JPH01113345A - エーテル基含有アルコールのメタクリル酸エステルの製造法 - Google Patents

エーテル基含有アルコールのメタクリル酸エステルの製造法

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JPH01113345A
JPH01113345A JP26894887A JP26894887A JPH01113345A JP H01113345 A JPH01113345 A JP H01113345A JP 26894887 A JP26894887 A JP 26894887A JP 26894887 A JP26894887 A JP 26894887A JP H01113345 A JPH01113345 A JP H01113345A
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明洋 小林
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斉藤 高之
Toshio Akima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エーテル基含有アルコールのメタクリル酸エ
ステルの製造法に関する。
(従来の技術) エーテル基含有アルコールのメタクリル酸エステルは、
エーテル基が存在するため易酸化性であり、エステルの
合成および精製中に重合し易く。
製造の困難な化合物として知られている。また。
重合せずに合成できた場合でも、著しい着色を起こした
り、貯蔵安定性が悪いなどの問題点を避けることはきわ
めて難しい。
例えば、特公昭52−49449号公報や、特開昭50
−50313号公報には、エステル化反応させて得た反
応液をアルカリ水浴液で中和した後に油層を分離して蒸
留することにより着色が少なく、貯蔵安定性の良いエー
テル基含有メタクリル酸エステルを得る方法が記載され
ている。
また特開昭62−106057号公報には、メタクリル
酸とポリエーテルポリオールと酸性触媒を加熱して、温
度70℃となった時点でフェノール系重合防止剤を添加
することにより2着色の少ないエステルを得る方法が記
載されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、これらの特公昭52−49449号公報、特開
昭50−50313号公報および特開昭62−1060
57号公報には、いずれも合成中の重合防止については
、特に他の一般のメタクリル酸エステルの合成時の方法
以上のことは記載されておらず、この方法では、しばし
ば重合を起こすことが避けられない。
また、特公昭52−49449号公報および特開昭50
−50313号公報には、蒸留によって精製のできるメ
タクリル酸エステルの着色や貯蔵安定性を改善すること
はできるが、メタクリル酸エステルは熱によって重合し
易く、蒸留によって精製できるメタクリル酸エステルは
、ごく限られた少数のため、多くのエーテル基含有メタ
クリル酸エステルの着色や貯蔵安定性を改善することが
できない。
また特開昭62−106057号公報には、蒸留精製で
きないメタクリル酸エステルも淡色化できる方法として
重合防止剤を後添加する方法が記載されているが、この
方法では9重合の防止が不十分なうえ、淡色化に関して
も十分な効果が得られない。
本発明は1合成及び精製中の重合を防止し9着色が少な
く貯蔵安定性の浸れたエーテル基含有アルコールのメタ
クリル酸エステルの製造法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明は、エーテル基含有アルコールをアルカ
リ性物質で処理した後、アルカリ性物質の存在下にメタ
クリル酸メチルとエステル交換反応させることを特徴と
するエーテル基含有アルコールのメタクリル酸エステル
の製造法に関する。
本発明においてエーテル基含有アルコールとは。
分子内にポリアルキレングリコール型のエーテル結合を
有するアルコールであり、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシドなどのアルキレンオキシる。
エーテル基含有アルコールとして下記−数式(I)。
tut又は(IIIIで示される化合物を使用すること
が好ましい。
HO−+R’0斤H(1+ (式中、 a’はアルキレン基を表し、には整数を表す
)。
R2−0→−R’ O−+TH(■) (式中、R1はアルキレン基を表し、几2は炭化水素基
を表し、/は整数を表す) 又は H+0 [(、I−)−HO−R3−0→−RIO−)
yH(I[Il(式中、几1はアルキレン基を表し、R
3は2価の基を表し1mおよびnは、整数を表す)。
前記−数式(1)で示される化合物としては、几lが炭
素数が2〜5のアルキレン基であり、kが2〜30の整
数である化合物が好ましい。
前記−数式(11で示される化合物としては、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、11プロピレングリコール、テトラプロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコールなどが挙げ
られる。
前記−数式(■)で示される化合物としては、几lが炭
素数2〜5のアルキレン基であり、几2が炭素数20以
Fの飽和若しくは不飽和の脂肪族炭化水素基、炭素数2
0以ドの飽和若しくは不飽オロの脂環式炭化水素基又は
炭素、fi20以下の芳香族炭化水素基であり、lが1
〜30の整数である化合物が好ましい。
前記−数式[1で示される化合物としてはメタノール、
エタノール、プロパツール、 71Jルアルコール、ブ
タノール、ペンタノール、シクロペンタノール、ヘキサ
ノール、シクロヘキサノール、ノルボルネオール、ノル
ボルネニルアルコール、ノルボルニルメチルアルコール
、ノルボルネニルメチルアルコール、アダマンタノール
、トリシクロ[5,Z 1.0”)デカ−3−エン−8
−オール、トリシクロ[:5.2.1.Oλ6〕 デカ
−3−エン−9−オール、トリシクロ[: 5. ’2
.1゜02−6〕デカン−8−オール、トリシクロ〔5
,λ1゜0”〕〕デカンー3−イルメタノールトリシク
ロ(511,0”’〕デカンー4−イルメタノール、ボ
ンオキシド等が付加重合した化合物、トリシクロ(51
1,0”)デカ−3,8−ジエン(慣用名ニジシクロペ
ンタジェン)にエチレングリコール、プロピレングリコ
ール等を付加させ、さらにこのものにエチレンオキシド
、プロピレンオキシド等ヲ付加重合したものなどが挙げ
られる。
前記−数式(Iillで示される化合物としては、几1
が炭化水素基を含有し、−〇−若しくは−802−の構
造単位を有していてもよい2価の基であり2mおよびn
がmとΩの和が2〜30の整数である化合物が好ましい
前記−数式(ill)で示される化合物としては、1.
