JPH0111563Y2 - - Google Patents
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- JPH0111563Y2 JPH0111563Y2 JP13145784U JP13145784U JPH0111563Y2 JP H0111563 Y2 JPH0111563 Y2 JP H0111563Y2 JP 13145784 U JP13145784 U JP 13145784U JP 13145784 U JP13145784 U JP 13145784U JP H0111563 Y2 JPH0111563 Y2 JP H0111563Y2
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- towing
- vehicle
- truck
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- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 102100025490 Slit homolog 1 protein Human genes 0.000 description 1
- 101710123186 Slit homolog 1 protein Proteins 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案はトレツカーと称される自動車用牽引
台車、詳しくはタクシーなどの乗用車によつて自
家用乗用車などを牽引することを目的とした牽引
台車に関するものである。
台車、詳しくはタクシーなどの乗用車によつて自
家用乗用車などを牽引することを目的とした牽引
台車に関するものである。
従来よりトラツクなどの作業車輌によつて故障
車や駐車違反車輌を牽引することを目的とした牽
引台車は広く知られている。しかしながら従来の
牽引台車は、専らトラツクなどの作業用車輌によ
つて牽引するためのものであるために、牽引台車
自体は車輌牽引に熟練した運転手によつてのみ取
扱えるような構造となつている。
車や駐車違反車輌を牽引することを目的とした牽
引台車は広く知られている。しかしながら従来の
牽引台車は、専らトラツクなどの作業用車輌によ
つて牽引するためのものであるために、牽引台車
自体は車輌牽引に熟練した運転手によつてのみ取
扱えるような構造となつている。
一方、最近の他方都市においては、自家用乗用
車の普及に伴つて、一時的に他人の乗用車を預つ
て自宅に送届けるというような運転代行のニーズ
が高まりつつある。
車の普及に伴つて、一時的に他人の乗用車を預つ
て自宅に送届けるというような運転代行のニーズ
が高まりつつある。
実際問題としてこのような運転代行のシステム
は、法的に正式に認可されたものではなく、いわ
ば法的に規制を受けないもぐりの業者によつて行
われているものであるために、依頼者との間に各
種のトラブルを生ずるなどの問題点がある。
は、法的に正式に認可されたものではなく、いわ
ば法的に規制を受けないもぐりの業者によつて行
われているものであるために、依頼者との間に各
種のトラブルを生ずるなどの問題点がある。
このような問題点に対し、自動車の運転を業と
することを法的に認可されたものとしてタクシー
業界があるので、この運転代行をタクシー業界が
業務範囲として行えば、法的に規制力を受けた業
界により秩序ある運用が期待できるという考え方
が出願人などによつて提唱されるようになつて来
た。
することを法的に認可されたものとしてタクシー
業界があるので、この運転代行をタクシー業界が
業務範囲として行えば、法的に規制力を受けた業
界により秩序ある運用が期待できるという考え方
が出願人などによつて提唱されるようになつて来
た。
このようなタクシー業界による運転代行システ
ムが正式に認可されるに至ると、タクシー用乗用
車が他の自家用乗用車を牽引するのに適した牽引
台車が必要となるが、前述のとおり、従来の牽引
台車では、タクシー用乗用車が牽引するのに適し
た構造或いは、タクシー乗務員が操作できるのに
適した機能を備えているものとは言い難い。
ムが正式に認可されるに至ると、タクシー用乗用
車が他の自家用乗用車を牽引するのに適した牽引
台車が必要となるが、前述のとおり、従来の牽引
台車では、タクシー用乗用車が牽引するのに適し
た構造或いは、タクシー乗務員が操作できるのに
適した機能を備えているものとは言い難い。
本考案は上記のような理由に鑑み、牽引台車を
タクシー用乗用車によつてタクシー乗務員でも手
軽にしかも安全に操作できるように改良したもの
