以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
この実施形態は、本発明を集成材製の天板を2枚用いたテーブル(以下、「集成材天板2枚タイプのテーブル」と称することがある)と、メラミン化粧板を備えた天板を2枚用いたテーブル(以下、「メラミン天板2枚タイプのテーブル」と称することがある)と、集成材製の天板を3枚用いたテーブル(以下、「集成材天板3枚タイプのテーブル」と称することがある)と、メラミン化粧板を備えた天板を3枚用いたテーブル(以下、「メラミン天板3枚タイプのテーブル」と称することがある)に適用した場合のものである。
<集成材天板2枚タイプのテーブル>(図1~図24、図33)
集成材天板2枚タイプのテーブルS2Tは、図1~図6、図17及び図18に示すように、奥行寸法が略同じ対をなす天板1を反使用端1b同士を対面させて配置したものであって、両天板1の反使用端1b間に上下に貫通する貫通溝10(溝m)が形成されているとともに、各天板1の上面1cに貫通溝10と平行な有底溝11、12(溝m)が形成されている。貫通溝10は、天板1の上面1c(天板面f)側と下面1d側とを連通させるもので、配線類の挿通や細い支柱の貫通等を許容し得る形態をなしている。
天板1は、一定の奥行寸法を有した平面視四角形状のもので、集成材製の厚板により構成されている。これら天板1の反使用端1b間に形成される貫通溝10は、図1、図2、図4~図6、図17及び図18に示すように、天板1の左右方向一端から他端まで連続して形成されたもので、全体が一定の標準溝幅nを有している。
有底溝11、12は、貫通溝10の標準溝幅nと略同じ幅寸法を有するものである。この実施形態の場合、図1、図2、図4~図6、図17及び図18に示すように、各天板1に貫通溝10寄りの第1の有底溝11と、天板1の使用端1a寄りの第2の有底溝12がそれぞれ設けられている。この実施形態の場合、奥行方向中央に位置する貫通溝10と、各天板1にそれぞれ設けられた第1、第2の有底溝11、12とは、一定のピッチで平行に配されている。これら貫通溝10及び有底溝11、12は、天板1の使用端1aと平行をなしており、第1の有底溝11の途中には、図5に示すように、部分貫通溝13が設けられている。部分貫通溝13は、有底溝11と略同じ標準溝幅nを有する標準溝幅部13aと、この標準溝幅部13aよりも幅の広い拡大溝幅部13bとを有するもので、その部分貫通溝13の標準溝幅部13aが有底溝11に連続させてある。詳述すれば、部分貫通溝13は、図5に示すように、嵩高いコンセントやコネクタ等を通過させることができる開口部pを形成するための拡大溝幅部13bを有し、その拡大溝幅部13bの左右両端に、有底溝11に連続する標準溝幅部13aを連続させて設けたものである。部分貫通溝13は、例えば、図13及び図14に示すように、コンセントC等のオプション類を天板1上に取り付けるためのクランプkを挿通させる役割を担い得るものであり、拡大溝幅部13bから挿入させたクランプkを横移動させて標準溝幅部13aに係合させることによって、オプション類を天板1上に固定することができるようになっている。なお、この実施形態では、部分貫通溝13の標準溝幅部13aは、上半部分が標準溝幅nを有するとともに、下半部分が標準溝幅nよりも狭い縮小溝幅n0を有している。この縮小溝幅n0は、クランプkの部材厚み寸法に対応させたものである。
また、部分貫通溝13の拡大溝幅部13bは、図5、図6および図8~図13に示すように、天板1の上面1c側と下面1d側とを連通させる開口部pを形成するものであり、この拡大溝幅部13bに蓋体14が開閉可能に配されている。蓋体14は、閉止位置(CL)で当該拡大溝幅部13bの実質的な開口幅を標準溝幅nに対応する溝幅にまで縮小させるとともに、開成位置(OP)で当該拡大溝幅部13bを開放し得るように構成されたものである。
詳述すれば、このテーブルS2Tは、天板1に上下に貫通する開口部p(部分貫通溝13の拡大溝幅部13a)を設け、この開口部pに蓋体14を開閉可能に設けたものである。なお、蓋体14は、図10及び図15に示すように、閉止姿勢(CL)で上面14aが天板面fに面一となる平面視長方形状のもので、開成姿勢(OP)で天板1の上面1c(天板面f)よりも高い位置で上を向く物品支持面14bを備えている。すなわち、蓋体14は、開閉時の回動端部となる部位の底面側に物品支持面14bを備えており、開成姿勢(OP)においてその物品支持面14bが上を向くように構成されている。この物品支持面14bは、例えば、図15に示すように、パーソナルコンピュータPC等の機器類を使用者側に前傾させて天板面f上に載置する場合等に好適に使われる。
