JPH01102722A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

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JPH01102722A
JPH01102722A JP25950087A JP25950087A JPH01102722A JP H01102722 A JPH01102722 A JP H01102722A JP 25950087 A JP25950087 A JP 25950087A JP 25950087 A JP25950087 A JP 25950087A JP H01102722 A JPH01102722 A JP H01102722A
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JP
Japan
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layer
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benzimidazole
rust preventive
passive
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Pending
Application number
JP25950087A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Mizumura
哲夫 水村
Kunio Wakai
若居 邦夫
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体およびその製造方法に係り、特
に、優れた耐食性を有し、さらに優れた走行性を有する
磁気記録媒体およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
磁気記録媒体の強磁性金属薄膜の耐食性向上の目的で用
いる防錆剤として、これまでに、アミノ基を有する芳香
族カルボン酸(特開昭筒58−194131号)、クペ
ロン類(特開昭筒58−194138号)、ポリアミン
類(特開昭筒59−3742号)などが提案されており
、実用に供されているものもある。
強磁性金属薄膜に対する腐食性環境因子とじては、湿度
、二酸化イオウ(亜硫酸)ガス、窒素酸化物ガスなどが
考えられるが、止揚の防錆剤はこれらの腐食因子に対し
て万能的な耐食効果を示すものではなく、現実の複合的
な腐食環境に対して十分な防錆効果を有するものとは言
い難い欠点があった。
また、強磁性金属薄膜表面が比較的耐食性を有する高次
の酸化物になっている場合、還元性を有する防錆剤は該
酸化物を破壊する性質があるが、従来技術においては、
このような観点からの防錆剤の選定は行われていなかっ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
強磁性金属薄膜の耐食性に関して、従来技術は、上記し
たような種々の欠点を有していた。
本発明は、これらの従来技術にみられた欠点を解決し、
耐食性に優れた磁気記録媒体およびその製造方法、もし
くは、さらに、耐食性向上対策により走行性の低下がみ
られる場合、走行性を改良した磁気記録媒体およびその
製造方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、非磁性基板上に設けた強磁性金属薄膜の表
面に不働態層を形成した後、該不働態層上に、ベンゾイ
ミダゾール骨格にアミノ基、ニトロ基、クロル基あるい
はメルカプト基の中の少くとも一つを置換基として有す
るベンゾイミダゾール誘導体を主成分とする防錆剤を付
着させること、もしくは、該ベンゾイミダゾール誘導体
唐土にさらにフッ素系潤滑剤層を形成させることによっ
て達成することができる。
〔作  用〕
上記したベンゾイミダゾール骨格にアミノ基、ニトロ基
、クロル基またはメルカプト基の中の少くとも一つを置
換基として有するベンゾイミダゾール誘導体はその分子
構造中に窒素を含むいわゆるカソードインヒビターであ
り、大気中の水分あるいは腐食性ガスによる腐食反応の
うち、主に水素発生反応の進行を抑止することによって
防錆効果を示すものである。
前掲のクペロン類、ポリアミン類も、同様に、カソード
インヒビターとして働くものであるが、同一腐食条件下
で防錆効果が異なるのは、強磁性金属に対する吸着親和
力の差(弱い場合には防錆効果がなく、強すぎる場合に
は腐食が進行する)、分子構造の差(立体障害による被
覆率の相異など)によるものと考えられ、ベンゾイミダ
ゾール骨格にアミノ基、ニトロ基、クロル基あるいはメ
ルカプト基の中の少くとも一つを置換基として有するベ
ンゾイミダゾール誘導体はこれらの点で優れているため
