JP7549848B1 - 被覆装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被着体の部位によってフィルムの伸び量が異なることを抑制する。【解決手段】被着体上にフィルムを支持する支持手段を備え、前記支持手段によって支持された前記フィルムにより前記被着体を被覆する被覆装置であって、前記支持手段は、前記被着体の両側に位置するように、第一の方向に離間して配置された第一の支持手段及び第二の支持手段を含み、前記第一の支持手段は前記フィルムの前記第一の方向における第一の端部を上下に挟む第一の下側部材及び第一の上側部材を備え、前記第二の支持手段は前記フィルムの前記第一の端部と反対側の第二の端部を上下に挟む第二の下側部材及び第二の上側部材を備え、前記第一の下側部材及び前記第二の下側部材は、それぞれ、上下方向に湾曲しながら前記第一の方向と交差する第二の方向に延設され、前記フィルムを下側から支持する支持面を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、被覆装置に関する。
フィルムを立体形状の被着体に被覆する成形方法が知られている。例えば、特許文献1には、フィルムを平面状に張り広げた状態で自動車などに被覆する方法が開示されている。
特開2021-62625号公報
フィルムを平面状に張り広げた状態で立体形状の被着体に被覆させる場合、被着体の部位によっては、被着体とフィルムとの距離が異なることで、フィルムの伸び量が異なり、皺の発生要因となる。
本発明の目的は、被着体の部位によってフィルムの伸び量が異なることを抑制することにある。
本発明によれば、
被着体上にフィルムを支持する支持手段を備え、前記支持手段によって支持された前記フィルムにより前記被着体を被覆する被覆装置であって、
前記支持手段は、
前記被着体の両側に位置するように、第一の方向に離間して配置された第一の支持手段及び第二の支持手段を含み、
前記第一の支持手段は、前記フィルムの前記第一の方向における第一の端部を上下に挟む第一の下側部材及び第一の上側部材を備え、
前記第二の支持手段は、前記フィルムの前記第一の方向における前記第一の端部と反対側の第二の端部を上下に挟む第二の下側部材及び第二の上側部材を備え、
前記第一の下側部材及び前記第二の下側部材は、それぞれ、
下側本体部と、
上下方向に湾曲しながら前記第一の方向と交差する第二の方向に延設され、前記フィルムを下側から支持する支持面を有し、前記下側本体部に対して着脱可能な下側交換部と、を備える
ことを特徴とする被覆装置が提供される。
本発明によれば、被着体の部位によってフィルムの伸び量が異なることを抑制することができる。
被着システムの概略図。 図1の被着システムを構成する被着装置の外観図。 図1の被着システムの動作説明図。 図1の被着システムの動作説明図。 図1の被着システムの動作説明図。 図1の被着システムの動作説明図。 図1の被着システムの動作説明図。 (A)及び(B)は図1の被着システムの動作説明図。 (A)及び(B)は図1の被着システムの動作説明図。 (A)及び(B)は図1の被着システムの動作説明図。 図1の被着システムの動作説明図。 上側部材及び下側部材の別の構成例を示す説明図。 フィルムの搬送機構の例を示す概略図。 フィルムの搬送機構の例を示す被着装置の外観図。 図13の例の動作説明図。 図13の例の動作説明図。 図13の例の動作説明図。 図13の例の動作説明図。 図13の例の動作説明図。 図13の例の動作説明図。 フィルムの搬送機構の別の例を示す概略図。 フィルムの搬送機構の別の例を示す被着装置の外観図。 (A)及び(B)はローラ列とOリングの構成例の説明図。 フィルムの搬送機構の更に別の例を示す概略図。 フィルムの搬送機構の更に別の例を示す被着装置の外観図。 図24の例の動作説明図。 図24の例の動作説明図。 図24の例の動作説明図。 図24の例の動作説明図。 図24の例の動作説明図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
<被覆システムの概要>
図1は本発明の一実施形態に係る被覆装置4を備えた被覆システム1の概略図であり、図2は被覆装置4の外観図である。各図において矢印X及びYは互いに交差する水平方向を示し、本実施形態ではこれらの方向は直交している。矢印Zは上下方向を示す。図2は被覆装置4をY方向に見た外観図であり、図1の被覆装置4は、図2のA-A線に沿う断面図に相当する。
被覆システム1は、被着体にフィルムを被覆して被着体を加飾する加飾システムであり、フィルム供給装置2と、搬送装置3と、被覆装置4とを備える。フィルム供給装置2は、フィルムFを被覆装置4へ供給する装置である。フィルムFは、例えば、伸張性を有する材料、具体的には熱可塑性樹脂を用いたフィルムであり、例えば、その表層には被着体を加飾する色・模様が付された加飾層を有し、最下層には粘着層を有する多層構造を有している。
