JPH01110175A

JPH01110175A - 記録装置

Info

Publication number: JPH01110175A
Application number: JP26853787A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Kawashima; 川嶋　哲男
Original assignee: NEC Home Electronics Ltd; Nippon Electric Co Ltd
Current assignee: NEC Home Electronics Ltd; NEC Corp
Priority date: 1987-10-24
Filing date: 1987-10-24
Publication date: 1989-04-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、インクシートを用いてインク転写により用紙
に記録するカラープリンタ等の記録装置に関し、詳しく
は、インクシートのしわ取り技術に関する。

従来の技術熱転写方式のカラープリンタ等の記録装置の中に、幅広
・・帯状のインクシートを用いるものがある。

この種の記録装置は、プラテンに沿って送られる用紙の
送り方向と同一の方向にインクシートが送られるシート
巻取り構造が採用されている。記録装置により用紙に記
録する場合、代表的な熱転写プリンタを例にとると、プ
ラテンに沿って送られる用紙にインクシートを介してサ
ーマルヘッドを圧接し、このサーマルヘッドによる加熱
によってインクシートに塗布されたインクを融解し、こ
の融解インクを用紙にドツトマトリックスの形で転写す
る熱転写方式が採られる。

発明が解決しようとする問題点しかし、従来の熱転写方式による記録装置は、幅の広い
フィルム状のインクシートが用いられているので、イン
クシートの巻取り時にインクシートにたわみ等によって
しわが発生し易いという問題点があった。

このように、インクシートにしわが発生すると、インク
シートの幅が小さくなり、また、インクシートに折目が
生じたりする。そのため、インクシートが記録行方向の
範囲から外され、その部分で記録不能を生じたり、しわ
の発生によってインクシートと用紙との間の接触が確実
なものとならず、良好な記録状態が得られなくなり、極
端な場合は記録不能を引き起こしたりする不都合が生じ
る。

本発明は以上の点に鑑み提案されたもので、インクシー
トのしわ発生を確実に防止し、良好な記録が行えるよう
にすることを目的としている。

問題点を解決するための手段本発明は、インクシートを用いる記録装置に係るもので
、記録装置の記録部を挾む一方側または両側に、中央部
の径が小さく左右両端方向の径が段階的あるいは直線又
は曲線で連続的に傾斜して大きく形成されたローラを回
転可能に支持し、このローラにインクシートを緊張接触
させて送るようにした。

作用用紙への記録時に、インクシートは、中央部の径が小さ
く左右両端の径を大きくしだローラに緊張接触させて送
られる。この緊張接触によってローラからインクシート
に加えられるテンションは、径の小さい中央部が小さく
、左右幅方向にいくにしたがって段階的、又は連続的に
大きくなる。このように、インクシートの幅方向の両端
に中央部に比べて大きなテンションが加わると、インク
シートに左右方向への張力が発生する。この張力によっ
て、インクシートが左右幅方向へ引っ張られ、常時張っ
た状態で送られる。したがって、記録の際のインクシー
トのしわの発生が防止され、常時しわのない平らな状態
で良好な記録が行える。

実施例以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。

第１図は本発明に係る記録装置の基本構成を示す側面図
、第２図はその要部を示す正面図、第３図は他の例を示
す正面図である。

ここでは記録装置の代表例として熱転写方式のプリンタ
が例示されている。そのシャーシ１ｏには、左右の側壁
１０１．１０２間にプラテン１１が回転可能に支持され
ている。プラテン１１の一側方には、サーマルヘッド１
２が近接対向して配設されている。サーマルヘッド１２
は、プラテン１１と圧接・離脱可能に支持されている。

これらのプラテン１１とサーマルヘッド１２によって記
録部１３が構成されている。

プラテン１１の一方側には、キャプスタンローラ１４が
プラテン１１と平行に支持されている。

キャプスタンローラはキャプスタンモータによって回転
駆動される。このキャプスタンローラ１４にはピンチロ
ーラ１５が圧接されている。用紙は、キャプスタンロー
ラ１４と、ピンチローラ１５との間に挟持され、プラテ
ン１１に沿って紙送り方向の一方側から他方側に送られ
る。その途中で、用紙ニフラテン１１に圧接されたサー
マルヘッドにより印字がなされる。

一方、記録部１３を挾む一方側と他方側とにはインクシ
ート供給ローラ１６と巻取りローラ１７とが支持されて
いる。供給ローラ１６に巻き付けられたインクシート２
は、用紙１への記録の際、プラテン１１とサーマルヘッ
ド１２との間を通して巻取りローラ１７に順次巻き取ら
れる。

