JP7508764B2 - 超接合炭化珪素半導体装置および超接合炭化珪素半導体装置の製造方法 - Google Patents
超接合炭化珪素半導体装置および超接合炭化珪素半導体装置の製造方法 Download PDFInfo
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Description
本発明にかかる超接合半導体装置60は、ワイドバンドギャップ半導体を用いて構成される。実施の形態1においては、ワイドバンドギャップ半導体として例えば炭化珪素(SiC)を用いて作製(製造)された炭化珪素半導体装置について、超接合MOSFETを例に説明する。図1は、実施の形態1にかかる超接合半導体装置の構造を示す断面図である。また、図2は、実施の形態1にかかる超接合半導体装置の構造を示す平面図である。図1には、2つの単位セル(素子の機能単位)のみを示し、これらに隣接する他の単位セルを図示省略する。図1に示す超接合半導体装置は、炭化珪素からなる半導体基体(炭化珪素基体:半導体チップ)のおもて面(p型ベース領域6側の面)側にMOS(Metal Oxide Semiconductor)ゲートを備えた超接合MOSFETである。以下の図中において、n1,n2,n3,n4,n5等は、層や領域がn型であることを意味し、不純物濃度はn1≦n2≦n3≦n4≦n5となっている。p1,p2,p3,p4,p5等も、同様に層や領域がp型であることを意味し、不純物濃度はp1≦p2≦p3≦p4≦p5となっている。
n1×Wn1≒p1×Wp1
が成り立つ。この際、p型ピラー領域3の不純物濃度p1をわずかに大きくして、p型の不純物をわずかに多くすることが好ましい。
次に、実施の形態1にかかる超接合半導体装置60の製造方法について説明する。図3~図5は、実施の形態1にかかる超接合半導体装置60の製造途中の状態を示す断面図である。まず、炭化珪素からなるn++型半導体基板1を用意する。次に、n++型半導体基板1のおもて面に、n++型半導体基板1より不純物濃度の低い低濃度n型ドリフト層21をエピタキシャル成長させる。このとき、例えば、低濃度n型ドリフト層21の不純物濃度が2.5×1015/cm3、膜厚40μmとなるようにn型不純物をドーピングさせてエピタキシャル成長させてもよい。
次に、実施の形態2にかかる超接合半導体装置61について説明する。図9は、実施の形態2にかかる超接合半導体装置の構造を示す断面図である。図9に示すように、実施の形態2にかかる超接合半導体装置61は、実施の形態1にかかる超接合半導体装置60に対し、高濃度p型ピラー領域5を設けた構造である。
n1×Wn1≒p1×(Wp1-Wp2)+p2×Wp2
が成り立つ。この際、p型ピラー領域3の不純物濃度p1または高濃度p型ピラー領域5の不純物濃度p2をわずかに大きくして、p型の不純物をわずかに多くすることが好ましい。
次に、実施の形態2にかかる超接合半導体装置61の製造方法について説明する。まず、実施の形態1と同様に、第1トレンチ30と第2トレンチ31内にp型の不純物を埋め込むことで、p型ピラー領域3およびp型ベース領域6をエピタキシャル成長させ、成長後、高濃度n型ドリフト層23」2の表面と同じ高さになるまで、p型ベース領域6の表面を研磨する工程まで行う(図4参照)。
次に、実施の形態3にかかる超接合半導体装置62について説明する。図14~図17は、実施の形態3にかかる超接合半導体装置の構造を示す断面図である。図14は、実施の形態3にかかる超接合半導体装置の構造を示す図18のA-B断面図である。図15は、実施の形態3にかかる超接合半導体装置の構造を示す図18のC-D断面図である。図16は、実施の形態3にかかる超接合半導体装置の構造を示す図18のE-F断面図である。図17は、実施の形態3にかかる超接合半導体装置の構造を示す図18のG-H断面図である。図18は、実施の形態3にかかる超接合半導体装置の構造を示す平面図である。
n1×Wn1≒p1×Wp1
が成り立つ。この際、p型ピラー領域3の不純物濃度p1をわずかに大きくして、p型の不純物をわずかに多くすることが好ましい。
実施の形態3にかかる超接合半導体装置62の製造方法は、実施の形態1にかかる超接合半導体装置61の製造方法において、p型ピラー領域3が形成される第2トレンチ31を、p型ベース領域6が形成される第1トレンチ30と直交させることで形成される。
