JP7481917B2 - 取付具、開口部装置及び取り付け方法 - Google Patents
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Description
そこで、窓枠取付装置では、掛止具のネジ挿通孔を長孔とし、さらに、掛止具を開口部に取り付けるためのネジ挿通孔をネジの外径に対して位置調節が可能な程度に十分に大きなサイズとして、内径の余裕の範囲で位置調節を可能としている。
躯体に形成された開口部の内側に開口枠を取り付ける取付具であって、
前記躯体又は前記開口枠の一方に取り付けられるアンカー部材と、当該アンカー部材を係止可能な係止部材と、前記躯体又は前記開口枠の他方に取り付けられ、前記係止部材を介して前記アンカー部材と連結可能なアンカー固定ブラケットとを備え、
前記アンカー部材は、前記躯体又は前記開口枠に連結される連結部と、所定方向に延在する本体部とを有し、
前記係止部材は、前記アンカー部材の前記本体部を受け入れる凹部を有し、
前記凹部の入り口に、前記凹部の入り口の幅を前記凹部の奥側よりも狭くすると共に、前記凹部に受け入れられた前記アンカー部材の前記本体部を係止する一対の係止爪が設けられ、
前記凹部の奥側には、前記アンカー部材の前記本体部に接する当接部が設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明は、前記当接部が、互いに逆となる二方向に向かって個別に折り曲げられた第一当接部と第二当接部とを含むことを特徴とする。
また、他の発明は、前記係止部材が、前記凹部及び前記一対の係止爪を有する第一部材と、前記当接部を有する第二部材とを有し、
前記当接部が前記アンカー部材の前記本体部よりも前記凹部の奥側に介挿された状態で、前記第二部材が前記第一部材に取り付けられていることを特徴とする。
さらに他の発明は、連結時に対向する前記係止部材と前記アンカー固定ブラケットの互いの対向面のいずれか一方に、
対向する相手側に凸となる断面弧状の周面部が設けられており、
前記周面部は、複数設けられ、当該複数の周面部は、頂点が同一線上に並ぶように配置されていることを特徴とする。
さらに、本発明は、係止部材が前記凹部及び前記一対の係止爪を有する第一部材と前記当接部を有する第二部材とを有する上記取付具により開口部の内側に開口枠を取り付ける開口枠の取り付け方法であって、
前記躯体又は前記開口枠の一方に取り付けられた前記アンカー部材の本体部を、前記係止部材の前記第一部材の前記凹部に受け入れて、前記一対の係止爪により係止する工程と、
前記当接部を前記アンカー部材の前記本体部よりも前記凹部の奥側に介挿して前記第二部材を前記第一部材に取り付ける工程と、
前記係止部材と前記アンカー固定ブラケットとを連結する工程とを備えることを特徴とする。
これにより、開口部の内側に開口枠を取り付ける際に、アンカー部材の本体部を係止部材の凹部内に受け入れることでアンカー部材と係止部材との連結を容易に行うことができる。さらに、当接部がアンカー部材の本体部に当接するので、アンカー部材に対する係止部材の傾きや回動をより確実に抑制して、係止部材を介してアンカー部材とアンカー固定ブラケットとを連結することができる。
このため、開口部に対する開口枠の取り付け作業負担を低減すると共に、安定的に開口枠を取り付けることが可能となる。
本発明に係る開口部装置の第1実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態はあくまで本発明の一例であり、本発明が下記に説明する実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で適宜変更可能である。
下記の実施形態は、本発明に係る開口部装置を窓枠の取り付けに適用した場合について示している。
図1は開口部装置100の屋内側の内観を示す正面図、図2は図1におけるW-W線に沿った開口部装置100の縦断面図、図3は図1におけるV-V線に沿った開口部装置100の横断面図である。なお、図1では後述する取付具60の図示は省略している。
開口部装置100は、建物の躯体に形成された矩形の開口部Hに設置される。
開口部装置100は、開口枠としての窓枠10と、当該窓枠10の内側に設けられた引戸障子である外障子2A及び内障子2Bと、躯体である建物の壁に形成された開口部Hに窓枠10の取り付けを行うための取付具60とを有する。
また、開口部装置100については、屋内側から見た場合の上下左右を開口部装置100の上下左右と定義する。さらに、開口部装置100については、屋外側を前、屋内側を後と定義する。
なお、本実施の形態では、特に断りがない場合には、開口部装置100の上下が鉛直上下方向に平行となり、開口部装置100の前後左右が水平方向に平行となるように建物に設置されている前提で各部の方向について説明する。
上枠3、下枠4及び縦枠5A,5Bは、アルミニウム合金の押し出し型材により形成されている。
