JPH01123838A - 耐熱性透湿フイルム - Google Patents

耐熱性透湿フイルム

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Publication number
JPH01123838A
JPH01123838A JP28080187A JP28080187A JPH01123838A JP H01123838 A JPH01123838 A JP H01123838A JP 28080187 A JP28080187 A JP 28080187A JP 28080187 A JP28080187 A JP 28080187A JP H01123838 A JPH01123838 A JP H01123838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
copolymer
polypropylene
moisture
polymer
Prior art date
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Pending
Application number
JP28080187A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Nishikawa
一郎 西川
Shigeki Sano
茂樹 佐野
Takaharu Abe
安部 隆晴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP28080187A priority Critical patent/JPH01123838A/ja
Publication of JPH01123838A publication Critical patent/JPH01123838A/ja
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 延伸方向のひき裂きに強く、シなやかな風合を持つ透湿
フィルムに係り、特に熱融着する時に収縮して透湿性を
失う事がない耐熱性透湿フィルムに関する。
[従来の技術] 従来透湿性フィルムは、ベースポリマーに炭酸カルシウ
ム等の無機充填剤を添加し、延伸することにより充填剤
の粒子と、ポリマーフィルム間に微細な間隙を生じさせ
、多孔質化することにより成形されている。この間隙は
水分は透過させず、湿気は通過させるものであり、最近
衣料用、使い捨ておむつ1等広範囲に用いられている。
これらの透湿性フィルムのベースポリマーとして、ポリ
エチレン及びポリフッ化エチレンいわゆるテフロン等が
用いられているが、以下のような種々の難点があった。
ベースポリマーとして低密度ポリエチレンやエラストマ
ー等の結晶性の低いポリマーを用いた場合はしなやかで
風合はよいが耐熱性に劣り、さらに融点が低いため、ホ
ットメル1へ接着等の熱融着を行った場合、フィルムが
溶融して充填剤の粒子とポリマーとの間隙が消滅し、収
縮が起って透湿性が失われる原因を生じさせる。又、高
密度ポリエチレンやポリプロピレン等の結晶性の高いポ
リマーを使用した場合は融点が高くなり耐熱性は向上さ
れるが、配向性のために延伸方向のひき裂き強度が低下
し、その上しなやかさがないため風合が劣ってしまう、
又テフロンをベースポリマーに使用したものは、耐熱性
及び物性に優れてはいるが、非常に高価であり使い捨て
衣料やおむつには採算が合わなかった。
本発明は、このような欠点を解消し、耐熱性に優れ、ひ
き裂き強度が高く、しかも柔らかい風合のよい安価な透
湿フィルムを得ることを目的とする。
c問題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明の耐熱性透湿フィルム
は炭酸カルシウムとポリプロピレンあるいは、その共重
合体と共架橋可能なポリオレフィン系エラストマーを混
合し、混合物を加水分解可能な不飽和シラン及び遊離ラ
ジカル発生剤を加えてグラフト化重合体を形成し、フィ
ルム加工後延伸し多孔質フィルムを形成し、前記グラフ
ト化重合体を延伸時及びフィルム形成後架橋させること
を特徴とする。
本発明に用いられるペースポリマーは、ポリプロピレン
あるいはポリプロピレン共重合体とポリオレフィン系エ
ラストマーの共重合体である。ポリプロピレンあるいは
ポリプロピレン共重合体はポリプロピレンのホモポリマ
ーでもよいし、あるいはポリプロピレンとエチレン酢酸
ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合
体等との共重合体でも可能であるが、これらの共重合体
はポリオレフィン系エラストマーとの共架橋を生じさせ
るためブロック共重合体が好ましい。
ポリプロピレン及びポリプロピレン共重合体が好適に用
いられるのは融点が150〜170’Cと高温であるた
め、ポリプロピレン共重合体の融点を上昇させ、耐熱性
を向上させることができる。
そのため成形フィルムを熱融着させる場合でもポリエチ
レン等に比較して溶融点が高いため、フィルムが溶融し
て多孔質を成形している間隙を消滅させて生じる収縮を
招くことがない。従って加熱した場合でも透湿効果を十
分に保持することができる。又、結晶性が高いので物理
的にも強度が大である。
ポリオレフィン系エラストマーとしては、エチレンプロ
ピレンゴム、α−オレフィン系ポリエチレン共重合体等
が使用される。これらは低結晶性であり、はとんど融点
がないので成形物はポリプロピレン系重合体では得られ
ないゴム状のしなやかさを持ち充填剤を添加しても、物
性の低下が生じない。このため延伸フィルムを成形して
も直角方向のひき裂き強度は低下しない0以上のような
オレフィン系エラストマーとポリプロピレンある 、い
はポリプロピレン共重合体を混合する事により得られる
共重合体は、ポリプロピレンの強度と耐熱性オレフィン
系エラストマーのひき裂き強度が高く、ゴム状のしなや
かさを併せ持ったポリマーである。
これらのポリマーに添加される炭酸カルシウムとしては
、0.5〜5μ−の平均粒径のものがよく、好ましくは
1μm粒径程度の不定形炭酸カルシウムがよい。又、他
の添加剤としてフェノール系。
硫黄系あるいはリン系等の酸化防止剤や顔料等を使用し
てもよい。
前記ポリマーのグラフト化剤としては通常用いられてい
るものでよくγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シランやビニルトリメトキシシランやビニルトリエトキ
シシランのようなシランカップリング剤である加水分解
可能な不飽和シラン及びベンゾイルパーオキシド、ジク
ミルパーオキシド、ヒドロキシペプチルパーオキシドや
ジ−t−ブチルペルオキシドのようなラジカル発生剤を
ポリマーに添加し、加熱反応させてシリコーングラフト
化共重合体を得る。得られたシリコーングラフト化共重
合体をジメチルチンジラウレート、ジブチルチジマレエ
ート等のシラノール縮合触媒を混合することにより加水
架橋性組成物が得られる。加水架橋性組成物は常温でも
水の存在下で短時間に架橋される。
以上の構成物質の配合量は、ポリプロピレンあるいはポ
リプロピレン共重合体5〜50重量部に対してポリオレ
フィン系エラストマーを95〜50重量部、不定形炭酸
カルシウムは、ポリマー100重量部に対して50〜2
00重量部添加される。
又、シラン架橋のためのシランカップリング剤はポリマ
ー100重量部に対して3〜5重量部、ラジカル発生剤
を0.3〜0.5重量部を添加するのが好ましい。又、
炭酸カルシウム混合のベースポリマーにシランカップリ
ング剤及びラジカル発生剤を加えて得られたシリコーン
グラフト化共重合体に加えるシラノール縮合触媒は、シ
リコーングラフト化共重合体10〜20重量部に対して
、シラノール縮合触媒を1重量パーセント含有のポリエ
チレンからなるマスターバッチ1重量部添加されるのが
好ましい。
以上の構成物質から本発明の耐熱性透湿フィルムを成形
する方法は、押出機を用いて混線、グラフト化を行い、
炭酸カルシウム多充填のグラフト化ポリマーペレットを
形成後ペレットを溶解し架橋促進のためシラノール縮合
触媒を添加してフィルム加工をした後延伸して多孔質フ
ィルムを成形し、延伸時及びフィルム形成後常温で架橋
させることにより、延伸戻りが少く引き裂き強度を有す
る透湿フィルムを成形するものである。
ペレットを作るための押出機はホッパー口からポリプロ
ピレンあるいはポリプロピレン共重合体、オレフィン系
エラストマー、炭酸カルシウム及びその他の添加物をブ
レンドしたものに、ラジカル発生剤である有機過酸化物
及びシランカップリング剤混液を添加して投入し、混練
と押出が同一機械で実施できるものがよい、押出機は1
軸のものでもよいがウニルナ−形2軸混練押出機が好適
である。ウニルナ−形2軸混練押出機では、ホッパー口
からポリプロピレンあるいはポリプロピレン共重合体、
オレフィン系エラストマー、炭酸カルシウム及び酸化防
止剤や顔料等の添加剤をトライブレンドしたものを投入
し、混線を行った後ベントロからラジカル発生剤である