フィルムFは、本実施形態の場合、帯状のシートの形態を有し、X軸回りに回転自在に支持された軸20にロール状に巻き回されている。フィルムFは、表裏面がそれぞれ保護シートで被覆されており、被覆装置4にフィルムFが供給される際には、巻取ローラ21及び22によって表裏面の保護シートが剥離される。フィルム供給装置2は、また、フィルムFをY方向に水平に送り出す一対のガイドローラ23や、フィルムFを切断するカッタ24を備えている。
搬送装置3は、被覆装置4に対して被着体の搬入、搬出を行う。本実施形態の場合、搬送装置3は複数のローラ3aを備えたローラコンベアであり、被着体をY方向に搬送する。搬送装置3はローラコンベア以外の、ベルトコンベア等の各種コンベアでもよく、或いは、多関節ロボットであってもよい。
被覆装置4は、被着体にフィルムFを密着させ、フィルムFで被着体を被覆する装置であり、本実施形態の被覆装置4は、一例として、気圧差を利用して被着体に対するフィルムFの密着性を向上する真空成形方式の被覆装置である。
被覆装置4は、ベース部6に搭載され、気密な内部空間を形成するチャンバ5を備える。チャンバ5は、下側空間形成部材50と、上側空間形成部材51とを有し、上下に二分割された箱型を有している。下側空間形成部材50は、天部が開放した直方体の箱型形状を有し、底壁部50aと、Y方向の両端部の壁部55及び56と左右(X方向の両端部)の壁部53R及び53Lとを有する。上側空間形成部材51は、底部が開放した直方体の箱型形状を有し、天壁部51aと、Y方向の両端部の壁部57及び58と左右(X方向の両端部)の壁部54R及び54Lとを有する。
被覆装置4は、Z方向に昇降するアーム部12aを備えた昇降装置12を備えており、上側空間形成部材51はアーム部12aに連結されている。昇降装置12は例えばモータを駆動源としてアーム部12aを昇降する昇降機構を備え、昇降機構は例えばボールねじ機構である。昇降装置12によって上側空間形成部材51が下側空間形成部材50に対して昇降される。上側空間形成部材51の降下時に、上側空間形成部材51と下側空間形成部材50とが上下に組み合わされ、チャンバ5が気密な内部空間を形成する(閉状態)。上側空間形成部材51の上昇時には、チャンバ5の内部空間が開放される(開状態)。図1及び図2はいずれも上側空間形成部材51が上昇時の被覆装置4の態様(開状態)を示している。
被覆装置4は、チャンバ5の内部空間においてフィルムFを加熱する加熱ユニット8を備える。加熱ユニット8は例えば電力の供給により発熱する発熱素子である。加熱ユニット8の熱によってフィルムFを軟化させ、被着体に対するフィルムFの密着度を向上できる。本実施形態の場合、加熱ユニット8は上側空間形成部材51の内部に配置されている。
被覆装置4は、チャンバ5の内部空間において被着体を昇降する昇降装置7を備える。昇降装置7は、被着体が搭載されるテーブル70と、複数のアクチュエータ71とを備える。テーブル70は、ローラ70aの回転によって被着体をY方向に搬送する搬送機能を有し、下側空間形成部材50の内部に配置されている。アクチュエータ71は流体シリンダや電動シリンダであり、本体は、ベース部6に内蔵され、そのロッド部が下側空間形成部材50の底壁50aを通ってテーブル70に接続されている。図1及び図2はいずれもテーブル70が降下時の被覆装置4の態様を示している。
被覆装置4は、チャンバ5の内部空間の気圧を調整する気圧調整装置9を備える。気圧調整装置9は、下側空間形成部材50の内部に連通した配管90と、上側空間形成部材51の内部に連通した配管91と、減圧ユニット92と、バルブ93及び94とを含む。減圧ユニット92は、本実施形態の場合、ポンプ92aと、減圧タンク92bとを備え、減圧タンク92bはポンプ92aによって常時減圧される。減圧ユニット92はポンプ92aのみで構成されてもよい。減圧タンク92bを設けたことで、比較的低出力のポンプ92aを用いて、減圧タンク92bによって比較的短時間でチャンバ5内を減圧できる。配管90は減圧タンク92bに連通し、配管91はバルブ93、配管96及びバルブ94を介して減圧タンク92bに連通している。
バルブ93は、配管96と減圧タンク92bとの連通状態を切り替える。バルブ94は、配管91と、配管95及び96との連通状態を切り替える。配管95は大気に解放されている。バルブ94は配管91が配管95のみと連通した状態と、配管91が配管96のみと連通した状態とに切り替え可能である。
チャンバ5は、フィルムFを被着体上に支持する支持構造52を構成している。支持構造52は、X方向に離間して配置された右側支持構造52Rと、左側支持構造52Lと、を含む。右側支持構造52Rは、壁部53Rにより形成される下側部材と、壁部54Rにより形成される上側部材と、を含み、壁部53Rのことを下側部材53Rと呼び、壁部54Rのことを上側部材54Rと呼ぶ場合がある。左側支持構造52Lは、壁部53Lにより形成される下側部材と、壁部54Lにより形成される上側部材と、を含み、壁部53Lのことを下側部材53Lと呼び、壁部54Lのことを上側部材54Lと呼ぶ場合がある。