蓋体14の開口部pに対する取付構造は、次の通りである。まず、この取付構造を上位概念で表現すれば、開口部の内側面及びこの内側面に対向する蓋体の外側面のいずれか一方に、第1の支軸と第2の支軸を天板奥行方向に間隔をあけて突設するとともに、他方に、前記閉止姿勢で前記第1の支軸に係合する第1の係合溝と、前記第2の支軸に係合する第2の係合溝とをそれぞれ設けており、蓋体を第2の支軸から第2の係合溝を離脱させて第1の支軸周りに回動させる一方向回動態様と、前記蓋体を前記第1の支軸から前記第1の係合溝を離脱させて第2の支軸周りに回動させる他方向回動態様とを選択的に採り得るように構成されている。
符号を付して具体的に説明すれば、この実施形態における蓋体14の取付構造は、図7~図12に示すように、開口部pの内側面paに、第1の支軸17と第2の支軸18を天板奥行方向に間隔をあけて突設するとともに、蓋体14の外側面14cに、閉止姿勢(CL)で第1の支軸17に係合する第1の係合溝15と、第2の支軸18に係合する第2の係合溝16とをそれぞれ設けたものであって、蓋体14を第2の支軸18から第2の係合溝16を離脱させて第1の支軸17周りに回動させる一方向回動態様を採った場合に物品支持面14bが上を向くように構成されている。
第1、第2の係合溝15、16は、それぞれ蓋体14の外側面14c及び底面14dに開放された凹陥形状をなすものであり、図10に示すように、第1の係合溝15の奥端に、一方向回動態様により蓋体14を開成させた場合に第1の支軸17が係合して当該蓋体14の落下を防止する屈曲溝部15aを設けている。
第2の係合溝16は、図11に示すように、蓋体14を閉止姿勢に戻す途上で第2の支軸18に摺接する案内カム部16aを有したものであり、案内カム部16aは、蓋体14を閉止姿勢(CL)に戻す力を利用して当該蓋体14を第1の支軸17が屈曲溝部15aから外れる方向に引き込むように形状設定されたものである。図9は蓋体14を取り外した状態を示しており、図12は蓋体14を閉止姿勢(CL)に保持させた状態を示している。
なお、蓋体14は、回動端部14eを天板1の使用端1a及び反使用端1bと平行に配したものであり、前述した一方向回動態様で開成させた場合に回動端部14eが天板1の使用端1aに近づく方向に平行移動するように構成されている。一方、蓋体14を閉止姿勢(CL)に戻した状態では、図12に示すように、当該蓋体14の上面14aが天板面fと面一となり、部分貫通溝13の拡大溝幅部13bも標準溝幅nの開口を残して閉止されるようになっている。
以上説明したように、このテーブルS2Tの2枚の天板1により形成される天板面fには、図1、図2、図5及び図6に示すように、2枚の天板1間に形成された1本の貫通溝10と、各天板1に2本ずつ形成された有底溝11、12とが、同じ標準溝幅nをなして平行に配されることになる。そして、この実施形態では、有底溝11、12の左右両端が、天板1の左右両端まで達して開放されているため、有底溝11、12と貫通溝10とが対等な存在感をなして整然と配列されることになる。すなわち、天板面f上には、5本の平行な溝mが等ピッチで配列された外観を呈することになる。なお、図16に示すように、有底溝11、12にはスマートホンSPやタブレット端末等を立てかけて使用することができる。
対をなす2枚の天板1は、図1、図3、図4、図17及び図18に示すように、天板支持体3に着脱可能に取付けられ支持されている。天板支持体3は、複数本の脚31と、これら脚31の上端部をそれぞれ天板1の下面1dに取り付ける複数のブラケット32と、これらブラケット32同士を連結し天板1の下面1dに添接する天板支持フレーム38、39とを具備してなる。
すなわち、このテーブルS2Tは、図18及び図19に示すように、天板1の下面1dに設けられたブラケット取付部qに脚31の上端部をブラケット32を介して取り付けたものであって、脚31は、その上端部をブラケット32に止着するための止着要素34、35を備えている。
ブラケット32は、図17~図24に示すように、天板1の下面1dに添接する上向添接面33a及び脚31の上端面31zが当接する下向取付面33bを備えたブラケット本体33と、このブラケット本体33に設けられ脚31が止着された状態で止着要素34、35を隠蔽する隠蔽部36とを備えたものである。この実施形態のブラケット32は、例えば、アルミダイキャスト製のものであり、ブラケット本体33と隠蔽部36とは一体に成型されている。
