JP2007015025A - テーパネックエンドミル - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転軌跡がエンドミル本体の軸線と平行な円筒状をなす切刃を備えたテーパネックエンドミルにおいて、切刃部に多少の撓みが生じてもエンドミル本体が加工溝壁面に接触したりするのを防いで、加工品位の向上とエンドミル寿命の延長とを図る。
【解決手段】 軸線O回りに回転されるエンドミル本体11の先端部に、軸線O回りの回転軌跡が軸線Oを中心とした円筒状をなす切刃16を備えた切刃部13が形成されるとともに、この切刃部13の後端側にはネック部14が形成され、このネック部14を、外径が後端側に向かうに従い漸次大きくなるテーパネック部20と、これらテーパネック部20と切刃部13との間に形成されて、切刃16の外径Dよりも小さな外径dを有し、軸線Oに平行に延びる平行ネック部19とから形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、切刃部の後端側に外径が後端側に向けて漸次大きくなるテーパネック部が形成されたテーパネックエンドミルに関するものである。
このようなテーパネックエンドミルは、金型の深溝加工等においてエンドミルの切刃部の突き出しを長くして使用するものであり、切刃部後端側のネック部が全体的にエンドミル本体の軸線に平行な長尺軸状とされたロングネックエンドミルに比べ、エンドミル本体後端側(シャンク側)のネック部外径を大きくすることができるので、このネック部の剛性が大きくて切削中の撓みを抑えることができる。
この種のテーパネックエンドミルとしては、例えば特許文献1、2に、切刃部が先細のテーパ状であって、その後端側に、この切刃部と略同等のテーパ角で直径が僅かに細い円錐体の一部からなる首部を備えたものが提案されている。また、特許文献3、4には、エンドミル本体の首下長さを切刃径の10倍以上として、特許文献3では切刃溝部の切り上がり長さを有効刃長の0.3〜3倍にしたものが、特許文献4では切刃部後方に設けた首部工具軸平行部と首部テーパ部との繋ぎ部近傍の面粗さをRy6.0μm以下にしたものが、それぞれ提案されている。
特開平10−225812号公報 特開平10−225813号公報 特開2002−11611号公報 特開2002−66827号公報
ところで、このようなテーパネックエンドミルでは、上記深溝加工等において極僅かに傾斜した溝壁面にテーパネック部の外周面を沿わせるようにして切刃部を加工溝内に挿入し、この切刃部によって溝壁面を切削してゆく。ところが、該切刃部には切屑排出のための溝が形成されていて、その断面積が特に外周側において小さくされており、この切刃部の剛性がネック部に比べて損なわれる傾向にある。
この点、切刃部自体もテーパ状とされた特許文献1、2に記載のテーパネックエンドミルでは、該切刃部の断面積および剛性も後端側に向けて大きくなるために切刃部に撓みが生じることは少ないが、特許文献3、4に記載のテーパネックエンドミルのように切刃形状がスクエア刃、ボール刃、ラジアス刃のようなものであって、その外周側に軸線回りの回転軌跡が該軸線を中心とした円筒状をなす外周刃が形成されている場合には、切屑排出のためにある程度の溝深さを確保しようとすると、切刃部自体がテーパネック部との境界部から撓みを生じてしまうおそれがある。そして、このように切刃部に撓みが生じると、特に加工溝の溝壁面の傾斜が垂直に近い場合などには、切刃のないテーパネック部の先端側部分や切刃部との境界部がこの溝壁面に接触してしまい、溝壁面に傷をつけたり、エンドミル自体が折損してしまったりするおそれがある。