であり、被牽引車輌を牽引しないときには夫々の
部材が分解してトランク内に収納でき、牽引に際
して直ちに組立てて使用できるようにしたことを
一つの特徴とするものである。またこの考案で
は、牽引作業に慣熟しないタクシー乗務員でも牽
引状態における曲進が後退が安全に行えるように
するため、牽引台車の連結棒上に牽引車輌の曲
進、後退が無理なく伝達できるような曲進制御板
を備えたことを他の特徴とするものである。
タクシー用乗用車によつてタクシー乗務員でも手
軽にしかも安全に操作できるように改良したもの
であり、被牽引車輌を牽引しないときには夫々の
部材が分解してトランク内に収納でき、牽引に際
して直ちに組立てて使用できるようにしたことを
一つの特徴とするものである。またこの考案で
は、牽引作業に慣熟しないタクシー乗務員でも牽
引状態における曲進が後退が安全に行えるように
するため、牽引台車の連結棒上に牽引車輌の曲
進、後退が無理なく伝達できるような曲進制御板
を備えたことを他の特徴とするものである。
本考案に係る牽引台車は、第1図に示すように
タクシー用乗用車などの牽引車1の後端に設けら
れた連結フツク2によつて連結される連結棒3
と、この連結棒3と着脱自在に接続される車輪5
を有する台車4と、この台車4上に着脱自在に取
付けられる被牽引車の前輪40を載架するための
荷台6と、前記連結棒3上に設けられた曲進制御
板7とからなつている。
タクシー用乗用車などの牽引車1の後端に設けら
れた連結フツク2によつて連結される連結棒3
と、この連結棒3と着脱自在に接続される車輪5
を有する台車4と、この台車4上に着脱自在に取
付けられる被牽引車の前輪40を載架するための
荷台6と、前記連結棒3上に設けられた曲進制御
板7とからなつている。
連結棒3、台車4及び荷台6は、いずれも互に
分解した状態において牽引車1のトランク8内に
収納できる程度の大きさに設計されており、必要
に応じて直ちに組立てられるような構造となつて
いる。
分解した状態において牽引車1のトランク8内に
収納できる程度の大きさに設計されており、必要
に応じて直ちに組立てられるような構造となつて
いる。
連結棒3は牽引車1のトランク8内に横内にし
て収納できる長さを有し、先端には牽引車1の後
端に設けられた縦形の連結フツク2に係合される
水平の連結環9を有し、後端の開口部10におけ
る内奥部には中間に水平なスリツト12を存ぜし
めた上下一対の台車連結用係止片11が設けられ
ている。
て収納できる長さを有し、先端には牽引車1の後
端に設けられた縦形の連結フツク2に係合される
水平の連結環9を有し、後端の開口部10におけ
る内奥部には中間に水平なスリツト12を存ぜし
めた上下一対の台車連結用係止片11が設けられ
ている。
また該連結棒3における連結環9側には、曲進
制御板7が連結棒3の上面に水平な向きで軸15
により回転可能なるように軸着され、この曲進制
御板7の相対向する両端に左右一対からなる連杆
14a,14bの後端が回転自在なるように連結
されている。
制御板7が連結棒3の上面に水平な向きで軸15
により回転可能なるように軸着され、この曲進制
御板7の相対向する両端に左右一対からなる連杆
14a,14bの後端が回転自在なるように連結
されている。
前記の両連杆14a,14bの先端には夫々フ
ツク16が設けられていて、連結棒3の先端連結
環9が牽引車1の後端連結フツク2と連結された
状態において夫々のフツク16が牽引車1の後端
両側の連結環17と連結される。また曲進制御板
7には左右の連杆14a,14bの両軸着部間を
結ぶ線abと直交する線cd上に連結棒3の表面と
連通するピンホール18が設けられていて、必要
に応じて該ピンホール18からピン19を連結棒
3内に向けて差込むことにより、曲進制御板7が
回転せずに連結棒3と固定されるようになつてい
る。
ツク16が設けられていて、連結棒3の先端連結
環9が牽引車1の後端連結フツク2と連結された
状態において夫々のフツク16が牽引車1の後端
両側の連結環17と連結される。また曲進制御板
7には左右の連杆14a,14bの両軸着部間を
結ぶ線abと直交する線cd上に連結棒3の表面と
連通するピンホール18が設けられていて、必要
に応じて該ピンホール18からピン19を連結棒
3内に向けて差込むことにより、曲進制御板7が
回転せずに連結棒3と固定されるようになつてい
る。
一方上記連結棒3の後端に連結される台車4
は、左右の車輪5における車軸20を支えるフレ
ーム21の前面中央部に筒状部22が設けられて
いて、この筒状部22内に前記連結棒3との連結
子25が摺動自在なるように設けられている。こ
の筒状部22は両側に一対の長孔23が開設さ