ブラケット32は、図19~図22に示すように、隠蔽部36により隠されない部位に、ブラケット本体33を天板1にねじ止めするための天板取付用のボルト挿通孔33cを備えており、脚31をブラケット32に止着したままで、天板1をブラケット32に着脱可能に接続することができるように構成されている。具体的には、ブラケット32の外縁部4カ所にボルト挿通孔33cが設けてあり、図19に示すように、これらボルト挿通孔33cに下側から挿通させた取付ボルトB0を天板1のブラケット取付部qに埋設した埋設ナットNにそれぞれ螺着することによって、当該ブラケット32を天板1の下面1dに取着することができるようになっている。
脚31は、図21に示すように、上端面31zに開口するボルト挿通孔31a、31bと、側面31xに開口しボルト挿通孔31a、31bに直交する止着要素装着孔31c、31dと、止着要素装着孔31c、31dに装着されボルト挿通孔31a、31bに対応する部位に雌ねじ孔34a、35aを有する止着要素(ピン状ナット)34、35とを備えている。そして、ブラケット32を上から下に貫通させたボルトB1、B2をそのボルト挿通孔31eに挿入して前述の止着要素34の雌ねじ孔34a、34bに螺着することによって、当該脚31をブラケット32に止着している。
また、脚31は、例えば木製のもので、図21に示すように、少なくとも上端部が、下肢空間に臨む内向端面31yと、この内向端面31yに連続する両側面31xとを有する柱状をなしており、前述したブラケット32の隠蔽部36は、内向端面31yと両側面31xとを部分的に覆う壁状をなしている。すなわち、脚31は、上端面31zに連続する内向端面31y及び両側面31xの上端部分に段状凹陥部分31ya、31xaを形成したものであり、前述した隠蔽部36を内向端面31y及び両側面31xの段状凹陥部分31ya、31xaに外嵌させている。止着要素装着孔31c、31dは、脚31の両側面31xにおける段状凹陥部分31xaに開口させてあり、止着要素装着孔31c、31dに装着された止着要素34、35は、脚31をブラケット32に取り付けた段階で隠蔽部36により完全に隠されることになる。
脚31とブラケット32の止着構造をより具体的に説明すれば、図21に示すように、脚31の上端面31zには、1本の第1ボルト挿通孔31aと、2本の第2ボルト挿通孔31bと、2個の埋設ナット31eの雌ねじ孔31eaとが開口させてあるとともに、脚31の側面31xには、第1ボルト挿通孔31aに直交する第1止着要素装着孔31cと、第2ボルト挿通孔31bにそれぞれ直交する第2止着要素装着孔31dとが開口させてある。また、第1止着要素装着孔31cには、第1ボルト挿通孔31aに対応した位置に雌ねじ孔34aを有するピン状の第1止着要素34が装着してあるとともに、第2止着要素装着孔31dには、第2ボルト挿通孔31bに対応する位置に雌ねじ孔35bを有するピン状の第2止着要素35が装着してある。そして、ブラケット32の上面側から当該ブラケット32を貫通させて脚31の第1ボルト挿通孔31aに挿入した第1止着ボルトB1を第1止着要素34の雌ねじ孔34aに螺着するとともに、第2ボルト挿通孔31bに挿入した2本の第2止着ボルトB2を第2止着要素35の2つの雌ねじ孔35aにそれぞれ螺着し、さらに、ブラケット32の上面側から当該ブラケット32を貫通させた第3の止着ボルトB3を脚31の埋設ナット31eの雌ねじ孔31eaにそれぞれ螺着することによって、脚31をブラケット32に強固に止着している。この止着状態でブラケット32が天板1の下面1dに取着されるようになっている。止着状態では、第1止着要素装着孔31cに装着されている第1止着要素34、及び第2止着要素装着孔31dに装着されている第2止着要素35は全てブラケット32の隠蔽部36に覆われており、外部から視認することはできなくなる。また、ブラケット32の上面32aは天板1の下面に添接するため、前述した各止着ボルトB1、B2、B3の頭部も外部から視認不能になる。
なお、各ブラケット32には、図19~図24に示すように、天板1の奥行方向に延びる縦の天板支持フレーム38、及び天板1の横幅方向に延びる横の天板支持フレーム39を取着するための一対のフレーム取付部37がそれぞれ設けられている。縦、横の天板支持フレーム38、39は、図19及び図20に示すように、角柱パイプ材製のもので、端部近傍部における両側壁間に角柱のボルト受座Zを架設している。ボルト受座Zは、軸心jを斜め下方に向けたボルト挿通孔Zaを有するもので、天板支持フレーム38、39の底壁38a、39aにおける軸心jが通過する部位にボルト挿入用の窓38b、39bが設けられている。