JP7843688B2 - 着色分散液、着色分散液セット、記録メディア、及び疎水性繊維の捺染方法 - Google Patents
着色分散液、着色分散液セット、記録メディア、及び疎水性繊維の捺染方法Info
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Description
1)
水不溶性染料、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤、及び水を含有し、
前記芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤が、芳香族スルホン酸系化合物とホルマリンとの縮合反応により得られる反応物であり、
前記芳香族スルホン酸系化合物が、下記式(1)~(3)で表される化合物を含み、
前記芳香族スルホン酸系化合物の総量を100質量%としたとき、下記式(2)で表される化合物及び下記式(3)で表される化合物の総量が30質量%を超え95質量%以下であり、かつ、下記式(3)で表される化合物の総量が5質量%を超え70質量%未満である、着色分散液。
前記芳香族スルホン酸系化合物の総量を100質量%としたとき、前記式(2)で表される化合物及び前記式(3)で表される化合物の総量が40~95質量%であり、かつ、前記式(3)で表される化合物の総量が10~60質量%である、1)に記載の着色分散液。
前記芳香族スルホン酸系化合物が、さらに、下記式(4)で表される化合物を含む、1)又は2)に記載の着色分散液。
さらに、フィトステロールのアルキレンオキサイド付加物、水添フィトステロールのアルキレンオキサイド付加物、コレスタノールのアルキレンオキサイド付加物、及び水添コレスタノールのアルキレンオキサイド付加物からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、1)~3)のいずれか1項に記載の着色分散液。
さらに、ポリシロキサン系化合物を含有する、1)~4)のいずれか1項に記載の着色分散液。
さらに、グリコールエーテルを含有する、1)~5)のいずれか1項に記載の着色分散液。
前記水不溶性染料の平均粒子径が60~200nmである、1)~6)のいずれか1項に記載の着色分散液。
1)~7)のいずれか1項に記載の着色分散液と、該着色分散液と色相が異なる少なくとも1種の他の着色分散液とを備える、着色分散液セット。
1)~7)のいずれか1項に記載の着色分散液、又は8)に記載の着色分散液セットが備える各着色分散液が付着した記録メディア。
前記記録メディアが疎水性繊維である、9)に記載の記録メディア。
1)~7)のいずれか1項に記載の着色分散液、又は8)に記載の着色分散液セットが備える各着色分散液の液滴を中間記録媒体に付着させて記録画像を得るプリント工程と、
前記中間記録媒体における前記液滴の付着面に疎水性繊維を接触させ、熱処理することにより前記記録画像を前記疎水性繊維に転写する転写工程と、
を含む疎水性繊維の捺染方法。
本実施形態に係る着色分散液は、水不溶性染料、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤、及び水を含有し、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤が、芳香族スルホン酸系化合物とホルマリンとの縮合反応により得られる反応物であり、芳香族スルホン酸系化合物が、下記式(1)~(3)で表される化合物を含み、芳香族スルホン酸系化合物の総量を100質量%としたとき、下記式(2)で表される化合物及び下記式(3)で表される化合物の総量が30質量%を超え95質量%以下であり、かつ、下記式(3)で表される化合物の総量が5質量%を超え70質量%未満である。
水不溶性染料とは、25℃の水に対する溶解度が通常3g/L以下、好ましくは2g/L以下、より好ましくは1g/L以下である染料を意味する。
芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤は、芳香族スルホン酸系化合物とホルマリンとの縮合反応により得られる反応物である。
上記水としては、イオン交換水、蒸留水、超純水等の不純物が少ないものが好ましい。また、滅菌処理を施した水を用いてもよい。
本実施形態に係る着色分散液は、さらに、フィトステロールのアルキレンオキサイド付加物、水添フィトステロールのアルキレンオキサイド付加物、コレスタノールのアルキレンオキサイド付加物、及び水添コレスタノールのアルキレンオキサイド付加物からなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。以下、フィトステロール及び水添フィトステロールを総称して「フィトステロール類」ともいう。また、コレスタノール及び水添コレスタノールを総称して「コレスタノール類」ともいう。
本実施形態に係る着色分散液は、インクジェットプリンタでの吐出応答性を向上させ、また、表面張力を調整するため、さらに、ポリシロキサン系化合物を含有することが好ましい。ポリシロキサン系化合物としては、例えば、ポリエーテル変性シロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンが挙げられる。市販品としては、BYK-347(ビックケミー社製、ポリエーテル変性シロキサン)、BYK-348(同、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン)等が挙げられる。
