JPH0111419Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0111419Y2 JPH0111419Y2 JP1984201344U JP20134484U JPH0111419Y2 JP H0111419 Y2 JPH0111419 Y2 JP H0111419Y2 JP 1984201344 U JP1984201344 U JP 1984201344U JP 20134484 U JP20134484 U JP 20134484U JP H0111419 Y2 JPH0111419 Y2 JP H0111419Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamping member
- movable
- handle
- clamp
- clamping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はクランプ、特に、自動車の交換部品を
仮止めするため等に用いるクランプに関する。
仮止めするため等に用いるクランプに関する。
[従来の技術]
従来のクランプは第5、第6図に示すように4
点リンクを利用して把持部1に対してハンドル2
を回動させると挟持部材3,3が回動してクラン
プの先端が左右に開いて挟持するという構成であ
つた。
点リンクを利用して把持部1に対してハンドル2
を回動させると挟持部材3,3が回動してクラン
プの先端が左右に開いて挟持するという構成であ
つた。
[従来技術の問題点]
しかし、従来のクランプによれば、第7図に示
すように、ホイルハウスの仮止め合せをする際、
タイヤを取付けたままではクランプの把持部1お
よびハンドル2が障害となつて仮止め合せをする
ことができない。
すように、ホイルハウスの仮止め合せをする際、
タイヤを取付けたままではクランプの把持部1お
よびハンドル2が障害となつて仮止め合せをする
ことができない。
また、ドアの仮止め合せをするときもフロント
ピラーのアウターパネルとインターパネルをクラ
ンプで挟持すると、挟持する向きと把持部とハン
ドルの位置との関係で、ドアを締めたままでは隙
間合せができないという問題点があつた。
ピラーのアウターパネルとインターパネルをクラ
ンプで挟持すると、挟持する向きと把持部とハン
ドルの位置との関係で、ドアを締めたままでは隙
間合せができないという問題点があつた。
そこで従来、実公昭45−16872公報に示す把持
部同士が相互に平行移動するクランプが存在し
た。この種のクランプによれば互いに平行移動す
る把持部により被クランプ物を把持することが可
能となり、第7図に示すホイルハウスの仮止め合
せを行う際も把持部やハンドルが障害となること
がない。しかしながら、この種のクランプにおい
ても被クランプ物の配置方向とハンドルの回動方
向が同一であるため、機械の構造あるいは被クラ
ンプ物の形状によつてはクランプのハンドルが邪
魔になつたり、把持できない場合がある。また、
この種のクランプは、把持部の長手方向外周部に
可動把持部を備えた移動口部を外装させ、これを
2本のピンで止めて把持部の長手方向に沿つて摺
動可能としている。したがつて、外装された移動
口部あるいはピンと把持部との間にできる隙間と
によつて被クランプ物を把持する際に可動把持部
が固定把持部に対し曲がる不具合がある。しかも
この隙間は、クランプを使用しているうちに徐々
に大きくなり、場合によつては被クランプ物をう
まく挟持できない不具合がある。
部同士が相互に平行移動するクランプが存在し
た。この種のクランプによれば互いに平行移動す
る把持部により被クランプ物を把持することが可
能となり、第7図に示すホイルハウスの仮止め合
せを行う際も把持部やハンドルが障害となること
がない。しかしながら、この種のクランプにおい
ても被クランプ物の配置方向とハンドルの回動方
向が同一であるため、機械の構造あるいは被クラ
ンプ物の形状によつてはクランプのハンドルが邪
魔になつたり、把持できない場合がある。また、
この種のクランプは、把持部の長手方向外周部に
可動把持部を備えた移動口部を外装させ、これを
2本のピンで止めて把持部の長手方向に沿つて摺
動可能としている。したがつて、外装された移動
口部あるいはピンと把持部との間にできる隙間と
によつて被クランプ物を把持する際に可動把持部
が固定把持部に対し曲がる不具合がある。しかも
この隙間は、クランプを使用しているうちに徐々
に大きくなり、場合によつては被クランプ物をう