4−ブタンジオール、1.3−ブタンジオール、1.6
−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメチロール、3
.8−ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ(5,2,
1,0λ6〕デカン、49−ビス(ヒドロキシメチル)
トリシクロ(5,2,1,02−6]デカン、4.8−
ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ[5,2,1゜−
ルウビスフェノールA、  ビスフェノールS、ビス(
p−ヒドロキシフェニル)エーテル等の多価フェノール
ナトにエチレンオキシド、プロピレンオキシド等が付加
重合し念化合物などが挙げられる。
また、エーテル基含有アルコールのなかでも。
分子内に二重結合又は脂環式構造を有するアルコールは
特に酸化され易い化合物である。
このようなエーテル基含有アルコールは、使用しようと
したとき、既に酸化されていることが多く、空気中に放
置しておくとさらに酸化され、空気を吹込むとその酸化
される量が著しく増大するものと考えられる。このよう
なエーテル基含有アルコールを、それf自身酸化されて
いる状態でメタクリル酸メチルとエステル化を行うと合
成及び精製中のメタクリロイル基の二重結合の重廿を引
き起こしたり、生成物が着色したり、貯蔵安定性に悪影
響を及ぼすことになる。
このように酸化されているエーテル基ぎ有アルコールを
アルカリ性物質で処理することによりこの酸化物を分解
し、好ましくない重合反応や着色を抑制することができ
る。
アルカリ性物質としてはナトリウム、カリウム。
リチウム、マグネシウム、カルンウム、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム、水素化リチウム、ブチルリチウム
、フェニルリチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム、ナトリウム、カリウム又はリチウ
ムのメトキシド、エトキシド°、プロポキシド又はブト
キシド、前記エーテル基含有アルコールのアルコキシド
などが挙げられる。
アルカル性物質が、ナトリウム、カリウム、リチウム、
これらの水酸化物およびこれらのアルコキシドの少なく
とも一種の化合物であることが好ましい。腐蝕性が低い
9反応に際し水素が発生しない等の取り扱いの点からは
ナトリウム、カリウム、リチウムの水酸化物およびアル
コキシドがより好ましい。水酸化リチウム、リチウムメ
トキシド、リチウムエトキシド、リチウムプロポキシド
リチウムブトキシドが特に好ましい。
これらは、メタノール、エタノールなどのアルコール等
の溶媒に溶解または分散させて用いても借わない。
アルカリ性物質の使用量は、エーテル基含有アルコール
に対して0.O1〜5.0重量%が好ましく。
特に0,05〜2..0重量%の使用量が好ましい。ア
ルカリ性物質が少ないと酸化物の分解効果が十分に得ら
れず、また多すき゛てもこの効果の特別な向上はない。
これらのアルカリ性物質は、はじめに全量をエーテル基
含有アルコールに加えて処理2反応を行なってもよいが
、処理中或いはエステル交換反応中にアルカリ性物質の
必要貸を分割し追加添加を行なっても良い。
エーテル基含有アルコールのアルカリ性物質による処理
は通常の攪拌装置を備えた反応容器中で行なうことが好
ましい。またはエーテル基含有アルコールの貯蔵容器中
にアルカリ性物質を加えておくこともできるが、アルカ
リ性物質は固形のものが多く、シかもエーテル基含有ア
ルコールに対して、あまり溶解し易くないものが多いの
で、接伴等により液がある程度流動状態の方が効率的で
ある。
処理条件は、用いるアルカリ性物質の種類及び量によっ
て異なるが、0〜120’Cの温度で行なうのが好まし
い。処理時間は適宜決定すればよいが、5時間以内の範
囲で十分でちる。例えば金属アルカリを用いる場合、温
度は低いことが好ましく、また、低温で実質的に短時間
で処理を終えることができる。一方、水酸化アルカリ等
のエーテル基含有アルコールに溶解しにくいアルカリ性
物質を用いる場合は、固液接触となるため、加温したり
