JPH01104256A

JPH01104256A - 歯科治療器具の噴霧水の逆流防止装置

Info

Publication number: JPH01104256A
Application number: JP63127225A
Authority: JP
Inventors: Franco Castellini; フランコ・カステリーニ
Original assignee: Castellini SpA
Current assignee: Castellini SpA
Priority date: 1987-05-29
Filing date: 1988-05-26
Publication date: 1989-04-21
Also published as: EP0293342A2; DE293342T1; IT8703497A0; ES2029347T3; IT1207710B; DE3868979D1; EP0293342A3; US4894010A; JPH0431273B2; EP0293342B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、独立した空気及び水の線を持つ型の、歯科治
療器具の中に噴霧水が逆流することを防止することを目
的とする装置に関する。

［従来の技術及びその課題］特に血流を介して、感染し易い患部がある場合は、全て
の治療器具を消毒して、患部の広がるのを避けることが
、何にも増して重要である。

これは特に歯科に於いて重要で、ここでは毎日多数の患
者を扱い、その口腔が最も感染の広がり易い経路の１つ
なのである。

一般的に多くの種類の機器又は装置が歯又は感染媒体と
直接接触する個々の器具（さぐり針、器具等）の消毒に
用いられている。

しかし、動力で駆動される歯科器具、なかんずく永久器
具と、特に高速ドリル及びそれに類する器具等の交換部
分と、に分かれたものの場合、消毒は非常に問題を含ん
でいる。この場合、この種の器具は水と空気とを供給す
る２つの別々の線を持っており、その線の各々が遮断手
段によって制御され、この手段が多くの場合この器具か
ら離れた所にある。この遮断手段を操作しながら、医者
はこの空気や水を容易に止めることが出来る。この場合
空気に関しては問題無いが、もう一方の線の出口が水を
滴下し続け、使っている器具が口腔の中に又は付近の空
間に保留されていると、患者の苦情の元となる。従って
、水供給線のしかるべき位置に設けられる手段で、遮断
手段を作動させると僅かに負圧が掛かるものを利用し、
線の中に水を引き戻し、雫が出ないようにしている。

しかし、このような方法は衛生上の問題がある。

即ち、水滴を吸取る為に吸引を掛けると、前に噴霧して
まだ口腔の中に滞留している水（これは疑いもな（汚染
されている）が−緒に器具を通して水の線の中に引き戻
される。

このような欠点は、処置の各段階の後に、器具を消毒す
ることの出来る一般的な装置、又はシステムの噴射回路
によって防ぐことが出来る。このことは、液体を上昇さ
せて放出する前に、簡易清浄作業を必要とするか又は完
全な消毒を必要とするかにより決まる所定の持続期間を
持つ液体消毒剤で噴射回路を満たすことによって行なう
ことが出来る。

単に消毒すると言う目的からすれば、この方法は有効で
あるが、１人の患者から次の患者に移る場合、消毒を行
なうのに可なりの時間が必要となる。

最近の歯科治療機の台座には、一般的にドリル制御ペダ
ルに繋がる空気切出し機能が付加されており、これによ
り切削刃近くでドリルの握り手から空気のみを出す。こ
の空気切出し制御機能が、゛タービンへの空気の供給を
制御する主たるソレノイド遮断弁を迂回し、ドリリング
の前後に、ドリルを外して別の空気器具を付けることな
く、処置患部をきれいにする為に、空気の噴射を任意に
所定時間待なう（ドリルは止まったまま）。このような
装置が例えばＧＢ特許第１１８６［ｉ６５号に開示され
ている。

ＥＰ第０４２２８７号に開示されている別のシステムに
於いては、この空気切出し機能がタイマー回路を介して
、ドリル足踏みペダルに接続され、ペダルを開放して、
空気及び水を制御するソレノイド・バルブを閉ざすと、
上記切出し機能が自動的に割込み、処置患部をきれいに
するのに必要とする時間（２〜３秒）のセットされた時
間だけ、空気の噴射を行なう。

