JP7493797B2 - 自動引き込み装置付きスライドレール - Google Patents
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Description
そして、自動引き込み装置では、引き込み機構に加え、エアーダンパーやオイルダンパーと組み合わせることによって、引き込み動作にブレーキ機能を加えたものが提供されている(例えば特許文献1)。
特許文献1のものは、引っ張りコイルばねによって引き込み方向に付勢され引き込み動作を行うスライド部材71を、シリンダー741とピストンロッド742からなる緩衝器74により、ブレーキ機能を効かせ緩やかに動作させるものである。
そして、自動引き込み装置は、自動引き込み部材7の引き出し側端部付近の係合部材72と、係合体8との係合によって作動する。
そして、スライド部材71は、ピストンロッド742側に連結され、シリンダー741は、自動引き込み装置のスライド部材71が一番引き込まれた状態で、スライド部材71よりさらに引き込み方向に突出した位置に配置されるように構成されている。
そのため、引き込み状態で、緩衝器74の大部分が、係合部材72よりスライドレールの引き込み方向に突出することになるため、スライドレールの最収縮時の全体の長さを短くすることが難しいといった問題があった。
また、スライドレールの最収縮時の全体の長さを短くするとインナーメンバーの長さも短くなるから、インナーメンバーと連結する物体との連結部分も短くなることから、連結部分の強度の問題で、スライドレールの採用が難しいといった問題があった。
また、インナーメンバーの長さもが短くすると、スライドレールを引き出した状態で、スライドレールの強度が不足するといった問題があった。
特に、支持片を係合軸より引き出し側に配置しているので、係合部材と係合体が係合する位置を、さらに引き込み状態の自動引き込み部材の引き込み端側に寄せることが可能となるので、よりインナーレールを伸ばすことが可能となる。
このように、インナーレールの長さを長くすることが可能であるから、スライドレールの伸長長くすることや、インナーレールを支持するボールの数を増やすことが可能になる。
また、インナーレールの長さを長くすると、インナーメンバーと連結する物体との連結部分の長さも長くなるから、スライドレールの伸長時の強度、取付強度が向上する。
そのため、これまで強度面で採用できなかったところにも使用可能となる。
また、自動引き込み部材の引き込み状態で、係合部材と係合体が係合する位置が引き込み部材の引き込み側端寄りであるため、引き込み端側への部材の突出が少なくすること可能で、スライドレールの全長を短くすることが可能である。
尚、図1における左側斜め下方向を引き込み側、右側斜め上方向を引き出し側とし、引き込み側、引き出し側の両方向をスライド方向として説明する。
図1~図4において、符号1はアウターレールを示し、符号2はインナーレールを示し、符号3は中間レールを示し、符号4はアウターレール1のボール保持板を示し、符号5はインナーレール2のボール保持板を示し、アウターレール1、インナーレール2、中間レール3、ボール保持板4、ボール保持板5に回転自在に保持されたボール400・・・、500・・・にて、スライドレール100が構成されている。
符号7は、アウターレール1の引き込み側端部内面に設けられた自動引き込み部材を示し、符号8は、自動引き込み部材7に対応して、インナーレール2の引き込み側内面に設けられた係合体を示している。
そして、アウターレール1の基板12の引き出し側端部近傍でインナーレール2方向に折り曲げてボール保持板4の引き出し側端部が当接する固定側移動時ストッパー(図示せず。)が形成される。
このように形成されたアウターレール1の引き込み側端部付近に自動引き込み部材7が取り付けられる。
そして、基板30の引き込み側の上下端部には、中間レール3の最大引出し時に、前記アウターレール1のリテーナー前ストッパー(図示せず。)に引き出し側端部が当接したボール保持板4の引き込み側端部に当接して、中間レール3の最大引き出し量を規制するボール保持板後ストッパー(図示せず。)が形成され、基板30の引き出し側端部内面に、インナーレール2が最大伸長状態となった時、ボール保持板5の引き出し側端部が当接するとともに、インナーレール2が引き込まれ最短収縮状態となった時、インナーレール2の引き出し側端部に形成されたインナーレール前端ストッパー(図示せず。)が当接する前ストッパー部材(図示せず。)が着脱自在に設けられている。
前記アウターレール1と中間レール3の基板12、30間に挿入可能な大きさのコ字形基板40と、コ字形基板40の上下両端部よりL字形に突出し、アウターレール1と中間レール3の各上下折曲縁11、11、31、31間に位置する上下突出縁41、41より断面略コ字形に形成され、上下突出縁41、41の摺動方向に複数個のボール400・・・を回転自在に保持している。