また、特に特許文献4のように、切刃部後方のネック部に工具軸(エンドミル本体の軸線)と平行な工具軸平行部を設けた場合、図8に示すようにかかる平行部1は、切刃部2に切刃を形成する前に該切刃部2と一体に円筒研削を施すことにより形成され、しかる後に切刃部2に溝研削と外周逃げ面研削を施して切刃3を形成することになるが、その際にこの平行部1の外径が切刃(外周刃)3の外径よりも一段大きくなってしまうおそれがある。なお、この図8において符号4はエンドミル本体、符号5は首部テーパ部、符号6はこのテーパ部5と平行部1とからなる首部を示し、さらに破線は切刃3を形成する前の切刃部2の外形を示している。従って、そのようなテーパネックエンドミルでは、切刃部2に僅かでも撓みが生じると、この平行部1と切刃部2との間の段差部7が溝壁面に接触してその加工品位を損なったり、エンドミルの折損を招いたりすることになる。
本発明は、このような背景の下になされたもので、上述のように回転軌跡がエンドミル本体の軸線と平行な円筒状をなす切刃を備えたテーパネックエンドミルにおいて、切刃部に多少の撓みが生じてもエンドミル本体が加工溝壁面に接触したりするのを防いで、加工品位の向上とエンドミル寿命の延長とを図ることが可能なテーパネックエンドミルを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部に、上記軸線回りの回転軌跡が該軸線を中心とした円筒状をなす切刃を備えた切刃部が形成されるとともに、この切刃部の後端側にはネック部が形成され、このネック部を、外径が後端側に向かうに従い漸次大きくなるテーパネック部と、これらテーパネック部と上記切刃部との間に形成されて、上記切刃の外径よりも小さな外径を有し、上記軸線に平行に延びる平行ネック部とから形成したことを特徴とする。
従って、このようなテーパネックエンドミルによれば、回転軌跡が上記軸線を中心とした円筒状をなす切刃を備えた切刃部と、外径が後端側に向けて漸次大きくなるテーパネック部との間に平行ネック部が形成されており、この平行ネック部は、軸線に対して平行に延びてはいるものの、その外径が上記切刃の外径よりも小さくされているので、剛性の乏しい切刃部に切削中に撓みが生じても、この平行ネック部により溝壁面との間隔を確保して、ネック部の先端側が溝壁面に接触するのを避けることができる。このため、このような接触によって溝壁面が傷つけられたり、あるいは接触の際の抵抗によってネック部に折損を生じたりするのを防ぐことができ、品位の高い加工溝壁面を形成するとともに、エンドミル寿命の延長を図ることが可能となる。
また、このようなテーパネックエンドミルを製造する際には、例えば予め平行ネック部を切刃外径よりも小さくなるように円筒研削等により形成した上で、切刃部に溝研削と逃げ面研削を施すことにより切刃を形成することができるので、特許文献4記載のテーパネックエンドミルのように平行ネック部の外径が切刃の外径よりも大きくなってしまうようなことがなく、確実に溝壁面との接触を避けることができる。なお、ここで、上記テーパネック部と平行ネック部との境界部を、上記軸線に沿った断面において凹曲線状をなすように形成すれば、軸線に平行な平行ネック部から外径が大きくなり始めるこの境界部に応力が集中するのを防いで、該境界部から折損が生じ易くなったりするのを防ぐことができる。
なお、上記平行ネック部の外径は、上記切刃の外径Dに対して0.85×D〜0.95×Dの範囲とされるのが望ましく、これよりも大きいと切刃部に撓みが生じた際に十分な間隔を溝壁面との間に確保することができなくなるおそれがある一方、逆にこれよりも小さいと平行ネック部自体が撓みやすくなってテーパネック部が溝壁面と接触したりするおそれが生じる。また、この平行ネック部の上記軸線方向の長さが長すぎると、上記ロングネックエンドミルと同様に平行ネック部に撓みが生じ易くなる一方、短かすぎてもテーパネック部が溝壁面に接触しやすくなるおそれがあるので、この平行ネック部の長さについては、上記切刃の外径Dに対して0.8×D〜2×Dの範囲とされるのが望ましい。
図1ないし図3は、本発明の一実施形態を示すものである。本実施形態においてエンドミル本体11は、超硬合金等の硬質材料により軸線Oを中心とした概略円柱の軸状に一体形成され、その後端側(図1、2において右側)部分は円柱状のままのシャンク部12とされる一方、先端側(図1、2において左側)部分には切刃部13が形成されて、この切刃部13とシャンク部12との間はネック部14とされ、上記シャンク部12が工作機械の主軸に保持されて軸線O回りにエンドミル回転方向Tに回転されつつ該軸線Oに交差する方向に送り出されることにより、上記切刃部13によって金型等の被削材に深溝加工等の切削加工を施してゆく。