右側支持構造52Rと、左側支持構造52LとはフィルムFを上下に挟むクランプ構造を構成している。右側支持構造52Rの下側部材53Rは、フィルムFを下側から支持する支持面53aを有する。支持面53aは水平ではなく、Z方向に湾曲しながらY方向に延設されている。本実施形態では、支持面53aが逆U字型を有している。支持面53aの湾曲のプロファイルは、被着体の輪郭に沿って設計される。右側支持構造52Rの上側部材54Rは、フィルムFに上側から当接する当接面54aを有する。当接面54aは、支持面53aに沿ってZ方向に湾曲しながらY方向に延設されている。本実施形態では、当接面54aは、支持面53aに対応したU字型を有している。支持面53aと当接面54aとは、上側空間形成部材51の降下時にフィルムFを挟んでぴったり合い、チャンバ5内の気密性を維持するように形成されている。本実施形態の場合、左側支持構造52Lの下側部材53L及び上側部材54Lは、下側部材53R及び上側部材54Rと同様の形態を有している。
下側空間形成部材50の壁部55及び56と、上側空間形成部材51の壁部57及び58もまた、フィルムFを上下に挟むクランプ構造を構成している。壁部55及び56の上面は、それぞれ、フィルムFを下側から支持する支持面53bを有し、壁部57及び58の下面は、それぞれ、フィルムFに上側から当接する当接面54bを有している。本実施形態では、支持面53b及び当接面54bはいずれも水平面である。支持面53bと、対応する当接面54bとは、上側空間形成部材51の降下時にフィルムFを挟んでぴったり合い、チャンバ5内の気密性を維持するように形成されている。
制御装置10は、被覆システム1の全体を制御する電子回路である。制御装置10は、例えば、処理部、記憶部、入出力インタフェース(I/O)、表示部、入力部を備える。処理部は、CPUに代表されるプロセッサであり、記憶部に記憶されたプログラムを実行して被覆システム1を制御する。記憶部は、ROM、RAM、HDD等の記憶デバイスであり、処理部が実行するプログラムの他、各種の制御情報を記憶する。入出力インタフェースは、処理部と外部デバイス(モータ等のアクチュエータやセンサ)との間の信号を送受信するインタフェースである。表示部はユーザに対して情報を表示するディスプレイである。入力部はユーザが指示を入力するためのキースイッチである。表示部と入力部とはタッチパネルにより構成されてもよい。
<動作例>
被覆システム1の動作例について図3~図11を参照して説明する。本実施形態の場合、被覆システム1の動作は基本的に制御装置10によって自動化され、一部の工程は作業者による手作業である。
図3及び図4は被着体Wを被覆装置4へ搬入する工程を示している。被着体Wは治具に装着され、被覆面を上向きにして搬送装置3に載置される。図示の例は被着体Wとして自動車のフロントバンパーを想定している。フロントバンパーは車両に対する組付時における車幅方向(左右方向)をY方向とし、車両前後方向をZ方向として被覆装置4に搬入される。図3に示すように、被着体Wの輪郭は逆U字型を有しており、支持面53a及び当接面54aは被着体Wの輪郭に沿って上下方向に湾曲している。
図3の状態では、チャンバ5が開状態であり、テーブル70は搬送装置3の搬送面と並ぶ位置に上昇されている。搬送装置3のローラ3a及びテーブル70のローラ70aを駆動すると、図4に示すように搬送装置3から被着体Wがテーブル70上に移載される。
次に、テーブル70を降下させて被着体Wを、一旦、下側空間形成部材50内に収容する。被着体WはX方向で下側部材53Rと下側部材53Lとの間に位置する。フィルム供給装置2からフィルムFを被着体W上に搬送する。図5はその一例を示している。図示の例では作業者が手作業でフィルムFを、フィルム供給装置2からY方向に引き出して、被着体W上に搬送している。
フィルムFを被着体W上に搬送すると、支持面53aにフィルムFをセットする工程に移る。図6はその一例を示している。図示の例では作業者が手作業でフィルムFを左右の支持面53aに載置している。この際、フィルムFに皺が生じないようにフィルムFをX方向に引っ張りながら、フィルムFの粘着層を利用して支持面53aにフィルムFを貼り付けるようにする。フィルムFのX方向の一方の端部FRは、その一部が外側にはみ出しつつ、下側部材53Rの支持面53aに貼りつけられ、反対側の端部FLは、その一部が外側にはみ出しつつ、下側部材53Lの支持面53aに貼りつけられる。また、フィルムFのY方向の一方の端部は、壁部56の支持面53bに、他方の端部は壁部55の支持面53bにそれぞれ貼り付けられる。図7に示すように、フィルムFはカッタ24でカットされ、下側空間形成部材50の天部を塞いだ状態となる。
次に、図8(A)及び図8(B)に示すように昇降装置12を駆動して上側空間形成部材51を降下し、チャンバ5を閉状態とする。フィルムFのX方向の端部FR、FLは、左右の支持面53aと当接面54aとの間に挟まれる。また、フィルムFのY方向の端部も支持面53bと当接面54bとの間に挟まれる。フィルムFは下側空間形成部材50と上側空間形成部材51との間のシールとしても機能し、チャンバ5内が気密な空間となる。チャンバ5の内部空間は、フィルムFを境にして、上側空間形成部材51とフィルムFとで画定される上側空間と、下側空間形成部材50とフィルムFとで画定される下側空間とに、上下に区画される。被着体Wは下側空間に位置しており、フィルムFは被着体W上に配置されている。
