JPH01121880A - 転写・搬送装置 - Google Patents

転写・搬送装置

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JPH01121880A
JPH01121880A JP62280019A JP28001987A JPH01121880A JP H01121880 A JPH01121880 A JP H01121880A JP 62280019 A JP62280019 A JP 62280019A JP 28001987 A JP28001987 A JP 28001987A JP H01121880 A JPH01121880 A JP H01121880A
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JP
Japan
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transfer material
transfer
belt
corona charger
drum
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Application number
JP62280019A
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English (en)
Inventor
Junko Ueda
純子 上田
Sankichi Shinoda
三吉 信太
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP62280019A priority Critical patent/JPH01121880A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、転写材を静電気的に支持・搬送して転写材に
物理的または化学的な手段によってトナー像保持体上の
トナー像を転写する転写・搬送装置に関するものである
従来の技術 電子写真複写装置や電子写真プリンタでは転写材の搬送
をより確実なものとするために、誘導体等の絶縁性部材
でベルトを構成し、これに転写材を静電気的に密着させ
て搬送する手段が知られている。
米国特許3.357,325号公報では転写材の吸着と
転写にコロナ帯電器を用いており、誘電体単層のベルト
を使用した方式を提案している。第2図に提案例の概略
図を示す、22はドラム状のトナー像保持体、23は誘
電体単層ベルト、24.25は誘電体ベルト22を支持
・伸張し回転するためのロールでアル、26は転写材2
7を導くためのロールである。
28は転写材27を静電気力によって誘電体ベルト23
に吸着させるためのコロナ帯電器、29は像支持体22
から転写材27にトナー像を転写するためのコロナ帯電
器である。
特開昭54−58034号公報には、上記の例における
転写材吸着用コロナ帯電器の削除された提案が示されて
いる。ベルト構成材料の抵抗値によって提案の内容が二
つに分かれており、1つは抵抗値範囲が10”〜101
3Ω・C−の場合、他は抵抗値範囲が10′3Ω・Cm
以上でベルト厚さが150μ以下でかっ飽和帯電電位が
2500 V以下の場合である。第3図に提案例の概略
図を示す。コロナ帯電器30により帯電されたドラム3
1を光学系32により露光し潜像を形成し、現像器33
によりトナー像を形成する。
トナー像は分離ベルト装置34のベルト35により搬送
される転写材36に直流電源37と接続された転写コロ
ナ帯電器38により転写される。ベルト35は転写材3
6を搬送後文流またはベルト帯電極性と逆極性のコロナ
帯電器39によって除電される。そして、ドラムからの
転写材の分離性を補助するために第4図に示すように転
写コロナ帯電器38のl〜l0KVの直流電源37に直
列にl〜l0KVの交流電源40を接続する方法、ある
いは第5図に示すように転写コロナ帯電器38の横に交
流または帯電極性と逆極性の直流電源である分離電源4
1に接続された分離コロナ帯電器42を配置する方法を
示している。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、米特許3,357,325号公報の提案
ではベルトは誘電体単層であり、実用的なベルトの厚さ