まく挟持できない不具合がある。
本考案は、上記従来の不具合に着目してなされ
たもので、挟持動作を安定した状態でスムーズに
行うことを可能とし、かつあらゆる形状・構造の
被クランプ物のクランプ作業に対応することがで
きるクランプを提供することを目的とする。
たもので、挟持動作を安定した状態でスムーズに
行うことを可能とし、かつあらゆる形状・構造の
被クランプ物のクランプ作業に対応することがで
きるクランプを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本考案は上記目的を達成するために、上方およ
び左右いずれかの側部が開口された框体状の把持
部と、上方開口部のうち左右いずれかの開口領域
に交換可能に固定され、先端に固定挟持部を備え
た固定挟持部材と、把持部の上方開口部のうち固
定挟持部材が配設される開口領域の他側の開口領
域に把持部内壁に密接する状態で配設され、框体
状の把持部の内壁に案内されて鉛直方向に昇降可
能とされ、先端部に前記固定挟持部と対向配置さ
れる可動挟持部を備えた可動挟持部材と、把持部
内に配設され、可動挟持部材を常時下方へ付勢す
るバネと、この可動挟持部材の下端に回動自在に
連結されるとともに、前記側方開口部から突出す
るハンドルと、このハンドルの前記連結部近傍に
回動自在に連結され、下端に凹部が形成された回
動レバーと、前記把持部の底部に螺合し、その先
端が前記回動レバーの凹部に常時当接可能なボル
トからなるクランプとしたものである。
び左右いずれかの側部が開口された框体状の把持
部と、上方開口部のうち左右いずれかの開口領域
に交換可能に固定され、先端に固定挟持部を備え
た固定挟持部材と、把持部の上方開口部のうち固
定挟持部材が配設される開口領域の他側の開口領
域に把持部内壁に密接する状態で配設され、框体
状の把持部の内壁に案内されて鉛直方向に昇降可
能とされ、先端部に前記固定挟持部と対向配置さ
れる可動挟持部を備えた可動挟持部材と、把持部
内に配設され、可動挟持部材を常時下方へ付勢す
るバネと、この可動挟持部材の下端に回動自在に
連結されるとともに、前記側方開口部から突出す
るハンドルと、このハンドルの前記連結部近傍に
回動自在に連結され、下端に凹部が形成された回
動レバーと、前記把持部の底部に螺合し、その先
端が前記回動レバーの凹部に常時当接可能なボル
トからなるクランプとしたものである。
[作用]
本考案に係るクランプによれば、ハンドルを回
動させることにより可動挟持部材が把持部内に配
設されるバネに抗して摺動し、これにより対向す
る固定挟持部と可動挟持部間で被クランプ物を挟
持することが可能となる。この際可動挟持部材
は、密接する框体状の把持部の内壁に案内される
状態で鉛直方向に上昇するため、常時対向する固
定挟持部と可動挟持部間の位置関係(例えば平
行)を正確に保ち、従来のクランプのように被ク
ランプ物を挟持した際に可動挟持部が曲がるよう
なことがない。したがつて、被クランプ物の挟持
動作を安定状態でスムーズに行うことができる。
動させることにより可動挟持部材が把持部内に配
設されるバネに抗して摺動し、これにより対向す
る固定挟持部と可動挟持部間で被クランプ物を挟
持することが可能となる。この際可動挟持部材
は、密接する框体状の把持部の内壁に案内される
状態で鉛直方向に上昇するため、常時対向する固
定挟持部と可動挟持部間の位置関係(例えば平
行)を正確に保ち、従来のクランプのように被ク
ランプ物を挟持した際に可動挟持部が曲がるよう
なことがない。したがつて、被クランプ物の挟持
動作を安定状態でスムーズに行うことができる。
また、本考案に係るクランプは、上方開口部に
おいて固定挟持部材と可動挟持部材を左右交換可
能に配置することができ、クランプする機械の構
造や被クランプ物の形状に応じて各挟持部材を左
右交換し、ハンドルと被クランプ物が干渉するこ
となく、あらゆる形状、構造に係る被クランプ物
のクランプ作業を行うことが可能となる。
おいて固定挟持部材と可動挟持部材を左右交換可
能に配置することができ、クランプする機械の構
造や被クランプ物の形状に応じて各挟持部材を左
右交換し、ハンドルと被クランプ物が干渉するこ
となく、あらゆる形状、構造に係る被クランプ物
のクランプ作業を行うことが可能となる。
さらに被クランプ物の種類や形状に応じて先端
形状(挟持部)の異なる固定挟持部材と可動挟持
部材に交換することが可能となる。したがつてあ
らゆる種類のクランプ作業に対応することができ
る。
