JP7501555B2 - 振動発生装置、振動低減装置及び電子機器 - Google Patents

振動発生装置、振動低減装置及び電子機器 Download PDF

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Description

本開示は、振動発生装置、振動低減装置及び電子機器に関する。
従来、電子機器の振動機能を実現する振動アクチュエーターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の振動アクチュエーターは、固定体と、固定体に設けられた軸部を支点として揺動するように、固定体に支持された可動体と、を備える。可動体は、固定体に対してマグネットの吸引力による磁気バネによって可動可能に支持される。可動体は、磁性体であるコアと、コアに巻回されるコイルと、を備え、コイルに異なる周波数の電流が通電されて、コアの貫通孔を挿通する軸部を中心に可動する。コアの一端部には、コイルに電力を供給するフレキシブル基板が設けられている。
固定体は、ベースプレート及びケースが組み合わされて構成される。固定体は、マグネット及び緩衝部を備える。マグネットは、可動体のコイルとの協働によって、可動体を可動する。緩衝部には、振動する可動体の自由端が接触する。これにより、可動体の振動を振動アクチュエーターの筐体に伝達でき、緩衝部は、大きな振動を発生させることができる。
特開2021-109165号公報
しかしながら、特許文献1に記載の振動アクチュエーターでは、発生する振動の大きさを調節しづらいという問題がある。
詳述すると、上記振動アクチュエーターでは、固定体に固定されたマグネットに対して、可動体に巻回されたコイルが吸着又は反発することによって、軸部を支点として可動体が揺動し、これにより、振動が発生する。しかしながら、振動アクチュエーターによって発生する振動の大きさを調節するために、可動体の重量を調節しようとしても、可動体にはコイルが巻回されていることから、可動体の重量を容易に変更することができないという問題がある。
このため、発生する振動の大きさを容易に調節可能な構成が要望されてきた。
本開示の第1態様に係る振動発生装置は、振動を対象物に伝えるベースと、前記ベースに回転軸を中心に揺動可能に設けられたアームと、磁石と、前記磁石に非接触で対向して配置されるコイルとを有し、前記アームを揺動させる少なくとも1つの駆動部と、を備え、前記磁石及び前記コイルのうち一方は、前記アームにおいて前記回転軸とは離間した位置に配置され、前記アームは、前記アームにおいて前記回転軸から離間した位置に設けられた配置部と、前記配置部に装着及び脱離可能に取り付けられる錘部と、を備える。
本開示の第2態様に係る振動発生装置は、振動を対象物に伝えるベースと、前記ベースに装着及び脱離可能に取り付けられ、回転軸を中心に揺動可能なアームと、磁石と、前記磁石に非接触で対向して配置されるコイルとを有し、前記アームを揺動させる少なくとも1つの駆動部と、を備え、前記磁石及び前記コイルのうち一方は、前記回転軸とは離間した位置に配置され、前記アームは、前記アームの揺動によって発生する回転トルクが異なる複数種類の前記アームから選択されて前記ベースに装着される。
本開示の第3態様に係る振動低減装置は、上記第1態様又は上記第2態様に係る振動発生装置と、振動を検出する検出部と、前記検出部によって検出された振動と逆位相の振動を、前記振動発生装置に発生させる動作制御部と、を備える。
本開示の第4態様に係る電子機器は、上記第3態様に係る振動低減装置を備える。
第1実施形態に係るプロジェクターを示す斜視図。 第1実施形態に係る振動低減装置の装置本体を示す斜視図。 第1実施形態に係る蓋部材を取り外した装置本体を示す平面図。 第1実施形態に係る振動発生装置を示す斜視図。 第1実施形態に係る振動発生装置を示す平面図。 第1実施形態に係る振り子を示す斜視図。 第1実施形態に係るアームを示す側面図。 第1実施形態に係る回転軸部を示す斜視図。 第1実施形態に係るアームを示す分解斜視図。 第1実施形態に係るアームを示す分解斜視図。 第1実施形態に係る駆動部を示す斜視図。 第1実施形態に係る駆動部を示す断面図。 第1実施形態に係るコイルを示す図。 第1実施形態に係る駆動部の変形を示す図。 第1実施形態に係る振動発生装置の変形を示す図。 第2実施形態に係る振動発生装置が備えるアームの一例を示す側面図。 第2実施形態に係る振動発生装置が備えるアームの一例を示す側面図。 第2実施形態に係る振動発生装置が備えるアームの一例を示す側面図。 第3実施形態に係る振動発生装置を示す平面図。 第4実施形態に係る振動発生装置を示す平面図。 第4実施形態の変形に係る振動発生装置を示す平面図。
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1を示す斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、光源から出射された光を変調して画像情報に応じた画像光を形成し、形成した画像光を被投射面に拡大投射する電子機器である。プロジェクター1は、図1に示すように、外装筐体11、投射光学装置12及び振動低減装置2を備える。この他、図示を省略するが、プロジェクター1は、光源、光変調装置、電源装置、冷却装置及び制御装置を備える。
光変調装置は、光源から出射された光を変調し、画像情報に応じた画像光を形成する。
電源装置は、プロジェクター1の電子部品に電力を供給する。
冷却装置は、プロジェクター1の内部に設けられた冷却対象を冷却する。
制御装置は、プロジェクター1の動作を制御する。
[外装筐体の構成]
外装筐体11は、プロジェクター1の外装を構成し、上記した光源、光変調装置、電源装置、冷却装置及び制御装置を内部に収容する。外装筐体11は、略直方体形状に形成されている。
外装筐体11は、投射光学装置12による画像の投射方向の面111に、後述する振動低減装置2のケーブル28が接続される接続端子112を有する。接続端子112は、例えばUSB(Universal Serial Bus)端子であり、振動低減装置2に電力を供給する。
[投射光学装置の構成]
投射光学装置12は、上記した光変調装置によって形成された画像光を被投射面に投射する。本実施形態では、投射光学装置12は、外装筐体11に装着及び脱離可能に取り付けられる。すなわち、投射光学装置12は、交換可能である。
図1に示す投射光学装置12は、投射光学装置12に入射する画像光の進行方向を2段階に順次屈曲させ、投射光学装置12に対する画像光の入射方向とは反対方向に画像光を投射する。すなわち、投射光学装置12は、側方から見て、反時計回りに90°回動された略U字形状に構成されている。
投射光学装置12は、鏡筒121を備える他、図示を省略するが、鏡筒121内に設けられる複数のレンズ及び複数の反射部材を備える。
[振動低減装置の構成]
振動低減装置2は、振動低減対象に取り付けられ、振動低減対象に作用する振動に対して逆位相の振動である振動を発生させることによって、振動低減対象の振動を低減させるものである。本実施形態では、振動低減装置2は、鏡筒121に設けられ、鏡筒121に作用する振動を低減させる。
ここで、プロジェクター1に外部から振動が伝播された場合や、プロジェクター1のファン等の内的要因によって振動が発生した場合、外装筐体11の外側に突出するように設けられた投射光学装置12は、外装筐体11よりも大きく振動しやすい。このように、投射光学装置12が振動した場合、投射光学装置12によって被投射面に投射された画像が、大きく揺れることとなる。
このような問題から、本実施形態では、振動低減装置2を投射光学装置12に設けることによって、投射光学装置12の振動を低減させ、ひいては画像の揺れを抑制している。
以下、振動低減装置2の構成について詳述する。
振動低減装置2は、装置本体21、ケーブル28及び固定具29を備える。
ケーブル28は、装置本体21から延出している。ケーブル28は、接続端子112と接続され、接続端子112から供給される電力を装置本体21に供給する。
固定具29は、装置本体21を振動低減対象に固定する。本実施形態では、固定具29は、ベルトによって構成されており、振動低減対象である投射光学装置12が有する鏡筒121の外周面に巻かれる。しかしながら、これに限らず、固定具29は、筐体22を振動低減対象に固定可能であれば、ねじ等の締結部材であってもよい。
図2は、装置本体21を示す斜視図であり、図3は、蓋部材24を取り外した状態の装置本体21を示す平面図である。
装置本体21は、鏡筒121の振動に対する逆位相の振動を発生させて、鏡筒121の振動を低減させる。装置本体21は、図2に示すように、筐体22及び検出部25を備える他、図3に示すように、動作制御部26及び振動発生装置3Aを備える。
筐体22は、検出部25、動作制御部26及び振動発生装置3Aを収容する。筐体22は、図2に示すように、フレーム23及び蓋部材24を備え、フレーム23及び蓋部材24が組み合わされることによって略直方体形状に形成されている。
なお、蓋部材24は、矩形板状に形成されており、フレーム23の第1面23Aに着脱可能に取り付けられる。
フレーム23は、図2及び図3に示すように、第1面23A、第2面23B、第3面23C、第4面23D、第5面23E及び第6面23Fを有する矩形枠状に形成されている。第1面23A及び第2面23Bは、互いに反対側の面である。第3面23C及び第4面23Dは、互いに反対側の面であり、第5面23E及び第6面23Fは、互いに反対側の面である。
フレーム23は、図2に示すように、固定具取付部231、センサー取付部232、端子部233を有する。
固定具取付部231は、フレーム23において第3面23C側の部分、及び、第4面23D側の部分に設けられた棒状部分である。各固定具取付部231には、固定具29の端部が取り付けられる。
センサー取付部232は、第3面23Cに配置されている。センサー取付部232には、検出部25が取り付けられる。
端子部233は、第6面23Fの略中央に設けられている。端子部233には、ケーブル28が接続され、接続端子112からケーブル28を介して電力が供給される。
検出部25は、振動低減装置2に作用する振動を検出する。検出部25は、プリント基板251と、プリント基板251に設けられたセンサー(図示省略)と、を備える。プリント基板251は、センサー取付部232に取り付けられ、センサーによって検出された振動方向及び振幅を、動作制御部26に出力する。なお、検出部25が有するセンサーとしては、加速度センサー及びジャイロセンサーが挙げられる。
フレーム23は、図3に示すように、配置部234及び取付部235を更に有する。
配置部234及び取付部235は、第1面23Aに取り付けられる蓋部材24によって覆われる。換言すると、配置部234及び取付部235は、蓋部材24がフレーム23から取り外されることによって露出される。
配置部234には、動作制御部26が配置される。
取付部235には、振動発生装置3Aが取り付けられる。