を確保するとすれば帯電させ得る電荷量には限度がある
。ベルトの容量Cは、誘電率をε、ベルト厚さをdとす
れば、単位面積当りの容量CはC=ε/dで与えられる
からトナー像保持体となる感光体ドラムの表面容量と同
程度の容量として100pF程度の容量を得ようとすれ
ば通常の有機ベルト材Ct−2〜4)を使用して、その
厚さは20〜40μとなる。この厚さでは搬送ベルトと
しての実用的な強度が弱く、従って、数100μの厚さ
のベルトとすれば十分な容量を取ることができず、ベル
トの電荷保持量が少ないために、転写位置に転写専用の
コロナ帯電器を設けているものの、転写能力に弱い面が
ある。この点については上記特開昭54−58034号
公報にも述べている通りであり、また連続使用する場合
、ベルト表面電位が上昇し、これまた特開昭54−58
034号公報に示す欠点が生じて実用的ではない。加え
て、有機材料に長時間コロナ放電を照射すると表面層の
分子構造に変質層が発生し、吸湿すると表面抵抗が大幅
に降下し電荷保持性が失われるので、この点においても
弱点の見受けられる方式である。他方、特開昭54−5
8034号公報の提案は、抵抗値範囲が10”以上でベ
ルト厚さが150μ以下でかつ飽和帯電電位が2500
 V以下の場合についていえば、連続使用におけるベル
ト表面電位の上昇は除電用コロナ帯電器を設けて防止し
ているものの第3図の例について言えばコロナ帯電器3
8からドラム31へ流れる転写電流は、ベルト35→転
写材36→ドラム31と流れ、ベルトと転写材の吸着力
は転写材とドラムの吸着力と同じ力を示すものであり、
従って転写材がドラムがら分離し易い力は何等生ずる要
素は認められない。
分離するとすればドラムの曲率に抗した転写材の曲げら
れまいとする剛性程度のものであり、転写材の剛性が小
さい場合やドラム径が大きい場合は分離する確率は相半
ばしたものとなる。また転写材の剛性が大きい厚手の転
写材であっても、最近多用され始めているモノカラー複
写装置では、転写材が紙であって、同一複写面に複数回
にわたってカラー合成複写されると、この種の複写装置
に使用されている加熱ロール式定着器の影響によって加
熱ロール側転写材複写面の水分がバックアッブロール側
転写材の水分より少なくなるために表面抵抗値が上昇し
ドラムと転写材の密着力がベルトと転写材の密着力より
大きくなるために、複数回目の複写において分離不良が
発生することがしばしば見受けられる。このため、分離
性を補助するために第4図あるいは第5図に示す提案も
なされているが、これらの提案はいずれもトナー像の転
写性を減する方向の提案であり、特に転写材が紙であっ
て吸湿し抵抗値が低下している場合は転写不良を招くも
のである。また、抵抗値範囲が10・〜1013Ω・c
ntの場合でも上記と同様に転写材の分離性については
、特に優れた要素はなく抵抗値範囲が1013Ω・01
11以上でベルト厚さが150μ以下の場合と同じであ
る。
本発明は上記問題点に鑑み、帯電装置に特別の手段を用
いることなく、搬送ベルトと転写材の間の帯電特性を有
効に用いて転写材の強力な分離・搬送性を実現し、複雑
な高圧電源を用いることなく良質の転写画像を得る転写
・搬送装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題を解決するために導電体より構成さ
れた無端状の転写材搬送ベルトを支持・伸張して一定方
向に回転走行する手段と、転写材搬送ベルトの表面側に
おいて曲率を有するトナー像保持体と転写材搬送ベルト
で転写材を挟持しつつ裏面側に転写用コロナ帯電器を有
しトナー像を転写材に転写する転写手段と、転写材搬送
ベルトの一部分を接地する接地手段と、転写材搬送ベル
トの転写手段が位置する転写部位の走行上流側で、かつ
接地手段が位置する接地部位の下流側に配置され転写材
に電導接触する部材と転写材搬送ベルトの裏面側で、か
つ電導接触部材に対向する位置に付設されたコロナ帯電
器とを有し、前記電導接触部材と転写材搬送ベルトの間
に転写材を挿入して転写材と転写材搬送ベルトに電荷を
注入し転写材を転写材搬送ベルトに静電気力で密着させ
る転写材密着手段とを具備し、転写材を前記転写材密着
手段を通過させた後、前記転写部位に搬送させ、この転
写材が転写部位に突入する前段においてトナー像保持体
と転写材間の空隙放電を利用して転写材と転写材搬送ベ
ルトに再度電荷を注入する構成を採るものである。