これら各框21A、21B、22A、22B、23A、23B、24A,24Bもアルミニウム合金の押し出し型材により形成されている。
縦枠5A,5Bにおける各障子2A,2B側の面には、戸先框24A,24B側に凸となる凸条51A,51Bが上下方向に沿って設けられている。これらの凸条51A,51Bは、窓の閉鎖時に、戸先框24A,24Bの縦枠5A,5Bに対向する見込み面に設けられた樹脂製の戸当り部材(図示を省略)に差し込まれた状態となる。
また、縦枠5A,5Bには、窓の閉鎖時に、戸先框24A,24Bの後側壁に摺接するシール部材52A,52Bが設けられている。
各上部案内レール31A,31Bは、下方に向かって凸となる凸条であり、各上框21A,21Bの左右方向の両端部に設けられたガイドブロック211A,211Bに形成されたガイド溝212A,212Bに挿入されている。この構成により、各障子2A,2Bの上端部は、上枠3によって左右方向に移動可能に支持される。
また、上框21A,21Bには、上部案内レール31A,31Bに摺接する配置でシール部材213A,213Bが設けられている。
なお、外障子2Aの外形寸法は、内障子2Bよりも上下方向に幾分長く設定されているため、下框22Aの下端部は、下框22Bの下端部より低位置に配置される。これに対応して、下枠4の底板が前斜め下方向に傾斜して形成され、外障子2Aに対応する下部案内レール41Aが内障子2Bに対応する下部案内レール41Bよりも低位置に配置される。
これら各戸車221A,221Bは、下部案内レール41A,41Bがはまり込む凹溝222A,222Bが外周面に形成されている。
この構成により、各障子2A,2Bの下端部は、下枠4によって左右方向に滑動可能に支持されている。
また、下枠4には、各下框22A,22Bの後側壁223A,223Bに摺接する配置でシール部材42A,42Bが設けられている。
窓枠10を躯体の開口部Hに取り付けるための取付具60について説明する。図1における符号tは、取付具60の取り付け位置を示している。
躯体の開口部Hは、窓枠10よりも一回りほど大きなサイズの矩形の開口であり、開口部Hの内縁部は、窓枠10の上枠3、下枠4及び一対の縦枠5A,5Bの各々と対向するように、例えばRC構造の壁部である構造材C(図4参照)によって構成されている。
即ち、図1のように、窓枠10の上枠3は、対向する構造材Cに対して左右方向に点在する五つの取り付け位置tで取付具60により連結され、一対の縦枠5A,5Bは、それぞれ対向する構造材Cに対して上下方向に点在する四つの取り付け位置tで取付具60により連結されている。なお、取付具60の取り付け数は、窓枠10の左右方向及び上下方向の大きさに応じて適宜変更される。
上記アンカー部材61、係止部材62及びアンカー固定ブラケット63は、いずれもアルミニウム合金、スチール等の金属平板から打ち抜き加工、プレス加工等の加工を施して形成されている。また、金型による一体成型でも良い。
以下、上記アンカー部材61、係止部材62及びアンカー固定ブラケット63の各部分については、縦枠5Bと構造材Cの間で取り付けられた状態での方向を基準として説明する。
また、アンカー部材61、係止部材62及びアンカー固定ブラケット63の各部の方向については、特に断りがない場合には、これらの各部材が誤差やズレ、ガタつきのない状態で取り付けられていることを前提として説明する。
縦枠5Bの右端部の前側の角部と後側の角部には、互いに対向するように形成されたリップ部53B,53Bが、上下方向の全長に渡って形成されている。
そして、アンカー部材61は、後述する構造によって、対向するリップ部53B,53Bの間に取り付けることが可能である。
そして、アンカー部材61の平板形状は、その平板面に対して右方から見て略クランク状を呈しており、図5に示すように、前後方向における両端の端部611がそれぞれ前方と後方とに延出され、これらの中間に位置する本体部612は前斜め下方向(後斜め上方向)に延在している。
本体部612は、その延在方向(前斜め下方向)に直交する方向の幅が一定となっている。また、本体部612は、上下両側の側縁部が平行なので、アンカー部材61の前後方向についても幅が一定となっている。
前側の端部611と後側の端部611とは、これらの間の本体部612により、上下方向に離隔した配置となっている。
図4に示すように、前側の端部611と連結部613との間には、前方に拡開した隙間空間が形成されるので、縦枠5Bの前側のリップ部53Bを後方から差し込んで挟持することができる。
同様に、後側の端部611と連結部613との間には、後方に拡開した隙間空間が形成されるので、縦枠5Bの後側のリップ部53Bを前方から差し込んで挟持することができる。
縦枠5Bにアンカー部材61を取り付ける場合には、中間に位置する本体部612の前後方向に対する傾斜角度が図5の状態より大きく傾斜するように左右方向(図5における紙面奥行き方向)を軸として時計方向(又は反時計方向)にアンカー部材61を傾動させた状態にする。
