JPH01105900A - コンクリートセグメントの継手構造 - Google Patents

コンクリートセグメントの継手構造

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JPH01105900A
JPH01105900A JP63045938A JP4593888A JPH01105900A JP H01105900 A JPH01105900 A JP H01105900A JP 63045938 A JP63045938 A JP 63045938A JP 4593888 A JP4593888 A JP 4593888A JP H01105900 A JPH01105900 A JP H01105900A
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秦 昌樹
Noboru Tashiro
昇 田代
Yoichi Takiguchi
滝口 洋一
Hiroshi Miyamoto
宏 宮本
Yoshiro Oikawa
義朗 及川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、上下水道、地下鉄、電信ケーブル収容トン
ネル、地下道、取水トンネル、放水トンネルあるいは共
同溝等の管渠をシールド工法等で築造する場合に使用す
るコンクリートセグメントの継手構造に関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来、コンクリートセグメントの継手構造としては、第
30図ないし第62図に示すように、中央部にボルト挿
通孔6を備えている鋼製コ字状継手板7内に、中央部に
ボルト挿通孔6を備えている鋼製アーチ形状板8が配置
され、そのアーチ形状板8の両端部がコ字状継手板7の
内隅部に係止され、そのコ字状継手板7における各フラ
ンジにアンカー鉄筋9が固着され、鋼製り彫金具10が
コ字状継手板7における中間板および各フランジの一側
面と各フランジの先端面とに溶接により固着され、前記
コ字状継手板7.アーチ形状板8゜アンカー鉄筋9.L
彫金具10からなる継手金具11が、コンクリートセグ
メント1の結合端部に埋込固定され、コ字秋継手板7内
にボルト挿入締結用空間12が設けられている構造のも
のが知られている(特開昭60−246997号公報参
照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、前記従来のコンクリートセグメントの継手構
造の場合は、隣り合うセグメントにおける継手金具11
のボルト挿通孔3およびボルト挿通孔6にわたってボル
トを挿通して締付結合した場合、ボルト引張力がアーチ
形状板8に伝達される過程で、第32図に矢印(イ)で
示す、ように、ボルト引張力の殆んどがアーチ形状板8
のアーチ軸方向に沿う一方向に流れ、かつコ字状継手板
7の中間部はタイドアーチのタイの機能を発揮する。す
なわち前記コ字状継手板7における中間板は、第32図
に矢印(ロ)で示すように、アーチ形状板8の力の伝達
方向を前記中間板面に投影し之ような一方向にのみ抵抗
することになり、アーチ形状板8とコ字状継手板7の中
間板面とで構成されるタイドアーチ面は、応力伝達から
見ると殆んど2矢示的タイドアーチ効果を発揮するに過
ぎない。このためボルト引張力に対する継手金具110
強度が弱いという問題がある。
この発明は、ボルト引張力に対する継手金具の強度を強
くすることができるコンク、リートセグメントの継手構
造を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明のコンクリートセ
グメントの継手構造の場合は、コンクリートセグメント
1の結合端部に埋込固定された継手金具2が、ボ/l=
)挿通孔6を備えている継手金具本体4と、その継手金
具本体4に周縁が滑動しないように接合されている椀状
体5とにより構成され、その椀状体5の頂部に前記ボル
ト挿通孔乙に対向するボルト挿通孔6が設けられている
〔作用〕
前述のように構成されたコンクリートセグメントの継手
構造において、隣り合うセグメントの継手金具2をボル
トにより締付結合し九際に、椀状体5の頂部に作用する