そして、基板20には、インナーレール2の最大伸長時に、前記中間レール3の前ストッパー部材に当接して、インナーレール2の最大伸長量を規制する後ストッパー部材(図示せず。)が設けられている。
このように形成されたインナーレール2の基板20の引き込み側に設けられた保持孔20aに係合体8が取り付けられる。
中間レール3がアウターレール1に対し引き出し方向に摺動すると、同時に、ボール保持板4も中間レール3の移動量の約半分の移動量をもって引き出し側に移動し、やがて、ボール保持板4の引き出し側端部はアウターレール1のリテーナー前ストッパー(図示せず。)に当接して停止し、同時に、中間レール3のボール保持板後端ストッパー(図示せず。)がボール保持板前ストッパー(図示せず。)に当接したボール保持板4の引き込み側端部に当接して停止する。
中間レール3がアウターレール1に対し収縮方向に摺動すると、同時に固定側ボールリテーナー3も中間レール3の移動量の約半分の移動量をもって収縮方向に移動し、やがて、中間レール3の引き込み側端部が、スライド部材71のクッション片711gに衝突し、中間レール3の摺動が停止する。
底板部701には、底板部701からアウターレール1の上下両折曲縁11、11にそれぞれ突設し上下両折曲縁11、11の内面に沿って当接する取り付け片701a、701aと、中心部でインナーレール2側に膨出しスライド方向に長いスライド案内部704と、底板部701からインナーレール2側に突出し、スライド案内部704を挟んで対向してバネ掛かり701c、701cが設けられている。
そして、スライド案内部704は、裏面(アウターレール1の基板12側)から凹溝のシリンダー収容部705が設けられ、スライド案内部704の前方(引き出し側)端にはピストンが挿通可能な開口部705aが設けられ、シリンダー収容部705と、開口部705aと、後述する保持溝706が一体的に形成されている。
スライド溝706は、スライド方向に延伸する直線部706aの引き出し側端でアウターレール1の上下折曲縁11側(図12における上側)に屈曲する引き込み待機部706bでL字状に形成される。
さらに、直線部706aの引き込み側端でアウターレール1の上下折曲縁11側(図12における上側)に屈曲する退避部706cが設けられ、退避部706cには、引き出し側から引き込み側に向かって突出する弾性変形可能な突片でリセット片706dが設けられる。
図7に示すように、スライド基体702の外周部の長尺の片のアウターレール1の基板12側が段付き状に形成され、第1スライド部702a、702aとされる。
そして、スライド基体702の表面、すなわち、インナーレール2側から、底面、すなわち、アウターレール1の基板12側に向かって凹状のスライド溝703が形成されている。
スライド溝703の長尺側の両直線部に沿うように、インナーレール2側から、アウターレール1の基板12側に向かって凹溝状のガイド溝707、707が設けられている。
そして、前記、底板部701には、スライド案内部704両直線部に沿うように並行にスライド方向に長尺なスリット状の貫通孔の主ガイド溝708、708が設けられている。
また、主ガイド溝708、708のアウターレール1の基板12側には、図7に示すように、互いに対向するように段付き状に第2スライド部708a、708aが形成される。
そして、引き出し側端面に引き出し側の突出して設けられる腕状のクッション片711g、基体部711の該底面の対向面側の上面711bの、第2ガイド部714、714間に位置で引き込み端からやや引き出し側の位置に、小判型の貫通孔の小判孔711cが設けられ、上面711bの小判孔711cから引き込み側に、アウターレール1の基板12側の対向側の突出する内振れ止め711dが形成され、小判孔711cから引き出し側に同方向に突出する外振れ止め711e、711eが形成され、上面711bの小判孔711cより引き出し側であるレールガイド部713、713間に、貫通孔である回転軸孔711fが設けられている。
クッション片711gは腕状で、一方端が基体部711に連結し、他方端が上下折曲縁側に突出しており、スライドレール100が収縮する際、中間レール23の引き込み側端がクッション片711gに接触し、クッション片711gの弾性変形を利用して、接触音の低減と接触時の衝撃を緩和するものである。
尚、各部のアウターレール1の基板12に面する側(図13における下側)を下側、その対向面側(図13における上側)を上側として説明する。
第1ガイド部712は、平板状の基部712aと、基部712aの下面に下側に突出して設けられる第1ガイド片712bと、基部712aの引き込み側で上側に突出して設けられる前バネ掛かり712cで形成されている。
