のようにリンク27の引張強度は
座屈耐力よりも大であるから、リンク27の座屈−J力
がピン25の最大曲げ強度よりも犬であれば、引張強度
の方は問題でない。 振れ止め構造体のリンク27以外の部品ならびに部分に
ついても同様に、ピン25の最大曲げ強度よりも大きい
強度をもたせ、振れ止め構造体の変形個所をピン25の
みとして、変形個所を明解にしておく。 第13図(a)、(b)は、ボイラ本体と支持鉄骨との
間に相対変位を生じた際のピン25a、25bの変形モ
ートを示す図で、第13図(a)は引張時の状態を、第
13図(b)は圧縮時の状態を、それぞれ示している。 前述のように変形個所をピンのみとし、リンクの座屈耐
力をピンの最大曲げ強度(最大荷車Pu)より大きくす
ることにより、振れ止め構造体の変形特性はピンの変形
特性か支配することになる。 この振九止め構造体の変形特性を模式的に第14図に示
す。従来の振れ止め構造体では変形性能が乏しいのに対
し、本発明の振れ止め構造体はピンの長さを所定以上と
し、リンクの座屈耐力をピンの最大荷重以上とすること
により、振れ止め構造体の変形特性が大巾に改善されて
いる。即ち、本発明の振れ止め構造体は変形か大きくな
って耐力低下がないので、変形性能に優れており、履歴
減衰効果か大きいので、ボイラ本体の水平力を低減して
支持鉄骨に伝達できる。また、この図から明らかなよう
に圧縮側(+p)と引張側(−P)の変形特性が同一で
かつシンプルであるため、振t+。 止め構造体における動解析の計算モテル化か極めて容易
である。 第15図ないし第16図は本発明の第2実施例を説明す
るための図で、第15図は振れ止め構造体の平面図、第
16図はそれの側面図である。 この実施例に係る振れ止め構造体の場合、支持鉄骨側に
設けられた床31とその上の床31 (第16図参照)
どの間に、中空状の四角柱からなるボスト32が渡され
ている。そしてボ・rう本体側からは前記ボス1−32
の両側面を挟むように2つのブラケット33が突設され
、第15図に示すようにボスト32とブラケット33と
が係合している。 ブラケット33(ボアrう本体)はボス1へ32に対し
て、第15図に示す矢印X方向ならびに第16図に示す
矢印Y方向にスライド可能で、そのスライドによってボ
イラ本体の熱膨張による伸びか吸収できるようになって
いる。一方、第15図に示すような矢印Z方向に作用す
る水平力は拘束されるようになっており、ブラケット・
33の弾性限界強度が前記ボスト32の最大曲げ強度(
最大荷重Pu )よりも大になるように、各部のサイス
が設計されている。従ってこの実施例の場合、振九止め
構造体の変形個所をボスト32に特定している。 第17図ならびに第18図は本発明の第3実施例を説明
するための図で、第17図は振れ止め構造体の平面図、
第18図はそれの側面図である。 この実施例の振、に止め構造体の場合、バッグステー2
2とその上のバックステー22との間に、1(形鋼から
なるボスト34が渡されている。このボス1−34の中
間部と、支持鉄骨23のボスト34の中間部分と刻面す
る位置にそ、1tそれプラテン 。 1−35が突設さJL、両ブラケット35間にリンク3
6が掛は渡されている。 従ってこの実施例の場合、リンク36の座屈IJ力(弾
性限界強度少が前記ボスト34の最大曲げ強度(最大荷
重Pu)よりも大きくなるように設計さJb、振、1を
止め構造体の変形個所がボスト34に特定されている。 第19図ならびに第20図は本発明の第4実施例を説明
するための図で、第19図は振」し止め構造体の平面図
、第20図はそ、1℃の側面図である。 この実施例の場合も前記第3実施例と同様に、バックス
テー22とその上のバックステー22との間に1−1形
鋼からなるボスト34が渡されている。 そしてボスト34の中間部分と、支持鉄骨23のボスト
34の中間部分と対向する位置にそJtぞicブラケッ
ト35が突設さA、各ブラケット35にピン37が貫通
している。このピン37の上端部どうしならびにド端部
とうしを、そ、ftそれリンク36で連結している。 この実施例の場合、リンク36の座屈耐力(弾性限界強
度)が前記ボスト34ならびにピン37の最大曲げ強度
(最大荷重Pu )よりも大きく設計されており、振A
c止め構造体の変形個所がホスト34またはピン37に
特定されている。 第2.1図ならびに第22図は本発明の第5実施例を説
明するためのもので、第21図は振れ止め構造体の平面
図、第22図はそ」tの側面図である。 この実施例の場合、支持鉄骨23側に所定の間隔をおい
て−L下方向にブラケット39、:う9が突設され、こ
のブラケット39の間にピン40か架設さ」tている。 一方、ボ、(う本体からはブラケット41が突設され、
第21図に示すようにそのブラケット41に設(づられ
だ楕円穴ll 2に前記ピン40が貫通し、プラテン1
−41によってピン40が挟まれた状態になっている。 この振jL止め構造体においても、第21図ならびに第
22図に示す矢印X方向ならびに矢印Y方向への膨張な
らびに収縮は許容するが、矢印2の水平力を拘束する構
造になっている。そしてブラケット39ならびに41の
弾性限界強度かピン40の最大曲げ強度(最大荷重Pu
)よりも大きく設計さJcでおり、振れ止め構造体の変
