JPH01121879A - 転写・搬送装置 - Google Patents

転写・搬送装置

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JPH01121879A
JPH01121879A JP62280018A JP28001887A JPH01121879A JP H01121879 A JPH01121879 A JP H01121879A JP 62280018 A JP62280018 A JP 62280018A JP 28001887 A JP28001887 A JP 28001887A JP H01121879 A JPH01121879 A JP H01121879A
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JP
Japan
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transfer material
transfer
belt
toner image
corona charger
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Application number
JP62280018A
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English (en)
Inventor
Junko Ueda
純子 上田
Sankichi Shinoda
三吉 信太
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01121879A publication Critical patent/JPH01121879A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、転写材を静電気的に支持・搬送して転写材に
物理的または化学的な手段によってトナー像保持体上の
トナー像を転写する転写・搬送装置に関するものである
従来の技術 電子写真複写装置や電子写真プリンタでは転写材の搬送
をより確実なものとするために、誘導体等の絶縁性部材
でベルトを構成し、これに転写材を静電気的に密着させ
て搬送する手段が知られている。
米国特許3,357,325号公報では転写材の吸着と
転写にコロナ放電器を用いており、誘電体単層のベルト
を使用した方式を提案している。第2図に提案例の概略
図を示す。20はドラム状のトナー像保持体、21は誘
電体単層ベルト、22.23は誘電体ベルト21を支持
・伸張し回転するためのロールである。24は転写材2
5を導くためのロールである。
26は転写材25を静電気力によって誘電体ベルト21
に吸着させるためのコロナ放電器、27は像支持体20
から転写材25にトナー像を転写するためのコロナ放電
器である。
特開昭54−58034号公報には、上記の例における
転写材吸着用コロナ帯電器の削除された提案が示されて
いる。ベルト構成材料の抵抗値によって提案の内容が二
つに分かれており、1つは抵抗値範囲が10口〜101
3Ω・cmの場合、他は抵抗値範囲が10′3Ω・C+
m以上でベルト厚さが150μ以下でかつ飽和帯電電位
が2500 V以下の場合である。第3図に提案例の概
略図を示す、コロナ帯電器28により帯電されたドラム
29を光学系30により露光し潜像を形成し、現像器3
1によりトナー像を形成する。
トナー像は分離ベルト装置32のベルト33により搬送
される転写材34に直流電源35と接続された転写コロ
ナ帯電器36により転写される。ベルト33は転写材3
4を搬送復交流またはベルト帯電極性と逆極性のコロナ
帯電器37によって除電される。そして、ドラムからの
転写材の分離性を補助するために、第4図に示すように
転写コロナ帯電器36の1〜10KVの直流電源35に
直列に1〜l0KVの交流電源38を接続する方法、あ
るいは第5図に示すように転写コロナ帯電器36の横に
交流または帯電極性と逆極性の直流電源である分離電源
39に接続された分離コロナ帯電器40を配置する方法
を示している。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、米特許3,357.325号公報の提案
ではベルトは誘電体単層であり、実用的なベルトの厚さ
を確保するとすれば帯電させ得る電荷量には限度がある
。ベルトの容量Cは、誘電率をε、ベルト厚さをdとす
