JPH01108500A - 配管系の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は配管系の漏洩検知および遮断装置に係り、特に
ガス設備におけるガス源と燃焼器具間とを結ぶ配管系の
ガス漏れ検知や、自動的にガスの供給を遮断するのに好
適な配管系の安全装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は「検出器実用マニアルＪ　　（１９７８年
版）第６３８頁から第６４４頁に記載のようにプロパン
ガス等の可燃性ガスに感知するｎ形半導体素子を使った
ガス漏れ警報器の如く、ガスの漏洩が予想される部分に
センサーを置き、ガスとの接触によって発せられる警報
音を人が開くことによって漏洩を確認するタイプのもの
が主体となっている。また、ガス湯沸し器、ガスコンロ
等の安全装置として見られる如く、炎が消えることによ
る感熱素子の働きによってガスのス・ｆ７チを切るタイ
プの従来技術もあるが、予想されない場所での漏れ、あ
るいは故意に漏らしたものを感知し、ガスの供給を自動
的に遮断する機構を備えたものはなかった。なお、この
種の装置として関連するものには例えば特開昭５８−１
５５３９７号、特開昭６０−５２２．２号等が挙げられ
る。

〔発明が解決しようきする問題点〕

上記従来技術の内、前者のガス漏れ警報器は、ガス漏れ
が起きそうな位置にあらかじめ設置し、警報音によって
漏れを確認する方式となっているため、無人状態あるい
は警報器の故障状態においては無力であり、又、後者の
ガス湯沸し器等の自動スイッチ切り装置は、無人状態で
威力を発揮するが、その機器単独のものであり、配管系
などその他のガス流路部分での漏れには無力であった。

すなわち、ガス流路郡全体にわたってのガス漏れを検知
し、ガスの供給を自動的に遮断する点について配慮され
ておらず、安全装置として不十分であった。

本装置の目的は、特に大きな人身災害を伴いやすい人為
的な大量漏洩、無人状態での長期漏洩などにつながる漏
れが発生した場合においても、これを瞬時に漏れと判断
してガスの供給を遮断する配管系の安全装置を提供する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、ガス源の近傍に設けた供給ガス流量計と燃
焼器具の近傍に設けた燃焼ガス流量計との両者から出力
されるガス流の信号を制御器で演算処理し、漏れの有無
を判断し、漏れが有ると判断した場合においてはガス源
の近傍に取付けたガス遮断装置に信号を送り、ガスを遮
断することにより、達成される。

〔作　　　用〕

ガス源の近傍に取付けた供給ガス流量計の中ではガスを
燃焼の用途として使用する場合においても、配管系にお
けるガス漏れの場合においても、ガスの流れは起きるた
め、ガス流を同じように検知し信号を出力するが、燃焼
器具の近傍に取付けた燃焼ガス流量計の中では燃焼器具
の使用状態においてのみガスの流れが起き、ガス流を検
知し信号を出力する。即ち、両者のガス流を示す信号が
定時間内に同時に同レベルで存在する場合は燃焼器具の
使用状態を示し、供給ガス流量計からの信号のみか又は
、燃焼ガス流量計からの信号の方が小さい場合はガス漏
れと判断し、ガス遮断用信号を遮断装置に送りガスの供
給を止めるように作用し、ガス漏れによるガスの流れと
使用状態におけるガスの流れとを適確に区別して検知し
、自動的にガスの供給を止めることができるので、誤動
作することがない。

〔実　施　例〕

以下１本発明の・実施例を第１図から第４図により説明
する。

図において、１は可燃性ガスを供給するためのガス源、
２は燃焼器具（未使用中）、３は燃焼器具（使用中）、
４はガス源１と燃焼器具２．３の間を結ぶガス配管であ
る。５はガス源の近傍に取付けられた供給ガス流量計、
６は燃焼器具２．３の近傍に取付けられた燃焼ガス流量
計でありいずれの流量計もガス流量に応じて適宜、信号
を発する構造となっている。

安全装置１６は制御器７と、該制御器７からの指令でガ
スの供給を遮断するガス遮断器８と、供給ガス流量計５
からの信号通路９と、燃焼ガス流量計６からの信号通路
１０と、制御器７からガス遮断器８への遮断信号通路ｌ
ｌとで構成している。

上記構成において、第１図から第４図の各々の動作を説
明する。

第１図は燃焼器具２が未使用の場合であり、かつガス配
管４のいずれにもガス漏れがない状態を示す。ガス源１
から供給されるガスはガス配管４中を満しているがガス
の流れが生じないため、供給ガス流量計５および燃焼ガ
ス流量計６は共に動作せず、ガス流信号が発信されない
ため制御器７からの遮断指令は出す、この状態において
はガス遮断器８は常に開放状態を示す機能となっている
。