形状(挟持部)の異なる固定挟持部材と可動挟持
部材に交換することが可能となる。したがつてあ
らゆる種類のクランプ作業に対応することができ
る。
また、クランプで被クランプ物を挟持した際、
ボルトと可動挟持部材とハンドルの連結部とを結
んだ直線よりバネ側に、レバーとの連結部を位置
し、レバーとハンドルとを圧接することで挟持状
態を保持することが可能となる。
ボルトと可動挟持部材とハンドルの連結部とを結
んだ直線よりバネ側に、レバーとの連結部を位置
し、レバーとハンドルとを圧接することで挟持状
態を保持することが可能となる。
さらにボルトの螺動調整により、挟持状態にお
ける固定挟持部と可動挟持部間の間隔を自由に設
定調整することが可能となる。
ける固定挟持部と可動挟持部間の間隔を自由に設
定調整することが可能となる。
[実施例]
以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図に基
いて説明する。
いて説明する。
第1、第2図において、4は把持部で断面形状
矩形の一方向に長い框体状に形成されている。
矩形の一方向に長い框体状に形成されている。
この把持部4の上方には上方開口部5が形成さ
れ、第1図右側部には側方開口部6が形成され、
さらに、底部にはネジ孔7が形成されている。8
は小孔で、把持部4の上方の表板および裏板の左
右に各々縦方向に二個ずつ形成されている。
れ、第1図右側部には側方開口部6が形成され、
さらに、底部にはネジ孔7が形成されている。8
は小孔で、把持部4の上方の表板および裏板の左
右に各々縦方向に二個ずつ形成されている。
9は固定挟持部材で、上方に固定挟持部9aを
備える。固定挟持部9aは側面形状逆L字状に形
成されるとともに、下方の取付部9bは四角柱状
に形成されている。
備える。固定挟持部9aは側面形状逆L字状に形
成されるとともに、下方の取付部9bは四角柱状
に形成されている。
この固定挟持部9aの挟持面9cには滑り止め
用の凹凸が形成されている。
用の凹凸が形成されている。
そして、取付部9bは、前記把持部4の上方開
口部5のうち、第1図右側の開口領域に嵌合さ
れ、前記右側の小孔8を介してボルトとナツト1
0によつて着脱自在に固着されている。
口部5のうち、第1図右側の開口領域に嵌合さ
れ、前記右側の小孔8を介してボルトとナツト1
0によつて着脱自在に固着されている。
11は可動挟持部材で前記把持部の上方開口部
5内であつて、前記固定挟持部材9に隣接して昇
降自在に嵌合している。すなわち、可動挟持部材
11は上方開口部5のうち、第1図左側の開口領
域に配設され、框体状の把持部4の内壁および固
定挟持部材9に密接されて鉛直方向に昇降可能と
される。この可動挟持部材11は、上面を可動挟
持部としての挟持面11cとしており、該挟持面
11cには凹凸が形成され、前記固定挟持部材9
の挟持面9cと対向している。
5内であつて、前記固定挟持部材9に隣接して昇
降自在に嵌合している。すなわち、可動挟持部材
11は上方開口部5のうち、第1図左側の開口領
域に配設され、框体状の把持部4の内壁および固
定挟持部材9に密接されて鉛直方向に昇降可能と
される。この可動挟持部材11は、上面を可動挟
持部としての挟持面11cとしており、該挟持面
11cには凹凸が形成され、前記固定挟持部材9
の挟持面9cと対向している。
この可動挟持部材の下端にはハンドル12が回
動自在に連結され、前記把持部4の側方開口部6
から外方へ突出している。このハンドル12の手
掛け部12aは把持部4側へ屈曲され、この屈曲
部には補助レバー16がピン17によつてハンド
ル12に軸支されている。
動自在に連結され、前記把持部4の側方開口部6
から外方へ突出している。このハンドル12の手
掛け部12aは把持部4側へ屈曲され、この屈曲
部には補助レバー16がピン17によつてハンド
ル12に軸支されている。
13はコイルスプリングで、上端は前記可動把
持部材11下方の把持部4内に取付けられるとと
もに、下端は前記把持部4の下方の側壁内側に取
付けられ、常時可動挟持部材11を下方へ付勢し
ている。
持部材11下方の把持部4内に取付けられるとと
もに、下端は前記把持部4の下方の側壁内側に取
付けられ、常時可動挟持部材11を下方へ付勢し
ている。
14は回動レバーで、中間部にハンドル側に突
出した膨出部14bが形成され前記ハンドル12
の連結部近傍に回動自在に連結され、下端には凹
部14aが形成されている。前記膨出部14bは
前記補助レバー16の先端16aに当接可能とな
つている。
