JPH01108109A - 平坦膜およびその形成方法 - Google Patents
平坦膜およびその形成方法Info
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- JPH01108109A JPH01108109A JP26276987A JP26276987A JPH01108109A JP H01108109 A JPH01108109 A JP H01108109A JP 26276987 A JP26276987 A JP 26276987A JP 26276987 A JP26276987 A JP 26276987A JP H01108109 A JPH01108109 A JP H01108109A
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Landscapes
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、半導体集積回路を始めとする各種の固体デバ
イスの製造に際してなされる平坦化技術に関するもので
あり、詳しくは、シリコーン樹脂を絶縁膜として用いた
平坦化技術に関するものである。
イスの製造に際してなされる平坦化技術に関するもので
あり、詳しくは、シリコーン樹脂を絶縁膜として用いた
平坦化技術に関するものである。
[従来の技術]
半導体集積回路の製造では、厚いフィールド酸化膜や電
極により段差が形成される。この後、Sin、などの絶
縁膜を介して配線層が形成されるが、一般に絶縁膜は基
板段差の形状をそのまま反映するため第3図のように基
板1上の絶縁膜2に段差が生じ、その結果、配線層の内
部ストレスや形成時のシャドウ効果により段差端で配線
層が切れる問題を有していた。特に最近では、多層配線
技術が導入され、段差の影響が顕著になる結果、断線が
一層多く発生していた。そこで、絶縁膜の層を平坦化す
る技術の一つとして塗布膜を使った平坦化法が開発され
ている。
極により段差が形成される。この後、Sin、などの絶
縁膜を介して配線層が形成されるが、一般に絶縁膜は基
板段差の形状をそのまま反映するため第3図のように基
板1上の絶縁膜2に段差が生じ、その結果、配線層の内
部ストレスや形成時のシャドウ効果により段差端で配線
層が切れる問題を有していた。特に最近では、多層配線
技術が導入され、段差の影響が顕著になる結果、断線が
一層多く発生していた。そこで、絶縁膜の層を平坦化す
る技術の一つとして塗布膜を使った平坦化法が開発され
ている。
この方法は、東京応化工業製OCDなどの5i02塗布
液(オルソシリケートのアルコール溶液)やシリコーン
樹脂を直接絶縁膜として用いるものである。例えば、シ
リコーン樹脂の溶液をスピン回転塗布法により基板上に
形成すると、その流動性から第4図の様に基板1上のシ
リコーン樹脂3の表面は平坦なものになる。その結果、
シリコーン樹′脂上に堆積する配線層は段差切れなく形
成することが出来る。
液(オルソシリケートのアルコール溶液)やシリコーン
樹脂を直接絶縁膜として用いるものである。例えば、シ
リコーン樹脂の溶液をスピン回転塗布法により基板上に
形成すると、その流動性から第4図の様に基板1上のシ
リコーン樹脂3の表面は平坦なものになる。その結果、
シリコーン樹′脂上に堆積する配線層は段差切れなく形
成することが出来る。
シリコーン樹脂の絶縁膜の使用に関しては、すでに武田
らにより報告(特開昭59−109565号公報)され
ている。さらに、最近ではこの方法を改良したものが^
、 D、 Butherusにより報告されている(J
、 Vac、 Sci、 Technol、、B3(5
)、1352(1985))。