ボルト引張力は、その頂部から椀状体5の底部周縁部と
継手金具本体4との結合部に向かって放射状に流れ、か
つこのとき椀状体5はその椀状形状により緯線方向にも
引張抵抗力もしくは圧縮抵抗力を発揮し、さらに継手金
具本体4はボルト挿通孔6を中心として放射方向に引張
抵抗を発揮し、したがって、ボルト挿通孔5.6を通る
多方向の面内でのタイドアーチ効果すなわち5次元的タ
イドアーチ効果を発揮する。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第1図ないし第6図はこの発明の第1実施例を示すもの
であって、ざルト挿通孔6を備えている鋼製継手端板1
5の内面に鋼製円筒体14の端部が溶接により固着され
て、継手金具本体4が構成され、頂部にボルト挿通孔6
を備えている鋼製椀状体(分割球状体)5の周縁部は、
前記円筒体14内に嵌入されると共に継手端板1′5に
係止された状態で、円筒体14に対し溶接により固着さ
れ、かつ前記椀状体5の頂部外面にボルト挿通孔を有す
る調製孔補強板15が溶接により固着され、鋼板製溝形
カバー16の一端部が前記継手端板15の内面に溶接に
より固着されると共に、溝形力/J−16の他端部に鋼
製端板17が溶接により固着され、さらに溝形カバー1
6における継手端板16側の溝底部側に設けられた切欠
部は円筒体14の端面および外面の両側に対し溶接によ
り固着され、また前記円筒体14に複数のアンカー鉄筋
9の端部が溶接により固着されている。
コンクリートセグメント1における各結合端部に、前記
継手金具本体4と孔補強板15付きの椀状体5とアンカ
ー鉄筋9と溝形カバー16および端板17とからなる複
数の継手金具2が埋込固定され、かつその継手金具2内
に設けられたボルト挿入締結用空間12はセグメントの
内面に開口している。
第1実施例の場合、第7図に示すように、円筒体14の
端部内周に斜面を有する環状突条24を一体に連設し、
その環状突条24の斜面に椀状体5の底部周縁の傾斜端
面を当接して溶接または接着剤等により固着してもよい
。また第8図に示すように、継手端板16に円筒体14
を一体に連設し、その継手端板16と円筒体14との接
合部の円弧状隅部に、椀状体5の底部周縁の円弧状端面
を当接して溶接または接着剤等により固着してもよい。
前述の継手構造を備えているコンクリートセグメント1
の結合端部を相互に接合して、各継手金具2のビルト挿
通孔6,6に挿通したボルトにより結合した場合、椀状
体5の頂部に作用するメルト引張力は、矢印(ハ)で示
すように、その頂部から椀状体5の底部周縁と継手金具
本体4との結合部に向かって放射状に流れ、かつこのと
き椀状体5は、その椀状形状により大径側で緯線方向に
引張抵抗力を発揮すると共に小径側で緯線方向に圧縮抵
抗力を発揮し、そのため前記従来の継手構造に比べて、
内部エネルギーの吸収能力を高めることができ、さらに
継手金具本体4における継手端板13は、矢印に)で示
すように、ボルト挿通孔6を中心として放射方向に引張
抵抗を発揮するので、前記椀状体5と同様に接線方向に
も同時に引張抵抗力を発揮してエネルギー吸収能力が高
くなり、したがって、前記従来の場合は生として一方向
のタイドアーチ効果を発揮するのに対し、この発明の場
合は、ボルト挿通孔6,6を通る多方向の面内でのタイ
ドアーチ効果すなわち継手金具本体4における継手端板
13と椀状体5とで閉合構成する3次元的タイドアーチ
効果を発揮し、かつ緯線方向および経線方向の双方の抵
抗力の発揮により高剛性で高強度のコンクリートセグメ
ントの継手構造とすることができ、また前記従来の継手
構造と同程度の剛性および強度を得るのに、使用材料を
少なくして軽量にかつ低コストで製作できる。
第9図ないし第12図はこの発明第2実施91Jを示す
ものであって、ボルト挿通孔6を有する継手端板16に
円筒体14の一端部が連設されると共に、前記継手端板
13の巾方向の両端部および円筒体14の両側外面にわ
たって一対の側板18が連設されて、継手金具本体4が
構成され、その継手金具本体4に複数のアンカー鉄筋嵌
挿用チー・母−孔19が設けられ、頂部にビルト挿通孔
6および孔補強部20を有する椀状体5と、前記チー・
ぐ−孔19を有する継手金具本体4とは、鋳造により一
体に形成され、かつアンカー鉄筋9におけるテーノR端