そして、各リップ部53B,53Bの内側に両側の端部611を通過させる。
さらに、両側の端部611の右面を各リップ部53Bの左面に当接させた状態で、中間に位置する本体部612が図5の取り付け状態の傾斜角度となるようにアンカー部材61を、左右方向を軸として反時計方向(又は時計方向)に全体的に傾動させることで、前後の端部611と連結部613との隙間空間に各リップ部53Bが差し込まれた状態となり、アンカー部材61を各リップ部53B,53Bの間に取り付けることができる。
図6(A)はアンカー固定ブラケット63を上方から見た図、図6(B)は後方から見た図である。
図4~図6に示すように、縦枠5Bの取り付けが行われる構造材Cは、上下方向及び前後方向に延在する取付面C1を有する。そして、アンカー固定ブラケット63は、構造材Cの取付面C1上に締結部材としてのネジ635(コンクリートネジ)の締結によって固定されている。
そして、折曲部632の後面には、上下方向に延在する周面部633が例えば接着等により取り付けられている。なお、周面部633は、折曲部632に対して接着に限らず、いかなる方法で取り付けてもよい。この周面部633は、断面形状が後方に凸となる略円弧状であって、上下方向について断面形状が一様となっている。なお、ここでいう略円弧状とは、真円の円弧でも良いし、長円や楕円の円弧でもよい。
また、周面部633は、折曲部632を断面円弧状に曲げ加工して形成しても良い。
このため、取り付けの誤差等により、アンカー固定ブラケット63の折曲部632が取付面C1に対して前後方向に傾きを生じた場合、及び/又は、係止部材62がアンカー部材61に対して前後方向に傾きを生じた場合であっても、周面部633の周面で接するので係止部材62が広範囲で接触した状態を維持することができ、安定的に連結状態を維持することが可能である。
図7(A)は係止部材62を上方から見た図、図7(B)は後方から見た図、図8は係止部材62がアンカー部材61の本体部612を受け入れる場合の姿勢を右方から見た図である。
図4、図5及び図7に示すように、係止部材62は、全体形状が略矩形の平板からなり、アンカー部材61に取り付けられた状態で平板面が上下方向及び左右方向に平行に向けられる。
フランジ部626の近傍には、上下二箇所に後述する連結部材としてのドリルネジ64を挿通する挿通孔としての貫通孔625が形成されている。貫通孔625は、ドリルネジ64を円滑に挿通可能な孔であるため、内側には雌ネジは形成されておらず、その内径は、ドリルネジ64の雄ネジ外径より僅かに大きくなっている。
なお、フランジ部626は、平板部に比べ前後方向が厚くなっているため、フランジ部626を把持することでアンカー部材61への取り付け作業を円滑に行うことができる。また、後述する第2実施形態の第二部材62bを第一部材62aに取り付ける際の左右方向の基準となる。
凹部621は、係止爪622の部分を除いて、その上下幅が一定となるように形成されている。この凹部621は、係止部材62をアンカー部材61に取り付ける際に、アンカー部材61の本体部612を内側に受け入れることができる。
具体的には、図8に示すように、一対の係止爪622の先端部の間隔は、アンカー部材61の本体部612の延在方向(前斜め下方向)に対する直交方向の幅より僅かに広くなっている。
つまり、係止部材62の平板面の角度θがアンカー部材61の本体部612の延在方向に対して直角となるように傾けた場合に、一対の係止爪622の先端部の間を本体部612が通過することが可能な幅となっている。
第一当接部623は、前方に向かって折り曲げられ、第二当接部624は、後方に向かって折り曲げられている。そして、各当接部623,624は、いずれも平板状であって、その平板面が同一平面上に並ぶように左側に平坦な当接面となっている。各当接部623,624の当接面は、いずれも、平板状の係止部材62の板厚よりも前後方向(見込み方向)に幅が広くなっている。つまり、各当接部623,624の当接面は、係止部材62の凹部621の内側の各当接部623,624以外のいずれの部位の厚さよりも前後方向の幅が広くなっている。
これにより、第一当接部623及び第二当接部624は、凹部621に受け入れられたアンカー部材61の本体部612の右側の平坦面に対して前後方向に幅の広い当接面で面接触し、アンカー部材61に対して係止部材62が直角となる向きをより確実に維持し、傾斜を抑制することができる。
上記取付具60による窓枠10の取り付け方法を図4~図8に基づいて説明する。
縦枠5Bにアンカー部材61を取り付ける場合には、アンカー部材61の本体部612の前後方向に対する傾斜角度が図5の状態より大きく傾斜するように左右方向を軸として時計方向(又は反時計方向)に傾動させた状態にする。これにより、アンカー部材61の両側の端部611の前後方向における距離が縮まり、対向する二つのリップ部53Bの間をアンカー部材61が通ることができる。
