JP7846590B2 - 鋳型造型用粘結剤組成物 - Google Patents

鋳型造型用粘結剤組成物

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Description

本発明は、鋳型造型用粘結剤組成物に関する。
粘結剤としてフェノール樹脂を用い、当該フェノール樹脂を有機エステルや炭酸ガス、アミンガスで硬化させる鋳型造型法が知られている。例えば、特許文献1には、優れた鋳型強度(初期強度)を発揮することを目的に、フェノールウレタン系のガス硬化鋳型又は自硬性鋳型の造型に用いられる有機粘結剤として、フェノール樹脂とポリイソシアネート化合物と有機溶剤と、特定の有機窒素化合物を含有する鋳型用有機粘結剤が記載されている。
フェノール樹脂を含有する粘結剤を長時間放置すると、フェノール樹脂が増粘して保存安定性が悪くなり、ポンプ等で自動供給する時の定量性が悪くなること、混練ムラが発生すること、耐火性粒子及び粘結剤組成物を含有する鋳型造型用組成物の流動性や模型等への充填性が悪化することなどの問題があった。鋳型造型用組成物の充填性が悪いと、得られる鋳型の表面に凹凸が生じたり、或いは鋳型の表面強度が低下し、得られる鋳物に、砂カミ、焼着、差し込み、絞られ等の鋳物欠陥が生じることがあった。
上記課題に関し、特許文献2には、高い鋳型強度を維持しつつ鋳型の表面安定性を改善し、粘結剤の増粘を抑制することを目的に、水溶性フェノール樹脂と環状尿素化合物を混合使用する炭酸ガス硬化用粘結剤組成物が記載されている。
:特開2006-192477号公報 :特開2000-15389号公報
特許文献2に記載されている技術では、粘結剤の増粘を抑制して保存安定性を改善する効果は不十分であった。
本発明は、保存時の増粘、特に高温(例えば50℃)環境下での保存時の増粘を抑制し、鋳型造型用組成物の流動性と充填性の悪化を抑制する、保存安定性に優れた鋳型造型用粘結剤組成物、鋳型造型用組成物、及び鋳型の製造方法を提供する。
本発明は、アルカリフェノール樹脂、下記式(1)で示されるイミダゾール化合物、及び水を含有する鋳型造型用粘結剤組成物である。
(前記一般式(1)において、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素、又は炭素数1以上4以下の炭化水素基を示す。)
本発明によれば、保存時の増粘を抑制し、鋳型造型用組成物の流動性と充填性の悪化を抑制する、保存安定性に優れた鋳型造型用粘結剤組成物、鋳型造型用組成物、及び鋳型の製造方法を提供することができる。
<鋳型造型用粘結剤組成物>
本実施形態の鋳型造型用粘結剤組成物(以下、単に粘結剤組成物ともいう)は、アルカリフェノール樹脂、下記式(1)で示されるイミダゾール化合物、及び水を含有する鋳型造型用粘結剤組成物である。
(前記一般式(1)において、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素、又は炭素数1以上4以下の炭化水素基を示す。)
本実施形態の粘結剤組成物によれば、保存時の増粘、特に高温(例えば50℃)環境下での保存時の増粘を抑制し、鋳型造型用組成物の流動性と充填性の悪化を抑制する、保存安定性に優れた粘結剤組成物を提供することができる。本実施形態の粘結剤組成物がこのような効果を奏する理由は定かではないが、以下の様に考えられる。
アルカリフェノール樹脂が増粘するのはメチロール基同士の縮合であると考えられる。それに対し、立体構造が小さく、窒素原子に孤立電子対を有するイミダゾール化合物がメチロール基に配位することで、メチロール基同士の縮合を抑制することができると考えられる。
〔アルカリフェノール樹脂〕
前記アルカリフェノール樹脂は、一般にはアルカリ条件下でフェノール化合物とアルデヒド化合物とを重縮合させることによって得られるものである。このうちフェノール化合物としては、フェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、クレゾール、3,5-キシレノール、レゾルシノール、カテコール、ノニルフェノール、p-tert-ブチルフェノール、イソプロペニルフェノール、フェニルフェノール、その他の置換フェノールを含めたフェノール類や、カシューナット殻液のような各種のフェノール化合物の混合物等を1種又は2種以上混合して使用することができる。また、アルデヒド化合物としては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フルフラール、グリオキザール等を1種又は2種以上混合して使用することができる。これらの化合物は必要に応じて水溶液として用いることができる。また、これらに、尿素、メラミン、シクロヘキサノン等のアルデヒド化合物と縮合が可能なモノマーや、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、ブチルアルコール等の1価の脂肪族アルコール化合物や、水溶性高分子のポリアクリル酸塩や、セルロース誘導体高分子、ポリビニルアルコール、リグニン誘導体などを混合しても差し支えない。
前記アルカリフェノール樹脂の合成に用いられるアルカリ触媒としては、LiOH、NaOH、KOHなどのアルカリ金属の水酸化物が挙げられるが、特にNaOH、及び/又はKOHが好ましい。また、粘結剤組成物にこれらのアルカリ触媒を混合して用いてもよい。アルカリ金属の水酸化物は、フェノール類1モルに対して、好ましくは0.01~6モル、より好ましくは0.5~2.5モル用いる。
