JP7521202B2 - 密閉容器 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋、より詳しくは、ビン等の容器に取り付けて容器を密閉するための蓋に関する。この蓋を備えた密閉容器についても言及する。
洗剤、調味料等の粉体あるいは粒体は、各種材質からなる容器に収容されて流通している。
粉体および粒体は、空気中の水分を吸収すると固まり、使用に支障が出る場合があるため、容器の密閉性を保持することが重要である。
特許文献1には、容器に取り付けるヒンジキャップが記載されている。上蓋を開けることにより、キャップを容器から外さずに中身を出すことができ、使用後は、上蓋を閉じることで容器内部を密閉できるため、利便性に優れている。
特開2008-110771号公報
内容物が特に吸湿しやすい等の場合、使用前の密閉状態をより確実にするために、容器の開口がシール材等により塞がれることがある。
しかし、特許文献1に記載のヒンジキャップは、取り付けた状態において一部が容器の内部に進入する構成となっているため、開口がシール材で覆われた容器に取り付けることはできない。
上記事情を踏まえ、本発明は、開口がシール材で覆われた容器にも装着でき、シール材の除去後も密閉性に優れる密閉容器を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様は、天面と、天面から下方に突出する第一リングと、天面から下方に突出し、第一リングに囲まれている第二リングとを備えた蓋と、上部に開口を有し、前記上部に蓋が装着される容器本体と、を備えた密閉容器である。
第二リングは、天面から離れるにつれて薄くなっており、第一リングは、先端に近づくにつれて内径が拡大する拡径内面を有する。
前記第一リングの拡径内面は、前記蓋を前記容器本体の上部に装着した状態で、前記容器本体の上側面と外周面との接続部位である角部と接触し、前記角部と前記拡径内面とが前記角部の全周にわたって接触する。
本発明の密閉容器は、開口がシール材で覆われた容器にも装着でき、シール材の除去後も密閉性に優れる。
本発明の一実施形態に係る密閉容器の斜視図である。 同密閉容器に係る容器本体であって、蓋が装着されていない状態を示す図である。 同蓋の底面図である。 同蓋の断面図である。 同密閉容器の使用時の一過程を示す図である。 同密閉容器の使用時の一過程を示す図である。 本発明の変形例に係る密閉容器の上部断面図である。
本発明の一実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る密閉容器1の斜視図である。密閉容器1は、容器本体10と、容器本体10に取り付けられる蓋50とを備えている。
容器本体10の材質や形状には特に制限はない。材質としては、ガラス、各種樹脂、陶磁器等を例示できる。
図2に、蓋50を取り外した容器本体10を示す。容器本体10は上部に開口11を有し、内部に内容物Cが収容されているが、使用前の状態において内容物Cの品質を良好に保持するため、開口11にシール材12が取り付けられて塞がれている。
シール材12は、ヒートシールや超音波溶着等により、容器本体10に接合されている。容器本体10は、上部側面に多条ネジ等の係合機構を有し、蓋50を装着できるように構成されている。
図3に、蓋50の底面図を示す。蓋50の天面51には、第一リング60および第二リング70が下方に突出して設けられている。第二リング70の外径は第一リング60の内径よりも小さく、第二リング70が第一リング60に囲まれている。
蓋50の内側面には、容器本体10の係合機構と係合可能なネジ部52が設けられている。
図4に、蓋50の断面図を示す。断面形状は概ね左右対称であるため、図4では片側のみ示す。第一リング60の内径は、下方の先端61に近づくにつれて徐々に大きくなっているが、外径は概ね不変である。これにより、第一リング60の断面形状は、図4に示すように、先端部に斜面62を有する。斜面62は、第一リング60の内周面63と外周面64とを接続する拡径内面である。
斜面62と内周面63との接続部62aにおける第一リング60の内径は、容器本体10上部の外径よりも小さい。斜面62と外周面64との接続部62bにおける第一リング60の内径は、容器本体10上部の外径よりも大きい。
