JPH0110186Y2 - - Google Patents

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JPH0110186Y2
JPH0110186Y2 JP18718684U JP18718684U JPH0110186Y2 JP H0110186 Y2 JPH0110186 Y2 JP H0110186Y2 JP 18718684 U JP18718684 U JP 18718684U JP 18718684 U JP18718684 U JP 18718684U JP H0110186 Y2 JPH0110186 Y2 JP H0110186Y2
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sheet
heating plate
female mold
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mold
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、射出成形と同時に絵付を行なう絵付
用射出成形金型装置に関する。
〔従来の技術〕
射出成形と同時に絵付を行なうには、一般に射
出成形前に雌型内に絵付シートを真空成形にて予
備成形した後、雌型と雄型とを組合わせて溶融樹
脂を雄型側から射出し、この射出樹脂の表面に絵
付シートを付着させるようにしている。
従来、この種の成形は雄型と雌型とを有する射
出成形装置を用意し、両型間に作業者が予め印刷
した葉状の絵柄シートを介装することにより行な
われていた。。したがつて非能率であり生産性が
悪かつた。
そこで、帯状シートを両型間に間欠的に送つて
連続的に絵付を行なう連続方式が考えられてい
る。上述した連続方式にあつては、絵付シートに
その走行方向と幅方向の位置決めをするためのい
わゆるトンボマークが各絵柄毎形成され、このト
ンボマークを検知器で検知し雌型とは別の位置に
設けられた加熱板によつて絵付シートの正規の位
置を保持した後、加熱板を雌型上に移動するよう
にしていた。
〔従来技術の問題点〕
ところが、このような連続方式にあつては、前
記加熱板を絵付シートの走行方向を幅方向の両方
向に移動してトンボマークを検知しなければなら
ず、加熱板に種々の移動機構を取付けねばなら
ず、加熱板が厚く重くなつてしまうばかりでな
く、絵付シートが大きくその幅方向にねじれてい
る場合には、加熱板の絵付シートの幅方向への移
動量に制限があり、結局シートの幅方向のトンボ
マークを検知できないという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案はかかる点に鑑み、加熱板が薄く軽く形
成でき、しかも絵付シートがその幅方向に大きく
ねじれてもトンボマークを検知できるような射出
同時成形装置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
この目的は、多数の絵柄を一定間隔で形成した
帯状の絵付シートの一部を、加熱板と枠部材との
間で挾持し、この状態のまま加熱板と枠部材を移
動させて絵付シートの一部を雌型と雄型に臨ま
せ、この絵付シートの一部を加熱して軟化せしめ
て雌型の成形面に付着させ、次いで雌型と雄型の
間のキヤビテイ内に溶融樹脂を射出するようにし
た射出同時成形装置において、前記絵付シートに
シートの走行方向およびシートの幅方向の位置決
めをするための位置決めマークを絵柄ごとに形成
するとともに絵付シートを送出しローラ及び引込
みローラ間に巻回し、これら送出しローラ及び引
込みローラを絵付シートの幅方向に移動可能とさ
れた移動フレームによつて支持し、前記加熱板に
それを絵付シートの走行方向に移動できるように
するための移動機構を設け、絵付シートの幅方向
の位置決めマークを検知するための検知器と絵付
シートの走行方向の位置決めマークを検知するた
めの検知器とを備えたことによつて達成される。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
第1図は、本考案によつて成形した成形品の斜
視図であり、溶融樹脂が固化した本体1の表面に
は絵付シート2が付着され、絵付シート2上の絵
柄10は本体1の凸部分に付着され、絵付シート
2の上部には文字12が描かれている。
この絵付シート2は印刷フイルムに限らず、転
写フイルム、プリント配線、成形可能な金属、フ
アブリツク等であつてもよい。また絵付シート2
に描かれる絵柄は予じめ成形時の伸びを見込んで
縮小図を描いておいてもよい。
第2図は本考案に係る射出同時成形装置の縦断
面、第3図は第2図のA方向矢視図であり、その
下部には固定盤20に対して固着された雄型16
と、移動盤24に固着され雄型16に対して水平
方向に離接する雌型18とを有し、前記移動盤2
4は加圧ラム22によつて可動とされ、移動盤2
4に隣接してエジエクタ26が設けられ、このエ
ジエクタ26は射出成形後成形品を金型外へ排出
するための突出ピン(図示なし)を備えている。
前記固定盤20および雄型16の中央部には射
出装置28が挿入され、この射出装置28から射
出された溶融樹脂は雄型16内に穿設された射出
孔30を通つて雌型18のキヤビテイ内に圧入さ
れる。
前記両金型間を絵付シート2が垂直方向下方に
走行し、絵付シート2は、その幅方向に移動可能
な移動フレームFの上方に位置する送出しロール
34および下方に位置する引込みロール36に保