、防錆効果が著しい。
さらに、上記ベンゾイミダゾール誘導体は金属の高次酸
化物に対する還元作用がないので、表面に不働態層を形
成した強磁性金属薄膜層上に該ベンゾイミダゾール誘導
体層を形成した場合、不働態層の存在との相乗効果によ
り、格段の耐食性向上をはかることができる。
なお、磁性層上に該ベンゾイミダゾール誘導体層を設け
た場合、磁気ヘッドとの摺動の際の摩擦係数を若干高め
る傾向がみとめられるが、この現象に対しては、該ベン
ゾイミダゾール誘導体層上にさらにフッ素系潤滑剤の層
を設けることによって、長期間にわたって、満足な走行
性を維持することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について比較例とともに説明する
実施例 1 厚さ9t!mのポリエチレンテレフタレートフィルム基
板上に、酸素雰囲気下で、厚さ1500人のC0−N1
(組成比8O−20)の蒸着を行い、強磁性金属薄膜層
を作成した後、酸素を主成分とする雰囲気処理により、
該金属薄膜表面にコバルト不働態膜を形成させ、さらに
、該不働態膜上に2−アミノ−ベンゾイミダゾールの0
.05重量%メチルイソブチルケトン溶液を塗布、乾燥
して試料を作成した。
なお、上記不働態膜の形成は、強磁性金属薄膜層形成後
、別容器に入れて20 T orrまで減圧した後、こ
れに1 atn+の酸素を封入して3日間処理すること
により行った。
実施例 2 実施例1において、コバルト不働態層を設けなかった以
外は実施例1と同様にして試料を作成した。
実施例 3 実施例2における2−アミノ−ベンゾイミダゾールにか
えて5−ニトロ−ベンゾイミダゾールを用いた以外は実
施例2と同様にして試料を作成した。
比較例 1 実施例1において2−アミノ−ベンゾイミダゾール溶液
の塗布を行わない以外は実施例1と同様にして試料を作
成した。
比較例 2 実施例2において2−アミノ−ベンゾイミダゾール溶液
の塗布を行わない以外は実施例2と同様にして試料を作
成した。
比較例 3 実施例1における2−アミノ−ベンゾイミダゾールにか
えてクペロンを用いた以外は実施例1と同様にして試料
を作成した。
以上6種の試料について、腐食促進試験として、60℃
90%RHの雰囲気中に1週間放置した場合の飽和磁化
の減少率と、S0□1.OPPM、H2S 0.5Pl
’M。
No21.0PPM、 35℃、75%RH(7)雰囲
気中ニ100時間放置した後の金属磁性薄膜中の硫黄含
有率(M子%)の測定を行い、耐食性の比較を行った。
結果を第1表に示す。
第   1  表 第1表の結果から、磁性層上にベンゾイミダゾール誘導
体層を設けた試料(実施例1,2.3)が、磁性層上に
ベンゾイミダゾール誘導体層を設けなかった試料あるい
はベンゾイミダゾール誘導体のかわりにクペロン層を設
けた試料(比較例1.2.3)と比較して、飽和磁化減
少率、硫黄含有率の双方において優れ、よい耐食性を示
すこと、特に、磁性層上に不働態層を形成し、該不働態
層上にさらにベンゾイミダゾール誘導体層を設けた試料
(実施例1)が最も良い耐食性を示すことが知られる。
実施例 4 実施例1の2−アミノ−ベンゾイミダゾールのかわりに
2−メルカプト−ベンゾイミダゾールを用いた以外実施
例1と同様にして、強磁性金属薄膜層表面不働態膜上に
2−メルカプト−ベンゾイミダゾール層を設けた後、該
2−メルカプト−ベンゾイミダゾール層上に、さらに、
フッ素糸潤滑剤フオンブリンZDOL (日本モンテジ
ソン社製)0.1重量%フレオン溶液を塗布して試料を
作成した。
実施例 5 実施例4におけるフォンブリンZDOLをフォンブリン
Z25(日本モンテジソン社製)にかえた以外は実施例
4と同様にして試料を作成した。
実施例 6 実施例4におけるフォンブリンZDOLをフォンブリン
AM2001 (日本モンテジソン社爬)にかえた以外
は実施例4と同様にして試料を作成した。
比較例 4 実施例4において2−メルカプト−ベンゾイミダゾール
層を設けなかった以外は実施例4と同様にして試料を作
成した。
比較例 5 実施例4において2−メルカプト−ベンゾイミダゾール
層の形成とフォンブリンZDOLの塗工の順序を逆にし
た以外は実施例4と同様にして試料を作成した。
以上5種の試料について、腐食促進試験として、前記と
同一条件において飽和磁化減少率と硫黄含有率の測定を
行い、さらに、走行性の評価として、各試料を幅8mm
のテープとし、#2000の研摩剤で研摩した直径4−
のSUS製ピンに巻き角90″で接触させ、重錘20g
の荷重をかけ、1000往復の摩擦を行った後の静止摩
擦係数の測定を行った。
結果を第2表に示す。
第   2   表 第2表の結果から、コバルト不働態層を形成した磁性層
表面に2−メルカプト−ベンゾイミダゾール層を設け、
該2−メルカプト−ベンゾイミダゾール層上に、さらに
