JPH01105126A - 赤外線放射温度計における温度数値の表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は赤外線放射温度計における温度数値の表示方法
に関する。

〔発明の概要〕

本発明は測定画像の所定部分の温度数値表示を行なうよ
うにした赤外線放射温度針において、温度数値の表示を
、温度スケール文字の表示と交互に行なうようにするこ
とにより、測定画像と温度数値の双方の表示を見やすく
したものである。

〔従来の技術〕

例えば人体の所定部分の温度分布を測定するときには、
測定物の表面から放射される赤外線エネルギーを検出し
てその温度分布を温度に対応したカラー又はモノクロの
画像として表示する赤外線放射温度針が使用される。

この赤外線放射温度針においては、より確実な温度分布
測定を行なうために、測定画像の所定部分の温度数値を
画面上に表示するようにしたものがある。従来のこの種
の赤外線放射温度計における表示方法の一例を第３図を
参照して説明するに、（１）は表示画面で、この表示画
面（１）の画像表示領域偉）に測定物、例えば人の手の
測定画像（３）が表示される。この画像（３）は、測定
物から検出された赤外線エネルギーをその温度に応じた
複数の色に色別して表示してあり、これによって測定物
の温度分布状態が一目して判別できる。

また表示画面（３）にはこの画像表示領域（２）の外方
において、温度スケール文字表示領域（４）が設けられ
ている。

即ち、この温度スケール文字表示領域（４）には、画像
表示に用いられる複数の色を段階的に表示したカラーバ
ー（５）と、このカラーバー（５）の各色に対応した温
度スケール文字（６）が最大値から最小値まで段階的に
数値表示されており、この温度スケール文字（６）の数
値とカラーバー（５）とを対照することにより、測定画
像（３）の表示色に対応した温度が判別できるように成
されている。また、この温度スケール文字（６）の上下
には、画像表示領域（２）中に表示される画像取得最大
温度値（７ａ）及び最小温度値（７ｂ）が表示される。

そしてさらに表示画面（１）上には、以上の測定画像（
３）及び温度スケール文字（６）の他に、測定画像（３
）の所定部分の温度数値の表示が行なわれる。即ち、表
示画面（１）の画像表示領域（２）においては、複数点
、例えば１０点の十字カーソルａ＋ｂ＋Ｃ＋ｄ＋ｅ＋Ｌ
ｇ＋ｈ＋１＋Ｊが表示されており、この十字ガーソルａ
、ｂ、ｃ・・・は、夫々操作部の移動キーの操作によっ
て画像表示領域（２）の任意の位置に移動゛設定可能で
、この十字カーソルａ、　ｂ、　ｃ・・・によって指定
される部分の温度が検出され、その数値（８）が表示さ
れる。従来この温度数値（８）の表示は、表示画面（１
）上にその専用表示スペースを設けることができないた
め、画像表示領域（２）内において測定画像（３）に重
ねた状態で表示するようにしている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように従来の赤外線放射温度計における表示画面（
１）では、温度数値（８）が画像表示領域（２）におい
て表示されるため、測定画像（３）と温度数値（８）が
重なり、温度数値（８）の文字色と測定画像（３）の色
が同一となると温度数値（８）が非常に見ずら（なり、
またこの温度数値（８）を見やすくするために文字の裏
の画像を消すと画像（３）が見ずらくなる欠点があり、
いずれにしても良好な測定を行なうことはできない。

本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、温度数値の表
示を新規の表示方法とし、良好な測定画像及び温度数値
の表示を行なえるようにしたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

即ち本発明の赤外線放射温度計における温度数値の表示
方法は、測定物の表面から自然放射される赤外線エネル
ギーを検出してその温度分布を複数色の画像（３）とし
て表示画面（１１の画像表示領域（２）に表示すると共
に、この画像（３）の色に対応する温度スケール文字（
８）を表示画面（１）の温度スケール文字表示領域（４
）に表示し、かつ測定画像（３）の所定部分即ち十字カ
ーソルａ、ｂ、ｃ・・・で指定する部分の温度数値（８
）の表示を行なうようにした赤外線放射温度針において
、温度数値（８）の表示を、温度スケール文字表示領域
（４）において温度スケール文字（６）の表示と交互に
行なうようにしたものである。

〔作用〕

上述の手段は次のように作用する。

通常の状態では、表示画面（１１の温度スケール文字表
示領域（４）においては温度スケール文字（６）が表示
されており、この状態から塩度数値表示キーをオンにす
ると、温度スケール文字（６）の一部が消去され、ここ
に温度数値（８）が表示される。このように温度数値（
８）の表示を温度スケール文字表示領域（４）で行なう
ようにしたことにより、画像表示領域（２）の測定画像
（３）を文字で消すことなく表示でき、また温度数値（
８）も画像で乱されることなく表示されるので、良好な
測定を行なうことができる。

〔実施例〕 以下、第１図及び第２図を参照しながら本発明による赤
外線放射温度計における温度数値の表示方法の実施例に
ついて説明するに、上述した第３図の従来例と対応する
部分には同一符号を付しその説明は省略する。

本発明においては、十字カーソルａ、ｂ、ｃ・・・によ
って指定した測定画像（３）の所定部分の温度数値の表
示を、画像表示領域外の、温度スケール文字表示領域（
４）において行なうようにしである。