一般に、前記アルカリフェノール樹脂は水溶液の状態で用いられる。前記アルカリフェノール樹脂水溶液中のアルカリフェノール樹脂の含有量(前記アルカリフェノール樹脂水溶液を105℃で3時間乾燥後の固形質量)としては、鋳型強度を向上させる観点から、30質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましい。前記アルカリフェノール樹脂水溶液中のアルカリフェノール樹脂の含有量は、鋳型強度を向上させる観点及び作業性を向上させる観点から、85質量%以下が好ましく、75質量%以下がより好ましい。また、前記アルカリフェノール樹脂水溶液中のアルカリフェノール樹脂の含有量は、鋳型強度を向上させる観点及び作業性を向上させる観点から、30~85質量%が好ましく、50~75質量%がより好ましい。
前記アルカリフェノール樹脂の重量平均分子量(Mw)は、鋳型強度を向上させる観点から、500以上が好ましく、800以上がより好ましく、1200以上が更に好ましい。アルカリフェノール樹脂の重量平均分子量(Mw)は、鋳型強度を向上させる観点及び作業性を向上させる観点から、8000以下が好ましく、5000以下がより好ましく、3000以下が更に好ましい。また、前記アルカリフェノール樹脂の重量平均分子量(Mw)は、鋳型強度を向上させる観点及び作業性を向上させる観点から、500~8000が好ましく、800~5000がより好ましく、1200~3000が更に好ましい。なお、アルカリフェノール樹脂の重量平均分子量は、実施例に記載の方法により測定する。
前記粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂の含有量は、鋳型強度を向上させる観点から、10質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、30質量%以上が更に好ましく、40質量%以上がより更に好ましい。前記粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂の含有量は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、70質量%以下が好ましく、60質量%以下がより好ましく、55質量%以下が更に好ましく、53質量%以下がより更に好ましく、52質量%以下がより更に好ましく、50質量%以下がより更に好ましく、49質量%以下がより更に好ましく、48質量%以下がより更に好ましく、46質量%以下がより更に好ましい。また、前記粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂の含有量は、鋳型強度を向上させる観点、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、10~70質量%が好ましく、20~60質量%がより好ましく、30~60質量%が更に好ましく、40~60質量%がより更に好ましく、40~55質量%がより更に好ましく、40~53質量%がより更に好ましく、40~52質量%がより更に好ましく、40~50質量%がより更に好ましく、40~49質量%がより更に好ましく、40~48質量%がより更に好ましく、40~46質量%がより更に好ましい。
〔イミダゾール化合物〕
前記イミダゾール化合物は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点から、前記一般式(1)中のRが水素、又は炭素数1以上4以下の炭化水素基を示す化合物を含む。
前記イミダゾール化合物は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点から、前記一般式(1)中のRが水素、又は炭素数1以上4以下の炭化水素基、好ましくは水素、又は炭素数1以上2以下の炭化水素基を示す化合物を含む。
前記イミダゾール化合物は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点から、前記一般式(1)中のRが水素、又は炭素数1以上4以下、好ましくは水素、又は炭素数1以上2以下の炭化水素基、より好ましくは水素、又はメチル基を示す化合物を含む。
前記イミダゾール化合物は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点から、前記一般式(1)中のRが水素、又は炭素数1以上4以下の炭化水素基、好ましくは水素、又はメチル基、より好ましくは水素を示す化合物を含む。
前記イミダゾール化合物は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、前記一般式(1)中のR、R、R及びRの合計炭素数が、好ましくは8以下、より好ましくは7以下、更に好ましくは6以下、より更に好ましくは5以下、より更に好ましくは4以下、より更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下、より更に好ましくは1以下、より更に好ましくは0である化合物を含む。
前記イミダゾール化合物の具体例としては、イミダゾール、1-メチルイミダゾール、1,2-ジメチルイミダゾール、2-エチルイミダゾール、2-エチル-4-メチルイミダゾール、1-イソブチル-2-メチルイミダゾール、1-イソプロピルイミダゾール、2-イソプロピルイミダゾール、1-t-ブチルイミダゾール、1-プロピルイミダゾール、2-プロピルイミダゾール、1-ビニルイミダゾール、1,2,4,5-テトラメチルイミダゾール、1-ブチルイミダゾール、2-ブチルイミダゾール、1-エチルイミダゾール、2-メチル-1-ビニルイミダゾール、1-アリルイミダゾール、4-メチルイミダゾール、及び4-エチルイミダゾールからなる群より選ばれる1種以上が挙げられる。前記イミダゾール化合物は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、好ましくはイミダゾール、1-メチルイミダゾール、1,2-ジメチルイミダゾール、2-エチルイミダゾール、2-エチル-4-メチルイミダゾール、及び1-イソブチル-2-メチルイミダゾールからなる群より選ばれる1種以上、より好ましくはイミダゾール、1-メチルイミダゾール、1,2-ジメチルイミダゾール、2-エチルイミダゾール、及び2-エチル-4-メチルイミダゾールからなる群より選ばれる1種以上、更に好ましくはイミダゾール、1-メチルイミダゾール、1,2-ジメチルイミダゾール、及び2-エチルイミダゾールからなる群より選ばれる1種以上、より更に好ましくはイミダゾール、1-メチルイミダゾール、及び1,2-ジメチルイミダゾールからなる群より選ばれる1種以上、より更に好ましくはイミダゾール及び/又は1-メチルイミダゾール、より更に好ましくはイミダゾールを含む。また、前記イミダゾール化合物は、入手性の観点から、イミダゾール及び/又は2-エチル-4-メチルイミダゾールが好ましい。