動作制御部26は、複数の回路素子が実装されたプリント基板であり、配置部234に配置される。動作制御部26は、振動低減装置2の動作を制御する。具体的に、動作制御部26は、検出部25による検出結果に基づいて、振動発生装置3Aを動作させる。詳述すると、動作制御部26は、振動発生装置3Aに駆動電力を供給するとともに、検出部25によって検出された振動の逆位相の振動を発生させるように、振動発生装置3Aを動作させる。
[振動発生装置の構成]
図4は、振動発生装置3Aを示す斜視図であり、図5は、振動発生装置3Aを示す平面
図である。
振動発生装置3Aは、フレーム23内に設けられた取付部235に取り付けられる。振
動発生装置3Aは、動作制御部26による制御の下、振動低減対象物である鏡筒121の
振動を低減させる振動を発生させる。振動発生装置3Aは、図4及び図5に示すように、
ベース4Aと、振り子5Aと、少なくとも1つの駆動部6Aと、を備える。
なお、以下の説明では、互いに直交する三方向を+X方向、+Y方向及び+Z方向とす
る。+X方向は、振り子5Aの回転軸Rxに沿う方向であり、上記した第3面23Cから
第4面23Dに向かう方向である。+Y方向は、ベース4Aに対して垂直な方向であり、
上記した第2面23Bから第1面23Aに向かう方向である。+Z方向は、+Y方向から
見て回転軸Rxから振り子5Aが延出する方向であり、上記した第6面23Fから第5面
23Eに向かう方向である。また、図示を省略するが、+X方向の反対方向を-X方向と
し、+Y方向の反対方向を-Y方向とし、+Z方向の反対方向を-Z方向とする。
[ベースの構成]
ベース4Aは、平板状に形成された板状部材である。ベース4Aは、振動発生装置3Aによって発生した振動を、ベース4Aが設置された対象物、すなわち、フレーム23に伝える。ベース4Aは、振り子5A及び駆動部6Aを支持し、取付部235(図3)に取り付けられる。ベース4Aは、取付部41、固定部42~44及び逃げ部45を有する。
取付部41は、ベース4Aにおいて振り子5Aが取り付けられる部分である。取付部41は、ベース4Aにおいて-Z方向の端部に配置され、取付部41には、振り子5Aの回転軸Rxを形成する回転軸部55が取り付けられる。
固定部42~44のそれぞれは、図4及び図5に示すように、ベース4Aにおいて駆動部6Aの保持部材92を固定可能な部分である。固定部42は、ベース4Aにおいて+Z方向の端部に設けられている。固定部43は、ベース4Aにおいて+X方向の端部に設けられ、固定部44は、ベース4Aにおいて-X方向の端部に設けられている。
すなわち、固定部43は、取付部41において回転軸Rxに沿う+X方向の端部から、回転軸Rxからの振り子5Aの延出方向である+Z方向に延出した部分である。固定部44は、取付部41において回転軸Rxに沿う-X方向の端部から、回転軸Rxからの振り子5Aの延出方向である+Z方向に延出した部分である。そして、固定部42は、固定部43,44において取付部41とは反対側の端部間を接続する部分である。
逃げ部45は、+Z方向において取付部41と固定部42との間に設けられている。詳述すると、逃げ部45は、取付部41と固定部42~44とによって囲まれる部分に設けられている。逃げ部45は、振り子5Aが回転軸Rxを中心に揺動するときに、振り子5Aにおける+Z方向の部分及び後述する磁石7Aがベース4Aに接触しないようにするための部分である。本実施形態では、逃げ部45は、+Y方向に沿ってベース4Aを貫通する開口部である。しかしながら、これに限らず、振り子5Aに対向する方向とは反対方向に開口する凹部であってもよい。具体的に、逃げ部45は、+Y方向又は-Y方向に開口する凹部であってもよい。逃げ部45が凹部である場合でも、振り子5Aにおける+Z方向の部分及び磁石7Aがベース4Aに接触しないように、逃げ部45を構成できる。
[振り子の構成]
図6は、振り子5Aを示す斜視図である。図7は、アーム51を+X方向から見た側面
図である。
振り子5Aは、回転軸Rxを中心に揺動可能にベース4Aに支持され、回転軸Rxから
+Z方向に延出している。振り子5Aは、駆動部6Aによって回転軸Rxを中心に揺動さ
れることによって、振動を発生する。振り子5Aは、図4~図7に示すように、アーム5
1と、回転軸部55と、を有する。
[回転軸部の構成]
図8は、回転軸部55を示す斜視図である。
先に、回転軸部55について説明する。
回転軸部55は、アーム51における-Z方向の端部を回転可能に支持するとともに、ベース4Aの取付部41に取り付けられる。回転軸部55は、一対の支持部551と、装着部552と、を備える。
一対の支持部551は、アーム51を+X方向において挟む位置に設けられ、回転軸Rxを中心にアーム51を回転可能に支持する。一対の支持部551のそれぞれは、図8に示すように、振り子5Aの回転軸Rxを形成するピン5511を有する。一対の支持部551のうち、-X方向に配置された支持部551Lが有するピン5511は、支持部551Lから+X方向に突出し、+X方向に配置された支持部551Rが有するピン5511は、支持部551Rから-X方向に突出している。各ピン5511は、アーム51に挿入され、これにより、アーム51は、+X方向に沿う回転軸Rxを中心に回転可能に支持される。このような一対の支持部551は、装着部552における-Z方向の端部に設けられている。
装着部552は、取付部41にねじSCによって装着及び脱離可能に取り付けられる。このため、装着部552を取付部41から取り外すことによって、アーム51、ひいては、振り子5Aをベース4Aから取り外すことが可能である。
[アームの構成]
アーム51は、ベース4Aに取り付けられる回転軸部55によって、回転軸Rxを中心
に回転可能に設けられる。アーム51は、図6及び図7に示すように、アーム本体52と
、アーム本体52に取り付けられる錘部53と、を備える。
アーム本体52は、図6に示すように、+Y方向から見て、+Z方向の端部が-Z方向
の端部よりも大きい略T字状に形成されている。アーム本体52は、図6及び図7に示す
ように、接続部521、延出部522、拡大部523、配置部524,525、第1側面
部526、第2側面部527及び第3側面部528を有する。
接続部521は、アーム本体52において一対の支持部551によって支持される部分
である。本実施形態では、接続部521は、アーム本体52における-Z方向の端部に設
けられている。接続部521は、+X方向における接続部521の面及び-X方向におけ
る接続部521の面のそれぞれに孔部5211が設けられている。各孔部5211の内部
には、ベアリングBR(図7参照)が配置される。そして、ベアリングBRの内部に各回
転軸部55が有するピン5511がワッシャー(図示省略)を介して挿入されることによ
って、ベース4Aに取り付けられる回転軸部55にアーム51が支持される。
延出部522は、接続部521から拡大部523に至るまでの延出部分である。延出部522における+X方向に沿う寸法は、拡大部523における+X方向に沿う寸法より小さく、延出部522における+X方向に沿う寸法は、接続部521から拡大部523に至る範囲において同じである。延出部522には、アーム51の軽量化を図るとともに、アーム51の重心位置をより+Z方向に位置させるために、貫通孔5221が設けられている。しかしながら、これに限らず、貫通孔5221に代えて凹部を設けてもよく、貫通孔5221は無くてもよい。
拡大部523は、アーム本体52における+Z方向の部分である。+X方向に沿う拡大部523の寸法は、+X方向に沿う接続部521の寸法よりも大きい。このような拡大部523を有するアーム51の重心は、回転軸Rxとアーム51における+Z方向の端部との間における中間位置よりも+Z方向に位置する。すなわち、アーム51の重心は、錘部53の構成及び配置に関わらず、回転軸Rxとアーム51における第1側面部526側の端部との間における中間位置よりも第1側面部526側に位置する。
図9及び図10は、アーム51を示す分解斜視図である。詳述すると、図9は、+Y方向から見たアーム51を示す分解斜視図であり、図10は、-Y方向から見たアーム51を示す分解斜視図である。
配置部524は、図9に示すように、拡大部523における+Y方向の面に設けられている。詳述すると、配置部524は、拡大部523における+Y方向の面から-Y方向に凹んだ凹部であり、+Y方向から見て略正方形状に形成されている。
配置部525は、図10に示すように、拡大部523における-Y方向の面に設けられている。詳述すると、配置部525は、拡大部523における-Y方向の面から+Y方向に凹んだ凹部であり、-Y方向から見て略正方形状に形成されている。
配置部524,525の少なくとも1つの配置部には、図6、図7、図9及び図10に示すように、錘部53が配置される。すなわち、配置部524,525は、回転軸Rxから第1側面部526側に離間した位置に設けられ、錘部53が載置可能な部分である。
錘部53は、少なくとも1つの錘部材54によって構成される。すなわち、錘部53を構成する錘部材54の数及び配置に応じて、錘部53の重量及び重心位置が調節される。
錘部材54は、配置部524,525のうち一方の配置部に回転軸Rxに沿って配置される。錘部材54は、+Y方向に沿って錘部材54を貫通する貫通孔541を有する。錘部材54は、貫通孔541を挿通するねじS1によって、配置部524,525のうち一方の配置部に固定される。
錘部材54は、配置部524に対向する位置から見て、回転軸Rxに直交する+Z方向に沿って3つ配列可能であり、配置部524に配置された錘部材54に対する+Y方向に、錘部材54を更に配置可能である。すなわち、錘部材54は、配置部524,525に積層して配置可能に構成されている。具体的に、錘部材54は、+X方向に沿う長手軸を有する略直方体形状に形成されている。配置部524に+Y方向に複数の錘部材54を重ねて配置する場合には、ねじS1は、各錘部材54の貫通孔541を挿通した状態にて、配置部524に固定される。配置部525も同様である。このような構成により、アーム51に設けられる錘部材54の数及び配置を調節できる他、錘部53が設けられたアーム51の重量及び重心位置を調節できる。
第1側面部526は、図7~図10に示すように、回転軸Rxに交差する方向のうち、アーム51の延出方向(+Z方向)において、アーム51の中心に対して回転軸Rxとは反対側の端部である。すなわち、第1側面部526は、回転軸Rxから+Z方向に延出するアーム51において+Z方向を向くアーム51の先端部であり、アーム51の自由端である。第1側面部526は、-Z方向に凹む取付部5261を有する。取付部5261には、第1駆動部61を構成する板部材91が取り付けられる。
第2側面部527及び第3側面部528は、回転軸Rxと平行な方向(+X方向)に交差し、かつ、互いに反対側となる端部である。すなわち、第2側面部527及び第3側面部528は、拡大部523における+X方向及び-X方向の側面部である。詳述すると、第2側面部527は、+X方向を向く拡大部523の側面部であり、第3側面部528は、-X方向を向く拡大部523の側面部である。
第2側面部527は、-X方向に凹む取付部5271を有する。取付部5271には、第2駆動部62の板部材91が取り付けられる。
第3側面部528は、+X方向に凹む取付部5281を有する。取付部5281には、第3駆動部63の板部材91が取り付けられる。