次に、実施の形態4にかかる超接合半導体装置63について説明する。図19は、実施の形態4にかかる超接合半導体装置の構造を示す図23のA-B断面図である。図20は、実施の形態4にかかる超接合半導体装置の構造を示す図23のC-D断面図である。図21は、実施の形態4にかかる超接合半導体装置の構造を示す図23のE-F断面図である。図22は、実施の形態4にかかる超接合半導体装置の構造を示す図23のG-H断面図である。図23は、実施の形態4にかかる超接合半導体装置の構造を示す平面図である。
n1×Wn1≒p1×(Wp1-Wp2)+p2×Wp2
が成り立つ。この際、p型ピラー領域3の不純物濃度p1または高濃度p型ピラー領域5の不純物濃度p2をわずかに大きくすることが好ましい。
実施の形態4にかかる超接合半導体装置63の製造方法は、実施の形態2にかかる超接合半導体装置61の製造方法において、p型ベース領域6が形成される第1トレンチ30を、p型ピラー領域3が形成される第2トレンチ31と直交させ、上部高濃度p型ピラー領域52が形成される第3トレンチ40を、下部高濃度p型ピラー領域51が形成される第4トレンチ41と直交させることで形成される。
次に、実施の形態5にかかる超接合半導体装置64について説明する。図24は、実施の形態5にかかる超接合半導体装置の構造を示す図26のA-B断面図である。また、図25は、実施の形態5にかかる超接合半導体装置の構造を示す図26のC-D断面図である。また、図26は、実施の形態5にかかる超接合半導体装置の構造を示す平面図である。図24には、2つの単位セル(素子の機能単位)のみを示し、これらに隣接する他の単位セルを図示省略する。図24に示す超接合半導体装置64は、炭化珪素からなる半導体基体(炭化珪素基体:半導体チップ)のおもて面(p型ベース領域6側の面)側にMOS(Metal Oxide Semiconductor)ゲートを備えた超接合MOSFETである。
n1×Wn1≒p1×Wp1
が成り立つ。この際、p型ピラー領域3の不純物濃度p1をわずかに大きくして、p型の不純物をわずかに多くすることが好ましい。
次に、実施の形態5にかかる超接合半導体装置64の製造方法について説明する。まず、炭化珪素からなるn++型半導体基板1を用意する。次に、n++型半導体基板1のおもて面に、n++型半導体基板1より不純物濃度の低い低濃度n型ドリフト層21をエピタキシャル成長させる。このとき、例えば、低濃度n型ドリフト層21の不純物濃度が2.5×1015/cm3、膜厚tn4が40μmとなるようにn型不純物をドーピングさせてエピタキシャル成長させてもよい。
次に、実施の形態6にかかる超接合半導体装置65について説明する。図27は、実施の形態6にかかる超接合半導体装置の構造を示す図31のA-B断面図である。また、図28は、実施の形態6にかかる超接合半導体装置の構造を示す図31のC-D断面図である。また、図29は、実施の形態6にかかる超接合半導体装置の構造を示す図31のE-F断面図である。また、図30は、実施の形態6にかかる超接合半導体装置の構造を示す図31のG-H断面図である。また、図31は、実施の形態6にかかる超接合半導体装置の構造を示す平面図である。
n1×Wn1≒p1×Wp1
が成り立つ。この際、p型ピラー領域3の不純物濃度p1をわずかに大きくして、p型の不純物をわずかに多くすることが好ましい。
実施の形態6にかかる超接合半導体装置65の製造方法は、実施の形態6にかかる超接合半導体装置65の製造方法において、p型ピラー領域3が形成される第2トレンチ31を、p型ベース領域6が形成される第1トレンチ30と直交させることで形成される。
2、102 n型ドリフト層
21 低濃度n型ドリフト層
22 中濃度n型ドリフト層
23 高濃度n型ドリフト層
3、103 p型ピラー領域
4、104 n型ピラー領域
5 高濃度p型ピラー領域
51 下部高濃度p型ピラー領域
52 上部高濃度p型ピラー領域
6、106 p型ベース領域
7、107 n+型ソース領域
8 p+型コンタクト領域
9、109 ゲート絶縁膜
10、110 ゲート電極
11、111 層間絶縁膜
12、112 ソース電極
13、113 裏面電極
19、119 並列pn領域
30 第1トレンチ
31 第2トレンチ
32 溝
40 第3トレンチ
41 第4トレンチ
60、61、62、63、64、65、160 超接合半導体装置
Claims (11)
- 第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板のおもて面に設けられた、前記半導体基板より低不純物濃度の第1導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層に設けられた第1トレンチと、
前記第1半導体層の表面に設けられた、底部が前記第1トレンチと連続する、前記第1トレンチより幅が広い第2トレンチと、