前記粘結剤組成物中の前記イミダゾール化合物の含有量は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、0.7質量%以上が更に好ましく、2質量%以上がより更に好ましく、4質量%以上がより更に好ましく、7質量%以上がより更に好ましく、9質量%以上がより更に好ましく、13質量%以上がより更に好ましい。前記粘結剤組成物中の前記イミダゾール化合物の含有量は、鋳型強度を向上させる観点から、30質量%以下が好ましく、25質量%以下がより好ましく、20質量%以下が更に好ましく、17質量%以下がより更に好ましい。また、前記粘結剤組成物中の前記イミダゾール化合物の含有量は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点、及び鋳型強度を向上させる観点から、0.1~30質量%が好ましく、0.1~25質量%がより好ましく、0.1~20質量%が更に好ましく、0.1~17質量%がより更に好ましく、0.7~17質量%がより更に好ましく、2~17質量%がより更に好ましく、4~17質量%がより更に好ましく、7~17質量%がより更に好ましく、9~17質量%がより更に好ましく、13~17質量%がより更に好ましい。
前記粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、0.2質量部以上が好ましく、1質量部以上がより好ましく、4質量部以上が更に好ましく、8質量部以上がより更に好ましく、14質量部以上がより更に好ましく、20質量部以上がより更に好ましく、27質量部以上がより更に好ましい。前記粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量は、鋳型強度を向上させる観点から、60質量部以下が好ましく、50質量部以下がより好ましく、45質量部以下が更に好ましく、40質量部以下がより更に好ましく、35質量部以下がより更に好ましい。また、前記粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点、及び鋳型強度を向上させる観点から、0.2~60質量部が好ましく、0.2~50質量部がより好ましく、0.2~45質量部が更に好ましく、0.2~40質量部がより更に好ましく、0.2~35質量部がより更に好ましく、1~35質量部がより更に好ましく、4~35質量部がより更に好ましく、8~35質量部がより更に好ましく、14~35質量部がより更に好ましく、20~35質量部がより更に好ましく、27~35質量部がより更に好ましい。
〔水〕
前記粘結剤組成物中の水の含有量は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、10質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、25質量%以上が更に好ましい。前記粘結剤組成物中の水の含有量は、鋳型強度を向上させる観点、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、45質量%以下が更に好ましく、40質量%以下がより更に好ましい。また、前記粘結剤組成物中の水の含有量は、粘結剤組成物の保存時の増粘を抑制する観点、鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点、及び鋳型強度を向上させる観点から、10~60質量%が好ましく、20~50質量%がより好ましく、25~45質量%が更に好ましく、25~40質量%がより更に好ましい。
〔その他の成分〕
前記粘結剤組成物は、更に、本実施形態の効果を阻害しない程度に、シランカップリング剤、アルミン酸塩、オキシアニオン化合物等の添加剤が含まれていてもよい。
[シランカップリング剤]
前記粘結剤組成物は、鋳型強度を向上させる観点から、シランカップリング剤を含有することが好ましい。前記シランカップリング剤としては、γ-(2-アミノ)プロピルメチルジメトキシシラン、γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、γ-アミノプロピルトリエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、N-β-(アミノエチル)γ-アミノプロピルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。前記粘結剤組成物中の前記シランカップリング剤の含有量は、鋳型強度を向上させる観点から、好ましくは0.1~5質量%、より好ましくは0.3~1質量%である。
[アルミン酸塩]
