JP7485382B2 - 面取りカッターおよびワークの面取り方法 - Google Patents

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Description

工作機械に取り付けられてワークの面取りを行う面取りカッター、およびワークの面取り方法に関する。
面取りカッターは、特許文献1に記載されている。同文献の面取りカッターは、工作機械のヘッドに接続される軸部と、切刃を有する円錐形状の刃部と、を備える。軸部と刃部とは同軸である。切刃は、刃部の円錐面に沿って延びる。また、切刃は、刃部を軸線方向から見た場合に、径方向に直線状に延びる。
特開2000-326130号公報
上記の面取りカッターを、軸線回りに回転させながら軸線と直交する方向に移動させてワークの角部の面取りを行うと、ポアソンバリが発生しやすいという問題がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ポアソンバリの発生を抑制できる面取りカッター、およびワークの面取り方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、切刃を備える刃部と、前記刃部と同軸の軸部と、を有し、前記切刃が前記刃部の径方向の端縁に沿って設けられており、前記軸線回りを所定の回転方向に回転してワークの角部の面取りを行う面取りカッターにおいて、
前記刃部を前記軸線方向から見た場合に、前記切刃は、外周側に向かって前記回転方向の後方に直線状に延びる内側切刃部分と、前記内側切刃部分の径方向外側で前記外周側に向かって前記回転方向の前方に直線状に延びる外側切刃部分と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、切刃は、軸線方向から見た場合に、回転方向の前方に向かって内周側および外周側に拡がる2つの切刃部分を備える。このような形状の切刃によって、ワークの角部の面取りを行うと、内側切刃部分からワークの角部に加わる切削力および外側切刃部分からワークの角部に加わる切削力が、それぞれ切削によって形成される面取り面の幅方向の中央に向かうベクトルを持つ。また、切削による切り屑の流れが、内側切刃部分と外側切刃部分との間に向かう。これにより、切削により形成される面取り面の縁にポアソンバリが発生することを抑制できる。
本発明において、前記切刃は、前記軸部の軸線と直交する方向から見た場合に、外周側に向かって前記軸部の側に直線状に傾斜しているものとすることができる。このようにすれば、面取りによりワークの角部に形成される面取り面を、切刃の傾斜に対応する傾斜面とすることができる。
本発明において、前記切刃は、前記内側切刃部分の外周側の端と前記外側切刃部分の内周側の端との間に位置する屈曲切刃部分と、を備えるものとすることができる。このようにすれば、面取りカッターは、V字形の切刃を備えるものとなる。
本発明において、前記刃部は、前記切刃に前記回転方向の前方で隣り合う屑排出溝を備え、前記屑排出溝は、前記軸線方向に直線状に延びるものとすることができる。このようにすれば、屑排出溝が軸線回りの螺旋に設けられる場合と比較して、面取りカッターの製造が容易である。
本発明において、前記内側切刃部分の内周側の端と、前記外側切刃部分の外周側の端とは、前記軸線回りの同一の角度位置にあるものとすることができる。
本発明において、前記内側切刃部分が径方向に対して前記後方に傾斜する第1角度、および前記外側切刃部分が径方向に対して前記前方に傾斜する第2角度は、それぞれ、5°以上、70°以下であるものとすることができる。このようにすれば、ポアソンバリの発生を抑制する効果を発現できる。また、刃部に切刃を設けることが容易となる。
本発明において、前記第1角度は、前記第2角度よりも大きいものとすることができる。このようにすれば、面取り面の幅方向の両端縁において、ポアソンバリの発生を抑制しやすい。すなわち、面取りカッターを回転させた時に、外周側に位置する外側切刃部分の周速は、内側切刃部分の周速よりも速い。従って、外側切刃部分の切削力は、内側切刃部分の切削力よりも高い。よって、ワークにおいて、外側切刃部分で面取りを行った面取り面の幅方向の一方の端縁は、内側切刃部分で面取りを行った面取り面の幅方向の他方の端縁と比較して、ポアソンバリの発生を抑制できる。言い換えれば、内側切刃部分の切削力は、外側切刃部分の切削力よりも低い。従って、ワークにおいて、内側切刃部分で面取りを行った面取り面の他方の端縁は、外側切刃部分で面取りを行った面取り面の一方の端縁と比較して、ポアソンバリが発生しやすいという問題がある。このような問題に対して、内側切刃部分の第1角度を、記外側切刃部分の第2角度よりも大きくすれば、内側切刃部分からワークに加わる切削力のベクトルを、外側切刃部分からワークに加わる切削力のベクトルよりも、面取り面の幅方向の中央に向かわせることができる。従って、内側切刃部分の切削によって形成される面取り面の縁にポアソンバリが発生することを抑制できる。