出した膨出部14bが形成され前記ハンドル12
の連結部近傍に回動自在に連結され、下端には凹
部14aが形成されている。前記膨出部14bは
前記補助レバー16の先端16aに当接可能とな
つている。
15はボルトで、前記把持部底部のネジ孔7に
螺合している。
螺合している。
次に、第1図に示すクランプにより、被クラン
プ物を挟持する状態を説明する。
プ物を挟持する状態を説明する。
まず、ハンドル12を把持部4側に回動させる
と、第2図に示すように、可動挟持部材11はコ
イルスプリング13の弾性に抗して上方へ摺動
し、被クランプ物を挟持面9cと11c間で挟持
することができる。この際、可動挟持部材11
は、框体状の把持部4の内壁および固定挟持部材
9に案内されて、鉛直方向に上昇するため、対向
される挟持面9c,11c間の平行状態を保持す
ることが可能となり、被クランプ物を安定状態で
挟持することが可能となる。
と、第2図に示すように、可動挟持部材11はコ
イルスプリング13の弾性に抗して上方へ摺動
し、被クランプ物を挟持面9cと11c間で挟持
することができる。この際、可動挟持部材11
は、框体状の把持部4の内壁および固定挟持部材
9に案内されて、鉛直方向に上昇するため、対向
される挟持面9c,11c間の平行状態を保持す
ることが可能となり、被クランプ物を安定状態で
挟持することが可能となる。
次いで、クランプで被クランプ物を挟持した時
ボルト15の先端と可動挟持部材11とハンドル
との連結部11aとを結んだ直線よりコイルスプ
リング13側に、レバー14との連結部14cが
位置し、補助レバー16の先端16aを介してハ
ンドル12の内壁に強く圧接して挟持部状態が保
持されるのである。
ボルト15の先端と可動挟持部材11とハンドル
との連結部11aとを結んだ直線よりコイルスプ
リング13側に、レバー14との連結部14cが
位置し、補助レバー16の先端16aを介してハ
ンドル12の内壁に強く圧接して挟持部状態が保
持されるのである。
次にこの挟持状態を解除するためには前記補助
レバー16の下端16bをハンドル12側へ回動
させると、テコの原理により先端16aが回動レ
バーの膨出部14bを押圧し、ハンドル12は前
記膨出部14bとの強い圧接状態が解除され、コ
イルスプリング13の復帰力により可動挟持部材
11は下方へ摺動するとともに、ハンドルは第1
図に示すように開く。
レバー16の下端16bをハンドル12側へ回動
させると、テコの原理により先端16aが回動レ
バーの膨出部14bを押圧し、ハンドル12は前
記膨出部14bとの強い圧接状態が解除され、コ
イルスプリング13の復帰力により可動挟持部材
11は下方へ摺動するとともに、ハンドルは第1
図に示すように開く。
なお、固定挟持部材9の挟持面9cと可動挟持
部材11の挟持面11c間の間隔は前記ボルト1
5を昇降させて調節できる。
部材11の挟持面11c間の間隔は前記ボルト1
5を昇降させて調節できる。
次に、第3図に示すように第1図に示す状態に
対し、左右逆向きに各挟持部材9,11を配設し
てクランプを用いる場合を説明する。先ず、第1
図に示す状態の固定挟持部材9をボルト、ナツト
10を外すことにより、固定解除する。次いで可
動挟持部材を下方開口部5の図中右側の開口領域
へ移動し、さらに固定挟持部材を左側の開口領域
(第3図に示すように左側)へ移動させ、再びボ
ルトナツト10を用いて締めつければ良い。
対し、左右逆向きに各挟持部材9,11を配設し
てクランプを用いる場合を説明する。先ず、第1
図に示す状態の固定挟持部材9をボルト、ナツト
10を外すことにより、固定解除する。次いで可
動挟持部材を下方開口部5の図中右側の開口領域
へ移動し、さらに固定挟持部材を左側の開口領域
(第3図に示すように左側)へ移動させ、再びボ
ルトナツト10を用いて締めつければ良い。
このようにして、各挟持部材9,10の左右位
置を把持部4に対し交換可能とすることにより、
被クランプ物の形状、構造によつてハンドル12
が邪魔になる場合においても両者が干渉すること
なくクランプ作業が行えることとなる。例えば第
4図に示すフロントピラーのアウターパネルとイ
ンナーパネルを挟持する場合でも、ハンドル12
とタイヤが干渉することなくクランプ作業が行え
ることとなる。
置を把持部4に対し交換可能とすることにより、
被クランプ物の形状、構造によつてハンドル12
が邪魔になる場合においても両者が干渉すること
なくクランプ作業が行えることとなる。例えば第
4図に示すフロントピラーのアウターパネルとイ