第1ガイド片712bは、下方側に突出し、該突出端でさらに、対向する他方の第1ガイド片712b側に向かって突出する形状となっている。
前バネ掛かり712cは、角柱状の突出し、上端部の引き出し側に突出する外れ止め片が設けられた形状となっている。
第2ガイド部714は、下方側に突出し、該突出端でさらに、対向する他方の第2ガイド部714側に向かって突出する形状となっている。
尚、ガイドピン724は後述する制御部である。
係合部材72の支持片722を、ピストンロッド収容部711aから、スライド部材71の回転軸孔711fに挿入し、係合軸723を、スライド部材71の小判孔711cに挿入する。この状態で、回転軸孔711fの上面側に露呈する係合部材72の支持片722を上面から指で押さえて係合部材72の脱落を止めておくと、係合部材72は、支持片722部を軸として、係合軸723が小判孔711c内を移動するように回動可能となる。
そして、スライド案内部704がピストンロッド収容部711aに納まり、係合部材72のガイドピン723が、スライド案内部704の保持溝706に納まる位置関係とした状態で、さらにスライド部材71を上面から強く押し込むと、合成樹脂の弾性力を利用して、図7に示すように、係合部材72の第2ガイド部714、714が、第2スライド部708a、708aに係合し、係合部材72の第1ガイド片712b、712bが、第1スライド部702a、702aに係合する。さらに、基体部711の引き出し側端の下面端部が、本体70のガイド溝707内に納まる。
この状態で、スライド部材71は、本体70に対し、本体70から容易に外れることなくスライド方向にスライド移動可能となる。
尚、第1スライド部702a、702a、第2スライド部708a、708aが段付き状に形成されているのは、第1ガイド片712b、712b、第2ガイド部714、714が本体70の下面側の突出しないようにするためである。
この状態で、ピストンロッド742は、シリンダー収容部705から引き出し側に突出した状態で係合部材72は引き出された位置になっており、緩衝器74は、シリンダー収容部705内をスライド方向に移動可能となっている。
そして、シリンダー収容部705の引き込み側端部に、シリンダー741の引き込み側端面に押し付けるように補助緩衝材75を挿入すると、補助緩衝材75の付勢力により、シリンダー741は、引き込み側端面から引き出し側に向かって押圧され、緩衝器74が所定の位置に納まり緩衝器74は取り付けられる。
前述のとおり、シリンダー741は、シリンダー収容部705内をスライド方向に移動可能になっており、通常は、補助緩衝材75によって、ピストンロッド収容部711a内のスライド方向への移動が規制されている。
引っ張りコイルばね73、73を取り付けると、緩衝器74のコイルバネの付勢力は引っ張りコイルばね73、73の付勢力より弱く設定されているので、引っ張りコイルばね73の付勢力で、スライド部材71は引き込み側にスライド移動することになる。しかしながらこの状態では、後述するように、ガイドピン724が引き込み待機部706bに引っかかるようになっているため、スライド部材71は引き込み側にスライド移動しない。
本体70の裏面には適宜凹部を設け、該凹部に対応してアウターレール1の基板12に突起部を設け、突起部を凹部に挿入させることにより、自動引き込み部材7がアウターレール1に対してスライド方向に移動しないように施される。
係合体8は、合成樹脂によって一体成型されているものであって、図9に示すように、上下面の面積が広く形成される板状の基体80と、基体80の引き出し側端部から引き出し方向に突出する取付部81と、基体80の引き出し方向と直行する方向の両端部から、該直行方向にそれぞれ突出する係止片82、82からなる。
そして、取付部81には上下方向に貫通する固定孔81aが設けられ、基体80の下面には、凹溝である作動ガイド溝83が形成されている。
尚、引き込み部83aは、引き込み側の間口が広く、引き出し側に向かって狭く形成されている。
係止片82、82は、基板20の下面に接触して、係合体8がインナーレール2の基板20から上方に捲れ上がらないようにするものである。
図2に示すインナーレール2がアウターレール1に引き込まれた状態のスライドレール100が最収縮状態で、自動引き込み部材7のスライド部材71は、本体70に対して、引き込み側に移動し、引っ張りコイルばね73によって常に引き込み力が付与された状態で引き込まれている(図10に示す状態)。
そしてこの時、スライド案内部704の保持溝706の直線部706aの最引き込み側の位置に、係合部材72のガイドピン724が待機している。
また、この状態で、係合部材72の係合軸723が、係合体8の作動ガイド溝83の引出部83bの位置にあり、係合軸723が引出部83bの引き込み側面を押圧し、係合体8とともにインナーレール2は、引っ張りコイルばね73によって常に引き込み力を付与された状態で引き込まれている。