チャンバ5を閉状態とした後、気圧調整装置9によってチャンバ5の内部空間を減圧する。ここでは、バルブ94を配管91と配管96とを連通させる状態に切り替えた後、バルブ93を配管96と減圧タンク92bとを連通させる状態に切り替える。チャンバ5の内部空間の空気が配管90及び91から排気され、上側空間、下側空間が共に減圧される。また、チャンバ5を閉状態とした後、加熱ユニット8を発熱してフィルムFを加熱する。フィルムFが軟化して伸張しやすい状態となる。
次に、図9(A)及び図10(A)に示すようにテーブル70を上昇する。図10(A)は図9(A)のB-B線断面図である。被着体WがフィルムFを押し上げるようにしてフィルムFを伸張させる。フィルムFは予め支持面53aによって、X方向に見て逆U字型に支持されており、被着体Wの輪郭形状に近い状態で被着体Wに押し上げられる。フィルムFを平面状に張り広げた状態で被着体Wを押し上げる場合と比較して、本実施形態の場合、フィルムFの伸び量が被着体Wの部位によって異なることが抑制され、フィルムFは全体的に均一に伸張する。
次に、バルブ94を配管91と配管95とを連通させる状態に切り替える。チャンバ5の内部空間のうち、フィルムFよりも上の上側空間が配管91を介して大気に解放され、上側空間と下側空間とに気圧差が生じる。図9(B)及び図10(B)に示すように、気圧差によってフィルムFが下側空間の側に吸引される。図10(B)は図9(B)のC-C線断面図である。被着体Wに対するフィルムFの密着度が高まり、被着体Wの細かな凹凸にフィルムFが伸びてピッタリと密着する。被着体WがフィルムFによって被覆される。既に述べた通り、本実施形態ではフィルムFの伸び量が被着体Wの部位によって異なることが抑制されるので、この密着の際にもフィルムFの伸び量が部位によって偏ることが抑制される。
なお、フィルムFよりも上の上側空間を加圧する構成をさらに備え、上側空間を加圧することによって被着体WがフィルムFによって被覆する際の上側空間と下側空間の気圧差を大きくする構成としても良い。
次に、フィルムFに被覆された被着体Wを搬出する工程に移る。バルブ93を遮断して、配管90を配管95と連通させ、チャンバ5の下側空間も大気に解放する。図11に示すように、昇降装置12を駆動して上側空間形成部材51を上昇してチャンバ5を開状態とする。テーブル70を搬送装置3と並ぶようにその高さを調整したのち、ローラ70a及び3aを駆動して、被着体Wを被覆装置4から搬送装置3へ搬出する。以上により、被覆作業が終了する。この後、必要に応じて、被着体Wを被覆するフィルムFの余剰部分のトリミングが行われる。
このように本実施形態では、支持面53aを湾曲形状としたことでフィルムFの伸び量が被着体Wの部位によって異なることが抑制される。したがって、皺の発生を防止することができる。
<第二実施形態>
被着体の種類に応じて、支持面53aのプロファイルを変更可能な構造を有していてもよい。図12はその一例を示す図であり、下側部材53R及び上側部材54Rの構成例を示している。ここでは下側部材53R及び上側部材54Rについて説明するが、下側部材53L及び上側部材54Lについても同様である。
図12の例では、下側部材53Rが本体部531Rと交換部532Rとを含む。本体部531Rは下側空間形成部材50に一体的に形成されており、交換部532Rは本体部531Rに対して着脱可能な構造を有している。一例として、図12の構造は、交換部532Rに設けた複数のピン53cが、本体部531Rに設けた複数の孔53dに嵌合する構造である。なお、ピン53cを本体部531Rに設け、孔53dを交換部532Rに設けてもよく、こうした係合構造はピンと孔との構造以外の構造(ボルトによる締結構造等)であってもよい。交換部532Rと本体部531Rとの間には、チャンバ5の内部空間の気密性を向上するシール材を設けてもよい。
交換部532Rには、支持面53aが形成されている。交換部532Rに代えて交換部532R’を用いることができる。交換部532R’には支持面53aと湾曲のプロファイルが異なる支持面53a’が形成され、残りの部分の構成は交換部532Rと同様である。被着体の種類(形状)に応じて、本体部531Rを共用しつつ、交換部532R又は交換部532R’を選択的に用いることができ、被着体の輪郭に適した支持面53aを簡単に得ることが可能となる。
上側部材54Rも同様に本体部541Rと交換部542Rとを含む。本体部541Rは上側空間形成部材51に一体的に形成されており、交換部542Rは本体部541Rに対して着脱可能な構造を有している。一例として、図12の構造は、交換部542Rに複数のねじ穴54cが形成され、本体部541Rに貫通孔54dが形成され、ボルト54eが貫通孔54dを通ってねじ穴54cに螺合する構造である。なお、図12の例はボルト54eを用いて本体部541Rと交換部542RとをZ方向に締結する構造であるが、締結方向をY方向とした構造であってもよい。また、こうした係合構造は他の構造であってもよい。交換部542Rと本体部541Rとの間には、チャンバ5の内部空間の気密性を向上するシール材を設けてもよい。
