JP7404515B2 - 振動発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、振動発生装置に関する。
従来、携帯情報端末(例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末等)、ゲーム機、自動車等の車両に搭載された情報表示装置等の電子機器において、各種着信(例えば、通話着信、メール着信、SNS着信)の通知や、ユーザ操作に対するフィードバックを、ユーザに触覚的に与えるための振動を発生させることが可能な振動発生装置が用いられている。
このような振動発生装置として、例えば、下記特許文献1には、電磁石によって構成された振動体を、弾性支持体によって振動可能に支持し、第1の共振周波数により振動体が上下方向に振動し、第2の共振周波数により振動体が左右方向に振動するように構成された、振動発生装置が開示されている。
特開2016-96677号公報
ところで、近年、電子機器が小型化されてきているため、当該電子機器に搭載される振動発生装置に対しても、小型化が求められている。しかしながら、上記特許文献に開示されている振動発生装置をそのまま小型化しても、バネ長が短くなって耐久性が低下するという問題や、振動ストローク量が小さくなってしまうという問題があった。
一実施形態に係る振動発生装置は、筐体と、振動体と、振動体を第1の方向に振動させる駆動手段と、筐体の内部において振動体を、第1の方向に振動可能に保持する弾性支持体とを備え、弾性支持体は、振動体を保持する保持部と、保持部の第1の方向における両方の側部に、第1の方向に多重に折り重ねられた板バネ状の弾性部とを有し、弾性部は、保持部の外側に配置され第1の方向と直交する第3の方向に延在する第1の平坦部と、保持部と第1の平坦部の上縁部とを接続し、且つ折り目が第1の方向および第3の方向と直交する第2の方向に延在する第1の折り曲げ部と、第1の平坦部の外側に配置され第3の方向に延在する第2の平坦部と、第1の平坦部の下縁部と第2の平坦部の下縁部とを連結し、且つ折り目が第2の方向に延在する第2の折り曲げ部とを備え、第1の平坦部は、第1の折り曲げ部との接続位置と、第2の折り曲げ部との接続位置との間で、第2の方向に延在する腕部を有する。
一実施形態によれば、小型でありながらバネ長が長く耐久性の高い振動発生装置を実現することができる。
一実施形態に係る振動発生装置の外観斜視図 一実施形態に係る振動発生装置(上側ケースおよびFPCが取り外された状態)の外観斜視図 一実施形態に係る振動発生装置の分解斜視図 一実施形態に係る振動ユニットの分解斜視図 一実施形態に係る弾性支持体の上方から見た外観斜視図 一実施形態に係る弾性支持体の下方から見た外観斜視図 一実施形態に係る弾性支持体の平面図 一実施形態に係る弾性支持体の正面図 一実施形態に係る弾性支持体の側面図 一実施形態に係る弾性支持体の折り曲げ線における断面図 一実施形態に係る弾性支持体の折り曲げ線における断面図 一実施形態に係る弾性支持体(下側ケースに組み込まれた状態)の一部拡大図 一実施形態に係る振動発生装置が備える永久磁石の着磁状態を説明するための図 一実施形態に係る振動発生装置が備える振動ユニットの動作を説明するための図 一実施形態に係る振動発生装置が備える振動ユニットの動作を説明するための図
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
(振動発生装置10の構成)
図1は、一実施形態に係る振動発生装置10の外観斜視図である。図2は、一実施形態に係る振動発生装置10(上側ケース112およびFPC160が取り外された状態)の外観斜視図である。図3は、一実施形態に係る振動発生装置10の分解斜視図である。なお、以降の説明では、便宜上、図中Z軸方向を縦方向または上下方向とし、X軸方向を、横方向または左右方向とし、Y軸方向を前後方向とする。また、X軸方向を、「第1の方向」の一例とし、Y軸方向を、「第2の方向」の一例とし、Z軸方向を、「第3の方向」の一例とする。
図1~図3に示す振動発生装置10は、例えば、携帯情報端末(例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末等)、ゲーム機、自動車等の車両に搭載された情報表示装置等の電子機器に搭載される装置である。この振動発生装置10は、例えば、各種着信(例えば、通話着信、メール着信、SNS着信)を通知するための振動や、ユーザ操作に対するフィードバックをユーザに触覚的に与えるための振動等を発生させるために用いられる。