形個所がピン40に特定さ九でいる。 第23図ならびに第24図は本発明の第6実施例を説明
するための図で、第23図は振jL止め構造体の平面図
、第24図はそれの側面図である。 この実施例に係る振、IL止め構造体の場合、ボ、rう
本体側に固定さ九たバックステー22とその上方のバッ
クステー22との間に、ピン43を架設する。一方、支
持鉄骨23側からは第23図に示すように前記ピン43
を挟むようにブラケット44を突設する。従ってこ九ら
の図において、矢印X方向ならびに矢印Y方向へのスラ
ーイトは可能であるが、矢印Z方向の水平力は拘束する
ようになっている。そして前記ブラケット44の弾性限
異強度が、ピン43の最大曲げ強度(最大荷重[)U)
よりも大きくなるように設計さ九てJ′ノリ、振れ止め
構造体の変形個所かピン43に特定さ、ftている。 第25図ならびに第26図は本発明の第7実施例を説明
するためのもので、第25図は実施例に係る振九止め構
造体の平面図、第26図はそ、1tの側面図である。 この実施例のTh5」を止め構造体の場合、第2 fi
 l Iに示すように支持鉄骨23側に所定の間隔をJ
tいて上下方向にブラケット115.45が突設され、
そのブラケット45間にピン46か架設さ扛ている。一
方、ボアrう本体側には前記ピン111;を決むように
2つのプラテンI・47か突設さ、1シでいろ。 そしてブラケット45.47の弾性限界強度は。 ピン46の最大曲げ強度(最大面!l!r’u)よりも
大きく設計さ、ftている。 第27図なt)ひに第28図は本発明の第8実施例を説
明するための図で、第27図は振;IL、ILめ構造体
の平面図、第28図はそれの側面図である7この実施例
に係る振れ止め構造体の場合、ポーrう本体側に固着さ
れたバックステー22には、油圧防振器サポート47な
らびに油圧防振器サポート48を介して、油圧ピストン
からなる油圧防振器4つが取付けt’i Jtている。 この油圧防振器l19は、通常ボイラ装置に用いられる
ポペット弁を有するもので詳細な説明は省略する。この
油圧防振器49のピストンロット側には、連結板50が
設けられている。一方、支持鉄骨23側の前記連結板5
0と対向する側にブラケツ1−51が突設され、連結板
50とブラケット51にはそ、れぞ、tcピン52a、
52bが貫通している6ぞし、て各ピン52 a、52
bのヒト両端部は、リンク53によって連結されている
。 この振れ止め構造体では、油圧防振器4つならびにリン
ク53の座屈耐力(弾性限界強度)がピン52の最大曲
げ強度よりも大きく設計さ汎、変形個所がピン52に特
定されている。 第29図ならびに第30図は本発明の第9実施例を説明
するための図で、第29図は振れ止め構造体の側面図、
第30図はそれの平面IAである、この実施例に(糸る
4h目し止め構造体の場合、ポfう本体側には油圧防1
辰器取f、J台54を介し’C、ill I’f:防振
器55が固着され、その油圧防振器55のヒスト・ンロ
ット側には連結板5Gか設置″J’ l’、 、l’し
ていろ。 一方、支持鉄骨23の連結板5〔)ど対向する側にはブ
ラケット57か突設さ5れ、vII記連結阪5 [iを
貫通してブラケット57間にピン58か、ルさ、ILで
いる。そして油圧防振器55ならびにフラケツ1〜57
の弾性限界強度は、前記ピン58の最大曲げ強度よりも
大きく設計さItている。 本発明の第2〜IJ実施例も第1実施例ど同(筆に変形
性能に優、れでおり履歴減衰効果か大きいのC、ボrう
本体の水平力を低減して支持鉄骨に伝達できる。また、
圧縮・引張側の変形特性か同一・で、かつシンプルであ
るため、振れ止め構造体によ旨づる動解祈の計算モテル
化か極めて容易である。 今までは直線状のリンクを用いた実施例について説明し
たが、リンクの形状を変更することもてきる。第31図
は、前述した直線状リンクのハイ・剛性算出モチルを示
す図である。 このリンクのハネ剛性に1は、次式によって求めらハる
。 K 1= A−E / L           ・・
・・(15)式中のA:リンクの断面積 E:リンクの縦弾性係数 L:リンク長さ 一方、リンクの中央部を屈曲してくの字形にした場合の
へ不剛性算出モテルを第32図に示す。 なお、第31図ならびに第32図において、太い実線で
示している部分かリンクに相当する。第32図に示すリ
ンクのパイ、剛性K 、zは、次式によって求めること
かできる。 式中の工:リンクの断面二次モーメント0:リンクの傾
き角度で、 e:リンクの偏心量 リンクの偏心量eをリンク長さ乙の10%にすると、リ
ンクのハネ剛性l<シは同一サイスの直線状リンクのパ
イ、剛性1り1の約1 / 5どなる。t、Ylつてこ
のようなリンクを使用すJtは、ボ(う本体と支持鉄骨
との間に相対変位か牛してty、  リンクの方もある
程度陰影させることかできるため、支持鉄骨への防止の
伝達を有効に軽減できる。 第33図ならびに第35図はこの[く1の字形のリンク
を用いた本発明の第10実施例を説明1「るための図で
、第33図は振扛止め構造体の側面図、第34図はf 
;71.に用いるリンクの側面図、第35図はそのリン
クの挙動を示す説明図−Cある。 この実施例の振、!を止め構造体の場合、第:3:3図
に示すようにボイラ本体に固着、:!汎だハックステー
