JPH01113001A - ボタン - Google Patents

ボタン

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Publication number
JPH01113001A
JPH01113001A JP27092587A JP27092587A JPH01113001A JP H01113001 A JPH01113001 A JP H01113001A JP 27092587 A JP27092587 A JP 27092587A JP 27092587 A JP27092587 A JP 27092587A JP H01113001 A JPH01113001 A JP H01113001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
button
tin alloy
plating
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP27092587A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinzo Osumi
金三 大隅
Kenichi Kano
狩野 憲一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSUMI RIKO KK
Original Assignee
OSUMI RIKO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、 産業上の利用分野 本発明は衣服などに用いられるボタンに関するもので、
縫製時に誤って衣服に残存させた針による危険防止のた
め検針機による検出作業がおこなわれているが、本発明
はこのような検出作業において誤検出されないように処
理したボタンに関する。
b、 従来の技術 衣服類を加工する縫製業界においては、ミシン針、マチ
針、ぬい針などの鉄製針類を誤って衣服中に忘れたり、
破損した針の破片が衣服中に残存して人体へ危害を与え
るのを防止するため、縫製済の衣服に対しては磁性に感
応する検針機を用いて針の有無を検査することがおこな
われている。
C0発明が解決しようとする問題点 従来、衣服に用いられるボタンのうち金属素材を用いて
電気メッキによる表面処理を施したものは、前記の検針
に際して反応し針類との区別が困難であった。そのため
判別が人為的におこなわれ検針結果に不安が残った。こ
れはボタン製品の外観や耐変色性を保持するために、強
磁性のニッケル金属の電気メッキが工程の一部でボタン
に施されているためであり、微量にニッケルメッキをコ
ントロールしても検針機に反応してしまうという問題が
あった。
また、合成樹脂を素材としたボタンにおいても、下地に
ニッケルメッキを施すため同様な問題が発生した。
d、 問題点を解決するための手段 本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、非磁性また
は弱磁性素材で作られたボタンに白色の非磁性金属の電
気メッキをおこない、表面の美的感覚を保持するととも
に、耐変色性も確保し、最終的に非磁性の製品を作り、
検針機による誤検針を防ぎ、検針作業を完全なものとな
しうるボタンを提供しようとするものである。
すなわち、本発明は素材に強磁性金属を除く金属や合成
樹脂を用いてなるボタンにメッキを施す場合に、慣用の
下地処理をおこなったあと、銅・スズ合金メッキを施し
たことを特徴とするボタンである。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図において、1は非磁性素材からなるボタンで、例
えばABS樹脂あるいは其他の合成樹脂を用いる。2は
ボタン1の外側に施された化学鋼メッキ層、3は化学銅
メッキ2の外側に施された電気銅メッキ層、4は電気銅
メッキ3の外側に施された銅・スズ合金メッキ層、5は
銅・スズ合金メッキ4の外側に施された金メッキ層であ
る。
ボタン1のような不電導体へ電気メッキを施すには前処
理が必要である。そしてその前処理は慣用されている処
理工程、すなわちエツチング工程。
センシタイザ−工程、アクチベータ工程を経たあと前記
化学銅メッキ層2を形成し、この層の外側を前記電気銅
メッキ層3による光沢面仕上げをおこなう。
次にこの電気鋼メッキ層3に対し、電気量とメッキ時間
を調節してメッキ厚さ0.05〜5.0  ミクロンの
銅・スズ合金のメッキを施し、白色の非磁性金属面を形
成する。この場合、メッキ層に析出した合金成分は銅4
0〜60%、スズ40〜60%であることが好ましい、
なお、これら合金成分において含有量が140%以下に
なるとメッキ表面に白いくもりが発生し、銅60%以上
では表面が灰銅色になる。
また、メッキ層0.05ミクロン以下では目的とする効
果はえられず、5.0 ミクロン以上は効果に変りがな
く、経済的に無駄であ、る。
次にボタンの外観となる金メッキ層5を、この銅・スズ
合金メッキ層4の外側に施せばよい、すなわち、ボタン
に要求される外観に応じてこのような金メッキに代って
黒色や、アンティック色等の其他のメッキ層を、綱・ス
ズ合金メッキ層4の外側に施せばよい。
第2図は他の実施例でボタン11の素材が真鍮(w4合
金でもよい)である場合を示し、その金属表面の脱脂・
脱錆処理をおこなったあと、これに銅・スズ合金メッキ
層12を直接施し、最終的に金メッキ層13をその上に
施した例を示す。
また、ボタン素材が亜鉛、亜鉛合金、鉛、鉛合金、錫、
錫合金の場合には、同様に金属表面の脱脂・脱錆処理を
おこなったあと、銅メッキの下地メッキを施し、しかる
のち銅・スズ合金メッキを施せばよい、*・スズ合金メ
ッキを施したあとは、同様に外観の仕上げの希望に応じ
て、金、ブラック、アンティック色等の着色メッキをお
こない、クリヤートップコートを施して完成品とする。
以上のように、本発明においては、非磁性及び弱磁性金
属と、刷・スズ合金メッキとの組合せによって、銅・ス