長時間で処理するのが好ましい場合がある。
しかし、いずれにしても、室温で(特別に加温。
冷却せずに)、1分〜1時間、緩やかに攪拌することに
より、目的を達することが可能である。また、実際の製
造設備において、エーテル基含有アルコールにアルカリ
性物質を添加後、さらに、メタクリル酸メチルを添加す
る場合、メタクリル酸メチルの仕込みにある程度の時間
を要するため。
エーテル基含有アルコールへのアルカリ性物質の添加直
後に、メタクリル酸メチルを仕込み、後述のエステル交
換反応をさせても、@記処理を実質的に完了させること
もできる。エーテル基含有アルコールをアルカリ性物質
で処理後、該物質を分離しなければ、得られた処理液は
、数日間貯蔵しても、酸化物の生成を抑制することがで
きる。従つて、該処理後、処理液を貯蔵後に、メタクリ
ル酸メチルとのエステル交換反応に供することができる
前記アルカリ性物質は、エステル交換反応の触媒として
機能するため、@記処理後、処理液から分離することな
く、該処理液にメタクリル酸メチルを加えてエステル交
換反応させることができる。
処理液からアルカリ性物質を除去する必要がある場合は
、酸による中和、水洗、濾過等によって該アルカリ性物
質を除去することができる。
エーテル基含有アルコールとメタクリル酸メチルのエス
テル交換反応に際し、アルカリ性物質は。
エーテル基含有アルコールに対して0.01〜10.0
重量%存在することが好ましく、特に0.05〜5.0
重量%存在するのが好ましい。少なすぎるとエステル交
換反応が遅くなり、多すぎても特に利点はなく1反応終
了後にアルカリ性物質を除去するために煩雑な操作を要
することになる。
前記処理液からアルカリ性物質を分離しない場合は、エ
ステル交換反応に際し、新たにアルカリ性物質を添加し
なくてもよく、また、適宜、上記エステル交換反応にお
けるアルカリ性物質の存在量になるようにアルカリ性物
質を添加してもよい。
エステル交換反応に際し、存在させるアルカリ性物質と
しては、前記したアルカリ性物質を使用することができ
、このアルカリ性物質は、エステル交換反応中において
、酸化物の生成を抑制する機能を有する。
エステル交換反応に際し、メタクリル酸メチルは、エー
テル基含有アルコールの水酸基1当量に対して2〜10
モルの範囲で使用するのが好ましい。メタクリル酸メチ
ルが少なすぎると反応が遅くなり、未反応のエーテル基
含有アルコールが残りやすくなる。一方、メタクリル酸
メチルが多すぎると生産性が悪くなるとともに2反応終
了後に過剰のメタクリル酸メチルを回収する工程に長時
間を要してしまう。
本発明においては、エステル交換反応に際し。
重合防止剤を存在させるのが好ましい。重合防止剤とし
ては、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル
、t−ブチルカテコール、バラベンゾキノン、2.5−
ジフェニルパラペンツキノン。
フェッチアシン、ジフェニルアミン、フェニル−β−ナ
フチルアミン、メチレンブルーなどの公知の重合防止剤
を用いることができる。これらの重合防止剤の使用量は
、エーテル基含有アルコールに対して15〜10,00
0pI)mが好ましく、特に。
50〜i、oooppmが好ましい。少なすぎると重合
防止剤を使用することによる重合防止効果が必ずしも十
分でなくなることがあり、また、多過ぎると重合防止剤
が除去されない製品をボリフ化に供する際にボリフ化を
阻害するなどの悪影響を及ぼすことがある。なお、得ら
れる反応液の着色が少ないという点で特にヒドロキノン
モノメチルエーテルとフェノチアジンが好ましい。なお
9本発明において2反応中9反応液の重合防止のために
さらに、少址の分子状酸素を吹き込むのが好ましい。分
子状酸素は、空気等希釈された形態で使用するのが好ま
しい。分子状酸素の吹き込みは、後述するように精留塔
を使用する場合、該精留塔内で気体または液体として存
在するメタクリル酸メチルの重合を防止するためにも好
ましい。分子状酸素の使用量としては2反応器の形状や
攪拌動力などによっても影響を受けるが、仕込んだエー
テル基含有アルコール1モルに対して5〜500m1!