59の端部に、ピン60 aかは通している。−・方、
支持鉄骨〔;1のバックステー59にχ・1向する側に
はブラケット62か突設さ、jL、 、ltにもピン6
0bが貫通している。そして前記ピン(i 0 a、6
0bの」二端部どうしなI’Jびにド端部とうしを連結
するようにリンク63か掛は渡さJしている3Iセであ
るか、こjbらリンク〔53はそ、ftぞt+、上ド方
向に向いて突出した「<」の字形のもので、連結ピン6
4を介してピン60a、60bにそれぞれ連結されてい
る。この実施例の場合もリンク63の座屈耐力が、ピン
60の最大曲げ強度よりも大きく設計されている。 第35図に示すようにこのリンク63に引張筒mPが作
用して、リンク63が伸び切ったときに所定のリンク軸
方向変形量δhが得られるように、リンク63が「(」
の字形に屈曲されている。 第34図のA付近は応力が集中しやすいから、同図に示
すように屈曲部は滑らかな円孤形状Rx、R2に仕上げ
られ、応力集中を避けて、リンク63にバネ性にもだせ
ている。直線状のリンクに作用する荷重が軸力であるの
に対し、この実施例のようにr<Jの字形のリンクの場
合は、軸力と曲げモーメントとが作用する。その結果、
バネ剛性を小さくすることができる。 この実施例に係るリンクの作用荷重Pと軸方向変形量δ
hの関係について実験を行い、その結果を第36図の曲
線トで示す、なお図中の曲線−rは、従来の直線状リン
クの場合と同様の特性曲線である。 図中の0を中心とした曲線の傾きKがリンクのバネ剛性
を意味し、曲線イに比較して曲線トの傾きは約115で
、従って「<」の字形のリンクを用いることにより、バ
ネ剛性を115以下にすることができ、パイ・弾性のイ
・1与に効果的である。 また、各曲線イ、トの8点ならびにb点が座屈開始点で
あり、直線状リンク(曲線イ)の場合は、座屈すると耐
力が極端に低下するが、「<」の字形リンク(曲線ト)
の場合は、座屈後の耐力は僅かに低下する程度である。 従って、1く」の字形リンクは変形吸収能力に富JJ、
履歴減衰効果かぼれていることがわかる。 第33図に示す振れ止め構造体はピン〔50のみならず
、リンク63も塑性曲げ変形するので1本発明の第1〜
9実施例よりもさらに変形性能か優、tbている。した
がって、ボイラ本体の水平力をさらに低減して、支持鉄
骨に伝達できる。 第37図は、リンク63の第1変形例を示す図である。 この変形例のリンク6:Sは、全体か同一の厚さを有し
、図に示すように両端Cから中央部Bに向かって幅が徐
々に広くなっており、従ってリンク63の断面積は端部
Cから中央部Bに向かって順次大きくなるように設計さ
れ、各部に作用する応力が等しくなるようにしである。 このリンク63に発生する曲げモーメントは、端部Cで
零、中央部Bで最大となり、 B−0間は直線的に変化
している。 第34図に示すリンクの場合はいす九の個所も断面積が
等しいため、中央部Aに最大応力か生じ、中央部A(1
近の変形量が全変形量の大部分を占める。これに対して
第37図に示さ9ているリンク63の場合は前述のよう
に等応力分布になるように、B−0間の断面積を徐々に
変化させているため、B−0間の全範囲で変形でき、そ
のためにリンク63のバネ剛性がさらに小さ(なる。 r<Jの字形のリンクは面内曲げモーメントによって荷
重伝達するようにしているので、リンクが面外に変形し
たのでは振れ止め構造体としての機能は果さなくなる。 リンクが面外に変形しないようにするためには、リンク
の板厚を厚(したり、面外曲げ剛性を面内曲げ剛性より
も大きくしたりする手段がある。 しかし、リンクの板厚を厚くすると、リンク自体の重量
が増加するとともに、リンクを支持する連結ピンも大き
くなり、結果的に振れ止め構造体の総重量が増加し、材
t1、製作コストの上昇を招くため好ましくない。 このような難点を解法したのか、次の第2変形例のリン
クである。第:38図はこの変形例に陥るリンクの側面
図、第39図は第38図D−D線上の平面図、第40図
は第38図E−、E線上の拡大断面図である。 この変形例のリンク65は曲げ応力に有利な1−1形鋼
を使用し、そJi、を「り」の字形に折り曲げている。 こ九たけではリンク〔65の中央部に応力か集中し、ウ
ェブ部分は面外に変形しよつとする。 この部分が変形するとリンク
【35は靭性を失い、耐力
か低ドしてしまう。その対策として、リンク65の中央
部に複数枚のリブ(5Gが所定の間隔をおいてン容接さ
れ、これによって面外/\の変形か防止され、リンク6
5の軽量イヒと耐力向上が図れる。 第41図ないし第4:3図はリンクの第:3変形例を説
明するための図で、第41図はリンクの側面図、第42
図は第41図F−i”線−にから視た一部平面図、第1
13図は第111図G−G線上の拡大断面図である。 この変形例に係るリンク67は、それの中央祈り曲げ部
のウェブ部分を切除して開口部68どし7、第43図に
示すように前記開口部68の両側にあるフランジ部69
が面内方向に変形し易くしたものである。このようにフ
ランジ部69が面内に変形できると、リンクのij力を
失うことなく、リンクの軸方向変形量δhか大となり、
リンクのバネ剛性はさらに小さくなる。 前述のように中央折り曲げ部のウェブ部分を切除するこ