[駆動部の構成]
図11は、駆動部6Aを示す斜視図であり、図12は、駆動部6Aを示す断面図である。
駆動部6Aは、ベース4Aに支持された振り子5Aのアーム51を、回転軸Rxを中心に揺動させる。駆動部6Aは、振動発生装置3Aに少なくとも1つ設けられている。換言すると、振動発生装置3Aは、少なくとも1つの駆動部6Aを備える。
駆動部6Aは、図11及び図12に示すように、磁石7A、コイル8A、板部材91、保持部材92及び端子部93を備える。この他、駆動部6Aは、図示しない制御部を有する。
[磁石の構成]
磁石7Aは、板部材91によってアーム51において回転軸Rxから離間した位置に設けられる。磁石7Aは、コイル8Aにて発生する磁力に対して吸着又は反発することによって、回転軸Rxを中心にアーム51を揺動させる。磁石7Aは、第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2によって構成されている。
第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2のそれぞれは、長手軸を有する略直方体形状に形成されている。長手軸に沿う第1磁石部材7A1の寸法と、長手軸に沿う第2磁石部材7A2の寸法とは、同方向に沿うコイル8Aの寸法と略一致する。
第1磁石部材7A1においてコイル8Aと対向する面7A11(図12)は、コイル8
Aの後述する第1延在部8A1と対向する。面7A11の磁極は、本実施形態ではS極で
ある。
第2磁石部材7A2は、第1磁石部材7A1に対して-Y方向に離間して配置されてい
る。詳述すると、第2磁石部材7A2は、コイル8Aにおいて第1延在部8A1から後述
する第2延在部8A2に向かう-Y方向に、第1磁石部材7A1から離間している。第2
磁石部材7A2においてコイル8Aと対向する面7A21(図12)は、コイル8Aの第
2延在部8A2と対向する。面7A21の磁極は、本実施形態ではN極である。すなわち
、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1に対向する面7A11の磁極と、第2磁
石部材7A2において第2延在部8A2に対向する面7A21の磁極とは異なる。
[板部材の構成]
板部材91は、平板状に形成されている。板部材91は、磁石7Aを支持するとともに、振り子5Aのアーム51に取り付けられる。これにより、磁石7Aは、振り子5Aに取り付けられる。板部材91は、磁石7Aにとってのヨークとして機能する。すなわち、板部材91は、磁石7Aに対してコイル8Aとは反対側の位置に設けられる磁石側ヨークである。
[コイルの構成]
図13は、駆動部6Aを構成するコイル8Aを示す図である。
コイル8Aは、振り子5A以外の構成に設けられる。本実施形態では、コイル8Aは、保持部材92によってベース4Aに固定される。コイル8Aは、磁石7Aに非接触で対向して配置され、磁石7Aに作用する磁界を発生させる。
コイル8Aは、図13に示すように、磁石7Aから見て、長手軸を有するトラック状又は長円形状に導線が平面的に巻回されて構成された空芯コイルである。このため、磁石7Aから見て、長手軸に沿うコイル8Aの寸法は、長手軸に直交する短手軸に沿うコイル8Aの寸法よりも大きい。
このようなコイル8Aは、第1延在部8A1及び第2延在部8A2を有する。
第1延在部8A1は、コイル8Aの長手軸に沿って直線状に延在した部分である。第1延在部8A1は、コイル8Aの空芯部分SPに対して+Y方向に配置されている。
第2延在部8A2は、コイル8Aの空芯部分SPを挟んで第1延在部8A1とは反対側に配置されている。すなわち、第2延在部8A2は、第1延在部8A1に対して-Y方向に配置されている。第2延在部8A2は、コイル8Aの長手軸に沿って直線状に延在している。コイル8Aの長手軸に沿う第2延在部8A2の寸法は、コイル8Aの長手軸に沿う第1延在部8A1の寸法と略同じである。制御部によってコイル8Aに電流が通電した場合、第2延在部8A2における電流の向きは、第1延在部8A1における電流の向きとは反対方向となる。
本実施形態では、コイル8Aは、上記のようにコアを有しない空芯コイルであるが、第1延在部8A1と第2延在部8A2との間にコアを有するコイルであってもよい。
[保持部材の構成]
保持部材92は、コイル8A及び端子部93を保持した状態にて、固定部42~44のうち1つの固定部に固定される。保持部材92は、+Y方向に直交する第1板状部921と、第1板状部921から+Y方向に起立する第2板状部922と、を有する。保持部材92は、強磁性体によって形成され、側方から見て略L字状に形成されている。
第1板状部921における-Y方向の面は、固定部42~44のうち1つの固定部と接触する。第1板状部921における+Y方向の面には、端子部93が取り付けられる。
第2板状部922において、第2板状部922から第1板状部921が延出する方向とは反対方向の面には、コイル8Aが取り付けられる。すなわち、第2板状部922において磁石7Aと対向する面には、コイル8Aが取り付けられる。保持部材92は、強磁性体によって形成されていることから、第2板状部922は、コイル8Aによって発生する磁界の向きを制御するヨークとして機能する。すなわち、振動発生装置3Aは、コイル8Aに対して磁石7Aとは反対側に配置されるコイル側ヨークである第2板状部922を有する保持部材92を備え、保持部材92は、コイル8Aを保持する強磁性体の保持部材である。
[端子部の構成]
端子部93は、振動低減装置2の動作制御部26と電気的に接続され、動作制御部26から供給される電流を図示しない制御部に供給する。制御部は、コイル8Aに通電することによって、コイル8Aにて磁界を発生させ、これにより、磁石7Aが設けられたアーム51に駆動力を付与して、アーム51を揺動させる。詳述すると、制御部は、コイル8Aに交流電流を通電させて、コイル8Aによって発生する磁界の向きを交互に反転させることによって、回転軸Rxを中心に振り子5Aを揺動させる。すなわち、制御部は、コイル8Aに通電する電流の向きを交互に切り替える。
コイル8Aに交流電流が通電すると、第1延在部8A1及び第2延在部8A2のうち、一方の延在部から他方の延在部に向かう磁界が発生する。すなわち、一方の延在部がN極となり、他方の延在部がS極となる。そして、制御部は、所定周波数の交流電流をコイル8Aに通電させることによって、第1延在部8A1の磁極と第2延在部8A2の磁極とを交互に切り替える。
上記のように、第1延在部8A1と非接触で対向する第1磁石部材7A1の面7A11の磁極と、第2延在部8A2と非接触で対向する第2磁石部材7A2の面7A21の磁極とは、異なる。
このため、コイル8Aに交流電流が通電すると、板部材91によって磁石7Aが取り付けられたアーム51は、交流電流の周波数に応じて、回転軸Rxを中心に揺動する。コイル8Aに通電する交流電流の周波数は、動作制御部26によって、振動低減装置2が備える検出部25によって検出された振動に応じて設定される。これにより、振動発生装置3Aは、投射光学装置12に伝播された振動の逆位相の振動を発生させることができ、投射光学装置12の振動を低減できる。
[第1駆動部、第2駆動部及び第3駆動部の構成の具体的な配置]
上記のように、振動発生装置3Aは、少なくとも1つの駆動部6Aを備える。本実施形態では、振動発生装置3Aは、複数の駆動部6Aを備え、複数の駆動部6Aは、第1駆動部61、第2駆動部62及び第3駆動部63を含む。
換言すると、第1駆動部61、第2駆動部62及び第3駆動部63のそれぞれは、振動発生装置3Aが有する複数の駆動部6Aのうちの1つである。第1駆動部61は、アーム51に対して+Z方向に設けられ、第2駆動部62は、アーム51に対して+X方向に設けられ、第3駆動部63は、アーム51に対して-X方向に設けられる。
具体的に、第1駆動部61は、磁石7A、コイル8A、板部材91、保持部材92及び端子部93を備える他、図示しない制御部を備える。第1駆動部61の磁石7Aは、第1磁石に相当し、第1駆動部61のコイル8Aは、第1コイルに相当する。
第1駆動部61において、板部材91は、アーム本体52の第1側面部526に設けられた取付部5261に取り付けられる。
磁石7Aを構成する第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2は、各磁石部材7A1,7A2の長手軸が+X方向に沿うように、板部材91における+Z方向の面に固定される。すなわち、第1駆動部61の磁石7Aは、回転軸Rxから離間して第1側面部526に設けられる。
保持部材92の第1板状部921は、ベース4Aの固定部42に固定される。
コイル8Aは、磁石7Aと非接触で対向するように、保持部材92の第2板状部922において磁石7Aと対向する-Z方向の面に取り付けられる。詳述すると、コイル8Aは、第1延在部8A1が第1磁石部材7A1と+Z方向において非接触で対向し、第2延在部8A2が第2磁石部材7A2と+Z方向において非接触で対向するように配置される。
上記のように、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、第2磁石部材7A2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。
第2駆動部62は、磁石7A、コイル8A、板部材91、保持部材92及び端子部93を備える他、図示しない制御部を備える。第2駆動部62の磁石7Aは、第2磁石に相当し、第2駆動部62のコイル8Aは、第2コイルに相当する。
第2駆動部62において、板部材91は、アーム51の第2側面部527に設けられた取付部5271に取り付けられる。
磁石7Aを構成する第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2は、各磁石部材7A1,7A2の長手軸が+Z方向に沿うように、板部材91における+X方向の面に固定される。すなわち、第2駆動部62の磁石7Aは、回転軸Rxから離間して第2側面部527に設けられる。
保持部材92の第1板状部921は、ベース4Aの固定部43に固定される。
コイル8Aは、磁石7Aと非接触で対向するように、保持部材92の第2板状部922において磁石7Aと対向する-X方向の面に取り付けられる。詳述すると、コイル8Aは、第1延在部8A1が第1磁石部材7A1と+X方向において非接触で対向し、第2延在部8A2が第2磁石部材7A2と+X方向において非接触で対向するように配置される。
上記のように、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、第2磁石部材7A2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。
第3駆動部63は、磁石7A、コイル8A、板部材91、保持部材92及び端子部93を備える他、図示しない制御部を備える。第3駆動部63の磁石7Aは、第3磁石に相当し、第3駆動部63のコイル8Aは、第3コイルに相当する。
第3駆動部63において、板部材91は、アーム51の第3側面部528に設けられた取付部5281に取り付けられる。