本発明の目的は、上述した如く、吸引を行なったときに
起きる衛生上の問題を解決し、しかも、追加媒体を用い
ること無く、このような付加設備の操作に必要とする余
剰な時間を無くすことを目的としている。

［課題を解決するための手段］上述の目的を達成するための本発明による装置は請求項
に示す如き特徴を備え、これにより、主制御又は空気切
出し制御のいずれかの媒体を迂回させる付加的弁を用い
ること無く、握り手に設けられた出口から空気を噴出さ
せ、次にドリリング操作が終わったとき、ペダルを離す
如くになっている。

ここに開示した本発明の利点の１つは、その構造が本質
的に単純で且つ経済的なことである。

本発明の別の利点としては、衛生上必要とする安全性を
保障していることである。

［実施例］図面に於いて、参照符号ｌＯは歯科治療器具、なかんず
く、高速のタービン・ドリルの握り手を示し、その先端
に刃先１２が付けられている。この器具が各々空気と水
を供給する２つの流体の線３，４に接続されている。

第１の遮断手段１．２が２つの流体の線３，４に設けら
れ、握り手ＩＯへ空気及び水を通したり止めたすする。

この手段１，２には、普通、電動の制御弁が用いられ、
ペダル２０を踏むと同時に開くように設計されている。

ドリルを回す為には、ペダルを押し下げ、弁１，２を一
緒に開き、空気と水を握り手■０に流し、ペダルを離す
とその流れが止まる。

空気切出し機能２１は補助制御手段で、これにより握り
手１０への空気線３を独立して作動させ、乾いた空気を
ドリルの刃先■２に送る。

図に示す如く、空気切出しボタン２１がペダル２０と並
んで設けられ、これにより、バイパスのソレノイドバル
ブ１２１を作動させるか、又は主空気制御弁１に直接作
用するかのいずれかにより、ペダルとは無関係に所定時
間の間、空気の線３を開くことが出来る。

本発明による装置は空気リザーバー３０を含み、これが
主制御及び空気切出しの両バルブ１．１２１の下流で対
応する供給線３上に設けられる。図に示す例に於いては
、このリザーバーが供給線３の長さを増すことによって
作られているが、同様の効果を、線の内径を大きくする
か又は別にタンクを設けることによって得ることも出来
る。

第２の遮断手段５が握り手ｌＯの上流に設けられ、実施
例に於いては、これがオンオフバルブで、空気の線３上
に位置し、テーブル１５上に設けられる。

このテーブルは使用しないときの握り手１０を受け、そ
のホルダーに握り手１０が掛けられると必ず空気の流れ
が止まるようになっている。

最後に第３の遮断手段６あくあり、これにより空気線３
がら空気を抜くことが出来、実施例に於いては、この手
段が、上記オンオフバルブ５にインターロックされた普
段は閉ざされている弁又は適当に調整された拘束手段で
ある。

本装置の操作方法に就いて以下に説明する。

握り手１０を取上げ、テーブル■５から外すと、オンオ
フバルブ５が開き、ドリル作業が可能となる。

この器具を持ったまま、ペダル２０を踏むと、２つの主
バルブ１．２が開き、握り手１０が流体源に接続される
。このことにより、空気と水が線３及び４を各々流れ、
混合されて霧化されスプレー１１となる。明らかなこと
であるが、ペダル２０を離すと、２つの弁１．２は閉ざ
される。しかし、水は該当する線４に流れなくなるが、
リザーバー３０に溜められた空気は握り手に流れ続け、
ドリル刃先１２の側の先端の穴から吹き出し続け、その
持続時間はりザーバー自身の容量によって決まる。空気
を継続的に吹くことによって障壁が出来、口腔内に溜っ
た噴霧水が水の回路に逆流することがない。

常に空気と噴霧の出口が同じ方向に向いていることによ
り、この噴霧の出口は、それ、即ち、線３から流れ続け
る単味の空気、に極く近接した流体に触れるだけである
。従って、この障壁により、噴射回路全体としての衛生
環境が保障される。