持されつつシートロールRから引出され、上下の
ガイドロール38,38によつてその走行位置が
規制される。
絵付シート2には、第4図に示す如く所定の絵
柄10が定ピツチで印刷されており、それが裏刷
又は転写用であればその印刷面が雌型18と反対
側になるようにセツトされ、逆に表刷りの場合は
雌型面に印刷面がくるようにセンサされ、また絵
付シート2の一側には垂直方向(X方向)の位置
を定めるためのマーク3aが、他側には幅方向
(Y方向)の位置を定めるためのマーク3bがそ
れぞれ形成されているが、これらマーク3a,3
bは片側のみに例えば十字状(トンボマーク)を
なすように形成してもよい。
また、前記移動盤24には第3図に示す如く移
動フレーム下のコ字状をなすフレーム本体21が
第3図中左右方向に摺動自在に嵌合し、このフレ
ーム本体21から立設した支柱21a,21aに
は支持板4,4(第2図参照)が、フレーム本体
21の下端には支持板5,5が固着され、支持板
4には前記送出しローラ34が、支持板5には前
記引込みローラ36がそれぞれ取付けられてい
る。前記移動盤24の上面にはラツク80がこれ
に対応してフレーム本体21の側面にはピニオン
81が設けられ、このピニオン81はサーボモー
タ82に連結され、ピニオン81を回転させるこ
とによつて移動フレーム全体が絵付シートの幅方
向に移動可能になつている。
前記両型の上方には枠部材46とこれと一体的
に対向配置された加熱板44が配設され、これら
両部材44,46の側面には第8図に示す如くシ
リンダ83が設けられ、このシリンダ83の作用
によつて加熱板44と枠部材46とでシート2を
挟持して両型間に絵付シート2を移動させる。前
記枠部材46はコ字状をなし、下部が開放してい
る。
前記加熱板44は、その内側に加熱部44aを
有し、この加熱部44aには通気孔50が設けら
れ、この通気孔50は共通導孔51を介して図示
しない圧搾エヤーポンプに接続されている。加熱
板44は支持板84に絵付シートの上下方向に移
動自在に支持され、この移動機構は、第9図に示
すように支持板84上のラツク85と、これに対
応する加熱板44の側面に取付けられたピニオン
86と、このピニオン86を回転するサーボモー
タ87とを有する。前記支持板84、加熱板44
および枠部材46は、エヤーシリンダ52によつ
て上下方向に一体的に図示しないガイドレールに
沿つて移動され、シリンダ52は図示しないフレ
ームに保持される。
前記加熱板44には絵付シート2上のシートの
走行方向検知用のマーク3aを検知するために光
電管などの検知器54が支柱39を介して取付け
られるとシートの幅方向検知用のマーク3bを検
知するための検知器89(第3図)が設けられ、
これらの検知器54,89は複数設けてもよい。
なお、検知器89は移動盤24に対してシートの
幅方向が固定されている例えば枠部材46および
図示しない他の部材に取付けてもよい。
なお雌型18の下方には絵付シート2を支持す
る棒部材56が対向設置され、この棒部材56は
移動盤24に支持されたエアシリンダ(図示な
し)により互いに離接する。さらに、前記雌型1
8内には、真空引きするための通気孔58が穿設
されている。
次に、本装置の作用について述べる。
移動フレームFの上下の送出しロール34およ
び引込みロール36が同期してサーボモータ9
0,91(第3図)によつて回動され絵付シート
2がシートロールRから引出されるが、新しい絵
付シート2が上昇した位置(基準位置)の加熱板
44に対向している場合には、先ずサーボモータ
82を駆動させて移動フレームをY方向に移動さ
せ、検知器89がマークbを検知した所で移動フ
レームFを停止せしめる。次いで、加熱板44を
サーボモータ87を駆動させることによつてX方
向に移動せしめ検知器54がマークaを検知した
所で加熱板44を停止せしめる。
この位置で絵付シート2の絵柄が雌型18の凹
凸部に対して正規の位置となる。次いで、加熱部
44aの通気孔50を介して加熱部上へシートを
付着させる。更に加熱板44が図示しないシリン
ダ83の作動により枠部材46側へ移動して両部
材44,46間にシート2を挟持する。その後、
枠部材46と加熱板44は一体となつて原点(基
準位置)に戻る。
次に第5図に示すように、加熱板44を支持し
ているエヤシリンダ52が伸びて、枠部材46と
加熱板44が基準位置から一体的に図示しないレ
ールに沿つて下降し雌型18上の所定位置に停止
する。なお、エヤシリング52の代りに他の手段
たとえばモータ等を使用するラツクピニオン機構
により加熱板44および枠部材46を移動させる
ようにしてもよい。これに伴つて絵付シート2は
一ピツチ分巻出される。枠部材46の下方部分は
開放されているので、枠部材46が雌片18を取
囲むことができ、加熱板44がシートを保持して
雌型18のキヤビテイを閉塞する。この際、シー
ト上の絵柄は前記した如く雌型18の成形面に対
して正規の位置(同調位置)に設置されている。
このような状態で、先ず雌型18の通気孔58
を介して雌型のキヤビテイを真空にする。その
後、加熱板44の通気孔50から圧搾空気を送つ
て加熱部44a表面からシート2を剥離せしめ、
シート2を第6図に示すように雌型18の成形面
に付着させる。なお、深絞りの場合すなわち雌型
の成形面が深い場合には、加熱板44の一部を図
示しないシリンダ等によつてシートを保持しつつ
雌型の成形面側に移動させてプラグアシスト真空
引きすればシートを極端に伸ばすことなく予備成
形できる。
前記行程においては、雌型18のキヤビテイを