/min (空気としテ25〜2,500m1!/ml
n )の速度で吹き込めばよい。
エステル交換反応は、常圧又は減圧下で60〜130℃
で行なうのが好ましい。
また、エステル交換反応の反応形態としては。
メタクリル酸メチルとアルコールとをエステル交換反応
によりメタクリル酸エステルを製造する当業者間で一般
的に知られている方法を採用することができる。この方
法において原料アルコールの転換率を高めるため、副生
するメタノールとメタクリル酸メチルと全共沸蒸留する
ことによりメタノールを系外に留去しながら合成を行な
うのが好ましい。
そこで1反応装[置としては、精留塔の付いた回分式反
応槽で行なうのが好ましい。この場合、エステル交換反
応は1例えば次のようにして行なわれる。すなわち、常
圧で反応を行なう場合、昇温しで反応液温か100℃位
になると生成するメタノールとメタクリル酸メチルが沸
騰してくる。精留搭で塔頂温度がメタノールとメタクリ
ル酸−メチルとの共沸点である64℃から70℃の範囲
になるように還流比を管理(約1〜20の範囲)して。
メタクリル酸メチルが系外へ留出する量をできるだけ少
なくなるようにしながらメタノールをメタクリル酸メチ
ルとの共沸物として系外へ除去しながらエステル交換反
応を冗語させる。この場合。
反応の終点近くになると反応液温は110〜125℃ぐ
らいに上昇し、iた塔頂温度は100℃近くになる。す
なわち、メタノールとメタクリル酸メチルの共沸組成と
ずれてくるので還流比を大きくして(10以上)メタク
リル酸メチルの損失を少なくするのが好ましい。
一方で、メタノールが反応系中で高濃度、長時間滞留す
ると、メタクリル酸エステルの不飽和結合にメタノール
が付加した副生物が生成してくるので、この生成量を少
なくするためにできるだけ生成するメタノールを速やか
に系外に留去する必要もある。
ここで精留搭内には反応槽から気化したメタクリル酸メ
チルの液体と気体が多二萱に存在する。しかし9反応槽
に重合防止剤を仕込んだとしてもこれは簡単に気化しな
いため、精留塔内には重合防止剤がほとんど存在しない
状態であり、メタクリル酸メチルが重合するおそれがあ
る。そこで前述し次ように反応槽に分子状酸素(例えば
空気)を導入し、精留塔内に分子状酸素を共存させる方
法や、精留塔の塔頂から塔にもどされる還流液に重合防
止剤を添加するのが好ましい。
エステル交換反応により得られた反応液は、多くの場合
、メタクリル酸メチル、生成物のメタクリル酸エステル
、少量の原料アルコール及び重合防止剤を含む溶液と、
アルカリ性物質等の不M物とからなっている。
この反応液から生成物のメタクリル酸エステルを実質的
に単離して製品を得るには、当業界で広く行なわれてい
る方法で行なうことができる。すなわち1反応液からそ
のままメタクリル酸メチルを留去し、引続いて目的生成
物のメタクリル酸エステルを蒸留(通常は減圧蒸留によ
る)により得てもよい。また1反応液を濾過または水洗
浄することによってアルカリ性物質(触媒)等を除去し
てから、メタクリル酸メチルを留去して製品としてもよ
く、場合によってはさらに蒸留精製してもよい。また9
反応液からメタクリル酸メチルを留去してからPAまた
は水洗浄によってアルカリ性物質(触媒)等を除去して
製品としてもよく、この場合も、さらに蒸留fllHし
てもよい。なお、水酸化リチウムやリチウムメトキンド
のようなアルカリ性物質を用いると、濾過による除去が
容易であるため好都合である。
また9本発明における好ましい態様を以下に示す。
すなわち、精留塔(実段数2〜15段:これ以上の段数
があっても良いが2〜15段で十分である)を備えた反
応装置を窒素置換し、まずニーチル基含有アルコールを
仕込む。次にアルカリ性物質を加えて攪拌処理を行なう
。続いて重合防止剤を添加し、さらにメタクリル酸メチ
ルを仕込む。
常圧又は減圧下で攪拌しながら昇温し1反応層温度が5
0℃になったら空気又は酸素を吹き込む。
この時吹込む空気又は酸素は乾燥したものであることが
好ましく水分含有量は1重、teI6以F、よシ好まし
くは1,000 pI)m以下である。圧縮空気を硫酸
、モレキュラシーブ、塩化カルシウム、シリカゲル等に
より水分を吸着除去したり、冷却して含まれる水分を凝
縮して除去することができる。
また W化、ff#シた酸素をそのまま、又は窒素など
で希釈して使用することもできる。
水または空気中の水分などの影響で2反応中にアルカリ
性物質が触媒としての機能を失活することもあるため2
反応中は連続的に少量ずつ、又は10〜30分母にアル
カリ性物質の必要量を分割し追加添加する方法を行なう
方法も有効である。
夜温が上昇しく常圧の場合は約100℃)で蒸気が上昇
し始めたら、はじめは精留塔を全還流状態にして塔頂温
度がメタノールとメタクリル酸メチルの共沸温度(常圧
の場合は64〜66℃)Kなるまで待ち9次に還流比を
1〜100間に設定して副生ずるメタノールを共沸する
メタクリル酸メチルとともに抜き出す。反応中の還流比
は先に記述した通りである。
また反応中に精留塔内にもどされる還流液に重合防止剤
を添加する方法としては、予め、メタクリル酸メチルに
反応液中に仕込んだものと同じ重合防止剤を溶解させて
おき、これを還流液にポンプなどを用いて連続的に加え
る方法がよい。
また1反応後の反応液をFAする際には2反応液の0.