有機過酸化物及びシランカップリング剤の混液を投入し
、グラフト化ポリマーを形成する。形成したグラフト化
ポリマーはストランドカット又はホットカット等でペレ
ットに造粒されるが、ストランドカットは水中で行われ
るため、この時点で吸湿が起り架橋反応が進行してしま
い、多孔質フィルム形成に支障を来たす恐れがあるので
、できれば空気中で行われるホットカットが好ましい。
その後ペレットを溶融して触媒人マスターバッチを混練
し、インフレーションでもTダイでもいずれの方法でも
よいがフィルム成形し、延伸し、ポリプロピレンあるい
はポリプロピレン共重合体とオレフィン系エラストマー
の架橋された多孔質フィルムを成形する。
[実施例コ 以下本発明の耐熱性透湿フィルムをウニルナ−形2軸混
練押出機を用いて形成した実施例を記載する。
ポリプロピレン80〜20重量部に対して、エチレンプ
ロピレンゴムを20〜80重量部及び粒径1μmの不定
形炭酸カルシウムをポリマー100重量部に対して10
0重量部トライブレンドし、ウニルナ−形2軸混練押出
機のホッパー口に投入した。混線後ベントロから有機過
酸化物であるジ−t−ブチルペルオキシドをポリマー1
00重量部に対して0.3〜0.5重量部、シランカッ
プリング剤であるγ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン3〜5重量部の混液を添加した。グラフト化
ポリマー形成後ホットカットして造粒し、ペレットを溶
融してペレット10〜20重量部に対してポリエチレン
にジブチルチンジラウレート1重量%を含有させた触媒
人マスターバッチを1重量部混入し、フィルム加工し延
伸倍率2倍でフィルム厚40μmフィルムを形成し、そ
の後常温で放置し空気中の水分により架橋させ、耐熱性
透湿フィルムを得た。得られた耐熱性透湿フィルムの透
湿度、引裂き強度、耐熱性、加熱収縮及び風合いについ
て測定した。比較例として、従来品の低密度ポリエチレ
ンの架橋及び架橋しないものと。
ポリプロピレン及びオレフィン系エラストマーを用いた
ものとの比較を行った。結果を表に示す。
以下余白 以下余白 [発明の効果コ 以上説明したように、本発明によればベースポリマーに
ポリプロピレンあるいはポリプロピレン共重合体及びオ
レフィン系ニジストマーを用いるため、耐熱性に優れ風
合のよいフィルムが得られる。又、ポリプロピレンある
いはポリプロピレン共重合体とオレフィン系エラストマ
ーの共架橋物を得ることにより引裂強度にも優れ、延伸
時にも架橋を行わせるため延伸戻りも少く効率よく、し
かも安価な透湿フィルムが得られる。
代理人 弁理士  守 谷 −雄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリプロピレンあるいはポリプロピレン共重合体と前記
    ポリプロピレンあるいはポリプロピレン共重合体と共架
    橋可能なポリオレフィン系エラストマー及び炭酸カルシ
    ウムを混合し、前記混合物を加水分解可能な不飽和シラ
    ン及び遊離ラジカル発生剤を加えてグラフト化重合体を
    形成し、前記グラフト化重合体をフィルム加工後延伸し
    て多孔質フィルムを形成し、前記グラフト化重合体を前
    記延伸時及びフィルム形成後架橋させたことを特徴とす
    る耐熱性透湿フィルム。
JP28080187A 1987-11-06 1987-11-06 耐熱性透湿フイルム Pending JPH01123838A (ja)

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JP (1) JPH01123838A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110819000A (zh) * 2019-10-18 2020-02-21 温州大学 一种聚丙烯防水透气膜
JP2021167365A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 タキロンシーアイ株式会社 伸縮フィルム及びその製造方法

Cited By (3)

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CN115348988A (zh) * 2020-04-09 2022-11-15 日本他喜龙希爱株式会社 伸缩膜及其制造方法

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