前記粘結剤組成物は、鋳型強度を向上させる観点から、アルミン酸塩を含有することが好ましい。前記アルミン酸塩としては、アルミン酸のアルカリ金属塩が挙げられる。前記アルミン酸塩は、鋳型強度を向上させる観点から、アルミン酸ナトリウムが好ましい。前記粘結剤組成物中の前記アルミン酸塩の含有量は、鋳型強度を向上させる観点から、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上が更に好ましい。前記粘結剤組成物中の前記アルミン酸塩の含有量は、鋳型強度を向上させる観点から、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、3質量%以下が更に好ましい。また、前記粘結剤組成物中の前記アルミン酸塩の含有量は、鋳型強度を向上させる観点から、0.1~10質量%が好ましく、0.5~5質量%がより好ましく、1~3質量%が更に好ましい。
[オキシアニオン化合物]
前記粘結剤組成物を炭酸ガスで硬化させる場合、鋳型強度を向上させる観点、及び鋳型の硬化速度を向上させる観点から、オキシアニオン化合物を含有することが好ましい。オキシアニオン化合物が炭酸ガスを吸収してはじめてアイオノマーを形成し、アルカリフェノール樹脂を高分子化すると考えられるためである。前記オキシアニオン化合物としては、硼酸及び硼酸塩等の硼酸化合物が挙げられる。硼酸塩としては、四硼酸ナトリウム10水和物(硼砂)、四硼酸カリウム10水和物、メタ硼酸ナトリウム、五硼酸ナトリウム、五硼酸カリウム等が挙げられる。鋳型強度を向上させる観点、及び鋳型の硬化速度を向上させる観点から、四硼酸ナトリウム10水和物(硼砂)が好ましい。
前記粘結剤組成物中の前記オキシアニオン化合物の含有量は、鋳型強度を向上させる観点、及び鋳型の硬化速度を向上させる観点から、1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上が更に好ましく、6質量%以上がより更に好ましい。前記粘結剤組成物中の前記オキシアニオン化合物の含有量は、鋳型強度を向上させる観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下が更に好ましく、10質量%以下がより更に好ましい。また、前記粘結剤組成物中の前記オキシアニオン化合物の含有量は、鋳型強度を向上させる観点、鋳型の硬化速度を向上させる観点、及び鋳型造型用組成物の流動性を向上させる観点から、1~30質量%が好ましく、3~20質量%がより好ましく、5~15質量%が更に好ましく、6~10質量%がより更に好ましい。
前記オキシアニオン化合物中の硼酸化合物の合計含有量は、鋳型強度を向上させる観点、及び鋳型の硬化速度を向上させる観点から、80質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましく、95質量%以上が更に好ましく、98質量%以上がより更に好ましく、100質量%がより更に好ましい。
前記オキシアニオン化合物中の硼酸及び硼酸塩の合計含有量は、鋳型強度を向上させる観点、及び鋳型の硬化速度を向上させる観点から、80質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましく、95質量%以上が更に好ましく、98質量%以上がより更に好ましく、100質量%がより更に好ましい。
前記オキシアニオン化合物中の硼砂の含有量は、鋳型強度を向上させる観点、及び鋳型の硬化速度を向上させる観点から、80質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましく、95質量%以上が更に好ましく、98質量%以上がより更に好ましく、100質量%がより更に好ましい。
<鋳型の製造方法>
本実施形態の鋳型の製造方法において、従来の鋳型の製造プロセスをそのまま利用して鋳型を製造することができる。好ましい鋳型の製造方法として、少なくとも耐火性粒子、及び前記粘結剤組成物を混合して鋳型造型用組成物を得る混合工程、及び前記鋳型造型用組成物を型枠に詰め、当該鋳型造型用組成物を硬化させる硬化工程を有する鋳型の製造方法が挙げられる。
〔混合工程〕
[耐火性粒子]
本実施形態の鋳型の製造方法で使用可能な耐火性粒子としては、珪砂、クロマイト砂、ジルコン砂、オリビン砂、アルミナ砂、ムライト砂、合成ムライト砂、アルミナボールサンド等の従来公知のものを使用でき、また、使用済みの耐火性粒子を回収して再生処理した再生砂も使用できる。なお、耐火性粒子は、単独で使用又は2種以上を併用することができる。
前記耐火性粒子の平均粒子径は、鋳型強度を向上させる観点、及び経済性の観点から、好ましくは50μm超、より好ましくは70μm以上、更に好ましくは120μm以上、より更に好ましくは150μm以上であり、同様の観点から、好ましくは600μm以下、より好ましくは400μm以下、更に好ましくは300μm以下、より更に好ましくは250μm以下である。なお、本明細書において、平均粒子径は実施例に記載の方法により測定する。
前記混合工程において、各原料を混合する方法としては、公知一般の手法を用いることが出来、例えば、バッチミキサーにより各原料を添加して混練する方法や、連続ミキサーに各原料を供給して混練する方法が挙げられる。
前記耐火性粒子と前記粘結剤組成物との比率は適宜設定できるが、鋳型強度を向上させる観点及び経済性の観点から、前記耐火性粒子1000質量部に対して、前記粘結剤組成物の含有量は5質量部以上が好ましく、10質量部以上がより好ましく、100質量部以下が好ましく、80質量部以下がより好ましく、50質量部以下が更に好ましく、40質量部以下がより更に好ましい。また、前記耐火性粒子1000質量部に対して、アルカリフェノール樹脂は3質量部以上が好ましく、5質量部以上がより好ましく、80質量部以下が好ましく、50質量部以下がより好ましく、30質量部以下が更に好ましく、25質量部以下がより更に好ましい。
前記混合工程において、鋳型造型用組成物を得る際に、前記粘結剤組成物とは別に前記イミダゾール化合物を更に混合してもよい。その場合、鋳型造型用組成物中の前記イミダゾール化合物の含有量は、前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量の範囲であることが好ましい。