らにより報告(特開昭59−109565号公報)され
ている。さらに、最近ではこの方法を改良したものが^
、 D、 Butherusにより報告されている(J
、 Vac、 Sci、 Technol、、B3(5
)、1352(1985))。
A、 D、 Butherusらの方法では、直鎖状の
シリコーン樹脂をI Torrの酸素プラズマに10分
さらし、内部の炭素を酸化して除去することにより従来
からの直接シリコーン樹脂を絶縁膜に用いる時の欠点で
あった耐熱性が低い問題を解決している。第5図はこの
方法を示したものである。先ず、基板1上にシリコーン
樹脂3がスピン回転塗布される。
シリコーン樹脂をI Torrの酸素プラズマに10分
さらし、内部の炭素を酸化して除去することにより従来
からの直接シリコーン樹脂を絶縁膜に用いる時の欠点で
あった耐熱性が低い問題を解決している。第5図はこの
方法を示したものである。先ず、基板1上にシリコーン
樹脂3がスピン回転塗布される。
表面は平坦化される(第5図(A)参照)。このあと、
酸素プラズマにさらしシリコーン樹脂3を5in2化し
た膜4とする(第5図(B)参照)。しかしながら、直
鎖状のシリコーン樹脂を用いた場合では塗布時に基板面
内の均一性が悪いとともに、酸化後多量のOH基が存在
し完全にSin、化させるために酸素プラズマ後に熱処
理を必要としていた。
酸素プラズマにさらしシリコーン樹脂3を5in2化し
た膜4とする(第5図(B)参照)。しかしながら、直
鎖状のシリコーン樹脂を用いた場合では塗布時に基板面
内の均一性が悪いとともに、酸化後多量のOH基が存在
し完全にSin、化させるために酸素プラズマ後に熱処
理を必要としていた。
[発明が解決しようとする問題点]
そこで、本発明の目的は、上述した問題点を解消し、シ
リコーン樹脂を用いて平坦化した絶縁膜を形成すること
ができ、酸素プラズマにより完全に5i02化され、プ
ラズマ処理後に熱処理を必要としない平坦膜およびその
形成方法に関するものである。
リコーン樹脂を用いて平坦化した絶縁膜を形成すること
ができ、酸素プラズマにより完全に5i02化され、プ
ラズマ処理後に熱処理を必要としない平坦膜およびその
形成方法に関するものである。
[問題点を解決するための手段]
かかる目的を達成するために、本発明は、凹凸を有する
基板上にシリコーン樹脂を塗布してなる平坦膜において
、シリコーン樹脂が次式:%式%) ただしm+n+p+q=1 p≦0゜25 R:有機基 で表わされることを特徴とする。
基板上にシリコーン樹脂を塗布してなる平坦膜において
、シリコーン樹脂が次式:%式%) ただしm+n+p+q=1 p≦0゜25 R:有機基 で表わされることを特徴とする。
更に、本発明は、凹凸を有する基板上に、次式:
%式%)
ただしm+n+p+q=1
p≦0,25
R:有機基
で表わされるシリコーン樹脂を塗布し、シリコーン樹脂
を酸素プラズマを用いて処理して酸化シリコーン化する
ことを特徴とする。
を酸素プラズマを用いて処理して酸化シリコーン化する
ことを特徴とする。
[作 用]
本発明によれば平坦膜に組成限定したシリコーン樹脂を
用いることにより、均一な厚さの膜を凹凸ある基板上に
形成することができる。酸素プラズマによりシリコーン
樹脂を酸化シリコン化すると樹脂内部の炭素を除去する
ことができるので酸素プラズマ後に熱処理する必要がな
い。
用いることにより、均一な厚さの膜を凹凸ある基板上に
形成することができる。酸素プラズマによりシリコーン
樹脂を酸化シリコン化すると樹脂内部の炭素を除去する
ことができるので酸素プラズマ後に熱処理する必要がな
い。
[実施例]
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
