JP7497639B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7497639B2
JP7497639B2 JP2020125015A JP2020125015A JP7497639B2 JP 7497639 B2 JP7497639 B2 JP 7497639B2 JP 2020125015 A JP2020125015 A JP 2020125015A JP 2020125015 A JP2020125015 A JP 2020125015A JP 7497639 B2 JP7497639 B2 JP 7497639B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming apparatus
image forming
cleaning member
image
image carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020125015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022021454A (ja
Inventor
靖典 茂永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2020125015A priority Critical patent/JP7497639B2/ja
Publication of JP2022021454A publication Critical patent/JP2022021454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7497639B2 publication Critical patent/JP7497639B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラムに関する。
画像形成装置においては、一般に、転写ベルト等の像担持体上に残留したトナーがクリーニングブレードで除去される(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-40823号公報
しかしながら、像担持体の表面、特にガラスコートなどでコーティングされた転写ベルトの表面では、放電生成物が付着してクリーニングブレードとの摩擦力が不均一になる場合がある。その結果、クリーニングブレードと像担持体との当接状態が不安定になり、クリーニングブレードのクリーニング性能が低下してトナーのすり抜けが発生してしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、像担持体を好適に清掃することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、
トナー像を搬送方向に搬送する像担持体の表面に当接し、当該表面を清掃する第1の清掃部材と、
前記像担持体の表面に当接した状態で前記第1の清掃部材よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記像担持体の表面清掃する第2の清掃部材と、
前記像担持体の雰囲気湿度を計測する湿度計測手段と、
前記第1の清掃部材を前記像担持体の表面に対して接離させる駆動手段と、
前記雰囲気湿度が所定湿度以上の場合に、前記駆動手段を駆動して前記第1の清掃部材を前記像担持体から離間させる制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、像担持体を好適に清掃することができる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施形態に係るクリーニング装置周辺の概略断面図である。 実施形態に係る画像形成装置の概略の制御構成を示すブロック図である。 実施形態に係るクリーニング装置の動作を説明するための図である。 実施例の結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[画像形成装置の概略構成]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。
この図に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、自動原稿搬送部10、スキャナー部20、画像形成部30、給紙部50等を備える。
自動原稿搬送部10は、原稿トレイに置かれた原稿Dを一枚ずつ所定の搬送経路に搬送する。
スキャナー部20は、搬送される原稿Dに光源を照射し、原稿Dから反射される反射光を受光する。スキャナー部20は、受光した光信号を電気信号(画像データ)に変換して画像形成部30に出力する。
給紙部50は、記録材Pを収容する複数の給紙トレイ51~53を備え、所定の搬送路により記録材Pを画像形成部30に給紙する。
画像形成部30は、イエロー作像部Yと、マゼンタ作像部Mと、シアン作像部Cと、ブラック作像部Kと、中間転写ベルト37と、二次転写ローラー38と、クリーニング装置40とを備える。