本実施形態に係る着色分散液は、さらに、グリコールエーテルを含有することが好ましい。グリコールエーテルとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、メトキシグリコール等のグリコールのモノアルキルエーテルが挙げられる。これらの中でも、メチルトリグリコール(トリエチレングリコールモノメチルエーテル)、ブチルトリグリコール(トリエチレングリコールモノブチルエーテル)、ブチルジグリコール(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、及びメトキシグリコールが好ましく、メトキシグリコールがより好ましい。
本実施形態に係る着色分散液は、上記以外の添加剤を含有していてもよい。添加剤としては、例えば、分散剤(上述した芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤を除く)、水溶性有機溶剤(上述したグリコールエーテルを除く)、防腐剤、界面活性剤、pH調整剤、キレート試薬、防錆剤、水溶性紫外線吸収剤、水溶性高分子化合物、粘度調整剤、色素溶解剤、酸化防止剤、樹脂エマルション等が挙げられる。
本実施形態に係る着色分散液の調製方法としては、例えば、水不溶性染料及び芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤を含有する水性分散液を調製し、必要に応じて、その他の成分をさらに加える方法が挙げられる。
本実施形態に係る着色分散液セットは、本実施形態に係る着色分散液と、該着色分散液と色相が異なる少なくとも1種の他の着色分散液とを備えるものである。本実施形態に係る着色分散液及び他の着色分散液としては、いずれも、色相が異なる2種以上が含まれていてもよい。
本実施形態に係る記録メディアは、本実施形態に係る着色分散液、又は本実施形態に係る着色分散液セットが備える各着色分散液が付着したものである。
本実施形態に係る疎水性繊維の捺染方法は、本実施形態に係る着色分散液、又は本実施形態に係る着色分散液セットを用いて疎水性繊維を捺染する方法である。疎水性繊維の捺染方法は、ダイレクトプリント法と昇華転写法とに大別される。
ヒドロトロピー剤としては、尿素、ジメチル尿素等の尿素類等が挙げられ、尿素が好ましい。
反応容器にナフタレン(80部)、1-メチルナフタレン(335部)、2-メチルナフタレン(335部)、及び1,5-ジメチルナフタレン(250部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
容器にイオン交換水(600部)を仕込み、スリーワンモーターを用いて400rpmで撹拌しながら、分散剤MF(Anyang Double Circle Auxiliary CO.,LTD製)(400部)を少しずつ添加した。添加し終わったところで2時間撹拌を継続し、溶け残りがないことを確認し、固形分が40%の芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤2(以下、「分散剤2」ともいう。)を得た。
反応容器に1,5-ジメチルナフタレン(1000部)と98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
反応容器にナフタレン(80部)、1-メチルナフタレン(620部)、1,5-ジメチルナフタレン(250部)、及びビフェニル(50部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
反応容器にナフタレン(350部)、1-メチルナフタレン(450部)、及び1,5-ジメチルナフタレン(200部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
反応容器にナフタレン(450部)、1-メチルナフタレン(350部)、及び1,5-ジメチルナフタレン(200部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を仕込み、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
反応容器にナフタレン(100部)、1-メチルナフタレン(800部)、及び1,5-ジメチルナフタレン(100部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
反応容器にナフタレン(100部)、1-メチルナフタレン(350部)、及び1,5-ジメチルナフタレン(550部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
反応容器にナフタレン(100部)、1-メチルナフタレン(200部)、及び1,5-ジメチルナフタレン(700部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
反応容器にナフタレン(700部)、1-メチルナフタレン(210部)、及び1,5-ジメチルナフタレン(90部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
反応容器にナフタレン(600部)、1-メチルナフタレン(310部)、及び1,5-ジメチルナフタレン(90部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
反応容器にナフタレン(100部)、1-メチルナフタレン(850部)、及び1,5-ジメチルナフタレン(50部)と、98%硫酸(1015部)とを仕込み、158~162℃で1.5時間加熱してスルホン化を行った。次いで、この反応混合物に水(300部)を添加して希釈した後、ホルマリン(ホルムアルデヒド含有率:35%)(670部)を添加し、100~110℃で10時間、縮合反応を行った。