シリコーン樹脂の構造は基本的には、
(RaSiOt/2)ea + (R2SiO)n ・
(R5iOs/2)p” (5102)Qlただしm+
n+p+q=1 R:有機基 で表わされる。m、n、pおよびqの値、およびRが、
第1表に示されるシリコーン樹脂について実験を行なっ
た。
(R5iOs/2)p” (5102)Qlただしm+
n+p+q=1 R:有機基 で表わされる。m、n、pおよびqの値、およびRが、
第1表に示されるシリコーン樹脂について実験を行なっ
た。
第1表
これらのシリコーン樹脂をキシレンに溶解し、シリコー
ン基板上に0.5ミクロン程度の厚さとなるようにスピ
ン塗布した。試料dでは均一な膜は形成できなかった。
ン基板上に0.5ミクロン程度の厚さとなるようにスピ
ン塗布した。試料dでは均一な膜は形成できなかった。
しかしながら、他の膜は面内膜厚のばらつきが±5%以
内で塗布することができた。試料d以外の試料を酸素プ
ラズマ(toow、02流量1005にCM、酸素圧力
0.3Torr)にさらした後、オーシュ分光分析によ
りこれらの樹脂の酸化深さ(樹脂表面からの炭素量の深
さ分布)を測定した。得られた結果を第1図に示す。有
機基としてフェニル基を用いた試料fでは数10nmま
でしか炭素が除去されず、はとんど酸化されていないこ
とがわかる。逆に、試料aでは樹脂内部まで最も酸化が
進み、より多くの炭素が除去されている。
内で塗布することができた。試料d以外の試料を酸素プ
ラズマ(toow、02流量1005にCM、酸素圧力
0.3Torr)にさらした後、オーシュ分光分析によ
りこれらの樹脂の酸化深さ(樹脂表面からの炭素量の深
さ分布)を測定した。得られた結果を第1図に示す。有
機基としてフェニル基を用いた試料fでは数10nmま
でしか炭素が除去されず、はとんど酸化されていないこ
とがわかる。逆に、試料aでは樹脂内部まで最も酸化が
進み、より多くの炭素が除去されている。
p=1.0で、有機基としてメチル基を選択した試料e
の曲線は、試料fの曲線よりもはるかに寝ている。これ
より、フェニル基のような芳香族炭化水素よりも、メチ
ル基のような脂肪族炭化水素が好ましいことが推察され
る。
の曲線は、試料fの曲線よりもはるかに寝ている。これ
より、フェニル基のような芳香族炭化水素よりも、メチ
ル基のような脂肪族炭化水素が好ましいことが推察され
る。
有機基として、フェニル基の存在は酸素の樹脂内部への
拡散を阻害し、その結果樹脂内部の炭素をあまり除去出
来ない。これは、フェニル基の堆積が大きいことから生
じる立体障害に起因している。従って、立体障害の少な
い基、すなわち脂肪族系炭化水素が側&RRとして好ま
しい。さらには、樹脂中の炭素を少なくする意味からも
脂肪族系炭化水素の最小単位であるメチル基が好ましい
。
拡散を阻害し、その結果樹脂内部の炭素をあまり除去出
来ない。これは、フェニル基の堆積が大きいことから生
じる立体障害に起因している。従って、立体障害の少な
い基、すなわち脂肪族系炭化水素が側&RRとして好ま
しい。さらには、樹脂中の炭素を少なくする意味からも
脂肪族系炭化水素の最小単位であるメチル基が好ましい
。
p=0.58であって、R=メチル基の試料Cの曲線は
、試料eの曲線と似かよっている。このことはpを1.
0からp=0.58に変化させても酸化される深さはあ
まり変化しないことを示している。ところが、p=0.
28である試料すの曲線は、試料eおよび試料Cの曲線
よりも更に寝ており、相当の深さまで酸化されているこ
とがわかる。
、試料eの曲線と似かよっている。このことはpを1.
0からp=0.58に変化させても酸化される深さはあ
まり変化しないことを示している。ところが、p=0.