振動発生装置10は、当該振動発生装置10が搭載される電子機器における省スペース化のために、小型且つ薄型に形成されている。例えば、振動発生装置10は、上下方向(X軸方向)の厚さが3.5mmであり、左右方向(X軸方向)の幅が12.0mmであり、前後方向(Y軸方向)の長さが27.0mmである。特に、振動発生装置10は、従来の振動発生装置の上下方向(X軸方向)の厚さが9.0mmであることから、極めて薄型に形成されている。
振動発生装置10は、筐体110の内部に設けられている振動ユニット120が、上下方向(図中Z軸方向)および左右方向(X軸方向)に振動を発生するように構成されている。特に、振動発生装置10は、一般的な上下方向及び左右方向に振動する振動発生装置と比較して、上下方向(Z軸方向)における薄型化が実現されたものとなっている。さらに、振動発生装置10は、振動ユニット120において、左右方向(X軸方向)に2つの電磁石を並べて設けたことにより、上下方向における薄型化を実現しつつ、振動ユニット120の十分な振動を得ることが可能となっている。
図1~図3に示すように、振動発生装置10は、筐体110、振動ユニット120、永久磁石171~174、およびFPC(Flexible Printed Circuits:フレキシブルプリント基板)160を備えて構成されている。
筐体110は、金属板を加工することにより形成されており、概ね薄型の直方体をなす箱状の部材である。筐体110は、互いに分離可能な、下側ケース111および上側ケース112を有する。下側ケース111は、上部が開口された容器状の部材である。下側ケース111の内部には、その他の各構成部品(振動ユニット120、永久磁石171~174、およびFPC160)が組み込まれる。上側ケース112は、蓋状の部材であり、下側ケース111の上部開口に覆い被さることにより、下側ケース111の上部開口を閉塞する。図1に示すように、上側ケース112は、下側ケース111の上縁部に設けられた複数の爪部111Aの各々が内側に折り曲げられて、当該複数の爪部111Aによって上方から押さえつけられることにより、下側ケース111に固定される。
振動ユニット120は、第1の電磁石120A、第2の電磁石120B、錘126、および弾性支持体125を有する。振動ユニット120は、第1の電磁石120Aおよび第2の電磁石120Bによって磁界を発生させることにより、弾性支持体125を弾性変形させつつ、弾性支持体125によって保持された錘126を、上下方向(図中Z軸方向)および左右方向(X軸方向)に振動させる。なお、第1の電磁石120A、第2の電磁石120B、錘126が「振動体」を構成している。
永久磁石171,173は、筐体110の内部において、第1の電磁石120Aおよび第2の電磁石120Bが備える磁心121の一方の端部(図中Y軸負側の端部)と対向するように、横方向に並べて設けられている。永久磁石172,174は、筐体110の内部において、第1の電磁石120Aおよび第2の電磁石120Bが備える磁心121の他方の端部(図中Y軸正側の端部)と対向するように、横方向に並べて設けられている。なお、永久磁石171、永久磁石173、第1の電磁石120A、第2の電磁石120Bが「駆動手段」を構成している。
FPC160は、コイル122Aに対して外部からの通電を可能とする「通電手段」の一例である。FPC160は、第1の電磁石120Aおよび第2の電磁石120Bが備えるコイル122Aに交流電流を供給するために、コイル122Aと外部回路(図示省略)とを接続する部材である。FPC160は、金属膜からなる配線をポリイミド等の樹脂材料により挟んだ構造を有するフィルム状の部材である。FPC160は、可撓性を有しているため、折り曲げたり撓んだりすることが可能である。FPC160は、その外部回路側の端部を除き、筐体110の内部に配置されている。一方、FPC160の外部回路側の端部は、上側ケース112に形成された開口部112Aから、筐体110の外部に露出している。当該露出部分には、外部回路に電気的に接続するための、金属膜からなる電極端子が形成されている。
このように構成された振動発生装置10は、外部回路(図示省略)からFPC160を介して、第1の電磁石120Aおよび第2の電磁石120Bに交流電流が供給されることにより、第1の電磁石120Aおよび第2の電磁石120Bの周囲に交番磁界を発生させることができる。これにより、振動発生装置10は、第1の電磁石120Aおよび第2の電磁石120Bと、永久磁石171~174との間に生じた引力および斥力により、弾性支持体125を弾性変形させつつ、弾性支持体125によって保持された錘126を、上下方向(図中Z軸方向)および左右方向(X軸方向)に能動的に振動させることができる。
(振動ユニット120の構成)
図4は、一実施形態に係る振動ユニット120の分解斜視図である。図4に示すように、振動ユニット120は、磁心121A、コイル122A、磁心121B、コイル122B、弾性支持体125、錘126、ホルダ127A、およびホルダ127Bを備えて構成されている。
