JPS5839851B2 - ポリオレフインシ−ト垂れ下り防止法 - Google Patents

ポリオレフインシ−ト垂れ下り防止法

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Publication number
JPS5839851B2
JPS5839851B2 JP49143255A JP14325574A JPS5839851B2 JP S5839851 B2 JPS5839851 B2 JP S5839851B2 JP 49143255 A JP49143255 A JP 49143255A JP 14325574 A JP14325574 A JP 14325574A JP S5839851 B2 JPS5839851 B2 JP S5839851B2
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JP
Japan
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sheet
polyolefin
weight
sagging
maleic anhydride
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Expired
Application number
JP49143255A
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English (en)
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JPS5169553A (ja
Inventor
敬之 井上
純 前田
清麿 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、真空成形又は圧空成形時におけるポリオレフ
ィンシートの垂れ下りを防止する方法に関する。
食料容器、カップ、トレイ等の真空成形又は圧空成形用
シートとして、塩化ビニル樹脂、高衝撃性ポリスチレン
、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂が広範
囲に使用されている。
塩化ビニル樹脂、高衝撃性ポリスチレンは高い剛性を有
し、同じ強度を有する容器を形成する場合、肉厚が薄く
てよいこと及び、コストが安いこと及び、真空又は圧空
成形の場合に、シートを一旦軟化点温度又は、融点以上
に加熱しなければならないが、成形直前のシートの垂れ
が、ポリオレフィンに比較して少ないために成形性が容
易であるために、高密度ポリエチレン、ポリピロピレン
等のポリオレフィンに比較して、伺十倍も多量に使用さ
れている。
しかしながら、塩化ビニル樹脂は、毒性の面から食品用
容品材料として不適当であるとの論議があり、高衝撃性
ポリスチレンは、脂肪分が8%以上の高脂肪アーイスク
リーム容器に使用される場合、高衝撃性ポリスチレン中
のゴム成分が、脂肪分によって溶かされて悪臭を放つ原
因となる等の欠点がある。
さらに、塩化ビニル樹脂は、燃焼時に有毒ガスを発生す
る欠点がある。
ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィンは、
塩化ビニル樹脂、高衝撃性ポリスチレンに比較して耐熱
性が優れている利点がある。
しかしながら、前述のごとく、成形時のシートの垂れが
太きいために、シートの幅が600mm程度迄は、連続
真空成形可能であるが、塩化ビニル樹脂、高衝撃性ポリ
スチレンのごとく、900mm幅、1200mm幅のシ
ートをもって連続成形する場合には、シートとこれを加
熱するヒーターとの距離を著しく離して、該シートが垂
れ下っても接触しないようにしなげればならない。
このために、加熱時間が、塩化ビニル樹脂、高衝撃性ポ
リスチレン等と比較して4倍も長くなり、成形サイクル
上、これらの樹脂に対して2倍のコストとなる欠点があ
る。
更にオレフィンは、燃焼時の燃焼カロリーが高く、燃焼
沢の破損等の欠点があり、ポリオレフィンを用いた使い
拾で容器の処理が社会的問題となっている。
本発明の目的は、ポリオレフィンシートを用いた真空成
形、圧空成形における加熱時の該シートの垂れ下りを防
止する方法を提供するにある。
本発明の他の目的は、燃焼時の発熱量を低下せしめ、か
つ、真空成形、圧空成形における加熱時のポリオレフィ
ンシートの垂れ下りを防止する方法を提供するにある。
本発明は、上記の目的を達成せんとするものであって、