交換部542Rには、当接面54aが形成されている。交換部542Rに代えて交換部542R’を用いることができる。交換部542R’には当接面54aと湾曲のプロファイルが異なる支持面54a’が形成され、残りの部分の構成は交換部542Rと同様である。交換部542R’の当接面54aのプロファイルは交換部532R’の支持面53aに対応しており、交換部532R’及び交換部542R’は、セットで、交換部532R及び交換部542Rと交換される。被着体の種類(形状)に応じて、本体部531R、541Rを共用しつつ、交換部532Rと交換部542Rの組又は交換部532R’と交換部542R’の組を選択的に用いることができ、被着体の輪郭に適した支持面53a及び当接面54aを簡単に得ることが可能となる。
<第三実施形態>
第一実施形態では、フィルム供給装置2から作業者が手作業でフィルムFを引き出し、被着体W上にフィルムFを搬送して支持面53aにセットするようにしたが(図5、図6)、こうした作業を自動化することもできる。これにより、図3~図11を参照して説明した動作を制御装置10によって全て自動化することができる。
(構成例1)
図13は本実施形態の被覆システム1の概略図であり、図14は被覆システム1をY方向に見た図(フィルム供給装置2と搬送装置3は不図示)である。第一実施形態の被覆システム1と異なる構成について説明する。本実施形態の被覆システム1は、フィルムFの搬送装置25と、押圧装置13とを含む。
搬送装置25は、X方向で、被覆装置4の両側に配置された一対のレール部材253を含む。各レール部材253はY方向に延設されている。各レール部材253にはスライダ252が係合している。スライダ252はレール部材253の案内によってY方向に往復移動する。スライダ252の移動機構としては、リニアモータや、モータを駆動源としたボールねじ機構等を挙げることができる。各スライダ252には上下方向に延びる支持部材251を介して、把持ユニット250が設けられている。把持ユニット250はフィルムFの端部を解除可能に把持する一対の把持部材250aを有し、一対の把持部材250aはモータ等のアクチュエータ(不図示)により開閉する。
押圧装置13は、X方向で、被覆装置4の両側に配置された一対のレール部材133を含む。各レール部材133はY方向に延設されている。各レール部材133にはスライダ132が係合している。スライダ132はレール部材133の案内によってY方向に往復移動する。スライダ132の移動機構としては、リニアモータや、モータを駆動源としたボールねじ機構等を挙げることができる。各スライダ132は、支持軸131を昇降する昇降機構を有している。昇降機構は例えばモータを駆動源としたラックアンドピニオン機構である。支持軸131はZ方向に延設され、その下端部に押圧ローラ130が支持されている。押圧ローラ130はX軸回りに回転自在に支持軸131に支持されている。
下側部材53R、53Lには、それぞれ、X方向の外側に湾曲フレーム134が設けられている。湾曲フレーム134は支持面53aに沿ってZ方向に湾曲しながらY方向に延設されている。湾曲フレーム134の上面は支持面53aよりも僅かに低い位置にある。湾曲フレーム134と押圧ローラ130とは、Z方向に対向しており、準備状態では両者は離間し、押圧段階では支持軸131の降下によって押圧ローラ130が湾曲フレーム134上に降下される。その際、湾曲フレーム134の上面は、押圧ローラ130の転動案内面として機能すると共に押圧反力を受ける反力受け面としても機能する。
図15~図20は搬送装置25及び押圧装置13の動作説明図であり、第一実施形態の図5、図6の工程に相当する。
図15及び図16はフィルムFを被着体W上に搬送する工程を示している。各把持ユニット250によってフィルムFの端部を把持した状態で、各スライダ252をY方向に移動すると、フィルムFがフィルム供給装置2から水平に引き出される。
次に、押圧装置13によってフィルムFを支持面53aに押し付ける工程に移る。図17及び図18を参照する。図18は図17のD-D線断面図に相当する。各支持軸131を降下させ、各押圧ローラ130を湾曲フレーム134上に降下する。フィルムFの端部FR、FLは、それぞれ、対応する押圧ローラ130と湾曲フレーム134との間に挟まれる。フィルムFは支持面53aのY方向の中央部において支持面53aに押し付けられる。その後、把持ユニット250によるフィルムFの把持を解除する。
次に、図19に示すように支持軸131の降下によって押圧ローラ130を降下させながら、スライダ132をY方向に移動することで、フィルムFを挟んで押圧ローラ130を湾曲フレーム134上で転動させる。これにより、フィルムFは支持面53aのY方向の中央部から壁部56の支持面53bに渡って支持面53a及び支持面53bに押し付けられる。次に、押圧ローラ130を図17の位置に戻し、カッタ24でフィルムFをカットした後、図20に示すように支持軸131の降下によって押圧ローラ130を降下させながら、スライダ132をY方向に移動することで、フィルムFを挟んで押圧ローラ130を湾曲フレーム134上で転動させる。これにより、フィルムFは支持面53aのY方向の中央部から壁部55の支持面53bに渡って支持面53a及び支持面53bに押し付けられる。