前記第1トレンチの内側に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
前記第2トレンチの内側に設けられた第2導電型の第3半導体領域と、
前記第3半導体領域の内部に設けられた、前記第1半導体層よりも不純物濃度の高い第1導電型の第4半導体領域と、
前記第4半導体領域と前記第1半導体層とに挟まれた前記第3半導体領域の表面上の少なくとも一部にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
前記第4半導体領域と前記第3半導体領域の表面に設けられた第1電極と、
前記半導体基板の裏面に設けられた第2電極と、
を備え、
前記第1半導体層は、前記半導体基板より低不純物濃度の低濃度第1半導体層と、前記半導体基板より低不純物濃度で前記低濃度第1半導体層より高不純物濃度の中濃度第1半導体層と、前記中濃度第1半導体層より高不純物濃度の高濃度第1半導体層とから構成され、前記低濃度第1半導体層は前記中濃度第1半導体層より厚く、前記第1トレンチの側壁は、前記中濃度第1半導体層および前記高濃度第1半導体層に接することを特徴とする超接合炭化珪素半導体装置。 - 前記第2半導体領域と前記第3半導体領域に設けられた第3トレンチと、
前記第3半導体領域の表面に設けられた、底部が前記第3トレンチと連続する、前記第3トレンチより幅が広い第4トレンチと、
前記第3トレンチの内側に設けられた、前記第2半導体領域よりも不純物濃度の高い第2導電型の第5半導体領域と、
前記第4トレンチの内側に設けられた、前記第3半導体領域よりも不純物濃度の高い第2導電型の第6半導体領域と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の超接合炭化珪素半導体装置。 - 前記第2半導体領域および前記第3半導体領域は、矩形の形状を有し、
前記第2半導体領域の長手方向と前記第3半導体領域の長手方向は直交することを特徴とする請求項1に記載の超接合炭化珪素半導体装置。 - 前記第2半導体領域、前記第3半導体領域、前記第5半導体領域および前記第6半導体領域は、矩形の形状を有し、
前記第2半導体領域の長手方向と前記第3半導体領域の長手方向は直交し、前記第5半導体領域の長手方向と前記第6半導体領域の長手方向は直交することを特徴とする請求項2に記載の超接合炭化珪素半導体装置。 - 第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板より低不純物濃度の第1導電型の第1半導体層を形成する第1工程と、
前記第1半導体層に第1トレンチと、前記第1半導体層の表面に底部が前記第1トレンチと連続する、前記第1トレンチより幅が広い第2トレンチを形成する第2工程と、
前記第1トレンチの内側と前記第2トレンチの内側にエピタキシャル成長により、第2導電型の第2半導体領域と第2導電型の第3半導体領域を形成する第3工程と、
前記第3半導体領域の内部に、前記第1半導体層よりも不純物濃度の高い第1導電型の第4半導体領域を形成する第4工程と、
前記第4半導体領域と前記第1半導体層とに挟まれた前記第3半導体領域の表面上の少なくとも一部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第5工程と、
前記第4半導体領域と前記第3半導体領域の表面に第1電極を形成する第6工程と、
前記半導体基板の裏面に第2電極を形成する第7工程と、
を含み、
前記第1工程では、前記第1半導体層を、前記半導体基板より低不純物濃度の低濃度第1半導体層と、前記半導体基板より低不純物濃度で前記低濃度第1半導体層より高不純物濃度の中濃度第1半導体層と、前記中濃度第1半導体層より高不純物濃度の高濃度第1半導体層とから構成し、前記低濃度第1半導体層を前記中濃度第1半導体層より厚く形成し、
前記第2工程では、前記第1トレンチの側壁を、前記中濃度第1半導体層および前記高濃度第1半導体層に接するように形成することを特徴とする超接合炭化珪素半導体装置の製造方法。 - 前記第3工程より後、前記第4工程より前に、
前記第2半導体領域と前記第3半導体領域に第3トレンチと、前記第3半導体領域の表面に、底部が前記第3トレンチと連続する、前記第3トレンチより幅が広い第4トレンチを形成する工程と、