また、耐火性粒子、前記アルカリフェノール樹脂水溶液を含むが前記イミダゾール化合物を含まない粘結剤組成物及び前記イミダゾール化合物を混合して鋳型造型用組成物を得ることもできる。この場合の前記イミダゾール化合物の配合量は、前記粘結剤組成物において記載した含有量と同じである。
さらに、耐火性粒子、アルカリフェノール樹脂水溶液、前記イミダゾール化合物及び粘結剤組成物に用いられるその他の成分を別々に混合して鋳型造型用組成物を得ることもできる。この場合のアルカリフェノール樹脂の含有量は、耐火性粒子1000質量部に対して3質量部以上が好ましく、80質量部以下が好ましい。また、前記イミダゾール化合物及び粘結剤組成物に用いられるその他の成分の配合量は、前記粘結剤組成物において記載した含有量と同じである。
上記のように前記イミダゾール化合物を粘結剤組成物とは別に混合する場合、前記イミダゾール化合物は鋳型造型用添加剤である。本実施形態の鋳型造型用添加剤は、前記イミダゾール化合物を含有する。本発明の鋳型造型用添加剤における前記イミダゾール化合物の好ましい態様は、前記粘結剤組成物における前記イミダゾール化合物の好ましい態様と同じである。
〔硬化工程〕
前記硬化工程において、前記鋳型造型用組成物を型枠に詰め、当該鋳型造型用組成物を硬化させる。当該鋳型造型用組成物を硬化させる方法としては、公知一般の手法を用いることができる。当該鋳型造型用組成物を硬化させる手法としては硬化剤で硬化させる方法が挙げられる。当該硬化剤としては、有機エステル化合物、炭酸ガス等が挙げられる。
前記有機エステル化合物としては、炭素数3~10のラクトン類、炭素数1~10の1価又は多価アルコールと炭素数1~10の有機カルボン酸より導かれる有機エステル、或いは炭素数1~8のアルキレンカーボネートが単独で又は混合して用いられる。自硬性鋳型造型法では、γ-ブチロラクトン、プロピオンラクトン、ε-カプロラクトン、ギ酸エチル、エチレングリコールジアセテート、エチレングリコールモノアセテート、トリアセチン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等を用いるのが好ましく、有機エステルを使用するガス硬化性鋳型造型法ではギ酸メチルを用いるのが好ましい。
前記硬化剤として有機エステルを用いる場合、有機エステルの量は、鋳型強度を向上させる観点、硬化速度を向上させる観点及び経済性の観点から、前記粘結剤組成物100質量部に対して、10質量部以上が好ましく、15質量部以上がより好ましく、また、35質量部以下が好ましく、30質量部以下がより好ましい。
前記硬化剤として有機エステルを用いる場合、有機エステルの量は、鋳型強度を向上させる観点、硬化速度を向上させる観点及び経済性の観点から、フェノール樹脂100質量部に対して、20質量部以上が好ましく、30質量部以上がより好ましく、また、70質量部以下が好ましく、60質量部以下がより好ましい。
前記硬化剤として炭酸ガスを用いる場合、炭酸ガスの流速は、鋳型強度を向上させる観点から、鋳型100cm当り、好ましくは0.2L/分以上、より好ましくは1L/分以上、更に好ましくは5L/分以上、より更に好ましくは10L/分以上、より更に好ましくは15L/分以上であり、経済性の観点から、鋳型100cm当り、好ましくは30L/分以下、より好ましくは25L/分以下である。炭酸ガスの流通時間は、鋳型強度を向上させる観点から、好ましくは10秒以上、より好ましくは20秒以上、更に好ましく25秒以上であり、経済性の観点から、好ましくは90秒以下、より好ましくは70秒以下、更に好ましくは50秒以下、より更に好ましくは40秒以下である。硬化時の温度は、鋳型強度を向上させる観点から、好ましくは-5℃以上、より好ましくは5℃以上、更に好ましくは10℃以上であり、経済性の観点から、好ましくは45℃以下、より好ましくは40℃以下、更に好ましくは35℃以下である。
前記硬化剤として炭酸ガスを用いる場合、炭酸ガスの量は、鋳型強度を向上させる観点、硬化速度を向上させる観点及び経済性の観点から、前記粘結剤組成物100質量部に対して、25質量部以上が好ましく、30質量部以上がより好ましく、また、100質量部以下が好ましく、75質量部以下がより好ましい。
前記硬化剤として炭酸ガスを用いる場合、炭酸ガスの量は、鋳型強度を向上させる観点、硬化速度を向上させる観点及び経済性の観点から、アルカリフェノール樹脂100質量部に対して、50質量部以上が好ましく、60質量部以上がより好ましく、また、200質量部以下が好ましく、150質量部以下がより好ましい。
<鋳型造型用組成物>
本実施形態の鋳型造型用組成物は、前記耐火性粒子、及び前記粘結剤組成物を含有する。すなわち、本実施形態の鋳型造型用組成物は、前記耐火性粒子、前記アルカリフェノール樹脂及び前記イミダゾール化合物を含有する。
前記粘結剤組成物の含有量は、前記耐火性粒子に対して、前記鋳型の製造法の混合工程において記載したとおりである。
前記アルカリフェノール樹脂の含有量は、耐火性粒子に対して、前記鋳型の製造法の混合工程において記載したとおりである。また、前記イミダゾール化合物の含有量は、前記アルカリフェノール樹脂に対して、前記粘結剤組成物において記載したとおりである。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の実施態様を開示する。
<1>
アルカリフェノール樹脂、下記式(1)で示されるイミダゾール化合物、及び水を含有する鋳型造型用粘結剤組成物。
(前記一般式(1)において、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素、又は炭素数1以上4以下の炭化水素基を示す。)
<2>
前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記イミダゾール化合物の含有量が0.1質量%以上30質量%以下である、<1>に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<3>