本発明において、前記第1角度と前記第2角度との差は、2°以上、10°以下であるものとすることができる。このようにすれば、径方向で内側切刃部分と外側切削部分との間に位置する屈曲切刃部分を、切刃の径方向の中心を通過する仮想円に近い位置に設けることが容易となる。ここで、屈曲切刃部分を仮想円に近い位置に設ければ、ワークの角部の位置が、面取りカッターの移動方向と直交する方向にズレた場合でも、理想の面取り面の幅方向の両端縁を内側切刃部分と外側切削部分とによって切削できる。従って、ポアソンバリの発生を抑制できる。
本発明において、前記刃部を前記軸線と直交する方向から見た場合に、前記切刃は、前記軸線に対して45°傾斜しているものとすることができる。このようにすれば、ワークの角部に面取りを施すことが容易である。
本発明において、前記切刃は、前記内側切刃部分の外周側の端部分と前記外側切刃部分の内周側の端部分とが、周方向から見た場合に重なっているものとすることができる。
本発明において、前記切刃は、径方向で前記内側切刃部分の外周側の端と前記外側切刃部分の内周側の端との間に位置して当該前記内側切刃部分と当該外側切刃部分とを接続する屈曲切刃部分を備えるとともに、前記軸部の軸線と直交する方向から見た場合に、前記軸部の側に向かって外周側に湾曲する湾曲部分を備え、前記屈曲切刃部分は、前記湾曲部分に設けられているものとすることができる。このようにすれば、面取りによりワークの角部に形成される面取り面を、切刃の湾曲部分の形状に対応する湾曲面とすることができる。
本発明において、前記切刃は、前記軸部の軸線と直交する方向から見た場合に、前記軸部の側に向かって外周側に直線状に延びる第1部分と、前記第1部分の前記軸部の側の端から湾曲する前記湾曲部分と、前記湾曲部分の外周側の端から外周側に向かって前記軸部の側に直線状に延びる第2部分と、を備えるものとすることができる。このようにすれば、切刃に湾曲部分を設けることが容易である。また、このようにすれば、ワークの角部に切刃の湾曲部分を接触させることが容易である。
本発明において、前記内側切刃部分が径方向に対して前記後方に傾斜する第1角度、および前記外側切刃部分が径方向に対して前記前方に傾斜する第2角度は、それぞれ、5°以上、85°以下であるものとすることができる。このようにすれば、ポアソンバリの発生を抑制する効果を発現できる。また、切刃が湾曲部分を備える場合には、第1角度および第2角度が70°を超えている場合でも、85°以下であれば、刃部に切刃を設けることが容易である。
次に、本発明は、上記の面取りカッターを前記軸線回りに回転させながらワークの角部に接触させて、前記軸線と交差する方向に移動させることを特徴とする面取り方法とすることができる。
本発明の面取り方法によれば、ワークの角部において、面取りカッターの移動方向に沿って形成される面取り面にポアソンバリが発生することを防止或いは抑制できる。
本発明の面取りカッターの切刃は、軸線方向から見た場合に、回転方向の前方に向かって拡がる略V字の形状を備える。このような形状の切刃によって、ワークの角部の面取りを行うと、切削により形成される面取り面の縁にポアソンバリが発生することを抑制できる。
実施例1の面取りカッターの外観図である。 図1の面取りカッターを刃部の側から見た場合の平面図である。 図1の面取りカッターによる面取り動作の説明図である。 面取りカッターとワークの角部との位置関係の説明図である。 面取りカッターとワークの角部との位置関係がズレた場合の説明図である。 円弧形状の切刃を備える面取りカッターの面取り動作の説明図である。 変形例の面取りカッターの刃部の近傍の部分斜視図である。 実施例2の面取りカッターの外観図である。 図8の面取りカッターを刃部の側から見た場合の平面図である。 図8の面取りカッターによる面取り動作の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態である面取りカッターを説明する。
(実施例1)
図1は本発明を適用した面取りカッターの外観図である。図2は面取りカッターを刃部の側から見た場合の平面図である。本例の面取りカッター1は、ワーク2の角部3を面取りするための工具である。ワーク2は、例えば、金属製の鋳造品である。面取りカッター1は、不図示の工作機械のヘッドに連結されて使用される。面取りカッター1は、超硬合金製である。
図1に示すように、面取りカッター1は、切刃10を備える刃部11と、刃部11と同軸の軸部12と、を備える。切刃10は、刃部11の径方向外側の端縁に沿って設けられている。軸部12は、円柱形状である。軸部12は、工作機械のヘッドに連結される。面取りカッター1は、軸部12の軸線L回りを所定の回転方向Rに回転しながら軸線Lと交差する方向に移動してワーク2の角部3の面取りを行う。以下では、軸部12の軸線Lに沿った方向を軸線方向X、軸線方向Xにおいて刃部11が位置する側を前方X1、軸部12が位置する側を後方X2とする。
刃部11は軸部12の前方X1に連続して設けられている。刃部11は、前端の中心に平坦部15を備える。また、刃部11は、軸線Lと直交する方向から見た場合に、径方向外側の端縁が、平坦部15から外周側に向かって軸部12の側に直線状に傾斜する。従って、刃部11は、軸線Lと直交する方向から見た場合に、軸部12の先端から前方X1に向かって先細りとなる台形の側面形状を備える。これにより、刃部11の径方向外側の端縁に沿って設けられた切刃10は、軸線Lと直交する方向から見た場合に、平坦部15から、外周側に向かって軸部12の側に直線状に傾斜する。図1に示すように、軸線Lと直交する方向から見た場合に、切刃10は、軸線Lに対して45°傾斜している。