れば、単位面積当りの容fICはC−ε/dで与えられ
るからトナー像保持体となる感光体ドラムの表面容量と
同程度の容量として100pF程度の容量を得ようとす
れば通常の有機ベルト材(ε−2〜4)を使用して、そ
の厚さは20〜40μとなる。この厚さでは搬送ベルト
としての実用的な強度が弱く、従って、数100μの厚
さのベルトとすれば十分な容量を取ることができず、ベ
ルトの電荷保持量が少ないために、転写位置に転写専用
のコロナ帯電器27を設けているものの、転写能力に弱
い面がある。この点については上記特開昭54−580
34号公報にも述べている通りであり、また連続使用す
る場合、ベルト表面電位が上昇し、これまた特開昭54
−58034号公報に示す欠点が生じて実用的ではない
。加えて、有機材料に長時間コロナ放電を照射すると表
面層の分子構造に変質層が発生し、吸湿すると表面抵抗
が大幅に降下し電荷保持性が失われるので、この点にお
いても弱点の見受けられる方式である。他方、特開昭5
4−58034号公報の提案は、抵抗値範囲が1013
以上でベルト厚さが150μ以下でかつ飽和帯電電位が
2500 V以下の場合についていえば、連続使用にお
けるベルト表面電位の上昇は除電用コロナ帯電器を設け
て防止しているものの第3図の例について言えばコロナ
帯電器36からドラム29へ流れる電流は、ベルト33
−転写材34→ドラム29と流れ、ベルトと転写材の吸
着力は転写材とドラムの吸着力と同じ力を示すものであ
り、従って転写材がドラムから分離し易い力は何等生ず
る要素は認められない。分離するとすればドラムの曲率
に抗した転写材の曲げられまいとする剛性程度のもので
あり、転写材の剛性が小さい場合やドラム径が大きい場
合は分離する確率は相半ばしたものとなる。また転写材
の剛性が大きい厚手の転写材であっても、最近多用され
始めているモノカラー複写装置では、転写材が紙であっ
て、同一複写面に複数回にわたってカラー合成複写され
ると、この種の複写装置に使用されている加熱ロール式
定着器の影響によって加熱ロール側転写材複写面の水分
がバックアップロール側転写材の水分より少なくなるた
めに表面抵抗値が上昇しドラムと転写材の密着力がベル
トと転写材の密着力より大きくなるために、複数回目の
複写において分離不良が発生することがしばしば見受け
られる。このため、分離性を補助するために第4図ある
いは第5図に示す提案もなされているが、これらの提案
はいずれもトナー像の転写性を減する方向の提案であり
、特に転写材が紙であって吸湿し抵抗値が低下している
場合は転写不良を招くものである。また、抵抗値範囲が
10” −10”Ω・C11の場合でも上記と同様に転
写材の分離性については、特に優れた要素はなく抵抗値
範囲がIQIIΩ・C−以上でベルト厚さが150μ以
下の場合と同じである。
本発明は上記問題点に鑑み、帯電装置に特別の手段を用
いることなく、搬送ベルトと転写材の間の帯電特性を有
効に用いて転写材の強力な分離・搬送性を実現し、複雑
な高圧電源を用いることなく良質の転写画像を得る転写
・搬送装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題を解決するために導電体より構成さ
れた無端状の転写材搬送ベルトを支持・伸張して一定方
向に回転走行する手段と、転写材搬送ベルトの表面側に
おいて曲率を有するトナー像保持体と転写材搬送ベルト
で転写材を挟持しつつ裏面側に転写用コロナ帯電器を有
しトナー像を転写材に転写する転写手段と、転写材搬送
ベルトの一部分を接地する接地手段と、転写材搬送ベル
トの転写手段が位置する転写部位の走行上流側で、かつ
接地手段の位置する接地部位の下流側に配置され転写材
に電導接触する部材と転写材搬送ベルトの裏面側で、か
つ電導接触部材に対向する位置に付設されたコロナ帯電
器とを有し、前起電導接触部材と転写材搬送ベルトの間
に転写材を挿入して転写材と転写材搬送ベルトに電荷を
注入し転写材を転写材搬送ベルトに静電気力で密着させ
る転写材密着手段とを具備し、転写材を前記転写材密着
手段を通過させた後、前記転写部位に搬送させ、この転
写材の先端がトナー像保持体と転写材搬送ベルトの接触
部の走行下流側の接点を通過した後に、上記転写用コロ
ナ帯電器に高電圧を印加し転写手段を作動させる構成を
採るものである。
作用 本発明は、上記構成を採ることにより、まず転写部位上
流側に設けられた転写材密着手段におけるコロナ帯電器
から搬送ベルトを通して転写材−電導接触部材へ電流を