前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記イミダゾール化合物の含有量が0.1質量%以上17質量%以下である、<1>又は<2>に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<4>
前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量が0.2質量部以上60質量部以下である、<1>~<3>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<5>
前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量が0.2質量部以上35質量部以下である、<1>~<4>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<6>
前記式(1)で示されるイミダゾール化合物がイミダゾール、1-メチルイミダゾール、1,2-ジメチルイミダゾール、2-エチルイミダゾール、2-エチル-4-メチルイミダゾール、及び1-イソブチル-2-メチルイミダゾールからなる群より選ばれる1種以上を含む、<1>~<5>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<7>
前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂の含有量が10質量%以上70質量%以下である、<1>~<6>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<8>
前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂の含有量が40質量%以上60質量%以下である、<1>~<7>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<9>
前記粘結剤組成物中の水の含有量が25質量%以上40質量%以下である、<1>~<8>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<10>
オキシアニオン化合物を含有する、<1>~<9>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<11>
前記オキシアニオン化合物が硼酸化合物を含有する、<10>に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<12>
前記オキシアニオン化合物中の硼酸化合物の含有量が95質量%以上である、<10>又は<11>に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<13>
前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記オキシアニオン化合物の含有量が1質量%以上30質量%以下である、<10>~<12>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<14>
前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記オキシアニオン化合物の含有量が6質量%以上10質量%以下である、<10>~<13>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<15>
炭酸ガス硬化用である、<1>~<14>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。の何れか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
<16>
耐火性粒子、及び<1>~<14>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物を混合して鋳型造型用組成物を得る混合工程、及び前記鋳型造型用組成物を型枠に詰め、当該鋳型造型用組成物を硬化させる硬化工程を有する鋳型の製造方法。
<17>
耐火性粒子、及び<1>~<14>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物を混合して鋳型造型用組成物を得る混合工程、及び前記鋳型造型用組成物を型枠に詰め、当該鋳型造型用組成物を炭酸ガスを用いて硬化させる硬化工程を有する、<16>に記載の鋳型の製造方法。
<18>
<1>~<15>のいずれか1項に記載の鋳型造型用粘結剤組成物、及び耐火性粒子を含有する鋳型造型用組成物。
<19>
アルカリフェノール樹脂、下記式(1)で示されるイミダゾール化合物、及び耐火性粒子を含有する、鋳型造型用組成物。
(前記一般式(1)において、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素、又は炭素数1以上4以下の炭化水素基を示す。)
<20>
前記鋳型造型用組成物中の前記耐火性粒子1000質量部に対する前記アルカリフェノール樹脂の含有量が3質量部以上80質量部以下である、<18>又は<19>に記載の鋳型造型用組成物。
<21>
前記鋳型造型用組成物中の前記耐火性粒子1000質量部に対する前記アルカリフェノール樹脂の含有量が3質量部以上25質量部以下である、<18>~<20>のいずれか1項に記載の鋳型造型用組成物。
<22>
前記鋳型造型用組成物中の前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量が0.2質量部以上60質量部以下である、<18>~<21>のいずれか1項に記載の鋳型造型用組成物。
