JPH01101893A - Fr−66979物質の製造法 - Google Patents

Fr−66979物質の製造法

Info

Publication number
JPH01101893A
JPH01101893A JP26037287A JP26037287A JPH01101893A JP H01101893 A JPH01101893 A JP H01101893A JP 26037287 A JP26037287 A JP 26037287A JP 26037287 A JP26037287 A JP 26037287A JP H01101893 A JPH01101893 A JP H01101893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substance
culture
producing
culture medium
microorganism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26037287A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Takase
茂弘 高瀬
Takanao Otsuka
隆尚 大塚
Hiroshi Terano
寺野 紘
Masakuni Okuhara
奥原 正国
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP26037287A priority Critical patent/JPH01101893A/ja
Publication of JPH01101893A publication Critical patent/JPH01101893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、抗菌活性や抗腫瘍活性を有する物質、即ち
、式 で示されるFR−66979物質(化学名:6゜9−ジ
ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−14−オキサ−1
,11−ジアザテトラシクロ[7゜4.1.0’・7.
010・12]テトラゾカー2゜4.6−ドリエンー8
−イルメチルカルバメート)の発酵法に基づく製造方法
に関するものである。
[従来の技術] FR−86979物質は、特開昭61−10590号公
報において開示された公知の物質であり、次に示す様な
化学的合成法によって製造されるものであることが知ら
れている。即ち同公報第38頁に記載された実施例16
によると、式で示されるFR−9004132物質(化
学名=4−ホルミル−6,9−ジヒドロキシ−14−オ
キサ−1,11−ジアザテトラシクロ[7,4゜1.0
2・7.010・+2 ]]テトラゾカー2.4.6−
ドリエンー8イルメチルカルバメート)を出発原料とし
、接触還元法によって4位のホルミル基を水添しヒドロ
キシメチル基に誘導する方法が開示されている。尚ここ
でFR−900482物質は、ストレプトミセス属に属
するFR−900482物質生産菌株(例えばストレプ
トミセス・サンジエンシスNo。6897:微工研条寄
第792号)を培地中で培養することによって生産され
、抗腫瘍活性や抗菌活性等を有することが知られている
[発明の課題] この発明の目的物質であるFR−66979物質を製造
する手段としては、前に述べた如く発酵法によってFR
−900482物買を得、次いでこれを化学的に接触還
元する方法しか知られていない。この様な2段工程を踏
む必要があるということは製造コストを高める要因とな
る。そこでもしFR−66979物買を発酵法によって
一段で製造することができれば経済的に有利であると考
えられた。
この様な観点に立って検討を開始したが、前に述べた様
にFR−900482物質は化学的に見てFR−669
79物質の前駆物質に相当することに注目し、FR−9
00482物質生産菌株を用いて培養することを試みた
結果、FR−66979物貿が有効に生産されることを
確認し、この発明を完成するに至った。即ちFR−90
0482物質生産菌はFR−66979物質生産菌とし
ても有用であることが確かめられたのである。
[発明の構成] この発明はFR−66979物質生産菌を培地に培養し
、得られる培養物からFR−66979物質を採取する
ことによって行なうことを要旨とするものである。尚F
R−66979物貢は(I)式で示した様にその化学構
造式中に不斉炭素原子を有しているが、この不斉炭素原
子に基づく異性体もこの発明のFR−66979物質に
含まれる。
[発明の説明] この発明で使用されるFR−66979物質生産菌の代
表例としては、例えば前述のストレプトミセス・サンジ
エンシスNo。6897等が例示されるが、この菌株は
前に述べた様にFR−900482物質も生産する。し
かしFR−900482物質が生合成的にFR−669
79物質の前駆物質となるか否かについては未だ確認さ
れていない。従ってFR−66979物買生産菌は同時
にFR−900482物質生産菌となり得るものである
か否かは問わないものと解釈すべきである。尚FR−6
6979物質生産菌は上記例示された菌株に限定されず
、ストレプトミセス・サンダエンシスに属するものの他
、FR−66979物貿を生産する全ての菌株を包含す
る。
また更に例えばX線、紫外線等の電磁波処理、或は例え
ばナイトロジエン・マスタード、アザセリン、亜硝酸、
2−アミノプリン、N−メチル−No−二トローN−二
トロソグアニジン(NTG)等の変異誘起剤による処理
、ファージとの接触、形質転換、形質導入、細胞融合等
の通常用いられる菌株変異処理方法によって処理した菌
株を使用することも可能である。
この発明による培養方法の実施に当たっては、通常性な