流し、予め十分に転写材とベルトに電荷を付与して密着
させ、その後転写部位に転写材を搬送させ通過する際に
、転写材の先端がトナー像保持体と転写材搬送ベルトの
接触部の走行下流側の接点を通過し、上記密着力によっ
て転写材先端がトナー保持体から分離した後に転写用コ
ロナ帯電器を動作させることから、トナー像保持体と転
写材の先端に静電的密着力が働く以前にトナー像保持体
から転写材を分離しているために、トナー像保持体から
の転写材の分離性は極めて信顛性の高いものとなる。
実施例 以下、本発明の転写・搬送装置について一実施例を示す
図面を参照して説明する。第1図は、本発明の実施例に
おける転写・搬送装置の横断面を示すものである。第1
図において、1は回転可能な曲率を有するドラム状のト
ナー像保持体(以下、単にドラムと称する。)であり、
例えばアルミニウム等のドラム状の導体支持体上にセレ
ン等の感光性の誘電体層を設けたものである6通常この
導体支持体は接地されている。まず、このドラム1は主
コロナ帯電器2により均一に帯電され、次段の露光光学
系3で原稿に即した光が図示しない手段、例えばレンズ
等を通ってドラムlに結像される。この時、−様に帯電
が施されているドラム表面において光に曝された部分の
電荷は感光層裏面の導体支持体に誘起されている逆極性
の電荷と中和することにより消失し、原稿の明暗に対応
する電荷のパターン、即ち潜像が形成される。この潜像
は引き続く現像部4にて微細な絶縁性帯電粒子(以下ト
ナーと呼称する。)を静電気力により付着させ、顕像可
視化される。こうして得られたドラム1上のトナー像は
転写手段5にて、前記トナー像とタイミングを合わせて
搬送されてくる転写材8に静電気的に転写され、ドラム
1上の残余のトナーはクリーニング部6にてブレード等
の手段により払拭された後、除電部7で−様な除電光を
照射されドラム1の除電が行われて次段のプロセスに備
えられる。
次に、上記した一般的に公知なトナーを用いた印写プロ
セスに適用される本発明に従う紙などの転写材の転写・
搬送装置について詳述する。第1図において、搬送ベル
ト9は体積抵抗率が8X10”Ω・Cl11の導電体よ
り構成されたカーボン分散型ポリウレタン樹脂を周長3
80鶴層厚0.8+nの無端状ベルトに成形したものを
用いた。搬送ベルト9の電荷放電時定数は、先に記した
ように容量成分がC−ε/d、抵抗成分Rは抵抗率をρ
とすれば、R=ρdで与えられるから時定数CR−ερ
となり、ここで用いられる搬送ベルトの時定数は、ε=
3として約0.21秒となる。従って、0.21秒すれ
ば帯電電荷の70%以上は放電するからベルトの同一カ
所がこの時間以内に転写手段5を通過しなければ従来例
に見られる除電用のコロナ帯電器は必要としない。搬送
ベルトの抵抗率は、この時定数を実用的に除電帯電器を
必要としない範囲及び後述の放電時定数が短すぎて本発
明の効果が損なわれることのない範囲によって決められ
る。なお、ベルトの構成は、上記した単層ベルトでも良
く、またベルト表面層に不用なトナーが何等かのトラブ
ルによって付着した場合にクリーニングしやすいように
摩擦係数の低いポリエステル系樹脂や、弗素系樹脂を利
用し2層構成としても良いが、ベルトの放電時定数は上
記した点を考慮して選定される必要がある。
上記転写材搬送ベルト9はロール10.11により支持
され、バネ等の張力により図示しない手段により伸張さ
れる。これらロールは表面が導体で形成されており、ベ
ルト9の裏面側を通じて接地されている。これには状況
に応じて適当なバイアスを印加してもよい、ベルト9は
図示しない回転駆動手段によりロール10または11を
駆動することにより転写手段5が位置する転写部位にお
ける回転走行の方向がドラムlと同一で且つ周速を一致
させて回転される。ここでは、ドラム周速160m/秒
とした。従って、約2.4秒でベルトが一周する。
転写材搬送ベルト9の転写部位の内側には転写用コロナ
帯電器12が設置されトナーと逆極性の直流高圧電源1
3により高圧電圧が印加され転写材8に対するトナーの
転写を行わしめている。これは例えばトナーが正帯電で
あれば転写用コロナ帯電器12は負極であってベルト9
の裏面部の負の帯電に対して正の帯電を施すべく転写電
流が流れ、この正電荷の移動に基づいてドラム1の表面
のトナーをベルト9側に転写するものである。誘電体ベ
ルトではベルトの容量成分を充電するに足る電荷の移動
が有れば、その後転写電流が流れないために転写不能に
なることは先に記したが、本発明略こ用いられる導電体
ベルトにおいては時定数に従った放電が成されること、
