JPH01117854A - 5−アセチル−2−アルキルベンゼンスルホンアミドの製造法 - Google Patents

5−アセチル−2−アルキルベンゼンスルホンアミドの製造法

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JPH01117854A
JPH01117854A JP27658287A JP27658287A JPH01117854A JP H01117854 A JPH01117854 A JP H01117854A JP 27658287 A JP27658287 A JP 27658287A JP 27658287 A JP27658287 A JP 27658287A JP H01117854 A JPH01117854 A JP H01117854A
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五田 博
Masao Kawamura
河村 昌男
Kunioki Kato
邦興 加藤
Makoto Sato
誠 佐藤
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Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、5−7セチルー2−アルキルベンゼンスルホ
ンアミドの新規な製造方法に関する。
5−アセチル−2−アルキルベンゼンスルホンアミドは
心臓薬として知られるフェニルエタノールアミン誘導体
製造の中間原料として有用な化合物である。
(従来の技術) 従来5−アセチル−2−アルキルベンゼンスルホンアミ
ドを製造する方法は種々知られている。
例えば、インディアンジャーナルオブケミストリ−(I
ndian、 J、 Chem、)  188 277
〜279 (1979)には下に示すよりに4−メチル
アセトフェノンをクロロホルム中でクロルスルホン酸と
加熱反応させて5−アセチル−2−メチルベンセンスル
ホニルクロライドとなしこれをアンモニアと反応させて
5−アセチル−2−メチルベンゼンスルホンアミドを得
る方法が記載されているが、その収率は30%と低い。
また、西独公開特許公報第2843016号には3−ア
ミノ−4−メチルアセトフェノンを低温でジアゾ化した
後、氷酢酸中で塩化銅の存在下に亜硫酸ガスと反応させ
て5−アセチル−2−メチルベンゼンスルホニルクロラ
イドとなし、これをアンモニアと反応させて5−アセチ
ル−2−メチルベンゼンスルホンアミドを製造する方法
が記されているが原料が高価な上、ジアゾ化反応は低濃
度で行うため容積効率が悪くかつ全体の工程が長いため
工業的に有利な反応とは云えない。
また、先に本出願人が、出願した特公昭6〇−3342
5には、4−メチルアセトフェノンを大過剰の硫酸でア
セチル基を保護し、三酸化イオウでベンゼン環を選択的
スルホン化し、塩化チオニルで5−アセチル−2−メチ
ルベンセンスルホニルクロライドとなし、これをアンモ
ニアと反応させて5−アセチル−2−メチルベンゼンス
ルホンアミドを得る方法を記載しているが、大過剰のT
iA酸を用いるため、廃酸が多く工業的に問題があった
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、前記した5−7セチルー2−アルキルベ
ンゼンスルホンアミドの工業的に有利な製造方法を見出
すべく鋭意研究し、工業原料として容易に入手し得る4
−アルキルアセトフェノンを用いることに着目した。
しかしながら、4−アルキルアセトフェノンを常法によ
り、スルホン化反応を行うと先ず、アセチル基がスルホ
ン化されその後、ベンゼン環がスルホン化されるため、
本発明の目的である選択的ベンゼン環スルホン化を行う
には不適当である。
そこで、本発明者らは、アセチル基を保護してベンゼン
環をスルホン化する方法について鋭意研究した結果、4
−アルキルアセトフェノンをアルキルアミンと反応させ
て4−アルキルアセトフェノンアルキルイミドとすると
き、この化合物は、高収率にてベンゼン環スルホン化物
を与えることを児い出した。
即ち、4−アルキルアセトフェノンアルキルイミドは、
クロルスルホン酸または、クロルスルホン酸および塩化
チオニルにより容易に5−アセチル−2−アルキルベン
ゼンスルホニルクロライドアルキルイミドまで変換され
る。この化合物を水にて加水分解することによって、5
−アセデル−2−アルキルベンゼンスルホニルクロライ
ドとし、ついでアンモニアと反応させることにより目的
とする5−7セチルー2−アルキルベンゼンスルホンア
ミドを得ることができる。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、従来有機化合物としてよく知られているアル
キルイミド誘導体を工業的に利用する新規な5−アセチ
ル−2−アルキルベンゼンスルホンアミドの製造方法を
提供するものである。
その要旨は、4−アルキルアセトフェノンを原料とし、
5−アセチル−2−アルキルベンゼンスルホンアミドを
製造するにあたり、一般式(I)(式中R1はC1〜C
4のアルキル基を示す。)で表わされる4−アルキルア
セトフェノンと一般式(II) R2NH2(II> (式中R2はC1〜C4のアルキル基を示す。)で表わ
されるアルキルアミンを反応させ一般式([1) (式中R1,R2は前記と同じである。)で表わされる
4−アルキルアセトフェノンアルキルイミドとし、これ
をスルホニルクロル化後、加水分解することにより、一
般式(IV>(式中R1は前記と同じである。) で表わされる5−アセチル−2−アルキルベンゼンスル
ホニルクロライドとなし、ついでアンモニアと反応させ
ることを特徴とする一般式(V)(式中R1は前記と同
じである。) で表わされる5−アセチル−2−アルキルベンゼンスル
ホンアミドの製造法である。
4−アルキルアセトフェノンをアルキルイミド化するに
は、従来より知られている通常のアルキルイミド化法に
よることができるが、本発明においては、アルキルアミ
ンとして、メチルアミン。
エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミ
ン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン等のアルキル
アミンを用いて有利にイミド化することができる。