上記切刃部13には、その先端から後端側に向けて軸線O回りにエンドミル回転方向T後方側に捩れる複数(本実施形態では2条)の切屑排出溝15が形成されており、これらの切屑排出溝15のエンドミル回転方向T側を向く壁面の外周側辺稜部に、それぞれ切刃16が形成されている。ここで、この切刃16は、切刃部13の後端側にあって軸線O回りの回転軌跡が該軸線Oを中心とする円筒状をなす外周刃17と、この外周刃17の先端に連なって、本実施形態では軸線O回りの回転軌跡が該軸線O上に中心を有する凸半球状をなす底刃18とから形成されたボールエンドミルの切刃とされている。
さらに、上記ネック部14は、先端側の上記切刃部13に連なる平行ネック部19と、後端側のシャンク部12に連なるテーパネック部20とから構成されている。このうちテーパネック部20は、その外径が、先端で上記平行ネック部19と等しくされて、後端側に向かうに従い一定の割合で漸次大きくなるようにされた軸線Oを中心とする円錐台状をなしている。ただし、このテーパネック部20の外径が後端側に向けて大きくなる割合はあまり大きくなく、本実施形態ではその外周面が軸線Oに沿った断面において該軸線Oに対してなす傾斜角θとして30’〜5°程度の範囲とされている。
また、このテーパネック部20の後端側部分には、上記シャンク部12との間に、本実施形態では図1および図2に示されるように軸線Oに対して上記傾斜角θよりも大きな傾斜角で後端側に向かうに従い漸次外径が大きくなる円錐台状の繋ぎ部21が形成されていて、この繋ぎ部21先端までが有効なテーパネック部20の長さとされる。なお、このような円錐台状の繋ぎ部21に代えて、後端側に向かいに従い傾斜角が漸次大きくなる、軸線Oに沿った断面が凹曲線状の繋ぎ部としてもよい。
一方、上記平行ネック部19は軸線Oを中心として該軸線Oに沿って延びる円柱状に形成され、従ってその外径dは一定とされている。そして、この平行ネック部19の外径dは、上記切刃部13の切刃16の外径D、すなわち外周刃17が上記回転軌跡においてなす円筒の外径Dよりも小さくされており、本実施形態では0.85×D〜0.95×Dの範囲とされている。また、この平行ネック部19の軸線O方向の長さLは、切刃16の外径Dに対して0.8×D〜2×Dの範囲とされている。
なお、本実施形態では、この平行ネック部19は、図3に示すように軸線Oを含む断面において、上記テーパネック部20とその境界部22において角度をもって交差するように形成されている一方、切刃部13との境界部23においては切刃16(外周刃17)の外径Dから一段内周側に後退するように段差をもって接続されている。また、上記切屑排出溝15の切上げ部分の手前までの心厚(軸線Oに直交する断面において切屑排出溝15の溝底面に接する軸線Oを中心とした円の直径)は一定とされている。ただし、上記ネック部14においては、切刃6は形成されてはいない。
このように構成されたテーパネックエンドミルにより上述のような金型における深溝加工を行う際に、上記エンドミル本体11は、例えば図4に示すようにその軸線Oが垂直に支持されて、ネック部14のテーパネック部20外周面を、垂直方向に対して僅かに傾斜した加工溝の溝壁面Wに沿わせつつ切刃部13が加工溝内に挿入され、この切刃部13により上記溝壁面Wを切削加工してゆく。ここで、上記切刃部13においては、切刃16(外周刃17)の回転軌跡が円筒状とされ、すなわちその外径Dが一定とされているところに切屑排出溝15が形成されることによって断面積が削がれて剛性が低減しており、また本実施形態では上記平行ネック部19の外径dが切刃16の外径Dより小さくされていることからも、上記切削加工時の溝壁面Wへの切刃16の切込みにより、図4に示したように切刃部13や平行ネック部19に撓みが生じ易い。