<23>
前記鋳型造型用組成物中の前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量が0.2質量部以上35質量部以下である、<18>~<22>のいずれか1項に記載の鋳型造型用組成物。
<24>
前記式(1)で示されるイミダゾール化合物がイミダゾール、1-メチルイミダゾール、1,2-ジメチルイミダゾール、2-エチルイミダゾール、2-エチル-4-メチルイミダゾール、及び1-イソブチル-2-メチルイミダゾールからなる群より選ばれる1種以上を含む、<18>~<23>のいずれか1項に記載の鋳型造型用組成物。
<25>
炭酸ガス硬化用である、<18>~<23>のいずれか1項に記載の鋳型造型用組成物。
以下、本発明を具体的に示す実施例等について説明する。
<原料の評価方法>
〔アルカリフェノール樹脂の重量平均分子量(Mw)〕
アルカリフェノール樹脂の重量平均分子量(Mw)は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により、下記条件で測定した。
(a)サンプル調製:試料に同重量のイオン交換水を加え、0.1質量%のHSOを加えて中和した。生成した沈殿を濾過分離し、水洗し、乾燥した。これをテトラヒドロフラン(THF)に溶解し、GPC用のサンプルを調製した。
(b)カラム:ガードカラムTSX(東洋曹達工業社製)HXL(6.5mmφ×4cm)1本と、TSK3000HXL(7.8mmφ×30cm)1本と、TSK2500HXL(7.8mmφ×30cm)1本を使用する。注入口側よりガードカラム-3000HXL-2500HXLの順に接続した。
(c)標準物質:重量平均分子量が既知の単分散ポリスチレン(東洋曹達工業社製)
(d)溶出液:THF(流速:1cm/min)
(e)カラム温度:25℃
(f)検出器:紫外分光光度計(フェノールの紫外吸収の最大ピークの波長において定量)
(g)分子量計算の為の分割法:時間分割(2sec)
〔平均粒子径〕
(53μm以上の粒子の場合)
JIS Z2601(1993)「鋳物砂の試験方法」附属書2に規定する方法に基づいて、850、600、425、300、212、150、106、75、53μmのふるいを用いて測定し、質量累積50%の粒径を平均粒子径とする。
(53μm未満の粒子の場合)
レーザー回折式粒度分布測定装置(堀場製作所製LA-920)を用いて測定された体積累積50%の平均粒子径である。分析条件は下記の通りである。
・測定方法:フロー法
・分散媒:イオン交換水
・分散方法:攪拌、内蔵超音波3分
・試料濃度:2mg/100cc
<アルカリフェノール樹脂水溶液の調製>
温度計及び撹拌機を装着した2リットルガラス容器に、フェノール380.0g、48質量%水酸化カリウム水溶液666.3g、水297.3g、92%パラホルムアルデヒド263.7gを混合後85℃で反応を行い、アルカリフェノール樹脂水溶液を得た。アルカリフェノール樹脂水溶液の固形分濃度は58.6質量%である。また、当該アルカリフェノール樹脂の重量平均分子量(Mw)は1820である。
<実施例1-1>
〔粘結剤組成物の調製〕
前記アルカリフェノール樹脂水溶液80.7質量部(フェノール樹脂47.3質量部)、イミダゾール10.5質量部、水8.8質量部を用いて、実施例1-1に係る粘結剤組成物を得た。得られた粘結剤組成物の組成を表1に示す。
<比較例1-1>
〔粘結剤組成物の調製〕
表1の組成になるように、所定量の前記アルカリフェノール樹脂水溶液、及び水を用いた以外は実施例1-1と同様に行い、比較例1-1の粘結剤組成物を得た。得られた粘結剤組成物の組成を表1に示す。
<比較例1-2及び1-3>
〔粘結剤組成物の調製〕
イミダゾールの代わりに表1に示す添加剤を用いた以外は実施例1-1と同様に行い、比較例1-2及び比較例1-3の粘結剤組成物を得た。得られた粘結剤組成物の組成を表1に示す。
<実施例1-1、比較例1-1~1-3の評価>
実施例1-1、比較例1-1~1-3の各粘結剤組成物について、下記の評価を行った。
〔粘度上昇率の評価〕
各粘結剤組成物について、製造直後及び密閉容器内で50℃下にて30日保管した後に、E型粘度計(東京計器社製)を用いて25℃における粘度を測定し、粘度上昇率を次式に従い算出した。
粘度上昇率(%)=(50℃下で30日保管後の粘度)/(製造直後の粘度)×100
前記粘度上昇率の数値が小さいほど増粘が少なく、粘結剤組成物が保存安定性に優れることを示す。評価結果を表1に示す。
〔流動性評価〕
アルミビーター攪拌羽根を具備したキッチンミキサー「ケンミックス・アイコー・シェフ」(株式会社愛工舎製作所製)に耐火性粒子1000質量部、及び50℃下で30日保管した前記粘結剤組成物10質量部、及びトリアセチン2.5質量部を投入し、回転速度300rpmで2分間混合して鋳型造型用組成物を得た。得られた鋳型造型用組成物を、50mmΦ×300mmの試験筒に上部から、筒の上端部まですり切りで充填し、重量を測定した。なお、耐火性粒子は珪砂(「三河珪砂R品6号」三河珪石株式会社製)を用いた。耐火性粒子の平均粒子径は181μmであった。評価結果を表1に示す。
<実施例2-1>
〔粘結剤組成物の調製〕
前記アルカリフェノール樹脂水溶液80.7質量部(アルカリフェノール樹脂47.3質量部)、アルミン酸ナトリウム1.5質量部、四硼酸ナトリウム10水和物(硼砂)6.5質量部、シランカップリング剤として3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製 KBM-403)0.8質量部、イミダゾール10.5質量部を用いて、実施例2-1の粘結剤組成物を得た。得られた粘結剤組成物の組成を表2に示す。
<実施例2-2~2-12及び比較例2-1~2-6>
〔粘結剤組成物の調製〕