各作像部YMCKは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像(トナー像)を感光体32に形成し、感光体32に形成されたYMCK各色のトナー像を中間転写ベルト37に一次転写する。各作像部YMCKは、感光体32と、帯電装置33と、露光装置34と、現像装置35と、一次転写ローラー36とを備える。
なお、各作像部YMCKの構成及び動作はいずれも同様であるため、以下、イエロー作像部Yを例に挙げて説明する。
感光体32は、表面に画像(トナー像)を担持するドラム状の像担持体である。この感光体32は、ドラム状の金属基体の外周面に有機光導電体を含有させた樹脂からなる感光層が形成された有機感光体により構成され、図中の反時計回りに回転駆動される。感光層を構成する樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
帯電装置33は、感光体32の表面を一定の電位に均一に帯電させる。
露光装置34は、スキャナー部20からの画像データに基づいて感光体32の非画像領域を露光し、露光した部分の電荷を除去することで感光体32の画像領域に静電潜像を形成する。
現像装置35は、感光体32に形成された静電潜像上に現像剤であるトナーを供給し、感光体32にトナー像を形成する。
一次転写ローラー36は、感光体32に形成されたトナー像を中間転写ベルト37に一次転写する。
中間転写ベルト37は、ローラー371を含む複数のローラーに張架され、表面に画像(トナー像)を担持してその搬送方向Rに搬送するベルト状の像担持体であり、ローラーの回転に伴って回転駆動される。中間転写ベルト37は、一次転写ローラー36により、対向するそれぞれの感光体32に圧着され、当該感光体32の表面に現像されたトナー像が一次転写される。
また、中間転写ベルト37の表面は、二酸化ケイ素を含むガラスコート剤でコーティングされている。これにより、例えばエンボス紙などの転写性が向上する。ただし、このコート剤は、親水性を有する材料を含むものであればよい。ここで、親水性を有する材料とは、上述したガラスコート剤などの、水酸基を含む材料である。
二次転写ローラー38は、中間転写ベルト37を介して二次転写対向ローラー381に当接して配置されている。二次転写ローラー38と二次転写対向ローラー381との間で形成される転写ニップを記録材Pが通過しつつ当該二次転写ローラー38に電圧が印可されることにより、中間転写ベルト37上のトナー像が記録材Pに二次転写される。
二次転写ローラー38における記録材Pの排出側には、定着装置39が配置されている。定着装置39は、搬送されてきた記録材P上に形成されたトナー像を加熱及び加圧し、当該記録材Pにトナー像を定着させる。
[クリーニング装置]
図2は、クリーニング装置40周辺の概略断面図である。
クリーニング装置40は、二次転写後の中間転写ベルト37を清掃するものであり、記録材Pに転写されずに中間転写ベルト37に付着している残留トナー(トナーのほか、紙紛や外添剤等の残留物を含む)を除去する。
具体的には、図2に示すように、クリーニング装置40は、第1クリーニングブレード41と、第2クリーニングブレード42と、貯留機構43と、駆動機構44とを備え、中間転写ベルト37を張架するローラー371の周辺に設けられている。
なお、以下では、中間転写ベルト37の搬送方向Rにおける下流側を単に「下流側」、搬送方向Rにおける上流側を単に「上流側」という場合がある。
第1クリーニングブレード41は、本発明に係る第1の清掃部材の一例である。第1クリーニングブレード41は、その先端が中間転写ベルト37を介してローラー371と対向した状態で中間転写ベルト37の表面に当接しており、中間転写ベルト37の表面に付着する残留トナーを掻き取る(拭き取る)。第1クリーニングブレード41は、板状に形成されて、中間転写ベルト37の幅方向(図2の紙面垂直方向)の略全長に亘ってその表面と当接するとともに、中間転写ベルト37の搬送方向Rに対してカウンター方向に当接している。
また、第1クリーニングブレード41は、例えばウレタン製などのゴムブレードである。ただし、第1クリーニングブレード41は、樹脂製であればよい。このように、第1クリーニングブレード41として比較的に硬度の低い樹脂ブレードを用いることにより、大量の残留トナーを拭き取ることができる。
第2クリーニングブレード42は、本発明に係る第2の清掃部材の一例である。第2クリーニングブレード42は、第1クリーニングブレード41よりも搬送方向Rの下流側に配置されて中間転写ベルト37の表面に当接され、第1クリーニングブレード41をすり抜けてきた残留トナーを中間転写ベルト37の表面から除去する。第2クリーニングブレード42は、板状に形成されて、中間転写ベルト37の幅方向の略全長に亘ってその表面と当接するとともに、中間転写ベルト37の搬送方向Rに対してカウンター方向に当接している。
また、第2クリーニングブレード42は、ステンレス製である。ただし、第2クリーニングブレード42は、第1クリーニングブレード41よりも高い硬度を有する材料で構成されていればよい。
貯留機構43は、第1クリーニングブレード41よりも搬送方向Rの上流側に配置され、第1クリーニングブレード41が掻き取った残留トナーを貯留する。具体的に、貯留機構43は、貯留ローラー431と貯留板432を備える。