、フッ素系潤滑剤層を設けた試料(実施例4.5,6)
が、比較例4.5に比べて、耐食性、走行性の双方とも
優れた性能を示すものであることが知られる。
なお、玉揚実施例において、ベンゾイミダゾール誘導体
層の形成およびフッ素系潤滑剤層の形成において、それ
ぞれの下地層上に直接塗工を行った場合にも、また、基
板裏面に塗工し、巻取り時に各下地層上に転写させた場
合にも、全く同様の結果が得られ、塗工方法による特性
上の差違は全く認められなかった。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、非磁性基板上に強磁性金属薄膜
層を設けてなる磁気記録媒体において、該金属薄膜層の
表面に不働態層を形成し、該不働態層上に、ベンゾイミ
ダゾール骨格にアミノ基、ニトロ基、クロル基またはメ
ルカプト基の中の少くとも一つを置換基として有するベ
ンゾイミダゾール誘導体を主成分とする防錆剤を付着さ
せること、もしくは、該防錆剤上にさらにフッ素系潤滑
剤層を設けることによって、従来技術の有していた欠点
を解決し、耐食性、走行性の双方について格段に優れた
磁気記録媒体を得ることができ、また、その製造方法を
確立することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性基板上に強磁性金属薄膜層を設けてなる磁気
    記録媒体において、該金属薄膜層の表面に不働態層を形
    成した後、該不働態層表面に、ベンゾイミダゾール骨格
    にアミノ基、ニトロ基、クロル基またはメルカプト基の
    中の少くとも一つを置換基として有するベンゾイミダゾ
    ール誘導体を主成分とする防錆剤を付着させたこと、も
    しくは、該防錆剤層上にさらにフッ素系潤滑剤層を設け
    たことを特徴とする磁気記録媒体。 2、非磁性基板上に設けた強磁性金属薄膜の表面に不働
    態層を形成した後、該不働態層上に、直接塗工によるか
    あるいは基板裏面に塗工した塗布面からの転写によって
    、ベンゾイミダゾール骨格にアミノ基、ニトロ基、クロ
    ル基あるいはメルカプト基の中の少くとも一つを置換基
    として有するベンゾイミダゾール誘導体を付着させるこ
    と、もしくは、該ベンゾイミダゾール誘導体付着面上に
    、さらに、直接塗工によるかあるいは基体裏面に塗工し
    た塗布面からの転写によって、フッ素系潤滑剤層を形成
    させることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
JP25950087A 1987-02-14 1987-10-16 磁気記録媒体およびその製造方法 Pending JPH01102722A (ja)

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KR1019880001135A KR880009340A (ko) 1987-02-14 1988-02-08 자기기록 매체 및 그 제조방법
DE3889137T DE3889137D1 (de) 1987-02-14 1988-02-12 Magnetischer Aufzeichnungsträger.
US07/155,483 US4983455A (en) 1987-02-14 1988-02-12 Magnetic recording medium and process for producing the same
EP88102102A EP0279381B1 (en) 1987-02-14 1988-02-12 Magnetic recording medium

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303584A (en) * 1991-12-24 1994-04-19 Ngk Insulators, Ltd. Intake air flow rate measuring apparatus for internal combustion engine, having water-absorptive porous protective member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303584A (en) * 1991-12-24 1994-04-19 Ngk Insulators, Ltd. Intake air flow rate measuring apparatus for internal combustion engine, having water-absorptive porous protective member

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