れ、下面にもスリツト24が切込まれている。ま
た連結子25は前記筒状部22内を摺動し得る外
径をもつた筒体からなつていて、両側には前記筒
状部22の両側における長孔23内に係合する案
内突子26を有し、先端には連結棒3の後端開口
部10内に挿入される連結片27が設けられてい
る。この連結片27は連結棒3の後端開口部10
内のスリツト12内に挿通する板片からなつてい
て、後端の上下には連結棒3内の前記スリツト1
2を形成する一対の係止片11が係合するための
一対の溝28を有している。
は、左右の車輪5における車軸20を支えるフレ
ーム21の前面中央部に筒状部22が設けられて
いて、この筒状部22内に前記連結棒3との連結
子25が摺動自在なるように設けられている。こ
の筒状部22は両側に一対の長孔23が開設さ
れ、下面にもスリツト24が切込まれている。ま
た連結子25は前記筒状部22内を摺動し得る外
径をもつた筒体からなつていて、両側には前記筒
状部22の両側における長孔23内に係合する案
内突子26を有し、先端には連結棒3の後端開口
部10内に挿入される連結片27が設けられてい
る。この連結片27は連結棒3の後端開口部10
内のスリツト12内に挿通する板片からなつてい
て、後端の上下には連結棒3内の前記スリツト1
2を形成する一対の係止片11が係合するための
一対の溝28を有している。
また前記筒状部22内には下面に突設した軸受
29を介してリンク30の上端が挿入されてい
て、連結子25の内端と衝合している。このリン
ク30の下端は車輪5におけるブレーキリンク3
1の下端とアーム32を介して連結され、第7図
に実線で示すように、ブレーキシユーの作動バネ
(図示せず)の弾性により前記リンク30の上端
が図面上右側方向に押される力を受けて、連結子
25が筒状部22の先端外方(図面右側方向)に
押出されるようになつている。それ故牽引車1の
制動に伴つて後方の被牽引車(図示せず)を支持
する台車4が図面上右方向へ移動すると、連結棒
3を連結した連結子25が長孔23に沿つて筒状
部22内奥方向に押込まれ、リンク30が回動し
て台車4が制動される。
29を介してリンク30の上端が挿入されてい
て、連結子25の内端と衝合している。このリン
ク30の下端は車輪5におけるブレーキリンク3
1の下端とアーム32を介して連結され、第7図
に実線で示すように、ブレーキシユーの作動バネ
(図示せず)の弾性により前記リンク30の上端
が図面上右側方向に押される力を受けて、連結子
25が筒状部22の先端外方(図面右側方向)に
押出されるようになつている。それ故牽引車1の
制動に伴つて後方の被牽引車(図示せず)を支持
する台車4が図面上右方向へ移動すると、連結棒
3を連結した連結子25が長孔23に沿つて筒状
部22内奥方向に押込まれ、リンク30が回動し
て台車4が制動される。
台車4の中央部上面には、荷台6の中央部を回
転可能な状態で軸支する連結ピン33と、この連
結ピン33に螺合されるナツト34とを有し、更
にこの連結ピン33の前方には、荷台6の連結ピ
ン33を中心とする回転を所定の範囲内に制御す
るためのV字形のストツパー35が設けられてい
る。
転可能な状態で軸支する連結ピン33と、この連
結ピン33に螺合されるナツト34とを有し、更
にこの連結ピン33の前方には、荷台6の連結ピ
ン33を中心とする回転を所定の範囲内に制御す
るためのV字形のストツパー35が設けられてい
る。
一方荷台6は中央部に前記台車4の連結ピン3
3が挿通する軸孔36を有し、両側には被牽引車
の前輪40が載置される車受け37が夫々開いた
状態で荷台6と水平に維持できるようなヒンジ3
8を介して回動自在に蝶着されている。
3が挿通する軸孔36を有し、両側には被牽引車
の前輪40が載置される車受け37が夫々開いた
状態で荷台6と水平に維持できるようなヒンジ3
8を介して回動自在に蝶着されている。
尚、荷台6における両側車受け37の後縁に
は、被牽引車前輪40を該車受け37内に導入す
る際に取付けるためのガイド板39が夫々用意さ
れる。
は、被牽引車前輪40を該車受け37内に導入す
る際に取付けるためのガイド板39が夫々用意さ
れる。
本考案に係る牽引台車は上記の如き構造からな
り、組立て前の状態においては第2図のように牽
引車1のトランク8内に分解された状態で収納さ
れており、牽引に際して夫々のユニツトが一体に
組立てられる。組立てに際しては連結棒3を第3
図に示す平面図の状態から軸線を中心に90゜方向
に回転させた横向きの状態(第4図と同じ状態)
とし、後端開口部10内に台車4の連結子25の
先端を挿入させる。連結棒3を横向きとすること
により、後端開口部10内のスリツト12内に対