第２図は燃焼器具３が使用中の場合であり、かつガス配
管４のいずれにもガス漏れがない状態を示す。ガス源１
から燃焼器具３の間には、燃焼器具３のガス量調整に応
じて・足のガスの流れが生じガス配管４中を矢印方向に
流れる。このとき、供給ガス流量計５および燃焼ガス流
量計６はほぼ同時に動作を開始し、信号通路９および１
０を通じて各々、ガス流信号１３および１４を制御器７
に送る。制御器７はガス流信号１３および１４相互の信
号レベルを比較し、同等の場合はガス配管４にガス漏れ
なし、ガス流信号１４がガス流信号１３のレベルより低
いか、又は、全く発生しない場合はガス漏れありの判断
をし、ガス遮断器８への指令が必要か否かの判断をする
機能を持っているため、本図のようにガス流信号が同じ
レベルの状態においてはガス漏れなしの判断をし制御器
７からのガス遮断指令は出す、ガスはガス源１から燃焼
器具３へ継続して供給される。

第３図は燃焼器具２が未使用中の場合であり、かつガス
配管４のいずれかにガス漏れ部１２が存在する状態を示
す、ガス漏れ部１２がある場合、ガス源１からのガスの
供給は正常時と同様であるため、供給ガス流量計５は動
作し、ガス流信号１３を制御器７へ送る。・方、燃焼ガ
ス流量計６は燃焼器具２が未使用状態であればこの部分
でのガスの流れは起らず、動作しないためガス流信号は
発生しない、第２図の状態で説明した如く、制御器７は
ガス流信号１３のみが存在する場合においてはガス配管
４中にガス漏れありの判断をするため、遮断指令信号１
５をガス遮断器８へ送りガスの供給をストップする。

第４図は燃焼器具３が使用中の場合であり、しかもガス
配管４のいずれかにガス漏れ部１２がある状態を示す、
この状態においても、ガスの供給は正常時と同様である
ため供給ガス流量計５が動作し、ガス流信号１３を制御
器７へ送る。　・方、燃焼ガス流量計６はガス配管４の
ガス漏れ部１２で１００％のガス放出とならないかぎり
、燃焼器具３の使用と共に動作しガス流信号１４を発信
するが、ガス漏れ部１２でのガス漏れのため信号レベル
は小さく、供給ガス流量計５からのガス流信号１３に比
し、常に低いレベルで現れる。第２図の状態で説明した
如く、制御器７はガス流信号１４がガス流信号１３のレ
ベルよりも低い場合ガス配管４にガス漏れありの判断を
する機能を有するため、遮断指令信号１５をガス遮断器
８へ送り、ガスの供給をストップする。

このように本実施例によればガス配管４中のガス漏れを
自動的に精度良く検出し、自動的にガスの供給をストッ
プすることが出来るため、無人状態においても高い信頼
性の安全効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、流体が流れる配管系における漏洩を、
配管系の流体供給側につけた流量計と使用側につけた流
量計からの信号レベルを相互に比較することによって検
知し、流体を自動的に遮断することが可能であり、目視
不可能な配管系の漏洩や、無人状態での漏洩、さらに人
為的な漏洩を検知し、流体の供給をストップするため、
漏洩による爆発、火災等の災害を未然に防止できる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図から第４図は本発明の−・実施例の安全装置の使
用状態図であり、第１図は燃焼器未使用でガス漏れなし
の状態図、第２図は燃焼器使用中でガス漏れなしの状態
図、第３図は燃焼器未使用でガス漏れありの状態図、第
４図は燃焼器使用中でガス漏れありの状態図である。 ５−−−−−一供給ガス流量計、６〜−−一−−燃焼ガ
ス流量計、７−−−−−−制御器、８−−−−−−ガス
遮断器、９，１０−〜−−−−信号通路、　１１−−−
−−一遮断イ２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、配管系の始点と終点付近とに設けた信号出力可能な
   流量計と、該両者からの流れ信号のレベルを比較するこ
   とにより、前記配管系の始点と終点間とで流体の漏洩の
   有無を判断する制御器と、ガス漏れの認知と共に制御器
   から出される指令により流体の供給を止める遮断器とを
   前記制御器を介して信号回路で連絡したことを特徴とす
   る配管系の安全装置。