治療の間、空気切出し機能により空気のジェットを出す
必要がある場合は、いつでも、制御ボタン２１を押しさ
えすれば、弁１２１が線３を開放し、上述した如くに、
して空気が握り手１０に流れる。

弁６は、空気が未だリザーバーに可なり残っている状態
で、テーブル■５のホルダーにこの治療器具を置く必要
があるとき、作動する。この状態とは、蓄積された空気
が、主空気線３から握り手によって逃がされ切っていな
い状態である。オンオフバルブ５が閉ざされて、線３の
中に空気が圧力を持って残されていると、医師の考えと
関係無く、再使用の為に治療器具を取り上げると、その
先端から放射が行われる。このようなことが起らないよ
うにする為には、普段閉ざされている型の弁Ｂの開放動
作と、オンオフバルブ５の閉鎖動作とをインターロック
しておけばよい。あるいはその代わりに、オンオフバル
ブ５が閉ざされているときは常に、空気の線から短時間
残留圧力を排出するように調整されたオリフィスを持つ
常時開放型の弁６を用いても良い。

【図面の簡単な説明】

添附した図面は本発明による装置の１つの実施例に用い
られる流体の線と、制御構成部品とを示す模式図である
。出願人代理人　　弁理士　鈴江武彦図面の１′；ご（ン°コご、二土更なし）第１図手続補正書（方式）１、事件の表示特願昭６３−１２７２２５号２、発明の名称歯科治療器具の噴霧水の逆流防止装置３、補正をする者事件との関係　　特許出願人名称・　カステリー二・ニス自ピー・ニー４、代理人住所　東京都千代田区霞が関３丁目７番２号　ＵＢＥビ
ル６、補正の対象明細書（図面の簡単な説明の欄）、図面７、補正の内容

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ペダル（２０）により操作すると、それぞれ同時
に開閉する遮断手段（１、２）を備えた空気及び水の線
（３、４）に別々に接続される型の、動力駆動の歯科治
療器具の中に噴霧水が逆流することを防止する装置で、上記遮断手段（１）の下流で上記空気の線（３）に直列
に接続される圧縮空気のリザーバー（３０）で、上記遮
断手段（１）の閉鎖操作を行なった後、短時間、上記器
具から空気を流し続けることが出来る容量を持つ、もの
を含むことを特徴とする、噴霧水の逆流防止装置。
（２）上記リザーバー（３０）が上記空気の線（３）の
管の長さ及び又は径を増加することによって作られる、
請求項１記載の噴霧水の逆流防止装置。
（３）更に、上記制御ペダル（２０）とは別に作動させ
ることの出来る空気切出し機能を持ち、これにより、上
記器具が休止しているとき、上記線（３）を介して空気
の噴射を起こすことが出来、この場合、上記空気切出し
を制御する媒体（２１）が、上記制御ペダル（２０）と
平行に、上記遮断手段（１）に直接作用することにより
、上記空気の線を開閉する如くに設計されている、請求
項１記載の噴霧水の逆流防止装置。
（４）更に、上記制御ペダル（２０）とは無関係に作動
する空気切出し機能を持ち、これにより、上記器具が休
止しているとき、上記線（３）を介して空気の噴射を起
こすことが出来、この場合、上記空気切出しを制御する
媒体（２１）が、上記のペダル操作の遮断手段（１）に
対し平行に且つ上記リザーバーの上流に設けられ独立に
作動する遮断手段（１２１）により、上記空気の線を開
閉する如くに設計されている、請求項１記載の噴霧水の
逆流防止装置。
（５）上記空気の線（３）が、上記装置への空気の流れを止める働きをする第２の遮断
手段（５）で、これが上記器具を保持するテーブル（１
５）に設けられ、上記器具の使用が終わったとき、これ
を上記テーブルに戻すことにより、作動する、ものと、第３の遮断手段（６）で、これにより、上記第２の遮断
手段が閉ざされたとき、上記空気の線（３）を開放する
、ものと、を含む、請求項１記載の噴霧水の逆流防止装置。