このうち、貯留ローラー431は、第1クリーニングブレード41よりも搬送方向Rの上流側であって第1クリーニングブレード41の下方に配置され、中間転写ベルト37の表面に当接するように設けられている。この貯留ローラー431は、図示しない駆動手段により、中間転写ベルト37の搬送方向Rに沿った回転方向に回転する。
貯留板432は、例えばステンレス等の金属製の板バネ材であり、貯留ローラー431の表面のうち、中間転写ベルト37との当接位置とは反対側の位置に当接している。
こうして、中間転写ベルト37、貯留ローラー431及び貯留板432に囲まれた貯留空間Sが画成され、第1クリーニングブレード41によって中間転写ベルト37の表面から拭き取られた残留トナーがこの貯留空間Sに貯留される。
駆動機構44は、ソレノイド441と付勢部材442を備える。
ソレノイド441は、第1クリーニングブレード41を駆動させるアクチュエータである。ソレノイド441は、下方に出没するプランジャー(可動部)441aを有している。プランジャー441aは、駆動されて下方に突出した突出状態になると、第1クリーニングブレード41を支持する支持部材411の一端部を下方に押す。支持部材411は、プランジャー441aに押される部分よりも中間転写ベルト37から離れた位置において支点部材412に支持されており、プランジャー441aに押されたときに支点部材412を中心に図2の時計回りに回転する。その結果、図2に二点鎖線で示すように、第1クリーニングブレード41が中間転写ベルト37から離間する。
付勢部材442は、支持部材411のうち、プランジャー441aに押される部分とは支点部材412を挟んだ反対側の端部に連結され、プランジャー441aが押す方向とは反対方向に支持部材411を付勢している。そのため、プランジャー441aが突出状態から復帰すると、支持部材411は、付勢部材442の付勢力によって支点部材412を中心に図2の反時計回りに回転する。その結果、第1クリーニングブレード41が中間転写ベルト37に当接する。
このような構成により、駆動機構44は、第1クリーニングブレード41を中間転写ベルト37の表面に対して接離させる。
[制御構成]
図3は、画像形成装置1の概略の制御構成を示すブロック図である。
この図に示すように、画像形成装置1は、上述の構成のほか、記憶部60と、操作表示部70と、温湿度センサー80と、制御部90とを備える。
記憶部60は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等の各種データを制御部90から読み書き可能に記憶する。
操作表示部70は、例えば、タッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD)で構成され、表示部71及び操作部72として機能する。
表示部71は、制御部90から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、各機能の動作状況等の表示を行う。また、ユーザーによるタッチ操作を受け付けて、操作信号を制御部90に出力する。
操作部72は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部90に出力する。ユーザーは、操作表示部70を操作して、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定及び用紙設定等の画像形成に関する設定、用紙搬送指示、並びに装置の停止操作などを行うことができる。
温湿度センサー80は、画像形成装置1内の温度及び湿度を計測し、制御部90に出力する。なお、本実施形態の温湿度センサー80は、中間転写ベルト37の雰囲気湿度及び雰囲気温度を計測できるものであればよい。
制御部90は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成され、CPUはROMに記憶されている各種プログラムをRAMに展開し、展開された各種プログラムと協働して、画像形成装置1の各部の動作を統括的に制御する。例えば、制御部90は、スキャナー部20からの電気信号を入力して各種画像処理を行い、画像処理により生成されたYMCK各色の画像データを画像形成部30に出力したり、画像形成部30の動作を制御して記録材Pに画像を形成したりする。また、制御部90は、後述するように、温湿度センサー80の出力等に基づいて、クリーニング装置40の駆動機構44(ソレノイド441)の駆動等を制御することで、中間転写ベルト37の表面に付着する放電生成物を除去する。
[クリーニング装置の動作]
続いて、画像形成装置1の画像形成時におけるクリーニング装置40の動作について説明する。
図4は、クリーニング装置40の動作を説明するための図である。
画像形成装置1の画像形成時には、図4(a)に示すように、クリーニング装置40は、常態で、第1クリーニングブレード41を中間転写ベルト37の表面に当接させている。そして、第1クリーニングブレード41及び第2クリーニングブレード42により、中間転写ベルト37の表面に付着しているトナーTを拭き取る。