さらに、両側の端部611の右面を各リップ部53Bの左面に当接させた状態で、アンカー部材61を前回と逆方向、即ち、左右方向に平行な回動軸を中心として反時計方向(又は時計方向)に傾動させる。
これにより、前後の端部611と連結部613との隙間空間に各リップ部53Bが差し込まれた状態となり、アンカー部材61を各リップ部53B,53Bの間に取り付けることができる。
このように、各アンカー部材61を傾けることにより縦枠5Bに対する取り付けと取り外しを行うことができるので、アンカー部材61の上下方向の位置調整のための取り付け、取り外しも容易に行うことができる。
この場合、アンカー固定ブラケット63の周面部633が後方に凸となる向きでその上下方向が縦枠5Bの長手方向と同じ方向となるように、貫通孔634に通したネジ635により基端部631を構造材Cの取付面C1に締結固定する。
前述した図8に示すように、係止部材62の平板面を、アンカー部材61の本体部612の延在方向(前斜め下方向)に直交する状態とし、一対の係止爪622の先端部の間を通過させて凹部621内に本体部612を受け入れるように、係止部材62をアンカー部材61側に移動させる。
このとき、本体部612の右面に第一当接部623及び第二当接部624の左側の当接面を面接触させることで、アンカー部材61に対して係止部材62を直角により確実に維持することができる。
そして、係止部材62の適正な向きへの傾動により、一対の係止爪622は、それぞれ本体部612の背後(受け入れ方向と逆側の面、即ち、左面)に回り込み、アンカー部材61に対して係止部材62の右方(アンカー部材61に対して係止部材62が離隔する方向)への移動を規制する。
なお、係止部材62は、アンカー部材61に取り付けられた状態から、幾分傾動させることで、本体部612の延在方向に沿って移動させることができる。つまり、係止部材62の前後方向の位置を容易に調整して決めることが可能である。換言すれば、窓枠10を構造材Cに対して見込み方向に容易に調整して、窓枠10の取付位置を決めることが可能である。
この場合、アンカー固定ブラケット63の折曲部632の周面部633に対して、後方から係止部材62の前面を当接させて、各貫通孔625に通されたドリルネジ64をねじ込み、双方を連結する。
アンカー固定ブラケット63の折曲部632及び周面部633には、予め、ネジ孔は形成されていないが、ドリルネジ64を使用することにより、折曲部632及び周面部633にネジ孔を形成しつつ、締結することができる。
係止部材62とアンカー固定ブラケット63とを連結する際には、係止部材62をアンカー固定ブラケット63側に引き寄せて、一対の係止爪622がアンカー部材61の本体部612の左面に当接した状態とすることが好ましい。その際、係止部材62の各当接部623A,624Aの当接面と、アンカー部材61の本体部612の右側の平坦面の間に、スペーサー(図示を省略)等を差し込んでも良い。
但し、各部の部材の加工誤差、取り付け誤差、ギャップGの寸法、部材の撓み等の各種の要因によって各ドリルネジ64の中心位置は周面部633の頂点に対してズレを生じ得る。
そのような場合でも、図11に示すように、周面部633は、周面で係止部材62に接するので、一定の幅を持った接触面で接触した状態を維持することができ、互いに連結された係止部材62とアンカー固定ブラケット63の互いの向きが、連結後に変動することを抑制し、連結時の姿勢を維持することができる。
上枠3と対向する構造材Cとの間に設けられる取付具60は、既に述べた縦枠5Bと構造材Cとの間に設けられる取付具60の説明における「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」をそれぞれ「左」、「右」、「下」、「上」、「前」、「後」に置き換えることにより適正な位置又は方向となる。
また、縦枠5Aと対向する構造材Cとの間に設けられる取付具60は、既に述べた縦枠5Bと構造材Cとの間に設けられる取付具60の説明における「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」をそれぞれ「上」、「下」、「右」、「左」、「後」、「前」に置き換えることにより適正な位置又は方向となる。
この台座70は、下枠4の下部に取り付けられたアンカー部材71と、アンカー部材71から下方に延びる柱状体72と、柱状体72を挟持する挟持部材73と、挟持部材73を嵌め込み可能であって挟持部材73のバネ圧によって保持されるC型チャンネル材からなる土台74とを備えている。土台74は、下側の構造材にネジ止めにより固定されている。
従って、下枠4の下側にアンカー部材71を取り付け、アンカー部材71の柱状体72を挟持部材73で挟持しつつ、土台74の一対のリップ部に挟持部材73を嵌め込むことにより、下枠4を構造材に取り付けることができる。