作用 本発明は、上記構成を採ることにより、まず転写部位上
流側に設けられた転写材密着手段にお、けるコロナ帯電
器から搬送ベルトを通して転写材−電導接触部材へ電流
を流し、予め十分に転写材とベルトに電荷を付与して密
着させ、その後転写部位に転写材を搬送する際に転写用
コロナ帯電器によって密着された搬送ベルトと転写材間
に再度空隙放電により電荷を付与するものであるから、
トナー像保持体と転写材の静電的密着力より搬送ベルト
と転写材の静電的密着力は常に大きく保たれ、転写材の
トナー像保持体からの転写材の分離性は極めて信幀性の
高いものとなる。
実施例 以下、本発明の転写・搬送装置について一実施例を示す
図面を参照して説明する。第1図は、本発明の実施例に
おける転写・搬送装置の横断面を示すものである。第1
図において、1は回転可能な曲率を有するドラム状のト
ナー像保持体(以下、単にドラムと称する。)であり、
例えばアルミニウム等のドラム状の導体支持体上にセレ
ン等の感光性の誘電体層を設けたものである。通常この
導体支持体は接地されている。まず、このドラム1は主
コロナ帯電器2により均一に帯電され、次段の露光光学
系3で原稿に即した光が図示しない手段、例えばレンズ
等を通ってドラム1に結像される。この時、−様に帯電
が施されているドラム表面において光に曝された部分の
電荷は感光層裏面の導体支持体に誘起されている逆極性
の電荷と中和することにより消失し、原稿の明暗に対応
する電荷のパターン、即ち潜像が形成される。この潜像
は引き続く現像部4にて微細な絶縁性帯電粒子(以下ト
ナーと呼称する。)を静電気力により付着させ、顕像可
視化される。こうして得られたドラム1上のトナー像は
転写手段5にて、前記トナー像とタイミングを合わせて
搬送されてくる転写材8に静電気的に転写され、ドラム
1上の残余のトナーはクリーニング部6にてブレード等
の手段により払拭された後、除電部7で−様な除電光を
照射されドラム1の除電が行われて次段のプロセスに備
えられる。
次に、上記した一般的に公知なトナーを用いた印写プロ
セスに適用される本発明に従う紙などの転写材の転写・
搬送装置について詳述する。第1図において、搬送ベル
ト9は体積抵抗率が5xio”Ω・Cmの導電体より構
成されたカーボン分散型ポリウレタン樹脂を周長380
■層厚0.8flの無端状ベルトに成形したものを用い
た。搬送ベルト9の電荷放電時定数は、先に記したよう
に容量成分がC=ε/d、抵抗成分Rは抵抗率をρとす
ればR=ρdで与えられるから時定数CR−ερとなり
、ここで用いられる搬送ベルトの時定数は、ε=3とし
て約0.21秒となる。従って、0.21秒すれば帯電
電荷の70%以上は放電するからベルトの同一カ所がこ
の時間以内に転写手段5を通過しなければ従来例に見ら
れる除電用のコロナ帯電器は必要としない。搬送ベルト
の抵抗率は、この時定数を実用的に除電帯電器を必要と
しない範囲及び後述の放電時定数が短すぎて本発明の効
果が損なわれることのない範囲によって決められる。な
お、ベルトの構成は、上記した単層ベルトでも良く、ま
たベルト表面層に不用なトナーが何等かのトラブルによ
って付着した場合にクリーニングしやすいように摩擦係
数の低いポリエステル系樹脂や、弗素系樹脂を利用した
2層構成としても良いが、ベルトの放電時定数は上記し
た点を考慮して選定される必要がある。
上記転写材搬送ベルト9はロール10.11により支持
され、バネ等の張力による図示しない手段により伸張さ
れる。これらロールは表面が導体で形成されており、ベ
ルト9の裏面側を通じて接地されている。これには状況
に応じて適当なバイアスを印加してもよい、ベルト9は
図示しない回転駆動手段によりロール10または11を
駆動することにより転写手段5が位置する転写部位にお
ける回転走行の方向がドラム1と同一で且つ周速を一致
させて回転される。ここでは、ドラム周速160m/秒
とした。従って、約2.4秒でベルトが一周する。
転写材搬送ベルト9の転写部位の内側には転写用コロナ
帯電器12が設置されトナーと逆極性の直流高圧電源1
3により高圧電圧が印加され転写材8に対するトナーの
転写を行わしめている。これは例えばトナーが正帯電で
あれば転写用コロナ帯電器12は負極であってベルト9
の裏面部の負の帯電に対して正の帯電を施すべく転写電
流が流れ、この正電荷の移動に基づいてドラム1の表面