とによってフランジ部69の機械的強度が確保できない
場合には、カバープレー1・70で補強するとよい。な
お、この変形(シ11ではフランジ部69とカバーブレ
ー1−70ど6ボルト71て連結したか、溶接によって
一体構造としてもよい。 第44図ならびに第45図はリンクの第4変形例を示す
図で、第41図はjJシンク側面図、第45図は第44
図H−1−1線−にのW面図である。 この変形例に係るリンク72は全体か円弧状をしており
、しかもそれの断面形状は円筒状になっている。このよ
うに円孤状のリンクを用いることにより、軸荷重かりン
ク72 ?、0.伝達する際に滑らかに伝達できるので
、座屈後にリンク72の電J〕Jか極端に低下すること
がない。また、リンク7′、2の断面形状か円筒状であ
るから、リンク7′、2か極部座屈して面外に変形する
ことかなく、この点か13も座屈後の耐力か】シく低t
りすることか防止できる。従って、変形吸収能力か向1
−シ、しいては履歴減衰効果を、υiめることかできる
。 第46図、第47図なIコびに第48図は、リンクの第
5Gi形例、第6変形例ならびに第7変形例を説明する
ための図である。 第46図に示すリンク73はコ字状に屈曲さ、fL、第
47図に示すリンク74はN字状に屈曲されている。こ
のように折り曲げ個所を増やすことにより、リンク73
.74のバネ剛性を小さ(することができる。 第48図に示すリンク75はΩ(オメカ)状にわん曲さ
れており、円弧部分の曲率半径を小さくすることによっ
て1円弧部分の曲げ剛性を小さ(して、リンク75のバ
ネ剛性を小さくしている。 リンクの第1〜7変形例は第33図に示すr<Jの字形
リンク63よりもさらに変形性能を改善したものである
。従ってボイラ本体の水平力をさらに低減して支持鉄骨
に伝達できる。 第49図ならびに第50図は従来の挟みタイプの振れ止
め構造体の平面図ならびに側面図、第51図はその振れ
止め構造体の荷重−変形特性図である。 第49図なLlびに第50図に示すように、支持鉄骨7
Gの両側面を挟むように2本のラグ77a、77bかボ
イラ本体78側から突設さIしている。 この振4し止め構J告体は、ボrう本体78か運転中に
熱膨張するため、−1−下方向ならびに水平−″)T向
への移動は妨げないようになっており、他の水11j一
方向(第41]図のX方向)にの、7ノカを伝達1゛る
構i告になっている。 第4!〕図ならびに第50図にホす振;tt tlめ構
造体は、大地震などに対しては塑性変形を許容するよう
に設計されているか、茗しい耐力紙上や破断に至ると、
ボ、rう本体78ど支持鉄ft 76どが切り雛さhだ
状態どなって、双方か別々に振動するようになり、ボイ
ラ本体78と支持鉄骨70とか衝突して重大な損傷を発
4卜する恐Jしかある。つまり、大地震のどきに振れ止
めa進体が塑性変形することによって、ボイラ本体78
や支持鉄骨7〔〕の過大損傷を防止して転倒や崩壊など
の重大災害を防ぐように、電j力を保有しなかI′、J
塑ff1g変形するとともに振れ1トめ構造体の塑性変
形による履歴減衰効果により減衰を高める。換言す、扛
は、変形吸収能力を持ちながら塑性変形する46目t、
+I−め構造体か望ましい。 第49図ならびに第50図に示す従来の振jb止め構造
体の場合、地震力は往復運動であるから、今仮に+X方
向に過大な力が作用すると右側のラグ77aが変形して
、逆に−X方向に力が作用すると左側のラグ77bが変
形し、このような力の作用が繰返されることになる。 第51図に示すように従来の振九止め構造体の荷重−変
形特性は、0→イ→ロ→ハ→0→二→ホ→へ→ト→チ→
す→ヌ→ル→ヲ→ワ→力・・・・・・のような履歴曲線
を描がきながら、ラグ77a、77bが塑性変形によっ
て各サイクル毎にギャップmがms、mzと徐々に広が
っていく。このようにギャップが広がっていくと滑らか
な荷重伝達ができず、ボイラ本体78ならびに支持鉄骨
76に衝撃力が作用する。さらに、ギャップmが各サイ
クル毎に広がることは履歴曲線によって囲まれる面積、
つまり履歴減衰効果が乏しい欠点がある。 また、一方向の力に対して片側のラグ77でしか受は持
たないので、中小地震に対して機械的強度を満足させる
ために形状が大きくなり、剛性が増しフレキシビリチー
r(口■撓性)の欠ける構造体となり、従って従来の振
れ止め構造体は変形吸収能力がほとんどない構造体であ
った。 さらに従来のものは、ラグに対する荷重の作用点位置が
、荷重の大小ならびに変形の大小によって不明確となる
などの問題点を有している。 第52図ないし第55図は本発明の第11実施例を説明
するための図で、第52図ならびに第5:3図は実施例
に係る振れ止め構造体の平面図ならびに側面図、第54
図はその振れ止め構造体の荷重−変形特性図、第55図
はその振九止め構造体の連結金具取付位置aと荷重作用
点間距離Qどの比率(a / Q 、l と、各ラグの
曲げモーメント負担割合(Mb/Ma)との関係を示す
特性図である。 第52図ならびに第53図に示すように、支持鉄骨79
の両側面を挟むように2本のラグ80a、80bがボイ
ラ本体78から突出している。そしてこのラグ80a、
80bは第53図に示すように上、下面がピン8Iを介
して連結金具82によって連結さ、11でいる。このよ