して台車側連結子25の先端連結片27が挿通で
きる状態となるので、連結子25が完全に開口部
10内に挿入されたのち、連結棒3を再び元の状
態に90゜回転させる。これにより第8図のように
連結棒3の開口部10内における係止片11が連
結子25における先端連結片27の溝28内に係
合して、連結棒3と台車4とが連結される。この
連結棒3が台車4に連結されたのちに該連結棒3
を先端の連結環9を介して牽引車1後端の連結フ
ツク2と連結させると、連結棒3は該連結フツク
2によつてそれ自体の回転状態が阻止されるの
で、台車4の連結子25と連結する際に回転させ
た方向に戻ることがなく、従つて連結棒3と台車
4との連結状態が外れることがない。
り、組立て前の状態においては第2図のように牽
引車1のトランク8内に分解された状態で収納さ
れており、牽引に際して夫々のユニツトが一体に
組立てられる。組立てに際しては連結棒3を第3
図に示す平面図の状態から軸線を中心に90゜方向
に回転させた横向きの状態(第4図と同じ状態)
とし、後端開口部10内に台車4の連結子25の
先端を挿入させる。連結棒3を横向きとすること
により、後端開口部10内のスリツト12内に対
して台車側連結子25の先端連結片27が挿通で
きる状態となるので、連結子25が完全に開口部
10内に挿入されたのち、連結棒3を再び元の状
態に90゜回転させる。これにより第8図のように
連結棒3の開口部10内における係止片11が連
結子25における先端連結片27の溝28内に係
合して、連結棒3と台車4とが連結される。この
連結棒3が台車4に連結されたのちに該連結棒3
を先端の連結環9を介して牽引車1後端の連結フ
ツク2と連結させると、連結棒3は該連結フツク
2によつてそれ自体の回転状態が阻止されるの
で、台車4の連結子25と連結する際に回転させ
た方向に戻ることがなく、従つて連結棒3と台車
4との連結状態が外れることがない。
連結棒3を連結環9を介して牽引車1に連結し
たのち、該連結棒3上の曲進制御板7における両
連杆14a,14bの先端を牽引車1後端両側の
フツク16に夫々連結する。なお後退時以外は曲
進制御板7をピンホール18とピン19とによつ
て固定しない。
たのち、該連結棒3上の曲進制御板7における両
連杆14a,14bの先端を牽引車1後端両側の
フツク16に夫々連結する。なお後退時以外は曲
進制御板7をピンホール18とピン19とによつ
て固定しない。
次に台車上に荷台6を連結ピン33を介して軸
着させ、両側の車受け37を夫々外側に開放した
状態でガイド板39を介して被牽引車の前輪40
を車受け37内に載置させる。
着させ、両側の車受け37を夫々外側に開放した
状態でガイド板39を介して被牽引車の前輪40
を車受け37内に載置させる。
本案に係る牽引台車は、上記のように連結棒3
を先端の連結環9のみによつて牽引車1の後端に
連結するだけでなく、両側に一対の連杆14a,
14bを軸着した曲進制御板7を連結棒3上に回
転自在に軸着して、両連杆14a,14bの先端
を牽引車1の後端両側に連結させたので、牽引車
1が曲進する際に、該牽引車1に対する連結棒3
の連結フツク2を中心とした回転角度が必要以上
に大きくなることに伴う操作上の難しさを解消す
ることができる。即ち連結棒3が両連杆14a,
14bで支えられていない場合には、牽引車1が
曲進した際に、連結棒3によつて牽引された台車
4は、慣性によつてそのまま直進することになる
ので、連結棒3の軸線方向が牽引車1の後端に対
して連結フツク2を中心として大きく変化するこ
とになる。このような状態では、もしも牽引車1
が或る程度のスピードで曲進した際に、台車4が
遠心力で牽引車1の曲進方向の外側に向けて弾き
出されて、転倒するという危険性がある。
を先端の連結環9のみによつて牽引車1の後端に
連結するだけでなく、両側に一対の連杆14a,
14bを軸着した曲進制御板7を連結棒3上に回
転自在に軸着して、両連杆14a,14bの先端
を牽引車1の後端両側に連結させたので、牽引車
1が曲進する際に、該牽引車1に対する連結棒3
の連結フツク2を中心とした回転角度が必要以上
に大きくなることに伴う操作上の難しさを解消す
ることができる。即ち連結棒3が両連杆14a,
14bで支えられていない場合には、牽引車1が
曲進した際に、連結棒3によつて牽引された台車
4は、慣性によつてそのまま直進することになる
ので、連結棒3の軸線方向が牽引車1の後端に対
して連結フツク2を中心として大きく変化するこ
とになる。このような状態では、もしも牽引車1
が或る程度のスピードで曲進した際に、台車4が
遠心力で牽引車1の曲進方向の外側に向けて弾き
出されて、転倒するという危険性がある。