具体的には、第1クリーニングブレード41が、中間転写ベルト37の表面から殆どのトナーTを拭き取る。中間転写ベルト37の表面から拭き取られたトナーTは、第1クリーニングブレード41の下方に位置する貯留機構43の貯留空間Sに貯まる。第1クリーニングブレード41をすり抜けたトナーTは、第2クリーニングブレード42により中間転写ベルト37の表面から拭き取られる。
このとき、制御部90は、温湿度センサー80により装置内の温度及び湿度を監視し、装置内が所定湿度(例えば相対湿度65%)以上かつ所定温度(例えば25度)以上の高温高湿環境になった場合に、駆動機構44のソレノイド441を駆動させる。
これにより、図4(b)に示すように、ソレノイド441が第1クリーニングブレード41の支持部材411を回動させ、第1クリーニングブレード41が中間転写ベルト37から離間する。
すると、貯留機構43に貯留されていたトナーTが中間転写ベルト37の表面に付着して搬送され、第2クリーニングブレード42に到達する。これにより、第2クリーニングブレード42において、トナーTに付着している固い外添剤を利用して、中間転写ベルト37の表面に付着した放電生成物が除去される。
より詳しくは、中間転写ベルト37の表面、特にガラスコートのような水酸基を有する材料でコーティングされたベルト表面には、高温高湿環境において水分が付きやすく、この水分に窒素酸化物(NOx)などの放電生成物が付着しやすい。そのため、中間転写ベルト37の幅方向に摩擦力が不均一に分布する結果、第1クリーニングブレード41と中間転写ベルト37との当接状態が不安定になり、主たる清掃手段である第1クリーニングブレード41でのトナーのすり抜けが発生してしまう。
そこで、本実施形態では、中間転写ベルト37に水分が付きやすい高温高湿環境において、第2クリーニングブレード42にトナーTを送り、トナーTに付着している外添剤が有する高い研磨性能を利用して、中間転写ベルト37の表面に付着した放電生成物を除去している。これにより、放電生成物の付着による中間転写ベルト37の摩擦力上昇を抑制でき、ひいては、第1クリーニングブレード41のクリーニング性能の低下を抑制できる。第2クリーニングブレード42はステンレス製であるので、放電生成物が付着して摩擦力が上がった中間転写ベルト37でも好適に研磨できる。
なお、第1クリーニングブレード41を中間転写ベルト37から離間させる動作の実行タイミングは、中間転写ベルト37によりトナー像を転写させる作像時、すなわち印字動作中であれば特に限定されない。
ただし、印字率が高い画像の形成時に実行した場合には、第2クリーニングブレード42で拭き取れない量のトナーが送られてくる可能性がある。そこで、制御部90は、印字率が所定値未満の画像が形成されている場合に、第1クリーニングブレード41を中間転写ベルト37から離間させてトナーTを第2クリーニングブレード42に送るのが好ましい。ここで、印字率が所定値未満の画像とは、例えばパッチや帯のようなトナーの付着量が多いものを除く画像である。
また、第1クリーニングブレード41の離間動作は、装置内(より正確には中間転写ベルト37雰囲気)が高温高湿環境となった場合に実行されることとしたが、少なくとも高湿環境となるだけで中間転写ベルト37表面に水分が付着しやすくなるため、温度条件を除外してもよい。すなわち、装置内が所定湿度(例えば相対湿度65%)以上の高湿環境となった場合に、第1クリーニングブレード41の離間動作を実行させることとしてもよい。この場合、温湿度センサー80は、湿度だけを計測可能なものに代えてもよい。
また、一定時間以上にわたって装置内が高湿環境であった場合には、時間や印字量に応じて、第1クリーニングブレード41を当接状態と離間状態とに定期的に切り替えてもよい。
[実施形態の技術的効果]
以上のように、本実施形態によれば、中間転写ベルト37の雰囲気湿度が所定湿度以上となった場合に、駆動機構44のソレノイド441が駆動されて第1クリーニングブレード41が中間転写ベルト37から離間される。すると、中間転写ベルト37上のトナーTが、第1クリーニングブレード41下流の第2クリーニングブレード42に送られる。
これにより、高湿環境において中間転写ベルト37表面に付着しやすい放電生成物を、トナーTに付着している固い外添剤を利用して、第2クリーニングブレード42で好適に除去することができる。ひいては、中間転写ベルト37に付着した放電生成物によるクリーニング性能の低下を抑制することができる。
したがって、中間転写ベルト37を好適に清掃することができる。
また、本実施形態によれば、中間転写ベルト37の表面が、親水性を有する材料として水酸基を含むガラスコート剤でコーティングされている。
これにより、例えばエンボス紙などの転写性が向上する一方で、中間転写ベルト37の表面に放電生成物が生成されやすくなる。しかし、本実施形態では、上述のとおり中間転写ベルト37表面の放電生成物を好適に除去できる。すなわち、クリーニング性能の低下を抑制しつつ、転写性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、中間転写ベルト37の雰囲気が高温高湿環境となった場合に、第1クリーニングブレード41が中間転写ベルト37から離間されて、第2クリーニングブレード42にトナーTが送られる。