および転写手段通過時は抵抗成分を通して転写電流が流
れるために転写を補助することができる。
ここで、本発明における転写・搬送装置においては上記
転写用コロナ帯電器12の動作に対して配慮が加えられ
る。すなわち、第1図に示すように転写手段5が位置す
る転写部位においてトナー像保持体となるドラム1と転
写材搬送ベルト9の接触部の走行下流側の接点19を転
写材8の先端が通過した時点にコロナ帯電器12に高圧
直流電源13より高電圧を印加する事である。本発明に
従えば、さらに次の構成が本質的に付加される必要があ
る。
すなわち、転写材搬送ベルト9の転写手段5の上流側で
、かつロール10の接地部位の下流側に配置され転写材
8に電導接触する部材14と、転写材搬送ベルト9の裏
面側で、かつ電導接触部材14に対向する位置に付設さ
れ、転写帯電器12と同極性の直流高圧電源16に接続
されたコロナ帯電器15より成る転写材密着手段となる
構成である。電導接触部材14としては、例えばステン
レス細線を束ねてブラシ状としたもの、あるいはカーボ
ン繊維を束ねてブラシ状にしたもの、支点に支えられた
電導性ロールなどで構成されてよい。ここでは、上記ス
テンレス細線をブラシ状にしたものを利用して転写材8
の表面に摺擦させ接地した。なお、電導接触部材14は
、適当なバイアスを印加されてもよい、この付加された
構成の働きは電導接触部材14から転写材8と転写材搬
送ベルト9に電荷を注入し転写材8と転写材搬送ベルト
9を静電気力で密着させるものであり、密着させた後、
前記転写部位に転写材8を搬送させ、この転写材8の先
端がトナー像保持体となるドラム1と転写材搬送ベルト
9の接触部の走行下流側の接点19を通過した時点にコ
ロナ帯電器12に高圧直流電源13より高電圧を印加し
、転写材先端にコロナ帯電器12の動作による転写材8
がドラム1から分離することを妨げるドラム1と転写材
8間の密着力が発生しないうち転写部位を通過させ、こ
れによってドラム1からの転写材分離性鯨性を大幅に改
善することが可能となる。この点について、さらに詳述
する。転写材8、例えば紙などが給紙手段(図示せず)
によって、搬送ベルト9と電導接触部材14の間に給紙
されたとき、コロナ帯電器15の作用により電導接触部
材14から転写材8−転写材搬送ベルト9に電荷が注入
され、この結果予め転写材8をベルト9に静電的吸着力
によって密着させることができる。しかしながら、前記
ベルトの放電時定数の影響によってこの密着力は除々に
低下する。この間、ベルト9の走行によって転写材8が
転写手段5が位置する転写部位に搬送されたとき、転写
用コロナ帯電器12の作用によりドラム1から転写材8
−ベルト9に再び電荷が注入され転写材8とベルト9の
密着力が増大する。しかし、同時にドラム1と転写材8
間にも密着力が発生し後者の密着力が大きくなれば必然
的に転写材分離不良が生ずる。
従って、転写用コロナ帯電器12の動作を停止して転写
材8とドラム1間に密着力が発生しないようにすればド
ラム1からの転写材8の分離は確実に行われる訳である
が、この場合はトナー像の転写が不能になるので、転写
材8の先端部にわずかに転写不能状態を作り、先端部を
確実にドラム1から分離させた後、トナー像の転写を可
能とし転写材先端部とベルト9間の密着力でその後のド
ラムからの分離を図るものである。
このような作用を働かせるためには、転写材の転写部位
を通過するタイミングと転写用コロナ帯電器12に高圧
直流電源13から高圧を印加するタイミングを同期させ
る必要があり、先の転写不能領域が転写材先端部に2f
1以上設けることが出来れば、搬送ベルト9の放電時定
数、転写材密着手段における注入電荷量条件の兼ね合い
で分離効果を得ることが可能である。特に、上記の効果
を保つためには、電導接触部材14から転写材8−ベル
ト9に注入された電荷によって、少なくとも上記転写部
位5に至るまではベルト9と転写材8が密着しているこ
とが条件であり、このことがらベルト9の放電時定数が
余りに小さいものは好ましくない。特に、転写部位と電
導接触部材14の距離が大きい場合はベルト9が走行し
ているとは言え、ベルト9の時定数によって転写部位に
達するまでに注入した電荷が放電するために、ベルトの
放電時定数とともにコロナ帯電器15からベルト9→転
写材8に流れる電流を、より大きく流してその効果の減
少を防ぐべきである。コロナ帯電器15から流れ込む電
流は、電導接触部材14を抵抗を通して接地する、バイ
アスを印加する、高圧電源16の電圧を調整するなどの