このスライド部材71の移動時には、ガイドピン724が、保持溝706の直線部706a内を直線的に移動する。そして、ガイドピン724が保持溝706の引き出し側の引き込み待機部706b部に達すると、支持片722部が回転軸となって係合部材72が回動するようにガイドピン724が、引き込み待機部706bに沿ってスライド方向と直行する方向に移動する。
ガイドピン724が引き込み待機部706bに沿って移動すると、係合軸723も併せて同方向に移動するので、係合軸723が係合体8の引出部83bの引き込み側面から外れ、作動ガイド溝83側に移動する。その状態でインナーレール2を引き出し続けると、係合軸723は作動ガイド溝83を移動するので、係合軸723が作動ガイド溝83から逸脱し係合軸723と係合体8は分離する(図12に示す状態)。
この状態が、自動引き込み部材7の引き込み待機状態である。そして、インナーレール2はそのまま引き出され、中間レール3も引き出され、スライドレール100は最長伸長状態となる。
この時、スライドレール100への荷重などの条件によるスライドレール100の動きによって、中間レール3の引き込み側端面が、引き込み待機状態のスライド部材71のクッション片711gに衝突することがある。この時の衝撃力や衝撃音をクッション片711gにて緩和する
外振れ止め711e、711eとレールガイド片713b、713bは、それぞれ、係合体8のスライド方向への移動、インナーレール2のスライド方向への移動を確実にするための振れ止め機能として設置されており、係合体8、インナーレール2がスライド方向と直行する方向に振れると接触して移動を規制する。
そして、係合軸723が引出部83bの引き出し側面に接触すると、係合軸723が引出部83bに沿って、スライド方向に直行する方向に移動する。
この時、スライド部材71の内振れ止め711dが引き込み部83aに挿入される。
内振れ止め711dが引き込み部83aに挿入されると、係合体8が、スライド方向と直行する方向に振れると、内振れ止め711dが引き込み部83a内で接触して係合体8振れを規制できるので、より確実に係合軸723を引出部83bに沿って案内させることができる。
そして、係合軸723が引出部83bに沿って移動するのに合わせて、ガイドピン724が、保持溝706の引き込み待機部706bから直線部706aに移動する。
ガイドピン724が直線部706aに移動すると、引っ張りコイルばね73の付勢力によって、スライド部材71が引き込み側に移動する(図11に示す状態と同じ)。そして、この時、係合軸723が、係合体8の引出部83bの引き込み側面を押圧し、インナーレール2が自動引き込み部材7によって引き込まれていく。
そして、ガイドピン724が保持溝706内で、引き込み側端部に移動し、スライドレール100が図2に示す最収縮状態となる(図10に示す状態と同じ)。本作動が引き込み動作である。
以上のように、自動引き込み装置は、係合部材72の係合軸723に連動するガイドピン724が主となって動作制御されるもので、ガイドピン724が制御部となる。
したがって、係合部材72によって引き込まれた係合体8も同じく自動引き込み部材7の引き込み側端近傍の位置にある。
そのため、インナーレール2の引き込み側は、自動引き込み部材7の大部分の上方の位置に収容されてインナーレール2が自動引き込み部材7をオーバーラップした状態となることから、自動引き込み部材7が、インナーレール2の引き込み側端よりさらに引き込み側の突出することを抑えることが可能である。
実施形態では、係合部材72のベース体721を薄平板状に形成することにより上下方向の厚みを抑えているから自動引き込み部材7全体の上下方向の厚みを抑えることが可能であり、インナーレール2が自動引き込み部材7上を通過できる。
そして、インナーレール2の係合体8のすぐ間際まで固定孔20cを設けることができるので、物品の荷重をインナーレール2の前後端で受けることができるようになり、スライドレールの強度を増やすことができる。
インナーレールが短いと、物品の荷重が引き出したスライドレールの先端付近で支えることになるためスライドレールの強度が不足する場合があり、強度不足を補うためインナーレールを長くするとスライドレール全体が長くなりすぎることがあるため、インナーレール2を長くできると、インナーレール2と連結される物品との接触部分が長くできる。
そのため、スライドレールを引き出した状態で、長いインナーレール全体で物品の荷重を受けることが可能となる。
そのために、緩衝器74を、衝撃に耐えうる大きなものにすると、スライドレールに設置できないことや、緩衝器74を収縮させる場合に大きな力が必要となるため、引っ張りコイルばね73の付勢力を強める必要があり、自動引き込み装置の引き込み状態から引っ張り出す場合に引っ張りコイルばね73の付勢力に抗して大きな力が必要になるといった問題がある。