ンナーパネルを挟持する場合でも、ハンドル12
とタイヤが干渉することなくクランプ作業が行え
ることとなる。
次に上記実施例の作用を説明する。
上記実施例に係るクランプによれば、ハンドル
12を把持部4側に回動させることにより、可動
挟持部材11がコイルスプリング13の弾性に抗
して上方に摺動することとなる。
12を把持部4側に回動させることにより、可動
挟持部材11がコイルスプリング13の弾性に抗
して上方に摺動することとなる。
すなわち、可動挟持部材11は、框体状の把持
部4の内壁および固定挟持部材9に密接するた
め、これらに案内されながら鉛直方向に上昇また
は下降することとなる。したがつて、固定挟持部
材9の挟持面9cに対して可動挟持部材11の挟
持面11cの平行状態を常時保持することが可能
となり、従来の移動口部を把持部に外装させたク
ランプのように可動挟持部が固定挟持部に対して
曲がるようなことがなく、スムーズな挟持作業を
行えることとなる。
部4の内壁および固定挟持部材9に密接するた
め、これらに案内されながら鉛直方向に上昇また
は下降することとなる。したがつて、固定挟持部
材9の挟持面9cに対して可動挟持部材11の挟
持面11cの平行状態を常時保持することが可能
となり、従来の移動口部を把持部に外装させたク
ランプのように可動挟持部が固定挟持部に対して
曲がるようなことがなく、スムーズな挟持作業を
行えることとなる。
また、上記実施例に係るクランプによれば、上
方開口部5において固定挟持部材9と可動挟持部
材11を左右交換可能に配置することができる。
したがつて、被クランプ物の形状、構造によつて
はハンドル12が邪魔になるような場合であつて
も、各挟持部材9,11の左右位置を交換するこ
とによりハンドル12と被クランプ物を干渉させ
ることなくクランプ作業が行えることとなる。
方開口部5において固定挟持部材9と可動挟持部
材11を左右交換可能に配置することができる。
したがつて、被クランプ物の形状、構造によつて
はハンドル12が邪魔になるような場合であつて
も、各挟持部材9,11の左右位置を交換するこ
とによりハンドル12と被クランプ物を干渉させ
ることなくクランプ作業が行えることとなる。
さらに被クランプ物の種類や形状に応じて先端
形状の異なる固定挟持部材や可動挟持部材に交換
してもよく、したがつて、あらゆる種類のクラン
プ作業に対応することができる。
形状の異なる固定挟持部材や可動挟持部材に交換
してもよく、したがつて、あらゆる種類のクラン
プ作業に対応することができる。
また、クランプで被クランプ物を挟持した際、
ボルト15の先端と可動挟持部材11とハンドル
12との連結部11aとを結んだ直線よりコイル
スプリング13側に、レバー14との連結部14
cが位置し、レバー14とハンドル12とを圧接
することで挟持状態を保持することが可能とな
る。
ボルト15の先端と可動挟持部材11とハンドル
12との連結部11aとを結んだ直線よりコイル
スプリング13側に、レバー14との連結部14
cが位置し、レバー14とハンドル12とを圧接
することで挟持状態を保持することが可能とな
る。
さらにボルト15の螺動調整により、挟持状態
における各挟持面9c,11c間の間隔を自由に
設定調整することが可能となる。
における各挟持面9c,11c間の間隔を自由に
設定調整することが可能となる。
なお、上記実施例に係るクランプにおいて可動
挟持部材と固定挟持部材の形状を反対としても良
く、また挟持部材をL字状に限らず「7」状にし
ても良い。
挟持部材と固定挟持部材の形状を反対としても良
く、また挟持部材をL字状に限らず「7」状にし
ても良い。
また、固定挟持部材と可動挟持部材との間隔は
隔壁等を介して離しても良い。
隔壁等を介して離しても良い。
[効果]
以上のように、本考案によれば挟持動作を安定
した状態でスムーズに行うことを可能とし、かつ
あらゆる形状・構造の被クランプ物のクランプ作
業に対応することができるクランプを提供するこ
とができるという効果がある。
した状態でスムーズに行うことを可能とし、かつ
あらゆる形状・構造の被クランプ物のクランプ作
業に対応することができるクランプを提供するこ
とができるという効果がある。
第1図〜第4図は本考案を説明するもので、第
1図は挟持した状態の断面図、第2図は開いた状
態の平面図、第3図は挟持方向を変えた断面図、
第4図は使用状態を示す説明図、第5図〜第7図
は従来技術を示すもので、第5図は開いた状態
を、第6図は閉じた状態を示す平面図。 4……把持部、5……上方開口部、6……側方