磁心121Aおよびコイル122Aは、第1の電磁石120Aを構成する。磁心121Bおよびコイル122Bは、第2の電磁石120Bを構成する。磁心121A,121Bは、鉄等の強磁性体により形成されている、角柱状の部材である。コイル122A,122Bは、磁心121A,121Bに対して、電線が多重に巻かれることによって形成される。コイル122A,122Bを形成する電線は、電気抵抗が比較的小さい素材を用いることが好ましく、例えば、絶縁体で被覆された銅線が好適に用いられる。コイル122A,122Bを形成する電線は、FPC160(図1参照)に対して半田付け等によって接続される。
第1の電磁石120Aは、FPC160を介して、外部回路からコイル122Aに電流が供給されることにより、当該第1の電磁石120Aの周囲に交番磁界を発生させる。これにより、第1の電磁石120Aは、磁心121Aの一端と磁心121Aの他端とが、互いに異なる磁極に磁化されつつ、磁心121Aの一端と磁心121Aの他端との各々が、N極とS極とに交互に磁化されることとなる。
第2の電磁石120Bは、FPC160を介して、外部回路からコイル122Bに電流が供給されることにより、当該第2の電磁石120Bの周囲に交番磁界を発生させる。これにより、第2の電磁石120Bは、磁心121Bの一端と磁心121Bの他端とが、互いに異なる磁極に磁化されつつ、磁心121Bの一端と磁心121Bの他端との各々が、N極とS極とに交互に磁化されることとなる。
弾性支持体125は、第1の電磁石120A、第2の電磁石120B、および錘126を支持するとともに、上下方向(図中Z軸方向)および左右方向(X軸方向)に弾性変形することにより、錘126の上下方向(図中Z軸方向)および左右方向(X軸方向)への振動を可能とする。
錘126は、「振動体」の一部を構成し、一定の重量を有する角棒状の部材である。錘126は、ホルダ127Aおよびホルダ127Bによって保持される。錘126は、第1の電磁石120Aと第2の電磁石120Bとの間において、第1の電磁石120Aおよび第2の電磁石120Bと平行に配置される。錘126は、第1の電磁石120Aおよび第2の電磁石120Bの駆動により、弾性支持体125を弾性変形させながら、上下方向(図中Z軸方向)および左右方向(X軸方向)へ振動する。例えば、錘126には、十分な重量を確保すべく、金属素材が用いられる。特に、錘126には、比較的比重が高い金属素材を用いることが好ましい。例えば、本実施形態では、錘126に、比較的比重が高い金属素材の好適な一例として、磁心121A,121Bに用いられる鉄や、コイル122A,122Bに用いられる銅よりも比重が高い、タングステンを用いている。
ホルダ127Aは、磁心121A、磁心121B、および錘126の各々の一端(Y軸負側の端部)を保持する。ホルダ127Bは、磁心121A、磁心121B、および錘126の各々の他端(Y軸正側の端部)を保持する。ホルダ127A,127Bは、絶縁性且つ非磁性の素材(例えば、樹脂)が用いられて形成される。例えば、本実施形態では、ホルダ127A,127Bは、ナイロン(ポリアミド樹脂)が用いられて形成されている。
このように、本実施形態の振動発生装置10は、振動ユニット120において、2つの電磁石120A,120Bが横方向(X軸方向)に並べて設けられている。これにより、本実施形態の振動発生装置10は、振動ユニット120の薄型化を実現しつつ、振動ユニット120の薄型化(すなわち、電磁石の小型化)に伴う振動量の減少分を、2つの電磁石120A,120Bによって補うことができる。したがって、本実施形態の振動発生装置10によれば、振動ユニット120の薄型化を実現しつつ、振動ユニット120の十分な振動を得ることができる。
(弾性支持体125の構成)
図5は、一実施形態に係る弾性支持体125の上方から見た外観斜視図である。図6は、一実施形態に係る弾性支持体125の下方から見た外観斜視図である。図7は、一実施形態に係る弾性支持体125の平面図である。図8は、一実施形態に係る弾性支持体125の正面図である。図9は、一実施形態に係る弾性支持体125の側面図である。
図10は、一実施形態に係る弾性支持体125の折り曲げ線L12(図7参照)における断面図である。図11は、一実施形態に係る弾性支持体125の折り曲げ線L13(図7参照)における断面図である。
図5~図9に示すように、弾性支持体125は、保持部140、左右一対の弾性部150(第1の弾性部150Aおよび第2の弾性部150B)を有する。弾性支持体125は、一枚の金属板が加工されることによって、これらの各構成部140~160が一体的に形成される。
保持部140は、振動ユニット120の他の構成部品(2つの電磁石120A,120B、錘126等)を保持する受け皿状の部分である。保持部140は、上方からの平面視において、Y軸方向を長手方向とする長方形状を有する。保持部140は、底板部141、前側壁部142、後側壁部143、右側壁部144、および左側壁部145を有する。