ここで、刃部11は、切刃10に隣り合う屑排出溝13を備える。屑排出溝13は、切刃10に対して回転方向Rの前方R1に位置する。屑排出溝13は、平坦部15の外周側で軸線Lと平行に延びる。屑排出溝13は、刃部11の前端から、直線状に延びて、軸部12の前端部分に達する。
図2に示すように、刃部11は、軸線L回りの等角度間隔に4枚の切刃10を備える。従って、刃部11は、軸線L回りの等角度間隔に4つの屑排出溝13を備える。各屑排出溝13は径方向外側に開口する。刃部11における各屑排出溝13の開口縁は、回転方向Rの前方R1に位置する前側開口縁部分13aと、回転方向Rの後方に位置する後側開口縁部分13bと、を備える。ここで、切刃10は、後側開口縁部分13bに設けられているということができる。
各切刃10は、平坦部15から外周側に向かって軸線方向Xに延びる。切刃10は、軸線方向Xから見た場合に、外周側に向かって回転方向Rの後方R2に直線状に延びる内側切刃部分16と、内側切刃部分16の径方向外側で外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる外側切刃部分17と、内側切刃部分16の外周側の端と外側切刃部分17の内周側の端との間に位置する屈曲切刃部分18と、からなる。屈曲切刃部分18は、内側切刃部分16の外周側の端と外側切刃部分17の内周側の端とを接続する部分である。屈曲切刃部分18は極めて小さいアールを備える。すなわち、屈曲切刃部分18は湾曲している。切刃10を軸線方向Xから見た場合の形状は、略V字形状である。
本例では、内側切刃部分16は、寸法Hだけ芯高に設けられている。言い換えれば、内側切刃部分16は、内側切刃部分16の回転方向Rの後方R2に内側切刃部分16と平行で軸線Lを包含する仮想面Sを規定した場合に、寸法Hだけ回転方向Rの前方R1に位置する。
また、本例は、内側切刃部分16の内周側の端16aと、外側切刃部分17の外周側の端17aとは、軸線L回りの同一の角度位置にある。内側切刃部分16が、径方向に対して後方X2に傾斜する第1角度θ1、および外側切刃部分17が径方向に対して前方X1に傾斜する第2角度θ2は、それぞれ、5°以上、70°以下である。より好ましくは、第1角度θ1および第2角度θ2は、25°以上45°以下である。また、内側切刃部分16が傾斜する第1角度θ1は、外側切刃部分17が傾斜する第2角度θ2よりも大きいことが好ましい。本例では、第1角度θ1は、35.45°であり、第2角度θ2は、30°である。第1角度θ1と第2角度θ2との差は、5.45°である。さらに、屈曲切刃部分18の湾曲形状の変曲点18aは、径方向における切刃の中心10aを通過する仮想円Cよりも、僅かに内周側に位置する。
刃部11において、切刃10と対向する屑排出溝13の前側開口縁部分13aは、軸線方向Xから見た場合に、平坦部15から外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる。また、切刃10と対向する屑排出溝13の前側開口縁部分13aは、図1に示すように、軸線方向Xに直線状に延びる。屑排出溝13の内壁面において、切刃10と対向する内壁面部分13cは、平坦である(図3参照)。
(面取り動作)
図3は、ワーク2の角部3を面取りする面取り動作の説明図である。図4は、面取り動作における面取りカッター1とワーク2の角部3との位置関係の説明図である。図4(a)は、面取りカッター1とワーク2とを軸線Lと直交する方向から見た場合の側面図である。図4(b)は面取りカッター1とワーク2との接触部分を軸線方向Xから見た場合の説明図である。図5は、面取りカッター1とワーク2の角部3との位置関係がズレた場合の説明図である。図5(a)は、面取りカッター1とワーク2とを軸線Lと直交する方向から見た場合の側面図である、図5(b)は面取りカッター1とワーク2との接触部分を軸線方向Xから見た場合の説明図である。図6は、円弧形状の切刃を備える比較例の面取りカッターの面取り動作の説明図である。
面取り動作を行う際には、面取りカッター1を工作機械に接続して、軸線L回りを所定の回転方向Rに回転させる。そして、ワーク2の角部3に刃部11を接触させ、面取りカッター1を軸線Lと直交する移動方向Mに移動させて、面取り面5を形成する。
ワーク2の角部3に刃部11を接触させる際には、まず、理想の面取り面5を設定する。そして、図4(a)に示すように、理想の面取り面5の幅方向の中心に、切刃10の径方向の中心10aを位置させるように、面取りカッター1を配置する。そして、理想の面取り面5の幅方向の中心と切刃10の径方向の中心10aとを一致させた状態で、面取りカッター1を移動方向Mに移動させる。これにより、ワーク2の角部3には、切刃10が軸線Lに対して傾斜する角度と同一の角度で傾斜して、移動方向Mに延びる面取り面5が形成される。