ブラケット32のフレーム取付部37は、天板支持フレーム38、39の端面38c、39cが当接する先端壁37aを有した角柱ブロック状のもので、その先端壁37aにボルト受座Zのボルト挿通孔Zaを通して挿入された斜めボルトBzを挿通させるボルト挿通孔37bが開設されているとともに、内部にその斜めボルトBzが螺着される図示しないナットが保持されている。先端壁37aには天板支持フレーム38、39の底壁38a、39aの内面に当接する受圧突起37cが一体に設けられている。この受圧突起37cは、天板支持フレーム38、39をブラケット32に斜めボルトBzにより強連結するためのものである。すなわち、軸心jを傾斜させた斜めボルトBzをボルト受座Zを通してナットに螺合させ緊締すると、天板支持フレーム38、39が上昇しつつ先端壁37aに接近する方向に付勢され、その底壁38a,39aが受圧突起37cの下面に押し付けられるとともに、その押付力を強めつつ端面38c、39cが先端壁37aに圧接されることになるため、天板支持フレーム38、39を位置決めしつつブラケット32に強固に連結することができる。各ブラケット32には、向きを90°異ならせて一対のフレーム取付部37が設けられているため、各ブラケット32に縦の天板支持フレーム38と横の天板支持フレーム39とをそれぞれ連結することができる。各天板支持フレーム38、39は、中間固定箇所sを天板1にねじ止めすることにより、天板1の固定をより確実なものにしている。
ここで、図1は上述した集成材天板2枚タイプのテーブルS2Tを示す全体斜視図であり、図2は同平面図、図3は同正面図、図4は同底面図である。図5は、天板1の要部を拡大して示す平面図である。図6の(a)、(b)及び(c)は、それぞれ天板1の図2におけるA-A線、B-B線、C-C線に沿った断面図である。図7は、開口部pに対する蓋体14の装着状態を示す斜視図である。図8は、蓋体14を開成姿勢(OP)とした状態の天板1の要部を拡大して示す斜視図である。図9は、天板1の図2におけるD-D線に沿った断面を示す図であり、蓋体14を浮かせた状態で示している。図10は、蓋体14を開成姿勢(OP)とした状態を示す図である。図11は、蓋体14を開成姿勢(OP)から閉止姿勢(CL)に戻す途中の状態を示す図である。図12は、、蓋体14を閉止姿勢(CL)とした状態を示す図である。図13は、蓋体14を他方向回動態様で開放し開口部p内部にクランプkを挿入する態様を示す図である。なお、図10~図13では、天板1を図9と同様の位置で切断して示している。図14は、クランプkを部分貫通溝13の標準溝幅部13a内に配した状態を示す要部断面図である。図15は、蓋体14を開成姿勢(OP)とし物品支持面14bにパーソナルコンピュータPCを支持させた状態を示す図である。図16は、溝m内にスマートホンSPを立てかけた状態を示す図である。図17は、天板1と天板支持体3とを分離し上方から見た分解斜視図であり、図18は同下方から見た分解斜視図である。図19は天板1の下面1dへの脚31及びブラケット32の取付け態様を示す図である。図20は脚31へのブラケット32及び天板支持フレーム38、39の取付け態様を示す下方から見た分解斜視図である。図21は脚31へのブラケット32の取付け態様を示す上方から見た分解斜視図である。図22は脚31にブラケット32を取り付けた状態を示す平面図である。図23は同正面図、図24は同中央縦断面図である。
なお、図33は、天板1のみを模式的に示す平面図であり、蓋体14を除去した状態で貫通した部分(貫通溝10、部分貫通溝13)を黒塗りで示している。
<メラミン天板2枚タイプのテーブル>(図25~図32、図34)
メラミン天板2枚タイプのテーブルM2Tは、奥行寸法が略同じ対をなす天板101を反使用端101b同士を対面させて配置したものであって、両天板101の反使用端101b間に上下に貫通する貫通溝110が形成されているとともに、各天板101の上面101cに貫通溝110と平行な有底溝111、112が形成されている。この点では前述した集成材天板2枚タイプのテーブルS2Tと共通しているが、天板101の具体的構成が異なっているため、天板101に関連した部分については、テーブルS2Tと異なった符号を付している。天板101に関連した部分以外については、集成材天板2枚タイプのテーブルS2Tと同一又は対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
このテーブルM2Tが、前述したテーブルS2Tと異なっている点は、次の通りである。