接続部62aよりも天面51側における第一リング60の肉厚(内径と外径との差)は、例えば0.6mm以下である。天面51の第一リング60の突出長さは、例えば1mm以上4mm以下である。
第二リング70は、天面51に近い基部71と、基部71上に位置する易変形部72とを有する。第二リング70の径方向において、易変形部72の最大寸法は、基部71の最小寸法よりも小さい。これにより、易変形部72は基部71よりも変形しやすく構成されている。易変形部72により構成される第二リング70の先端73における第二リング70の直径は、容器本体10上部の内径よりも大きく、かつ容器本体10上部の外径よりも小さい。
上記構成により、第二リング70は、先端73に近づくに内径および外径が減少しており、天面51から離れるにつれて肉薄になっている。
上記の様に構成された密閉容器1の使用時の動作について説明する。
容器本体10に内容物Cが充填された後、シール材12が開口11に取り付けられる。これにより、開口11がシール材12により密封され、消費者が開封するまで内容物Cの品質低下が抑制される。
次に、シール材12が取り付けられた容器本体10に、蓋50が装着される。蓋50の装着は、容器本体10の係合機構に蓋50のネジ部52を係合させることにより行われる。
図5に、蓋50が装着された状態の密閉容器1の上部断面を示す。有底円筒状の基本形状を有する蓋50は、有底円筒状の基本形状を有する容器本体10に対し、略同軸状態で装着される。蓋50の第一リング60および第二リング70は、シール材12と接触する。
密閉容器1を入手した使用者は、使用に際し、蓋50を容器本体10から取り外し、容器本体10からシール材12を取り外す。これにより、開口11が開放され、内容物Cを取り出せる。使用後、使用者は、シール材12を取り外した容器本体10に蓋50を装着する。
図6に、シール材12を取り外した容器本体10に蓋50が装着された状態の密閉容器1の上部断面を示す。
シール材12が除去された後は、第一リング60および第二リング70が容器本体10と直接接触する。
上述した寸法関係により、第一リング60の接続部62aは、必ず容器本体10の上側面10a上に位置し、接続部62bは、必ず容器本体10上部の外周面10bよりも外側に位置する。したがって、蓋50を装着する際に容器本体10の上方から容器本体10に接近する第一リング60の斜面62は、いずれかの部位において必ず上側面10aと外周面10bとの接続部位である角部10cと接触し、角部10cと斜面62とが全周にわたり接触する。その結果、蓋50により容器本体10の開口11が確実に密閉され、シール材12を除去した後でも内容物Cの品質低下が好適に抑制される。
さらに、上述した寸法関係により、第二リング70の先端73は、全周にわたり容器本体10の上側面10aと接触する。先端73は易変形部72の一部であるため、第二リング70の天面51からの突出長が蓋50の周方向において若干ばらついているような場合であっても、蓋50と容器本体10とを十分係合させることにより、易変形部72を変形させてこのばらつきを吸収し、先端73を全周にわたり上側面10aと接触させることができる。
以上説明したように、本実施形態の蓋50は、斜面62を有する第一リング60と、易変形部72を有する第二リング70とを備える。したがって、上記の寸法関係を満たす上部を有する容器本体に装着することにより、第一リング60および第二リング70が全周にわたり容器本体と接触し、容器本体の内部を確実に密閉できる密閉容器を構成できる。
シール材が厚い等の場合、シール材の除去前後において容器本体の上端の位置が大きく変化する結果、第一リング60と容器本体との接触が不十分となって密閉が不十分になる可能性がある。しかし、蓋50においては、第二リング70が易変形部72を有するため、蓋50と容器本体10とを十分係合させて易変形部72を変形させることにより、上端の位置変化量を吸収できる。すなわち、第二リング70の易変形部72は、第二リング自体による密閉を確実にするだけでなく、第一リング60による密閉の確実性も向上させる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせなども含まれる。以下にいくつか変更を例示するが、これらはすべてではなく、それ以外の変更も可能である。これらの変更が2以上適宜組み合わされてもよい。