ここで、図4(b)に示すように、本例の面取りカッター1では、切刃10が、軸線方向Xから見た場合に、外周側に向かって回転方向Rの後方R2に直線状に延びる内側切刃部分16と、内側切刃部分16の径方向外側で外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる外側切刃部分17と、内側切刃部分16の外周側の端と外側切刃部分17の内周側の端とを接続する屈曲切刃部分18と、からなる。このような形状の切刃10によって、軸線L回りに回転しながら軸線Lと交差する方向に移動してワーク2の角部3の面取りを行うと、図3に示すように、内側切刃部分16からワーク2の角部3に加わる切削力のベクトルV1、および外側切刃部分17からワーク2の角部3に加わる切削力のベクトルV2が、切削によって形成される面取り面5の幅方向の中央に向かう。また、切削による切り屑の流れが、内側切刃部分16と外側切刃部分17との間の屈曲切刃部分18に向かう。これにより、切削により形成される面取り面5の縁にポアソンバリが発生することを抑制できる。
また、本例の面取りカッター1では、切刃10が、軸線方向Xから見た場合に、外周側に向かって回転方向Rの後方R2に直線状に延びる内側切刃部分16と、内側切刃部分16の径方向外側で外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる外側切刃部分17と、内側切刃部分16の外周側の端と外側切刃部分17の内周側の端とを接続する屈曲切刃部分18と、からなるので、面取りカッター1とワーク2の角部3との位置関係が、移動方向Mと直交する方向にズレた場合でも、切刃10とワーク2とが接触する接触角度を維持できる。
すなわち、ワーク2が鋳造品である場合には、公差により、工作機械にチャックされたワーク2の角部3の位置が、面取りカッター1の移動方向Mと直交する方向にズレる場合がある。このような場合に、工作機械が面取りカッター1の刃部11をワーク2に接触させると、予め設定した理想の面取り面5の幅方向の中心に、切刃10の径方向の中心10aが一致しなくなる。図5に示す例では、切刃10の径方向の中心10aは、図4に示す状態よりも、理想の面取り面5の傾斜方向の下側にずれている。すなわち、図5に示す例では、切刃10は、図4に示す状態よりも、ワーク2の角部3に対して、浅く接触している。
このような場合でも、本例の面取りカッター1では、内側切刃部分16および外側切刃部分17が直線状に延びているので、ワーク2と切刃10との接触角度が維持される。すなわち、切刃10がワーク2の角部3に対して浅く接触した場合でも、図4、図5に示すように、内側切刃部分16とワーク2とが接触する接触角度は、内側切刃部分16が径方向に対して傾斜する傾斜角度θ1に維持される。よって、面取り(切削)の精度を維持することができ、かつ、ポアソンバリの発生を抑制できる。
ここで、このような効果について、比較例のカッターを用いて、より詳細に説明する。比較例の面取りカッター51は、図6に示すように、切刃50を軸線方向Xから見た場合の形状が、円弧形状である。また、図示を省略するが、比較例の面取りカッター51は、屑排出溝13が、軸線L回りの螺旋に設けられている。なお、比較例の面取りカッター51は、切刃50の形状および屑排出溝13の形状を除き、本例の面取りカッター1と同様の構成を備える。
比較例の面取りカッター51をワーク2の角部3に接触させる際には、図6(a)に示すように、まず、理想の面取り面5を設定する。そして、理想の面取り面5の幅方向の中心に切刃50の径方向の中心50aが位置するように、面取りカッター51を配置する。また、理想の面取り面5の幅方向の中心と、切刃50の径方向の中心50aとを一致させた状態で、面取りカッター51を移動方向Mに移動させる。これにより、ワーク2の角部3には、切刃50が軸線Lに対して傾斜する角度と同一の角度で傾斜し、移動方向Mに延びる面取り面5が形成される。
ここで、比較例の面取りカッター51では、切刃50の内周側の端部分50bは、外周側に向かって回転方向Rの後方R2に湾曲する。また、切刃50の外周側の端部分50cは、外周側に向かって回転方向Rの前方R1に湾曲する。従って、面取りカッター1と同様に、図3に示す面取りカッター1の場合と同様に、切刃50の内周側の端部分50bからワーク2の角部3に加わる切削力のベクトルV1、および切刃50の外周側の端部分50cからワーク2の角部3に加わる切削力のベクトルV2は、切削によって形成される面取り面5の幅方向の中央に向かう。また、切削による切り屑の流れが、内側切刃部分16と外側切刃部分17との間の屈曲切刃部分18に向かう。従って、切削により形成される面取り面5の縁にポアソンバリが発生することを抑制できる。
しかし、工作機械にチャックされたワーク2の角部3の位置が、面取りカッター51の移動方向Mと直交する方向にズレた場合には、ワーク2と切刃50との接触角度が維持されなくなる。例えば、図6(b)に示すように、切刃50がワーク2の角部3に対して浅く接触し、切刃50の径方向の中心50aが理想の面取り面5の中心よりも当該面取り面5の傾斜方向の下側にズレた場合には、切刃50の内周側の端部分50bは、ワーク2に接触しなくなる。そして、ワーク2には、切刃50の内周側の端部分50bの替わりに、切刃50の中央部分50dが接触する。ここで、切刃50の中央部分50dがワーク2の角部3に接触すると、切刃50の中央部分50dがワーク2に接触する接触角度は、切刃50の内周側の端部分50bの傾斜角度θ1よりも深い接触角度(θ1+α)となる。これにより、切刃50の中央部分50dからワーク2の角部3に加わる切削力のベクトルV1は、刃部11の内周側の端部分50bがワーク2の角部3に接触している場合と比較して、大きくなる。また、このベクトルV1の向きは、刃部11の内周側の端部分50bがワーク2の角部3に接触している場合と比較して、面取り面5の幅方向の外側に向かう。そして、切削による切り屑の流れは、切削により形成される面取り面5の傾斜方向の下方に向かうものとなる。