上記開口部装置100の取付具60は、係止部材62が、アンカー部材61の本体部612を受け入れる凹部621を有し、一対の係止爪622が凹部621内の本体部612を係止する構造であるため、係止部材62をアンカー部材61に対して容易に取り付けることができる。また、係止部材62を本体部612の延在する方向に容易に位置調整することが可能である。
さらに、係止部材62は、凹部621の奥側に第一当接部623及び第二当接部624を備えているので、アンカー部材61に対する係止部材62の取り付け方向を安定的に維持することができ、窓枠10を開口部Hに安定的に固定することが可能となる。
特に、当接部は、互いに逆となる二方向に向かって個別に折り曲げられた第一当接部623と第二当接部624と有するので、これらが両側から係止部材62を維持することで、開口部Hに対する窓枠10の取り付け状態をより安定的に維持することができる。
このため、各部材の加工誤差、取り付け誤差、部材の撓み、或いは構造材Cのゆがみ、変形等の各種の要因によって係止部材62及び/又はアンカー固定ブラケット63の折曲部632に傾きが生じた状態や、ドリルネジ64の中心位置が周面部633の頂点に対してズレが生じた状態で連結された場合であっても、周面部633の周面に係止部材62が接触した状態を維持することができ、連結後の安定状態を高く維持することが可能である。
図9はアンカー部材61の表裏面を反転させた状態で縦枠5Bに取り付けた場合の取付具60を上方から見た図、図10は図9の取付具60を右方から見た図である。
アンカー部材61の本体部612は、前後方向に延在する両側の側縁部が傾斜しているので、当該連結作業の際に、アンカー部材61の表裏面を反転させると、本体部612の傾斜方向も反転させることができる。よって、縦枠5Bに対してアンカー部材61のどちらの面を向けて取り付けても、本体部612は上向き又は下向きに傾斜しているので、係止部材62の取り付けが可能である。また、取り付け誤差や部材の撓み等の各種の要因によって、縦枠5Bの各取り付け位置t(図1参照)における前後位置D(図11参照)が長手方向で異なる場合でも、本体部612の傾斜によって、アンカー部材61に対する係止部材62の前後位置Dの調整が可能であり、作業性の向上を図ることが可能である。
なお、このように、アンカー部材61の表裏面を反転させて取り付ける構成については、後述する他の実施形態についても適用可能である。
上記実施形態では、アンカー部材61を縦枠5Bに取り付け、アンカー固定ブラケット63を開口部Hの構造材Cに取り付ける場合を例示したが、開口部H側にアンカー部材61を取り付け、縦枠5B側にアンカー固定ブラケット63を取り付けて、相互間を係止部材62で連結してもよい。
なお、このように、アンカー部材61とアンカー固定ブラケット63の取り付け位置を交換する構成については、後述する他の実施形態についても適用可能である。
以下、図面に基づいて取付具60Aについて説明する。
なお、第2実施形態における取付具60Aも窓枠10の周囲の複数の取り付け位置t(図1参照)に設けられるが、第1実施形態と同様に、縦枠5Bと構造材Cとの間に設けられる構成を例示する。この取付具60Aの場合も、縦枠5Bと構造材Cとの間に設けられている状態での方向を基準として説明する。
なお、以下に説明する取付具60Aについて、前述した取付具60と同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略し、主に取付具60と異なる点について説明する。
上記係止部材62Aを構成する第一部材62a及び第二部材62bとアンカー固定ブラケット63Aは、いずれもアルミニウム合金、スチール等の金属平板から打ち抜き加工、プレス加工等の加工を施して形成されている。また、金型による一体成型でも良い。
アンカー固定ブラケット63Aは、折曲部632に対して、係止部材62Aの第一部材62a及び第二部材62bとを連結するネジ627Aの先端部との干渉を回避するために周面部633Aは頂点が同一線上に並ぶように二箇所に分離して設けられている。また、各周面部633Aの頂点の並ぶ方向は、縦枠5Bの長手方向と同じ方向に設けられている。
即ち、折曲部632の後面における上下方向中間部を避けてその両側にそれぞれ周面部633Aが設けられている。
これにより、ネジ627Aの先端部が各周面部633Aに干渉せず、係止部材62Aの前面に対して良好な周面接触状態を維持して周面部633Aを連結することができる。
図12に示すように、係止部材62Aは、前述した第一部材62aと第二部材62bとを有する。
図13(A)は第一部材62aを上方から見た図、図13(B)は後方から見た図、図14(A)は第二部材62bを上方から見た図、図14(B)は後方から見た図である。
また、平板面の中央には、第二部材62bを締結固定するためのタップ孔628Aが形成されている。
また、第二部材62bの左端部には、第二部材62bの平板面からアンカー部材61の見込み方向に向かって、直角に折曲された当接部としての第一当接部623A及び第二当接部624Aが設けられている。