以上により、第一実施形態の図7の段階と同様に、フィルムFが支持面53a及び53bに貼り付けられた状態となって、下側空間形成部材50の天部を塞いだ状態となる。以降の作業工程は第一実施形態と同様である。
(構成例2)
図21及び図22はフィルムFを被着体W上に搬送する別の構成例を示す。なお、これらの図では被着体Wの図示が省略され、また、図21では下側空間形成部材50の下側部材53Rの輪郭のみが破線で示されている。
構成例1では、フィルムFを水平に引き出す→押圧ローラ130で押し付ける、という二段階の工程を踏んだが、本構成例ではフィルムFを支持面53aに沿って搬送する。
搬送装置14は、X方向で、被覆装置4の両側に配置された下側ローラ列140と上側ローラ列141と駆動ユニット143とを含む。下側ローラ列140は支持面53aに沿って配列された複数のローラR1を含み、上側ローラ列141は支持面53aに沿って配列された複数のローラR2を含む。
駆動ユニット143は各ローラR1及びローラR2を回転自在に支持すると共に、駆動源としてモータ140a及び141aを備える。モータ140aは複数のローラR1のうちの一のローラR1を駆動ローラとして回転し、他のローラR1はOリングO1を介して駆動力が伝達されて従動回転する。同様に、モータ141aは複数のローラR2のうちの一のローラR2を駆動ローラとして回転し、他のローラR2はOリングO2を介して駆動力が伝達されて従動回転する。なお、図21ではOリングO1及びO2の図示が省略されている。
図23(A)は一方の下側ローラ列140の平面図であり、OリングO1の配設態様を示している。なお、他方の下側ローラ列140も同様の構成である。隣接する2つのローラR1間に一つのOリングO1が巻き回されている。下側ローラ列140の各ローラR1のうち、Y方向で両端部に位置する2つのローラR1以外の各ローラR1には2つのOリングO1が巻き回されている。
図23(B)は一方の上側ローラ列141の平面図であり、OリングO2の配設態様を示している。なお、他方の上側ローラ列141も同様の構成である。隣接する2つのローラR2間に一つのOリングO2が巻き回されている。上側ローラ列141の各ローラR2のうち、Y方向で両端部に位置する2つのローラR2以外の各ローラR2には2つのOリングO2が巻き回されている。
フィルム供給装置2から送り出されるフィルムFは、そのX方向の端部(FR、FL)がそれぞれ、下側ローラ列140と上側ローラ列141とに挟持されつつ、Y方向に搬送される。より具体的に述べると、フィルムFは、そのX方向の端部が、下側ローラ列140のOリングO1と上側ローラ列141のOリングO2とに挟まれるようにして、Y方向に搬送される。
下側ローラ列140と上側ローラ列141との搬送経路は、支持面53aに沿いながら、支持面53aよりも僅かに高い位置に設計されている。本構成例の場合、フィルムFが被着体W上に搬送された後、第一実施形態の図8(A)及び図8(B)に例示したように、チャンバ5を閉状態にすることで、フィルムFが支持面53a上に支持され、フィルムFの形態が図8(A)及び図8(B)に例示した形態となる。以降の作業工程は第一実施形態と同様である。
なお、本構成例では、フィルムFをOリングO1とOリングO2とで挟むようにして搬送する構成としたが、OリングO1及びO2を用いずに、ローラR1及びR2で直接フィルムFを搬送する構成も採用可能である。
(構成例3)
図24及び図25はフィルムFを被着体W上に搬送する更に別の構成例を示す。構成例1では、フィルムFを水平に引き出す→押圧ローラ130で押し付ける、という二段階の工程を踏んだが、本構成例でも構成例2と同様にフィルムFを支持面53aに沿って搬送する。なお、これらの図では被着体Wの図示が省略され、また、図24では下側空間形成部材50の下側部材53Rの輪郭のみが破線で示されている。
搬送装置15は、X方向で、被覆装置4の両側に配置されたレール部材150を備える。レール部材150は無端の案内軌道(循環軌道)を形成するように構成されており、その案内軌道の一部(上側部分)は支持面53aに沿って湾曲したプロファイルを有している。
各レール部材150には複数の把持ユニット151が係合している。本実施形態の場合、一つのレール部材150について5つの把持ユニット151が係合している。5つの把持ユニット151を区別する場合は、把持ユニット151A~151Eと表記する。各把持ユニット151は、フィルムFの端部を解除可能に把持する一対の把持部材151aを有する。一対の把持部材250aはモータ等のアクチュエータ(不図示)により、図25に矢印で示すようにY軸回りに回動されて開閉する。図24及び図25では一対の把持部材151aが開状態(把持解除状態)の場合を示している。