われている培養技術およびその改良手段を適用すること
ができ、例えば深部培養や振どう培養等の好気的培養方
法が賞月される。培養に用いられる培地としては、例え
ばグルコース、でん粉、可溶性でん粉、肉エキス、カゼ
イン加水分解物、ペプトン、グルテンミール、綿実粕、
大豆粉、コーンステイープリカー、乾燥酵母、酵母工キ
ス、りん酸金属塩、硫酸金属塩等の栄養源を組み合せた
培地が利用される。
培地温度は30℃前後が適当であり、培養時間は30〜
150時間位が適当である。
培養物中に蓄積されたFR−66979物質は常法によ
り分離、採取、精製することができる。
[実施例] 種培 および木P養 可溶性でんぷん     2.0% グルコース       0.5% 綿実粕     1.0% 乾燥酵母        0.5% コーンステーブリカー  0.5% CaCO30,,2% の組成からなる種培養培地(80ml: pH7,0)
を160m1容量エルレンマイヤー・フラスコ4個に夫
々注入し、120℃で30分間熱処理して滅菌した。
一方ストレプトミセス・サンダエンシスNo。
6897を斜面培養しておき、その−白金耳を上記滅菌
培地の夫々に接種した。各フラスコを回転式振どう器(
振幅3インチ)を用いて、200rpmの撹拌で30℃
、72時間の培養を行なった。
得られた種培養培地を合わせ、その全量(320ml)
を下記組成からなる本培養培地(2ai: PH41,
2)に注入した。
可溶性でんぷん   8.0% 乾燥酵母      1.0% 落花生粉      3.0% 大豆ミール     0.5% 培養器としては30ft容量のジャー・ファーメンタ−
を用い、これは予め120℃で30分の熱処理により滅
菌しておいた。
本培養は201/分の通気量と200 rpmの撹拌を
併行させつつ31℃で96時間行なった。
培養 産 から目・  の 取 上記の様にして得られた本培養培地(18JZ)に2N
硫酸を加えてp)(3,0に調整した後、珪藻±(1,
4kg)を用いて濾過した。得られた濾液(I Im)
に2N水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを6.0に
調整し、ダイヤイオンHP−20[商PA:三菱化成工
業(株)製](2,Ojりを充填したカラムに通した。
このカラムを脱イオン水(2,0Jl)で洗浄した後、
50%メタノール水(6,0IL)で溶出した。溶出液
を減圧濃縮してメタノールを留去し、残留液をイオン交
換樹脂アンバーライトIRC−50[商標:ローム・ア
ンド・ハース社製、Hゝ型(2,Of充填)]のカラム
に展開した。このカラムを脱イオン水(2,Of)で洗
浄した後、0.IN塩酸(a、On)で溶出した。溶出
液を2N水酸化ナトリウム水溶液で中和し、次いで再び
HP−20のカラム(2,0JZ)に通した。このカラ
ムを脱イオン水(4A)で洗浄してから50%メタノー
ル水(a、0fl)で溶出した。活性成分′を含む画分
を集め、減圧下5011まで濃縮した後、凍結乾燥して
粉末を得た。この粉末をメタノール(50ml)に溶解
し、シリカールCC−4[商標:マリンクロット社製、
100g]と混合した後、ロータリー・エバポレーター
を用いてメタノールを留去した。残留混合物をクロロホ
ルムに懸濁させ、再びシリカールCCCC−4(200
のカラムに展開した。このカラムをクロロホルムとメタ
ノールの混液(5:1)で溶出した。
活性成分を含む画分を集めて減圧濃縮すると粗製粉末(
1,2g)が得られた。この粗製粉末をメタノール(2
0011)に溶解し、高速液体クロマトグラフィに展開
した。この展開操作に当たっては、ウォーターズ・モデ
ル6000Aポンプとウォーターズ・モデルU6にの注
入器を用いた。
クロマトグラフィ上のモニターはUV検出器を用いて行
なった(使用波長240 nm)。YMC−パック S
−043[島久(株)製コの充填された鋼製カラムを用
いて5IIllZ分の流速で展開し、移動相としてはメ
タノールとクロロホルムの混液(5:1)を用いた。上
記条件の下で高速液体クロマトグラフィを行なった結果
、活性画分(保持時間:25〜35分)が得られ、これ
を減圧濃縮すると、白色粉末状のFR−66979物質
(0,7g)が得られた。本品は特開昭61−1059
0号に開示された方法(FR−900482物質の接触
還元)で得られたFR−66979物買と同定の結果、
同一物質であることが確認された。
抗菌活性 細菌用ブイヨンを用い、段階希釈検定法によって各種細
菌に対するFR−66979物質の抗菌活性を調べた。
37℃で一夜培養後の最小発育阻止濃度(MrC)を求
めたところ、FR−66979物質は各種の病原性微生
物に対して抗菌活性を示すことが分かった。代表菌種に
対するMIC(μg/ml)は下記の通りである。
Pseudomonas且匹紅匣二NCT(ニー104
90 12.5製造できることとなった。
瘍移植7日後にハンクス溶液を使って希釈腹水から調製
し、低温下(4℃) 1000rpm 、 5分間の遠
心分離に付した。遠心分離された腫瘍細胞を、10%子
牛脂児血清、ペニシリンG(60μg/ml)およびス
トレプトマイシン(20μg/ml)を補充したMEM
ダルベツコ培地中に加え細胞濃度が2.5X10’個/
mlとなる様に腫瘍細胞液を調製した。
次にこの細胞を各種濃度に調製されたFR−66979
物質によって処理した。処理はプラスチック製組織培養
皿を用い、5%CO2の?X温潤雰囲気下7℃で72時
間インキュベートすることによって行なった。薬物濃度
の対数値と処理細胞の増殖率をグラフ上にプロットする
ことによって細胞増殖50%阻止(IC,。=μg/m
l)に必要な物質濃度を求めた。その結果FR−669
79物質のIC,。値はo、?3μg/mlであった。
[発明の効果]