うにピン81ならびに連結金具82を介して両方のラグ
80a、80bを一体に連結することにより、曲げモー
メントは伝達しないで、垂直荷重のみを伝達する構造と
なる。 またラグ80a、80bの支持鉄骨79と接触する位置
には、曲面を有する支持点金具83が固着されて、ラグ
80と支持鉄骨79とが一点で接触するようになってい
る。 ボイラ本体78は支持鉄骨79に対して上、下方向(第
53図のY方向)ならびに水平一方向(第52図のZ方
向)には自由に伸び、水平他方向(第52図のX方向)
については移動を拘束する構造になっている。 今、仮に地震によって+X方向に水平力Wが作用すると
、その力の一部はラグ80aの取付部に伝達され、他の
力は連結金具82を介して他方のラグ80bの取イ1部
に伝達される。従って水平力Wは、ラグ80a、80b
の2本で負担することになる。大地震のように過大な荷
重が作用した時、ラグ80a、80bの取f−1部強度
より連結金具82の強度を十分に上回るように設計して
おけは。 2本のラグ80a、80bが塑性変形し、この変形状態
は第52図で2点鎖線で示すようになる。 またそのときの荷重−変形特性は第54図に示すように
0→イ→ロ→ハ→二→ホ・・・・・の特性曲線を描き、
支持鉄骨79とラグ80a、80bとの間にギャップは
全く生じないで、支持鉄骨71Jとラグ80a、80b
との間に衝突かなく、滑らかな荷重伝達かできる。さら
に、履歴曲線で占めらjLる面積が大きくなるかり減衰
効果か優イしている。 作用する水平力Wに対して2本のラグ80a、80bか
均等に力を受は持つには、ラグ80a、80bの取付部
の曲げモーメントMa、Mbが均等になるようにす九ば
よい。連結金具取f・1位置かラグ取イ4部の曲げモー
メントの発生比率に及ぼす影響を第55図に示す。この
図の横軸に、第52図に示すように、ラグ80の取イ4
位置から荷重作用点までの距離Qに対する、ラグ80の
取イ4位置から連結金具82の取付位置までの距離aの
比率(a / Q )をとっている。また縦軸には、ラ
グ80aと80bの取付部でのそれぞれの曲げモーメン
トの割合(M b / M a )をとっている。 この図から明らかなように、連結金具取付位置aは荷重
作用点間距離Ωの約60%以上であれば曲げモーメント
の負担割合は70%となり、2本のラグ80a、80b
が比較的均等に力を受持つことができる。このようにラ
グ80a、80bの負担割合を均等化することによって
、ラグ80a、80bの形状が小さくでき、そのために
可撓性が出てくる。 またこの実施例のように、支持点金具83を取付けるこ
とによって、荷重作用点が明確になり、従って荷重作用
点間距離Qと連結金具取付位置aとの比率(a/Ω)が
常に明確となる。 この実施例では中空状で箱型のラグ80a、80bを用
いたが、円筒状または中実状のものでもよい。また前記
実施例ではラグ80a、80bと連結金具82とをピン
81で連結したが、連結手段は必すしもピンでなくても
よく、要は双方の金具か曲げモーメントを拘束しない構
造であJしはよい。 第56図は、本発明の第12実施例を説明するための振
れ止め構造体の平面図である。 この実施例で前記第11実施例と相違する点は、ラグ8
0a、80bの断面積が軸方向に泊って不等となってい
る点である。すなわち、曲げモーメントに対して等応力
状態どなるように、ラグ80a、80bの取イ]部から
作用点側に向けて、曲げモーメントに応じて徐tに小さ
くなるように設計されている。このようにすることによ
り、ラグ80a、l’lObの曲げ剛性が小さくでき、
よって可撓性を高めて変形吸収能力を増大することかで
きる。 第57図は、本発明の第13実施例を説明するための振
れ止め構造体の平面図である。 この実施例で前記第11実施例と相違する主な点は、連
結金具取次位11aど荷重作用点間距離Qとが等しくな
っており、そのために連結金具82の形状が支持鉄骨7
9を′a番プるように平面形状が広角のコ字形になって
いる。このように荷重作用点間距離Ωに対する連結金具
取次位1faの比率を大きくすると(a=Q)、双方の
ラグ80a、80bの曲げモーメントの均等化を図るこ
とができる。 第58図は、本発明の第14実施例を説明するための振
れ止め構造体の平面図である。 この実施例で前記第11実施例と相違する主な点は、連
結金具取付位置aが荷重作用点間距離Qよりも長<(a
>Q)設計されている点である。 この実施例は、ボイラ本体78と支持鉄骨79との距離
が短い場合で、双方のラグ80a、80bの分担する曲
げモーメントを均等化するのに好適である。 前記第13実施例ならびに第14実施例では、第12実
施例と同様に軸方向の断面積を不等にしたラグ80a、
80bを用いたが、軸方向に沿って等しい断面積を有す
るものであっても構わない。 以上説明した本発明の第11〜14実施例も第1実施例
と同様に振れ止め構造体の変形性能が優れており、履歴
減衰効果が大きいので、ボイラ本体の水平力を低減して
支持鉄骨に伝達できる。また、+X、−X方向の変形特
性が同一でかつシンプルであるため、振れ止め構造体に
おける蛎解析の計算モデル化が極めて容易である。 【発明の効果J 本発明は前述したように、ボイラ本体と支持鉄骨とを連