1〜2.0重+it%程度の濾過助剤(通常ケイノウ土
などが用いられる)を反応液中に混合したり、あるいは
濾過面上にプレコートしておく方法が有利である。
(作用) エーテル基含有アルコールは易酸化性であり。
使用しようとしたとき、既VC酸化されていることが多
く、空気中に放置しておくとさらに酸化され。
さらに分子状酸素を吹込むと酸化される量が著しく増加
すると考えられる。
このアルコールをアルカリ性物質で処理することにより
s化物を分解することができ、アルカリ性物質と重合防
止剤の存在下にエステル交換反応の温度条件下で空気を
吹込んでも酸化されることがなく、過酸化物が系中に生
成しない。
アルカリ性物質で処理することによシ合成及び精製中の
重合を防止し1着色が少なく貯蔵安定性の優れたエーテ
ル基含有メタクリル酸エステルの製造が可能となる。
(実施例) 本発明の詳細な説明する。
なお、以下の実施例で重合物の生成の有無の判定は以下
の方法で行なった。
O重合物の生成の有無の判定 メタノール溶解性テストにより行なった。すなわち、試
験管に試N 591メタノール159をとシ。
よく振り混ぜて混合したときの不溶物の有無(白濁の有
無)を肉眼で観察し重合物の有無を判定した。
実施例1 攪拌装置、温度計、空気導入管及び精留塔(10段ニス
ニーダ−型)のついた11!4つロフラスコvc、ホv
エチレングリコールモノジシクロベンテにエチレングリ
コールを酸触媒下に付加させ、さらにこのものにエチレ
ンオキシドを付加重合させて得られた。) 2069(0,5モル)を仕込み、これに粒状の水酸化
リチウム1.09(アルコールの0.5重′fjkチ)
を加え、40℃で30分分間中かに攪拌した。浴液中に
は水酸化リチウムが分散された状態になっていた。次に
、メタクリル酸メチル2009(2,0モル)及ヒヒド
ロキノンモノメチルエーテル0.129を仕込み空気(
水分含有量1 s o ppm)を50m1!/分の速
度で反応液に導入しながら昇温した。はじめ反応液温か
約100’Cまで上昇したときに、精留塔の塔頂からメ
タノールとメタクリル酸メチル共沸混合物が留出し始め
たので、iL流比を約2とし、塔頂温度が64〜66℃
の範囲になるようにしてメタノール全メタクリル酸メチ
ルとの共沸物として留去しながら反応を行なった。
それ粒状の水酸化リチウム0.59ずつ追加添加した(
前処理で加えたものを含めた合計でアルコールの1.0
重11゜ 、 −“ &始から3時間反応させた。塔頂温度が上昇をはじめ、
約90℃まで上昇したのでそれに合わせて還流比を徐々
に太きくシ、最終的には10にして反応を1時間続けた
。この時点、すなわちイ分析したところポリエチレング
リコールモノジシクロペンテニルエーテルの合計が、製
品である核アルコールのメタクリル酸エステルの合計に
対して0.5%(面積%)となったので1反応を終了し
た。なお9反応中はもちろん反応終了後の反応液中には
重合物は生成していなかった。
次いで1反応液温を100℃とし、徐々に圧力を低くし
ながらメタクリル酸メチル金留去し、最終的には40 
mmHgとし、ガスクロブトグラフィ分析によりメタク
リル酸メチル含有率が0.3%になった時点で過剰のメ
タクリル酸メチルの除去をやめた。この後70℃で濾過
圧力1kg/cdで、東洋戸紙製5B(濾過面積70c
m2)のF紙を用いて濾過しく濾過時間13分)、淡黄
色透明液体(色相:ハーゼン色数計150)を230g
得た。この液体をガスクロマトグラフィ分析したところ
ポリエチレングリコールモノジシクロペンテニルエーテ
ルのメタクリル酸エステルの合計が98.3係(面積俤
)の純度であった。また2重合物は検出されなかった。
比較例1 実施例1と同様の装置に、ポリエチレングリコールモノ
ジシクロペンテニルエーテル(実26例1に同じ)zo
sg(o、sモル)、チタンテトライソブロボキシド4
.og、  ヒドロキノンモノメチルエーテル0.12
9及びメタクリル酸メチル200g(′2.0モル)を
仕込み、空気を50m!!/分の速度で導入しながら反
応を行なった。
反応開始直後に重合物の生成が認められた(反応液を少
量採取し、チタンテトライソプロボキゾドを除去してか
らメタノール溶解性テストを行なった)。そのまま加熱
を続けたところ約1時間後に重合物の著しい生成が観察
され1反応液が増粘し、攪拌不能となった。
比較例2 ポリエチレングリコールモノジシクロペンテニルエーテ
ル(実施例1に同じ)を、実施例1と同様に水酸化リチ
☆ムを加えて攪拌処理した後、F遇し水酸化リチウムを
除き、水洗した後ボウ硝で乾燥した。このアルカリ性物
質で処理をした後。
アルカリ性物質を除いたポリエチレングリコールモノジ
シクロペンテニルエーテル2069.fタンテトライソ
プロポキシド4.09.  ヒドロキノンモノメチルエ
ーテル0.129及びメタクリル酸メチル200g(2
,0モル)を仕込み、空気を50me1分の速度で導入
しながら実施列1と同様に反応を行5なった。反応開始
後1時間で重合物の生成が認められ、そのまま加熱を続
けたところ約1時間後に増粘して撹拌不能となった。
比較例3 攪拌装置、温度計、空気導入管、水分離器付き還流冷却
管を備えた11!4つロフラスコにポリエチレンクリコ
ールモノジシクロベンテニルエーテル(実施例1に同じ
)2069(0,5モル)、メタクリル酸529(0,
6モル)、トルエン2009、パラトルエンスルホン1
220 g、  ヒドロキノンモノメチルエーテル0.