前記第3トレンチの内側と前記第4トレンチの内側にエピタキシャル成長により、前記第2半導体領域よりも不純物濃度の高い第2導電型の第5半導体領域と、前記第3半導体領域よりも不純物濃度の高い第2導電型の第6半導体領域を形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項5に記載の超接合炭化珪素半導体装置の製造方法。 - 第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板のおもて面に設けられた、前記半導体基板より低不純物濃度の第1導電型の第1半導体層と、
前記第1半導体層に設けられた第1トレンチと、
底面が前記第1トレンチの開口部に連続し、前記第1半導体層のおもて面において開口し、前記第1トレンチより幅が広い第2トレンチと、
前記第1トレンチの内側に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
前記第2トレンチの内側に設けられた第2導電型の第3半導体領域と、
前記第3半導体領域の内部に設けられた、前記第3半導体領域よりも不純物濃度の高い第2導電型の第4半導体領域と、
前記第3半導体領域の表面に前記第4半導体領域と接するように設けられた、前記第1半導体層よりも不純物濃度の高い第1導電型の第5半導体領域と、
前記第5半導体領域と前記第1半導体層とに挟まれた前記第3半導体領域の表面上の少なくとも一部にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
前記第5半導体領域と前記第3半導体領域の表面に設けられた第1電極と、
前記半導体基板の裏面に設けられた第2電極と、
を備え、
前記第1半導体層は、前記半導体基板より低不純物濃度の低濃度第1半導体層と、前記半導体基板より低不純物濃度で前記低濃度第1半導体層より高不純物濃度の中濃度第1半導体層と、前記中濃度第1半導体層より高不純物濃度の高濃度第1半導体層とから構成され、前記低濃度第1半導体層は前記中濃度第1半導体層より厚く、前記第1トレンチの側壁は、前記中濃度第1半導体層および前記高濃度第1半導体層に接することを特徴とする超接合炭化珪素半導体装置。 - 前記第4半導体領域と前記第3半導体領域との界面は、第2半導体領域と前記第3半導体領域との界面より浅い位置にあることを特徴とする請求項7に記載の超接合炭化珪素半導体装置。
- 前記第2半導体領域および前記第3半導体領域は、ストライプ形状を有し、
前記第2半導体領域の長手方向と前記第3半導体領域の長手方向は平行し、
前記第3半導体領域は前記第2トレンチの内側に設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載の超接合炭化珪素半導体装置。 - 前記第2半導体領域および前記第3半導体領域は、ストライプ形状を有し、
前記第2半導体領域の長手方向と前記第3半導体領域の長手方向は直交することを特徴とする請求項7または8に記載の超接合炭化珪素半導体装置。 - 第1導電型の半導体基板のおもて面に、前記半導体基板より低不純物濃度の第1導電型の第1半導体層を形成する第1工程と、
前記第1半導体層に第1トレンチと、底面が前記第1トレンチの開口部に連続し、前記第1半導体層のおもて面において開口し、前記第1トレンチより幅が広い第2トレンチを形成する第2工程と、
前記第1トレンチの内側と前記第2トレンチの内側にエピタキシャル成長により、第2導電型の第2半導体領域と第2導電型の第3半導体領域を形成する第3工程と、
前記第3半導体領域の内部に、前記第3半導体領域よりも不純物濃度の高い第2導電型の第4半導体領域を形成する第4工程と、
前記第3半導体領域の表面に前記第4半導体領域と接するように、前記第1半導体層よりも不純物濃度の高い第1導電型の第5半導体領域を形成する第5工程と、
前記第5半導体領域と前記第1半導体層とに挟まれた前記第3半導体領域の表面上の少なくとも一部にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する第6工程と、
前記第5半導体領域と前記第3半導体領域の表面に第1電極を形成する第7工程と、
前記半導体基板の裏面に第2電極を形成する第8工程と、
を含み、
前記第1工程では、前記第1半導体層を、前記半導体基板より低不純物濃度の低濃度第1半導体層と、前記半導体基板より低不純物濃度で前記低濃度第1半導体層より高不純物濃度の中濃度第1半導体層と、前記中濃度第1半導体層より高不純物濃度の高濃度第1半導体層とから構成し、前記低濃度第1半導体層を前記中濃度第1半導体層より厚く形成し、
前記第2工程では、前記第1トレンチの側壁を、前記中濃度第1半導体層および前記高濃度第1半導体層に接するように形成することを特徴とする超接合炭化珪素半導体装置の製造方法。
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