結する降れ止め構造体が主に第1部材と第2部材とから
構成されている。そして第2部月の座屈耐力(弾性限界
強度1が前記第1部材の最大曲げ強度よりも大きく設計
され、ボイラ本体と支持鉄骨との間に生じる相対変位量
が所定共−ヒになると、主として前記第1部材の曲げに
よって前記相対変位を吸収するように構成されている。 従って大地震などによってボイラ本体ど支持鉄骨との間
に゛大きな相対変位が生じても、本発明の振れ止め構造
体の変形性能が優れており、履歴減衰効果が大きいので
、振1c止め構造体の機能を喪失することなく、ボイラ
本体の水平力を低減して支持鉄骨に伝達できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第14図は本発明の第1実施例を説明する
ための図で、第1図は振れ止め構造体の取f1け状態を
示す一部斜視図、第2図ならびに第3図は振れ止め構造
体の平面図ならびに側面図、第4図はその振九止め構造
体に用い’、’i Jするリンクの斜視図、第5図は振
れ止め構造体のモデル図、第6図、第7図ならびに第8
図は振九止め構造体に用いるピンの荷重に対する曲げモ
ーメント等を説明するためのモデル図、第9図はそのピ
ンの荷重Pと変形量δとの関係を示す特性図、第10図
はそのピンの変形角o7ayと曲げモーメントM / 
M yとの関係を示す特性図、第11図はピンの寸法条
件(L’ /D)と変形角ouとの関係を示す特性図、
第12図はピンの寸法条件(L′/D)と破断時の変形
量δUとの関係を示す特性図、第13図(a)なら“び
に(b)は引張時ならびに圧縮時におけるピンの変形モ
ートを示すモデル図、第14図はこの実施例に係る振れ
止め構造体の変形特性図である。 第15図ならびに第16図は、本発明の第2実施例に係
る振れ止め構造体の平面図ならびに側面図である。 第17図ならびに第18図は、本発明の第:3実施例に
係る振れ止め構造体の平面図ならびに側面図である。 第19図ならびに第20図は、本発明の第4実施例に係
る振れ止め構造体の平面図ならび側面図である。 第21図ならびに第22図は、本発明の第5実施例に係
る振れ止め構造体の平面図ならびに側面図である。 第23図ならびに第24図は、本発明の第6実施例に係
る振九止め構造体の平面図ならびに側面図である。 第25図ならびに第26図は、本発明の第7実施例に係
る振れ止め構造体の平面図ならびに側面図である。 第27図ならびに第28図は、本発明の第8実施例に係
る振れ止め構造体の平面図ならびに側面−55= 図である。 第29図ならびに第30図は、本発明の第9実施例に係
る振れ止め構造体の側面図ならびに平面図である。 第31図は直線状リンクのバネ剛性算出用のモデル図、
第32図は’<Jの字状リンクのバネ剛性算出用のモデ
ル図である。 第33図ないし第36図は本発明の第10実施例を説明
するための図で、第33図は振九l二め構造体の側面図
、第34図はその振れ止め構造体に用いるリンクの側面
図、第35図はそのリンクの挙動を示すモデル図、第3
6図は荷重Pと変形量δhとの関係を示す特性図である
。 第37図は、リンクの第1変形例を示す側面図である。 第38図は第2変形例に係るリンクの側面図、第39図
は第38図D−D線上の平面図、第40図は第38図E
−E線上の拡大断面図である。 第41図は第3変形例に係るリンクの側面図。 第42図は第41図F−F線上の平面図、第43図は第
41図G−G線上の拡大断面図である。 第44図は第4変形例に係るリンクの側面図、第45図
は第44図H−Hi上の平面図である。 第46図、第47図ならびに第48図は、第5変形例、
第6変形例ならびに第7変形例に係るリンクの側面図で
ある。 第49図ならびに第50図は従来の挟みタイプの振れ止
め構造体の平面図ならびに側面図、第51図はその振れ
止め構造体の荷重−変形特性図である。 第52図ないし第55図は本発明の第11実施例を説明
するための図で、第52図ならびに第53図は振れ止め
構造体の平面図ならびに側面図、第54図は振れ止め構
造体の荷重−変形特性図、第55図はその振れ止め構造
体の連結金具取付位置aど荷重作用点間距離Qどの比率
(a / Q )と各ラグの曲げモーメント・負担割合
(M b / M a )との関係を示す特性図である
。 第56図は本発明の第12実施例に係る振Jb止め構造
体の平面図、第57図は本発明の第13実施例に係る振
れ止る構造体の平面図、第58図は本発明の第14実施
例に係る振れ止め構造体の平面図である。 第59図ならびに餉60図は、発電所用ボイラの支持構
造を説明するための概略構成図である。 第61図ないし第70図は従来の振れ止め構造体を説明
するための図で、第61図は振れ止め構造体の側面図、
第62図ならびに第63図は冷缶時ならびにボイラ運転
時における振れ止め構造体のリンクの状態を説明するた
めの概略構成図、第64図ならびに第65図はボイラ本
体と支持鉄骨との相対変位を説明するためのモデル図、
第66図はリンクの平面図、第67図は第66図の14
−H線上の平面図、第68図は第66図のr−rg−ヒ
の拡大断面図、第69図はリンクへの荷重Pとリンクの
軸方向変形量δhとの関係を示す特性図、第70図は振
れ止め構造体の変形特性図、第71図は従来のリンクの