・第二リングが基部を有さず、易変形部のみで構成されてもよい。
・第二リングにおいて、基部と易変形部とが異なる材料で形成されてもよい。易変形部として好適に機能させるためには、例えば易変形部の肉厚と同じ厚さの試験片で測定したヤング率が2.0GPa以下であることが好ましく、これを踏まえて材質や寸法を設定すればよい。
・蓋の天面に、内容物を取り出すための穴が設けられてもよい。図7に示す変形例の蓋50Aは、天面51に穴80を有し、穴を塞ぐためのキャップ81が着脱可能に取り付けられる。キャップ81は、特許文献1に記載のヒンジキャップのように、図示しないヒンジによって蓋50Aと接続されている。
このように、本発明の蓋は、ヒンジキャップとして構成することもできる。この場合、特許文献1に記載のヒンジキャップと異なり、開口内に蓋の一部が進入しないため、容器本体がシール材で密封されていても装着できる。
ヒンジキャップにおいて、穴80の周囲は、変形しやすい蓋50Aとキャップ81とが接触するため、密閉を確保しやすい。しかし、キャップ81が穴80を密閉していても、蓋と容器本体との密閉が不十分であると内容物が十分に保護されないため、本発明の蓋の構造が有用である。
・第一リングの先端が、蓋の径方向外側に向いており、先端に近づくにつれて拡径する構成でもよい。
・第一リングの拡径内面において、内径の増加態様は一定でなくてもよい。この場合、拡径内面の断面形状は、斜面ではなく曲面状になるが、第一リングは、全周にわたり角部と接触し、同様の効果を奏する。
・蓋と容器本体との係合態様は、上述したスクリュー式に限られず、嵌合方式等の他の態様であってもよい。
・密閉容器に収容される内容物は、粉体及び粒体には限定されない。例えば、液体に適用することで、内容物が蓋と容器本体との隙間から漏れることを好適に抑制できる。
1 密閉容器
10 容器本体
11 開口
12 シール材
50、50A 蓋
60 第一リング
62 斜面(拡径内面)
70 第二リング

Claims (4)

  1. 天面と、
    前記天面から下方に突出する第一リングと、
    前記天面から下方に突出し、前記第一リングに囲まれている第二リングと、
    を備え、
    前記第二リングは、前記天面から離れるにつれて薄くなっており、
    前記第一リングは、先端に近づくにつれて内径が拡大する拡径内面を有する、
    と、
    上部に開口を有し、前記上部に蓋が装着される容器本体と、
    を備え、
    前記第一リングの拡径内面は、前記蓋を前記容器本体の上部に装着した状態で、前記容器本体の上側面と外周面との接続部位である角部と接触し、
    前記角部と前記拡径内面とが前記角部の全周にわたって接触する、
    密閉容器。
  2. 前記第二リングは、前記天面に近い基部と、前記基部上に位置する易変形部と、を有し、
    前記第二リングの径方向において前記易変形部の最大寸法が前記基部の最小寸法よりも小さいことで、前記易変形部が前記基部よりも変形しやすく構成され、
    前記易変形部は、前記蓋を前記容器本体の上部に装着した状態で、前記容器本体の上側面に接触する請求項1に記載の密閉容器。
  3. 前記第一リングの最小内径は、前記容器本体の上部の外径よりも小さく、
    前記第一リングの先端における内径は、前記容器本体の上部の外径よりも大きく、
    前記第二リングの先端における直径は、前記容器本体の上部の開口の直径よりも大きく、かつ前記容器本体の上部の外径よりも小さい、
    請求項1又は請求項2に記載の密閉容器。
  4. 前記容器本体の開口がシール材により密封されている、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の密閉容器。
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