のトナーをベルト9側に転写するものである。誘電体ベ
ルトではベルトの容量成分を充電するに足る電荷の移動
が有れば、その後転写電流が流れないために転写不能に
なることは先に記したが、本発明に用いられる導電体ベ
ルトにおいては時定数に従った放電が成されること、お
よび転写手段通過時は抵抗成分を通して転写電流が流れ
るために転写を補助することができる。
ここで、本発明における転写・搬送装置においては上記
転写用コロナ帯電器12の設置する位置に配慮が加えら
れる。すなわち、第1図に示すように前記転写手段5が
位置する転写部位におけるトナー像保持体となるドラム
lと転写材搬送ベルト9の接触部の走行上流側の接点1
9とドラム1の曲率の中心20を結んだ線上あるいは線
上の上流側に転写用コロナ帯電器12の帯電線21が位
置することが望ましい。本発明に従えば、さらに次の構
成が本質的に付加される必要がある。すなわち、転写材
搬送ベルト9の転写手段5の上流側で、かつロール10
の接地部位の下流側に配置され転写材8に電導接触する
部材14と、転写材搬送ベルト9の裏面側で、かつ電導
接触部材14に対向する位置に付設され、転写帯電器1
2と同極性の直流高圧電源16に接続されたコロナ帯電
器15より成る転写材密着手段となる構成である。電導
接触部材14としては、例えばステンレス細線を束ねて
ブラシ状としたもの、あるいはカーボン繊維を束ねてブ
ラシ状にしたもの、支点に支えられた電導性ロールなど
で構成されてよい。ここでは、上記ステンレス細線をブ
ラシ状にしたものを利用して転写材8の表面に摺擦させ
接地した。なお、電導接触部材14は、適当なバイアス
を印加されてもよい。上記転写用コロナ帯電器12に加
えられた設置位置の条件と、この付加された構成によっ
て、電導接触部材14から転写材8と転写材搬送ベルト
9に電荷を注入し転写材8と転写材搬送ベルト9を静電
気力で密着させたのち、前記転写部位に転写材8を配送
させ、この転写材8が転写部位に突入する前段において
トナー像保持体1と転写材8間の空隙放電を利用して転
写材8と転写材搬送ベルト9に再度電荷を注入するため
に、転写材8と転写材搬送ベルト9の密着力は、トナー
像保持体1と転写材8の密着力より常に大きく保つこと
ができ、ドラム1からの転写材分離性鎖性を大幅に改善
することが可能となる。この点について、さらに詳述す
る。転写材8、例えば紙などが給紙手段(図示せず)に
よって搬送ベルト9と電導接触部材14の間に給紙ささ
れたとき、コロナ帯電器15の作用により電導接触部材
14から転写材8−転写材搬送ベルト9に電荷が注入さ
れ、この結果予め転写材8とベルト9を静電的吸着力に
よって密着させることができる。
しかしながら、前記ベルトの放電時定数の影響によって
この密着力は除々に低下する。この間、ベルト9の走行
によって転写材8が転写部位に搬送されたとき、転写用
コロナ帯電器12の作用によりドラム1から転写材8→
ベルト9に再び電荷が注入され転写材8とベルト9の密
着力が増大する。
しかし、同時にドラム1と転写材8間にも密着力が発生
し後者の密着力が大きくなれば必然的に転写材分離不良
が生ずる。従って、転写材8とベルト9間のみに電荷注
入電流を多く印加する必要があり、転写材8とベルト9
が密着し転写材8とドラム1間にまだ空隙が存在する間
にこの空隙間の放電電流を利用して、転写材8−ベルト
9に電荷を注入して密着力の増加を図るものである。こ
のような作用を働かせるための空隙放電が発生するため
には転写用コロナ帯電器12により転写材搬送ベルト9
が帯電されその表面電位が少なくともドラム1の表面電
位との間で1000 V以上、安定な放電を得ようとす
れば1300 V程度の電位差が求められ、これを満た
すために、上記ドラム1と転写材搬送ベルト9に密着し
た転写材8の間の空隙部分の電界が大きく取れるように
転写用コロナ帯電器12の設置位置が定められる。また
、ここで、上記の効果を保つためには、電導接触部材1
4から転写材8−ベルト9に注入される電荷によって、
少なくとも上記転写部位に至るまではベルトと転写材が
密着していることが条件であり、このことからベルトの
放電時定数が余りに小さいものは好ましくない。特に、
転写部位と電導接触部材14の距離が大きい場合はベル
トが走行しているとは言え、ベルトの時定数によって転
写部位に達するまでに注入した電荷が放電するために、