把持ユニット151は、駆動ユニット152によってレール部材150に沿って循環的に移動される。駆動ユニット152は例えばモータを駆動源としたチェーン機構であり、無端のチェーンに各把持ユニット151が取り付けられる。本実施形態の場合、各把持ユニット151は図26で見て反時計回りに循環的に移動する。
図26~図30は搬送装置15の動作説明図である。被覆装置4の両側に配置された各駆動ユニット152は、同期的に動作する。図26及び図27は、先頭の把持ユニット151AがフィルムFを把持した状態を示す。把持ユニット151AがフィルムFを把持する位置に移動した後、その一対の把持部材151aが閉状態(把持状態)に回動されることでフィルムFを把持する。左右の把持ユニット151Aのうちの一方が、フィルムFの端部FRを把持し、他方が端部FLを把持する。
各把持ユニット151が移動され、図28は、二番目の把持ユニット151BがフィルムFを把持した状態を示す。このように各把持ユニット151が移動しながら順次フィルムFを把持する。図29は四番目の把持ユニット151DがフィルムFを把持した状態を示し、図30はフィルムFがカッタ24で切断され、また、五番目の把持ユニット151EがフィルムFを把持した状態を示す。
図30の段階でフィルムFの搬送が完了する。フィルムFは、支持面53aに沿って湾曲した態様で、支持面53aよりも僅かに高い位置において把持ユニット151A~151Eによって保持される。本構成例の場合、フィルムFが被着体W上に搬送された後、第一実施形態の図8(A)及び図8(B)に例示したように、チャンバ5を閉状態にすることで、フィルムFが支持面53a上に支持され、フィルムFの形態が図8(A)及び図8(B)に例示した形態となる。以降の作業工程は第一実施形態と同様であり、当該作業工程中に各把持ユニット151の把持が解除され、これらは図24の位置に戻される。
<第四実施形態>
上記各実施形態では、被覆装置4を真空成形方式の被覆装置として説明したが、フィルムFの成形時(被覆時)にチャンバ5内を減圧しない方式も採用可能である。すなわち、図9(A)及び図10(A)に例示した、フィルムFに対して被着体Wを押し上げる段階で被覆工程を終了する方式であってもよい。或いは、被覆装置4を真空成形方式の被覆装置とするものの、図9(A)及び図10(A)に例示した、フィルムFに対して被着体Wを押し上げる段階を省略し、図9(B)及び図10(B)に例示した、気圧差によってフィルムFを被着体Wに被覆する工程を行う方式であってもよい。
上記各実施形態では、当接面54aを支持面53aに沿って湾曲した面で構成したが、当接面54aの形態はこれに限られない。当接面54aは、支持面53aと共にフィルムFを挟持できればよく、Y方向に不連続で、離間して形成された面であってもよい。この構成例で真空形成方式を利用する場合は別の構成によってチャンバ5の内部空間の気密性を確保すればよい。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
4 被覆装置、52 支持構造、52R 右側支持構造、52L 左側支持構造、53R 下側部材、53L 下側部材、54R 上側部材、54L 上側部材、53a 支持面

Claims (16)

  1. 被着体上にフィルムを支持する支持手段を備え、前記支持手段によって支持された前記フィルムにより前記被着体を被覆する被覆装置であって、
    前記支持手段は、
    前記被着体の両側に位置するように、第一の方向に離間して配置された第一の支持手段及び第二の支持手段を含み、
    前記第一の支持手段は、前記フィルムの前記第一の方向における第一の端部を上下に挟む第一の下側部材及び第一の上側部材を備え、
    前記第二の支持手段は、前記フィルムの前記第一の方向における前記第一の端部と反対側の第二の端部を上下に挟む第二の下側部材及び第二の上側部材を備え、
    前記第一の下側部材及び前記第二の下側部材は、それぞれ、
    下側本体部と、
    上下方向に湾曲しながら前記第一の方向と交差する第二の方向に延設され、前記フィルムを下側から支持する支持面を有し、前記下側本体部に対して着脱可能な下側交換部と、を備える
    ことを特徴とする被覆装置。
  2. 請求項1に記載の被覆装置であって、
    前記支持面は、前記被着体の輪郭に沿って上下方向に湾曲している、
    ことを特徴とする被覆装置。
  3. 請求項1に記載の被覆装置であって、
    前記第一の上側部材及び前記第二の上側部材は、それぞれ、対応する前記支持面に沿って上下方向に湾曲しながら前記第二の方向に延設され、前記フィルムに上側から当接する当接面を有する、
    ことを特徴とする被覆装置。
  4. 請求項に記載の被覆装置であって、
    記第一の上側部材及び前記第二の上側部材は、それぞれ、
    上側本体部と、
    前記上側本体部に対して着脱可能な上側交換部と、を備え、
    記当接面は、前記上側交換部によって形成される、
    ことを特徴とする被覆装置。
  5. 請求項1に記載の被覆装置であって、