表2の組成になるように、所定量のアルカリフェノール樹脂水溶液、アルミン酸ナトリウム、四硼酸ナトリウム10水和物及び3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、表2に記載の化合物を用いた以外は実施例2-1と同様に行い、実施例2-2~2-12及び比較例2-1~2-6の粘結剤組成物を得た。
<実施例2-1~2-12及び比較例2-1~2-6の評価>
実施例2-1~2-12及び比較例2-1~2-6の各粘結剤組成物について、下記の評価を行った。
〔粘度上昇率の評価〕
各粘結剤組成物について、製造直後及び密閉容器内で50℃下にて60日保管した後に、E型粘度計(東京計器社製)を用いて25℃における粘度を測定し、粘度上昇率を次式に従い算出した。
粘度上昇率(%)=(50℃下で60日保管後の粘度)/(製造直後の粘度)×100
前記粘度上昇率の数値が小さいほど増粘が少なく、粘結剤組成物が保存安定性に優れることを示す。評価結果を表2に示す。
〔流動性評価〕
アルミビーター攪拌羽根を具備したキッチンミキサー「ケンミックス・アイコー・シェフ」(株式会社愛工舎製作所製)に耐火性粒子1000質量部、及び50℃下で60日保管した前記粘結剤組成物30質量部を投入し、回転速度300rpmで2分間混合して鋳型造型用組成物を得た。得られた鋳型造型用組成物を、50mmΦ×300mmの試験筒に上部から、筒の上端部まですり切りで充填し、質量を測定した。質量の数値が大きいほど流動性が良好であることを示す。なお、耐火性粒子は珪砂(「三河珪砂R品6号」三河珪石株式会社製)を用いた。耐火性粒子の平均粒子径は181μmであった。評価結果を表2に示す。
〔鋳型強度の評価〕
アルミビーター攪拌羽根を具備したキッチンミキサー「ケンミックス・アイコー・シェフ」(株式会社愛工舎製作所製)に耐火性粒子1000質量部、及び前記粘結剤組成物30質量部を投入し、回転速度300rpmで2分間混合して鋳型造型用組成物を得た。得られた鋳型造型用組成物を、50mmΦ×50mmのテストピース用木型に充填し、25℃にて炭酸ガスを20L/分の流量で、30秒間通気させ、評価用テストピースを得た。前記テストピースを25℃にて24時間静置した後、圧縮強度評価試験機(「SDW 2000SH特型」株式会社今田製作所)を用い、5mm/秒の速度で評価し、テストピースの鋳型圧縮強度を測定した。評価結果を表2に示す。
<実施例3-1及び比較例3-1>
〔粘結剤組成物の調製〕
前記アルカリフェノール樹脂水溶液、アルミン酸ナトリウム、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、及びイミダゾールを用いて、表3に示す所定量になるように混合して、実施例3-1及び比較例3-1の粘結剤組成物を得た。実施例3-1及び比較例3-1の粘結剤組成物について、下記の評価を行った。
〔粘度上昇率の評価〕
実施例1と同様の方法で評価した。評価結果を表3に示す。
〔流動性評価〕
実施例1と同様の方法で評価した。評価結果を表3に示す。

Claims (12)

  1. アルカリフェノール樹脂、下記式(1)で示されるイミダゾール化合物、及び水を含有する鋳型造型用粘結剤組成物。
    (前記一般式(1)において、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素、又は炭素数1以上4以下の炭化水素基を示す。)
  2. 前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記イミダゾール化合物の含有量が0.1質量%以上30質量%以下である、請求項1に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
  3. 前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量が0.2質量部以上60質量部以下である、請求項1又は2に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
  4. 前記鋳型造型用粘結剤組成物中の前記アルカリフェノール樹脂の含有量が10質量%以上70質量%以下である、請求項1又は2に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
  5. オキシアニオン化合物を含有する、請求項1又は2に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
  6. 炭酸ガス硬化用である、請求項1又は2に記載の鋳型造型用粘結剤組成物。
  7. 耐火性粒子、及び請求項1又は2に記載の鋳型造型用粘結剤組成物を混合して鋳型造型用組成物を得る混合工程、及び前記鋳型造型用組成物を型枠に詰め、当該鋳型造型用組成物を硬化させる硬化工程を有する鋳型の製造方法。
  8. 請求項1又は2に記載の鋳型造型用粘結剤組成物、及び耐火性粒子を含有する鋳型造型用組成物。
  9. アルカリフェノール樹脂、下記式(1)で示されるイミダゾール化合物、及び耐火性粒子を含有する、鋳型造型用組成物。
    (前記一般式(1)において、R、R、R及びRはそれぞれ独立に水素、又は炭素数1以上4以下の炭化水素基を示す。)
  10. 前記鋳型造型用組成物中の前記耐火性粒子1000質量部に対する前記アルカリフェノール樹脂の含有量が3質量部以上80質量部以下である、請求項8に記載の鋳型造型用組成物。
  11. 前記鋳型造型用組成物中の前記アルカリフェノール樹脂100質量部に対する前記イミダゾール化合物の含有量が0.2質量部以上60質量部以下である、請求項8に記載の鋳型造型用組成物。
  12. 炭酸ガス硬化用である、請求項8に記載の鋳型造型用組成物。
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