ベルトの放電時定数とともにコロナ帯電器からベルト−
転写材に流れる電流を、より大きく流してその効果の減
少を防ぐべきである。他方、上記ドラム1と転写材8間
の空隙電位差が大きく成りすぎると、転写前トナー像の
飛翔が生じて画像部れを招くので、この電位差を調整す
る意味で、上記電流が過大に流れることの無いよう配慮
される必要がある。コロナ帯電器15から流れ込む電流
は、電導接触部材14を抵抗を通して接地する、バイア
スを印加する、高圧電源16の電圧を調整するなどのこ
とで制御することができる。搬送ベルト9の体積抵抗率
は、上記放電時定数を所望の値に設定し、転写材分離性
を保持するために決められている。なお、体積抵抗率は
、高くすると選択できる構成材料が少なくなる上に、必
要以上に放電時定数が上昇し除電手段を設けねばならな
くなる恐れが生ずる。他方、低い場合には時定数が小さ
くなる上にドラムに流れる転写電流が遮断されて転写不
良を招(ことや、コロナ放電によってコロナ帯電器に面
している裏面が劣化し抵抗値が吸湿時に降下するので、
これらのことを見込んで決められる。
なお、最近レーザプリンタなどの電子写真プロセスを利
用したプリンタにおいては、反転現像を行うためにドラ
ム1の帯電極性とは逆の極性で転写用コロナ帯電器を用
いるために、例えばセレン感光体では、その整流性のた
めに負極帯電すると過大なドラム電流が流れドラムの劣
化を招きかねないが、本発明に用いられる転写材搬送ベ
ルトを中間に挟み込んで帯電される場合はベルトの抵抗
成分による緩衝作用によりドラム電流を減することが可
能であり、この作用を働かせるためにはベルトが厚い方
が好ましく、0.4鶴以上が望ましい。
他方、厚すぎる場合は機械的搬送時に表面応力が大きく
なるため、表面劣化や微細な搬送速度の乱れが生じ易く
、従って、1.5n程度に抑えられるべきである。より
望ましくは0.6N〜1.0flである。
本発明に従う転写・搬送装置は、以上の構成になるもの
である。本装置において、20℃、65%の温湿度の環
境下で以下のような実験を行い、本発明の効果を確認し
た。即ち、本転写・搬送装置を適用したのはレーザビー
ムスキャナを露光光学系に使用した電子写真プリンタで
あり、A4判転写材が横送りの状態にて転写・搬送装置
に登載出来るものである。このプリンタにおいて、トナ
ー像保持体となる感光体ドラムは径150鶴のセレン・
テルル感光体で、感光体ドラムの周速や搬送ベルトにお
ける転写材搬送速度は上記したように160w/sec
、、感光体の潜像は反転現像方式によって正極トナーで
顕像化され、高圧直流電源13は−6,3Kvでコロナ
帯電器12により転写材上に転写した。
この時、転写用コロナ帯電器12の設置位置はドラム1
と転写材搬送ベルト9の接触部の走行上流側の接点19
とドラム1の曲率の中心20を結んだ線上に転写用コロ
ナ帯電器12の帯電線21が位置するように設定され、
この位置から電導接触部材14までの距離は25mに設
定した。この距離は、ベルトの放電時定数から十分に電
荷を保持し得ている距離である。転写材上に転写された
トナーは加熱定着器17によって定着されたが、その定
着器の加熱ヒートロールとバックアップロールの線圧は
1.5kg/cm、ヒートロール温度180℃、転写材
はA4判で繊維の目の方向が転写材の長手方向に垂直で
、坪量130g、含有水分量8.5%の紙を用い、最初
に電導接触部材14およびコロナ帯電器15を付加せず
に連続片面2回プリントを100枚行い排紙トレイ18
にて回収した。この時、片面2回目複写において78枚
のドラムからの転写材分離不良が発生した。なお、この
時ドラムからベルトに流れ込む転写電流は初回のプリン
ト時は50μA、2回目は転写紙の水分が加熱定着時に
減少し抵抗値が上昇したため35μAであった。次に、
転写材密着手段となる電導接触部材14およびコロナ帯
電器15を付加して高圧電源から−6,OK vを印加
し連続片面2回プリントを同様に100枚行い排紙トレ
イにて回収した。この時、ドラムからの転写紙分離不良
は皆無であった。なお、ドラムへの転写電流は、上記と
ほぼ同じ値であるが、接地された電導接触部材14にベ
ルトから流した電流は初回プリント時に22μA、2回
目プリント時は15μAであった。次に上記と同様の条
件において、転写用コロナ帯電δ12の帯電線21の位
置をベルト走行下流側に7龍移動しベルトとドラムの上
