JPH0110140Y2 - - Google Patents

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JPH0110140Y2
JPH0110140Y2 JP9933884U JP9933884U JPH0110140Y2 JP H0110140 Y2 JPH0110140 Y2 JP H0110140Y2 JP 9933884 U JP9933884 U JP 9933884U JP 9933884 U JP9933884 U JP 9933884U JP H0110140 Y2 JPH0110140 Y2 JP H0110140Y2
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tundish
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nozzle
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タンデイツシユカー方式のタンデイ
ツシユ移動装置に関連し、タンデイツシユ本体耐
火物および鋳込用ノズルの加熱をタンデイツシユ
への溶鋼注入の直前まで継続可能とし、以つてタ
ンデイツシユ移動に伴いその間に起るこれら部分
の温度降下を最小としノズル閉塞等の連続鋳造作
業上の障害を防止するようにした装置に関する。
近年、連続鋳造設備のタンデイツシユの取扱に
ついては、一般に、タンデイツシユをタンデイツ
シユカーに搭載して鋳型上の鋳込位置と待機位置
との間に移動させる方式をとつている。タンデイ
ツシユカー移動方式では、タンデイツシユは待機
位置で焼損ノズル(浸漬ノズル、ロングノズル
等)の交換を行いタンデイツシユに耐火物補修そ
の他の保守整備作業を行い、また鋳込位置で受容
れる高温溶鋼に与える冷却効果をなるべく少くす
るため予熱を行つた上で、鋳込位置に移動させ
る。タンデイツシユ加熱装置およびノズル加熱装
置は通常、待機位置に別置されており、ここで冷
却を見込んだ高温度に加熱する。
以上の構成では、タンデイツシユが待機位置を
離れ鋳込位置に向うと加熱できなくなる。タンデ
イツシユの移動、溶鋼レードルの交換、溶鋼注入
開始の諸操作には約10分程度の時間がかかり、こ
の加熱できない時間中にタンデイツシユおよびノ
ズルの温度は下つて来る。例えば関連諸操作が遅
延すれば1000℃程度に加熱してあつても500℃程
度に温度低下してしまう。この温度低下、特にノ
ズルの温度低下は、溶鋼の付着、アルミナの成長
等を招いて、ノズル閉塞の最大原因となり、その
結果、不安定な注入流による鋳片品質の低下、鋳
造中止等の重大な悪影響が波及的に生ずる。
本考案は、前記の加熱タンデイツシユおよびノ
ズルの温度低下の問題を解決するため、これらを
鋳込位置での溶鋼注入開始の直前まで加熱可能と
する。この目的に対し、加熱装置は、従来の待機
位置の別置式と異なり、タンデイツシユカーに積
載してそれに結合付属させる。
そして本考案のタンデイツシユカーにおける加
熱装置は、ユーテイリテイ供給ケーブルベアーに
接続して移行可能としかつそれから燃料ガス高圧
エアーの供給を受け、搭載したブロアーからのエ
アーとともに搭載したバルブユニツトに導き、タ
ンデイツシユおよびノズルの各バーナーに対し搭
載バルブユニツトの配管系から可撓性管を介し接
続してバーナを移動可能としかつ燃料ガス、エア
ーを供給して加熱を行うようにする。このように
することにより、タンデイツシユおよびノズル加
熱用の各バーナを注入開始の直前まで作動させて
加熱可能とするとともに、バーナの移動の自由性
と接続の融通性の両立を図ることができる。
各バーナの取付、接続、取扱は具体的例示態様
として次のようになされる。先づ、タンデイツシ
ユ本体耐火物用加熱バーナはタンデイツシユ整備
工場で予めタンデイツシユ蓋にコツター等でセツ
トされ、タンデイツシユカー待機位置で加熱装置
に搭載のバルブユニツトにホースカツプリングを
介し接続される。こうして溶鋼の注入開始までこ
のバーナを作動させて加熱することが可能であ
る。次にノズル加熱用バーナーはタンデイツシユ
カー側に取付けバルブユニツトに可撓性ホースカ
ツプリングを介し接続される。こうしてノズル交
換位置で直前まで加熱したのちタンデイツシユへ
の取付位置へ自動移動するようにする。ノズル加