第一当接部623Aは、前方に向かって折り曲げられ、第二当接部624Aは、後方に向かって折り曲げられている。そして、各当接部623A,624Aは、同一平面上に並ぶように左側に当接面が設けられている。各当接部623A,624Aの当接面は、アンカー部材61の本体部612の右側の平坦面に面接触し、アンカー部材61に対して係止部材62Aが直角となる向きを維持し、傾斜をより確実に抑制することができる。
上記取付具60による窓枠10の取り付け方法を図12、図15及び図16に基づいて説明する。
図15(A)はアンカー部材61に係止部材62Aの第一部材62aを取り付ける工程を上方から見た図、図15(B)は後方から見た図、図16(A)は第一部材62aに第二部材62bを取り付ける工程を上方から見た図、図16(B)は後方から見た図である。
また、アンカー部材61の取り付けの前後いずれでも良いが、縦枠5Bに対向する構造材Cの取付面C1上であって、各取り付け位置tに対応する位置に、アンカー固定ブラケット63Aの取り付けを行う。
この場合、アンカー固定ブラケット63Aは、周面部633Aが後方に凸となる向きで構造材Cにネジ635により締結固定される。
この場合、図15に示すように、アンカー部材61の本体部612の延在方向に直交する方向に第一部材62aの平板面を傾けた状態(図8参照)とし、一対の係止爪622Aの先端部の間を通過させて凹部621A内に本体部612を受け入れるように、第一部材62aをアンカー部材61側に移動させる。
そして、第一部材62aの適正な向きへの傾動により、一対の係止爪622Aは、それぞれ本体部612の背後(左面側)に回り込み、第一部材62aがアンカー部材61に取り付けられる
第一部材62aの凹部621Aの開口部深さ(凹部621Aの内側右端面から各係止爪622Aの右端面までの距離)は、その取り付けを容易に行うために本体部612の厚さよりも幅を若干広くしてギャップを設けている。
このギャップに対して第二部材62bの第一当接部623Aを挿入しつつ、当該第二部材62bを第一部材62aの後面側にネジ627Aの締結により固定する。
この場合、第一当接部623Aは、上記ギャップを埋めるスペーサーとして機能する。また、第一及び第二当接部623A,624Aは、アンカー部材61の本体部612の右面に当接して係止部材62Aのアンカー部材61に対する前後方向の傾動や上下方向の回動をより確実に抑制する。
この場合、アンカー固定ブラケット63Aの折曲部632の周面部633Aに対して、後方から係止部材62Aの第一部材62aの前面を当接させて、各貫通孔625Aに通されたドリルネジ64をねじ込み、双方を連結する。各貫通孔625Aは、左右方向に沿った長孔なので、各ドリルネジ64の中心を周面部633Aの頂点に位置決めしてねじ込みを行う。
これらの位置又は方向の置き換えについては、第1実施形態の場合と同一である。
上記取付具60Aは、取付具60と同一の技術的効果を有する。
さらに、取付具60Aでは、係止部材62Aが第一部材62aと第二部材62bとを有し、第二部材62bの第一当接部623Aを第一部材62aの凹部621Aとアンカー部材61の本体部612との間に介挿してスペーサーとしての機能も持たせている。
このため、アンカー部材61に対する第一部材62aの取り付けの際には、凹部621A内にギャップを持たせることで、取り付け作業や位置調整作業を円滑に行うことを可能としつつも、第二部材62bの取り付け後はギャップを十分に低減することができる。従って、アンカー部材61に対する係止部材62の前後方向の傾動や上下方向(上枠においては左右方向)の回動をより確実に抑制し、窓枠10を開口部Hに対してさらに安定的に取り付けることが可能となる。
このため、係止部材62A側からドリルネジ64の締結を行う場合に、その位置を貫通孔625Aに沿って調整することができ、周面部633Aの頂点に位置合わせを行うことができる。
従って、係止部材62Aがアンカー固定ブラケット63Aの周面部633Aの頂点で連結され、これらを安定的に連結することが可能となる。
この場合も、ドリルネジ64の締結位置を周面部633Aの頂点に合わせることができ、係止部材62Aとアンカー固定ブラケット63Aとを安定的に連結することが可能となる。
第3実施形態としての取付具60Bについて説明する。
この第3実施形態における取付具60Bも窓枠10の周囲の複数の取り付け位置t(図1参照)に設けられるが、第1実施形態と同様に、縦枠5Bと構造材Cとの間に設けられる構成を例示する。この取付具60Bの場合も、縦枠5Bと構造材Cとの間に設けられている状態での方向を基準として説明する。
なお、以下に説明する取付具60Bについて、前述した取付具60,60Aと同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略し、主に取付具60,60Aと異なる点について説明する。