28である試料すの曲線は、試料eおよび試料Cの曲線
よりも更に寝ており、相当の深さまで酸化されているこ
とがわかる。
これらの実験結果から、pの値は0.25以下が好まし
く、さらにp=Qであることが最も好ましい。
く、さらにp=Qであることが最も好ましい。
試料dの結果によると、n成分からなるシリコーン樹脂
は均一な膜厚の被膜を形成することができない。この原
因はn成分が多くなると軟化点が下がり、ゴム状になり
、機械的強度が小さくなり、流動性が大きくなるためで
ある。従って、n成分は少ない程良好で、最も好ましく
はn=oである。
は均一な膜厚の被膜を形成することができない。この原
因はn成分が多くなると軟化点が下がり、ゴム状になり
、機械的強度が小さくなり、流動性が大きくなるためで
ある。従って、n成分は少ない程良好で、最も好ましく
はn=oである。
以上の実験結果および考察を総合すると、nおよびpの
少なくとも一方が0であることが好ましく、さらにn=
o、p=oが最も好ましく、有機基としてはメチル基が
最も好ましいことがわかる。
少なくとも一方が0であることが好ましく、さらにn=
o、p=oが最も好ましく、有機基としてはメチル基が
最も好ましいことがわかる。
従って、平坦化用シリコーン樹脂として最も好ましくは
、 (RsSiO+/2)m” (Si02)q R=
メチルとなる。さらに、試料aを用いて酸素プラズマの
ガス圧力を変え、その時の酸化深さを同様に測定した。
、 (RsSiO+/2)m” (Si02)q R=
メチルとなる。さらに、試料aを用いて酸素プラズマの
ガス圧力を変え、その時の酸化深さを同様に測定した。
結果を第2図に示す。この結果より、圧力が0.1To
rr以下では樹脂内部の炭素は殆ど除去出来ず、逆に、
0.ITorr以上ではガス圧力の増加とともに急速に
酸化深さが増加していることがわかる。この原因は、圧
力が低くなると高エネルギーを有するイオンが樹脂表面
に飛来するようになり、これが酸素原子の拡散を妨害す
ると考えられる。したがって、酸化するガス圧力はO,
1Torr以上を必要とする。
rr以下では樹脂内部の炭素は殆ど除去出来ず、逆に、
0.ITorr以上ではガス圧力の増加とともに急速に
酸化深さが増加していることがわかる。この原因は、圧
力が低くなると高エネルギーを有するイオンが樹脂表面
に飛来するようになり、これが酸素原子の拡散を妨害す
ると考えられる。したがって、酸化するガス圧力はO,
1Torr以上を必要とする。
亙1五±
シリコン基板上に1ミクロンの厚さのアルミニウム配線
パタンを形成し、この後 (R3S101/2) :
(Si02)= 1 : 3でなるシリコーン樹脂を0
.5ミクロンの厚さに形成した0次に、I Torrの
圧力下の酸素プラズマに10分さらしてシリコーン樹脂
を酸化した。赤外分光分析等の結果からOH基は殆どな
く、完全に5in2化されていることがわかフた。この
結果、良好な平坦化された絶縁膜を得た。
パタンを形成し、この後 (R3S101/2) :
(Si02)= 1 : 3でなるシリコーン樹脂を0
.5ミクロンの厚さに形成した0次に、I Torrの
圧力下の酸素プラズマに10分さらしてシリコーン樹脂
を酸化した。赤外分光分析等の結果からOH基は殆どな
く、完全に5in2化されていることがわかフた。この
結果、良好な平坦化された絶縁膜を得た。
艮五■ユ
シリコン基板上に1ミクロンの厚さのアルミニウム配線
バタンを形成し、この後5iH41Torr、0、 I
Torr、420℃の条件でCVD法を用いて厚さ1
ミクロンのSin、を堆積した。次に、 (RsSiO
szz): (Si02)= 1 : 3でなるシリコ
ーン樹脂を0.5ミクロンの厚さに形成した。次に、I
Torrの圧力下の酸素プラズマに10分さらしてシ
リコーン樹脂を酸化した。この結果、良好な平坦化され
た絶縁膜を得た。
バタンを形成し、この後5iH41Torr、0、 I
Torr、420℃の条件でCVD法を用いて厚さ1
ミクロンのSin、を堆積した。次に、 (RsSiO
szz): (Si02)= 1 : 3でなるシリコ
ーン樹脂を0.5ミクロンの厚さに形成した。次に、I
Torrの圧力下の酸素プラズマに10分さらしてシ
リコーン樹脂を酸化した。この結果、良好な平坦化され
た絶縁膜を得た。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明によれば平坦膜に組成限定
したシリコーン樹脂を用いることにより、均一な厚さの
膜を凹凸ある基板上に形成することができる。酸素プラ
ズマによりシリコーン樹脂を酸化シリコン化すると樹脂
内部の炭素を除去することができるので酸素プラズマ後
に熱処理する必要がない。本発明によれば、CVD法を
用いて5in2を形成する等の従来から用いられている
酸化絶縁膜との共用も可能である。
したシリコーン樹脂を用いることにより、均一な厚さの
膜を凹凸ある基板上に形成することができる。酸素プラ
ズマによりシリコーン樹脂を酸化シリコン化すると樹脂