部21が前記チー・セ孔19に嵌合係止されて、継手金
具2が構成され、コンクリートセグメント1における各
結合端部に継手金具2が埋込固定され、さらにコンクリ
ートセグメント1には継手金具2の背部においてボルト
挿入締結用空間12が設けられている。第2実施例の場
合、アンカー鉄筋9の端部に雄ねじを設けて、その雄ね
じを継手金具本体4に設けたねじ孔に螺合連結してもよ
い。
第13図ないし第15図はこの発明の第6実施例を示す
ものであって、各アンカー鉄1fJ9の中心線とボルト
挿通孔6の中心線と?結ぶ平面上に位置する補強リプ2
2が、孔補強部20を有する椀状体5と円筒体14とに
一体に結合されているが、その他の構成は第2笑施例の
場合と同様である。
第5実施例の場合、必要に応じ、第16図に示すように
、継手金具本体4の巾方向中央部を通る円筒体14の上
部半径線上に位置する補強リプ26を、孔補強部20を
有する椀状体5と円筒体14とに一体に結合してもよく
、また前記補強リプ25の他に、継手金具本体4の中方
向中央部を通る円筒体14の下部半径線上に位置する補
強リプ24を、孔補強部20を有する椀状体5と円筒体
14とに一体に結合してもよい。
継手金具本体4に補強リプ22〜24を設けない場合は
、隣り合うセグメントの継手金具2におけるボルト挿通
孔5,6にビルトを挿通して締付けた場合、継手金具本
体4は第17図に2点鎖線で示すように変形する。すな
わち、円筒体14における側板18の側のアンカー鉄筋
9とボルト挿通孔6とを結ぶ線上における開放端部Pは
、ボルト挿通孔6に向かって変位しようとし、かつ両側
の側板18の中間部にある円筒体14の開放端部Qはボ
ルト挿通孔6から離反する方向に変位しようとする。
そこでアンカー鉄筋9の中心線とボルト挿通孔6の中心
線とを結ぶ平面上に位置する補強リプ22を椀状体5と
円筒体14とに一体に結合しておけば、前記開放端部P
がボルト挿通孔6に向かって変位するのを防止すること
ができ、かつ前記補強リプ22が、ボルト荷重作用点で
ある孔補強部20と反力点であるアンカー鉄筋9の支持
部および荷重伝達部である椀状体5とに一体的に結合さ
れて梁効果を発揮し、そのため前記継手金具本体4およ
び椀状体5によるタイドアーチ効果と相俟って、より一
層の高剛性化を図ることができる。
また前記補強リブ23を設けることにより、前記開放端
部Qが円筒体外方へ変位するのを防止できるので、補強
リブ22および補強リブ25の双方を設けることにより
、継手金具2の剛性を著しく向上させることができる。
前記補強リブ22゜26に加えて補強リブ24を設けれ
ば、継手金具2の剛性をさらに向上させることができる
第18図ないし第20図はこの発明の第4実施例を示す
ものでろって、継手金具本体4における巾方向の両側の
側板18の間において、円筒体14の端部の外側に補強
フランジ25が一体に設けられているが、その他の構成
は第2実施例の場合と同様でおる。第4実施例の場合、
第21図および第22図に示すように、円筒体14の、
端部の外側の全周に補強フランジ25を一体に設けても
よく、あるいは円筒体14の端部の内側全周に補強フラ
ンジを一体に設けてもより。
第18図ないし第20図に示すように、継手金具本体4
における巾方向の両側の側板18の間において、円筒体
14の端部に補強フランジ25を一体に設けておけば、
前記補強リブ26を設けた場合と同様に、前記両側の側
板18の間にある円筒体14の開放端部Qが外側に変位
するのを防止して、円筒体14の面外曲げ剛性を向上さ
せることができる。
前記補強フランジ25は、円筒体14の面外曲げ剛性向
上効果の他に、円筒体14の面内曲げ剛性の増加にも寄
与しているので、円筒体14の剛性を著しく向上させる
ことができる。
第21図および第22図に示すように、円筒体14の端
部の全周に補強フランジ25を一体に設ければ、円筒体
14の剛性をさらに向上させることができる。また前記
補強リブ22または補強リブ22.25あるいは補強リ
ブ22,23.24と補強フランジ25とを併用すれば
、円筒体14に極めて高い剛性を付与することができる
第25図ないし第27図はこの発明の第5実施例を示す
ものであって、2つのボルト挿通孔3および多数のアン
カー鉄筋螺合用ねじ孔26を備えている継手金具本体4
