JPH01115481A - 自動車用車体における積層塗膜構造 - Google Patents

自動車用車体における積層塗膜構造

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Publication number
JPH01115481A
JPH01115481A JP27027987A JP27027987A JPH01115481A JP H01115481 A JPH01115481 A JP H01115481A JP 27027987 A JP27027987 A JP 27027987A JP 27027987 A JP27027987 A JP 27027987A JP H01115481 A JPH01115481 A JP H01115481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coated film
paint
plastic
steel
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP27027987A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Kishimoto
岸本 庸夫
Makoto Aizawa
誠 相澤
Yoshio Tanimoto
谷本 義雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP27027987A priority Critical patent/JPH01115481A/ja
Publication of JPH01115481A publication Critical patent/JPH01115481A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車用車体における積層塗膜構造に関し、よ
り詳しくはプラスチック化車体に好適な塗膜構造に関す
る。
(従来技術) 近時、自動車用車体は、従来の鉄板に代えてプラスチッ
ク化が検討され、適宜、例えばバンパーのように可廓な
範囲から実車に塔載され始めている。このように、部分
的にプラスチック化された車体において、その塗料は1
色相、質感等の均一化を図るべく、スチール用塗料が統
一的に使用されているのが現状である。
しかしながら、鉄板とプラスチックとでは、その素材の
性格の相違から、プラスチックの方が弾性に富み、した
がって塗膜においてもプラスチック部品に対しては素材
の弾性変形に追従し得る弾性を備えることが要望される
このため、従来にあっては、プラスチック部品に関し、
その下塗り、つまりプライマにフレキシブルプライマを
使用し、中塗り、上塗りに関しては統一したスチール用
塗料を使用して対処する手法が採られていたが、必ずし
も十分に満足のいくものとは°ご°い得ないという問題
を有していた。
そこで、本発明の目的は、部分的にプラスチック化され
た自動車用車体において、プラスチック部品の塗膜の弾
性をより高めるようにした自動車用車体における積層塗
膜構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)本発明は、従来
、?ji膜の平滑性を高めるべく施される中塗りに着目
し、この中塗りの塗料として、スチール用中塗塗料に対
して、ソフトナー樹脂を、重量比で約3乃至30%添加
する構成としである。
このような構成とすることにより、中塗り部分において
、ソフトナー樹脂によって中塗塗料の構造的な二次元化
がなされ、プラスチック部品の塗膜の弾性化がなされる
こととなる。
なお、下塗り塗料のみにソフトナー樹脂を添加して下塗
り塗膜を設けたものでは、全体塗膜の耐衝撃性に劣ると
ともに、上塗り塗料にソフトナー樹脂を添加して上塗り
塗膜を設けたものでは、耐候性に劣るという問題がある
(実施例) 以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。
第2図において、1は自動車で、その自動車ボディ2の
うち、フェンダ3、及びバンパー4がプラスチックによ
り形成され、それ以外の部分は鉄製外板から構成されて
いる。
フェンダ3乃びバンパー4の塗装について説明すると、
フェンダ3等のプラスチック製外板部品は、塗装に先立
って、その表面に塩素系溶剤(1,1,1−トリクロル
エタン)を吹き付け、その後アルカリ洗浄を施す前処理
が加えられた後、第1図に示すように、プラスチック製
外板部品3(4)の表面側から順に、下塗り5、中塗り
6、上塗り7の吹き付は塗装がなされる。
下塗り5に用いられる下塗塗料は、いわゆるフレキシブ
ルプライマと呼ばれる塗料が用いられ、その組成及び塗
装条件を示せば以下の通りである。
工jピ&、?4 (組成) 樹脂:変成オレフィン 8部 顔料:3部 溶剤:芳香族炭化水素 89部 (塗装条件) 焼付温度X時間: 80〜140@CX30分 粘度:11〜13秒/20’ C/館4フォードカップ
膜厚:5〜10ル 中塗り6は通常鉄製外板の中塗りに用いられる、いわゆ
るスチール用中塗塗料と呼ばれる塗料に対して、ソフト
ナー樹脂を添加したものが用いられ、各組成を示せば以
下の通りである。
スチール用中・′・料 樹脂ニオイルフリーポリエステル 24%ブチルメラミ
ン      io% 溶剤:芳香族炭化水素      50%顔料二酸化チ
タン、カーボン、体質顔料16% 樹脂:ポリエーテルジオール   80%溶剤:芳香族
炭化水素      20%そして、スチール用中塗塗
料に対するソフトナー樹脂の添加量は、比較のため、ス