このテーブルM2Tは、天板101の材質や形態が集成材天板2枚タイプのテーブルS2Tとは異なっている。すなわち、このテーブルM2Tの天板101は、コア材の表面にメラミン化粧板を添設してなるものであり、各天板101に形成された有底溝111、112は、左右両端111a、112aが、天板101の左右両端101eの近傍において閉塞されている。有底溝111、112の両端部111b、112bは、その深さ寸法が漸次小さくなって最端位置(両端111a、112a)で略零となるように構成されている。具体的には、有底溝111、112は、各部において一定の深さ寸法を有する溝形成部材Gと、溝形成部材Gの両端に嵌着され有底溝111、112の端部111b、112bを形成するエンドキャップHとを天板101の上面101cに凹設された取付溝101fに埋設することにより形成されたものである。溝形成部材GとエンドキャップHとは、それぞれ合成樹脂により作られたもので、長手方向に若干の相対移動を許容された状態で嵌着されている。すなわち、溝形成部材Gは、各部同一の断面形状を有するチャンネル状のものであり、開口幅が前述した標準溝幅nに設定されている。エンドキャップHは、底壁Haが外方端に向かって漸次上昇するように形成されたキャップ本体Hbと、このキャップ本体Hbの内方端に一体に形成され溝形成部材Gの端部外面に嵌合する嵌合部Hcとを備えている。なお、溝形成部材GとエンドキャップHとは、長手方向に若干の相対移動を許容された状態で嵌着されている。具体的には、溝形成部材Gと前記エンドキャップHとは、当該溝形成部材Gの端面とキャップ本体Hbとの間に若干の隙間cを残した状態で天板面fに刻設された取付溝101fに嵌着されており、寸法誤差や温度による部材の伸縮に対応し得るようになっている。
また、このテーブルM2Tは、貫通溝110の全体ではなく一部が標準溝幅nを有するものである。換言すれば、天板101の反使用端101b間に形成される貫通溝110は、一定の標準溝幅nを有する標準溝幅部110aと、この標準溝幅部110aよりも幅の広い拡大溝幅部110bとを有するものである。この実施形態の場合、拡大溝幅部110bにより形成される開口部pは、開放されたままであり、格別な蓋体は設けられていない。標準溝幅部110aは、標準溝幅nに設定されている。
このテーブルM2Tでは、各天板101に2本ずつ有底溝111、112が形成されている。各有底溝111、112はそれぞれ全体が標準溝幅nを有するものであり、貫通溝110の標準溝幅部110aと同じ幅寸法を有している。
ここで、図25は上述したメラミン天板2枚タイプのテーブルM2Tを示す全体斜視図であり、図26は同平面図、図27は同底面図である。図28の(a)及び(b)は、それぞれ天板101の図26におけるE-E線及びF-F線に沿った断面図である。図29は、天板101への溝形成部材G及びエンドキャップHの取付態様を示す分解斜視図である。図30は、有底溝111の端部111b近傍を示す平面図である。図31は、図30における有底溝111の巾方向中央で切断した断面図である。図32は、溝形成部材G及びエンドキャップHを示す斜視図である。
なお、図34は、天板101のみを模式的に示す平面図であり、貫通した部分(貫通溝110)を黒塗りで示している。
<集成材天板3枚タイプのテーブル>(図35~図40、図47)
集成材天板3枚タイプのテーブルS3Tは、図35~図37に示すように、対をなすメインの天板1と、これらメインの天板1の反使用端1b間に配されたサブの天板2とを備えたものであって、メインの天板1の反使用端1bとサブの天板2との間に上下に貫通する貫通溝10がそれぞれ形成されているとともに、メインの天板1の上面1c及びサブの天板2の上面2cに貫通溝10と平行な有底溝11、12、21が形成されている。
対をなすメインの天板1と、これらメインの天板1間に配されたサブの天板2とは天板支持体3に着脱可能に取り付けられており、メインの天板1の反使用端1bとサブの天板2との間に上下に貫通する貫通溝10がそれぞれ形成される天板多数枚タイプの取付形態(本テーブルS3T)と、サブの天板2を天板支持体3から取り外しメインの天板1の反使用端1b間に貫通溝10が形成される天板2枚タイプの取付態様(前述のテーブルS2T)とを選択的に採り得るように構成されている。換言すれば、本テーブルS3Tは、サブの天板2を取り外すとともに、メインの天板1の天板支持体3に対する取付位置を変更することによって、前述のテーブルS2Tに変身させることができるようになっている。