129を仕込み、空気を50m//分の速度で導入しな
がら昇温し、生成する水を1余きながら加熱還流した(
100〜120℃)。反応開始直後に重合物の生成が認
められ。
そのまま加熱を続けたところ約2時間後に増粘し攪拌不
能となった。
比較・列4 実施例1と同様の装置にポリエチレンクリコールモノジ
シクロベンテニルエーテル(実施例1に同1;> 20
6 g(0,5モル)、ヒドロキノンモノメチルエーテ
ル0.129及びメタクリル酸メチル200 g (2
,0モル)を仕込み、空気を50m11分の速度で導入
しながら昇温した。15分後に液温か100℃に上昇し
、メタクリル酸メチルが還流し始めた。この温度で30
分保った後、水酸化リチウムを1.Og加えて反応を行
なったが、既にこの時点で反応液中に重合物が生成して
いた。しかし、それ以上増粘しなかったので9反応を続
け。
この間反応開始後30分と1時間の時点で水酸化リチウ
ム0.5gずつ加えた。4時間反応した後。
実施例1と同様にメタクリル酸メチルを留去し。
濾過した。得られた液体は重合物を含有し、また褐色に
着色(ハーゼン色数計600)しているため、そのまま
製品としては使用し得ないものであった。
比較例5 実施例1と同様の装置に、ポリエチレングリコールモノ
ジシクロペンテニルエーテル(実m例tに同じ)206
g(0,5モル)を仕込み、これに水酸化リチウムo、
otg(アルコールのo、 o o sチ)を仕込み4
0℃で1時間攪拌処理した後、メタクリル酸メチル20
09(2,0モル)、ヒドロキノンモノメチルエーテル
0.129i仕込み空気(水分量xsoppm)を50
m//分吹き込みながら昇温した。反応中に水酸化リチ
ウムの追加添加は行なわなかったところ2反応開始後1
時間目に反応率40%で反応が停止し、さらに1時間加
熱を、続けたところ重合物が生成した。
実施例2 実施クリ1と同(子の装置4にポリエチレングリコール
モノジシクロペンテニルエーテル(tAm例IK同じ)
2069(0,5モル)を仕込み、これに水酸化リチウ
ム16g(アルコールの7.8重t%)を仕込み40°
Cで1時間攪拌処理した後、メタクリル酸メチル200
g(2,0モル)、ヒドロキノンモノメチルエーテル0
.129を仕込み空気(水分zt s o ppm)を
50mJ/分吹き込みなから昇温反応させた。反応開始
から30分後と1時間後にそれぞれ水酸化リチウム10
9ずつ追加した(前処理で加えたものを含めた合計でア
ルコールの17.5重量俤)。実施例1と同様にメタク
リル酸メチルを留去し濾過を行なったが、濾過に要した
時間は54分であり、得られたメタクリル酸エステル(
色相:ハーゼン色数計150)の収量は180gであっ
た。
実施例3 実施例1と同様の装置にポリエチレングリコールモノジ
シクロペンテニルエーテル(’II例1に同じ)206
g(0,5モル)を仕込み、これに28%ナトリウムメ
トキシド−メタノール溶液1.09(ナトリウムメトキ
シドとしてアルコールの0.14重量%)を加え25 
’Cで30分間攪拌処理を行なった。
こnに、メタクリル酸メチル2009(2−0モル)及
ヒヒドロキノンモノメチルエーテル0.129を仕込み
、空気(水分含有量150ppm)を50m1!/分の
速度で反応液に導入しながら、実施例1と同様に昇温し
て反応させ念。反応開始後15分後から3時間後の間1
5分毎に28チナトリウムメトキシドーメタノール溶液
0.5gずつ追加した(計12回6.09.前処理で加
えたものを含めた合計7.ogナトリウムメトキシドと
してアルコールの0.95電量%)。
反工6終了後、実施例1と同様にメタクリル酸メチルを
留去し、濾過を行なおうとしたが、P紙が目づまりを起
こし、全量濾過をするのが困難であったので、水洗によ
ってす) IJウムメトキゾドを除去し、その後ボウ硝
で乾燥した。この結果2色相:ハーゼン色数計160.