前述した取付具60,60Aは、アンカー固定ブラケット63,63A側に周面部633,633Aを設けていたが、この取付具60Bは、係止部材62B側に周面部62dを設けることを特徴とする。
アンカー固定ブラケット63Bは、前述したアンカー固定ブラケット63から周面部633を除いたものと同一である。
図18(A)は係止部材62Bの第一部材62cを前方から見た図、図18(B)は上方から見た図、図18(C)は後方から見た図である。
図17に示すように、係止部材62Bは、第一部材62cと、第二部材62bと、第一部材62cに設けられた周面部62dを有する。
さらに、第一部材62cの左端部には、前述した第一部材62aと同一の凹部621A及び一対の係止爪622Aが形成されている。
この周面部62dは、アンカー固定ブラケット63B側に断面形状が凸となる略円弧状であって、上下方向について断面形状が一様となっている。周面部62dの材質は前述した周面部633と同一である。
また、周面部62dは、タップ孔628Aを避けるように、左端部の中央はU字状に一部切り欠かれている。
なお、周面部62dは、ドリルネジ64を用いることを想定して第一部材62cの二つの貫通孔625を閉塞して設けられているが、貫通孔625と同位置に貫通孔を形成しておいても良い。
上記取付具60Bによる窓枠10の取り付け方法を図17、図19及び図20に基づいて説明する。
図19(A)はアンカー部材61に係止部材62Bの第一部材62cを取り付ける工程を上方から見た図、図19(B)は後方から見た図、図20(A)は第一部材62cに第二部材62bを取り付ける工程を上方から見た図、図20(B)は後方から見た図である。
また、アンカー部材61の取り付けの前後いずれでも良いが、縦枠5Bに対向する構造材Cの取付面C1上であって、各取り付け位置tに対応する位置に、アンカー固定ブラケット63Bの取り付けを行う。
さらに、第一部材62cに第二部材62bの取り付けを行う。この取り付けも、図20に示すように、前述した取付具60Aの第二部材62bの取り付けと同様に行うことができる。
この場合、係止部材62Bの周面部62dに対して、前方からアンカー固定ブラケット63Bの折曲部632の後面を当接させて、各貫通孔625に通されたドリルネジ64をねじ込み、双方を連結する。各貫通孔625は、その中心が前後方向について周面部62dの頂点と一致するように設けられているので、アンカー固定ブラケット63Bの折曲部632を周面部62dの頂点に当接した状態で連結することができる。
これらの位置又は方向の置き換えについては、第1実施形態の場合と同一である。
上記取付具60Bは、取付具60と同一の技術的効果を有する。また、取付具60Bは、係止部材62Bが第一部材62cと第二部材62bとを有する点について、取付具60Aと同一の技術的効果を有する。
さらに、上記取付具60Bは、係止部材62Bに周面部62dが設けられ、さらに、係止部材62Bにアンカー固定ブラケット63Bと連結するドリルネジ64の貫通孔625が設けられている。
このため、係止部材62Bに対して、アンカー固定ブラケット63Bの折曲部632を周面部62dの頂点に当接するように、相互に連結することが可能となる。従って、係止部材62Bとアンカー固定ブラケット63Bとを安定的に連結することができ、開口部Hに対して窓枠10を安定的に固定することが可能となる。
2B 内障子
3 上枠
4 下枠
5A,5B 縦枠
10 窓枠(開口枠)
21A,21B 上框
22A,22B 下框
23A,23B 召し合わせ框
24A,24B 戸先框
25A,25B ガラスパネル
31A,31B 上部案内レール
41A,41B 下部案内レール
42A,42B シール部材
51A,51B 凸条
52A,52B シール部材
53B,53B リップ部
60,60A,60B 取付具
61 アンカー部材
62,62A,62B 係止部材
62a 第一部材
62b 第二部材
62c 第一部材
62d 周面部
63,63A,63B アンカー固定ブラケット
64 ドリルネジ
70 台座
71 アンカー部材
72 柱状体
73 挟持部材
74 土台
100 開口部装置
611 端部
612 本体部
613 連結部
621,621A 凹部
622,622A 係止爪
623,623A 第一当接部
624,624A 第二当接部
625,625A 貫通孔(挿通孔)
626 フランジ部
627A ネジ
628A タップ孔
629A 貫通孔(挿通孔)
631 基端部
632 折曲部
633,633A 周面部
634 貫通孔(挿通孔)
635 ネジ
C 構造材
C1 取付面
G ギャップ
H 開口部
t 取り付け位置
Claims (9)
- 躯体に形成された開口部の内側に開口枠を取り付ける取付具であって、
前記躯体又は前記開口枠の一方に取り付けられるアンカー部材と、当該アンカー部材を係止可能な係止部材と、前記躯体又は前記開口枠の他方に取り付けられ、前記係止部材を介して前記アンカー部材と連結可能なアンカー固定ブラケットとを備え、