磁石7Aを構成する第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2は、各磁石部材7A1,7A2の長手軸が+Z方向に沿うように、板部材91における-X方向の面に固定される。すなわち、第3駆動部63の磁石7Aは、回転軸Rxから離間して第3側面部528に設けられる。
保持部材92の第1板状部921は、ベース4Aの固定部44に固定される。
コイル8Aは、磁石7Aと非接触で対向するように、保持部材92の第2板状部922における磁石7Aと対向する+X方向の面に取り付けられる。詳述すると、コイル8Aは、第1延在部8A1が第1磁石部材7A1と+X方向において非接触で対向し、第2延在部8A2が第2磁石部材7A2と+X方向において非接触で対向するように配置される。
上記のように、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、第2磁石部材7A2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。
[各駆動部の同期]
各駆動部61~63の制御部は、対応するコイル8Aに交流電流を通電させることによってコイル8Aに磁界を発生させる。このとき、各制御部は、駆動部61~63のコイル8Aにおける第1延在部8A1が同じ磁極となり、各駆動部61~63のコイル8Aにおける第2延在部8A2が同じ磁極となるように、各コイル8Aに同じ周波数で同じ位相の交流電流を通電させる。
これにより、駆動部61~63のうち1つの駆動部によって、他の駆動部による振り子5Aの揺動が妨げられることを抑制できる。この他、各駆動部61~63の駆動力によって振り子5Aを揺動させることができるので、振り子5Aの揺動時の回転トルクを大きくできる。なお、駆動部61~63は、1つの制御部を共用してもよい。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1は、以下の効果を奏する。
プロジェクター1は、電子機器に相当する。プロジェクター1は、振動低減装置2を備える。振動低減装置2は、振動発生装置3A、検出部25及び動作制御部26を備える。検出部25は、対象物である投射光学装置12の振動を検出する。動作制御部26は、検出部25によって検出された振動と逆位相の振動を、振動発生装置3Aに発生させる。
振動発生装置3Aは、ベース4Aと、アーム51と、少なくとも1つの駆動部6Aと、を備える。ベース4Aは、振動を対象物に伝える。アーム51は、ベース4Aに回転軸Rxを中心に揺動可能に設けられる。
本実施形態では、駆動部6Aは、振動発生装置3Aに複数設けられている。駆動部6Aは、アーム51を揺動させる。駆動部6Aは、磁石7Aと、磁石7Aに非接触で対向して配置されるコイル8Aと、を有する。磁石7A及びコイル8Aのうちの一方である磁石7Aは、アーム51において回転軸Rxとは離間した位置に配置される。
アーム51は、配置部524,525と、錘部53と、を備える。配置部524,525は、アーム51において回転軸Rxから離間した位置に設けられている。錘部53は、配置部524,525に装着及び脱離可能に取り付けられる。
このような構成によれば、配置部524,525に取り付けられる錘部53の構成を変更することにより、アーム51の重量及び重心を容易に変更できる。従って、振動発生装置3Aにてアーム51の揺動によって発生する振動の大きさを容易に調節できる。
また、検出部25によって検出された振動と逆位相の振動を振動発生装置3Aによって発生できるので、振動低減装置2の設置対象である電子機器の振動を低減できる。
振動発生装置3Aでは、錘部53は、少なくとも1つの錘部材54によって構成される。配置部524,525は、複数の錘部材54を配置可能に構成されている。
このような構成によれば、配置部524,525に配置される錘部材54の数及び位置を調節することによって、錘部53の重量及び形状、ひいては、アーム51の重量及び重心を容易に調節できる。従って、振動発生装置3Aにてアーム51の揺動によって発生する振動の大きさを容易に調節できる。
振動発生装置3Aでは、錘部材54は、配置部524,525に積層して配置可能に構成されている。
このような構成によれば、配置部524又は配置部525に配置された錘部材54に対して、更に錘部材54を積層して配置できる。これにより、より多くの錘部材54を配置部524,525に配置できることから、アーム51が大型化することを抑制できる他、錘部53の重量及び形状のパターンを増やすことができる。従って、アーム51の重量及び重心のパターンを増加でき、ひいては、振動発生装置3Aによって発生する振動をより細かく調節できる。
振動発生装置3Aでは、錘部材54は、略直方体形状に形成されていてもよい。
このような構成によれば、錘部材54を積層して配置しやすくできる。
振動発生装置3Aでは、錘部材54は、回転軸Rxに沿って配置される。配置部524は、配置部524に対向する位置から見て、錘部材54を回転軸Rxに直交する方向に複数配列可能である。同様に、配置部525は、配置部525に対向する位置から見て、錘部材54を回転軸Rxに直交する方向に複数配列可能である。
ここで、配置部524に対向する位置から見て、錘部材54が回転軸Rxに直交する方向に沿って配置される場合、錘部材54を配置部524に1つ配置した場合と、錘部材54を配置部524に2つ配置した場合とでは、アーム51の重心位置は大きくは変化しない。錘部材54を回転軸Rxに直交する方向に沿って配置部525に配置される場合も同様である。
これに対し、配置部524に対向する位置から見て、錘部材54が回転軸Rxに沿って配置される場合、アーム51における回転軸Rxとは反対側の端部、すなわち、第1側面部526側の端部に重量を付加しやすくできる。これにより、錘部材54を配置部524に1つ配置した場合と、錘部材54を配置部524に2つ配置した場合とで、アーム51の重心位置を大きく変化させることができる。同様に、錘部材54を配置部525に1つ配置した場合と、錘部材54を配置部525に2つ配置した場合とで、アーム51の重心位置を大きく変化させることができる。従って、アーム51の重心位置を調節しやすくできる。
振動発生装置3Aでは、アーム51は、ベース4Aに装着及び脱離可能に取り付けられ
ている。詳述すると、アーム51は、回転軸部55によってベース4Aに取り付けられ、
回転軸部55は、ベース4Aに対して装着及び脱離可能である。
このような構成によれば、ベース4Aからアーム51を取り外した状態にて、アーム5
1の配置部524,525に錘部53を配置可能である。従って、アーム51に対する錘
部53の配置を容易に実施できる。
[第1実施形態の第1変形例]
上記した振動発生装置3Aでは、磁石7Aは、第1延在部8A1から第2延在部8A2に向かう-Y方向において互いに離間した第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2を含むとした。しかしながら、これに限らず、アーム51に設けられる磁石は、第1延在部8A1及び第2延在部8A2に対向する1つの磁石によって構成されていてもよい。
図14は、駆動部6Aの第1変形例を示す断面図である。詳述すると、図14は、駆動部6Aが有する磁石7Aの変形である磁石7Bを示す断面図である。
例えば、振動発生装置3Aに用いられる駆動部6Aは、磁石7Aに代えて、図14に示す磁石7Bを採用してもよい。すなわち、第1駆動部61、第2駆動部62及び第3駆動部63のうち、少なくとも1つの駆動部は、磁石7Aに代えて磁石7Bを備えていてもよい。
磁石7Bは、第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2を有する磁石7Aとは異なり、1つの磁石部材により構成されている。
磁石7Bは、コイル8Aの長手軸と略平行な長手軸を有する直方体形状に形成されており、コイル8Aと非接触で対向するように板部材91に固定される。長手軸に沿う磁石7Bの寸法は、長手軸に沿うコイル8Aの寸法と略同じであり、長手軸に直交する+Y方向に沿う磁石7Bの寸法は、+Y方向に沿うコイル8Aの寸法と略同じである。
磁石7Bは、コイル8Aの第1延在部8A1と対向する部分7B1と、コイル8Aの第2延在部8A2と対向する部分7B2と、を有し、部分7B1と部分7B2とは、接続されている。部分7B1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、部分7B2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。例えば部分7B1において第1延在部8A1と対向する面の磁極はS極であり、部分7B2において第2延在部8A2と対向する面の磁極はN極である。
このような磁石7Bが採用された駆動部6Aを備える振動発生装置3Aによっても、上記と同様の効果を奏することができる。
[第1実施形態の第2変形例]
上記した振動発生装置3Aでは、第1駆動部61、第2駆動部62及び第3駆動部63が含まれる駆動部6Aは、磁石7A及びコイル8Aを備えるとした。すなわち、駆動部6Aは、1つの空芯コイルによって構成されるコイル8Aを備えるとした。しかしながら、これに限らず、1つの駆動部は、複数のコイルを備えていてもよい。
例えば、1つの駆動部は、コイルの長手軸に沿って並列に配置された複数のコイルと、複数のコイルのそれぞれに応じて設けられる少なくとも1つの磁石と、を備えていてもよい。
この場合、少なくとも1つの磁石は、上記した磁石7Aと同様に、複数のコイルのそれぞれに応じて設けられる第1磁石部材及び第2磁石部材を有する複数の磁石でもよい。この場合、各第1磁石部材は、複数のコイルのうち対応するコイルの第1延在部と非接触で対向し、各第2磁石部材は、複数のコイルのうち対応するコイルの第2延在部と非接触で対向してもよい。
又は、少なくとも1つの磁石は、複数のコイルの第1延在部に跨って配置されて各第1延在部と非接触で対向する1つの第1磁石部材と、複数のコイルの第2延在部に跨って配置されて各第2延在部と非接触で対向する1つの第2磁石部材と、を備えていてもよい。
又は、少なくとも1つの磁石は、上記した磁石7Bと同様に、複数のコイルのうち対応するコイルの第1延在部と非接触で対向する部分と、複数のコイルのうち対応するコイルの第2延在部と非接触で対向する部分とを有する1つの磁石部材であってもよい。
又は、少なくとも1つの磁石は、複数のコイルの第1延在部に跨って配置されて各第1延在部と非接触で対向する部分と、複数のコイルのうち対応するコイルの第2延在部と非接触で対向する部分と、を有する1つの磁石部材であってもよい。
[第1実施形態の第3変形例]
上記した振動発生装置3Aでは、アーム51は、ベース4Aにおいて-Z方向の端部に設けられた取付部41に取り付けられる回転軸部55よって、回転軸Rxを中心に揺動可能に支持されるとした。換言すると、回転軸Rxを中心に揺動可能にアーム51を支持する回転軸部55は、ベース4Aにおいて-Z方向の端部に設けられた取付部41に取り付けられるとした。しかしながら、これに限らず、取付部41の位置は、ベース4Aにおいて-Z方向の端部よりも+Z方向の位置に設けられていてもよい。