即ち、本例では、通常の状態においては第１図Ａに示す
如く、表示画面（１１の温度スケール文字表示領域（４
）に全部の温度スケール文字（６）が表示されており、
操作部の温度数値表示キーをオンにすることによって第
１図Ｂに示す如く、温度スケール文字（６）の上下二段
、即ち最大数値と最小数値を残してその間の領域（９）
に各十字カーソルａ、　ｂ、　ｃ・・・に対応した温度
数値（８）の表示が行なわれる如く成されている。

第２図は赤外線放射温度針の構成を示すブロック図であ
る。図において（１０）は赤外線検出部で、この赤外線
検出部（１０）は、測定物の表面から自然放射される赤
外線エネルギーを走査して検出し、その温度分布に対応
したアナログ温度信号に変換するように構成されており
、この赤外線検出部（１０）で取出されたアナログ温度
信号はＡ／Ｄ変換器（１１）においてデジタル画像デー
タに変換され、画像表示メモリ　（１２）に書込まれる
。

そしてこの画像表示メモリ　（−１２＞に書込まれた画
像データがＣＰＵ（１３）に取出され、このＣＰＵ（１
３）において、キーボード（１４）の入力操作により、
ＲＯＭ（１５）に内蔵されているプログラムに従って画
像データの各種表示処理が行なわれ、温度スケール文字
の数値や各十字カーソルａ、　ｂ、　ｃ・・・に対応し
た温度数値等が決定され、これらが文字メモリ　（１６
）に書込まれる。

そしてこの文字メモリ　（１６）に書込まれた温度スケ
ール文字データ及び温度数値データは加算部（１７）に
おいて画像表示メモリ（１２）の画像データと合成され
て表示部（１８）に送られ、この表示部（１８）で画像
処理が施されて表示画面（１）に表示される。

この温度スケール文字及び温度数値の表示においては、
キーボード（１４）の温度数値表示キーがオフの場合に
は上述した第１図Ａの如く温度スケール文字表示領域（
４）に全部の温度スケール文字（６）が表示され、温度
数値表示キーがオンされた場合には第１図Ｂの如く温度
スケール文字（６）の上下二段を残してその間を消去し
、この領域（９）に温度数値（８）が表示されるように
ＣＰＵ（１３）によって表示制御が行なわれる。

以上の如く本例の赤外線放射温度針においては、表示画
面（１）の温度スケール文字表示領域（４）において温
度スケール文字（６）と温度数値（８）を交互に表示す
るようにしたことにより、特に温度数値（８）の表示ス
ペースを設けることなく測定画像（３）の所定部分、即
ち十字カーソルａ、ｂ、ｃ・・・が指示する部分の温度
を測定することができる。

そして、画像表示領域（２）の測定画像（３）を文字で
消すことなく表示することができ、また温度数値（８）
も画像で乱されることなく表示され、多数点（本例では
１０点）の温度数値表示をしているにも拘わらず、その
数値（８）と画像（３）との対応がとり易くなり、良好
な測定を行なうことができる。

さらに本例においては、温度スケール文字（６）の上下
二段を残してその間の領域（９）に温度数値（８）を表
示するようにしであるので、温度数値の表示時において
も温度スケール文字（６）の最大数値と最小数値を確認
することができ、このため測定画像（３）の大凡の温度
分布を判別することができる。

尚、本実施例においては測定画像（３）の温度測定点を
十字カーソルａ、ｂ、ｃ・・・で指定し、この指定点の
温度を表示するようにした赤外線放射温度計に本発明を
通用しであるが、本発明はこれに限らず例えば画像表示
領域（２）に矩形状の枠を複数設定表示し、この枠を移
動キーによって測定画像（３）の所定部分に対応させて
この枠内の温度の最小値、最大値、及び平均値を表示す
るようにした赤外線放射温度針においても適用すること
ができる。

また、本実施例においては温度数値表示の際、特に温度
スケール文字（６）の上下二段を残してその間に温度数
値（８）を表示するようにしであるが、温度スケール文
字（６）を全部消去して温度数値（８）を表示してもよ
い。

さらに、その他の部分においても本実施例に示した表示
方法に限ることなく種々の表示方法を採ることができ、
本実施例が本発明を特定するものではないことは勿論で
ある。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明の赤外線放射温度針における温度数値
の表示方法は、温度数値の表示を、温度スケール文字表
示領域において温度スケール文字の表示と交互に行なう
ようにしたことにより、画像表示領域の測定画像を文字
で消すことなく表示でき、また温度数値も画像で乱され
ることなく表示され、多数点の温度表示をする場合でも
その数値と測定画像の対応を容易にとることができ、こ
のため従来に比して格段に良好な測定を行なうことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の表示方法による表示画面を示し、Ａは
通常の表示時、Ｂは温度数値の表示時、第２図は本発明
が適用される赤外線放射温度計の構成を示すブロック図
、第３図は従来の表示方法による表示画面である。 図中、（１）は表示画面、（２）は画像表示領域、（３
）は測定画像、（４）は温度スケール文字表示領域、（
６）は温度スケール文字、（８）は温度数値、ａ−ｊは
十字カーソルである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 物体表面から自然放射される赤外線エネルギーを検出し
   てその温度分布を複数色の画像として画面の画像表示領
   域に表示すると共に、この画像の色に対応した温度スケ
   ール文字を画面の温度スケール文字表示領域に表示し、
   かつ上記画像の所定部分の温度数値の表示を行なうよう
   にした赤外線放射温度計において、上記温度数値表示を
   、上記温度スケール文字表示領域において温度スケール
   文字表示と交互に行なうようにしたことを特徴とする赤
   外線放射温度計における温度数値の表示方法。