真空にしてから加熱板側から圧縮空気を送つてシ
ートを雌型の成形面に付着させているが、加熱部
44aの通気孔50から圧縮空気を送りつつ通気
孔58から排気するようにすることもできる。
しかしながら、この場合には、通気孔58を雌
型に多数設ける必要がある。これはキヤビテイ内
に空気が残留しているからである。これに対し、
前者の方法によればシート成形時雌型中に空気が
残留していないので通気孔を多数設ける必要がな
くなる。従つて、成形品表面に生じる通気孔の痕
跡を少なくすることができる。
その後、図示しないシリンダ83の作動により
加熱板44を枠部材46から浮き上がらせ、エヤ
シリンダ52の作動で両部材44,46を第2図
に示す基準位置に復帰させる。このとき、絵付シ
ート2が動かないように棒部材56が絵付シート
をクランプする。
そして、第7図に示すように雌型18がラム2
2によつて動かされて雄型16と合体し、溶融樹
脂が射出機28から射出される。更に、型離れが
なされ棒部材56が分離される。こうして、射出
成形部60の表面に絵付シート2自体又はその印
刷インキのみが付着した絵付成形品が得られる。
なお上述の実施例では、先ずY方向、次いでX
方向を検知するようにしているが、X方向および
Y方向のマークを同時に検知することもできる。
なお、エヤシリンダ52等のコントロールは公
知の制御回路を使用して行なう。
更に、本実施例は模形に金型を配置した場合に
ついて述べられているが、金型を竪型に配置し、
枠部材及び加熱板を水平方向に移動する場合につ
いても応用できることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明した如く本考案によれば、加熱部材4
4にはX方向のみの移動機構を取り付けるのみで
済み、加熱板44が薄く軽くなりシリンダ52も
小型で済み、しかもY方向の整合は移動フレーム
Fをシートの幅方向に移動することによつて行つ
たのでシートが大きくY方向にずれていても位置
決めマークの検知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は成形品の全体斜視図、第2図は本考案
に係る射出同時成形装置の縦断面図、第3図は第
2図のA方向矢視図、第4図は絵付シートの平面
図、第5図は同装置の予備成形準備完了状態図、
第6図は予備成形完了後の雌型内を示す断面図、
第7図は射出成形時のキヤビテイを示す断面図、
第8図は加熱板の移動機構説明図、第9図は加熱
板と枠部材との離接装置の説明図である。 1…成形品本体、2…絵付シート、3a,3b
…位置決めマーク、16…雄型、18…雌型、2
1…フレーム本体、24…移動盤、44…加熱部
材、46…枠部材、54,89…検知器、F…移
動フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の絵柄を一定間隔で形成した帯状の絵付シ
    ートの一部を、加熱板と枠部材との間で挾持し、
    この状態のまま加熱板と枠部材を移動させて絵付
    シートの一部を雌型と雄型に臨ませ、この絵付シ
    ートの一部を加熱して軟化せしめて雌型の成形面
    に付着させ、次いで雌型と雄型の間のキヤビテイ
    内に溶融樹脂を射出するようにした射出同時成形
    装置において、前記絵付シートにシートの走行方
    向およびシートの幅方向の位置決めをするための
    位置決めマークを絵柄ごとに形成するとともに絵
    付シートを送出しローラ及び引込みローラ間に巻
    回し、これら送出しローラ及び引込みローラを絵
    付シートの幅方向に移動可能とされた移動フレー
    ムによつて支持し、前記加熱板にそれを絵付シー
    トの走行方向に移動できるようにするための移動
    機構を設け、絵付シートの幅方向の位置決めマー
    クを検知するための検知器と絵付シートの走行方
    向の位置決めマークを検知するための検知器とを
    備えたことを特徴とする射出同時成形装置。
JP18718684U 1984-12-10 1984-12-10 Expired JPH0110186Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18718684U JPH0110186Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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JP18718684U JPH0110186Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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Publication Number Publication Date
JPS61102513U JPS61102513U (ja) 1986-06-30
JPH0110186Y2 true JPH0110186Y2 (ja) 1989-03-23

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JP18718684U Expired JPH0110186Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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