図15は、振動発生装置3Aの第3変形例を示す平面図である。詳述すると、図15は、振動発生装置3Aのベース4A及び振り子5Aの変形であるベース4C及び振り子5Cを示す平面図である。
例えば、振動発生装置3Aに、ベース4A及び振り子5Aに代えて、図15に示すベース4C及び振り子5Cを採用してもよい。ベース4Cは、回転軸部55が取り付けられる取付部41の位置がベース4Aと相違する。振り子5Cは、接続部521と拡大部523との間の寸法がアーム51と相違するアーム51Cを有する他、回転軸部55の向きが相違する。
具体的に、ベース4Cにおいて取付部41は、ベース4Cにおける-Z方向の端部よりも+Z方向に配置されている。すなわち、取付部41は、ベース4Cにおいて-Z方向の端部と逃げ部45との間の位置に設けられている。
また、ベース4Cにおける取付部41の位置に応じて、アーム51Cにおける接続部521と拡大部523との間の寸法は、アーム51における接続部521と拡大部523との間の寸法よりも小さくなっている。すなわち、アーム51Cは、接続部521から拡大部523に連なる延出部522を備えず、拡大部523と、拡大部523に連なる部分であって回転軸部55の一対の支持部551によって支持される部分とで構成される。そして、拡大部523の-Z方向の端部は、一対の支持部551に隣接する。また、振り子5Cでは、回転軸部55は、+Y方向に沿う軸を中心に180°回転された状態にて取付部41に取り付けられる。具体的に、振り子5Cの回転軸部55では、一対の支持部551は、装着部552における+Z方向の端部に設けられている。
このようなベース4C及び振り子5Cが採用された振動発生装置3Aによっても、上記と同様の効果を奏することができる他、振動発生装置3Aをより小型に構成できる。
[第1実施形態の第4変形例]
上記した振動発生装置3A,3Cは、駆動部6Aである第1駆動部61、第2駆動部62及び第3駆動部63を備えるとした。しかしながら、これに限らず、振動発生装置3A,3Cは、第1駆動部61、第2駆動部62及び第3駆動部63のうち1つの駆動部又は2つの駆動部を備える構成であってもよい。例えば、振動発生装置3A,3Cは、第1駆動部61のみ備えていてもよく、第2駆動部62及び第3駆動部63の2つの駆動部のうち少なくとも1つのみを備えていてもよい。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、第1実施形態に係るプロジェクター1と同様の構成を備えるが、振動発生装置が備えるアームの構成が異なる。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図16~図18は、本実施形態に係る振動発生装置3Aが備えるアーム51Dの一例を示す側面図である。すなわち、図16~図18は、アーム51Dの1つであるアーム51D1,51D2,51D3を示す側面図である。
本実施形態に係るプロジェクター及び振動低減装置は、アーム51に代えてアーム51Dを備える振動発生装置3Aを備える他は、第1実施形態に係るプロジェクター1及び振動低減装置2と同様の構成及び機能を備える。すなわち、本実施形態に係る振動発生装置3Aの振り子5Aは、アーム51に代えて、図16~図18に一例が示される複数のアーム51Dのうちの1つを備える。
アーム51Dは、アーム本体52と錘部53とが一体的に形成された構成を有する。具体的に、アーム51Dは、錘部53の位置、形状及び重量が異なる複数のアーム51Dから選択されて採用される。
複数のアーム51Dのうち、図16に示すアーム51D1は、配置部524における+
Z方向の位置に1つの錘部材54が配置されたアーム51と同様に形成されている。
複数のアーム51Dのうち、図17に示すアーム51D2は、配置部524における
Z方向の位置に2つの錘部材54が+Z方向に並んで配置されたアーム51と同様に形成
されている。
複数のアーム51Dのうち、図18に示すアーム51D3は、配置部524における+
Z方向の位置に1つの錘部材54が配置され、かつ、配置部525における+Z方向の位
置に1つの錘部材54が配置されたアーム51と同様に形成されている。
アーム51D(51D1~51D3)において錘部材54に相当する部分が、アーム51D1~51D3のアーム本体52において、回転軸Rxから離れた位置に配置された錘部53である。そして、各アーム51D(51D1~51D3)は、アーム51Dにおける錘部53の重量、及び、錘部53の形状のうち少なくとも1つが異なる。
このようなアーム51Dが、振動発生装置3Aに採用された場合、アーム51Dの揺動によって発生する回転トルクは異なる。すなわち、本実施形態では、振動発生装置3Aには、揺動時に発生する回転トルクが異なる複数種類のアーム51Dから選択されてベース4Aに装着される。これにより、振動発生装置3Aによって発生する振動の大きさを調節でき、振動発生装置3Aひいては振動低減装置2の汎用性を拡大できる。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクターは、第1実施形態に係るプロジェクター1と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
本実施形態に係る振動発生装置3Aは、ベース4A、アーム51D及び少なくとも1つの駆動部6Aを備える。ベース4Aは、振動を対象物に伝える。アーム51Dは、ベース4Aに装着及び脱離可能に取り付けられ、回転軸Rxを中心に揺動可能である。駆動部6Aは、磁石7Aと、磁石7Aに非接触で対向して配置されるコイル8Aとを有する。上記のように、磁石7A及びコイル8Aのうちの一方である磁石7Aは、アーム51Dにおいて回転軸Rxとは離間した位置に配置される。アーム51Dは、アーム51Dの揺動によって発生する回転トルクが異なる複数種類のアーム51Dから選択されてベース4Aに装着される。
このような構成によれば、ベース4Aに装着されるアーム51Dを変更することによって、アーム51Dの揺動によって発生する振動発生装置3Aの振動の大きさを調節できる。従って、振動発生装置3Aにて発生する振動の大きさを容易に調節できる。
本実施形態に係る振動発生装置3Aでは、アーム51Dは、ベース4Aに接続される回転軸部55によって回転軸Rxを中心に揺動可能に支持される接続部521と、回転軸Rxから離れた位置に配置された錘部53と、を有する。複数種類のアーム51Dは、アーム51Dにおける錘部53の重量、及び、錘部53の形状のうち少なくとも1つが異なる。
このような構成によれば、ベース4Aに装着されるアーム51Dを変更することによって、アーム51Dの揺動によって発生する回転トルクを調節でき、振動発生装置3Aにて発生する振動の大きさを確実に調節できる。
[第3実施形態]
次に、本開示の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、第1実施形態に係るプロジェクター1と同様の構成を備えるが、振動発生装置が、アームの回転軸に対して第1駆動部、第2駆動部及び第3駆動部とは反対側に配置される駆動部を備える点で相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図19は、本実施形態に係るプロジェクターが備える振動低減装置の振動発生装置3Eを+Y方向から見た平面図である。
本実施形態に係るプロジェクターは、振動発生装置3Aに代えて、図19に示す振動発生装置3Eを備える他は、第1実施形態に係るプロジェクター1と同様の構成及び機能を備える。すなわち、本実施形態に係る振動低減装置は、振動発生装置3Aに代えて振動発生装置3Eを備える他は、第1実施形態に係る振動低減装置2と同様の構成及び機能を備える。
振動発生装置3Eは、ベース4A及び振り子5Aに代えてベース4E及び振り子5Eを備え、更に第4駆動部64、第5駆動部65及び第6駆動部66を備える他は、第1実施形態に係る振動発生装置3Aと同様の構成及び機能を備える。すなわち、振動発生装置3Eは、ベース4E、振り子5E、複数の駆動部6Aを備え、複数の駆動部6Aは、第1駆動部61、第2駆動部62及び第3駆動部63に加えて、第4駆動部64、第5駆動部65及び第6駆動部66を含む。
[ベースの構成]
ベース4Eは、振り子5Eを支持する。ベース4Eには、各駆動部61~66の保持部材92が固定される。
ベース4Eは、固定部46,47,48及び逃げ部49を更に有する他は、ベース4Aと同様の構成及び機能を備える。すなわち、ベース4Eは、取付部41、固定部42~44,46~48及び逃げ部45,49を有する。
なお、ベース4Eでは、取付部41は、+Z方向におけるベース4Eの中央に、+X方向に沿って振り子5Eを挟むように設けられている。
固定部46~48は、取付部41を挟んで固定部42~44とは反対側に設けられている。すなわち、固定部46~48は、取付部41に対して-Z方向の位置に設けられている。
固定部46~48のうち、-Z方向に設けられた固定部46は、第4駆動部64の保持部材92が固定される部分である。+X方向に設けられた固定部47は、第5駆動部65の保持部材92が固定される部分であり、-X方向に設けられた固定部48は、第6駆動部66の保持部材92が固定される部分である。
すなわち、固定部47は、取付部41において回転軸Rxに沿う+X方向の端部から、回転軸Rxからの第2アーム51E4の延出方向である-Z方向に延出した部分である。固定部48は、取付部41において回転軸Rxに沿う-X方向の端部から、回転軸Rxからの第2アーム51E4の延出方向である-Z方向に延出した部分である。そして、固定部46は、固定部47,48において取付部41とは反対側の端部間を接続する部分である。
逃げ部49は、振り子5Eが揺動したときに振り子5Eにおける-Z方向の端部がベース4Eに接触しないようにするための部分である。本実施形態では、逃げ部49は、逃げ部45と同様に、+Y方向に沿ってベース4Eを貫通する開口部である。しかしながら、これに限らず、逃げ部49は、+Y方向又は-Y方向に開口する凹部であってもよい。
[振り子の構成]
振り子5Eは、ベース4Eに支持される。振り子5Eは、アーム51E及び回転軸部55を備える。
アーム51Eは、ベース4Eに装着される回転軸部55によって+X方向に沿う回転軸Rxを中心に揺動可能に支持される。換言すると、アーム51Eは、回転軸部55によって回転軸Rxを中心に揺動可能にベース4Eに取り付けられる。アーム51Eは、アーム本体51E1及び錘部51E5を備える。
アーム本体51E1は、接続部51E2、第1アーム51E3及び第2アーム51E4を備える。錘部51E5は、第1アーム51E3に設けられる第1錘部51E6と、第2アーム51E4に設けられる第2錘部51E7と、を含む。
接続部51E2は、回転軸Rxに直交する+Z方向におけるアーム本体51E1の中央に設けられ、第1アーム51E3と第2アーム51E4とを接続する。接続部51E2は、接続部521と同様の構成を有し、回転軸部55の一対の支持部551によって回転軸Rxを中心に揺動可能に支持される。
第1アーム51E3は、接続部51E2から+Z方向に延出している。第1アーム51E3は、アーム本体52と同様に、拡大部523、配置部524,525(図19では図示省略)、第1側面部526、第2側面部527及び第3側面部528を有する。