底板部141は、左右方向(X軸方向)を短手方向とし、前後方向(Y軸方向)を長手方向とする長方形状をなす平板状の部分である。
前側壁部142は、底板部141の前側(Y軸正側)の短辺部分から垂直に立設された壁状の部分である。前側壁部142は、矩形状の2つの開口部142A,142Bが横方向(X軸方向)に並べて形成されている。開口部142A,142Bは、磁心121A,磁心121Bの各々の一端部分を貫通させた後に、かしめられることによって、磁心121A,磁心121Bの各々の一端を固定的に保持できる。
後側壁部143は、底板部141の後側(Y軸負側)の短辺部分から垂直に立設された壁状の部分である。後側壁部143は、矩形状の2つの開口部143A,143Bが横方向(X軸方向)に並べて形成されている。開口部143A,143Bは、磁心121A,磁心121Bの各々の他端部分を貫通させた後に、かしめられることによって、磁心121A,磁心121Bの各々の他端部分を固定的に保持できる。
右側壁部144は、底板部141の右側(X軸正側)の長辺部分から垂直に立設された壁状の部分である。
左側壁部145は、底板部141の左側(X軸負側)の長辺部分から垂直に立設された壁状の部分である。
(弾性部150)
第1の弾性部150Aは、保持部140の右側壁部144の外側(X軸正側)に設けられている板バネ状の部分である。第2の弾性部150Bは、保持部140の左側壁部145の外側(X軸負側)に設けられている板バネ状の部分である。第2の弾性部150Bは、第1の弾性部150Aと同様の構成を有し、且つ、第1の弾性部150Aと左右対称形状を有する。
第1の弾性部150Aおよび第2の弾性部150Bは、互いに連結された複数の平坦部が、左右方向(X軸方向)に多重に重なった構造を有する。図8に示すように、第1の弾性部150Aは、Y軸方向から正面視したときに、2つの山部A1,A2が横方向(X軸方向)に連なった形状の、折り曲げ構造を有する。また、図8に示すように、第2の弾性部150Bは、Y軸方向から正面視したときに、2つの山部A3,A4が横方向(X軸方向)に連なった形状の、折り曲げ構造を有する。
第1の弾性部150Aは、保持部140の右側壁部144の上縁部に繋がる金属板を、前後方向(Y軸方向)に延在する3つの折り曲げ線L11,L12,L13(図7参照)の各々において、上下方向(図中Z軸方向)に折り曲げることにより形成される。
第2の弾性部150Bは、保持部140の左側壁部145の上縁部に繋がる金属板を、前後方向(Y軸方向)に延在する3つの折り曲げ線L21,L22,L23(図7参照)の各々において、上下方向(図中Z軸方向)に折り曲げることにより形成される。
第1の弾性部150Aおよび第2の弾性部150Bは、いわゆる板バネとして機能する。弾性支持体125は、保持部140と下側ケース111の側壁部との間で、第1の弾性部150Aおよび第2の弾性部150Bが左右方向(X軸方向)および上下方向(Z軸方向)に弾性変形することにより、保持部140が左右方向および上下方向に振動できるようになっている。
(弾性部150の詳細な構成)
以下、図5~図11を参照して、弾性部150の詳細な構成について説明する。図5~図8に示すように、第1の弾性部150Aは、第1の折り曲げ部151、第1の平坦部152、第2の折り曲げ部153、第2の平坦部154、第3の折り曲げ部155、および第3の平坦部156を有する。
なお、第2の弾性部150Bは、第1の弾性部150Aと同様に、第1の折り曲げ部151、第1の平坦部152、第2の折り曲げ部153、第2の平坦部154、第3の折り曲げ部155、および第3の平坦部156を有する。第2の弾性部150Bが備える各構成部151~156は、第1の弾性部150Aが備える各構成部151~156と同様であるため、詳細な説明を省略する。
第1の折り曲げ部151は、保持部140の右側壁部144の上縁部から、外側(X軸正側)且つ下方に、折り曲げ線(折り目)L11(図7参照)に沿って折り曲げられ、第1の平坦部152の上縁部に繋がる部分である。図5および図7に示すように、第1の弾性部150Aは、Y軸方向に互いに離間して配置された、2つの第1の折り曲げ部151A,151Bを有する。2つの第1の折り曲げ部151A,151Bは、Y軸方向に一定の幅を有する。第1の折り曲げ部151Aは、Y軸負側に設けられており、第1の平坦部152の腕部152Bの先端部分に接続されている。第1の折り曲げ部151Bは、Y軸正側に設けられており、第1の平坦部152の腕部152Cの先端部分に接続されている。