供給ローラ１６と巻取りローラ１７との間には、インク
シート２のしわ取りローラ２０がシャーシ１０の左右の
側壁間に回転可能に支持されている。

このしわ取ローラ２０は、図の例では記録部１３を挾む
供給ローラ１６側の位置Ａと、巻取りローラ１７側の位
置Ｂとの両側に配設されているが、必ずしもこれに限ら
ず、記録部Ｂを挾むいずれか一方側の位置ＡあるいはＢ
のいずれか１つの位置に設置するようにしても良い。記
録部Ｂの両側の位置ＡとＢとに設置すると、本発明所期
のしわ取り効果は更に確実で良好なものとなる。さらに
、本実施例では、第１図に示すように、巻取ローラ１７
のインクシートを巻取る位置の近傍位置Ｃにもう１つの
しわ取りローラ２０が配置されている。

−〇− この場合、しわ取りローラ２０は、位置Ｂに配置された
ローラ２０に対してインクシート２を挾む反対側に配置
される。これは、インクシート２に与える張力との関係
で、最も効果的にしわ取り作用を発揮させるためである
。これらの３つのしわ取りローラ２０・・・によって、
順次巻き取られるインクシート２にしわ取り作用が与え
られる。

但し、しわ取りローラ２０の配置位置は、Ａ＠Ｂ・Ｃい
ずれの位置であっても良い。すなわち、本発明所期の目
的を達成するには、しわ取りローラ２０は少なくとも１
個あれば良く、それで十分にしわ取り作用を与えること
ができる。その場合は、しわ取り作用との関係で、位置
Ａ−Ｂ−Ｃの中から最も好適な位置が選ばれる。１つの
ローラ２０のみ用いる場合、実際上はインクシートの巻
取り側の位置Ｂ又はＣのいずれか１つの位置を選ぶこと
がしわ取り上は最も好適である。但し、実施例に示すよ
うに、記録部１３を挾む両側の位置Ａ１Ｂの他に更にイ
ンクシート巻取り側の位置Ｃに、もう１つのローラ２０
を配置しておき、これらの３つのローラ２０働・拳の相
乗でインクシートにしわ取り作用を与えるようにすれば
、さらに確実で良好なしわ取り効果が得られる。

しわ取りローラ２０は、シャーシ１０の左右の側壁１０
１．１０２間に回転可能に支持されている。このしわ取
りローラ２０は、第２図に示すように、中央部の径が小
さく左右両端方向にい（にしたがって曲線形状で湾曲傾
斜し、連続的に径が大きくなる形状で形成されている。

このような形状を持つしわ取りローラ２０が第１図に示
す位置Ａ＠Ｂ・Ｃに３個配置される。そして、用紙１へ
の記録にあたり、キャプスタンローラ１４の回転で、用
紙１がプラテン１１に沿って紙送り方向に順次送られる
と、その紙送り動作に連動してインクシート２が供給ロ
ーラ１６からプラテン１１とサーマルヘッド１２との間
を通して巻取りローラ１７の側に順次巻き取られる。そ
の巻き取り途中の径路上で、巻取りローラ１７から与え
られる張力によってインクシート２は位置Ａ＠Ｂ＠Ｃに
配置されたしわ取りローラ２０・・・に夫々圧接される
。この圧接によって、インクシート２はしわ取りローラ
２０からテンションが与えられる。

このテンションは、第３図の応力分布図で示すように、
しわ取りローラ２０の径の差に応じて中央部が小さく、
左右両端方向にいくにしたがって、大きくなる応力分布
となる。この応力分布により、インクシートには、大き
なテンションがかかる左右両端部で、中央に対して左右
両側方に引っ張ろうとする張力が発生する。この張力に
よって、インクシート２が左右の幅方向に常時に引っ張
られた状態となり、インクシート２の巻取り動作が幅方
向の両側方に一定の張力で引っ張った状態の下で行われ
る。この引っ張り作用により、インクシート２に生じよ
うとするしわの発生が防止される。

したがって、常時しわのない正しく張った状態で用紙１
と密接させて記録することができる。その記録は、サー
マルヘッド１２０発熱によるインクの熱転写による。な
お、しわ取りローラ２０の形状は第２図に示すものだけ
に限らない。中央部に対して両端部が大径のものであれ
ば、その他の各種の形状を採り得る。第４図、第５図、
第６図は、そのしわ取りローラ２０の他の例を夫々示し
ている。この第４図、第５図に示すローラ形状はあくま
でも例示であって、本発明はこれに限定されるものでは
ない。