このテーブルS3Tは、前述のテーブルS2Tと比較してメインの天板1間にサブの天板2が配されている点のみが相違している。そのため、テーブルS2Tと同一又は対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、このテーブルS3Tの天板支持体3についても、テーブルS2Tと同じものを共用しているが、ブラケット32のメインの天板1に対する取付位置(ブラケット取付部q、r)、縦の天板支持フレーム38のメイン及びサブの天板1、2に対するねじ止め位置(ねじ止め位置x、y、z)、及び横の天板支持フレーム39のメインの天板1に対するねじ止め位置(ねじ止め位置v、w)が異なっている。すなわち、前述したテーブルS2Tでは、図4及び図18に示すように、ブラケット32がメインの天板1の第1のブラケット取付部qに着脱可能に取着されるが、テーブルS3Tでは、図37に示すように、ブラケット32がメインの天板1の第2のブラケット取付部rに着脱可能に取着される。また、テーブルS2Tでは、図4及び図18に示すように、縦の天板支持フレーム38がメインの天板1の第1のねじ止め位置xにねじ止めされ、横の天板支持フレーム39がメインの天板1の第1のねじ止め位置vにねじ止めされるが、テーブルS3Tでは、図37に示すように、縦の天板支持フレーム38がメインの天板1の第2のねじ止め位置yにねじ止めされるとともに、サブの天板2の第3のネジ止め位置zにねじ止めされ、横の天板支持フレーム39がメインの天板1の第2のねじ止め位置wにねじ止めされる。
しかして、このテーブルS3Tは、天板支持体3上に2枚のメインの天板1と、1枚のサブの天板2とを着脱可能に支持させたものであり、図35~図40に示すように、メインの天板1とサブの天板2との間に平行な2本の貫通溝10が形成されているとともに、各メインの天板1に2本の有底溝12、13がそれぞれ平行に形成されており、さらに、サブの天板2に1本の有底溝21が形成されている。
有底溝11、12、21は、原則として貫通溝10の標準溝幅nと略同じ開口幅を有するものであるが、有底溝11の途中には、図36に示すように、テーブルS2Tと同様に、有底溝11と略同じ幅寸法を有する標準溝幅部13aと、この標準溝幅部13aよりも幅の広い拡大溝幅部13bとを有する部分貫通溝13が設けられており、部分貫通溝13の標準溝幅部13aは有底溝11に連続させてある。そして、部分貫通溝13の拡大溝幅部13bには、蓋体14が開閉可能に配されている。蓋体14は、閉止位置(CL)で当該拡大溝幅部13bの実質的な開口幅を標準溝幅部13aの開口幅と略同じ寸法にまで縮小させるとともに、開成位置(OP)で当該拡大溝幅部13bを開放し得るように構成されている。有底溝11、12、21の左右両端は、貫通溝10と同様に天板1、2の左右両端まで達して開放されている。
ここで、図35は上述した集成材天板3枚タイプのテーブルS3Tを示す全体斜視図であり、図36は同平面図、図37は同底面図である。図38の(a)、(b)及び(c)は、それぞれ天板1、2の図36におけるG-G線、H-H線及びI-I線に沿った断面図である。図39は、天板1、2を分解して示す上からの斜視図である。図40は、天板1、2を分解して示す下からの斜視図である。
なお、図47は、天板1、2のみを模式的に示す平面図であり、蓋体14を除去した状態で貫通した部分(貫通溝10、部分貫通溝13)を黒塗りで示している。
<メラミン天板3枚タイプのテーブル>(図41~図46、図48)
メラミン天板3枚タイプのテーブルM3Tは、図41~図43に示すように、対をなすメインの天板101と、これらメインの天板101の反使用端101b間に配されたサブの天板102とを備えたものであって、メインの天板101の反使用端101bとサブの天板102との間に上下に貫通する貫通溝110がそれぞれ形成されているとともに、メインの天板101の上面101c及びサブの天板102の上面102cに貫通溝110と平行な有底溝111、112、121が形成されている。
対をなすメインの天板101と、これらメインの天板101間に配されたサブの天板102とは天板支持体3に着脱可能に取り付けられており、メインの天板101の反使用端101bとサブの天板102との間に上下に貫通する貫通溝110がそれぞれ形成される天板多数枚タイプの取付形態(本テーブルM3T)と、サブの天板102を天板支持体3から取り外しメインの天板101の反使用端1b間に貫通溝110が形成される天板2枚タイプの取付態様(前述のテーブルM2T)とを選択的に採り得るように構成されている。換言すれば、本テーブルM3Tは、サブの天板102を取り外すとともに、メインの天板101の天板支持体3に対する取付位置を変更することによって、前述のテーブルS2Tに変身させることができるようになっている。