ことで制御することができる。
また、搬送ベルト9の体積抵抗率は、上記放電時定数を
所望の値に設定し、転写材分離性を保持するために決め
られている。なお、体積抵抗率は、高くすると選択でき
る構成材料が少なくなる上に、必要以上に放電時定数が
上昇し除電手段を設けねばならなくなる恐れが生ずる。
他方、低い場合には時定数が小さくなる上にドラムに流
れる転写電流が遮断されて転写不良を招くことや、コロ
ナ放電によってコロナ帯電器に面している裏面が劣化し
抵抗値が吸湿時に降下するので、これらのことを見込ん
で決められる。
なお、最近レーザプリンタなどの電子写真プロセスを利
用したプリンタにおいては、反転現像を行うためにドラ
ム1の帯電極性とは逆の極性で転写用コロナ帯電器を用
いるために、例えばセレン怒光体では、その整流性のた
めに負極帯電すると過大なドラム電流が流れドラムの劣
化を招きかねないが、本発明に用いられる転写材搬送ベ
ルトを中間に挟み込んで帯電される場合はベルトの抵抗
成分による緩衝作用によりドラム電流を減することが可
能であり、この作用を働かせるためにはベルトが厚い方
が好ましく、0.4mm以上が望ましい。
他方、厚すぎる場合は機械的搬送時に表面応力が大きく
なるため、表面劣化や微細な搬送速度の乱れが生じ易く
、従って、1.5fi程度に抑えられるべきである。よ
り望ましくは0.6寵〜1.OIImである。
また、上記したような転写材の搬送状態と転写用コロナ
帯電器の動作を同期させて働かせるためには、最近にお
ける公知の印写装置においては、前記した電子写真プロ
セスの各要素の動作同期を含めてマイコンを利用したシ
ーケンス制御回路にて司られており、本実施例において
は転写材供給用タイミングロール(図示せず)の作動タ
イミングを調整して容易に行うことができる。
本発明に従う転写・搬送装置は、以上の構成になるもの
である。本装置において、20℃、65%の温湿度の環
境下で以下のような実験を行い、本発明の効果を確認し
た。即ち、本転写・搬送装置を適用したのはレーザビー
ムスキャナを露光光学系に使用した電子写真プリンタで
あり、A4判転写材が横送りの状態にて転写・搬送装置
に登載出来るものである。このプリンタにおいて、トナ
ー像保持体となる感光体ドラムは径150flのセレン
・テルル感光体で、感光体ドラムの周速や搬送ベルトに
おける転写材搬送速度は上記したように160w/sB
(、、、感光体の潜像は反転現像方式によって正極トナ
ーで顕像化され、高圧直流電源13は−6,3KVでコ
ロナ帯電器12により転写材上に転写した。
この時、転写用コロナ帯電器12の設置位置はドラム1
と転写材搬送ベルト9の接触部の略中央部下に設定され
、この位置から電導接触部材までの距離は30+nに設
定した。この距離は、ベルトの放電時定数から十分に電
荷を保持し得ている距離である。転写材上に転写された
トナーは加熱定着器17によって定着されたが、その定
着器17の加熱ヒートロールとバックアップロールの線
圧は1.5kg/国、ヒートロール温度180℃、転写
材はA4判で繊維の目の方向が転写材の長平方向に垂直
で、坪量130g、含有水分量8.5%の紙を用い、最
初に転写材の搬送に転写用コロナ帯電器12の動作を同
期させずに連続作動させ、電導接触部材14およびコロ
ナ帯電器15も付加せずに連続片面2回プリントを10
0枚行い排紙トレイ18にて回収した。この時、片面2
回目プリントにおいて84枚のドラムからの転写材分離
不良が発生した。なお、この時ドラムからベルトに流れ
込む転写電流は初回のプリント時は51μA、2回目は
転写紙の水分が加熱定着時に減少し抵抗値が上昇したた
め37μAであった。次に、電導接触部材14およびコ
ロナ帯電器15を付加して高圧電源から−6,OKVを
印加するとともに、ドラム1と転写材搬送ベルト9の接
触部の走行下流側接点19より転写材先端が2■出た時
点で高圧直流電源13から高電圧を転写用コロナ帯電器
12に印加し、転写材が上記接点19を通過したときに
高電圧の印加を停止して、転写材の搬送に同期させてコ
ロナ帯電器12を、動作させ、連続片面2回プリントを
同様に100枚行い排紙トレイにて回収した。この時、
ドラムからの転写紙分離不良は8枚であった。なお、ド
ラムへの転写電流は、上記とほぼ同じ値であるが、接地
された電導接触部材14ヘベルトから流した電流は初回
プリント時に21μA、2回目プリント時は15μAで
あった。上記と同様の条件において、ドラム1と転写材
搬送ベルト9の接触部の走行下流側接点19より転写材