第1の平坦部152は、保持部140の右側壁部144の外側(X軸正側)に設けられ、Y軸方向に延在する平坦な壁状部分である。第1の平坦部152の平面形状は、図11に詳細に示されている。図11に示すように、第1の平坦部152は、概ね長方形状の中央部152Aと、中央部152AからY軸負側に延在する腕部152Bと、中央部152AからY軸正側に延在する腕部152Cとを有する。腕部152Bの先端部分における上縁部は、第1の折り曲げ部151Aによって、保持部140の右側壁部144の上縁部に繋がっている。腕部152Cの先端部分における上縁部は、第1の折り曲げ部151Bによって、保持部140の右側壁部144の上縁部に繋がっている。
第2の折り曲げ部153は、第1の平坦部152の中央部152Aの下縁部から、外側(X軸正側)且つ上方に、折り曲げ線(折り目)L12(図7参照)に沿って折り曲げられ、第2の平坦部154の下縁部に繋がる部分である。図6および図7に示すように、第1の弾性部150Aは、Y軸方向に互いに離間して配置された、2つの第2の折り曲げ部153A,153Bを有する。2つの第2の折り曲げ部153A,153Bは、Y軸方向に一定の幅を有する。第2の折り曲げ部153Aは、Y軸負側に設けられており、第1の平坦部152の中央部152Aの下縁部のY軸負側に接続されている。第2の折り曲げ部153Bは、Y軸正側に設けられており、第1の平坦部152の中央部152Aの下縁部のY軸正側に接続されている。
第2の平坦部154は、第1の平坦部152の外側(X軸正側)に設けられ、Y軸方向に延在する平坦な壁状部分である。第2の平坦部154の平面形状は、図10に詳細に示されている。図11に示すように、第2の平坦部154は、概ね長方形状の中央部154Aと、中央部154AからY軸負側に延在する第2の腕部154Bと、中央部154AからY軸正側に延在する第2の腕部154Cとを有する。図10および図11に示すように、第2の平坦部154は、中央部154Aの下縁部において、2つの第2の折り曲げ部153A,153Bによって、第1の平坦部152の中央部152Aの下縁部と繋がっている。
第3の折り曲げ部155は、第2の平坦部154の中央部154Aの上縁部から、外側(X軸正側)且つ下方に、折り曲げ線(折り目)L13(図7参照)に沿って折り曲げられ、第3の平坦部156の上縁部に繋がる部分である。図5および図7に示すように、第1の弾性部150Aは、Y軸方向に互いに離間して配置された、2つの第3の折り曲げ部155A,155Bを有する。2つの第3の折り曲げ部155A,155Bは、Y軸方向に一定の幅を有する。第3の折り曲げ部155Aは、Y軸負側に設けられており、第2の平坦部154の中央部154Aの上縁部のY軸負側に接続されている。第3の折り曲げ部155Bは、Y軸正側に設けられており、第2の平坦部154の中央部154Aの上縁部のY軸正側に接続されている。
第3の平坦部156は、第2の平坦部154の外側(X軸正側)に設けられ、Y軸方向に延在する平坦な壁状部分である。第3の平坦部156の平面形状は、図9に詳細に示されている。図9に示すように、第3の平坦部156は、概ね長方形状の中央部156Aと、中央部156AからY軸負側に延在する第3の腕部156Bと、中央部154AからY軸正側に延在する第3の腕部156Cとを有する。図9および図10に示すように、第3の平坦部156は、その中央部156Aの上縁部において、2つの第3の折り曲げ部155A,155Bによって、第2の平坦部154の中央部154Aの上縁部と繋がっている。
第3の腕部156Bの先端部には、当該第3の腕部156Bよりも外側(X軸正側)にオフセットされた固定部156Dが設けられている。また、第3の腕部156Cの先端部には、当該第3の腕部156Cよりも外側(X軸正側)にオフセットされた固定部156Eが設けられている。固定部156D,156Eは、任意の固定手段(例えば、接着材、リベット、ネジ、カシメ等)により、下側ケース111の右側(X軸正側)の側壁部111Bの内面に固定される。これにより、固定部156D,156Eは、第3の平坦部156を側壁部111Bから離間させた状態で、第1の弾性部150Aを側壁部111Bに固定することができる。
図11に示すように、第1の平坦部152は、第1の折り曲げ部151A,151BとのY軸方向における接続位置が、第2の折り曲げ部153A,153BとのY軸方向における接続位置と異なっている。具体的には、第1の平坦部152において、第1の折り曲げ部151A,151Bとの接続位置は、第2の折り曲げ部153A,153Bとの接続位置よりも、Y軸方向における外側に設けられている。このため、第1の平坦部152は、中央部152AからY軸方向に延在する腕部152B,152Cを有する構成となっており、すなわち、Y軸方向に弾性有効長が拡大された構成となっている。これにより、本実施形態の振動発生装置10は、極めて薄型でありながらも、保持部140の左右方向(X軸方向)への振動ストローク量を大きくすることが可能となっている。
