JPH01110178A - 時刻印字機能付電子時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時刻を印字する時刻印字機能付電子時計の改
良に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、時刻印字機能付電子時計において、プリンタ
一部の電源電圧を検出し、電圧低下時にはプリンターの
印字速度を遅くするなどして、電池寿命末期での印字品
質の向上と電池寿命の延長を計ると伴に、時刻計時部に
もプリンタ一部の電源電圧の情報を与えることで、電圧
低下時に通常と異なる表示を行わせ、使用者にプリンタ
ーの電池寿命が近づいたことを知らしめるようにしたも
のである。

〔従来の技術〕

従来の時刻印字機能付電子時計においては、プリンター
用電源の電池寿命表示は行われていなかった。′＠電源
電圧低下するとプリンターのモータの回転かにぶくなる
。又印字が薄くなるなどの現象が表われる。これらの現
象によって使用者は、プリンターの電池寿命が近いこと
を知った。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のようにモータの回転速度や印字の濃淡の変化であ
る程度、電池寿命が近づいたことが分かる。しかし、こ
の場合には既に電池寿命をむかえ使用不能になっている
ことが多かった。

〔発明の目的〕

そこで本発明は、プリンタ一部の電源電圧を検出し時刻
計時部においてプリンターの電池寿命が近いことを知ら
せると伴に、プリンターの印字速度を積極的に遅らせる
ことで印字品質の向上と、電池の残存容量の有効利用を
目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するために本発明においては、プリン
ターの電源電圧を監視する電圧検出回路を設け、電圧検
出の結果をプリンターの動作を制御するプリンタ制御部
や、時刻計時部へ出力するようにした。

〔作用〕

上記のようにプリンターの電源電圧を検出することで、
時刻計時部が時刻を表示する液晶パネルでプリンターの
電池寿命が近いことを表示したり、プリンターの電源電
圧の回復時間を考慮して印字スピードを遅くするなどの
ことが容易にできる。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図に本発明のブロック図を示す。

活字ベルト式プリンター（実施例は活字ベルト式プリン
ターで説明する。以下プリンターと略す）であるプリン
ター１は、モータ駆動回路２で駆動され、桁位置信号Ａ
と活字位置を表わすタイミング信号Ｂをプリンタ制御部
５へ出力する。

プリンタ制御部５は時刻計時部７からのプリント要求信
号Ｃでプリント開始する。

プリントデータは、時刻計時部７からの４ｂｉｔいる信
号Ｅは、プリンタ制御部５がデータの受け一３＝ 取り状態であることを示すＢＵＳＹ信号である。

例えば、ＢＵＳＹ信号Ｅが１０″″になるたびにシリア
ルでプリントデータがプリンタ制御部５へ入力される。

ＬＣＤパネル６は時刻計時部７からの時刻データに基づ
いて時刻を表示する。

スイッチ群８は、印字スイッチや時刻設定スイッチであ
る。

次に、電源間係を説明する。

プリンター１とプリンタ制御部５の消費電力は、時刻計
時部７に比較して大きいので、時刻計時部７の時刻再設
定の頻度を低くする為、プリンター１とプリンタ制御部
５の電源と、時刻計時部との電源を分けている。

プリンター１の電源である第１の電源３は、マンガン電
池３本の直列で４．５ｖである。時刻計時部７の電源で
ある第２の電源９は、３ｖリチウムである。プリンタ制
御部５の電源は、時刻計時部７のインターフェースを考
慮してダイオード２本の降圧回路４で約３ｖに設定され
ている。本発明の特徴点は、プリンターの電源である第
１の電源３の電圧を検出する電圧検出回路１ｏを設け、
その出力プリンタ制御部５と時刻計時部７へ出力したこ
とである。

プリンタ制御部５にプリンター１の電源電圧の情報が入
力されたことによって、電圧低下時には１字１字の印字
時間間隔を延ばす等、電圧によって印字速度を可変する
ことが容易にできるようになった。この結果、電池寿命
末期の電池内部抵抗が大きな状況でも電池のエネルギー
を有効に取り出せるようになり印字品質を向上させるこ
とができる。又、時刻計時部７にもプリンター１の電源
電圧の情報が入力されているので、ＬＣＤパネル６にプ
リンタ一部の電池寿命が近づいたことを容易に表示する
ことが可能となった。

次に第２図を用いてプリンタ制御部５が、印字速度を可
変する動作を簡単に説明する。

第２図はプリント動作の概略の動きを示すフローチャー
トである。まず、処理■でモータをＯＮして■で桁位置
を初期化、次にプリンターの活字ベルトの活字位置を初
期化■する。■では活字位置カウンタＣＣの内容を０に
する。■ではプリンターからの活字位置検出信号をカウ
ントし、印字活字位置データＣＤＩの値と活字位置カウ
ンタｃｃの値が等しくなるまで活字ベルトを回転させる
。

印字活字位置データＣＤＩと活字位置カウンタＣＣの値
が等しくなった後に、プリンタ一部の電池電圧が十分か
どうか■で判断し、十分の場合は■で即印字する。電池
電圧が不十分の場合、■でモータを停止させ■で一定時
間待機したのち■で印字する。この■の処理で印字間隔
を長くしている。

■の印字終了後、［相］では次桁のプリントの為に桁位
置カウントをカウントアンプする。

以上述べたような処理で、電源電圧によって印字速度を
可変することができる。

なお、実施例の説明は、活字ベルト式プリンタに限定し
て行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。

例えば熱転写方式のプリンタにおいても、本発明のよう
にプリンタ一部の電圧検出を行い、その結果に基づいて
サーマルヘッドに印加する信号を制御すれば同様の効果
が得られる。

〔発明の効果〕

本発明においては、プリンタ一部の電源電圧を検出して
、その情報をプリンタ制御部と時刻計時部へ与えている
ため、電池電圧によってプリンターの印字速度を可変す
る等のことが容易にできるようになった。

この結果、電圧低下時にはプリンタ一部の電源電圧の回
復時間を考慮して、印字速度を遅くするなどして電圧が
低下した状況においても一定の印字品質を維持すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を示すブロック図、第２図はプリント動
作の概略の動きを示すフローチャートである。 ｌ・・・プリンター ２・・・モーフ駆動回路 ３・・・第１の電源 ４・・・降圧回路 ５・・・プリンタ制御部 ６・・・Ｌ　ＣＤ　制御部 ７・・・時刻計時部 ８・・・スイッチ群 ９・・・第２の電源 １０・・・電圧検出回路 以上 出願人　セイコー電子工業株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくともプリンターとプリンターを制御するプ
   リンタ制御部と、プリンタ制御部に時刻情報を与える時
   刻計時部と、前記プリンターに電源を供給する第１の電
   源と時刻計時部に電源を供給する第２の電源と、前記第
   １の電源の電圧を検出する第２の電源と、前記第１の電
   源の電圧を検出する電圧検出回路とを備え、前記電圧検
   出回路の出力が前記時刻計時部と前記プリンタ制御部の
   一方又は双方に接続され、前記電圧検出回路の出力によ
   って、前記時刻計時部と前記プリンタ制御部が通常と異
   なる動作を行なうことを特徴とする時刻印字機能付電子
   時計。
2. （２）前記電圧検出回路の出力によって前記プリンタ制
   御部が前記プリンターの印字時間間隔を可変することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の時刻印字機能付
   電子時計。