ポリエチレングリコールモノジシクロペンテニルエーテ
ルのメタクリル酸エステルの合計の純度98.1%(面
積%)のものが195g得られた。また重合物は検出さ
れなかった。
実施例4 反応中に吹き込む空気が水分含有t′2..8重i%の
乾燥されていない空気である他は全〈実施列1と同様に
前処理2反応を行なってポリエチレングリコールモノジ
シクロペンテニルエーテルのメタクリル酸エステルを合
成した。反応開始後4時間の反応液をガスクロマトグラ
フィ分析したところ。
ポリエチレングリコールモノジシクロペンテニルエーテ
ルの合計が、製品である該アルコールのメタクリル酸エ
ステルの合計に対して2.4%(面積%)であったが2
反応を終了して実施例1と同様にしてメタクリル酸メチ
ルを留去し濾過した。濾過に要した時間は37分間であ
り、淡黄色透明(色相:ハーゼン色数計140)で重合
物の含まれていない液体210gを得た。この液体をガ
スクロマトグラフィ分析したところポリエチレングリコ
ールモノジシクロペンテニルエーテルのメタクリル酸エ
ステルの合計が96.2%(面積チ)の純度であった。
実施例5 実施例1と同様の装置にポリプロピレングリコールモノ
ジシクロペンテニルエーテル (トリククロ[:5.2−1.0  ]]1カー3−エ
ンー8又は9)−オールにプロピレンオキシドラ付加重
分して得られた。) 2919(0,4モル)を仕込み、これに10%リチウ
ムメトキシド−メタノール溶液2.0 tx を加、t
、 30℃で30分間攪拌処理を行なった。これにメタ
クリル酸メチル16og(1,6モル)、及びヒドロキ
ノンモノメチルエーテル0.169を仕込み、実施例1
と同様に反応を行なった。なお反応開始から30分後、
1時間、2時間後に10%リチウムメトキシド−メタノ
ール溶液をそれぞれ1.Ogずつ追加した。
反応終了後9反応液中に重合物は検出されなかった。反
応液をガラスプフナーロートを用い、東洋濾紙製、5B
のp紙を用いて吸引濾過した後、実施例1と同様な条件
でメタクリル酸メチルを留去することにより淡黄色透明
な液体3059を得た(色相:ハーゼン色数計200)
。この液体はポリプロピレンクリコールモノジシクロベ
ンテニルエーテルのメタクリル酸エステル98%(ケン
化価69rNJKOH/9)を含み2重合物は含有して
いなかつた。
実施例6 実施例1と同様の装置層にアリルアルコールエチレンオ
キシド付加物146 g (1,0モル)(アリルアル
コールにエチレンオキシドを付加重合して得られた。) を仕込み、これに28チナトリウムメトキシドーメタノ
ール浴液1.Ogを加え、25℃で20分間攪拌処理を
行なった。これにメタクリル酸メチル3509(3,5
モル)及びヒドロキノンモノメチルエーテル0.11g
を仕込み、実施例1と同様に反応を行なった。なお9反
応開始から30分間毎にそれぞれ28チナトリウムメト
キシドーメタノール#液を0.59ずつ追加した。反応
終了後(4時間後)反応液中に重合物は生成していなか
った。
反応液を水洗して、ナトリウムメトキシドを除去しメタ
クリル酸メチルを留去して淡黄色透明液体(色相:ハー
ゼン色数計80)210G (収率:98%)を得た。
ガスクロマトグラフィ分析に1)7リルアルコールエチ
レンオキシド付加物のメタクリル酸エステルの純度は9
&7%であシ。
重合物は含まれていなかった。
このアリルアルコールエチレンオキシド付加物のメタク
リル酸エステル109を18111111φ試験管に入
れ、110℃で2時間加熱したが9重合物が生成するな
どの変化は認められなかった。
比較例6 比較例3と同様の装置にアリルアルコールエチレンオキ
シド付加物(実施例3と同じ)146g(1,0モル)
、メタクリル酸1039(1,2モル)パラトルエンス
ルホン酸209.  ヒドロキノン1169、n−ヘキ
サン2009を仕込み、空気を50m//分の速度で導
入しながら昇温し生成する水を除きながら加熱還流した
(反応温度70〜75℃)。反応開始後、約1時間から
、フラスコ壁への重合物の付着と着色が著しくなったが
、そのまま反応を続け10時間後に反応水の生成がほと
んど無くなったので加熱を停止した。この時。
フラスコ壁にはかなシの重合物が付着していたが。
ヘキサン浴液中には重合物が認められなかったので、ヘ
キサン醇解分のみ取り出して5%水水酸化ナトリウム水
液液洗浄してパラトルエンスルホン酸と過剰のメタクリ
ル酸、ヒドロキノンなどを除去し、さらに水洗した後ヒ
ドロキノンモノメチルエーテルo−1gを加えてヘキサ
ンを留去した。得られた液体は重合物は含まれていなか
ったが茶褐色に着色しており(色数:/・−ゼン色数計
1000以上)、ガスクロマトグラフィ分析による純度
は97.2チ(面積%)であった。また収量は809で
あり収率は37%であった。このアリルアルコールエチ
レンオキシド付加物メタクリル酸エステル109を18
刺φ試験管に入れ、110°Cに加熱したところ30分
後に重合により固まった。
実施例7 実施例1と同様の装置にビスフェノールAエチレンオキ
シド付加物 (ビスフェノールAにエチレンオキシドラ付加重合して
得られた。) 200.4g(0,3モル)、水素化リチウム0.3g
を加えて40℃で1時間緩やかに攪拌処理した。
これにメタクリル酸メチル2409(2,4モル)及ヒ
ヒドロキノンモノメチルエーテル0.069i加え、空
気を50mJ/分の速度で導入しながら実施例1と同様
に反応を行なった(反応温度100〜115℃)。なお
1反応の追跡は高速液体クロマトグラフィ分析で行なっ
た。
実施例2と同様に濾過、メタクリル酸メチルの留去を行
ない、淡黄色透明液体(色、川:ハーゼン色数i100
 )を228g得た。ビスフェノールAエチレンオキシ
ド付加物ジメタクリル酸エステルの純度は95.5%で
あり、残りはモノエステル等であった。また重合物は検
出されなかった。このものを10g18wφ試験管にと
り、110℃で2時間加熱したが変化はなかった。
比較例7 実施例1と同様の装置にビスフェノールAエチレンオキ
シド付加物200.49.チタンテトライソプロポキシ
ド4.09.  メタクリル酸メチル2409及びヒド
ロキノンモノメチルエーテル0.069を仕込み、空気
を50mJ/分の速度で仕込みながら実施例1と同様に
反応を行なった。反応開始後2時間で重合物の生成が認