これにより、中間転写ベルト37の表面に水分がより付着しやすく放電生成物が生成されやすい高温高湿環境において、当該放電生成物を好適に除去できる。
また、本実施形態によれば、第1クリーニングブレード41が樹脂製であるので、例えばステンレス製などに比べ、クリーニング性能が高い。
また、本実施形態によれば、第2クリーニングブレード42が第1クリーニングブレード41よりも高い硬度を有する材料であり、本実施形態ではステンレス製である。そのため、第2クリーニングブレード42は、放電生成物が付着して摩擦力が上がった中間転写ベルト37でも好適に研磨でき、その表面の放電生成物を好適に除去できる。
また、本実施形態によれば、第1クリーニングブレード41よりも搬送方向Rの上流側に、トナーTを貯留する貯留機構43が配置されている。
これにより、第1クリーニングブレード41を中間転写ベルト37から離間させるだけで、貯留機構43に貯留させたトナーTを第2クリーニングブレード42に送ることができる。
また、本実施形態によれば、中間転写ベルト37によりトナー像を転写させる作像時に、第1クリーニングブレード41の離間動作が実行される。
すなわち、印字動作を中断する必要なく、中間転写ベルト37表面の放電生成物の除去を実行することができる。
また、本実施形態によれば、印字率が所定値未満の画像が形成されている場合に、第1クリーニングブレード41の離間動作が実行される。
これにより、第2クリーニングブレード42で拭き取れない量のトナーTが当該第2クリーニングブレード42に送られてくる事態を回避することができる。
以下に、本発明の実施例を挙げることにより、本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<放電有無によるベルト摩擦力の変化>
まず、放電生成物の付着有無による中間転写ベルト37の摩擦力の変化を確認した。
「放電無し」での摩擦力として、新品の中間転写ベルト37の表面摩擦力を測定した。
その後、高圧を印加させた状態で中間転写ベルト37を回転させてその表面に放電生成物を付着させ、同様に表面摩擦力を測定した。装置内は高温高湿環境(30度/相対湿度80%)とした。
測定結果を図5に示す。図5では放電無し状態の摩擦力を基準(=1)としている。
この図に示すように、放電させることで中間転写ベルト37表面の摩擦力が大きく増加している。
なお、図5の測定結果は、中間転写ベルト37の幅100mm範囲での平均値を示している。しかし、実際のベルト表面には滑剤(ステアリン酸)等が付着し、その付着が一律ではなく幅方向、長手方向にムラがある。また、放電自体の発生にもムラもあるため、ベルト表面の摩擦力は幅方向、長手方向にムラが発生する。その結果、中間転写ベルト37による第1クリーニングブレード41の引きつられ方が幅方向に不均一になり、トナーのすり抜けが発生する。
<装置内環境とトナー供給の影響>
次に、装置内環境(中間転写ベルト37雰囲気)と第2クリーニングブレード42へのトナー供給有無を変えたときの、第1クリーニングブレード41をすり抜けるトナーの量と、中間転写ベルト37上の放電生成物としてNOxの量を測定した。
具体的には、記録材P(用紙)間の捨て帯をある所定量で印字させる設定にして通紙を実施し、そのときのNOx量と、5%カバレッジ原稿(A4サイズ)を1kp(キロプリント)通紙したときの、第2クリーニングブレード42へのトナーの溜まり量(すなわち第1クリーニングブレード41をすり抜けた量)とを測定した。中間転写ベルト37表面のNOx量は、ICP-MSにより測定した。
ここでは、実施例として、装置内が高温高湿環境(30度/相対湿度80%)であって、第1クリーニングブレード41の離間動作による第2クリーニングブレード42へのトナー供給を実行した場合の測定を行った。また、比較例1として、装置内が中温中湿環境(23度/相対湿度50%)であって第2クリーニングブレード42へのトナー供給を行わない場合と、比較例2として、装置内が高温高湿環境(30度/相対湿度80%)であって第2クリーニングブレード42へのトナー供給を行わない場合でも測定を行った。
測定結果を以下の表Iに示す。NOx量は、プリント数が0~1kp時の値を基準として、プリント数が20~21kp、30~31kp時の値を示した。
Figure 0007497639000001
表Iから以下のことが判る。
・比較例1と比較例2の結果から、中温中湿環境ではトナーすり抜け量もNOx量も少なく、高温高湿環境になるとこれらが大きく増えることが判る。高温高湿環境では第2クリーニングブレード42へのトナー供給の必要性が高いと言える。
・比較例2の結果から、プリント数0~1kpでは、NOx量が少なくトナーのすり抜けもほぼ発生していないのに対して、20~21kpや30~31kp時点では NOx量が増え、それに伴ってトナーのすり抜け量も増えていることが判る。
・比較例2と実施例の結果から、第2クリーニングブレード42へトナーを供給することで、トナーのすり抜け量とNOx量を大きく低減できていることが判る。
<トナー供給頻度の影響>
次に、第2クリーニングブレード42へのトナー供給の頻度を変えたときの、第1クリーニングブレード41をすり抜けるトナーの量を測定した。
具体的には、トナーの供給頻度を3段階に変えた(100p/300p/1000pに1回)ときのトナーのすり抜け量を、上記と同様に測定した。