開口部、9……固定挟持部材、9a……固定挟持
部、11……可動挟持部材、12……ハンドル、
13……コイルスプリング(バネ)、14……回
動レバー、15……ボルト。
1図は挟持した状態の断面図、第2図は開いた状
態の平面図、第3図は挟持方向を変えた断面図、
第4図は使用状態を示す説明図、第5図〜第7図
は従来技術を示すもので、第5図は開いた状態
を、第6図は閉じた状態を示す平面図。 4……把持部、5……上方開口部、6……側方
開口部、9……固定挟持部材、9a……固定挟持
部、11……可動挟持部材、12……ハンドル、
13……コイルスプリング(バネ)、14……回
動レバー、15……ボルト。
Claims (1)
- 上方および左右いずれかの側部が開口された框
体状の把持部と、上方開口部のうち左右いずれか
の開口領域に交換可能に固定され、先端に固定挟
持部を備えた固定挟持部材と、把持部の上方開口
部のうち固定挟持部材が配設される開口領域の他
側の開口領域に把持部内壁に密接する状態で配設
され、框体状の把持部の内壁に案内されて鉛直方
向に昇降可能とされ、先端部に前記固定挟持部と
対向配置される可動挟持部を備えた可動挟持部材
と、把持部内に配設され、可動挟持部材を常時下
方へ付勢するバネと、この可動挟持部材の下端に
回動自在に連結されるとともに、前記側方開口部
から突出するハンドルと、このハンドルの前記連
結部近傍に回動自在に連結され、下端に凹部が形
成された回動レバーと、前記把持部の底部に螺合
し、その先端が前記回動レバーの凹部に常時当接
可能なボルトからなることを特徴とするクラン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984201344U JPH0111419Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984201344U JPH0111419Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61112864U JPS61112864U (ja) | 1986-07-17 |
JPH0111419Y2 true JPH0111419Y2 (ja) | 1989-04-03 |
Family
ID=30763049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984201344U Expired JPH0111419Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0111419Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW267126B (ja) * | 1993-02-04 | 1996-01-01 | Petersen Mfg Co Ltd |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4516872Y1 (ja) * | 1966-07-20 | 1970-07-11 | ||
JPS54125346A (en) * | 1978-03-17 | 1979-09-28 | Outboard Marine Corp | Method of assembling connecting rod and fixing apparatus for same |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP1984201344U patent/JPH0111419Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4516872Y1 (ja) * | 1966-07-20 | 1970-07-11 | ||
JPS54125346A (en) * | 1978-03-17 | 1979-09-28 | Outboard Marine Corp | Method of assembling connecting rod and fixing apparatus for same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61112864U (ja) | 1986-07-17 |
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