先ず、第４図（イ）に示すしわ取りローラ２０は、中央
部の径が小さく、左右両端方向に行くにしたがって順次
階段状に径が太き（なるように形成したものである。こ
の形状のしわ取りローラ２０によると、第４図（ロ）の
応力分布図に示すように、インクシート２に対して径が
異なる毎に外側両端方向に順次階段状に大きくなるテン
ションが加わり、中央部が小さく両端方向に階段状に順
次大きくなる応力の分布が生じる。この階段状に生じる
応力の分布により、上述したのと同様にインクシート２
を幅方向の両側方に引っ張ろうとする張力が発生する。

この張力によってインクシート２に生じようとするしわ
の発生が防止される。

さらに、第５図（イ）、第６図（イ）に示すしわ取りロ
ーラ２０は、いずれもローラ２０の径を中央部から軸方
向の両端部近傍間で同一径とし、その左右両端部で直線
状に傾斜拡大させ、あるいは、左右の両端部のみ階段状
に外側端が大径となるように形成したものである。この
形状のしわ取りローラ２０によると、インクシート２１
にかかるテンションは、中央部から左右両端部近傍まで
は同一大きさで、左右両端部で、外側端方向に連続的又
は階段状に増大し、大きくなる。これによって、第５図
（ロ）あるいは第６図（ロ）の応力分布図に示すように
、中央部に同一大きさのテンションによる応力分布が生
じ、左右両端のみに傾斜状または階段状に大きくなるテ
ンションの応力分布が生じる。この第５図（イ）、第６
図（イ）に示すいずれの形状のしわ取りローラ２０の形
状テアっても、中央部に加わるテンションに比べて左右
両端部に加わるテンションは大きく増大している。した
がって、上述と同様にインクシート２に対して幅方向の
両端方向に引っ張る張力が生じる。この張力によって、
インクシート２に生じようとするしわの発生が防止され
る。

上記各実施例で示したように、しわ取りローラ２０の形
状としては、第２図（イ）に示すもの、あるいは第４図
（イ）に示すもの、さらに第５図（イ）または第６図（
イ）に示すように、両端部のみ傾斜状に連続して、又は
階段状に外側端の径が大きくなるものであっても良い。

また、第２図に示すものは、中央から外側方向に曲線状
に連続して径が傾斜拡大する形状に形成されているか、
中央から外側方向に径が直線的に連続して傾斜拡大する
形状であっても良い。

また、しわ取りローラ２０は、上述したＡ＠Ｂ・Ｃの位
置だけでなく、その他の位置に配置することも可能であ
る。要するに、記録部Ｂを挾むいずれか一方に少な（と
も１つ、最もしわ取り作用が効果的に得られる位置に配
置すれば良い。

発明の詳細な説明したとおり、本発明によれば、インクシートの送
り動作時、インクシートは中央部の径が小さく左右両端
方向に階段状又は直線または曲線で連続的に傾斜して大
きくされたしわ取りローラに圧接されて送られるので、
この圧接により、インクシートには、中央部に対して左
右両端方向にいくにしたがって大きくなるテンションが
加わる。このテンションの差によってインクシートを幅
方向の左右両側方に引っ張る張力が発生する。

この張力によって、インクシートが幅方向の左右に引っ
張られるので、インクジートドに生じようとするしわの
発生を有効確実に防止するることかできる。

したがって、常時インクシートにしわのない張った状態
で用紙へ記録することができ、常時良好で確実な記録動
作が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る記録装置の基本構成を示・　　す
側面図、第２図はその要部を構成するインクシートのし
わ取りローラの一例を示す正面図、第３図は第２図に示
すローラを用いた場合のインクシートに加わるテンショ
ンの応力分布状態を示す分布図、第４図、第５図および
第６図はインクシートのしわ取りローラの夫々他の例を
示すもので、各図の（イ）はその形状を示す正面図、（
ロ）は第３図と同様の応力分布状態を示す分布図である
。１３・・・記録部、１６・・・供給ローラ、１７・・・巻取りローラ、２０＠−・しわ取りローラ、１・・・・用紙、２・・拳・インクシート。特許出願人　　日本電気ホームエレクトロ第２図第４図（伺（ロ）第５図（イ）（ロ）第６図（イ）（ロ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）インクシートに塗布されたインクを転写して用紙
に記録するカラープリンタ等の記録装置において、記録
部を一方側または両側に中央部の径が小さく左右両端方
向の径が段階的あるいは直線又は曲線で連続的に傾斜し
て大きく形成されたローラを回転可能に支持し、このロ
ーラに前記インクシートを緊張接触させて送るようにし
たことを特徴とする記録装置。