測定結果を以下の表IIに示す。
Figure 0007497639000002
表IIより、第2クリーニングブレード42へのトナーの供給頻度を上げるに伴って、トナーのすり抜け量を低減できていることが判る。
なお、トナー帯としては各色とも中間転写ベルト37の長手方向200mm、幅方向320mm、長手方向の間隔を200mmに固定しているが、この間隔を広く設定することでトナー供給頻度を下げてもよい。
[その他]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、トナーを貯留する貯留機構43が設けられることとしたが、当該貯留機構43は設けられていなくともよい。ただし、この場合には、記録材P間の中間転写ベルト37に対し、第2クリーニングブレード42に送るためのトナーを印字しなければならない。そのため、制御部90は、中間転写ベルト37から記録材Pにトナー像を転写する二次転写ローラー38に電圧を印可していないときに、第1クリーニングブレード41の離間動作を実行する。
また、貯留機構43は、第1クリーニングブレード41の上流側でトナーを貯留できるものであれば、その具体構成は特に限定されない。
また、本発明に係る像担持体は、トナー像を担持して搬送方向に搬送するものであれば、転写ベルトに限定されず、例えば感光体などであってもよい。
1 画像形成装置
30 画像形成部
32 感光体
37 中間転写ベルト(像担持体)
38 二次転写ローラー(転写手段)
40 クリーニング装置
41 第1クリーニングブレード(第1の清掃手段)
42 第2クリーニングブレード(第2の清掃手段)
43 貯留機構(貯留手段)
44 駆動機構(駆動手段)
80 温湿度センサー(湿度計測手段、温度計測手段)
90 制御部(制御手段)
411 支持部材
412 支点部材
431 貯留ローラー
432 貯留板
441 ソレノイド
441a プランジャー
442 付勢部材
P 記録材
R 搬送方向
S 貯留空間

Claims (17)

  1. トナー像を搬送方向に搬送する像担持体の表面に当接し、当該表面を清掃する第1の清掃部材と、
    前記像担持体の表面に当接した状態で前記第1の清掃部材よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記像担持体の表面清掃する第2の清掃部材と、
    前記像担持体の雰囲気湿度を計測する湿度計測手段と、
    前記第1の清掃部材を前記像担持体の表面に対して接離させる駆動手段と、
    前記雰囲気湿度が所定湿度以上の場合に、前記駆動手段を駆動して前記第1の清掃部材を前記像担持体から離間させる制御手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体の表面は、親水性を有する材料でコーティングされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記親水性を有する材料は、水酸基を含む材料である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記親水性を有する材料は、二酸化ケイ素を含むガラスコート剤である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体の雰囲気温度を計測する温度計測手段を備え、
    前記制御手段は、前記雰囲気湿度が所定湿度以上かつ前記雰囲気温度が所定温度以上の場合に、前記駆動手段を駆動して前記第1の清掃部材を前記像担持体から離間させる、
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定温度は25度である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定湿度は相対湿度65%である、
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の清掃部材は樹脂製である、
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2の清掃部材は、前記第1の清掃部材よりも高い硬度を有する材料で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2の清掃部材はステンレス製である、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1の清掃部材よりも前記搬送方向の上流側に配置され、トナーを貯留する貯留手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記貯留手段は、
    前記像担持体の表面に当接するローラー部材と、
    前記ローラー部材の表面のうち、前記像担持体との当接位置とは反対側の位置に当接している板状部材と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記像担持体によりトナー像を転写させる作像時、かつ、前記雰囲気湿度が所定湿度以上の場合に、前記第1の清掃部材を前記像担持体から離間させる、