無機フィラー20〜80重量%とポリオレフィン80〜
20重量%の総計100重量部に対して、無水マレイン
酸変性ポリオレフィン0.1〜5重量部を配合してなる
組成物をシート状に熔融成形して、該ポリオレフィンの
溶融点附近の温度に加熱し、連続的又は断続的に走行さ
せる際のポリオレフィンシートの垂れ下りを防止するこ
とを特徴とする方法である。
本発明に使用されるポリオレフィンと変性ポリオレフィ
ンは同種のものが好ましいが、異種でもよい。
本発明に用いる代表的なポリオレフィンは、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−プロピレン共重合体等である。
特に、ポリプロピレンとしては、メルトインデックスが
0.01〜2?710分のものが良好である。
本発明において用いられる無機フィラーは、平均粒子径
20μ以下好ましくは、0.1〜5μの各種金属の酸化
物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、けい酸塩、けい酸塩鉱
物、炭化物、セラミックス等所望のものであり、代表的
には、炭酸カルシウム、酸化チタン、亜硫酸カルシウム
、タルク、クレーセライト、セリサイト等が用いられる
この種の無機質充填剤の表面状態は、ポリプロピレンと
の親和性を高めるために、表面改質することができる。
この表面改質は、親油性を有する界面活性剤処理、親油
性を有する反応性試薬による表面改質、重合性モノマー
、オリゴマーによる表面グラフト又は、コーチングによ
る改質、樹脂による表面コーチング、電気的に異なるチ
ャージを有する無機質によるコーチング等一般の表面処
理法によっておこなうことができる。
ポリオレフィンに無機フィラーを高含量に配合すると、
シートの単位当りの重量が犬となり、前記の真空成形時
のシートの垂れ下りが特に犬となり、真空成形性が増々
悪化する。
しかしながら、一方、燃焼カロリーは低下し、通常の焼
却Pを用いて使い拾で容器を焼却しうる利点がある。
したがって、無機フィラー20〜80重量%とポリオレ
フィン80〜20重量%の割合で配合する。
本発明に用いる無水マレイン酸変性ポリオレフィンは、
無水マレイン酸を0.01〜5重量%の割合でポリオレ
フィンにグラフト重合したものである。
無水マレイン酸変性ポリオレフィンは、オレフィン或い
はポリオレフィンと無水マレイン酸トの共重合法、たと
えば、特公昭38−23494号明細書、特公昭43−
18393号明細書、特公昭44−9908号明細書等
に開示される方法又は、グラフト重合法のいづれによっ
ても製造しうる。
グラフト重合法は、イオン化性放射線、紫外線等の照射
による方法、ラジカル開始剤を使用する方法、酸素、オ
ゾン、熱等の作用で過酸化する方法、混線材中で熱とせ
ん断力を利用する方法等の各種の開始方法によって、グ
ラフト重合をおこなう。
該グラフト重合は、溶液状態、スラリー状態、溶融状態
等の公知の方法でおこなうことができる。
本発明は、ポリオレフィンシートの垂れ下りを防止する
ために前記の無機フィラーとポリオレフィンと共に、前
記の無水マレイン酸変性ポリオレフィンを配合するもの
であって、その配合割合は、無機フィラー、とポリオレ
フィンとの総計100重量部に対して、0.1〜5重量
部である。
配合割合が0.1重量部以下では、配合したシートの真
空成形性の改良効果がないという欠点があり、5重量部
以上では、ペレット生産時の造粒作業性悪化、すなわち
ストランド切れ等の欠点、シート成形不良、すなわち延
展性不良、シート厚み不良等の欠点がある。
無機フィラー、ポリオレフィン、無水マレイン酸変性ポ
リオレフィンの他、ガラス繊維などの他の補強剤を配合
しても良いし、又、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、滑剤、可塑剤、顔料等、所望の添加剤を配合しても
良い。
上記の無機フィラー等は、充分に良く混線分散させる必
要がある。
ポリオレフィンへの充填順序は、無水マレイン酸変性ポ
リオレフィンをあらかじめ均一にポリオレフィン中へ分
散せしめた後に、無機フィラーを混合するか又は、ポリ
オレフィンと無機フィラーとの混練物に無水マレイン酸
変性ポリオレフィンを添加するか、全成分を添加混練す
る等、所望に応じて決定しうる。
混練ならびにシート成形は、常法にしたがって所望の装
置を用い、所望の条件で処理することができる。
本発明によれば、多量の無機フィラーを配合することに
よって、焼却時の燃焼カロリーを低下させ、焼却炉の破