先端が4fl出た時点で高圧直流電源13を作動させ連
続片面2回プリントを行った結果、転写部位分離不良が
皆無であった。
発明の効果 本発明によれば、転写部位上流側に設けられたコロナ帯
電器により搬送ベルトを通して転写材−電導接触部材へ
電流を流し、予め十分に転写材とベルトに電荷を付与し
て密着させ、その後転写部位を転写材が通過する時転写
材の先端にドラムとの静電的密着力が生じないようにし
たものであるから、トナー像保持体からの転写材の分離
性は信転性の高いものとなり、転写材の搬送性が極めて
安定したものとする効果を奏するものであり工業的価値
の大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う転写・搬送装置を登載した電子
写真プリンタの横断面図、第2図、第3図、第4図及び
第5図は、公知の静電気力を利用した転写材の搬送装置
の概略図である。 1・・・・・・ドラム、4・・・・・・現像部、5・・
・・・・転写手段、8・・・・・・転写材、9・・・・
・・搬送ベルト、12・・・・・・転写用コロナ帯電器
、13.16・・・・・・直流高圧電源、14・・・・
・・電導接触部材。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名31−  
ドラム 35−゛ベルト 3B−車立写コロア帯U 帯」牝Δ 手続補正書 昭和63年2月70日 昭和62年特許願第280018号 2発明の名称 転写・搬送装置 3補正をする者 事件との関係      特  許  出   願  
人住 所  大阪府門真市大字門真1006番地名 称
 (582)松下電器産業株式会社代表者      
 谷   井   昭   雄4代理人 〒571 住 所  大阪府門真市大字門真1006番地松下電器
産業株式会社内 f・−1j5.b 14−(溝十)鯉舒公

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 導電体より構成された無端状の転写材搬送ベルトを支持
    ・伸張して一定方向に回転する手段と、転写材搬送ベル
    トの表面側において曲率を有するトナー像保持体と転写
    材搬送ベルトで転写材を挟持しつつ裏面側にコロナ帯電
    器を有しトナー像をを転写材に転写する転写手段と、転
    写材搬送ベルトの一部分を接地する接地手段と、転写材
    搬送ベルトの転写手段が位置する転写部位の上流側で、
    かつ接地手段の位置する接地部位の下流側に配置され転
    写材に電導接触する部材と転写材搬送ベルトの裏面側で
    、かつ電導接触部材に対向する位置に付設されたコロナ
    帯電器とを有し、前記電導接触部材と転写材搬送ベルト
    の間に転写材を挿入して転写材と転写材搬送ベルトに電
    荷を注入し転写材を転写材搬送ベルトに静電気力で密着
    させる転写材密着手段とを具備し、転写材を前記転写材
    密着手段を通過させた後、前記転写部位に搬送させ、こ
    の転写材の先端がトナー像保持体と転写材搬送ベルトの
    接触部の走行下流側の接点を通過した後に、上記転写用
    コロナ帯電器に高電圧を印加し転写手段を作動させるこ
    とを特徴とする転写・搬送装置。
JP62280018A 1987-11-05 1987-11-05 転写・搬送装置 Pending JPH01121879A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992018912A1 (en) * 1991-04-12 1992-10-29 Hitachi, Ltd. Electrophotographic recording device
US5321477A (en) * 1991-04-12 1994-06-14 Hitachi, Ltd. Image forming apparatus capable of preventing the winding on the image carrier

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WO1992018912A1 (en) * 1991-04-12 1992-10-29 Hitachi, Ltd. Electrophotographic recording device
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