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、印字率が所定値未満の画像が形成されており、かつ、前記雰囲気湿度が所定湿度以上の場合に、前記第1の清掃部材を前記像担持体から離間させる、
    ことを特徴とする請求項11~13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 電圧を印可して前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写手段を備え、
    前記制御手段は、前記転写手段に電圧を印可しておらず、かつ、前記雰囲気湿度が所定湿度以上の場合に、前記第1の清掃部材を前記像担持体から離間させる、
    ことを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. トナー像を搬送方向に搬送する像担持体の表面に当接し、当該表面を清掃する第1の清掃部材と、
    前記像担持体の表面に当接した状態で前記第1の清掃部材よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記像担持体の表面清掃する第2の清掃部材と、
    前記像担持体の雰囲気湿度を計測する湿度計測手段と、
    前記第1の清掃部材を前記像担持体の表面に対して接離させる駆動手段と、
    を備える画像形成装置の制御方法であって、
    制御手段は、前記雰囲気湿度が所定湿度以上の場合に、前記駆動手段を駆動して前記第1の清掃部材を前記像担持体から離間させる、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  17. トナー像を搬送方向に搬送する像担持体の表面に当接し、当該表面を清掃する第1の清掃部材と、
    前記像担持体の表面に当接した状態で前記第1の清掃部材よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記像担持体の表面清掃する第2の清掃部材と、
    前記像担持体の雰囲気湿度を計測する湿度計測手段と、
    前記第1の清掃部材を前記像担持体の表面に対して接離させる駆動手段と、
    を備える画像形成装置の制御プログラムであって、
    制御手段を、前記雰囲気湿度が所定湿度以上の場合に、前記駆動手段を駆動して前記第1の清掃部材を前記像担持体から離間させる手段として機能させる、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
JP2020125015A 2020-07-22 2020-07-22 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム Active JP7497639B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020125015A JP7497639B2 (ja) 2020-07-22 2020-07-22 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020125015A JP7497639B2 (ja) 2020-07-22 2020-07-22 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022021454A JP2022021454A (ja) 2022-02-03
JP7497639B2 true JP7497639B2 (ja) 2024-06-11

Family

ID=80220795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020125015A Active JP7497639B2 (ja) 2020-07-22 2020-07-22 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7497639B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210618A (ja) 2008-02-29 2009-09-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010060735A (ja) 2008-09-02 2010-03-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP3160024U (ja) 2010-03-29 2010-06-10 合同会社Gigi プラスチックフィルム
JP2011017862A (ja) 2009-07-08 2011-01-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011039430A (ja) 2009-08-18 2011-02-24 Ricoh Co Ltd 中間転写ベルト並びにこれを用いた画像形成装置及び画像形成方法