と、前記各ボルト挿通孔3に対向するボルト挿通孔6を
頂部に備えている2つの椀状体5とが鋳造により一体に
形成され、かつ継手金具本体4における継手端板16の
外面にコーキング溝27およびシール溝28が設けられ
、さらに各ねじ孔26にアンカー鉄筋9の端部に設けら
れた雄ねじ部29が螺合連結されて、継手金具2が構成
され、コンクリートセグメント1における各結合端部に
継手金具2が埋込固定され、またコンクリートセグメン
ト1には継手金具2の背部においてボルト挿入締結用空
間12が設けられ、そのセグメントの周面にも、コーキ
ング溝およびシール溝が設けられる。
なお第2実施例ないし第5実施例の場合も、第1実施例
の場合と同様の3次元的タイドアーチ効果を発揮する。
この発明を実施する場合、前記アンカー鉄筋9はコンク
リートセグメントの鉄筋と別個のものでもよく、また継
手金具本体4をコンクリートセグメントに埋設される鉄
筋に予め溶接等により固定して、その鉄筋をアンカー鉄
筋としてもよい。さらにまた、アンカー鉄筋9としては
外面に凹凸を有する異形鉄筋を使用してもよい。
コンクリートセグメント1としては、鉄筋コンクリート
セグメント、鉄骨鉄筋コンクリートセグメント、コンク
リートと鋼板とを一体化するかあるいはそれらに鉄筋を
併用した合成コンクリートセグメント、コンクリートに
鋼繊維または合成繊維を混入した繊維補強コンクリート
セグメント等を使用することができる。
前記椀状体5の形状は、フットボールを2分割した半楕
円球状であってもよく、あるいは開口部が4角形になっ
ている採光ドーム状でめってもよい。また椀状体5と継
手端板16との間の空間に、ボルト挿入空間を残してモ
ルタルまたは合成樹脂等の低収縮硬化性材料を充填して
もよい。
また継手金具本体4と椀状体5の周縁とを溶接または接
着剤等により一体に接合しなくても、椀状体5の中央部
にボルトによる締付力が作用したとき、椀状体5の周縁
が継手金具本体4に対し滑動しなければこの発明におけ
る6次元的アーチ効果が発揮される。
第28図および第29図は椀状体5の周縁を継手金具本
体4に対し一体に接合することなく滑動を防止する手段
の例を示すものであって、継手金 −具本体4に椀状体
5の周縁を支承する環状斜面50が形成され、この環状
斜面60の傾斜角は、椀状体5の中央部に作用するボル
トの締付力により椀状体5の周縁が環状斜面60の上を
滑動しないように設定される。
第28図の場合は、椀状体5の周縁に設けられた環状溝
に環状止水リング31が嵌合されている。
この環状止水リング61は前記環状斜面60に設けられ
た環状溝に嵌合されてもよい。またセグメントの運搬あ
るいは取扱中に、椀状体5が継手金具本体4から脱落す
るのを防止し、かつその椀状体5を所定の位置に保持し
ておく目的で、継手金具本体4における円筒体14の内
面に、複数の係止用ばね32の基端部が、溶接、接着剤
またはビス等により固定され、椀状体5を円筒体14内
に挿入していくと、係止用ばね62の傾斜部分が椀状体
5により鎖線で示す位置まで押圧変形され、椀状体5が
係止用ばね32の先端部を通過すると、係止用ばね52
が復元変形して椀状体5の背面に係合し、椀状体5が所
定の位置に保持される。第28図の場合は、椀状体5の
全周縁が環状斜面30に接触しているので、剛性を損な
うことなく止水することができる。
第29図の場合は、椀状体50周縁と環状斜面60との
間に環状上水材66が介在され、かつ椀状体5が継手金
具本体4から脱落するのを防止すると共に、その椀状体
5を所定の位置に保持しておく目的で、椀状体5の背面
に係合する複数のストッパ64が継手金具本体4におけ
る円筒体14の内面に溶接または接着剤等により固定さ
れている。前記ストッパ64を取付ける場合、椀状体5
を継手金具本体4における継手端板13に向かって加圧
した状態でストツノぐ64を円筒体14に固定する。ま
た第29図の場合、環状止水材63を省略し、椀状体5
の周縁または環状斜面60に環状溝を設けて、その環状
溝に環状止水リングを嵌合してもよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、コンクリートセグメント1の結合端
部に埋込固定された継手金具2が、ボルト挿通孔6を備