められ、さらに加熱を続けたところ約2時間後に増粘し
て攪拌不能となった。
実施例8 実施例1と同様の装置にテトラエチレングリコール(H
+0CH2C)(2+rOH分子1194)116.4
g(0,6モル)を仕込み、これに粒状の水酸化ナトリ
ウム1.0gを加え、80℃で20分分間中かに攪拌処
理をした。これを40°Cに冷却し、メタクリル酸メチ
ル400g(4,0モル)。
ヒドロキノンモノメチルエーテル0.10 g仕込ミ。
空気を50me/分の速度で吹込みながら実施例1と同
様に反応を行なった。なお反応開始後30分毎に、28
チナトリウムメトキシドーメタノール溶液0.59ずつ
追加した。反応終了後、実施例3と同様に処理を行ない
、淡黄色透明液体(色相:ハーゼン色数計120)18
59を得た(ジエステル純1ffi96.5%、重合物
なし)。このテトラエチレングリコールジメタクリル酸
エステル109を18aunφ試験管に入れて110℃
で2時間加熱したが変化はなかった。
(発明の効果) 本発明によれば2合成及び精製中の重合を防止し9着色
が少なく貯蔵安定性の浸れたエーテル基含有アルコール
のメタクリル酸エステルを製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エーテル基含有アルコールをアルカリ性物質で処理
    した後、アルカリ性物質の存在下にメタクリル酸メチル
    とエステル交換反応させることを特徴とするエーテル基
    含有アルコールのメタクリル酸エステルの製造法。 2、エーテル基含有アルコールにアルカリ性物質を加え
    て攪拌したのち、さらにメタクリル酸メチルを加えてエ
    ステル交換反応させる特許請求範囲第1項記載のエーテ
    ル基含有アルコールのメタクリル酸エステルの製造法。 3、エーテル基含有アルコールが下記一般式( I )、
    (II)又は(III)で示される化合物である特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載のエーテル基含有アルコール
    のメタクリル酸エステルの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1はアルキレン基を表し、kは整数を表す
    )、 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1はアルキレン基を表し、R^2は炭化水
    素基を表し、lは整数を表す) 又は ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1はアルキレン基を表し、R^3は2価の
    基を表し、mおよびnは、整数を表す) 4、アルカリ性物質が、ナトリウム、カリウム、リチウ
    ム、これらの水酸化物およびこれらのアルコキシドの少
    なくとも一種の化合物である特許請求第1項又は第2項
    記載のエーテル基含有アルコールのメタクリル酸エステ
    ルの製造法。 5、エステル交換反応を重合防止剤の存在下に行なう特
    許請求範囲第1項、第2項、第3項又は第4項記載のエ
    ーテル基含有アルコールのメタクリル酸エステルの製造
    法。 6、エステル交換反応を分子状酸素を吹込みつつ行なう
    特許請求範囲第1項、第2項、第3項、第4項又は第5
    項記載のエーテル基含有アルコールのメタクリル酸エス
    テルの製造法。
JP26894887A 1987-05-19 1987-10-23 エーテル基含有アルコールのメタクリル酸エステルの製造法 Expired - Lifetime JPH0717577B2 (ja)

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EP88304391A EP0292215B2 (en) 1987-05-19 1988-05-16 Method for production of methacrylate ester
DE3885151T DE3885151T3 (de) 1987-05-19 1988-05-16 Methode zur Herstellung von Methacrylatestern.
US07/194,347 US4916255A (en) 1987-05-19 1988-05-16 Method for production of methacrylate ester

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005213218A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Hitachi Chem Co Ltd ポリオキシアルキレン化グリコール類の(メタ)アクリル酸エステル誘導体の製造方法
JP2006104168A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Osaka Organic Chem Ind Ltd (メタ)アクリル酸エステルの製造法
JP2007055910A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Nippon Shokubai Co Ltd ポリアルキレンオキサイド骨格を有する(メタ)アクリル酸エステル化合物及びその製造方法
JP2007314502A (ja) * 2006-04-26 2007-12-06 Hitachi Chem Co Ltd (メタ)アクリル酸エステルの製造方法
JP2010532327A (ja) * 2007-07-05 2010-10-07 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ブタンジオールジメタクリレートの製造法
JP2017502001A (ja) * 2013-12-26 2017-01-19 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー リチウム塩触媒エステル交換プロセスのための阻害剤の組み合わせ及びリチウム塩を除去する方法

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