このテーブルM3Tは、前述のテーブルM2Tと比較してメインの天板101間にサブの天板102が配されている点のみが相違している。そのため、テーブルM2Tと同一又は対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、このテーブルS3Tの天板支持体3についても、テーブルM2Tと同じものを共用しているが、ブラケット32のメインの天板101に対する取付位置(ブラケット取付部q、r)、縦の天板支持フレーム38のメイン及びサブの天板101、102に対するねじ止め位置(ねじ止め位置x、y、z)、及び横の天板支持フレーム39のメインの天板101に対するねじ止め位置(ねじ止め位置v、w)が異なっている。すなわち、前述したテーブルM2Tでは、図27に示すように、ブラケット32がメインの天板101の第1のブラケット取付部qに着脱可能に取着されるが、テーブルM3Tでは、図43に示すように、ブラケット32がメインの天板101の第2のブラケット取付部rに着脱可能に取着される。また、テーブルM2Tでは、図27に示すように、縦の天板支持フレーム38がメインの天板101の第1のねじ止め位置xにねじ止めされ、横の天板支持フレーム39がメインの天板101の第1のねじ止め位置vにねじ止めされるが、テーブルM3Tでは、図43に示すように、縦の天板支持フレーム38が、メインの天板101の第2のねじ止め位置yにねじ止めされるとともに、サブの天板102の第3のネジ止め位置zにねじ止めされ、横の天板支持フレーム39が、メインの天板101の第2のねじ止め位置wにねじ止めされる。
しかして、このテーブルM3Tは、天板支持体3上に2枚のメインの天板101と、1枚のサブの天板102とを着脱可能に支持させたものであり、図41~図46に示すように、メインの天板101とサブの天板102との間に平行な2本の貫通溝110が形成されているとともに、各メインの天板101に2本の有底溝111、112がそれぞれ平行に形成されており、さらに、サブの天板2に1本の有底溝121が形成されている。
貫通溝110は、一定の幅を有する標準溝幅部110aと、この標準溝幅部110aよりも幅の広い拡大溝幅部110bとを有するものである。
有底溝111、112、121の左右両端が、天板101、102の左右両端近傍において閉塞されており、テーブルM2Tのものと同じ構成をなしている。
ここで、図41は上述したメラミン天板3枚タイプのテーブルM3Tを示す全体斜視図であり、図42は同平面図、図43は同底面図である。図44の(a)及び(b)は、それぞれ、天板101、102の図42におけるP-P線及びQ-Q線に沿った断面図である。図45は、天板101、102を分解して示す上からの斜視図である。図46は、天板101、102を分解して示す下からの斜視図である。
なお、図47は、天板1、2のみを模式的に示す平面図であり、蓋体14を除去した状態で貫通した部分(貫通溝10、部分貫通溝13)を黒塗りで示している。
<本実施形態に係るテーブルの作用効果>
このような構成のテーブルS2T、M2T、S3T、M3Tであれば、天板面fに複数本の溝m(貫通溝10、110と有底溝11、12、21、111、112、121)が平行に表出することになり、それらの溝mを適宜使用して、スマートホンSPやタブレット端末を起立状態で保持したり種々のオプション部材を位置決め保持したりすることができる。そのため、シンプルな構成であるにも拘わらず、多様なオプション配置を行うことができ、使い勝手が良好なものとなる。
また、天板1、101間に形成される貫通溝10、110は、天板1、101の下面1d、101d側と上面1c、101c側と連通させる配線挿通口としての役割を果たすだけでなく、床面に立設したデスクトップパネル支持用の支柱等を通過させる隙間として利用することもできる。特に、貫通溝10、110は、天板1、101の左右方向一端から他端まで連続して形成されたものであるため、利用する箇所を自在に選ぶことができ、使い勝手が良い。
さらに、有底溝11、12、21、111、112、121は、オプション部材の位置決め保持に限らず、前述のようにスマートホンSPや図示しないタブレット端末などの板状の機器類を立てかけるために使用することもできる。特に、この実施形態では、各天板1、101に複数本の有底溝11、12、21、111、112、121が平行に設けてあるため、使用箇所を左右方向のみならず奥行方向にも変更することができ、多様な使い方ができる。