チール用中塗塗料を100としたときに、ソフトナー樹
脂を重量%で、夫々、0%、10%、20%、30%添
加したものを使用した。その中塗り条件は以下のとおり
である。
焼付温度x時間: 140°C×30分 粘度=12〜13秒/20°C/霧4フォードカップ膜
厚:25〜30牌 上塗り7は、鉄製外板と同様に、以下の組成及び塗装条
件で塗装を施した。
l塗料(ソリッドタイプ、白) (組成) 樹脂:アルキッド       24部ブチル化メラミ
ン     11部 溶剤:芳香族炭化水素      40部顔料二酸化チ
タン、カーボン   25部(塗装条件) 焼付温度XFi4f間: 140’ CX30分 粘度:12〜13秒/20°C/霧4フォードカップ膜
厚:30〜35ル 以上の3層5.6.7からなる塗膜に対して、その性状
を試べるべく、耐衝撃性試験、塗膜硬さ試験、耐チツピ
ング性試験を加えて、自動車用塗料としての適格を検査
した。
耐衝撃性試験結果を$3図に、塗膜硬さ試験を第4図に
、耐チッピング性試験を第5図に示す。
尚、各試験の詳細は以下の通りである。
耐衝撃性 一30°C、デュポン衝撃試験 i股菫) 鉛筆硬度試験 匿土、e乙り五 一30″C1圧力1.2kg/。m2)石200gでの
試験 上記試験結果を検討してみると、先ず、耐チツピング性
試験(第5図)から明らかなように、ソフトナー樹脂の
添加量が多くなる程塗膜の剥離が少ないことから、プラ
スチック製部品の弾性変形に対する追従性が増大するこ
とが理解される。
次に、耐衝撃性試験(第3図)について検討すると、自
動車用外板の塗膜として実用に価するレベルは塗膜破壊
エネルギ100 k g / c m以上であり、した
がって、約3重量%以上のソフトナー樹脂を添加する必
要がある、ということが理解される。
他方、傷つき性試験(第4図)について検討すると、約
30重量%以上のソフトナー樹脂を添加したときには、
実用性に欠ける、ということが理解される。
以上のことから、ソフトナー樹脂を約3〜30、ii%
添加したときに、自動車用プラスチック製外板部材の中
塗り塗料として好ましいものが得られる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、中塗
りにおいて塗膜の弾性化が図られるため、鉄製外板に混
在させた自動車用プラスチック製外板部材の塗料に好ま
しい塗膜構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は下塗り塗膜、中塗り塗膜、上塗り塗膜からなる
塗膜構造の断面図、 第2図は実施例に係る塗装が施された自動車の斜視図、 第3図は実施例の性状比較試験のうち耐衝撃性試験結果
を示すグラフ、 第4図は実施例の性状比較試験のうち傷つき性試験結果
を示すグラフ、 第5図は実施例の性状比較試験のうち耐チツピング性試
験結果を示すグラフである。 l:自動車 2:自動車ボディ 3:フェンダ(プラスチック酸) 4:バンパー(プラスチック酸) 5:下塗り塗膜 6:中塗り塗膜 7:上塗り塗膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下塗り塗膜、中塗り塗膜、上塗り塗膜とからなる
    自動車用車体における積層塗膜構造において、 スチール用中塗り塗料に対して、ソフトナー樹脂を、重
    量比で約3乃至30%添加した塗料により形成された中
    塗り塗膜を設けた、 ことを特徴とする自動車用車体における積層塗膜構造。
  2. (2)特許請求の範囲第1項のものにおいて、フレキシ
    ブルプライマにより形成された下塗り塗膜を設けたこと
    を特徴とする自動車用車体における積層塗膜構造。
JP27027987A 1987-10-28 1987-10-28 自動車用車体における積層塗膜構造 Pending JPH01115481A (ja)

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JP27027987A JPH01115481A (ja) 1987-10-28 1987-10-28 自動車用車体における積層塗膜構造

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JPH01115481A true JPH01115481A (ja) 1989-05-08

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ID=17484042

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JP27027987A Pending JPH01115481A (ja) 1987-10-28 1987-10-28 自動車用車体における積層塗膜構造

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JP (1) JPH01115481A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06254483A (ja) * 1993-03-04 1994-09-13 Aisin Chem Co Ltd 耐チッピング塗膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06254483A (ja) * 1993-03-04 1994-09-13 Aisin Chem Co Ltd 耐チッピング塗膜

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