JP2015138235A (ja) 2014-01-24 2015-07-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2016004191A (ja) 2014-06-18 2016-01-12 コニカミノルタ株式会社 クリーニング装置、画像形成装置および異物除去方法
JP2018040823A (ja) 2016-09-05 2018-03-15 シャープ株式会社 クリーニング装置、転写装置および画像形成装置
JP2018041039A (ja) 2016-09-09 2018-03-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210618A (ja) 2008-02-29 2009-09-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010060735A (ja) 2008-09-02 2010-03-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2011017862A (ja) 2009-07-08 2011-01-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011039430A (ja) 2009-08-18 2011-02-24 Ricoh Co Ltd 中間転写ベルト並びにこれを用いた画像形成装置及び画像形成方法
JP3160024U (ja) 2010-03-29 2010-06-10 合同会社Gigi プラスチックフィルム
JP2015138235A (ja) 2014-01-24 2015-07-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2016004191A (ja) 2014-06-18 2016-01-12 コニカミノルタ株式会社 クリーニング装置、画像形成装置および異物除去方法
JP2018040823A (ja) 2016-09-05 2018-03-15 シャープ株式会社 クリーニング装置、転写装置および画像形成装置
JP2018041039A (ja) 2016-09-09 2018-03-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022021454A (ja) 2022-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7536123B2 (en) Image forming apparatus, method of recommending replacement of rotatable member, method of cleaning rotatable member and method of controlling image formation
US20150331357A1 (en) Image forming apparatus and method of controlling the same
JP5509950B2 (ja) 作像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US9110433B2 (en) Image forming apparatus
US9342033B2 (en) Image forming apparatus with developer collecting operation
JP7497639B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム
JP5665390B2 (ja) 画像形成装置
JP4770158B2 (ja) 画像形成装置
US20070134019A1 (en) Cleaning device and image forming device
JP5155970B2 (ja) 画像形成装置
JP2009186941A (ja) 画像形成装置
JP7494601B2 (ja) 画像形成装置
JP2015161921A (ja) 画像転写補助装置、画像転写補助方法
US11221581B2 (en) Cleaning device and image forming apparatus
JPH11272135A (ja) 画像形成装置
JP7242376B2 (ja) 画像形成装置
US20230341802A1 (en) Image forming apparatus
JP2007304301A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP2004361632A (ja) クリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2011048168A (ja) 現像装置
JP2024046722A (ja) 画像形成装置
JP2022127544A (ja) 画像形成装置
CN115826378A (zh) 图像形成装置
JP2023180142A (ja) 画像形成装置
JP2022144642A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240513