    フィルム供給装置から前記被着体上に前記フィルムを、前記第二の方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送された前記フィルムを、前記支持面に押し付ける押圧手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする被覆装置。
  6. 請求項1に記載の被覆装置であって、
    フィルム供給装置から前記被着体上に前記フィルムを、前記支持面に沿って前記第二の方向に搬送する搬送手段を備える、
    ことを特徴とする被覆装置。
  7. 請求項に記載の被覆装置であって、
    前記搬送手段は、
    前記フィルムを把持する把持手段と、
    前記支持面に沿って前記把持手段の移動を案内するレールと、を含む、
    ことを特徴とする被覆装置。
  8. 請求項に記載の被覆装置であって、
    前記搬送手段は、
    前記支持面に沿って配置された複数のローラ、を含む、
    ことを特徴とする被覆装置。
  9. 請求項1に記載の被覆装置であって、
    前記フィルムを境にして、上側空間と、前記被着体が収容される下側空間とを形成するチャンバと、
    前記フィルムを加熱する加熱手段と、
    前記上側空間及び前記下側空間の気圧を調整する気圧調整手段と、
    前記被着体を昇降する昇降手段と、を備え、
    前記チャンバは、
    前記第一の下側部材及び前記第二の下側部材を有し、前記下側空間を形成する下側空間形成部材と、
    前記下側空間形成部材に対して昇降され、前記第一の上側部材及び前記第二の上側部材を有し、前記上側空間を形成する上側空間形成部材と、を備える、
    ことを特徴とする被覆装置。
  10. フィルム供給装置から被着体上にフィルムを、搬送方向に搬送する搬送手段と、前記被着体上に前記フィルムを支持する支持手段と、を備え、前記支持手段によって支持された前記フィルムにより前記被着体を被覆する被覆装置であって、
    前記支持手段は、
    前記被着体の両側に位置するように、前記搬送方向と交差する第一の方向に離間して配置された第一の支持手段及び第二の支持手段を含み、
    前記第一の支持手段は、前記フィルムの前記第一の方向における第一の端部を上下に挟む第一の下側部材及び第一の上側部材を備え、
    前記第二の支持手段は、前記フィルムの前記第一の方向における前記第一の端部と反対側の第二の端部を上下に挟む第二の下側部材及び第二の上側部材を備え、
    前記第一の下側部材及び前記第二の下側部材は、それぞれ、上下方向に湾曲しながら前記搬送方向に延設され、前記フィルムを下側から支持する支持面を有
    前記被覆装置は、
    前記搬送手段によって搬送された前記フィルムを、前記支持面に押し付ける押圧手段をさらに備える、
    ことを特徴とする被覆装置。
  11. 請求項10に記載の被覆装置であって、
    前記支持面は、前記被着体の輪郭に沿って上下方向に湾曲している、
    ことを特徴とする被覆装置。
  12. 請求項10に記載の被覆装置であって、
    前記第一の上側部材及び前記第二の上側部材は、それぞれ、対応する前記支持面に沿って上下方向に湾曲しながら前記搬送方向に延設され、前記フィルムに上側から当接する当接面を有する、
    ことを特徴とする被覆装置。
  13. 請求項12に記載の被覆装置であって、
    前記第一の下側部材及び前記第二の下側部材は、それぞれ、
    下側本体部と、
    前記下側本体部に対して着脱可能な下側交換部と、を備え、
    前記第一の上側部材及び前記第二の上側部材は、それぞれ、
    上側本体部と、
    前記上側本体部に対して着脱可能な上側交換部と、を備え、
    前記支持面は、前記下側交換部によって形成され、
    前記当接面は、前記上側交換部によって形成される、
    ことを特徴とする被覆装置。
  14. 請求項10に記載の被覆装置であって、
    前記搬送手段は、
    前記フィルムを把持する把持手段と、
    前記支持面に沿って前記把持手段の移動を案内するレールと、を含む、
    ことを特徴とする被覆装置。
  15. 請求項10に記載の被覆装置であって、
    前記搬送手段は、
    前記支持面に沿って配置された複数のローラ、を含む、
    ことを特徴とする被覆装置。
  16. 請求項10に記載の被覆装置であって、
    前記フィルムを境にして、上側空間と、前記被着体が収容される下側空間とを形成するチャンバと、
    前記フィルムを加熱する加熱手段と、
    前記上側空間及び前記下側空間の気圧を調整する気圧調整手段と、
    前記被着体を昇降する昇降手段と、を備え、
    前記チャンバは、
    前記第一の下側部材及び前記第二の下側部材を有し、前記下側空間を形成する下側空間形成部材と、
    前記下側空間形成部材に対して昇降され、前記第一の上側部材及び前記第二の上側部材を有し、前記上側空間を形成する上側空間形成部材と、を備える、
    ことを特徴とする被覆装置。
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