下記表2~5に記載の各成分の混合物に0.2mm径ガラスビーズを加え、サンドミルにて水冷下、約15時間分散処理を行った。得られた液をガラス繊維濾紙GC-50(ADVANTEC社製、フィルターの孔径:0.5μm)で濾過し、各水性分散液を得た。表2~5中、各成分の数値は、添加した部数を示す。
DY54:C.I.ディスパースイエロー 54
DR60:C.I.ディスパースレッド 60
DB359:C.I.ディスパースブルー 359
DB360:C.I.ディスパースブルー 360
DOr25:C.I.ディスパースオレンジ 25
SOr60:C.I.ソルベントオレンジ 60
ラベリンW-40:ラベリンW-40(クレオソート油スルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物、固形分40%の水溶液、第一工業製薬(株)製)
ラベリンFD40:ラベリンFD40(ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物、固形分40%の水溶液、第一工業製薬(株)製)
デモールN:デモールN(β-メチルナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物、固形分40%の水溶液、花王(株)製)
BPS-30:ニッコールBPS-30(フィトステロールのエチレンオキサイド付加物、日光ケミカルズ(株)製)
プロキセルGXL:防腐防黴剤(ロンザ社製)
サーフィノール104PG50:サーフィノール104(アセチレングリコール界面活性剤、エアープロダクツジャパン(株)製)をプロピレングリコールで50%濃度に希釈したもの。
実施例1~20及び比較例1~7で得た水性分散液1~27と、下記表6~9に記載の各成分とを混合し、30分間撹拌した後、ガラス繊維濾紙GC-50(ADVANTEC社製、フィルターの孔径:0.5μm)で濾過することにより、インク1~25をそれぞれ調製した。表6~9中、各成分の数値は、添加した部数を示す。
BYK-348:ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(BYK-348、ビックケミー・ジャパン(株)製)
TEA-80:トリエタノールアミン(TEA-80、オクサリスケミカルズ(株)製)
プロキセルGXL:防腐防黴剤(ロンザ社製)
下記表10~11に記載の各成分の混合物に0.2mm径ガラスビーズを加え、サンドミルにて水冷下、約15時間分散処理を行った。得られた液をガラス繊維濾紙GC-50(ADVANTEC社製、フィルターの孔径:0.5μm)で濾過し、各水性分散液を得た。表10~11中、各成分の数値は、添加した部数を示す。
DY54:C.I.ディスパースイエロー 54
DR60:C.I.ディスパースレッド 60
DB359:C.I.ディスパースブルー 359
DB360:C.I.ディスパースブルー 360
DOr25:C.I.ディスパースオレンジ 25
SOr60:C.I.ソルベントオレンジ 60
DR92:C.I.ディスパースレッド 92
DOr73:C.I.ディスパースオレンジ 73
BPS-30:ニッコールBPS-30(フィトステロールのエチレンオキサイド付加物、日光ケミカルズ(株)製)
プロキセルGXL:防腐防黴剤(ロンザ社製)
サーフィノール104PG50:サーフィノール104(アセチレングリコール界面活性剤、エアープロダクツジャパン(株)製)をプロピレングリコールで50%濃度に希釈したもの。
実施例39~49で得た水性分散液28~38と、下記表12~14に記載の各成分とを混合し、30分間撹拌した後、ガラス繊維濾紙GC-50(ADVANTEC社製、フィルターの孔径:0.5μm)で濾過することにより、インク26~40をそれぞれ調製した。表12~14中、各成分の数値は、添加した部数を示す。
BYK-348:ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(BYK-348、ビックケミー・ジャパン(株)製)
TEA-80:トリエタノールアミン(TEA-80、オクサリスケミカルズ(株)製)
プロキセルGXL:防腐防黴剤(ロンザ社製)
下記表15に記載の各成分の混合物に0.2mm径ガラスビーズを加え、サンドミルにて水冷下、約15時間分散処理を行った。得られた液をガラス繊維濾紙GC-50(ADVANTEC社製、フィルターの孔径:0.5μm)で濾過し、各水性分散液を得た。表15中、各成分の数値は、添加した部数を示す。
DY54:C.I.ディスパースイエロー 54
DR60:C.I.ディスパースレッド 60
DB359:C.I.ディスパースブルー 359
DB360:C.I.ディスパースブルー 360
DOr25:C.I.ディスパースオレンジ 25
SOr60:C.I.ソルベントオレンジ 60
ラベリンW-40:ラベリンW-40(クレオソート油スルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物、固形分40%の水溶液、第一工業製薬(株)製)
ラベリンFD40:ラベリンFD40(ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物、固形分40%の水溶液、第一工業製薬(株)製)
デモールN:デモールN(β-メチルナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物、固形分40%の水溶液、花王(株)製)
BPS-30:ニッコールBPS-30(フィトステロールのエチレンオキサイド付加物、日光ケミカルズ(株)製)
プロキセルGXL:防腐防黴剤(ロンザ社製)