復元力特性図である。 21・・・・・・メンブレンパネル、22.59・・・
・・・バックステー、23.61.76.79・・・・
・・支持鉄骨、24.33.35.39.4144、+
15.51.57.62・・・・・ブラケット、25 
a、25b、 37、40、43、4εj、 52)5
8、60a、60b・・・・・・ピン、26・・・・・
・連結ピン、27.36、53、6365、67、72
)73、74゜75、・・・・・・リンク、31・・・
・・・床、32.34・・・・・ポスト、49.55・
・・・・油圧防振器、6G・・・・・リブ、78・・・
・・・ボイラ本体、80・・・・・・ラフ、連結金具、
83・・・・・支持点金具。 第1O図 y の 第11図 第12図 L2/D 第13丙 (1)繞5 つEm            ) 、’、)>    \ 娃 Q′し よ―

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボイラ本体を支持鉄骨で吊り下げて支持し、その
    ボイラ本体と支持鉄骨との間を振れ止め構造体で連結し
    てなるボイラ装置において、 前記振れ止め構造体は主に第1部材と第2部材とから構
    成され、その第2部材の弾性限界強度が前記第1部材の
    最大曲げ強度よりも大きく設計され、ボイラ本体と支持
    鉄骨との間に生じる相対変位量が所定以上になると、主
    として前記第1部材の曲げによつて前記相対変位が吸収
    されるように構成されていることを特徴とするボイラ装
    置。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記第
    2部材の弾性限界強度が座屈強度であることを特徴とす
    るボイラ装置。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記第
    2部材の弾性限界強度が引張強度であることを特徴とす
    るボイラ装置。
  4. (4)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記第
    1部材がボイラ本体側ならびに支持鉄骨側に固着された
    ピンで、前記第2部材がそれらピンの間を連結する連結
    部材であることを特徴とするボイラ装置。
  5. (5)特許請求の範囲第(4)項記載において、前記ボ
    イラ本体側ならびに支持鉄骨側に固着されたピンの両端
    部が各々突出しており、そのピンの上端部どうしならび
    に下端部どうしが前記連結部材でそれぞれ連結されて、
    リンク機構を構成していることを特徴とするボイラ装置
  6. (6)特許請求の範囲第(4)項または第(5)項記載
    において、前記ボイラ本体側に固着されるピンがボイラ
    本体側のバックステーを貫通していることを特徴とする
    ボイラ装置。
  7. (7)特許請求の範囲第(5)項記載において、前記ピ
    ンの直径Dに対するピンの長さLの比率(L^2/D)
    が2200以上であることを特徴とするボイラ装置。
  8. (8)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記第
    1部材が支持鉄骨の上、下方向に所定の間隔をおいて設
    けられた床と床の間に渡されるポストからなり、前記第
    2部材がボイラ本体から突出されてポストの両側面を挟
    むブラケットからなることを特徴とするボイラ装置。
  9. (9)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記第
    1部材がボイラ本体の上、下方向に所定の間隔をおいて
    設けられたバックステーとバックステーとの間に渡され
    るポストからなり、前記第2部材が支持鉄骨側から突出
    されて前記ポストと回転可能に連結されたリンクからな
    ることを特徴とするボイラ装置。
  10. (10)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記
    第1部材が、ボイラ本体の上、下方向に所定の間隔をお
    いて設けられたバックステーとバックステーとの間に渡
    されたポストと、そのポストの中間部分にブラケットを
    介してポストと平行に取付けられたピンと、支持鉄骨側
    に前記ピンと平行に固着されたピンとから構成され、前
    記第2部材が、前記ピンの上部どうしならびに下部どう
    しを連結するリンクから構成されていることを特徴とす
    るボイラ装置。
  11. (11)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記
    第2部材がボイラ本体側ならびに支持鉄骨側からそれぞ
    れ突出されたブラケットからなり、前記第1部材がボイ
    ラ本体側ブラケットから支持鉄骨側ブラケットに向かつ
    て掛け渡されたピンからなり、前記ボイラ本体側ブラケ
    ットならびに支持鉄骨側ブラケットのいずれか一方のブ
    ラケットが、前記ピンに対して一つの水平方向にスライ