この結果、比較例の面取りカッター51では、ワーク2の角部3と面取りカッター51の位置関係が予め設定した位置関係からズレたときに、面取りカッター1を用いた場合と比較して、面取り(切削)の精度が変動する。また、比較例の面取りカッター51を用いた場合には、ワーク2の角部3と面取りカッター51の位置関係が予め設定した位置関係からズレると、ポアソンバリが発生しやすくなる。
ここで、本例では、内側切刃部分16の第1角度θ1および外側切刃部分17の第2角度θ2は、25°以上、45°以下である。第1角度θ1および第2角度θ2がこのような範囲にあれば、ポアソンバリの発生を抑制する効果が顕著である。また、第1角度θ1および第2角度θ2がこのような範囲にあれば、軸線方向Xから見た場合の切刃10の形状が、回転方向Rの前方R1に向かって90°以上開いたら略V字の形状となるので、刃部11に切刃10を形成しやすい。
なお、内側切刃部分16の第1角度θ1および外側切刃部分17の第2角度θ2が5°以上であれば、ポアソンバリの発生を抑制する効果を発現できる。言い換えれば、第1角度θ1および第2角度θ2が5°よりも小さい場合には、ポアソンバリの発生を抑制する効果を発現することが困難となる。また、内側切刃部分16の第1角度θ1および外側切刃部分17の第2角度θ2を、70°以下とすれば、刃部11に切刃10を形成することが容易となる。言い換えれば、第1角度θ1および第2角度θ2が70°よりも大きい場合には、刃部11に刃部11を形成することが困難となる。ここで、第1角度θ1および第2角度θ2の双方が45°を超える切刃10を設ける場合には、第1角度θ1および第2角度θ2の双方が45°以下の切刃10を設ける場合と比較して、切刃10の形成が容易ではなくなるが、アールを備える屈曲切刃部分18を径方向で長く設けることにより、切刃10の形成を容易なものにすることができる。
また、本例では、内側切刃部分16が、径方向に対して後方X2に傾斜する第1角度θ1は、外側切刃部分17が、径方向に対して前方X1に傾斜する第2角度θ2よりも大きい。従って、面取り面5の幅方向の両端縁において、ポアソンバリの発生を抑制できる。すなわち、面取りカッター1を回転させた時に、外周側に位置する外側切刃部分17の周速は、内側切刃部分16の周速よりも速い。従って、外側切刃部分17の切削力は、内側切刃部分16の切削力よりも高い。よって、ワーク2において、外側切刃部分17で面取りを行った面取り面5の幅方向の一方の端縁は、内側切刃部分16で面取りを行った面取り面5の幅方向の一方の端縁と比較して、ポアソンバリの発生を抑制できる。言い換えれば、内側切刃部分16の切削力は、外側切刃部分17の切削力よりも低い。従って、ワーク2において、内側切刃部分16で面取りを行った面取り面5の幅方向の他方の端縁は、外側切刃部分17で面取りを行った面取り面5の幅方向の一方の端縁と比較して、ポアソンバリが発生しやすいという問題がある。このような問題に対して、本例では、内側切刃部分16の第1角度θ1を、外側切刃部分17の第2角度θ2よりも大きくしている。これにより、内側切刃部分16からワーク2に加わる切削力のベクトルV1を、外側切刃部分17からワーク2に加わる切削力のベクトルV2よりも、切削によって形成される面取り面5の幅方向の中央に向かわせることができる。従って、内側切刃部分16の切削によって形成される面取り面5の縁においても、ポアソンバリが発生することを抑制できる。
また、本例では、第1角度θ1と第2角度θ2との差は、2°以上、10°以下である。従って、径方向で内側切刃部分16と外側切刃部分17との間に位置する屈曲切刃部分18のアールの変曲点Pを、切刃50の径方向の中心50aを通過する仮想円Cに近い位置に設けることが容易である。ここで、変曲点Pを仮想円Cに近い位置に設ければ、ワーク2の角部3の位置が、面取りカッター1の移動方向Mと直交する方向にズレた場合でも、理想の面取り面55の幅方向の両端縁を、内側切刃部分16と外側切刃部分17とによって、切削できる。従って、ポアソンバリの発生を抑制できる。
さらに、上記の例では、内側切刃部分16と外側切刃部分17とを接続する屈曲切刃部分18は、アールを備え、屈曲切刃部分18のアールの変曲点Pは、仮想円Cよりも内周側に位置している。従って、内側切刃部分16の第1角度θ1を外側切刃部分17の第2角度θ2よりも大きくすることが容易である。
なお、変曲点Pが仮想円C上に位置するように、内側切刃部分16、外側切刃部分17および屈曲切刃部分18の形状を設定してもよい。
また、上記の例では、屈曲切刃部分18は、軸線方向Xから見た場合にアールを備える円弧形状であるが、屈曲切刃部分18は、直線状に延びる内側切刃部分16と直線状に延びる外側切刃部分17とが交わる交点とすることもできる。すなわち、切刃10は、屈曲切刃部分18において、内側切刃部分16と外側切刃部分17とが、所定の角度で鋭角に交わるV字の形状としてもよい。
ここで、本例では、屑排出溝13は、軸線方向Xに直線状に延びる。従って、屑排出溝13が、軸線L回りの螺旋に設ける場合と比較して、面取りカッター51の製造が容易である。