ところが、上記構成のテーパネックエンドミルでは、このように切刃部13や平行ネック部19に撓みが生じても、上述のように平行ネック部19の外径dが切刃部13における切刃16の外径Dよりも小さくされているので、ネック部14の特に平行ネック部19と溝壁面Wとの間に十分な間隔を確保することができ、溝壁面Wの傾斜がテーパネック部20の傾斜角θに近いような場合でも、このネック部14が溝壁面Wに接触して傷をつけたり、あるいはこの接触した部分からネック部14に折損が生じたりするような事態を防止することが可能となる。
この点、従来のテーパネックエンドミル、例えば特許文献4に記載のテーパネックエンドミルでは、切刃部2に連なる首部6の平行部1の外径が切刃3の外径より小さくされてはおらず、むしろ図8に示したように切刃3の外径よりも大きくなって段差部7が形成されるおそれがある。このため、上記と同様に切刃部2や平行部1に撓みが生じると、図5に示すように溝壁面Wと首部6との間に十分な間隔を確保することができずに首部6が溝壁面Wに接触し、該溝壁面Wを傷つけてその品位を損なったり、逆に首部6の溝壁面Wと接触した部分に負荷が集中して折損を招いたりするおそれがある。
また、このように平行ネック部19の外径dが切刃部13における切刃16の外径Dよりも小さくされているため、上記構成のテーパネックエンドミルでは、切刃部13に切刃16を形成する前に、予めこの平行ネック部19の外径dを外径Dよりも小さく形成しておいてから、溝研削や外周逃げ面研削によって切刃部13に切刃16を形成することにより、図3に破線で示した研削前の切刃部13の外径から研削後の切刃16の外径Dが小さくなっても、この外径Dよりも平行ネック部19の外径dを小さくしたままとすることができる。従って、より確実に切削加工時の溝壁面Wへのネック部14の接触を防止することができるので、上記構成のテーパネックエンドミルによれば、傷等のない高品位の溝壁面Wを有する深溝を金型等の被削材に形成することができるとともに、エンドミル寿命の延長を図って経済的な切削加工を図ることができる。
ただし、この平行ネック部19の外径dが切刃16の外径Dに対して小さすぎると、平行ネック部19自体が切削時の撓みに耐えきれなくなって折損の発生を防止することができなくなるおそれがある。その一方で、この外径dが大きすぎて、外径Dとの差が小さくなりすぎると、特許文献4に記載のテーパネックエンドミルと同様に溝壁面Wとの間隔を確保することができなくなるおそれがあるので、本実施形態のようにこの平行ネック部19の外径dは、切刃16の外径Dに対して0.85×D〜0.95×Dの範囲とされるのが望ましい。
また、この平行ネック部19の軸線O方向の長さLについても、これが長すぎると従来のロングネックエンドミルと同様に平行ネック部19の撓みが生じ易くなり、特にこの平行ネック部19の外径dが切刃16の外径Dよりも小さくされた上記構成のテーパネックエンドミルでは、平行ネック部19に折損のおそれも生じる。その一方で、この平行ネック部19の長さLが短すぎても、切刃部13とネック部14後端側のテーパネック部20との間隔が小さくなって、切刃部13や平行ネック部19に撓みが生じたときにこのテーパネック部20と溝壁面Wとの間隔を十分に確保することができなくなるおそれが生じるので、上記長さLについては、やはり本実施形態のように切刃16の外径Dに対して0.8×D〜2×Dの範囲とされるのが望ましい。
なお、本実施形態では、ネック部14において上記平行ネック部19とテーパネック部20との境界部22が軸線Oを含む上記断面において角度をもって交差するように形成されていたが、この平行ネック部9の外径dが切刃16の外径Dよりも小さくされて、撓みが生じたときに溝壁面Wとの間に十分な間隔が確保されるならば、図6に回転軌跡を示す変形例のように、この境界部22がテーパネック部20の先端において一段内周側に縮径するような段差部を介して平行ネック部19に連なるように形成されていてもよい。ただし、この場合には、上記平行ネック部19に切削抵抗によって撓みが生じたときに、こうして段差状に形成された境界部22に曲げ応力が集中して折損を惹起するおそれがあるので、上記実施形態のように円錐台状のテーパネック部20先端に円柱状の平行ネック部19が互いの外径dを等しくして段差を生じることなく連接されるように形成されるのが望ましい。