第1アーム51E3の拡大部523において、+Z方向を向く第1側面部526には、第1駆動部61の板部材91及び磁石7Aが取り付けられる。第1アーム51E3の拡大部523において、+X方向を向く第2側面部527には、第2駆動部62の板部材91及び磁石7Aが取り付けられる。第1アーム51E3の拡大部523において、-X方向を向く第3側面部528には、第3駆動部63の板部材91及び磁石7Aが取り付けられる。
なお、第1錘部51E6は、第1アーム51E3の配置部524,525のうち少なくとも一方の配置部に固定される少なくとも1つの錘部材54によって構成される。
第2アーム51E4は、接続部51E2から-Z方向に延出している。すなわち、第2アーム51E4は、回転軸Rxから第1アーム51E3が延出する方向とは反対方向に回転軸Rxから延出している。第2アーム51E4は、回転軸Rxに対して第1アーム51E3と線対称の構造を有する。具体的に、第2アーム51E4は、拡大部523、配置部524,525(図19では図示省略)、第1側面部526、第2側面部527及び第3側面部528を有する。
第2アーム51E4の拡大部523において、-Z方向を向く第1側面部526には、第4駆動部64の板部材91及び磁石7Aが取り付けられる。第2アーム51E4の拡大部523において、+X方向を向く第2側面部527には、第5駆動部65の板部材91及び磁石7Aが取り付けられる。第2アーム51E4の拡大部523において、-X方向を向く第3側面部528には、第6駆動部66の板部材91及び磁石7Aが取り付けられる。
なお、第2錘部51E7は、第2アーム51E4の配置部524,525のうち少なくとも一方の配置部に固定される少なくとも1つの錘部材54によって構成される。
[駆動部の構成及び配置]
第1駆動部61、第2駆動部62及び第3駆動部63は、アーム51Eを揺動させる駆動力を第1アーム51E3に作用させる第1アーム側駆動部に相当する。第4駆動部64、第5駆動部65及び第6駆動部66は、アーム51Eを揺動させる駆動力を第2アーム51E4に作用させる第2アーム側駆動部に相当する。上記のように、第4駆動部64、第5駆動部65及び第6駆動部66は、振動発生装置3Eが備える複数の駆動部6Aに含まれる。すなわち、各駆動部61~66は、磁石7A、コイル8A、板部材91、保持部材92及び端子部93を備える他、図示しない制御部を備える。
振動発生装置3Eの第1駆動部61では、板部材91は、第1アーム51E3の第1側面部526に取り付けられる。磁石7Aを構成する第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2は、長手軸が+X方向に沿うように、板部材91における+Z方向の面に固定される。すなわち、第1駆動部61の磁石7Aは、第1アーム側磁石であり、第1アーム51E3において回転軸Rxから離間した位置に設けられる。保持部材92の第1板状部921は、ベース4Eの固定部42に固定される。コイル8Aは、磁石7Aと非接触で対向するように、保持部材92の第2板状部922における-Z方向の面に取り付けられる。第1駆動部61のコイル8Aは、第1アーム側コイルである。第1駆動部61においても、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、第2磁石部材7A2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。
振動発生装置3Eの第2駆動部62では、板部材91は、第1アーム51E3の第2側面部527に取り付けられる。磁石7Aを構成する第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2は、長手軸が+Z方向に沿うように、板部材91における+X方向の面に固定される。すなわち、第2駆動部62の磁石7Aは、第1アーム側磁石であり、第1アーム51E3において回転軸Rxから離間した位置に設けられる。保持部材92の第1板状部921は、ベース4Eの固定部43に固定される。コイル8Aは、磁石7Aと非接触で対向するように、保持部材92の第2板状部922における-X方向の面に取り付けられる。第2駆動部62のコイル8Aは、第1アーム側コイルである。第2駆動部62においても、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、第2磁石部材7A2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。
振動発生装置3Eの第3駆動部63では、板部材91は、第1アーム51E3の第3側面部528に取り付けられる。磁石7Aを構成する第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2は、長手軸が+Z方向に沿うように、板部材91における-X方向の面に固定される。すなわち、第3駆動部63の磁石7Aは、第1アーム側磁石であり、第1アーム51E3において回転軸Rxから離間した位置に設けられる。保持部材92の第1板状部921は、ベース4Eの固定部44に固定される。コイル8Aは、磁石7Aと非接触で対向するように、保持部材92の第2板状部922における+X方向の面に取り付けられる。第3駆動部63のコイル8Aは、第1アーム側コイルである。第3駆動部63においても、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、第2磁石部材7A2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。
振動発生装置3Eの第4駆動部64では、板部材91は、第2アーム51E4の第1側面部526に取り付けられる。磁石7Aを構成する第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2は、長手軸が+X方向に沿うように、板部材91における-Z方向の面に固定される。すなわち、第4駆動部64の磁石7Aは、第2アーム側磁石であり、第2アーム51E4において回転軸Rxから離間した位置に設けられる。保持部材92の第1板状部921は、ベース4Eの固定部46に固定される。コイル8Aは、磁石7Aと非接触で対向するように、保持部材92の第2板状部922における+Z方向の面に取り付けられる。第4駆動部64のコイル8Aは、第2アーム側コイルである。第4駆動部64においても、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、第2磁石部材7A2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。
振動発生装置3Eの第5駆動部65では、板部材91は、第2アーム51E4の第2側面部527に取り付けられる。磁石7Aを構成する第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2は、長手軸が+Z方向に沿うように、板部材91における+X方向の面に固定される。すなわち、第5駆動部65の磁石7Aは、第2アーム側磁石であり、第2アーム51E4において回転軸Rxから離間した位置に設けられる。保持部材92の第1板状部921は、ベース4Eの固定部47に固定される。コイル8Aは、磁石7Aと非接触で対向するように、保持部材92の第2板状部922において磁石7Aと対向する-X方向の面に取り付けられる。第5駆動部65のコイル8Aは、第2アーム側コイルである。第5駆動部65においても、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、第2磁石部材7A2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。
振動発生装置3Eの第6駆動部66では、板部材91は、第2アーム51E4の第3側面部528に取り付けられる。磁石7Aを構成する第1磁石部材7A1及び第2磁石部材7A2は、長手軸が+Z方向に沿うように、板部材91における-X方向の面に固定される。すなわち、第6駆動部66の磁石7Aは、第2アーム側磁石であり、第2アーム51E4において回転軸Rxから離間した位置に設けられる。保持部材92の第1板状部921は、ベース4Eの固定部48に固定される。コイル8Aは、磁石7Aと非接触で対向するように、保持部材92の第2板状部922において磁石7Aと対向する+X方向の面に取り付けられる。第6駆動部66のコイル8Aは、第2アーム側コイルである。第6駆動部66においても、第1磁石部材7A1において第1延在部8A1と対向する面の磁極と、第2磁石部材7A2において第2延在部8A2と対向する面の磁極とは異なる。
このように、本実施形態では、各磁石7Aの第1磁石部材7A1において第1延在部8A1に対向する面の磁極は、駆動部61~66において同じであり、また、各磁石7Aの第2磁石部材7A2において第2延在部8A2に対向する面の磁極は、駆動部61~66において同じである。
[制御部の構成]
各駆動部61~66の制御部は、対応するコイル8Aに交流電流を通電させることによ
って各コイル8Aに磁界を発生させる。このとき、各制御部は、回転軸Rxよりも+Z方
向に配置された駆動部61~63の各コイル8Aにおける第1延在部8A1が同じ磁極と
なり、回転軸Rxよりも-Z方向に配置された駆動部64~66の各コイル8Aにおける
第1延在部8A1が同じ磁極となるように、各コイル8Aに同周波数の交流電流を通電さ
せる。更に、各制御部は、駆動部61~63の各コイル8Aにおける第1延在部8A1の
磁極と、駆動部64~66の各コイル8Aにおける第1延在部8A1の磁極とが異なるよ
うに、駆動部61~63の各コイル8Aに通電する交流電流の位相に対して半周期ずれた
交流電流を、駆動部64~66の各コイル8Aに通電させる。すなわち、各制御部は、駆
動部61~63のコイル8Aにて生じる磁界の向きと、駆動部64~66のコイル8A
て生じる磁界の向きとが互いに反対方向となるように、各コイル8Aに同周波数の交流電
流を通電させる。
これにより、駆動部61~66のうち少なくとも1つの駆動部によって、他の駆動部によるアーム51Eの揺動が妨げられることを抑制できる。この他、各駆動部61~66の駆動力によってアーム51Eを揺動させることができるので、アーム51Eの揺動時の回転トルクを大きくできる。なお、駆動部61~66は、制御部を共有してもよい。
なお、第1アーム51E3の配置部524,525及び第2アーム51E4の配置部524,525に配置される錘部材54を回転軸Rxからより離れた位置に配置すれば、アーム51Eの駆動力を増加させることができる。また、第1アーム51E3の配置部524,525に配置された錘部材54の回転軸Rxからの位置と、第2アーム51E4の配置部524,525に配置された錘部材54の回転軸Rxからの位置とを、回転軸Rxを中心として対称に配置して、アーム51Eの重心位置を回転軸Rx上に設定することによって、アーム51Eを安定して揺動させることができる。このような錘部材54の対称配置に限らず、錘部材54の位置又は数を第1アーム51E3と第2アーム51E4とで異ならせて、アーム51Eの重心位置を回転軸Rxからずらしてもよい。