5−アセチル−2−アルキルベンゼンスルホニルクロラ
イドは、以上のようにして得られる4−フルキルアセト
フェノンアルキルイミドをクロルスルホン酸またはクロ
ルスルホン酸および塩化チオニルと反応させた後、加水
分解することにより得ることができる。
上記クロルスルホン酸の使用量は、特に限定されるもの
ではないが、通常、4−アルキルアセトフェノンアルキ
ルイミドに対して1〜10倍モル。
好ましくは4〜7倍モルの範囲で過剰に用いる。
クロルスルホニル化の反応温度は50〜150℃、好ま
しくは80〜120℃の範囲である。反応温度が高すぎ
ると副反応が起こり他方、反応温度が低すぎると反応速
度が実用上、遅すぎるからである。また、反応中塩化チ
オニルを添加すれば収率は向上する。塩化チオニルの添
加量は特に限定されるものではないが、通常用いる4−
アルキルアセトフェノンアルキルイミドに対して0.5
〜5倍モル、好ましくは1〜3倍モルの範囲である。
添加量が少なすぎると効果が表われず、多すぎてもそれ
に見合う効果は得られない。
加水分解は、反応後、反応液を水に添加することにより
完結する。
アミド化反応においては、前記反応により生成した5−
アセチル−2−アルキルベンセンスルホニルクロライド
を単離することなく、そのままアンモニアを添加して反
応させることができる。アンモニアはガスまたは水溶液
で用いることができる。
アンモニアの使用量は、特に限定されるものではないが
、通常、5−アセチル−2−アルキルベンゼンスルホニ
ルクロライドの1〜10倍モル、好ましくは2〜5倍モ
ルの範囲である。少なすぎると収率は低下し、多すぎて
もさしたる効果がなく不経済である。
反応温度は一般に低温がよく、−10〜40℃。
好ましくは0〜15℃の範囲である。反応温度があまり
に高いときは、副反応が起こり他方、あまりに低いとき
は、反応速度が遅く、いずれの場合も、目的とする生成
物の収率が低下するからである。
(発明の効果) 本発明の製造法によると、選択的にベンゼン環を直接ス
ルホニルクロル化することができ、高収率にて目的物で
ある5−アセチル−2−アルキルベンゼンスルホンアミ
ドを得ることができる。また、従来法と比較して工程が
短く廃酸も少ないため工業的に非常にすぐれた方法であ
る。
(実施例) 以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。
実施例−1 攪拌器、温度計および冷却器を備えた1ρ容量4つロフ
ラスコに4−メチルアセトフェノン53.6(0,4モ
ル)およびジエチルエーテル200dを仕込み、攪拌下
−30’Cでメチルアミン24.8g(0,8モル)を
導入した。これに、1モル濃度の四塩化チタンヘキサン
溶液220dを添加し、1.5時間−30℃で攪拌した
。その後、反応液を室温で濾過し、炉液を濃縮すること
により4−メチルアセトフェノンメチルイミド52.9
g(0,36モル)を得た。収率は4−メチルアセトフ
ェノンに対し90%であった。
上記4−メチルアセトフェノンメチルイミド52.9g
(0,36モル)を攪拌器、および温度計を備えた50
0m容量4つロフラスコに仕込んだクロル硫酸209.
7g(1,8モル)に40℃以下で滴下し、90℃で5
時間攪拌後、塩化チオニル64.3g(0,54モル)
添加し、ついで90℃で3時間攪拌した。その後、反応
液を5409の氷に添加し反応生成物をクロロホルムで
抽出した。
このクロロホルム層を水洗、濃縮し、5−アセチル−2
−メチルスルホニルクロライドを72.7gを得た。
上記5−7セチルー2−メチルベンビンスルホニルクロ
ライドを攪拌器、および温度計を備えた1F4つロフラ
スコに仕込み、これにテトラヒドロフラン239.49
を添加し、5〜10’Cでアンモニア24.5tjを(
1,44モル)導入し、1時間攪拌した後、水を添加し
テトラヒドロフランを減圧留去して、5−アセチル−2
−メチルベンゼンスルホンアミドを晶析させた。
これを枦取、乾燥して5−アセチル−2−メチルベンゼ
ンスルホンアミド62.9 g(0,295モル)を得
た。融点は150.5〜151.5℃であり、収率は、
4−メチルアセトフェノンメチルアミドに対し、82.
0%であった。
実施例−2〜8 表−1に示すアルキルアセトフェノン、アルキルアミン
を用いた以外は、実施例−1と同様の操作を行い、表−
1の結果を得た。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)4−アルキルアセトフェノンを原料とし、5−ア
    セチル−2−アルキルベンゼンスルホンアミドを製造す
    るにあたり、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R_1はC_1〜C_4のアルキル基を示す)で
    表わされる4−アルキルアセトフェノンと一般式(II) R_2NH_2(II) (式中R_2はC_1〜C_4のアルキル基を示す)で
    表わされるアルキルアミンを反応させ、一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中R_1、R_2は前記と同じである。)で表わさ
    れる4−アルキルアセトフェノンアルキルイミドとし、
    これをスルホニルクロル化後加水分解することにより、
    一般式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中R_1は前記と同じである。) で表わされる5−アセチル−2−アルキルベンゼンスル
    ホニルクロライドとなし、ついでアンモニアと反応させ
    ることを特徴とする一般式(V)▲数式、化学式、表等
    があります▼(V) (式中R_1は前記と同じである。) で表わされる5−アセチル−2−アルキルベンゼンスル
    ホンアミドの製造法。
  2. (2)スルホニルクロル化をクロルスルホン酸または、
    クロルスルホン酸および塩化チオニルで行う特許請求の
    範囲(1)記載の方法。
  3. (3)スルホニルクロル化反応を80〜120℃で行う
    特許請求の範囲(1)記載の方法。
  4. (4)R_1がメチル基である特許請求の範囲(1)記
    載の方法。
  5. (5)R_2がn−ブチル基である特許請求の範囲(1
    )記載の方法。
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