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)FR−66979物質生産菌を培地に培養し、得
    られる培養物からFR−66979物質を採取すること
    を特徴とするFR−66979物質の製造法。
  2. (2)FR−66979物質生産菌がストレプトミセス
    ・サンダエンシスに属する微生物である特許請求の範囲
    第1項に記載の製造法。
  3. (3)FR−66979物質生産菌がストレプトミセス
    ・サンダエンシスNo.6897またはその変異菌であ
    る特許請求の範囲第2項に記載の製造法。
JP26037287A 1987-10-15 1987-10-15 Fr−66979物質の製造法 Pending JPH01101893A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26037287A JPH01101893A (ja) 1987-10-15 1987-10-15 Fr−66979物質の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26037287A JPH01101893A (ja) 1987-10-15 1987-10-15 Fr−66979物質の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01101893A true JPH01101893A (ja) 1989-04-19

Family

ID=17347012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26037287A Pending JPH01101893A (ja) 1987-10-15 1987-10-15 Fr−66979物質の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01101893A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998018953A1 (fr) * 1996-10-29 1998-05-07 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Nouveau procede de fabrication de fr900482 et de composes analogues

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998018953A1 (fr) * 1996-10-29 1998-05-07 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Nouveau procede de fabrication de fr900482 et de composes analogues
US6204031B1 (en) 1996-10-29 2001-03-20 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Process for preparing FR900482 and compounds analogous thereto
US6423530B1 (en) 1996-10-29 2002-07-23 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Process for preparing FR900482 and compounds analogous thereto

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2942574B2 (ja) グリコシダーゼ阻害剤サルボスタチンおよびその製法
EP0335386B1 (en) Ks-506 compounds and process for the production thereof
JPH01101893A (ja) Fr−66979物質の製造法
JPH0226957B2 (ja)
JPH0329079B2 (ja)
JPH022589B2 (ja)
JP2594167B2 (ja) 新規抗生物質sf2698物質およびその製造法
JPS58201992A (ja) 微生物によるβ−置換プロピオン酸またはそのアミドの製造法
JPH0740950B2 (ja) 微生物によるニコチアナミンの製造法
US3433710A (en) Process for the preparation of 7-chloro-5-hydroxytetracycline
CA1131146A (en) Amylase inhibitors
US4086138A (en) Process for producing glucose isomerase
JPH0625095B2 (ja) 抗生物質sf−2415物質およびその製造法
US3657418A (en) Antibiotic histidomycin
JP2690779B2 (ja) L―アスコルビン酸誘導体及びその製造法
KR0122427B1 (ko) 아미노펩티데이스 m 저해물질, 그의 제조방법 및 그를 생성하는 미생물
JPS6219599A (ja) 新規マクロライド系抗生物質m119
JPS60248191A (ja) フオスフイノスリシンの製造方法
KR830000618B1 (ko) 신 항생물질 sf-2050b물질의 제조법
JP3112342B2 (ja) 新規化合物uce6
JPS638393A (ja) 新規抗生物質sf−2457物質及びその製造法
JPS60248190A (ja) フオスフイノスリシンの製造方法
JPS5849237B2 (ja) ジエンタマイシンC/aの製造法
JPS62210996A (ja) 抗生物質エミマイシンの製造法
JPH0488993A (ja) トランス―4,5―デヒドロ―l―リジンの製造法及びその生産菌