損を防ぐばかりでなく、製品の強度及び剛性の向上が望
める利点と共に、ポリオレフィンの真空成形、圧空成形
上の欠点であった垂れ下りを防止することができ、した
がって、コストを低下させ、作業性を改善することがで
きる。
以下、実施例によって本発明の垂れ下り防止法をさらに
説明する。
ただし結果の表1および2での評価は、◎は非常に良好
、○は使用可能、×は使用不可を示す。
実施例 1 ポリプロピレンパウダー(メルトインデックス06)に
過酸化ベンゾイル0.3重量%と無水マレ**イン酸0
.6 重量%をヘンシェルミキサーにてよく混合し、4
0mm直径押出機(ベント式L/D28)を用いてスト
ランド状に押出し、220℃の条件でペレット化した。
得られたペレットを粉砕後、アセトンにて未反応の無水
マレイン酸を充分抽出した後、赤外吸収スペクトルによ
り、定量したところ、0.3重量%の無水マレイン酸が
付加していた。
この様にして得られた無水マレイン酸変性ポリプロピレ
ンを表1の如く配合した未変性のフィラー入りポリプロ
ピレンと100mm直径押出機にて、溶融混合し、均一
にブレンドしたペレットを得た。
使用したフィラーは、粒径1μの炭酸カルシウムである
次に、このペレットを1201m直径押出機式シート成
形機(L/D=27.240℃設定)に投入して、厚み
0.7mm、幅8401n7JLのシートを製造した。
該シートを用い、真空成形機(浅野研究所コスミック3
22)により加熱炉の温度を上段170°C1下段17
0℃に設定し、成形型取りまでの成形サイクルと、簡易
的にシートの垂れを測定するため、三相興業P、LAV
ACC−3型の真空成形機を用い、シートを350X3
50mmに切断し、内径300X300mmの枠で固定
し、シートの表面温度が174℃になった時のシートの
垂れ高さを測定した。
垂れ量は4mm以下ならば良好であることが判明してい
る。
実施例 2 高密度ポリエチレンパウダー(メルトインデックス1.
0)に過酸化ベンゾイル0.3重量%と無水マレイン酸
0.6 X量%を、ヘンシェルミキサーにてよく混合し
、40間直径押出機にて、押出しペレット化した。
この様にして得られた0、3重量%の無水マレイン酸が
付加した無水マレイン酸変性ポリエチレン※※を表2の
如(配合した未変性のフィラー入り高密度ポリエチレン
と100關直径押出機にて熔融混合シ、均一にブレンド
したペレットを得た。
次にこのペレットを120關直径押出シ一ト成形機にて
、厚みO17mm、幅840間幅のシートを製造した。
該シートを用い実施例と同様に、成形サイクル、シート
垂れ高さを測定した。
結果を表2に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 真空または圧空成形用素材として無機フィラー20
    〜80重量%とポリオレフィン80〜20重量%の総計
    100重量部に対して、無水マレイン酸変性ポリオレフ
    ィン0.1〜5重量部を配合してなる組成物を用いるこ
    とを特徴とする、真空または圧空成形用素材をシート状
    に熔融成形して、該ポリオレフィンの溶融点附近の温度
    に加熱し、連続的又は断続的に走行させる際のシートの
    垂れ下りを防止する方法。
JP49143255A 1974-12-13 1974-12-13 ポリオレフインシ−ト垂れ下り防止法 Expired JPS5839851B2 (ja)

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JPS5169553A JPS5169553A (ja) 1976-06-16
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JPS596238A (ja) * 1982-07-03 1984-01-13 Dainippon Printing Co Ltd 平版用版材
JPS59157131A (ja) * 1983-02-28 1984-09-06 Idemitsu Petrochem Co Ltd 容器
JPS608036A (ja) * 1983-06-28 1985-01-16 Idemitsu Petrochem Co Ltd 熱成形品
JP2018048229A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 株式会社Tbm シート及び包装容器

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