熱用バーナの設置については、鋳型内湯面レベル
計、潤滑用パウダー供給装置および鋳型内目視監
視を障げない配置とする。各バーナの着火用のハ
ンドトーチを設け、またバルブユニツトの各系統
に逆火安全装置としてのフアイアチエツク弁を設
ける。また鋳造中の輻射熱からバーナを保護する
ため、この時期には防熱板の差込、バーナへのエ
アーのみの通風を行い得るようにする。
以下、本考案を添付図の実施例により具体的か
つ詳細に説明する。この実施例は3ストランド連
続鋳造設備の場合の1例である。第1図はそのタ
ンデイツシユカー設備全体の平面図を示し、第2
図はその1つのタンデイツシユカーおよび加熱装
置およびバルブユニツトの構成を示す拡大平面
部、第3図はその加熱装置部分の側面図である。
第1図において、タンデイツシユカー1Aおよ
び1Bは一対で、それぞれそのレール2上移動範
囲の左端および右端の待機位置AおよびBにある
状態を示す。その移動範囲の中央には、3ストラ
ンド連続鋳造設備として3連の鋳型3a,3b,
3cが設置され、この位置が鋳込位置Cである。
タンデイツシユカー1A,1Bにはそれぞれ外
側に油圧ユニツト4が連結され、油圧ユニツト4
から各タンデイツシユカー1A,1Bに各種操作
用の圧油が給排される。タンデイツシユカー1
A,1Bは走行用油圧モータ5を持ち、それから
の伝動により移行し油圧ユニツト4が随行する。
タンデイツシユカー1A,1Bは、第2および
第3図に示すように、車台6上の4隅に配置した
昇降用シリンダ7を介し左右のタンデイツシユ受
梁8が設備され、その上部にタンデイツシユ取付
金具9の一式が設けられている。10はタンデイ
ツシユカーのシリンダ作動の位置固定用脚であ
る。
タンデイツシユ11はこの例では概略凸形の平
面形で、付属吊フツク部によりクレーンで吊上げ
られて整備場から待機位置AまたはB上に搬ばれ
タンデイツシユカー1Aまたは1B上にセツトさ
れる。
本考案では、特設の加熱装置12A,12Bが
それぞれタンデイツシユカー1A,1Bの内側に
搭載されすなわち一体的に付属結合されている。
各加熱装置12A,12Bは後述のバルブユニツ
ト13を具備し、また送風機14が搭載されてい
る。それぞれ、別体のユーテイリテイ供給ベアー
15A,15Bから導かれる高圧空気供給ケーブ
ル本管16A,16Bが加熱装置12A,12B
の接続口17に接続され、また燃料ガス供給ケー
ブル本管18A,18Bが加熱装置12A,12
Bの接続口19に接続される。第3図は第1図の
左側のタンデイツシユカー1Aを示し、以下これ
を代表として関連を説明する。
タンデイツシユ11にはその蓋に3つの開口に
それぞれ相対するタンデイツシユ本体耐火物加熱
用のバーナ20を待機位置Aで例えばコツターに
より取付ける。バーナ20の1つはシリンダ21
操作可能として開口上位置と避退位置との間に変
位して、レードルからの溶鋼をタンデイツシユ1
1に受入れるようにする。これに対し加熱装置1
2Aには接続口17から燃焼ガスを制御管路22
を経て各混合弁23に導き、送風機14から空気
を制御管路22を経て各混合弁23に導き、各混
合弁23から各バーナ20に近傍まで固定配管を
しそれから可撓性ホースでカツプリングで接続す
る。こうしてバーナ20によりタンデイツシユ1
1本体耐火物を溶鋼の注入の直前まで加熱する
が、注入鋳込中は溶鋼の高熱から防護するため、
タンデイツシユ蓋開口から避退させあるいは該開
口を防熱板で塞ぎ、また鋳込位置で鋳片二次冷却
により発生する水蒸気から防護するため空気のみ
通風する。
3つの鋳型3a,3b,3cに対する各ノズル
はタンデイツシユカー1A側に設けた例えばモー
タスクリユ駆動移動装置によりタンデイツシユ取
付位置24と交換位置24′との間に遠隔自走移
動可能とする。各ノズルに対するバーナは外部加
熱用バーナ25と内部加熱用バーナ26とからな
りノズル移動に伴い外部加熱用バーナ25は湯面
レーベル計とともに移動する。これに対し加熱装
置12Aには接続口19に連る高圧空気ヘツダ2
7および接続口17に連る燃料ガスヘツダ28か
らそれぞれ6つの分岐制御管路29および30
を、その3つを外部加熱用バーナ25に他の3つ
の内部加熱用バーナ26に導き、それぞれバーナ
近傍まで固定配管をしそれから可撓性ホースでカ
ツプリングで接続する。こうしてバーナ25,2