また、図11に示すように、第1の平坦部152の腕部152B,152Cは、上下方向に振幅を有する曲線形状(非直線状)を有している。具体的には、腕部152B,152Cは、中央部152Aから、上側に凸状に湾曲した後、下方に凸状に湾曲しながら、Y軸方向に延在する形状を有する。このため、腕部152B,152Cは、さらに弾性有効長が拡大されたものとなっている。これにより、本実施形態の振動発生装置10は、極めて薄型でありながらも、保持部140の左右方向(X軸方向)への振動ストローク量をさらに大きくすることが可能となっている。また、本実施形態の振動発生装置10は、腕部152B,152Cの縁部が曲線状であるため、大きな振動が生じた場合であっても、腕部152B,152Cの縁部に応力が集中し難く、すなわち、腕部152B,152Cの縁部に亀裂などの損傷が発生し難い耐久性の高いものとなっている。
また、図10に示すように、第2の平坦部154は、Y軸方向における両端部の近傍まで延在するスリット154Dが形成されている。これにより、第2の平坦部154は、全体的に、スリット154Dを取り囲む周回路形状を有するものとなっている。また、第2の腕部154B,154Cは、第2の折り曲げ部153A,153Bとの接続位置から、Y軸方向における外側に向かって延在し、Y軸方向における内側に折り返されて、第3の折り曲げ部155A,155Bとの接続位置に繋がる、いわゆるU字形状を有する。これにより、第2の腕部154B,154Cは、弾性有効長が拡大されている。これにより、本実施形態の振動発生装置10は、極めて薄型でありながらも、保持部140の左右方向(X軸方向)への振動ストローク量をさらに大きくすることが可能となっている。
特に、第2の平坦部154は、スリット154Dを境界に上下に分断されているため、上側の部分と下側の部分とが左右方向(X軸方向)における互いに異なる向きに移動するように弾性変形可能である。これにより、本実施形態の振動発生装置10は、保持部140の左右方向(X軸方向)への振動ストローク量をさらに大きくすることが可能となっている。
また、図10に示すように、スリット154DのY軸方向における両端部には、略円形状の開口部154Eが形成されている。これにより、第2の腕部154B,154Cは、折り返し部分において開口部154Eを取り囲む環状を有し、弾性有効長が拡大されている。これにより、本実施形態の振動発生装置10は、極めて薄型でありながらも、保持部140の左右方向(X軸方向)への振動ストローク量をさらに大きくすることが可能となっている。また、本実施形態の振動発生装置10は、第2の腕部154B,154Cの縁部が曲線状であるため、大きな振動が生じた場合であっても、第2の腕部154B,154Cの縁部に応力が集中し難く、すなわち、第2の腕部154B,154Cの縁部に亀裂などの損傷が発生し難い耐久性の高いものとなっている。
図12は、一実施形態に係る弾性支持体125(下側ケース111に組み込まれた状態)の一部拡大図である。
図12に示すように、2つの第3の折り曲げ部155A,155Bと、2つの第1の折り曲げ部151A,151Bとは、Y軸方向において互いに異なる位置に設けられている。具体的には、2つの第3の折り曲げ部155A,155BのY軸方向における最長距離D1は、2つの第1の折り曲げ部151A,151BのY軸方向における最短距離D2よりも短くなっている。このため、本実施形態の振動発生装置10は、保持部140の左右方向(X軸方向)への大きなストロークにより、保持部140と下側ケース111の側壁部111Bとの間で、第1の弾性部150AがX軸方向に収縮したときに、2つの第1の折り曲げ部151A,151Bの間に、2つの第3の折り曲げ部155A,155Bが入り込むことができる。これにより、本実施形態の振動発生装置10は、2つの第1の折り曲げ部151A,151Bと2つの第3の折り曲げ部155A,155Bとが当接することを防止することができる。
また、図12に示すように、2つの第3の折り曲げ部155A,155BのY軸方向における最短距離D3は、下側ケース111の側壁部111Bの上縁部に形成されている係合爪111CのY軸方向における幅D4よりも長くなっている。このため、本実施形態の振動発生装置10は、保持部140の左右方向(X軸方向)への大きなストロークにより、保持部140と下側ケース111の側壁部111Bとの間で、第1の弾性部150AがX軸方向に収縮したときに、2つの第3の折り曲げ部155A,155Bの間に、係合爪111Cが入り込むことができる。これにより、本実施形態の振動発生装置10は、2つの第3の折り曲げ部155A,155Bと係合爪111Cとが当接することを防止することができる。なお、係合爪111Cは、上側ケース112と係合することによって、下側ケース111の側壁部111Bの外側(X軸正側)への開きを防止するために設けられている。