なお、上記の例では、面取りカッター51を軸線Lと交差する方向に移動させて面取り動作をしているが、刃部11をワーク2に形成された穴に挿入して、ワーク2における孔の開口縁に面取りを施す場合でも、ポアソンバリの発生を抑制できる。
(変形例)
また、上記の例では、刃部11は前端の中心に平坦部15を備えているが、平坦部15を備えていなくてもい。すなわち、刃部11は、平坦部15に替えて、前方X1に向かって先細りとなる円錐部を備えていてもよい。また、この円錐部に、上記の切刃10とは別の第2の切刃を備えてもよい。
次に、図7は、変形例の面取りカッターの刃部11の近傍の部分斜視図である。なお、本例の面取りカッター1Aは、上記の面取りカッター1と対応する構成を備えるので、対応する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、面取りカッター1Aは、軸部12の前方X1に、円錐台形状の刃部11を備える。すなわち、刃部11は、刃部11は前端の中心に平坦部15を備える。また、刃部11は、平坦部15から後方X2に向かって拡径するテーパー外周面31を備える。
テーパー外周面31の前端側には、外周側に向かって回転方向Rの後方R2に直線状に延びる内側リブ32が設けられている。本例では、内側リブ32は、等角度間隔で8本設けられている。内側リブ32の断面形状は矩形である。また、テーパー外周面31には、各内側リブ32の径方向外側に、外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる外側リブ33が設けられている。外側リブ33は、等角度間隔で8本設けられている。外側リブ33の断面形状は矩形である。内側リブ32の外周側の端部分と外側リブ33の内周側の端部分とは、周方向から見た場合に重なっている。すなわち、内側リブ32の外周側の端部分は、外側リブ33の内周側の端よりも外周側に突出している。
内側リブ32の外周側で回転方向Rの前方R1に位置する角部には、切刃10を構成する内側切刃部分16が設けられている。外側リブ33の外周側で回転方向Rの前方R1に位置する角部には、切刃10を構成する外側切刃部分17が設けられている。内側切刃部分16は、外周側に向かって回転方向Rの後方R2に直線状に延びる。外側切刃部分17は、内側切刃部分16の径方向外側で外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる。内側切刃部分16の外周側の端部分と外側切刃部分17の内周側の端部分とは、周方向から見た場合に重なっている。すなわち、内側切刃部分16の外周側の端部分は、外側切刃部分17の内周側の端よりも外周側に突出している。
本例の面取りカッター1Aでも、上記の面取りカッター1と同様の作用、効果を得ることができる。
(実施例2)
図8は、実施例2の面取りカッターの外観図である。図9は、図8の面取りカッターを刃部の側から見た場合の平面図である。なお、実施例2の面取りカッター1Bは、上記の面取りカッター1と対応する構成を備えるので、対応する構成には同一の符号を付して説明する。
図8に示すように、面取りカッター1Bは、切刃10を備える刃部11と、刃部11と同軸の軸部12と、を備える。切刃10は、刃部11の径方向外側の端縁に沿って設けられている。軸部12は、円柱形状である。軸部12は、工作機械のヘッドに連結される。面取りカッター1Bは、軸部12の軸線L回りを所定の回転方向Rに回転しながら軸線Lと交差する方向に移動してワーク2の角部3の面取りを行う。
刃部11は、軸部12の前方X1に連続して設けられている。刃部11は、前端の中心に平坦部15を備える。また、刃部11は、軸線Lと直交する方向から見た場合に、径方向外側の端縁が、第2方向X2(軸部12の側)に向かって外周側に湾曲する刃部湾曲部分11aを備える。これにより、刃部11の径方向外側の端縁に沿って設けられた切刃10は、軸部12の軸線と直交する方向から見た場合に、平坦部15の外周側の端から第2方向X2に向かって外周側に直線状に延びる第1部分61と、第1部分61の第2方向X2の端から第2方向X2に向かって外周側に湾曲する湾曲部分62と、湾曲部分62の外周側の端から外周側に向かって第2方向X2に直線状に延びる第2部分63と、を備える。第1部分61の第2方向X2の端と、湾曲部分62とは、段差なく連続している。また、湾曲部分62と、第2部分63の内周側の端とは、段差なく連続している。
また、刃部11は、切刃10に隣り合う屑排出溝13を備える。屑排出溝13は、切刃10に対して回転方向Rの前方R1に位置する。本例では、刃部11は、軸線L回りの等角度間隔に4枚の切刃10を備える。従って、刃部11は、軸線L回りの等角度間隔に4つの屑排出溝13を備える。各屑排出溝13は径方向外側に開口する。刃部11における各屑排出溝13の開口縁は、回転方向Rの前方R1に位置する前側開口縁部分13aと、回転方向Rの後方に位置する後側開口縁部分13bと、を備える。ここで、切刃10は、後側開口縁部分13bに設けられているということができる。