そして、シリンダー741は、シリンダー収容部705内をスライド方向に移動可能に設置されているから、該大きな衝撃は、一旦、補助緩衝材75が受け止めることが可能である。
そのため、補助緩衝材75の弾性力で前記衝撃力が緩和され、衝撃力を緩和しながら、かつ、押しつぶされた補助緩衝材75は、復元しながら前記引き込み動作に移行する。
また、補助緩衝材75の弾性力を過度に強く設定すると過度な衝撃でも補助緩衝材75が弾性変形せずに衝撃を吸収できず、衝撃力が緩衝器74の最大減衰力を超えると緩衝器74の破損につながるため、補助緩衝材75弾性力は、緩衝器74の最大減衰力より弱い範囲で設定する。
したがって、補助緩衝材75の弾性力は、通常の引き込み動作はでは、押しつぶれず、緩衝器74の最大減衰力より弱い範囲で設定するのがよい。
また、本実施例においては、補助緩衝材75は、緩衝器のシリンダー側に設置されているが、ピストンロッドの引き出し側に設置してもよい。
この時、通常、係合軸723は、ガイドピン724が直線部706bにあるため、該方向には移動できないが、直線部706bの引き込み側に設けられたリセット片706dを弾性変形させながら移動可能となる。
そして、さらにスライドレール100が収縮され、係合軸723が、引出部83bに移動するとリセット片706dの復元力により、係合軸723が引出部83bに移動し、係合軸723が引出部83b係合し自動引き込み部材7がリセットされる。
11 上下折曲縁
12 基板
100 スライドレール
2 インナーレール
20 基板
20a 保持孔
21 上下折曲縁
3 中間レール
30 基板
31 上下折曲縁
4 ボール保持板
400 ボール
5 ボール保持板
50 コ字形基板
7 自動引き込み部材
70 本体
701 底板部
701a 取り付け片
701c バネ掛かり
702 スライド基体
702a 第1スライド部
703 スライド溝
704 スライド案内部
705 シリンダー収容部
705a 開口部
706 保持溝
706a 直線部
706b 引き込み待機部
706c 退避部
706d リセット片
707 ガイド溝
708 主ガイド溝
708a 第2スライド部
71 スライド部材
711 基体部
711a ピストンロッド収容部
711b 上面
711c 小判孔
711d 内振れ止め
711e 外振れ止め
711f 回転軸孔
711g クッション片
712 第1ガイド部
712a 基部
712b 第1ガイド片
712c 前バネ掛かり
713 レールガイド部
713a 基部
713b レールガイド片
714 第2ガイド部
72 係合部材
721 ベース体
722 支持片
723 係合軸
724 ガイドピン
73 引っ張りコイルばね
731 引っ掛け部
74 緩衝器
741 シリンダー
742 ピストンロッド
75 補助緩衝材
8 係合体
80 基体
81 取付部
81a 固定孔
82 係止片
83 作動ガイド溝
83a 引き込み部
83b 引出部
Claims (1)
- 少なくともアウターレールとインナーレールを備えたスライドレールのアウターレールに、自動引き込み装置の自動引き込み部材が設置され、インナーレールに自動引き込み部材に係合する係合体が設置され、自動引き込み部材が、主に、アウターレールに固定される本体と、スライドレールのスライド方向に移動可能とされるスライド部材と、スライド部材内に設置されスライド部材と共に移動する係合部材と、スライド部材をスライドレールの収縮方向に付勢する付勢手段と、スライド部材の収縮方向への移動速度を規制する緩衝器で構成される自動引き込み装置付きスライドレールにおいて、自動引き込み部材の引き出し状態で、係合部材のスライド部材の動きを制御する制御部を、シリンダーの上方に配置するとともに、シリンダーから突出するピストンロッドがシリンダーから突出する部分近傍に配置し、係合部材を、少なくとも、ベース体と、係合体と係合する係合軸と、制御部と、回動軸部である支持片で構成し、支持片を係合軸より引き出し側に配置することを特徴とする自動引き込み装置付きスライドレール。
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- 2021-01-14 JP JP2021004245A patent/JP7493797B2/ja active Active
Patent Citations (10)
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JP2022108983A (ja) | 2022-07-27 |
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