流側接点と下流側接点のほぼ中央に変えて同様の実験を
行った結果、転写材密着手段が動作していない場合は連
続片面2回プリントで84枚の転写材分離不良が発生し
、転写材密着手段を動作させた場合は6枚の転写材分離
不良が発生した。さらに、転写用コロナ帯電器12の帯
電線21の位置をベルト走行下流側に7鶴移動しベルト
とドラムの下流側接点とドラム1の曲率の中心20を結
んだ線上に転写用コロナ帯電器12の帯電線21が位置
するように変え、て同様の実験を行った結果、転写材密
着手段が動作していない場合は連続片面2回プリントで
95枚の転写材分離不良が発生し、転写材密着手段を動
作させた場合は18秋の転写材分離不良が発生した。他
方、転写用コロナ帯電器12の位置を最初の位置よりベ
ルト走行上流側に3fi及び7m移動し転写材密着手段
を動作させて転写材分離特性を調査したところ、片面2
回のプリント実験において、転写材分離不良は皆無であ
ったが、7+n移動した場合は転写電流が低下し転写不
良を招く状態となった。従って、ベルト走行上流側に移
動する場合であっても、転写の状態を考慮して移動され
る必要がある。
発明の効果 本発明によれば、転写部位上流側に設けられたコロナ帯
電器から搬送ベルトを通して転写材−電導接触部材へ電
流を流し、予め十分に転写材とべルトに電荷を付与して
密着させ、その後再度ドラム転写材間の空隙放電を利用
して密着された転写材ベルト間に電荷注入電流を印加す
ることから、搬送ベルトと転写材の静電的密着力はトナ
ー像保持体と転写材の静電的密着力より常に大きく保た
れ、トナー像保持体からの転写材の分離性は信鎖性の高
いものとなり、転写材の搬送性が極めて安定したものと
する効果を奏するものであり、工業的価値の大なるもの
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う転写・搬送装置を登載した電子
写真プリンタの横断面図、第2図、第3図、第4図及び
第5図は、公知の静電気力を利用した転写材の搬送装置
の概略図である。 1・・・・・・ドラム、4・・・・・・現像部、5・・
・・・・転写手段、8・・・・・・転写材、9・・・・
・・搬送ベルト、12・・・・・・転写用コロナ帯電器
、13.16・・・・・・直流高圧電源、14・・・・
・・電導接触部材。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 °ほか1名憎へ 警へ 鴨2 !lNj 手続補正書 昭和63年2月ダ日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電体より構成された無端状の転写材搬送ベルト
    を支持・伸張して一定方向に回転走行する手段と、転写
    材搬送ベルトの表面側において曲率を有するトナー像保
    持体と転写材搬送ベルトで転写材を挟持しつつ裏面側に
    コロナ帯電器を有しトナー像を転写材に転写する転写手
    段と、転写材搬送ベルトの一部分を接地する接地手段と
    、転写材搬送ベルトの転写手段が位置する転写部位の走
    行上流側で、かつ接地手段が位置する接地部位の下流側
    に配置され転写材に電導接触する部材と転写材搬送ベル
    トの裏面側で、かつ電導接触部材に対向する位置に付設
    されたコロナ帯電器とを有し、前記電導接触部材と転写
    材搬送ベルトの間に転写材を挿入して転写材と転写材搬
    送ベルトに電荷を注入し転写材を転写材搬送ベルトに静
    電気力で密着させる転写材密着手段とを具備し、転写材
    を前記転写材密着手段を通過させた後、前記転写部位に
    搬送させ、この転写材が転写部位に突入する前段におい
    てトナー像保持体と転写材間の空隙放電を利用して転写
    材と転写搬送ベルトに再度電荷を注入することを特徴と
    する転写・搬送装置。
  2. (2)トナー像保持体と転写材搬送ベルトの接触部の走
    行上流側の接点とトナー像保持体の曲率の中心を結んだ
    線上あるいは線上の転写材搬送ベルト走行上流側に転写
    用コロナ帯電器の帯電線が位置すること特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の転写・搬送装置。
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