前記アンカー部材は、前記躯体又は前記開口枠に連結される連結部と、所定方向に延在する本体部とを有し、
前記係止部材は、前記アンカー部材の前記本体部を受け入れる凹部を有し、
前記凹部の入り口に、前記凹部の入り口の幅を前記凹部の奥側よりも狭くすると共に、前記凹部に受け入れられた前記アンカー部材の前記本体部を係止する一対の係止爪が設けられ、
前記凹部の奥側には、前記アンカー部材の前記本体部に接する当接部が設けられており、
前記当接部は、互いに逆となる二方向に向かって個別に折り曲げられた第一当接部と第二当接部とを含むことを特徴とする取付具。 - 躯体に形成された開口部の内側に開口枠を取り付ける取付具であって、
前記躯体又は前記開口枠の一方に取り付けられるアンカー部材と、当該アンカー部材を係止可能な係止部材と、前記躯体又は前記開口枠の他方に取り付けられ、前記係止部材を介して前記アンカー部材と連結可能なアンカー固定ブラケットとを備え、
前記アンカー部材は、前記躯体又は前記開口枠に連結される連結部と、所定方向に延在する本体部とを有し、
前記係止部材は、前記アンカー部材の前記本体部を受け入れる凹部を有し、
前記凹部の入り口に、前記凹部の入り口の幅を前記凹部の奥側よりも狭くすると共に、前記凹部に受け入れられた前記アンカー部材の前記本体部を係止する一対の係止爪が設けられ、
前記凹部の奥側には、前記アンカー部材の前記本体部に接する当接部が設けられており、
前記係止部材は、前記凹部及び前記一対の係止爪を有する第一部材と、前記当接部を有する第二部材とを有し、
前記当接部が前記アンカー部材の前記本体部よりも前記凹部の奥側に介挿された状態で、前記第二部材が前記第一部材に取り付けられていることを特徴とする取付具。 - 連結時に対向する前記係止部材と前記アンカー固定ブラケットの互いの対向面のいずれか一方に、
対向する相手側に凸となる断面弧状の周面部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付具。 - 躯体に形成された開口部の内側に開口枠を取り付ける取付具であって、
前記躯体又は前記開口枠の一方に取り付けられるアンカー部材と、当該アンカー部材を係止可能な係止部材と、前記躯体又は前記開口枠の他方に取り付けられ、前記係止部材を介して前記アンカー部材と連結可能なアンカー固定ブラケットとを備え、
前記アンカー部材は、前記躯体又は前記開口枠に連結される連結部と、所定方向に延在する本体部とを有し、
前記係止部材は、前記アンカー部材の前記本体部を受け入れる凹部を有し、
前記凹部の入り口に、前記凹部の入り口の幅を前記凹部の奥側よりも狭くすると共に、前記凹部に受け入れられた前記アンカー部材の前記本体部を係止する一対の係止爪が設けられ、
前記凹部の奥側には、前記アンカー部材の前記本体部に接する当接部が設けられており、
連結時に対向する前記係止部材と前記アンカー固定ブラケットの互いの対向面のいずれか一方に、
対向する相手側に凸となる断面弧状の周面部が設けられており、
前記周面部は、複数設けられ、当該複数の周面部は、頂点が同一線上に並ぶように配置されていることを特徴とする取付具。 - 前記当接部は、互いに逆となる二方向に向かって個別に折り曲げられた第一当接部と第二当接部とを含むことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の取付具。
- 前記係止部材と前記アンカー固定ブラケットの内、前記周面部が設けられている方に、前記係止部材と前記アンカー固定ブラケットとを連結するネジの挿通孔が設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の取付具。
- 前記係止部材と前記アンカー固定ブラケットの内、前記周面部が設けられていない方に、前記係止部材と前記アンカー固定ブラケットとを連結するネジの挿通孔が設けられ、当該挿通孔が前記周面部の延在方向に交差する方向に沿った長孔であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の取付具。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の取付具を備えることを特徴とする開口部装置。
- 請求項2に記載の取付具により前記開口部の内側に前記開口枠を取り付ける開口枠の取り付け方法であって、
前記躯体又は前記開口枠の一方に取り付けられた前記アンカー部材の本体部を、前記係止部材の前記第一部材の前記凹部に受け入れて、前記一対の係止爪により係止する工程と、
前記当接部を前記アンカー部材の前記本体部よりも前記凹部の奥側に介挿して前記第二部材を前記第一部材に取り付ける工程と、
前記係止部材と前記アンカー固定ブラケットとを連結する工程とを備えることを特徴とする開口枠の取り付け方法。
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