この場合、本考案の第1図に示したように、連
結棒3が左右の連杆14a,14bで支えられて
いるようにすれば、連結棒3は連結フツク2を中
心として必要以上に大きく回動せず、台車4も安
全に牽引車1の曲進方向に伴つて移動する。しか
し仮に左右の連杆14a,14bが連結棒3に対
して固定されたままで全く連結棒3が回動しない
状態とすると、台車4の曲進回転半径が大きくな
つて台車4が旋回しにくくなる。このような問題
に対し、本考案では左右の連杆14a,14bの
後端を連結棒3上に回転可能な曲進制御板7の両
端に連結させたので、第11図に示したように、
例えば牽引車1が右折しようとすると、曲進制御
板7は左側の連杆14aが引かれて右側の連杆1
4bが押されることにより、軸15を中心に所定
の回転角度だけ回転する。この曲進制御板7の回
転は、連杆14a,14bの長さによつて定めら
れる範囲内に規制されるので、必然的に連結棒3
は曲進牽引車1の後端面1aに対して所定の角度
だけ回動されることになる。従つて連結棒3に
は、牽引車1の曲進の際の慣性による必要以上の
回動が抑制された状態で、台車4に対する曲進が
支障なく行える程度の回転角が与えられることに
なり、牽引運転に慣熟していないタクシー乗務員
でも危険なく安全に曲進時の牽引操作を行うこと
ができる。
結棒3が左右の連杆14a,14bで支えられて
いるようにすれば、連結棒3は連結フツク2を中
心として必要以上に大きく回動せず、台車4も安
全に牽引車1の曲進方向に伴つて移動する。しか
し仮に左右の連杆14a,14bが連結棒3に対
して固定されたままで全く連結棒3が回動しない
状態とすると、台車4の曲進回転半径が大きくな
つて台車4が旋回しにくくなる。このような問題
に対し、本考案では左右の連杆14a,14bの
後端を連結棒3上に回転可能な曲進制御板7の両
端に連結させたので、第11図に示したように、
例えば牽引車1が右折しようとすると、曲進制御
板7は左側の連杆14aが引かれて右側の連杆1
4bが押されることにより、軸15を中心に所定
の回転角度だけ回転する。この曲進制御板7の回
転は、連杆14a,14bの長さによつて定めら
れる範囲内に規制されるので、必然的に連結棒3
は曲進牽引車1の後端面1aに対して所定の角度
だけ回動されることになる。従つて連結棒3に
は、牽引車1の曲進の際の慣性による必要以上の
回動が抑制された状態で、台車4に対する曲進が
支障なく行える程度の回転角が与えられることに
なり、牽引運転に慣熟していないタクシー乗務員
でも危険なく安全に曲進時の牽引操作を行うこと
ができる。
また牽引状態で後退する際は、連結棒3のみで
あると牽引車1の少しの曲りによつても連結棒3
が曲つて後退操作を行いにくいが、本案では連結
棒3の両側を二本の連杆14a,14bで支持し
ているので連結棒3の不必要な曲りを抑制でき後
退操作が行いやすい。なお必要に応じて曲進制御
板7をピン19にて連結棒3に固定させることに
よつて後退操作をより安全に行うこともできるな
ど、この種の装置の安全性を有効なものとするこ
とができる。
あると牽引車1の少しの曲りによつても連結棒3
が曲つて後退操作を行いにくいが、本案では連結
棒3の両側を二本の連杆14a,14bで支持し
ているので連結棒3の不必要な曲りを抑制でき後
退操作が行いやすい。なお必要に応じて曲進制御
板7をピン19にて連結棒3に固定させることに
よつて後退操作をより安全に行うこともできるな
ど、この種の装置の安全性を有効なものとするこ
とができる。
勿論この考案では連結棒、台車4などの夫々の
部材が互に分解、組立が容易に行え、分解した状
態の各部材は牽引車1のトランク8内に収納でき
るのでタクシー用乗用車による牽引代行が可能と
なり、無資格業者による運転代行の弊害を防止す
るのに役立つという効果を有する。
部材が互に分解、組立が容易に行え、分解した状
態の各部材は牽引車1のトランク8内に収納でき
るのでタクシー用乗用車による牽引代行が可能と
なり、無資格業者による運転代行の弊害を防止す
るのに役立つという効果を有する。
第1図は本考案に係る牽引台車の構成を示す分
解状態における斜視図、第2図は牽引車のトラン
ク内に収納した状態の断面図、第3図は連結棒の
一部切欠平面図、第4図は第3図の−線にお
ける断面図、第5図は第4図の−線における
断面図、第6図は台車の一部切欠平面図、第7図
は第6図の−線における断面図、第8図は台
車と連結棒との連結部における連結状態を示す部
分断面図、第9図は荷台の平面図、第10図は第
9図のX−X線における断面図、第11図は第3
図と同じ部分の作動状態を示す部分平面図であ
る。 1:牽引車、3:連結棒、4::台車、5:車