貫通溝10、110は、集成材天板2枚、3枚タイプのテーブルS2T、S3Tのように全体が一定の標準溝幅nを有したものであってもよいが、メラミン天板2枚、3枚タイプのテーブルM2T、M3Tのように一部が標準溝幅nを有したものであってもよい。しかして、メラミン天板2、3枚タイプのテーブルM2T、M3Tにおける貫通溝110は、標準溝幅nを有する標準溝幅部110aと、この標準溝幅部110aよりも幅の広い拡大溝幅部110bとを有するものであり、拡大溝幅部110bの存在により天板101、102の上下面を連通させる開口部pが形成されている。そのため、開口部pを利用して配線のみならず、比較的嵩高いコンセントやコネクタ、あるいは床面に立設した支柱等を挿通させることも可能となる。
また、貫通溝10、110の標準溝幅nと有底溝11、12、21、111、112、121の標準溝幅nを統一しているので、見栄えが良好なものになるだけでなく、種々のオプション類を保持させたり位置決めする場合に、貫通溝10、110と有底溝11、12、21、111、112、121とを区別することなく自在に利用できる確率が高くなり、利便性が向上する。
さらに、集成材天板2枚、3枚タイプのテーブルS2T、S3Tのように、有底溝11の途中に、当該有底溝11と略同じ標準溝幅nを有する標準溝幅部13aと、この標準溝幅部13aよりも幅の広い拡大溝幅部13bとを有する部分貫通溝13を設けておけば、有底溝11部分においても、天板1の上下面を連通させる開口部pを形成することができる。しかも、部分貫通溝13の標準溝幅部13aを有底溝11に連続させておけば、有底溝11と部分貫通溝13との境界が見栄えの良いものになるだけでなく、この部分貫通溝13を利用して天板1を上下から挟持するクランプkを無理なく装着することが可能となる。このクランプkは、図13に示すように、部分貫通溝13の拡大溝幅部13bにより形成される開口部pから挿入され、左右方向にスライド移動させて、図14に示すように部分貫通溝13の標準溝幅部13aに装着されるものであり、図示しないディスプレイやコンセントC等の支持に用いられる。
また、集成材天板2枚、3枚タイプのテーブルS2T、S3Tのように、部分貫通溝13の拡大溝幅部13bに、蓋体14を開閉可能に配しておけば、拡大溝幅部13bにより形成される開口部pを必要な時だけ開放することができる。そして、蓋体14を閉じると、拡大溝幅部13bの実質的な開口幅を標準溝幅nにまで縮小させることができるので、天板面fが整然としたものとなり、消毒等の清掃作業も円滑に行うことができる。
そして、集成材天板2枚、3枚タイプのテーブルS2T、S3Tでは、有底溝11、12、21の左右両端が、天板1の左右両端まで達して開放されているため、有底溝11、12、21内に溜まった埃も容易に側方に掃き出すことができる。一方、メラミン天板2枚、3枚タイプのテーブルM2T、M3Tでは、有底溝111、112、121の左右両端111a、112a、121aが天板101の左右両端近傍において閉塞されているが、閉塞された有底溝111、112、121の両端部111b、112b、121bは、その深さ寸法が漸次小さくなって最端位置で略零になるようにしてあるため、かかる有底溝111、112、121内の異物も容易に排出することができる。
加えて、本実施形態では、メインの天板1、101の反使用端1b、101b間にサブの天板2、102を挿脱することにより、天板面fの面積を状況に応じて変更することができる。しかも、天板面fの面積の変更を、メインの天板1、101の反使用端1b、101b間にサブの天板2、102を挿脱することにより実現するようにしているので、メインの天板1、101の使用端1a、101aと溝10、11、12、110、111、112との距離は変わらず、天板面fの面積に関わらず使用者にとっての使用感を維持することができる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、天板の材質は、集成材製のものやメラミン化粧板を備えたものに限定されないのは勿論である。
また、有底溝の本数も、上述した実施形態ではメインの天板に2本ずつ、サブの天板に1本であるが、本数は任意に設定してよく、また、有底溝間の距離及び貫通溝と最も反使用端寄りに位置する有底溝との距離も任意に設定してよい。
加えて、貫通溝及び有底溝の溝幅も、任意に設定してよい。
さらに、サブの天板は1枚に限らず、2枚以上であってもよい。メインの天板間に複数枚のサブの天板を配する場合、サブの天板同士を密着させて配置してもよく、或いは、サブの天板間に隙間(貫通溝)が形成されるように配置してもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。