図9に示すように、各切刃10は、軸線方向Xから見た場合に、外周側に向かって回転方向Rの後方R2に直線状に延びる内側切刃部分16と、内側切刃部分16の径方向外側で外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる外側切刃部分17と、内側切刃部分16の外周側の端と外側切刃部分17の内周側の端との間に位置する屈曲切刃部分18と、からなる。屈曲切刃部分18は、内側切刃部分16の外周側の端と外側切刃部分17の内周側の端とを接続する部分である。屈曲切刃部分18は湾曲している。屈曲切刃部分18は回転方向Rの後方R2に窪んでいる。
内側切刃部分16は、寸法H1だけ芯高に設けられている。言い換えれば、内側切刃部分16は、内側切刃部分16の回転方向Rの後方R2に内側切刃部分16と平行で軸線Lを包含する仮想面S1を規定した場合に、寸法H1だけ回転方向Rの前方R1に位置する。屈曲切刃部分18は、湾曲部分62に設けられている。言い換えれば、屈曲切刃部分18は、湾曲部分62と完全に重なって設けられているか、または、湾曲部分62の内側に設けられている。従って、屈曲切刃部分18は、軸線と直交する方向から見た場合に、軸線方向Xで、第1部分61と、第2方向X2との間に位置する。
本例では、屈曲切刃部分18と湾曲部分62とは、完全に重なる。従って、切刃10は、軸線Lと直交する方向から見た場合に第2方向X2に向かって外周側に湾曲する部分(湾曲部分)が、軸線方向Xから見た場合に回転方向Rの後方R2に湾曲している。また、内側切刃部分16と第1部分61とが完全に重なり、外側切刃部分17と第2部分63とが完全に重なる。従って、切刃10は、軸線Lと直交する方向から見た場合に外周側に向かって回転方向Rの後方R2に直線状に延びる部分(内側切刃部分16)が、軸線方向Xから見た場合に、第2方向X2に向かって外周側に直線状に延びる。また、切刃10は、軸線Lと直交する方向から見た場合に外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる部分(外側切刃部分17)が、軸線方向Xから見た場合に、外周側に向かって第2方向X2に直線状に延びる。
ここで、内側切刃部分16の内周側の端16aと、外側切刃部分17の外周側の端17aとは、外側切刃部分17の外周側の端17aの方が、回転方向Rの前方R1に位置する。内側切刃部分16が、径方向に対して後方X2に傾斜する第1角度θ1、および外側切刃部分17が径方向に対して前方X1に傾斜する第2角度θ2は、それぞれ、5°以上、85°以下である。ここで、内側切刃部分16が傾斜する第1角度θ1は、外側切刃部分17が傾斜する第2角度θ2よりも大きいことが好ましい。本例では、第1角度θ1は、79°であり、第2角度θ2は、19°である。第1角度θ1と第2角度θ2との差は、60°である。さらに、屈曲切刃部分18の湾曲形状の変曲点18aは、径方向における切刃10の中心10aを通過する仮想円C1よりも、内周側に位置する。なお、内側切刃部分16の内周側の端16aと、外側切刃部分17の外周側の端17aとは、軸線L回りの同一の角度位置にあってもよい。
本例においても、内側切刃部分16の第1角度θ1および外側切刃部分17の第2角度θ2が5°以上であれば、ポアソンバリの発生を抑制する効果を発現できる。言い換えれば、第1角度θ1および第2角度θ2が5°よりも小さい場合には、ポアソンバリの発生を抑制する効果を発現することが困難となる。また、内側切刃部分16の第1角度θ1および外側切刃部分17の第2角度θ2を、85°以下とすれば、刃部11に切刃10を形成することが容易となる。ここで、本例では、内側切刃部分16と外側切刃部分17とが、実施例1の面取りカッター1の切刃10のように同一の平面上には設けられていない。これにより、第1角度θ1、および第2角度θ2が70°を超える場合でも、刃部11に切刃10を設けることが容易である。また、本例では、屈曲切刃部分18と湾曲部分62とが重なっており、屈曲切刃部分18のアールが実施例1の面取りカッター1と比較して大きい。この点からも、本例では、第1角度θ1、および第2角度θ2が70°を超えている場合でも、刃部11に切刃10を設けることが容易である。
(面取り動作)
図10は、面取りカッター1Bによってワーク2の角部3を面取りする面取り動作の説明図である。面取り動作を行う際には、面取りカッター1Bを工作機械に接続して、軸線L回りを所定の回転方向Rに回転させる。そして、ワーク2の角部3に刃部11の湾曲部分62を接触させ、面取りカッター1Bを軸線Lと直交する移動方向Mに移動させて、面取り面5を形成する。これにより、ワーク2の角部3には、湾曲部分62を転写した湾曲形状で移動方向Mに延びる面取り面5が形成される。
ここで、図4(b)に示す場合と同様に、本例の面取りカッター1Bでは、切刃10が、軸線方向Xから見た場合に、外周側に向かって回転方向Rの後方R2に直線状に延びる内側切刃部分16と、内側切刃部分16の径方向外側で外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる外側切刃部分17と、内側切刃部分16の外周側の端と外側切刃部分17の内周側の端とを接続する屈曲切刃部分18と、からなる。従って、図10に示すように、屈曲切刃部分18の内周側の端部分および内側切刃部分16からワーク2の角部3に加わる切削力のベクトルV1、および屈曲切刃部分18の外周側の端部分および外側切刃部分17からワーク2の角部3に加わる切削力のベクトルV2が、切削によって形成される面取り面5の幅方向の中央に向かう。また、切削による切り屑の流れが、内側切刃部分16と外側切刃部分17との間の屈曲切刃部分18に向かう。これにより、切削により形成される面取り面5の縁にポアソンバリが発生することを抑制できる。