    ド可能になつていることを特徴とするボイラ装置。
  12. (12)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記
    第2部材が、ボイラ本体側の上、下方向に所定の間隔を
    おいて設けられたバツクステーと、支持鉄骨側から突出
    されてブラケットとからなり、前記第1部材がバツクス
    テー間に架設されたピンからなり、ブラケットによりピ
    ンの中間部が挟持されていることを特徴とするボイラ装
    置。
  13. (13)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記
    ボイラ本体側に油圧防振器が固着され、その油圧防振器
    のピストンロッド側に取付けられた連結板に第1ピンが
    貫通され、前記支持鉄骨側から突出されたブラケットに
    第2ピンが貫通されて、前記第1ピンならびに第2ピン
    の上端部どうしならびに下端部どうしをそれぞれ連結す
    るようにリンクが渡されて、前記ピンが第1部材、前記
    油圧防振器ならびにリンクが第2部材になつていること
    を特徴とするボイラ装置。
  14. (14)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記
    第1部材がボイラ本体側に固着された油圧防振器と、支
    持鉄骨側に上、下方向に所定の間隔をおいて突設された
    ブラケットからなり、前記第1部材が前記油圧防振器の
    ピストンロッドに取付けられた連結板を貫通し、両端が
    それぞれ前記ブラケットに固着されたピンからなること
    を特徴とするボイラ装置。
  15. (15)特許請求の範囲第(5)項記載において、前記
    リンクが「く」の字形になつていることを特徴とするボ
    イラ装置。
  16. (16)特許請求の範囲第(15)項記載において、前
    記リンクの両端部から屈曲した中央部に向かつて断面積
    が徐々に大きくなつていることを特徴とするボイラ装置
  17. (17)特許請求の範囲第(15)項記載において、前
    記リンクがH形鋼からなつていることを特徴とするボイ
    ラ装置。
  18. (18)特許請求の範囲第(15)項記載において、前
    記リンクの屈曲した中央部に補強リブが設けられている
    ことを特徴とするボイラ装置。
  19. (19)特許請求の範囲第(15)項記載において、前
    記リンクがH形鋼からなり、屈曲した中央部のウェブ部
    分が切除されていることを特徴とするボイラ装置。
  20. (20)特許請求の範囲第(19)項記載において、前
    記切除されたウェブ部分と隣接するフランジ部分にカバ
    ープレートが固着されていることを特徴とするボイラ装
    置。
  21. (21)特許請求の範囲第(5)項記載において、前記
    リンクが円孤状に湾曲されていることを特徴とするボイ
    ラ装置。
  22. (22)特許請求の範囲第(21)項記載において、前
    記リンクの断面形状が円筒状をしていることを特徴とす
    るボイラ装置。
  23. (23)特許請求の範囲第(5)項記載において、前記
    リンクが途中に複数個の屈曲個所を有していることを特
    徴とするボイラ装置。
  24. (24)特許請求の範囲第(1)項記載において、前記
    第1部材がボイラ本体側から突出されて前記支持鉄骨の
    両側面を挟持する2本のラグからなり、前記第2部材が
    その2本のラグを連結する連結部材からなることを特徴
    とするボイラ装置。
  25. (25)特許請求の範囲第(24)項記載において、前
    記ラグの断面形状が箱形になつていることを特徴とする
    ボイラ装置。
  26. (26)特許請求の範囲第(24)項記載において、前
    記ラグの支持鉄骨と対向する部分に曲面を有する支持点
    金具が取付けられていることを特徴とするボイラ装置。
  27. (27)特許請求の範囲第(24)項記載において、前
    記ラグの取付部から荷重作用点までの距離lに対するラ
    グの取付部から連結部材取付位置までの距離aの比率(
    a/l)が、60%以上であることを特徴とするボイラ
    装置。
  28. (28)特許請求の範囲第(24)項記載において、前
    記ラグの取付部から荷重作用点までの距離lと、ラグの
    取付部から連結部材取付位置までの距離aがほぼ等しい
    ことを特徴とするボイラ装置。
  29. (29)特許請求の範囲第(24)項記載において、前
    記ラグの取付部から荷重作用点までの距離lよりも、ラ
    グの取付部から連結部材取付位置までの距離aの方が長
    いことを特徴とするボイラ装置。
  30. (30)特許請求の範囲第(24)項記載において、前
    記ラグの途中に少なくとも一個所屈曲部が設けられてい
    ることを特徴とするボイラ装置。
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