えている継手金具本体4と、その継手金具本体4に周縁
が滑動しないように接合されている椀状体5とにより構
成され、その椀状体5の頂部に前記ボルト挿通孔6に対
向するボルト挿通孔6が設けられているので、隣り合う
セグメントをボルトにより締付結合した際に、椀状体5
の頂部に作用するビルト引張力は、その頂部から椀状体
5の底部周縁部と継手金具本体4との結合部に向かって
放射状に流れ、かつこのとき椀状体5はその椀状形状に
より緯線方向にも引張抵抗力もしくは圧縮抵抗力を発揮
し、そのため前記従来の継手構造に比べて、内部エネル
ギーの吸収能力を高めることができ、さらに継手金具本
体4は、ボルト挿通孔3を中心として放射方向に引張抵
抗を発揮し、したがって、ボルト挿通孔3,6を通る多
方向の面内でのタイドアーチ効果すなわち6次元的タイ
ドアーチ効果を発揮するので、高剛性で高強度のコンク
リートセグメントの継手構造とすることができ、また前
記従来の継手構造と同程度の剛性および強度を得るため
には、使用材料を少なくして軽量にかつ低コストで製作
できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの発明の第1実施例を示すもの
であって、第1図はコンクリートセグメントの継手構造
の縦断側面図、第2図は継手金具の一部切欠斜視図、第
6図はその一部横断平面図、第4図は継手金具の一部縦
断背面図、第5図はその正面図、第6図はこの発明の継
手金具を有するコンクリートセグメントの斜視図である
。第7図および第8図は継手金具における継手金具本体
と椀状体との接合部の他の例を示す縦断側面図である。 第9図ないし第12図はこの発明の第2実施例を示すも
のであって、第9図はコンクリートセグメントの継手構
造の縦断側面図、第10図は継手金具の一部切欠斜視図
、第11図はその一部切欠平面図、第12図は継手金具
の背面図である。第13図ないし第15図はこの発明の
第5実施例を示すものであって、第13図は継手金具の
一部切欠斜視図、第14図はその一部切欠平面図、第1
5図は継手金具の背面図である。第16図は継手金具の
他の例を示す背面図、第17図は第2実施例の継手金具
における継手金具本体がボルトm付力により変形すると
きの状態を示す背面図、第18図ないし第20図はこの
発明の第4実施例を示すものであって、第18図は継手
金具の一部切欠斜視図、第19図はその一部切欠平面図
、第20図は継手金具の背面図である。第21図は継手
金具の他の例を示す一部切欠斜視図、第22図はその背
面図である。 第23図ないし第27図はこの発明の第5実施例を示す
ものであって、第25図はコンク’J −トセグメント
の継手構造の縦断側面図、第24図は継手金具を斜め前
方から見た斜視図、第25図は継手金具を斜め後方から
見た斜視図、第26図は継手金具の一部切欠平面図、第
27図はその背面図である。第28図および第29図は
継手金具の他の例を示す縦断側面図である。 第60図ないし第52図は従来のコンクリ−トセグメン
トの継手構造を示すものであって、第60図は横断平面
図、第61図は縦断側面図、第52図は継手金具の斜視
図である。 図において、1はコンクリートセグメント、2は継手金
具、3はボルト挿通孔、4は継手金具本体、5は椀状体
、6はボルト挿通孔、9はアンカー鉄筋、12はボルト
挿入締結用空間、13は継手端板、14は鋼製円筒体、
16は鋼板製溝形カバー、17は鋼製端板、19はチー
・セー孔、21はテーパ一端部、22〜24は補強リブ
、25は補強フランジ、26はねじ孔、29は雄ねじ部
でSJ1 SJ1 へ1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コンクリートセグメント1の結合端部に埋込固定された
    継手金具2が、ボルト挿通孔3を備えている継手金具本
    体4と、その継手金具本体4に周縁が滑動しないように
    接合されている椀状体5とにより構成され、その椀状体
    5の頂部に前記ボルト挿通孔3に対向するボルト挿通孔
    6が設けられていることを特徴とするコンクリートセグ
    メントの継手構造。
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