内部の炭素を除去することができるので酸素プラズマ後
に熱処理する必要がない。本発明によれば、CVD法を
用いて5in2を形成する等の従来から用いられている
酸化絶縁膜との共用も可能である。
第1図は樹脂表面からの炭素量の深さ分布を示す図、
第2図は酸素圧力と酸化深さとの関係を示す特性図、
第3図は従来の5in2絶縁膜を用いた場合の平坦化状
態を示す断面図、 第4図は塗布膜を用いた場合の平坦化状態を示す断面図
、 第5図は酸素プラズマにより酸化したシリコーン樹脂を
絶縁膜に用いる平坦化方法を示す工程断面図である。 1・・・基板、 2・・・絶縁膜、 3・・・シリコーン樹脂、 4・・・5in2化した膜。 特許出願人 日本電信電話株式会社
態を示す断面図、 第4図は塗布膜を用いた場合の平坦化状態を示す断面図
、 第5図は酸素プラズマにより酸化したシリコーン樹脂を
絶縁膜に用いる平坦化方法を示す工程断面図である。 1・・・基板、 2・・・絶縁膜、 3・・・シリコーン樹脂、 4・・・5in2化した膜。 特許出願人 日本電信電話株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)凹凸を有する基板上にシリコーン樹脂を塗布してな
る平坦膜において、 前記シリコーン樹脂が次式: (R_3SiO_1_/_2)_m・(R_2Si_O
)_n・(RSiO_3_/_2)_p・(SiO_2
)_qただしm+n+p+q=1 p≦0.25 R:有機基 で表わされることを特徴とする平坦膜。 2)前記nおよびpの少なくとも一方が0であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の平坦膜。 3)前記有機基が、脂肪族炭化水素であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項または第2項記載の平坦膜。 4)前記脂肪族炭化水素がメチル基であることを特徴と
する特許請求の範囲第3項記載の平坦膜。 5)凹凸を有する基板上に、次式: (R_3SiO_1_/_2)_m・(R_2SiO)
_n・(RSiO_3_/_2)_p・(SiO_2)
_qただしm+n+p+q:1 p≦0.25 R:有機基 で表わされるシリコーン樹脂を塗布し、該シリコーン樹
脂を酸素プラズマを用いて処理して酸化シリコン化する
ことを特徴とする平坦膜の形成方法。 6)前記酸素プラズマの圧力が0.1Torr以上であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の平坦膜
の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26276987A JPH01108109A (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 平坦膜およびその形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26276987A JPH01108109A (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 平坦膜およびその形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01108109A true JPH01108109A (ja) | 1989-04-25 |
Family
ID=17380333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26276987A Pending JPH01108109A (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 平坦膜およびその形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01108109A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015133355A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-23 | 東京エレクトロン株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP26276987A patent/JPH01108109A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015133355A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-23 | 東京エレクトロン株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
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