さらに、このような曲げ応力の集中による折損を一層効果的に防ぐには、このテーパネック部20と平行ネック部19との境界部22を、図7に示すように軸線Oに沿った断面において凹曲線状、特にこれら平行ネック部19とテーパネック部20とに滑らかに接する円弧等の凹曲線状をなすように形成するのがより望ましく、これにより、平行ネック部19に撓みが生じた際の曲げ応力を境界部22からその周辺に分散させることができる。なお、平行ネック部19と切刃部13との境界部23についても、上記軸線Oに沿った断面において、少なくとも平行ネック部19に滑らかに接する凹曲線状に形成すれば、切刃部13に撓みが生じたときでもこの境界部23への応力集中による該境界部23からの折損を回避することができる。
また、上記実施形態では、底刃18の回転軌跡が凸半球状をなすボールエンドミルについて説明したが、底刃18が軸線Oに略垂直な方向に延びて外周刃17に略直交するスクエアエンドミルや、この底刃18と外周刃17とが略1/4円弧状のコーナ刃を介して接続されるラジアスエンドミルに本発明を適用することも可能である。すなわち、切刃部13に、軸線O回りの回転軌跡が該軸線Oを中心とする円筒状をなす切刃16(外周刃17)が形成されていればよい。
本発明の一実施形態を示す側面図である。 図1に示す実施形態の軸線O回りの回転軌跡を示す図である。 図1に示す実施形態の切刃部13およびネック部14の先端側部分の回転軌跡を示す拡大図である。 図2に回転軌跡を示した実施形態により被削材の溝壁面Wを切削するときの状態を示す図である。 従来のテーパネックエンドミルにより被削材の溝壁面Wを切削するときの状態を示す図である。 図2に回転軌跡を示した実施形態の変形例を示す図である。 図3に回転軌跡を示した実施形態の変形例を示す拡大図である。 従来のテーパネックエンドミルの切刃部2および平行部1の先端側部分の回転軌跡を示す拡大図である。
符号の説明
11 エンドミル本体
13 切刃部
14 ネック部
15 切屑排出溝
16 切刃
17 外周刃
18 底刃
19 平行ネック部
20 テーパネック部
22 平行ネック部19とテーパネック部20との境界部
23 平行ネック部19と切刃部13との境界部
O エンドミル本体11の軸線
T エンドミル本体11の切削加工時の回転方向
D 切刃6(外周刃17)の外径
d 平行ネック部19の外径
L 平行ネック部19の軸線O方向の長さ

Claims (4)

  1. 軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部に、上記軸線回りの回転軌跡が該軸線を中心とした円筒状をなす切刃を備えた切刃部が形成されるとともに、この切刃部の後端側にはネック部が形成され、このネック部は、外径が後端側に向かうに従い漸次大きくなるテーパネック部と、これらテーパネック部と上記切刃部との間に形成されて、上記切刃の外径よりも小さな外径を有し、上記軸線に平行に延びる平行ネック部とから形成されていることを特徴とするテーパネックエンドミル。
  2. 上記テーパネック部と平行ネック部との境界部が、上記軸線に沿った断面において凹曲線状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のテーパネックエンドミル。
  3. 上記平行ネック部の外径が、上記切刃の外径Dに対して0.85×D〜0.95×Dの範囲とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテーパネックエンドミル。
  4. 上記平行ネック部の上記軸線方向の長さが、上記切刃の外径Dに対して0.8×D〜2×Dの範囲とされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のテーパネックエンドミル。
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