(永久磁石171~174の着磁状態)
図13は、一実施形態に係る振動発生装置10が備える永久磁石171,173の着磁状態を説明するための図である。ここで、永久磁石171,173を図中Y軸負側から平面視したときの、永久磁石171,173の着磁状態について説明する。
図13に示すように、永久磁石171は、図中Y軸負側から平面視したとき、左上の角から右下の角に至る対角線により2つの領域に分けられており、これら2つの領域が、互いに異なる極性となるように着磁されている。図13に示す例では、永久磁石171の左下側の領域である第1の磁化領域171aがS極に着磁されており、永久磁石171の右上側の領域である第2の磁化領域171bがN極に着磁されている。
同様に、永久磁石173は、図中Y軸負側から平面視したとき、左上の角から右下の角に至る対角線により2つの領域に分けられており、これら2つの領域が、互い異なる極性となるように着磁されている。図13に示す例では、永久磁石173の左下側の領域である第1の磁化領域173aがS極に着磁されており、永久磁石173の右上側の領域である第2の磁化領域173bがN極に着磁されている。
なお、永久磁石171,173と対向する永久磁石172,174は、永久磁石171,173と同様に、図中Y軸負側から平面視したとき、左上の角から右下の角に至る対角線により2つの領域(第1の磁化領域および第2の磁化領域)に分けられている。また、永久磁石172,174は、永久磁石171,173と同様に、左下側の領域である第1の磁化領域がS極に着磁されており、右上側の領域である第2の磁化領域がN極に着磁されている。
(振動ユニット120の動作)
図14は、一実施形態に係る振動発生装置10が備える振動ユニット120の動作を説明するための図である。
本実施形態の振動発生装置10では、第1の電磁石120Aを構成するコイル122Aに交流電流を流すことによって、第1の電磁石120Aの周囲に交番磁界を発生させ、磁心121Aの両端が互いに異なる極性となるように、磁心121Aの両端を磁化させる。
また、本実施形態の振動発生装置10では、第2の電磁石120Bを構成するコイル122Bに交流電流を流すことによって、第2の電磁石120Bの周囲に交番磁界を発生させ、磁心121Bの両端が互いに異なる極性となるように、磁心121Bの両端を磁化させる。
例えば、図14Aに示すように、磁心121A,磁心121Bの各々の一端(図中Y軸負側の端部)がN極に磁化された場合、磁心121Aの一端には、永久磁石171の第1の磁化領域171a(S極)に引き付けられる引力と、永久磁石171の第2の磁化領域171b(N極)と反発し合う斥力が生じる。
同時に、S極に磁化された磁心121Aの他端には、永久磁石172の第1の磁化領域(N極)に引き付けられる引力と、永久磁石172の第2の磁化領域(S極)と反発し合う斥力が生じる。
また、磁心121Bの一端には、永久磁石173の第1の磁化領域173a(S極)に引き付けられる引力と、永久磁石173の第2の磁化領域173b(N極)と反発し合う斥力が生じる。
同時に、S極に磁化された磁心121Bの他端には、永久磁石174の第1の磁化領域(N極)に引き付けられる引力と、永久磁石174の第2の磁化領域(S極)と反発し合う斥力が生じる。
これにより、振動ユニット120は、左方向(図中矢印D1方向)および下方向(図中矢印D2方向)へ移動する。このとき、振動ユニット120の左方向への推力は、第1の電磁石120Aの左方向への推力と、第2の電磁石120Bの左方向への推力とが合算されたものとなる。また、振動ユニット120の下方向への推力は、第1の電磁石120Aの下方向への推力と、第2の電磁石120Bの下方向への推力とが合算されたものとなる。これにより、振動ユニット120は、弾性支持体125を弾性変形させつつ、所定の共振周波数で振動するための十分な推力が得られることとなる。
一方、図14Bに示すように、磁心121A,磁心121Bの各々の一端(図中Y軸負側の端部)がS極に磁化された場合、磁心121Aの一端には、永久磁石171の第2の磁化領域171b(N極)に引き付けられる引力と、永久磁石171の第1の磁化領域171a(S極)と反発し合う斥力が生じる。
同時に、N極に磁化された磁心121Aの他端には、永久磁石172の第2の磁化領域に引き付けられる引力と、永久磁石172の第1の磁化領域と反発し合う斥力が生じる。
また、磁心121Bの一端には、永久磁石173の第2の磁化領域173b(N極)に引き付けられる引力と、永久磁石173の第1の磁化領域173a(S極)と反発し合う斥力が生じる。
同時に、N極に磁化された磁心121Bの他端には、当該磁心121Bの他端と対向する永久磁石174の第2の磁化領域(S極)に引き付けられる引力と、永久磁石174の第1の磁化領域(N極)と反発し合う斥力が生じる。