[第3実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクターは、第1実施形態に係るプロジェクター1と同様の効果を奏することができる。
[第3実施形態の変形]
振動発生装置3Eでは、上記した第1実施形態の変形と同様に、回転軸Rxに対して+Z方向に配置される駆動部61~63のうち、1又は2の駆動部は無くてもよく、回転軸Rxに対して-Z方向に配置される駆動部64~66のうち、1又は2の駆動部は無くてもよい。
また、振動発生装置3Eに対して、上記した第1実施形態の変形を適用してもよい。
更に、振動発生装置3Eが備えるアーム51Eは、第2実施形態に係るアーム51Dと同様に、第1アーム51E3と第1錘部51E6とが一体化されたものでもよく、第2アーム51E4と第2錘部51E7とが一体化されたものでもよい。
[第4実施形態]
次に、本開示の第4実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、第1実施形態に係るプロジェクターと同様の構成を備えるが、アームが板材によってベースに揺動可能に取り付けられている点で相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図20は、本実施形態に係るプロジェクターが備える振動低減装置の振動発生装置3Fを+Y方向から見た平面図である。
本実施形態に係るプロジェクターは、振動発生装置3Aに代えて、図20に示す振動発生装置3Fを備える他は、第1実施形態に係るプロジェクター1と同様の構成及び機能を備える。すなわち、本実施形態に係る振動低減装置は、振動発生装置3Aに代えて振動発生装置3Fを備える他は、第1実施形態に係る振動低減装置2と同様の構成及び機能を備える。
振動発生装置3Fは、ベース4E及び振り子5Eに代えて、ベース4F及び振り子5Fを備える他は、第3実施形態に係る振動発生装置3Eと同様の構成及び機能を備える。すなわち、振動発生装置3Fは、ベース4F、振り子5F、複数の駆動部6Aを備え、複数の駆動部6Aは、第1駆動部61、第2駆動部62、第3駆動部63、第4駆動部64、第5駆動部65及び第6駆動部66を含む。
[ベースの構成]
ベース4Fは、振り子5Fを支持する他、各駆動部61~66の保持部材92が固定される板状部材である。ベース4Fは、取付部41に代えて取付部4F1を備える他は、ベース4Eと同様の構成及び機能を備える。
取付部4F1は、ベース4Fにおける+Z方向の中央で、アーム51Eを挟む位置に設けられている。取付部4F1には、振り子5Fを構成する板材5F1が有する一対の取付部5F12が固定される。
[振り子の構成]
振り子5Fは、ベース4Fに取り付けられる。振り子5Fは、回転軸部55に代えて板材5F1を備える他は、振り子5Eと同様の構成を備える。すなわち、振り子5Fは、アーム51E及び板材5F1を備える。
板材5F1は、+X方向に沿うようにベース4Fに固定されて、アーム51Eの回転軸Rxを構成する。板材5F1は、固定部5F11と、一対の取付部5F12と、一対の捻れ部5F13と、を有する。
固定部5F11は、板材5F1においてアーム51Eの接続部51E2に固定される部分である。固定部5F11は、+X方向における板材5F1の中央に設けられ、ねじS2によって接続部51E2における+Y方向の面に固定される。
一対の取付部5F12は、固定部5F11を+X方向において挟む位置に設けられている。一対の取付部5F12のそれぞれは、取付部4F1のうち対応する取付部4F1に、ねじS3によって固定される。
一対の捻れ部5F13は、固定部5F11と一対の取付部5F12との間に配置されている。具体的に、一対の捻れ部5F13のうち一方の捻れ部5F13は、固定部5F11と一対の取付部5F12のうち+X方向の取付部5F12との間に設けられ、他方の捻れ部5F13は、固定部5F11と一対の取付部5F12のうち-X方向の取付部5F12との間に設けられている。一対の捻れ部5F13のそれぞれは、+X方向に沿って直線状に延出している。
一対の捻れ部5F13は、ベース4Fに対してアーム51Eが各駆動部61~66によって揺動されるときに、+X方向に沿う軸を中心に捻れることによって、アーム51Eの揺動を可能とする。すなわち、一対の捻れ部5F13を結ぶ軸の延長線が、アーム51Eの回転軸Rxである。
[第4実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクターは、第3実施形態に係るプロジェクターと同様の効果を奏する。
[第4実施形態の変形]
上記した振動発生装置3Fでは、板材5F1は、+X方向に沿う一対の捻れ部5F13を有するとした。すなわち、一対の捻れ部5F13のそれぞれは、+X方向に沿う直線状に延出しているとした。しかしながら、これに限らず、一対の捻れ部5F13は、他の形状であってもよい。
図21は、振動発生装置3Fの変形を示す平面図である。詳述すると、図21は、振動発生装置3Fの板材5F1の変形である板材5F2を示す平面図である。
例えば、振動発生装置3Fは、板材5F1に代えて、図21に示す板材5F2を採用してもよい。
板材5F2は、板材5F1と同様に、ベース4Fの取付部4F1に固定されて、アーム51Eの回転軸Rxを構成する。板材5F2は、一対の捻れ部5F13に代えて、一対の捻れ部5F23を有する他は、板材5F1と同様の構成及び機能を備える。すなわち、板材5F2は、固定部5F11と、一対の取付部5F12と、一対の捻れ部5F23と、を有する。
一対の捻れ部5F23は、一対の捻れ部5F13と同様に、固定部5F11と一対の取付部5F12との間に配置されている。一対の捻れ部5F23は、アーム51Eが各駆動部61~66によってベース4Fに対して揺動されるときに、+X方向に沿う軸を中心に捻れることによって、アーム51Eの揺動を可能とする。すなわち、一対の捻れ部5F23を結ぶ軸の延長線が、アーム51Eの回転軸Rxである。
一対の捻れ部5F23のそれぞれは、+Y方向から見て+Z方向に開口する略U字状に形成されている。このような形状に一対の捻れ部5F23が形成されていることによって、一対の捻れ部5F23の強度を高めることができる。
[第4実施形態の他の変形]
上記した振動発生装置3Fは、駆動部61~66を備えるとした。しかしながら、これに限らず、振動発生装置3Fは、駆動部61~66のうち少なくとも1つの駆動部を備えない構成としてもよい。換言すると、振動発生装置3Fは、駆動部61~66のうち1つの駆動部を備える構成としてもよい。例えば、振動発生装置3Fは、回転軸Rxに対して+Z方向に配置される駆動部61~63のうちの少なくとも1つの駆動部と、回転軸Rxに対して-Z方向に配置される駆動部64~66のうちの少なくとも1つの駆動部と、を備える構成としてもよい。
また、本実施形態に係る振動発生装置3Fに対して、上記した第1実施形態の変形を適用してもよい。
更に、本実施形態に係る振動発生装置3Fが備えるアーム51Eは、第2実施形態に係るアーム51Dと同様に、第1アーム51E3と第1錘部51E6とが一体化されたものでもよく、第2アーム51E4と第2錘部51E7とが一体化されたものでもよい。
また、板材5F1,5F2によって、上記したアーム51,51C,51Dがベースに対して回転軸Rxを中心に揺動可能に支持されてもよい。
[実施形態の変形]
本開示は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形及び改良等は、本開示に含まれるものである。
上記第1、第3及び第4実施形態では、錘部53は、配置部524,525に配置される少なくとも1つの錘部材54によって構成されるとした。換言すると、配置部524,525には、複数の錘部材54が配置可能であるとした。しかしながら、これに限らず、例えば重量及び形状のうち少なくとも一方が異なる複数種類の錘部材から選択された錘部材が錘部として配置部524,525に配置されてもよい。
上記第1、第3及び第4実施形態では、アーム51,51C,51Eは、配置部524,525を備えるとした。しかしながら、これに限らず、アーム51,51C,51Eは、配置部524,525のうち一方の配置部のみ備える構成としてもよい。
上記第3及び第4実施形態では、アーム51Eが備える第1アーム51E3及び第2アーム51E4のそれぞれは、配置部524,525を備えるとした。しかしながら、これに限らず、第1アーム51E3及び第2アーム51E4のうち、一方のアームのみが、錘部材54を配置可能な配置部を備えていてもよい。
上記第1、第3及び第4実施形態では、錘部53を構成する錘部材54は、略直方体形状に形成されているとした。しかしながら、これに限らず、錘部材54の形状は、他の形状であってもよい。例えば、錘部材54は、略立方体形状に形成されていてもよい。
上記第1、第3及び第4実施形態では、錘部材54は、配置部524,525において+X方向に沿って配置され、配置部524,525には、±Y方向から見て、回転軸Rxに直交する方向に錘部材54を複数配列可能であるとした。しかしながら、これに限らず、錘部材54は、±Y方向から見て回転軸Rxに直交する方向に沿って配置部524,525に配置されてもよい。この場合は、配置部524,525には、回転軸Rxに沿う方向に錘部材54を複数配列可能であってもよい。
上記第1、第3及び第4実施形態では、錘部材54は、配置部524,525に積層して配置可能であるとした。しかしながら、これに限らず、錘部材54は、必ずしも配置部524,525に積層して配置されなくてもよい。換言すると、振動発生装置の構成は、錘部材54が積層して配置されない構成としてもよい。
上記第1、第3及び第4実施形態では、アーム51,51C,51Eは、回転軸部55又は板材5F1,5F2をベース4A,4C,4E,4Fに対して装着及び脱離することによって、ベース4A,4C,4E,4Fに対して装着及び脱離可能に構成されているとした。すなわち、アーム51,51C,51Eは、ベース4A,4C,4E,4Fに対して取り外し可能に取り付けられているとした。しかしながら、これに限らず、振動発生装置においてアームは、取外し不可能に取り付けられていてもよい。
一方、アームがベースに対して装着及び脱離可能に取り付けられる構成は、回転軸部55及び板材5F1,5F2に限らず、他の構成でもよい。
上記第2実施形態では、アーム51Dは、錘部53の形状及び配置が異なることによって、ベース4Aに取り付けられたアーム51Dの揺動時に発生する回転トルクが異なるとした。しかしながら、これに限らず、アーム51Dの材料が異なる等、他の要素によって、発生する回転トルクを異ならせてもよい。
上記各実施形態では、駆動部6Aを構成する磁石7A,7Bは、板部材91によってアーム51,51C,51D,51Eに設けられ、駆動部6Aを構成するコイル8Aは、保持部材92によってベース4A,4C,4E,4Fに設けられているとした。しかしながら、これに限らず、コイル8Aは、アーム以外の他の構成、例えばフレーム23に設けられていてもよい。また、コイル8Aがアーム51,51C,51D,51Eに設けられ、コイル8Aと非接触で対向する磁石7A,7Bがアーム以外の構成に設けられていてもよい。