また、本例の面取りカッター1Bでは、切刃10が、軸線方向Xから見た場合に、外周側に向かって回転方向Rの後方R2に直線状に延びる内側切刃部分16と、内側切刃部分16の径方向外側で外周側に向かって回転方向Rの前方R1に直線状に延びる外側切刃部分17と、内側切刃部分16の外周側の端と外側切刃部分17の内周側の端とを接続する屈曲切刃部分18と、からなる。従って、図5(b)に示す場合と同様に、面取りカッター1Bとワーク2の角部3との位置関係が、移動方向Mと直交する方向にズレた場合でも、切刃10とワーク2とが接触する接触角度を維持できる。
さらに、本例では、内側切刃部分16が、径方向に対して後方X2に傾斜する第1角度θ1は、外側切刃部分17が、径方向に対して前方X1に傾斜する第2角度θ2よりも大きい。従って、周速に起因して、内側切刃部分16の切削力の方が外側切刃部分17の切削力よりも小さくても、内側切刃部分16からワーク2に加わる切削力のベクトルV1を、外側切刃部分17からワーク2に加わる切削力のベクトルV2よりも、面取り面5の幅方向の中央に向かわせることができる。よって、内側切刃部分16の切削によって形成される面取り面5の縁においても、ポアソンバリが発生することを抑制できる。

Claims (15)

  1. 切刃を備える刃部と、前記刃部と同軸の軸部と、を有し、前記切刃が前記刃部の径方向の端縁に沿って設けられており、前記軸部の軸線回りを所定の回転方向に回転してワークの角部の面取りを行う面取りカッターにおいて、前記刃部を前記軸線方向から見た場合に、前記切刃は、外周側に向かって前記回転方向の後方に直線状に延びる内側切刃部分と、前記内側切刃部分の径方向外側で前記外周側に向かって前記回転方向の前方に直線状に延びる外側切刃部分と、を備え、
    前記切刃は、前記内側切刃部分の外周側の端と前記外側切刃部分の内周側の端との間に位置する屈曲切刃部分を備えることを特徴とする面取りカッター。
  2. 前記切刃は、前記軸部の軸線と直交する方向から見た場合に、外周側に向かって前記軸部の側に直線状に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の面取りカッター。
  3. (削除)
  4. 前記刃部は、前記切刃に前記回転方向の前方で隣り合う屑排出溝を備え、前記屑排出溝は、前記軸線方向に直線状に延びることを特徴とする請求項2に記載の面取りカッター。
  5. 前記内側切刃部分の内周側の端と、前記外側切刃部分の外周側の端とは、前記軸線回りの同一の角度位置にあることを特徴とする請求項2に記載の面取りカッター。
  6. 前記内側切刃部分が径方向に対して前記後方に傾斜する第1角度、および前記外側切刃部分が径方向に対して前記前方に傾斜する第2角度は、それぞれ、5°以上、70°以下であることを特徴とする請求項2に記載の面取りカッター。
  7. 前記第1角度は、前記第2角度よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の面取りカッター。
  8. 前記第1角度と前記第2角度との差は、2°以上、10°以下であることを特徴とする請求項7に記載の面取りカッター。
  9. 前記刃部を前記軸線と直交する方向から見た場合に、前記切刃は、前記軸線に対して45°傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の面取りカッター。
  10. 前記切刃は、前記内側切刃部分の外周側の端部分と前記外側切刃部分の内周側の端部分とが、周方向から見た場合に重なっていることを特徴とする請求項1に記載の面取りカッター。
  11. 前記軸部の軸線と直交する方向から見た場合に、前記軸部の側に向かって外周側に湾曲する湾曲部分を備え、前記屈曲切刃部分は、前記湾曲部分に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の面取りカッター。
  12. 前記切刃は、前記軸部の軸線と直交する方向から見た場合に、前記軸部の側に向かって外周側に直線状に延びる第1部分と、前記第1部分の前記軸部の側の端から湾曲する前記湾曲部分と、前記湾曲部分の外周側の端から外周側に向かって前記軸部の側に直線状に延びる第2部分と、を備えることを特徴とする請求項11に記載の面取りカッター。
  13. 前記内側切刃部分が径方向に対して前記後方に傾斜する第1角度、および前記外側切刃部分が径方向に対して前記前方に傾斜する第2角度は、それぞれ、5°以上、85°以下であることを特徴とする請求項11に記載の面取りカッター。
  14. 前記第1角度は、前記第2角度よりも大きいことを特徴とする請求項13に記載の面取りカッター。
  15. 請求項1に記載の面取りカッターを、前記軸線回りに回転させながらワークの角部に接触させて、前記軸線と交差する方向に移動させることを特徴とするワークの面取り方法。
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