サーフィノール104PG50:サーフィノール104(アセチレングリコール界面活性剤、エアープロダクツジャパン(株)製)をプロピレングリコールで50%濃度に希釈したもの。
実施例65~67で得た水性分散液39~41と、下記表16に記載の各成分とを混合し、30分間撹拌した後、ガラス繊維濾紙GC-50(ADVANTEC社製、フィルターの孔径:0.5μm)で濾過することにより、インク41~43をそれぞれ調製した。表16中、各成分の数値は、添加した部数を示す。
BYK-348:ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(BYK-348、ビックケミー・ジャパン(株)製)
TEA-80:トリエタノールアミン(TEA-80、オクサリスケミカルズ(株)製)
プロキセルGXL:防腐防黴剤(ロンザ社製)
上記のようにして調製した水性分散液1~41及びインク1~43を用いて、以下の各評価試験を行った。結果を上記表2~16に併せて示す。
各水性分散液の初期粘度を、粘度計校正用標準液JS10(日本グリース(株)製)で校正したE型粘度計を用いて、25℃の条件下で測定し、以下の基準で評価した。A又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
A:初期粘度が2mPa・s以上10mPa・s未満
B:初期粘度が10mPa・s以上80mPa・s未満
C:初期粘度が80mPa・s以上
60℃で5日間保存した各水性分散液の経時粘度を、粘度計校正用標準液JS10(日本グリース(株)製)で校正したE型粘度計を用いて、25℃の条件下で測定し、以下の基準で評価した。A又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
A:経時粘度が2mPa・s以上10mPa・s未満
B:経時粘度が10mPa・s以上80mPa・s未満
C:経時粘度が80mPa・s以上
各インクの初期粘度を、粘度計校正用標準液JS10(日本グリース(株)製)で校正したE型粘度計を用いて、25℃の条件下で測定し、以下の基準で評価した。A又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
A:初期粘度が2mPa・s以上4mPa・s未満
B:初期粘度が4mPa・s以上5mPa・s未満
C:初期粘度が5mPa・s以上
60℃で5日間保存した各インクの経時粘度を、粘度計校正用標準液JS10(日本グリース(株)製)で校正したE型粘度計を用いて、25℃の条件下で測定し、以下の基準で評価した。A又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
A:経時粘度が2mPa・s以上4mPa・s未満
B:経時粘度が4mPa・s以上5mPa・s未満
C:経時粘度が5mPa・s以上
60℃で5日間保存した各水性組成物又は各インクに水を加えて500倍に希釈し、着色剤のメディアン径(D50、体積平均粒子径)を、Nanotrac Wave-EX150(マイクロトラック・ベル(株)製)を用いて測定し、以下の基準で評価した。S、A、又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
S:D50が120nm未満
A:D50が120nm以上140nm未満
B:D50が140nm以上170nm未満
C:D50が170nm以上
50mLのアイボーイ広口瓶(アズワン(株)製)に各着色分散液又は各インクを20mL入れて蓋をした。60℃で5時間保存した後に蓋を開け、アイボーイ広口瓶の開口部から5cmの距離(温度:25℃)における臭気を10人の評価者で確認し、以下の基準で評価した。A又はBは評価が良好であり、C又はDは評価が不良である。
-評価基準-
A:不快な臭気はないと感じる人が8人以上
B:不快な臭気はないと感じる人が6人以上7人以下
C:不快な臭気はないと感じる人が3人以上5人以下
D:不快な臭気はないと感じる人が2人以下
インク調製時に測定した574nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs1と、60℃で5日間保存したインクの上澄みを分取して測定した574nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs2とを用いて、下記式に従って沈降率を算出した。なお、吸光度は、インクにイオン交換水を加えて2000倍に希釈した上で、紫外可視分光光度計(UV-2550、(株)島津製作所製)を用いて測定した。
沈降率(%)={(Abs1-Abs2)/Abs1}×100
そして、算出された沈降率を以下の基準で評価した。S、A、又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
S:沈降率が5%未満
A:沈降率が5%以上10%未満
B:沈降率が10%以上15%未満
C:沈降率が15%以上
インク調製時に測定した408nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs3と、60℃で5日間保存したインクの上澄みを分取して測定した408nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs4とを用いて、下記式に従って沈降率を算出した。なお、吸光度は、インクにイオン交換水を加えて2000倍に希釈した上で、紫外可視分光光度計(UV-2550、(株)島津製作所製)を用いて測定した。
沈降率(%)={(Abs3-Abs4)/Abs3}×100
そして、算出された沈降率を以下の基準で評価した。S、A、又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
S:沈降率が5%未満