上記各実施形態では、アーム51,51C,51D,51Eにおいて第2側面部527
及び第3側面部528は、回転軸Rxと平行な方向に交差しているとした。詳述すると、
第2側面部527及び第3側面部528は、回転軸Rxと平行な方向に対して直交してい
るとした。しかしながら、これに限らず、第2側面部527及び第3側面部528は、回
転軸Rxと平行な方向に交差していればよく、回転軸Rxに直交する仮想面に対して傾斜
していてもよい。すなわち、回転軸Rxと平行な方向に交差しているとは、当該平行な方
向に直交している場合だけでなく、当該平行な方向に直交する仮想面に対して傾斜してい
る場合も含む。
上記各実施形態では、振動発生装置3A,3C,3E,3Fを備える振動低減装置2を、電子機器であるプロジェクター1に適用した例を挙げた。しかしながら、振動低減装置2が適用される電子機器は、プロジェクターに限らず、他の電子機器に適用してもよい。
また、本開示の振動発生装置は、振動を発生するものとして、単独で用いてもよく、電子機器に採用してもよい。
[本開示のまとめ]
以下、本開示のまとめを付記する。
本開示の第1態様に係る振動発生装置は、振動を対象物に伝えるベースと、前記ベースに回転軸を中心に揺動可能に設けられたアームと、磁石と、前記磁石に非接触で対向して配置されるコイルとを有し、前記アームを揺動させる少なくとも1つの駆動部と、を備え、前記磁石及び前記コイルのうち一方は、前記アームにおいて前記回転軸とは離間した位置に配置され、前記アームは、前記アームにおいて前記回転軸から離間した位置に設けられた配置部と、前記配置部に装着及び脱離可能に取り付けられる錘部と、を備える。
このような構成によれば、配置部に取り付けられる錘部の構成を変更することにより、ベースに対して揺動するアームの重量及び重心を容易に変更できる。従って、振動発生装置にてアームの揺動によって発生する振動の大きさを容易に調節できる。
上記第1態様では、前記錘部は、少なくとも1つの錘部材によって構成され、前記配置部は、複数の前記錘部材を配置可能に構成されていてもよい。
このような構成によれば、配置部に配置される錘部材の数及び位置を調節することによって、錘部の重量及び形状、ひいては、アームの重量及び重心を容易に調節できる。従って、振動発生装置にてアームの揺動によって発生する振動の大きさを容易に調節できる。
上記第1態様では、前記錘部材は、前記配置部に積層して配置可能に構成されていてもよい。
このような構成によれば、配置部に配置された錘部材に対して、更に錘部材を積層して配置できる。これにより、より多くの錘部材を配置部に配置できることから、錘部の重量及び形状のパターンを増やすことができる。従って、アームの重量及び重心のパターンを増加でき、ひいては、振動発生装置によって発生する振動をより細かく調節できる。
上記第1態様では、前記錘部材は、略直方体形状に形成されていてもよい。
このような構成によれば、錘部材を積層して配置しやすくできる。
上記第1態様では、前記錘部材は、前記回転軸に沿って配置され、前記配置部は、前記配置部に対向する位置から見て、前記錘部材を前記回転軸に直交する方向に複数配列可能であってもよい。
ここで、配置部に対向する位置から見て、錘部材が回転軸に直交する方向に配置される場合、錘部材を配置部に1つ配置した場合と、錘部材を配置部に2つ配置した場合とでは、アームの重心位置は大きくは変化しない。
これに対し、配置部に対向する位置から見て、錘部材が回転軸に沿って配置される場合、アームにおける回転軸とは反対側の端部に重量を付加しやすくできるので、錘部材を配置部に1つ配置した場合と、錘部材を配置部に2つ配置した場合とで、アームの重心位置を大きく変化させることができる。従って、アームの重心位置を調節しやすくできる。
上記第1態様では、前記アームは、前記ベースに装着及び脱離可能に取り付けられていてもよい。
このような構成によれば、ベースからアームを取り外した状態にて、アームの配置部に錘部を配置可能である。従って、アームに対する錘部の配置を容易に実施できる。
本開示の第2態様に係る振動発生装置は、振動を対象物に伝えるベースと、前記ベースに装着及び脱離可能に取り付けられ、回転軸を中心に揺動可能なアームと、磁石と、前記磁石に非接触で対向して配置されるコイルとを有し、前記アームを揺動させる少なくとも1つの駆動部と、を備え、前記磁石及び前記コイルのうち一方は、前記回転軸とは離間した位置に配置され、前記アームは、前記アームの揺動によって発生する回転トルクが異なる複数種類の前記アームから選択されて前記ベースに装着される。
このような構成によれば、ベースに装着されるアームを変更することによって、アームの揺動によって発生する振動発生装置の振動の大きさを調節できる。従って、振動発生装置にて発生する振動の大きさを容易に調節できる。
上記第2態様では、前記アームは、前記回転軸から離れた位置に配置された錘部を有し、複数種類の前記アームは、前記アームにおける前記錘部の重量、及び、前記錘部の形状のうち少なくとも1つが異なっていてもよい。
このような構成によれば、ベースに装着されるアームを変更することによって、アームの揺動によって発生する回転トルクを調節でき、振動発生装置にて発生する振動の大きさを確実に調節できる。
本開示の第3態様に係る振動低減装置は、上記第1態様又は第2態様に係る振動発生装置と、振動を検出する検出部と、前記検出部によって検出された振動と逆位相の振動を、前記振動発生装置に発生させる動作制御部と、を備える。
このような構成によれば、上記第1態様又は第2態様に係る振動発生装置と同様の効果を奏することができる。また、検出部によって検出された振動と逆位相の振動を振動発生装置によって発生できるので、振動低減装置の設置対象の振動を低減できる。
本開示の第4態様に係る電子機器は、上記第3態様に係る振動低減装置を備える。
このような構成によれば、上記第3態様に係る振動低減装置と同様の効果を奏することができ、電子機器の振動を低減できる。
1…プロジェクター(電子機器)、2…振動低減装置、3A,3C,3E,3F…振動発生装置、4A,4C,4E,4F…ベース、5A,5C,5E,5F…振り子、51,51C,51D,51E…アーム、51E1…アーム本体、51E5…錘部、52…アーム本体、521…接続部、5211…孔部、522…延出部、523…拡大部、524,525…配置部、526…第1側面部、5261…取付部、527…第2側面部、5271…取付部、528…第3側面部、5281…取付部、53…錘部、54…錘部材、55…回転軸部、551,551L,551R…支持部、552…装着部、6A…駆動部、61…第1駆動部、62…第2駆動部、63…第3駆動部、64…第4駆動部、65…第5駆動部、66…第6駆動部、7A,7B…磁石、7A1…第1磁石部材、7A2…第2磁石部材、8A…コイル、8A1…第1延在部、8A2…第2延在部、91…板部材、92…保持部材、921…第1板状部、922…第2板状部、93…端子部、S1…ねじ。

Claims (10)

  1. 振動を対象物に伝える平板状のベースと、
    前記ベースの平面に対して平行となる回転軸を中心に揺動可能なアームと、
    前記ベースに設けられ、前記アームを、前記回転軸を中心に揺動可能に支持する支持部
    と、
    磁石と、前記磁石に非接触で対向して配置されるコイルとを有し、前記アームを揺動さ
    せる少なくとも1つの駆動部と、を備え、
    前記磁石及び前記コイルのうち一方は、前記アームにおいて前記回転軸とは離間した位
    置に配置され、
    前記アームは、
    前記回転軸から延出する延出部と、前記延出部の端部に設けられ前記延出部より幅が
    広い拡大部と、前記拡大部に設けられた配置部と、
    前記配置部に装着及び脱離可能に取り付けられる錘部と、を備え、
    前記錘部は、長手方向を持つ略直方体形状に形成され、前記長手方向は前記回転軸と平
    行である、ことを特徴とする振動発生装置。
  2. 請求項1に記載の振動発生装置において、
    前記錘部は、少なくとも1つの錘部材によって構成され、
    前記配置部は、複数の前記錘部材を配置可能に構成されている、ことを特徴とする振動
    発生装置。
  3. 請求項2に記載の振動発生装置において、
    前記錘部材は、前記配置部に積層して配置可能に構成されている、ことを特徴とする振
    動発生装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の振動発生装置において、
    前記配置部は、前記配置部に対向する位置から見て、前記錘部材を前記回転軸に直交す
    る方向に複数配列可能である、ことを特徴とする振動発生装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の振動発生装置において、
    前記アームは、前記ベースに設けられた前記支持部に装着及び脱離可能に取り付けられ
    ている、ことを特徴とする振動発生装置。
  6. 振動を対象物に伝える平板状のベースと、
    前記ベースの平面に対して平行となる回転軸を中心に揺動可能なアームと、
    前記ベースに設けられ、前記アームを、装着及び脱離可能に、前記回転軸を中心に揺動
    可能に支持する支持部と、
    磁石と、前記磁石に非接触で対向して配置されるコイルとを有し、前記アームを揺動さ
    せる少なくとも1つの駆動部と、を備え、
    前記磁石及び前記コイルのうち一方は、前記回転軸とは離間した位置に配置され、
    前記アームは、前記回転軸から延出する延出部と、前記延出部の端部に設けられ前記延
    出部より幅が広い拡大部と、前記拡大部に設けられた配置部と、前記配置部に配置された
    錘部と、を備え、
    前記錘部は、長手方向を持つ略直方体形状に形成され、前記長手方向は前記回転軸と平
    行であり、
    前記アームは、前記アームの揺動によって発生する回転トルクが異なる複数種類の前
    記アームから選択されて前記ベースに装着される、ことを特徴とする振動発生装置。
  7. 請求項に記載の振動発生装置において、
    複数種類の前記アームは、前記アームにおける前記錘部の重量、及び、前記錘部の形状
    のうち少なくとも1つが異なる、ことを特徴とする振動発生装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の振動発生装置において、
    前記アームの前記延出部は、貫通孔を有する、ことを特徴とする振動発生装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の振動発生装置と、
    振動を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された振動と逆位相の振動を、前記振動発生装置に発生させる
    動作制御部と、を備える、ことを特徴とする振動低減装置。
  10. 請求項9に記載の振動低減装置を備える、ことを特徴とする電子機器。
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