輪、6:荷台、7:曲進制御板、8:トランク、
9:連結環、10:連結棒後端開口部、11:係
止片、12:スリツト、14a,14b:連杆、
16:フツク、18:ピンホール、19:ピン、
20:車軸、21:フレーム、22:筒状部、2
3:長孔、24:スリツト、25:連結子、2
6:案内突子、27:連結片、28:溝、29:
軸受、30:リンク、31:ブレーキリンク、3
2:アーム、33:連結ピン、35:ストツパ
ー、36:軸孔、37:車受け、38:ヒンジ、
39:ガイド板、40:車輪。
解状態における斜視図、第2図は牽引車のトラン
ク内に収納した状態の断面図、第3図は連結棒の
一部切欠平面図、第4図は第3図の−線にお
ける断面図、第5図は第4図の−線における
断面図、第6図は台車の一部切欠平面図、第7図
は第6図の−線における断面図、第8図は台
車と連結棒との連結部における連結状態を示す部
分断面図、第9図は荷台の平面図、第10図は第
9図のX−X線における断面図、第11図は第3
図と同じ部分の作動状態を示す部分平面図であ
る。 1:牽引車、3:連結棒、4::台車、5:車
輪、6:荷台、7:曲進制御板、8:トランク、
9:連結環、10:連結棒後端開口部、11:係
止片、12:スリツト、14a,14b:連杆、
16:フツク、18:ピンホール、19:ピン、
20:車軸、21:フレーム、22:筒状部、2
3:長孔、24:スリツト、25:連結子、2
6:案内突子、27:連結片、28:溝、29:
軸受、30:リンク、31:ブレーキリンク、3
2:アーム、33:連結ピン、35:ストツパ
ー、36:軸孔、37:車受け、38:ヒンジ、
39:ガイド板、40:車輪。
Claims (1)
- 乗用車により同種重量程度の他車輌を牽引する
ための牽引台車であつて、互いに分解した状態で
夫々牽引乗用車のトランク内に収納できる大きさ
の連結棒と、この連結棒に連結される台車と、両
側に被牽引車の車輪を載置する車受けが折畳み形
に螺着された前記台車上に回動可能に嵌合軸着さ
れる荷台とからなり、連結棒上には曲進制御板を
回転可能なるように軸着して、該曲進制御板の両
端と牽引乗用車の後部両側端とを夫々左右一対の
連杆にて連結したことを特徴とする自動車用牽引
台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13145784U JPS6146253U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 自動車用牽引台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13145784U JPS6146253U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 自動車用牽引台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6146253U JPS6146253U (ja) | 1986-03-27 |
JPH0111563Y2 true JPH0111563Y2 (ja) | 1989-04-05 |
Family
ID=30690048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13145784U Granted JPS6146253U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 自動車用牽引台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6146253U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4987502B2 (ja) * | 2007-02-01 | 2012-07-25 | 鹿島建設株式会社 | 台車の連結装置 |
JP2009154683A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Jeizu Planning:Kk | 連結具付き台車牽引用電動三輪車及び台車牽引用連結具 |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP13145784U patent/JPS6146253U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6146253U (ja) | 1986-03-27 |
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