A:沈降率が5%以上10%未満
B:沈降率が10%以上15%未満
C:沈降率が15%以上
インク調製時に測定した574nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs5と、60℃で5日間保存したインクの上澄みを分取して測定した574nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs6とを用いて、下記式に従って沈降率を算出した。なお、吸光度は、インクにイオン交換水を加えて2000倍に希釈した上で、紫外可視分光光度計(UV-2550、(株)島津製作所製)を用いて測定した。
沈降率(%)={(Abs5-Abs6)/Abs5}×100
そして、算出された沈降率を以下の基準で評価した。S、A、又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
S:沈降率が5%未満
A:沈降率が5%以上10%未満
B:沈降率が10%以上15%未満
C:沈降率が15%以上
インク調製時に測定した420nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs7と、60℃で5日間保存したインクの上澄みを分取して測定した420nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs8とを用いて、下記式に従って沈降率を算出した。なお、吸光度は、インクにイオン交換水を加えて2000倍に希釈した上で、紫外可視分光光度計(UV-2550、(株)島津製作所製)を用いて測定した。
沈降率(%)={(Abs7-Abs8)/Abs7}×100
そして、算出された沈降率を以下の基準で評価した。S、A、又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
S:沈降率が5%未満
A:沈降率が5%以上10%未満
B:沈降率が10%以上15%未満
C:沈降率が15%以上
インク調製時に測定した574nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs9と、60℃で5日間保存したインクの上澄みを分取して測定した574nm付近の最大吸収波長(λmax)における吸光度Abs10とを用いて、下記式に従って沈降率を算出した。なお、吸光度は、インクにイオン交換水を加えて2000倍に希釈した上で、紫外可視分光光度計(UV-2550、(株)島津製作所製)を用いて測定した。
沈降率(%)={(Abs9-Abs10)/Abs9}×100
そして、算出された沈降率を以下の基準で評価した。S、A、又はBは評価が良好であり、Cは評価が不良である。
-評価基準-
S:沈降率が5%未満
A:沈降率が5%以上10%未満
B:沈降率が10%以上15%未満
C:沈降率が15%以上
Claims (11)
- 水不溶性染料、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤、及び水を含有し、
前記芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物系分散剤が、芳香族スルホン酸系化合物とホルマリンとの縮合反応により得られる反応物であり、
前記芳香族スルホン酸系化合物が、下記式(1)~(3)で表される化合物を含み、
前記芳香族スルホン酸系化合物の総量を100質量%としたとき、下記式(2)で表される化合物及び下記式(3)で表される化合物の総量が30質量%を超え95質量%以下であり、かつ、下記式(3)で表される化合物の総量が5質量%を超え70質量%未満である、着色分散液。
(式中、M1、M2、M3は、それぞれ独立に、水素原子、金属イオン、又はアンモニウムイオンを示す。) - 前記芳香族スルホン酸系化合物の総量を100質量%としたとき、前記式(2)で表される化合物及び前記式(3)で表される化合物の総量が40~95質量%であり、かつ、前記式(3)で表される化合物の総量が10~60質量%である、請求項1に記載の着色分散液。
- 前記芳香族スルホン酸系化合物が、さらに、下記式(4)で表される化合物を含む、請求項1又は2に記載の着色分散液。
(式中、M4は、水素原子、金属イオン、又はアンモニウムイオンを示す。) - さらに、フィトステロールのアルキレンオキサイド付加物、水添フィトステロールのアルキレンオキサイド付加物、コレスタノールのアルキレンオキサイド付加物、及び水添コレスタノールのアルキレンオキサイド付加物からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項1又は2に記載の着色分散液。
- さらに、ポリシロキサン系化合物を含有する、請求項1又は2に記載の着色分散液。
- さらに、グリコールエーテルを含有する、請求項1又は2に記載の着色分散液。
- 前記水不溶性染料の平均粒子径が60~200nmである、請求項1又は2に記載の着色分散液。
- 請求項1又は2に記載の着色分散液と、該着色分散液と色相が異なる少なくとも1種の他の着色分散液とを備える、着色分散液セット。
- 請求項1又は2に記載の着色分散液が付着した記録メディア。
- 前記記録メディアが疎水性繊維である、請求項9に記載の記録メディア。
- 請求項1又は2に記載の着色分散液の液滴を中間記録媒体に付着させて記録画像を得るプリント工程と、
前記中間記録媒体における前記液滴の付着面に疎水性繊維を接触させ、熱処理することにより前記記録画像を前記疎水性繊維に転写する転写工程と、を含む疎水性繊維の捺染方法。
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