ズ合金メッキの特質から、これをメッキ層とすることに
よって本発明が目的とする白色の下地層をもつ、すなわ
ち従来のニッケルメッキに代る非磁性のボタンかえられ
る。
また、銅・スズ合金は各々単体金属の場合に比較して耐
酸・耐アルカリ性がともに強く、ボタン用としては好ま
しく、商品価値を高める。
e、 実施例1 ボタン素材としてABS樹脂(電気化学: CL−30
1)を用い、所定の形状のボタンを形成し、以下の要領
で金メッキされたボタンを製作した。
1) 前処理 まず、前記のボタンを無水クロム酸と硫酸の水溶液に1
5分〜20分間浸漬後、水洗し、表面を粗面化した (
エツチング工程)。
次にこのボタンを塩化第一錫と塩酸の水溶液に常温で約
3分間浸漬後、水洗し、樹脂表面に錫を吸着させた(セ
ンシタイザ−工程)。
次に塩化パラジウムと塩酸の水溶液に常温で約1分間こ
のボタンを浸漬後、水洗し、パラジウムと錫との置換反
応をおこなった(アクチベータ工程)。
2) 化学銅メッキ層の形成 前記処理をおこなったボタンを硫酸銅、ホルマリン、ロ
ッセル塩、苛性ソーダ、水、其他の混合液に温度20℃
〜30℃で約5〜10分浸漬後、水洗した。これによっ
てホルマリンの還元反応により銅をパラジウム上に析出
させ化学銅メッキ層を形成した。
3) 電気銅メッキ層の形成 前記ボタンを硫酸銅、硫酸、光沢剤とを若干含む混合水
溶液に入れ、所定の温度、電圧、電流の条件で約20分
間処理後、水洗し、ボタン表面に電気銅メッキ層を形成
した。
4)銅・スズ合金メッキ層の形成 前記電気銅メッキ層を形成したボタンに対し、スズ酸ナ
トリウム80〜120g/ l 、青化第−銅10〜1
6g/ 1、水酸化ナトリウム12〜18g/ l、シ
アン化ナトリウム20〜30g/ 1を含む混合水溶液
を調製し、極板に不溶性のカーボン電極を用い、液温4
5〜60℃にて、被メッキ物にかかる電気量は1〜2A
/100 dとして約5分間処理し、前記ボタン表面に
銅・スズ合金の皮膜を形成した。なお処理中、ボタン表
面への析出に応じて溶液濃度が低下するので濃度測定を
しながら、別途調製しておいた前記各薬品の水溶液を適
宜補給した。
5) 金メッキ層の形成 前記処理の済んだボタンに対し、シアン化金カリウム、
シアン化カリウムの水溶液に、所定の温度、電圧、電流
の条件で短時間で処理後、水洗し、表面が金で被覆され
たボタンをえた。
f、 実施例2 ボタン素材として真鍮を用い、所定の形状のボタンを形
成し、以下の要領で金メッキを施したボタンを製作した
1) 脱脂処理 前記ボタン素材を、苛性ソーダ50〜100g/ l、
キレート剤適量を含む水溶液にて、液温を常温から50
℃にて電気量5〜IOA/100 cdとして2〜5分
間陰極電解処理をして脱脂した。
2) 脱錆処理 次に固ケイ酸50〜100g/ lの水溶液に常温で約
30秒浸漬して脱錆処理を施した。
3) 銅・スズ合金メッキ層の形成 前記実施例1の4)と同じ要領で処理した。
4) 金メッキ層の形成 前記実施例1の5)と同じ要領で処理した。
g、 実施例3 ボタン素材として亜鉛・亜鉛合金(鉛・鉛合金及びスズ
・スズ合金も同じ)を用い、所定の形状のボタンを形成
し、以下の要領で金メッキを施したボタンを製作した。
前記実施例2において、2)脱錆処理のあとに電気銅メ
ッキ工程を施した。これは硫酸銅、硫酸。
光沢剤とを若干含む混合水溶液に、所定の温度。
電圧、電流の条件で約20分間処理後、水洗し、表面に
銅の皮膜を形成した。
以後、実施例2と同じ処理を施した。
h、 発明の効果 本発明においては、銅・スズ合金メッキを非磁性、また
は弱磁性金属からなるボタン素材に電気メッキし、結果
として素材の磁性を変化させることなく、好みの表面処
理ができることにより次のような効果かえられる。
■ 検針機のチエツクにおいても残存する強磁性体の針
との区別が容易にできる。
■ 素材が非磁性1弱磁性でも、その磁性を変化させる
ことなく電気メッキが施せる。
■ 温度80℃以上になると熱変形するおそれのある合
成樹脂素材に対して40℃以下の温度でメッキ処理がで
き、熱変形が防止できる。
■ 電気メッキによるため電気量やメッキ時間を制御す
ることによって付着せしめる金属量が自由に調節できる
■ また電気メッキによるため、電圧・電流によって合
金比率を変えることができ、外観色調を変化させること
ができる。
■ 析出する銅・スズ合金が白糸であるため、着色メッ
キをさらにその外側に施す場合、発色がしやすり、薄い
層ですみ経済的である。
■ 銅・スズ合金層に厚みがもたせられるので、表面処
理後、さらにホーニングやパフ等の二次加工もできる。
■ 各々単体のメッキ層の場合に比較してニッケルメッ
キに劣らず耐酸・耐アルカリ性が強くボタン用として商
品価値を高める。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るメッキ処理を施してなる素材が合
成樹脂のボタンの部分断面説明図、第2図は同じく素材
が真鍮である場合のボタンの部分断面説明図である。 ■・・・ボタン、 2・・・化学銅メッキ層、 3・・・電気鋼メッキ層、 4・・・銅・スズ合金メッキ層、 5・・・金メッキ層、 11・・・ボタン、 12・・・銅・スズ合金メッキ層、 13・・・金メッキ層。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)素材に強磁性金属を除く金属や合成樹脂を用いてな
    るボタンにメッキを施す場合に、慣用の下地処理をおこ
    なったあと、銅・スズ合金メッキを施したことを特徴と
    するボタン。 2)前記ボタンに形成された銅・スズ合金メッキにおい
    て、銅の含有量が40〜60%であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載のボタン。
JP27092587A 1987-10-27 1987-10-27 ボタン Pending JPH01113001A (ja)

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