これにより、振動ユニット120は、右方向(図中矢印D3方向)および上方向(図中矢印D4方向)へ移動する。このとき、振動ユニット120の右方向への推力は、第1の電磁石120Aの右方向への推力と、第2の電磁石120Bの右方向への推力とが合算されたものとなる。また、振動ユニット120の上方向への推力は、第1の電磁石120Aの下方向への推力と、第2の電磁石120Bの上方向への推力とが合算されたものとなる。これにより、振動ユニット120は、弾性支持体125を弾性変形させつつ、所定の共振周波数で振動するための十分な推力が得られることとなる。
このように、本実施形態の振動発生装置10においては、コイル122A,122Bに電流を流す方向により、振動ユニット120の移動方向が、左方向および下方向、または、右方向および上方向に決定される。従って、本実施形態の振動発生装置10において、コイル122A,122Bに交流電流を供給することにより、図14Aに示すように、振動ユニット120の、左方向(図中矢印D1方向)および下方向(図中矢印D2方向)へ移動と、図14Bに示すように、振動ユニット120の、右方向(図中矢印D3方向)および上方向(図中矢印D4方向)へ移動とが、交互に繰り返される。これにより、振動ユニット120は、上下方向(図中Z軸方向)および左右方向(図中X軸方向)へ振動することとなる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
本国際出願は、2020年4月23日に出願した日本国特許出願第2020-076901号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
10 振動発生装置
110 筐体
111 下側ケース
111A 爪部
112 上側ケース
112A 開口部
120 振動ユニット
120A 第1の電磁石
120B 第2の電磁石
121A,121B 磁心
122A,122B コイル
125 弾性支持体
126 錘
127A,127B ホルダ
140 保持部
150 弾性部
150A 第1の弾性部
150B 第2の弾性部
151,151A,151B 第1の折り曲げ部
152 第1の平坦部
152A 中央部
152B,152C 腕部
153,153A,153B 第2の折り曲げ部
154 第2の平坦部
154A 中央部
154B,154C 第2の腕部
154D スリット
154E 開口部
155 第3の折り曲げ部
156 第3の平坦部
156A 中央部
156B,156C 第3の腕部
156D,156E 固定部
171~174 永久磁石
160 FPC

Claims (4)

  1. 筐体と、振動体と、前記振動体を第1の方向に振動させる駆動手段と、前記筐体の内部において前記振動体を、前記第1の方向に振動可能に保持する弾性支持体とを備え、前記弾性支持体は、前記振動体を保持する保持部と、前記保持部の前記第1の方向における両方の側部に、前記第1の方向に多重に折り重ねられた板バネ状の弾性部とを有し、前記弾性部は、前記保持部の外側に配置され第1の平坦部と、前記保持部と前記第1の平坦部の上縁部とを接続し、且つ折り目が前記第1の方向と直交する第2の方向に延在する第1の折り曲げ部と、前記第1の平坦部の外側に配置され第2の平坦部と、前記第1の平坦部の下縁部と前記第2の平坦部の下縁部とを連結し、且つ折り目が前記第2の方向に延在する第2の折り曲げ部とを備え、前記第1の平坦部は、前記第1の折り曲げ部との接続位置と、前記第2の折り曲げ部との接続位置との間で、前記第2の方向に延在する腕部を有し
    前記弾性部は、前記第2の平坦部の外側に配置された第3の平坦部と、前記第2の平坦部の上縁部と前記第3の平坦部の上縁部とを連結し、且つ折り目が前記第2の方向に延在する第3の折り曲げ部とをさらに備え、前記第1の平坦部と前記第2の平坦部と前記第3の平坦部とは、前記第1の方向に多重に重なった構造を有し、前記第1の折り曲げ部と前記第3の折り曲げ部とが、前記第2の方向において、互いに異なる位置に設けられていることを特徴とする振動発生装置。
  2. 前記腕部は、前記第2の方向に非直線状に延在する形状を有することを特徴とする請求項に記載の振動発生装置。
  3. 前記第2の平坦部は、前記第2の折り曲げ部との接続位置から、前記第2の方向における外側に向かって延在した後、折り返されて、前記第2の方向における内側に向かって延在し、前記第3の折り曲げ部との接続位置に至る第2の腕部を有することを特徴とする請求項に記載の振動発生装置。
  4. 前記第2の腕部は、折り返し部分において環状を有することを特徴とする請求項に記載の振動発生装置。
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