6により各ノズルを溶鋼の注入直前まで加熱する
が、注入鋳込中はバーナ20と同じく空気のみを
通風する。
これら各バーナの管路には逆火安全装置として
フアイヤーチエツク弁31を設ける。加熱装置1
2A上にはまたバーナ着火用のハンドトーチを設
ける。またノズル加熱用バーナの設置について
は、鋳型内の湯面レベル計、潤滑用パウダ供給装
置、鋳型内目視監視等に対し充分配慮した機能、
構造を有するものとする。
以上の構成を有し記載の作用を行う本考案装置
によると、タンデイツシユ本体耐火物およびノズ
ルは溶鋼注入の直前まで加熱することができるの
で、温度降下、特にノズル部の温度降下がなく、
ノズル詰りが防止され、連続鋳造作業のトラブ
ル、鋳片品質の低下を招くことがない。またタン
デイツシユカーに加熱装置を特設してそれに加熱
用諸施設、バルブユニツトを集約するので、移動
バーナに対する可撓性接続、ユーテイリテイ供給
部への接続が簡素化され、他のタンデイツシユ関
連諸施設との干渉を最小限とすることができ、制
御が遠隔自動で有利に行うことができるようにな
り、連続鋳造諸作業が合理化され、容易となり、
高熱によるトラブルも少くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は3ストランド連続鋳造設備の場合の、
本考案実施例を含むタンデイツシユカー設備全体
の平面図、第2図はその1つのタンデイツシユカ
ー、その加熱装置およびバルブユニツトの構成を
示す拡大平面図、第3図はその加熱装置部分の側
面図である。 1A,1B……タンデイツシユカー、2……レ
ール、3a,3b,3c……鋳型、4……油圧ユ
ニツト、5……走行用モータ、6……車台、7…
…昇降用シリンダ、8……受梁、9……タンデイ
ツシユ取付金具、10……固定部、11……タン
デイツシユ、12A,12B……加熱装置、13
……バルブユニツト、14……送風機、15A,
15B……ユーテイリテイ供給ベアー、16A,
16B……高圧空気供給ケーブル本管、17……
接続口、18A,18B……燃料ガス供給ケーブ
ル本管、19……接続口、20……タンデイツシ
ユ本体耐火物加熱用バーナ、21……シリンダ、
22……制御管路、23……混合弁、24……ノ
ズル取付位置、24′……ノズル交換位置、25
……外部加熱用バーナ、26……内部加熱用バー
ナ、27……高圧空気ヘツダ、28……燃料ガス
ヘツダ、29,30……制御管路、31……フア
イヤーチエツク弁、A,B……待機位置、C……
鋳込位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続鋳造において、タンデイツシユを搭載して
    待機位置と鋳型上の鋳込位置との間に移動させる
    タンデイツシユカーに対し加熱装置を結合付属さ
    せるとともに、タンデイツシユ本体およびそれに
    付属し交換位置と取付位置とに移動する鋳込用ノ
    ズルに対する加熱用バーナをタンデイツシユおよ
    びタンデイツシユカー側に設け、加熱装置側には
    ユーテイリテイ供給ベアーとの接続によりそれか
    ら受入れた燃料ガス、高圧エアーおよび加熱装置
    に搭載した送風機からのエアーを各バーナに送給
    する配管接続を行なつたことを特徴とする加熱装
    置を搭載したタンデイツシユーカー。
JP9933884U 1984-06-29 1984-06-29 加熱装置を搭載したタンデイツシユカ− Granted JPS6117265U (ja)

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JPS6117265U JPS6117265U (ja) 1986-01-31
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JP2019136747A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 明智セラミックス株式会社 連続鋳造用ノズルの予熱装置

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JPS6117265U (ja) 1986-01-31

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